JPH018424Y2 - - Google Patents

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JPH018424Y2
JPH018424Y2 JP1984136005U JP13600584U JPH018424Y2 JP H018424 Y2 JPH018424 Y2 JP H018424Y2 JP 1984136005 U JP1984136005 U JP 1984136005U JP 13600584 U JP13600584 U JP 13600584U JP H018424 Y2 JPH018424 Y2 JP H018424Y2
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shift
sleeve
ball
shaft
head
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は自動車におけるトランスフアのコン
トロール装置、詳しくはシフトフオークをもつた
スリーブと、シフトレバーに連動するシフトヘツ
ドとをシフトシヤフトに摺動自由に支持すると共
に、前記スリーブとシフトヘツドとの間に、前記
シヤフトとシフトヘツドとに設ける1対のボール
溝と、前記スリーブに保持された前記ボール溝と
係合するボールとから成る連動手段を設け前記シ
フトヘツド42の移動を前記第2ボール溝64に
係合する前記ボール60を介して前記スリーブ4
1に伝え、該スリーブ41を移動させて前記シフ
トフオーク40を第1シフト位置から第2シフト
位置に作動させ、かつ、前記ボール60の前記第
1ボール溝62への係合で、前記スリーブ41の
シフトヘツド42との追従移動を遮断し、前記シ
フトヘツド42のみの移動を可能にした自動車に
おけるトランスフアのコントロール装置に関す
る。
(従来の技術) 一般にこの種トランスフアのコントロール装置
は、トランスフアーケース内にハイロー切換用シ
フトフオーク2・4輪切換用シフトフオークとを
備え、これら各シフトフオークを個別に摺動させ
ることでトランスフアを例えば2H,4H、N、4L
の4段階に切換えるごとくしている。
しかして前記トランスフアのコントロール装置
として、本願出願人は以前に特願昭59−127211号
(特開昭61−6448号公報参照)において、トラン
スフアケース内に支持したシフトシヤフトに、シ
フトフオークをもつたスリーブと、シフトレバー
に連動するシフトヘツドとを摺動自由に支持する
と共に、前記スリーブとシフトヘツドとの間に、
前記シヤフトとシフトヘツドとに設ける1対のボ
ール溝と、前記スリーブに保持された前記ボール
溝と係合するボールとから成る連動手段を設けた
コントロール装置を提案したのである。
斯くして前記トランスフアの切換操作時、例え
ば2Hポジシヨンから4Hポジシヨンへの切換操作
時、また前記とは逆に4Hポジシヨンから2Hポジ
シヨンへの切換操作時に、前記スリーブに保持し
たボールを前記シフトヘツドに形成したボール溝
に係合させて、前記スリーブとシフトヘツドとを
結合し、該シフトヘツドの前記シフトレバーによ
るシフト操作により、前記スリーブとシフトヘツ
ドの両者を前記シヤフトに沿つて移動可能とな
し、前記スリーブに設けたシフトフオークを所定
位置に移動位置させるごとくしたのである。
また前記4Hポジシヨンに移動位置されている
とき、前記シヤフトとシフトヘツドとに設ける各
ボール溝を対向させて、前記スリーブに保持した
ボールを前記シヤフトに形成したボール溝に嵌入
退避可能状態に保持し、この状態からNポジシヨ
ンへの切換操作時に、前記スリーブに保持したボ
ールを前記シヤフトのボール溝から前記シフトヘ
ツドのボール溝に嵌入させて、前記シフトヘツド
を前記スリーブに対して摺動させ、前記Nポジシ
ヨン位置に切換操作するごとくしたのである。
(考案が解決しようとする問題点) ところが前記コントロール装置では、前記スリ
ーブを4Hポジシヨンに切換操作したとき、前記
シヤフトとシフトヘツドとに設ける各ボール溝が
対向状態にあつて、該各ボール溝間に前記スリー
ブに保持されるボールが位置されるため、自動車
走行時の振動などにより前記ボールが前記各ボー
ル溝間で遊動つまりガタ付いて、これに伴い前記
スリーブ及びシフトフオークにガタ付きが生じ
て、ギヤ抜けにつながる虞れがあつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上の如き問題点を解決するために考
案したもので、前記シヤフト4に形成する前記第
1ボール溝62を、前記シフトフオーク40が第
2シフト位置に位置し、シフト動作が完了する位
置に位置する前記シフトヘツド42の第2ボール
溝64に対し、前記シヤフト4の軸方向に、前記
ボール60の移動を阻止する長さに亘つて変位さ
せ、前記シフトヘツド42の第2のシフト位置に
おいて前記第2ボール溝64に係合する前記ボー
ル60を、前記第1ボール溝62に対し係合不能
な非対向状態に変位させたのである。
(作 用) しかして前記スリーブを前記各ボール溝が対応
するシフト動作が完了する第2シフト位置に切換
操作したとき、つまり前記スリーブを4Hポジシ
ヨンに切換操作したとき、前記各ボール溝を非対
向状態となるごとく変位させることにより、前記
スリーブに保持されるボールの遊動つまりガタ付
きを阻止し、前記スリーブ及びシフトフオークの
ガタ付きをなくすごとくしたのである。
(実施例) 以下本考案にかかるトランスフアのコントロー
ル装置を図面に示す実施例によつて説明する。
図面に示すトランスフアは、センタースルー型
のもので、図中1はトランスフアーケースであつ
て、該トランスフアーケース1内には、トランス
ミツシヨン(T/M)から延びるインプツトシヤ
フト11と、該インプツトシヤフト11と同軸上
に延びるリヤアウトプツトシヤフト12と、これ
ら両シヤフト11,12と平行に配設されるカウ
ンタシヤフト13並びにフロントアウトプツトシ
ヤフト14とをそれぞれ回転自由に軸架してい
る。
前記インプツトシヤフト11には、大径ドライ
ブギヤ15を回転自由に支持すると共に、該ギヤ
15と前記リヤアウトプツトシヤフト12の軸端
部にそれぞれクラツチギヤ15a及び12aを一
体形成している。
又前記インプツトシヤフト11の軸端には、該
シヤフト11と共廻りするインプツトギヤ16を
設け、このインプツトギヤ16にハイロー切換ス
リーブ2aを軸方向にのみ移動可能に支持し、該
スリーブ2aを前記クラツチギヤ15a,12a
と選択的に噛合させるように成している。
又、前記カウンタシヤフト13には、その一端
に前記大径ドライブギヤ15と噛合する小径カウ
ンタギヤ13aを、他端に大径カウンタギヤ13
bをそれぞれ設ける一方、この大径カウンタギヤ
13bを、前記リヤアウトプツトシヤフト12に
回転自由に支持したドリブンギヤ17に噛合させ
ている。
又、前記リヤアウトプツトシヤフト12には、
該シヤフト12と共廻りするアウトプツトギヤ1
8を設け、該ギヤ18に2・4輸切換スリーブ2
bを軸方向にのみ移動可能に支持している。
一方、前記ドリブンギヤ17の前記アウトプツ
トギヤ18側一端には、前記2・4輪切換スリー
ブ2bが噛合するクラツチギヤ17aを設ける一
方、該ドリブンギヤ17の他端にはスプロケツト
17bを設け、このスプロケツト17bと前記フ
ロントアウトプツトシヤフト14の軸端に設けた
スプロケツト14bとをチエン19を介して連動
連結している。
以上の構成において、前記ハイロー切換スリー
ブ2aの移動により、ハイギヤ、ローギヤ、若し
くはニユートラルに切換えられるのであつて、詳
しくは前記ハイロー切換スリーブ2aの第1図右
方向への移動により、該スリーブ2aを、前記イ
ンプツトギヤ16と前記リヤアウトプツトシヤフ
ト12のクラツチギヤ12aとにわたつて噛合さ
せることで、ハイギヤに切換えられ、又前記ハイ
ロー切換スリーブ2aの第1図左方向への移動に
より、該スリーブ2aを前記インプツトギヤ16
と前記大径ドライブギヤ15に設けたクラツチギ
ヤ15aとにわたつて噛合させることで、ローギ
ヤに切換えられ、且前記ハイロー切換スリーブ2
aの前記インプツトギヤ16のみの噛合によりニ
ユートラルに切換えられるのである。
一方、前記2・4輪切換スリーブ2bの第1図
右方向への移動により該スリーブ2bを前記アウ
トプツトギヤ18と前記ドリブンギヤ17に設け
たクラツチギヤ17aとにわたつて噛合させるこ
とで、4輸駆動に切換えられ、又前記2・4輪切
換スリーブ2bの第1図左方向への移動により、
前記スリーブ2bと前記クラツチギヤ17aとの
噛合を解除することで2輸駆動に切換えられるの
である。
又、前記トランスフアーケース1内には、第2
図乃至第6図に示す如く、前記インプツトシヤフ
ト11と同軸方向に延びる第1シフトシヤフト3
と、第2シフトシヤフト4とを所定間隔離して並
列状にしかも回転不能並びに軸方向移動不能に軸
架する一方、前記第1シフトシヤフト3に、ハイ
ロー切換用シフトフオーク30を備えた第1スリ
ーブ31と該第1スリーブ31とは別体に形成し
た第1シフトヘツド32とを軸方向に摺動自由に
支持すると共に、これら第1スリーブ31と第1
シフトヘツド32とを前記第1シフトヘツド32
が第1スリーブ31に対し一定範囲遊動可能とな
る第1連動手段5により連動させるようにしてい
る。
即ち、図に示す実施例では、前記ハイロー切換
用シフトフオーク30を、前記第1スリーブ31
に固定してその遊端を前記ハイロー切換スリーブ
2aに係合させる一方、前記第1シフトヘツド3
2に、前記第1スリーブ31が挿嵌可能な第1大
径筒部33を設け、この大径筒部33と前記第1
スリーブ31との間に第1連動手段5を設けてい
る。
前記第1連動手段5は、ハイギヤによる2輸駆
動位置(以下2Hポジシヨンと言う)からハイギ
ヤによる4輸駆動位置((以下4Hポジシヨンと言
う。)、若しくは4Hポジシヨンから2Hポジシヨン
へのシフト操作時、前記第1シフトヘツド32の
みが移動し、それ以外のシフト操作時に前記第1
スリーブ31を前記第1シフトヘツド32に連動
連結させるように成したものであり、具体的には
前記第1スリーブ31に第1ボール50を通す第
1透孔51を形成する一方、前記第1シフトシヤ
フト3には、前記ハイロー切換用シフトフオーク
30がハイギヤシフト位置に位置する時に前記第
1透孔51に相対向して前記第1ボール50を受
入れる第1ボール溝52を形成している。
そして前記第1シフトヘツド32には、2Hポ
ジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト操作に伴
なつて第1スリーブ31の端面に当接する第1当
り面53を設ける一方、前記第1大径筒部33の
内周面には、同じく4Hポジシヨンへのシフト操
作時に前記第1透孔51と相対向して前記第1ボ
ール50の受入れる第2ボール溝54を設けてい
る。
又、前記第2シフトシヤフト4には、2輪駆動
と4輪駆動とを選択する2・4輪切換用シフトフ
オーク40を摺動可能に支持した第2スリーブ4
1と、該第2スリーブ41とは別体に形成した第
2シフトヘツド42とを摺動自由に支持すると共
に、これら第2スリーブ41と第2シフトヘツド
42とを、該第2シフトヘツド42の一定以上の
移動で両者41,42の連動が遮断する第2連動
手段6により連動させるように成している。
即ち、図に示す実施例では、前記2・4輪切換
用シフトフオーク40を前記第2スリーブ41に
軸方向摺動可能に支持して、その遊端を前記2・
4輪切換スリーブ2bに係合させると共に、前記
2・4輪切換用シフトフオーク40の軸方向一端
と前記第2スリーブ41に設けた段部41aとの
間、及び該シフトフオーク40の軸方向他端と、
前記第2スリーブ41に嵌着した止めリング41
bとの間にそれぞれ待ち機構を構成するスプリン
グ40a,40bを介装し、これら両スプリング
40a,40bにより、前記シフトフオーク40
を前記第2スリーブ41に対して所定位置で弾性
的に保持すべく成している。
又、前記第2連動手段6は、前記第1連動手段
5とは逆に、2Hポジシヨンから4Hポジシヨン、
若しくは4Hポジシヨンから2Hポジシヨンへのシ
フト操作時に前記第2スリーブ41を前記第2シ
フトヘツド42に連動連結させ、それ以外のシフ
ト操作時、即ち4Hポジシヨンからニユートラル
ポジシヨン乃至4Lポジシヨン(ローギヤによる
4輪駆動位置)へのシフト操作若しくは4Lポジ
シヨンからニユートラルポジシヨン乃至4Hポジ
シヨンへのシフト操作時には前記第2シフトヘツ
ド42のみを移動させるように成したものであ
り、具体的には前記第2スリーブ41に第2ボー
ル60を通す第2透孔61を形成する一方、前記
第2シフトシヤフト4には、前記2・4輪切換用
シフトフオーク40が4輪駆動位置に位置する時
に、前記第2透孔61と相対向して前記第2ボー
ル60を受入れる第1ボール溝62を形成してい
る。
そして前記第2シフトヘツド42には、ニユー
トラルポジシヨンから4Hポジシヨンへのシフト
操作に伴なつて第2スリーブ41の端面と当接す
る第2当り面63を設ける一方、該第2シフトヘ
ツド42に、前記第2スリーブ41が挿嵌可能な
第2大径筒部43を連設し、かつこの第2大径筒
部43の内周面に、同じく4Hポジシヨンへのシ
フト操作時に前記第2透孔61と相対向して前記
第2ボール60を受入れる第2ボール溝64を設
けている。
一方、前記トランスフアーケース1内には、操
作軸70を回転自由に支持して、その下端にシフ
トレバー7を固定すると共に、該シフトレバー7
の一端を前記第1シフトヘツド32に設けた第1
係合溝34に、他端を前記第2シフトヘツド42
に設けた第2係合溝44にそれぞれ係合して、該
シフトレバー7の回動により前記各シフトヘツド
32,42を可逆的に摺動させる如くしている。
又、前記操作軸70の上端にアーム71を固定
すると共に、このアーム71と車室内に配備する
コントロールレバー8とをプツシユプルケーブル
80により連動連結し、該コントロールレバー8
の一方向への操作により前記シフトレバー7を回
動させる如く成している。
しかして前記のごときトランスフアのコントロ
ール装置において、前記シフトシヤフト4とシフ
トヘツド42とに設ける第1及び第2ボール溝6
2,64を前記シヤフト4に形成する前記第1ボ
ール溝62を、前記シフトフオーク40が第2シ
フト位置即ち、前記した4Hポジシヨンに位置し、
4Hのシフト動作が完了する位置に位置する前記
シフトヘツド42の第2ボール溝64に対し、前
記シヤフト4の軸方向に、前記ボール60の移動
を阻止する長さに亘つて変位させ、前記シフトヘ
ツド42の第2シフト位置において前記第2ボー
ル溝64に係合する前記ボール60を、前記第1
ボール溝62に対し係合不能な非対向状態に変位
させたのである。
具体的には、前記スリーブ41を前記各ボール
溝62,64が対応する前記した第2シフト位置
即ち、ハイギヤで、かつ、4輪駆動となる4Hポ
ジシヨンに位置し、シフト動作が完了する位置に
シフト操作したとき、つまり前記スリーブ41を
4Hポジシヨンにシフト操作したとき、前記シフ
トシヤフト4に形成した第1ボール溝62が、前
記シフトヘツド42に形成した第2ボール溝64
に対し非対向状態となるごとく、図面の右方向に
変位させ、前記ボール60が前記各ボール溝6
2,64間でガタ付いたりするのを阻止するごと
くしたのである。斯くして前記4Hポジシヨンへ
のシフト操作時に、前記ボール60を前記シフト
ヘツド42の第2ボール溝64に係合させ、かつ
前記ボール60を前記シフトシヤフト4の第1ボ
ール溝62には嵌入させることなく、該第1ボー
ル溝62の近くで、前記シフトシヤフト4の周面
に接触状態に保持し、前記ボール60を前記第2
ボール溝64とシフトシヤフト4の周面で保持
て、前記ボール60のガタ付きをなすごとくした
のである。
そして前記4HポジシヨンからNポジシヨンへ
のシフト操作時には、前記スリーブ41を伴つて
前記シフトヘツド42を図面の右方向にシフト操
作することにより、直ちに前記ボール60を前記
シフトシヤフト4の第1ボール溝62に嵌入退避
させて、前記連動手段6による前記スリーブ41
とシフトヘツド42との結合を解除し、前記シフ
トヘツド42のみをNポジシヨンまで移動させる
ごとくしたのである。
また前記シフトシヤフト4の第1ボール溝62
は、前記シフトフオーク40がストツパー10c
に当接したとき、前記ボール60が嵌入されるご
とく形成するのであり、斯くして前記4Hポジシ
ヨンからNポジシヨンへのシフト操作途中におい
て、前記フオーク40が前記ストツパー10cに
当接し、この状態から更に前記スリーブ41が側
方に移動されたとき、前記ボール60を前記第1
ボール溝62に嵌入退避させて、前記シフトヘツ
ド42のみを側方に移動させ、該シフトヘツド4
2の移動により前記Nポジシヨンにシフト操作す
るごとくしている。
図の実施例では、前記第2シフトシヤフト4の
第2スリーブ41とシフトヘツド42との各ボー
ル溝62,64間を変位させ、前記ボール60の
遊動を阻止するごとくしたが、本考案では前記第
1シフトシヤフト3側に適用し、該シフトシヤフ
ト3の第1スリーブ31と第1シフトヘツド32
との各ボール溝52,54間を変位させ、前記第
1スリーブ31に保持したボール50の遊動を阻
止するごとくしてもよいのである。
尚、図中45は前記第2シフトヘツド42の回
り止めピン、10a,10bは前記ハイロー切換
用シフトフオーク30の摺動範囲を規制するスト
ツパー、10c,10dは2・4輪切換用シフト
フオーク40の摺動範囲を規制するストツパーを
示す。
次に以上の構成から成るコントロール装置の作
動を説明する。
第1図および第3図は前記コントロールレバー
8を2Hポジシヨンにシフト操作した状態を示し
ているのであつて、この時前記第1シフトヘツド
32の当り面53は前記第1スリーブ31の端面
から離れ、かつ第1連動手段5を構成する第1ボ
ール50は第1透孔51と第1ボール溝52とに
わたつて位置し、従つて前記第1シフトヘツド3
2のみが第1シフトシヤフト3に対して摺動自由
であるのに対し、前記第2連動手段6を構成する
第2ボール60は第2透孔61と第2ボール溝6
4とにわたつて位置し、従つて前記第2シフトヘ
ツド42と第2スリーブ41乃至2・4輪切換用
シフトフオーク40とは連動して前記第2シフト
シヤフト4に対し摺動自由となつている。
又、この時、前記ハイロー切換スリーブ2aは
前記ハイロー切換用シフトフオーク30を介して
インプツトギヤ16とリヤアウトプツトシヤフト
12のクラツチギヤ12aとにわたつて噛合して
いるのに対し、2・4輪切換スリーブ2bは、
2・4輪切換用シフトフオーク40を介して前記
アウトプツトギヤ18にのみ噛合しており、従つ
て前記インプツトシヤフト11を介してトランス
ミツシヨン(T/M)から入力される動力は、ハ
イギヤで後輪にのみ伝達される。
この状態から前記コントロールレバー8を第3
図仮想線で示す4Hポジシヨンにシフト操作する
と、前記シフトレバー7が操作軸70を介して第
3図位置から反時計方向に所定角度だけ回動する
のであつて、該シフトレバー7の回動に伴ない前
記第1シフトヘツド32が第3図位置から左方向
に所定ストローク移動して、第4図に示す如く第
1当り面53が前記第1スリーブ31の端面に当
接し、かつ第2ボール溝54が前記第1透孔51
と相対向する。
一方、前記第2連動手段6を介して連動連結さ
れている前記第2シフトヘツド42と第2スリー
ブ41乃至2・4輪切換用シフトフオーク40
は、第3図位置から右方向に所定ストローク移動
するのであつて、前記2・4輪切換用シフトフオ
ーク40の移動により、前記2・4輪切換スリー
ブ2bが第1図右方向に移動して前記アウトプツ
トギヤ18とドリブンギヤ17に設けたクラツチ
ギヤ17aとにわたつて噛合し、ハイギヤでの4
輪駆動となるのである。
しかして前記第3図に示す2Hポジシヨンから
第4図に示す4Hポジシヨンへのシフト操作時に
は、前記シフトシヤフト4の第1ボール溝62が
前記シフトヘツド42の第2ボール溝64に対し
側方に変位されていることから、前記スリーブ4
1に保持されるボール60が、前記シフトヘツド
42の第2ボール溝64に係合され、かつ前記ボ
ール60の周面一部が前記シフトシヤフト4の周
面に接触された状態で、前記4Hポジシヨンに位
置されるのであり、従つて前記ボール60は振動
などによりガタ付くことがなく、また前記ボール
60の振動がないことから、前記スリーブ41の
ガタ付きもなく、該スリーブ41が前記4Hポジ
シヨンに位置されるのである。
続いて前記コントロールレバー8をNポジシヨ
ンにシフト操作すると、前記シフトレバー7が第
4図に示す位置から反時計方向に所定角度回動す
るのであり、該シフトレバー7の回動に伴ない前
記第2シフトシヤフト4側においては、前記スリ
ーブ41を伴つて前記シフトヘツド42が図の右
方向に移動され、前記Nポジシヨンに至る途中で
前記ボール60が前記シフトシヤフト4の第1ボ
ール溝62に嵌入退避され、前記スリーブ41と
シフトヘツド42との結合が解除されて、以後は
このシフトヘツド42のみが側方にNポジシヨン
まで移動されるのである。
また前記シフトレバー7の回動に伴ない前記第
1シフトシヤフト3側においては、前記第1ボー
ル50が、前記第1ボール溝52から離脱して前
記第1透孔51乃至第2ボール54に嵌合して、
前記第1スリーブ31を第1シフトヘツド32に
連結するため、前記第1スリーブ31及びハイロ
ー切換用シフトフオーク30が、前記第1シフト
ヘツド32を介して第4図に示す位置から第5図
に示す位置まで左方向に所定ストローク移動す
る。
そして前記ハイロー切換用シフトフオーク30
の移動により、前記ハイロー切換スリーブ2aが
第1図左方向に移動してインプツトギヤ16にの
み噛合し、ニユートラル状態となる。
又、更に前記コントロールレバー8を4L位置
にシフト操作すると、前記シフトレバー7が更に
第5図に示す位置から反時計方向に所定角度回動
するのであつて、該シフトレバー7の回動に伴な
い、前記第1シフトヘツド32及び該第1シフト
ヘツド32と連動連結している前記第1スリーブ
31乃至ハイロー切換用シフトフオーク30が第
5図に示す位置から左方向に所定ストローク移動
し、該ハイロー切換用シフトフオーク40の移動
により、前記ハイロー切換スリーブ2aが、第1
図左方向に更に移動して大径ドライブギヤ15の
クラツチギヤ15aとインプツトギヤ16とにわ
たつて噛合する。
従つて前記インプツトシヤフト11を介して入
力される動力は、リヤアウトプツトシヤフト12
及びフロントアウトプツトシヤフト14から前後
輪に出力され、ローギヤでの4輪駆動となる。
(考案の効果) 以上設明したごとく本考案にかかるトランスフ
アのコントロール装置では、スリーブに連動手段
を介して連動連結されるシフトヘツドと、シフト
シヤフトとにそれぞれ設える各ボール溝を、前記
シヤフト4に形成する前記第1ボール溝62を、
前記シフトフオーク40が第2シフト位置に位置
し、シフト動作が完了する位置に位置する前記シ
フトヘツド42の第2ボール溝64に対し、前記
シヤフト4の軸方向に、前記ボール60の移動を
阻止する長さに亘つて変位させ、前記シフトヘツ
ド42の第2シフト位置において前記第2ボール
溝64に係合する前記ボール60を、前記第1ボ
ール溝62に対し係合不能な非対向状態に変位さ
せるごとくしたから、前記スリーブ41を前記各
ボール溝62,64に対応する第2位置、例えば
4Hポジシヨンに切換完了したとき、前記各ボー
ル溝62,64が変位することになり、従つて、
前記スリーブに保持されるボールの遊動つまりガ
タ付きを阻止し、前記スリーブ及びシフトフオー
クのガタ付きをなくすことができ、ギヤ抜けを生
じたりすることなく、確実なシフト操作ができる
に至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるコントロール装置の概
略説明図、第2図は同じくコントロール装置の一
部省略横側断面図、第3図乃至第6図は要部の断
面図であつて、第3図は2Hシフト状態、第4図
は4Hシフト状態、第5図はニユートラルシフト
状態、第6図は4Lシフト状態を示す。 4……シフトシヤフト、40……シフトフオー
ク、41……スリーブ、42……シフトヘツド、
6……連動手段、60……ボール、62……第1
ボール溝、64……第2ボール溝、7……シフト
ヘツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シフトフオーク40をもつたスリーブ41と、
    シフトレバー7に連動するシフトヘツド42とを
    シフトシヤフト4に摺動自由に支持すると共に、
    前記スリーブ41とシフトヘツド42との間に、
    前記シヤフト4とシフトヘツド42とに設ける一
    対の第1及び第2ボール溝62,64と、前記ス
    リーブ41に保持され、前記第1及び第2ボール
    溝62,64と係合するボール60とから成る連
    動手段6を設け、前記シフトヘツド42の移動
    を、前記第2ボール溝64に係合する前記ボール
    60を介して前記スリーブ41に伝え、該スリー
    ブ41を移動させて前記シフトフオーク40を第
    1シフト位置から第2シフト位置に作動させ、か
    つ、前記ボール60の前記第1ボール溝62への
    係合で、前記スリーブ41のシフトヘツド42と
    の追従移動を遮断し、前記シフトヘツド42のみ
    の移動を可能にしたコントロール装置であつて、
    前記シヤフト4に形成する前記第1ボール溝62
    を、前記シフトフオーク40が第2シフト位置に
    位置し、シフト動作が完了する位置に位置する前
    記シフトヘツド42の第2ボール溝64に対し、
    前記シヤフト4の軸方向に、前記ボール60の遊
    動を阻止する長さに亘つて変位させ、前記シフト
    ヘツド42の第2のシフト位置において前記第2
    ボール溝64に係合する前記ボール60を、前記
    第1ボール溝62に対し係合不能な非対向状態に
    変位させたことを特徴とする自動車におけるトラ
    ンスフアのコントロール装置。
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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935120B2 (ja) * 1979-08-27 1984-08-27 日本電信電話株式会社 メモリ装置

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