JPH0160677B2 - - Google Patents

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JPH0160677B2
JPH0160677B2 JP57092077A JP9207782A JPH0160677B2 JP H0160677 B2 JPH0160677 B2 JP H0160677B2 JP 57092077 A JP57092077 A JP 57092077A JP 9207782 A JP9207782 A JP 9207782A JP H0160677 B2 JPH0160677 B2 JP H0160677B2
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JP
Japan
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rotor
housing
fluid
pressure
radial
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Application number
JP57092077A
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English (en)
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JPS57203880A (en
Inventor
Budetsukaa Rudobiku
Oberushutainaa Georuku
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Continental Teves AG and Co OHG
Original Assignee
Alfred Teves GmbH
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Filing date
Publication date
Application filed by Alfred Teves GmbH filed Critical Alfred Teves GmbH
Publication of JPS57203880A publication Critical patent/JPS57203880A/ja
Publication of JPH0160677B2 publication Critical patent/JPH0160677B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/10Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary
    • F04B1/107Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary with actuating or actuated elements at the outer ends of the cylinders
    • F04B1/1071Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement the cylinders being movable, e.g. rotary with actuating or actuated elements at the outer ends of the cylinders with rotary cylinder blocks
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B1/00Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B1/04Multi-cylinder machines or pumps characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders in star- or fan-arrangement
    • F04B1/0404Details or component parts
    • F04B1/0452Distribution members, e.g. valves
    • F04B1/0456Cylindrical

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Reciprocating Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はラジアルピストン機に関係し、特に、
ハウジング中に周方向に回転自在であるとともに
軸方向に移動自在に配置されたロータを備えてお
り、軸方向におけるロータの一端面が、ロータに
軸に沿つた一方向への付勢力を負荷するばねクラ
ツチを介して、ロータと同軸に配置されている駆
動シヤフトに結合され、駆動シヤフトによつて回
転されたロータがハウジング中に流入された流体
の圧力を上昇させた後ハウジング中から吐出させ
るラジアルピストンポンプとして機能するラジア
ルピストン機に関係している。
(従来の技術) この種のラジアルピストン機は西ドイツ国特許
出願公告第2334138号公報によつて知られており、
ここにおいてはロータがハウジング中にロータに
対して同心的に固定されている丸棒状の制御ピン
トル上で周方向に回転自在また軸方向に移動自在
に支持されている。ロータはロータに半径方向に
延出して形成されたシリンダ孔中に摺動自在に挿
入されたピストン部材を有していて、ロータがハ
ウジング中で回転駆動されることによりロータに
対してハウジング中で偏心して配置されているカ
ム手段の作用によりピストン部材がシリンダ孔中
でピストン運動される。制御ピントル中には軸方
向に延出した第1及び第2の軸方向内孔が形成さ
れていて、第1の軸方向内孔の一端はジウジング
の流体流入開口に連通しまた他端は制御ピントル
の外周面上におけるロータのシリンダ孔の内端の
回転軌跡上に開口している。第2の軸方向内孔の
一端もまた上記回転軌跡上において第1の軸方向
内孔の他端から離間した位置に開口しており、他
端はハウジングに形成されている高圧連結孔に開
口している。ロータの回転によりシリンダ孔中で
ピストン運動するピストン部材はシリンダ孔の内
端が制御ピントルの第1の軸方向内孔の他端に合
致した時に流体流入開口からの流体をシリンダ孔
中に吸い込み、シリンダ孔の内端が第1の軸方向
内孔の他端から第2の軸方向内孔の一端に到達す
るまでの間にシリンダ孔中で圧縮する。そしてシ
リンダ孔中で圧縮された流体はシリンダ孔の内端
が第2の軸方向内孔の一端に到達した時にハウジ
ングの高圧連結孔から流出する為に吐出する。
上記公報に開示されているラジアルピストン機
は第8図に示されており、この図を参照しながら
上述した従来のラジアルピストン機の構造につい
てより詳細に説明する。
ハウジング60は一端面に円筒形状の格納凹所
62を有していて、格納凹所62にはハウジング
60により支持固定された丸棒状の制御ピントル
64が突出している。制御ピントル64中に軸方
向に延出して形成されている第1の軸方向内孔6
6は制御ピントル64の突出端にのみ開口した盲
孔により構成されており、同様な第2の軸方向内
孔68は制御ピントル64の突出端から支持端ま
で貫通していて両端が閉塞部材70により密閉さ
れている。制御ピントル64の突出端側の外周面
には第1の軸方向内孔66に連通した流入小孔7
2と第2の軸方向内孔68に開口した吐出小孔7
4とが形成されており、流入小孔72と吐出小孔
74とは制御ピントル64の中心軸と直交する架
空の同一平面上で上記外周面の周方向において略
180度離間している。制御ピントル64の支持端
側の外周面には第2の軸方向内孔68に開口した
高圧出口78が形成されており、高圧出口78は
ハウジング60に形成されている高圧結合口80
に逆止弁82を介して連通されている。制御ピン
トル64の突出端側の外周面にはハウジング60
の格納凹所62の底表面に隣接してカム手段であ
る偏心円板84が固定されている。偏心円板84
の外周面には制御ピントル64に対して偏心して
ボールベアリングのインナーレース86が支持さ
れており、ボールベアリングのアウターレース8
8は半径方向の外端にハウジング60の格納凹所
62の開口に向かつて突出した支持フランジ90
が形成されている。支持フランジ90の内周面は
ボールベアリングの回転中心軸と同心であり、従
つて制御ピントル64に対しては偏心している。
制御ピントル64の突出端側の外周面には偏心円
板84に隣接してロータ92が周方向及び軸方向
に摺動自在に被着されている。ロータ92には半
径方向に延出しロータ92の内周面及び外周面に
両端を開口させたシリンダ孔94が少なくとも2
つ形成されている。シリンダ孔94の内端はロー
タ92が制御ピントル64の外周面上で周方向に
回転する時、吸入小孔72又は吐出小孔74に合
致することが出来る。シリンダ孔94の外端部に
は円柱状のピストン部材96が上記半径方向に摺
動自在に装着されており、ピストン部材96の半
径方向外端はアウターレース88の支持フランジ
90の内周面に当接している。
上述した如く構成されている従来のラジアルピ
ストン機においては、ハウジング60の格納凹所
62の開口端が密封キヤツプ98により覆われ、
密封キヤツプ98を密封状態で貫通した駆動シヤ
フト100が制御ピントル64と同軸に配置され
る。駆動シヤフト100はモータの出力軸に減速
装置を介して連結されている。ロータ92と駆動
シヤフト100との間には圧縮コイルばね102
が同軸に介在されていて、圧縮コイルばね102
は駆動シヤフト100の回転力をロータ92に伝
達するようこれらに係合してばねクラツチを構成
している。ハウジング60の格納凹所62はハウ
ジング60に形成されている低圧結合口104を
介して図示しない流体供給源に接続される。
駆動シヤフト100によりロータ92が所定の
方向に回転されると、低圧結合口104を介して
ハウジング60の格納凹所62中に導入されてい
る流体(液体)は制御ピントル64の第1の軸方
向内孔66から流入小孔72を介してシンリンダ
孔94中に流入される。シリンダ孔94の内端が
流入小孔72から吐出小孔74へと至る間にピス
トン部材96は偏心したアウターレース88の支
持フランジ90によつて半径方向の内方に押圧さ
れ、これによつてシリンダ孔94中の流体を圧縮
する。圧縮された流体はシリンダ孔94の内端が
吐出小孔74に到達した時、吐出小孔74を介し
て制御ピントル64の第2の軸方向内孔68中に
流入し、第2の軸方向内孔68からはさらに高圧
出口78において逆止弁82を押し開けることに
よりハウジング60の高圧結合口80から吐出さ
れる。
(発明が解決しようとする課題) 以上詳述した如く構成され動作する従来のラジ
アルピストン機においては、駆動シヤフト100
からロータ92へ回転力を確実に効率良く伝達さ
せる為に圧縮ばね102はロータ92を軸方向に
おいて駆動シヤフト100から遠ざかる方向に押
圧しており、この結果としてロータ92はインナ
ーレース84に押圧されている。従つて駆動シヤ
フト100によりロータ92が回転される時にロ
ータ92とインナーレース84との間に摩擦抵抗
が発生し、この摩擦抵抗が上述した従来のラジア
ルピストン機の動作効率を低下させている。上記
摩擦抵抗はまたロータ92とインナーレース84
との接触領域に摩耗や振動や騒音を発生させ、摩
耗粉が上述した従来のラジアルピストン機中を通
過する流体に混入し、摩耗粉が混入した流体はこ
の流体を使用する機械の故障の原因となる。
(課題を解決する為の手段) この発明は上記事情に基づいて成され、この発
明の目的は、駆動シヤフトからロータへと回転駆
動力を伝達する為にばねクラツチを使用している
にもかかわらず少なくともロータの回転時にはロ
ータをハウジング内の表面に摺接させることがな
く、これによつて動作効率を向上させることが出
来るとともに摩耗や振動や騒音を無くすことが出
来る、ラジアルピストン機を提供することであ
る。
上述した如きこの発明の目的は、ハウジング中
に周方向に回転自在であるとともに軸方向に移動
自在に配置されたロータを備えており、軸方向に
おけるロータの一端面が、ロータに軸に沿つた一
方向への付勢力を負荷するばねクラツチを介し
て、ロータと同軸に配置されている駆動シヤフト
に結合され、駆動シヤフトによつて回転されたロ
ータがハウジング中に流入された流体の圧力を上
昇させた後ハウジング中から吐出させるラジアル
ピストン機において:丸棒状の制御シリンダがハ
ウジングに支持されていて;ロータが、制御ピス
トル上で上記軸方向及び上記周方向に摺動自在に
支持されているとともに、周方向に相互に離間し
た位置において半径方向に延出した少なくとも2
つのシリンダ孔と、これらのシリンダ孔中に上記
半径方向に摺動自在に挿入されたピストン部材
と、を有しており;ハウジングが、ロータの回転
中心線に対して偏心し回転するロータのシリンダ
孔の半径方向外端から一部を露出させたピストン
部材と摺接することによりピストン部材をシリン
ダ孔中でピストン運動させるカム内周面と、少な
くとも2つのピストン部材の間でロータの外周面
とカム内周面との間に創出される弧状の空間の上
記軸方向における両側を閉塞し上記空間を副圧力
上昇室とする両内側面と、を有しており;ハウジ
ングに上記両内側面の少なくともいずれか一方に
はハウジング中に流入された流体を副圧力上昇室
に供給する為の流体流入開口が形成されていると
ともに、上記両内側面のうち軸方向においてばね
クラツチとは反対側に位置した一方の内側面には
副圧力上昇室において圧力が上昇された後の流体
を副圧力上昇室から吐出させる流体吐出開口が形
成されており;制御ピントルが、軸方向に延出し
一端を副圧力上昇室の流体吐出開口に連通させて
いるとともに流体流入開口に位置しているピスト
ン部材の為のシリンダ孔の半径方向内端に他端を
開口させた第1の軸方向内孔と、軸方向に延出し
一端を流体吐出開口に位置しているピストン部材
の為のシリンダ孔の半径方向内端に開口させてい
るとともにハウジングに形成されている高圧連結
口に他端を連通させている第2の軸方向内孔と、
を有しており;ハウジングの上記一方の内側面が
軸方向においてばねクラツチとは反対側に位置し
たロータの他端面と対向していて、副圧力上昇室
において圧力が上昇された流体がハウジングの上
記一方の内側面とロータの他端面との〓間に流入
しロータの他端面に作用してロータをばねクラツ
チの付勢力に抗してばねクラツチに向かい上記一
方の内側面から遠ざかるよう上記軸方向に移動さ
せ、副圧力上昇室からの圧力の上昇された流体に
よる上記軸方向におけるロータの移動がばねクラ
ツチの付勢力によるハウジングの上記一方の内側
面に対するロータの他端面の接触を解消し;制御
ピントルの第1の軸方向内孔の上記一端からシリ
ンダ孔中に流入した副圧力上昇室からの流体はシ
リンダ孔の内端が第1の軸方向内孔の上記一端か
ら第2の軸方向内孔の上記一端に至るまでの間に
上記シリンダ孔に対応したピストン部材の作用に
より本格的に圧縮された後、ハウジングに形成さ
れている高圧連結口から排出される為に第2の軸
方向内孔の上記一端に流入される;ことを特徴と
することにより達成することが出来る。
(発明の作用及び効果) 上述した如く構成されたラジアルピストン機に
おいては、副圧力上昇室において圧力が上昇され
た流体がハウジングの一方の内側面とロータの他
側面との間の〓間に流入し、ロータの他端面に作
用してロータをばねクラツチの付勢力に抗してば
ねクラツチに向かい上記一方の内側面から遠ざか
るよう軸方向に移動させる。そして制御ピントル
の第1の軸方向内孔の上記一端からシリンダ孔中
に流入した副圧力上昇室からの流体はシリンダ孔
の内端が第1の軸方向内孔の上記一端から第2の
軸方向内孔の上記一端に至るまでの間に上記シリ
ンダ孔に対応したピストン部材の作用により本格
的に圧縮された後、ハウジングに形成されている
高圧連結口から排出される為に第2の軸方向内孔
の上記一端に流入される。圧力が上昇された上記
流体によるロータの軸方向における移動がハウジ
ングに対するロータの他端面の接触を解消するの
で、駆動シヤフトからロータへと回転駆動力を伝
達する為にばねクラツチを使用しているにもかか
わらず少なくともロータの回転時にはロータをハ
ウジング内の表面に摺接させることがない。従つ
て動作効率を向上させることが出来るとともに摩
耗や振動や騒音を無くすことが出来る。
上述した如く構成されたラジアルピストン機に
おいてはさらに、副圧力上昇室において圧力が予
備的に上昇された流体がロータの接触を防止する
為に使用され、シリンダ孔において対応したピス
トン部材の作用により本格的に加圧された後の流
体はロータの接触を防止する為に使用されること
なく第2の軸方向内孔を介してハウジングの高圧
連結口から排出されるので、ハウジングの高圧連
結口から排出される流体の圧力には変動が生じな
い。従つてこの圧力変動を原因とした動作効率の
低下や振動や騒音の発生を効果的に防止すること
が出来る。
上述した如く構成されたこの発明に従つたラジ
アルピストン機においては、前記ロータが周方向
に略180度相互に離間した位置において半径方向
に延出した2つの前記シリンダ孔を有していて、
この結果として、2つの前記シリンダ孔に対応し
た2つの前記ピストン部材10の間に創出される
前記副圧力上昇室もまた前記ロータの外周面上に
おいて周方向に略180度展開している、ことは好
ましいことである。
このような特別な構成は、前記ロータを前記ば
ねクラツチの付勢力に抗して軸方向に移動させる
為の原動力となる前記副圧力上昇室における流体
の圧力の変動を緩やかにし、しかも前記ばねクラ
ツチの付勢力に抗する為の流体圧力を比較的大き
く前記ロータに負荷させることが可能である。
前述した如く具体的に構成されたこの発明に従
つたラジアルピストン機においてはまた、前記ピ
ストン部材がボールにより構成されており、前記
ピストン部材が摺接する前記ハウジングの前記カ
ム内周面が、前記ハウジング中に偏心した状態で
着脱自在に配置されたカムリングの内周面により
構成されていて、カムリングの上記カム内周面は
前記ピストン部材のボールの外周面の一部と一致
した横断面形状を有している、ことが好ましい。
ボールにより構成されたピストン部材はカム内
周面及びシリンダ孔内周面との間に生じさせる摩
擦を最少にし、ボールの外周面の一部と一致した
横断面形状を有したカムリングによりカム内周面
を構成しカムリングをハウジング中に着脱自在に
配置することにより、カム内周面の形成及びラジ
アルピストン機の組み立てを容易にする。
前述した如く具体的に構成されたこの発明に従
つたラジアルピストン機においてはさにまた、前
記ハウジングが内孔中に弾性密封部材を介して支
持された固定子部材を有しており、固定子部材中
に前記ロータを周方向に回動自在であるとともに
軸方向に移動自在に配置させ、固定子部材に前記
カム内周面、前記両内側面、前記流体流入開口、
前記流体吐出開口を有させることが出来る。
このような特別な構成であると、ロータが回転
しピストンがピストン運動するラジアルピストン
機においてロータの前述した如き接触以外の種々
の原因でハウジング内に振動や騒音がわずかに発
生したとしても、これらの振動や騒音がハウジン
グの外部に伝達されてしまうのをより良く防止す
ることが出来る。
前記ハウジングが内孔中に上述した如く固定子
部材を有している場合には、前記制御ピントルを
前記ハウジング中で前記固定子部材に支持させ、
前記第2の軸方向内孔の前記他端を前記固定子部
材に半径方向に延出して形成されている第2次高
圧流体吐出開口に連通させ、前記固定子部材の上
記第2次高圧流体吐出開口には前記ハウジングの
前記高圧連結口に挿入されている中空プラグの先
端部を挿入して前記第2の軸方向内孔の前記他端
を前記ハウジングの前記高圧連結口に連通させ、
上記中空プラグの上記先端部を弾性密封部材を介
して前記固定子部材の上記第2次高圧流体吐出開
口中に支持させる、ことが好ましい。
このような特別な構成は、ロータの前述した如
き接触以外の種々の原因でハウジング内に振動や
騒音がわずかに発生したとしても、これらの振動
や騒音が制御ピントルの第2の軸方向内孔の他端
をハウジングの高圧連結孔に連通させる為の手段
によつて、ハウジングの外部に伝達されてしまう
のをより良く防止することが出来る。
以下この発明の2つの実施例を添附図面の第1
図乃至第5図と第6図及び第7図とを参照して説
明する。
(実施例) 第1図乃至第5図にはこの発明の第1の実施例
に従つたラジアルピストン機が示されている。
第1図にはカツプ形状のハウジング20が示さ
れており、ハウジング20の内孔中には外周面上
の両端部に装着されたOリングによる弾性密封部
材16により略円筒形状の固定子部材3が同心的
に支持されている。
ハウジング20の底壁19に対応した固定子部
材3の端面18には皿状の凹所12が形成されて
おり、ハウジング20の開口端側に位置した固定
子部材3のもう1つの端面には円筒形状の格納凹
所が固定子部材3の中心軸に対して第2図に示す
如く偏心して形成されている。
格納凹所中には固定子部材3の中心軸に対して
同心的に固定された丸棒状の制御ピントル21が
突出している。制御ピントル21には固定子部材
3の凹所12に開口し軸方向に延出した盲孔状の
第1及び第2の軸方向内孔23,24が形成され
ている。第1及び第2の軸方向内孔23の夫々の
内端には制御ピントル21の突出端側の外周面に
開口した流入小孔23′及び吐出小孔24′が形成
されており、流入小孔23′及び吐出小孔24′は
制御ピントル21の中心軸に対して直交する架空
の同一平面上において第3図示す如く周方向に略
180度相互に離間した位置に配置されている。凹
所12側の第2の軸方向内孔24の開口端は閉塞
プラグ17により密封されているが、第2の軸方
向内孔24は制御ピントル21の支持端側の外周
面において、第4図に特に良く示す如く、固定子
部材3に半径方向に延出して形成されている第2
次高圧流体吐出開口33に開口されている。第2
次高圧流体吐出開口33にはハウジング20の周
壁に形成されている高圧連結口25中に挿入され
ている中空プラグ4の先端部が挿入されていて、
この先端部は外周面上に装着されバツクリング6
により固定されたOリングによる弾性密封部材5
を介して第2次高圧流体吐出開口33中に支持さ
れている。そして、中空プラグ4の内孔14が第
2の軸方向内孔24をハウジング20の高圧連結
口25に連通させている。
固定子部材3の外周面には2つの弾性密封部材
16の間で周方向に一周している溝が形成されて
おり、この溝に対向してハウジング20の周壁に
低圧連結口7が開口している。
固定子部材3の格納凹所の底面は階段状に形成
されていて、この底面において周方向に略180度
相互に離間した位置には、第1図及び第5図に特
に良く示されているように、流体流入開口9と流
体吐出開口13とが凹所によつて形成されてい
る。流体流入開口9は上記格納凹所の周壁に形成
された半径方向貫通孔8により固定子部材3の外
周面の溝を介して低圧連結口7に連通しており、
流体吐出開口13は固定子部材3中を軸方向に延
出するよう形成されている軸方向貫通孔14′に
より固定子部材3の端面18の凹所12に連通し
ている。
制御ピントル21の突出端側の外周面には制御
ピントル21の中心軸と同軸にロータ1が被着さ
れていて、ロータ1は上記外周面上で周方向及び
軸方向に摺動である。上記格納凹所の階段状の底
表面に対向したロータ1の端面32は、第1図に
特に良く示す如く、上記底表面に対応して階段状
に形成されていて、ロータ1のもう1つの端面も
また階段状に形成されている。ロータ1には、第
1図及び第3図に特に良く示す如く、周方向に略
180度離間した位置において半径方向に延出した
2つのシリンダ孔22が形成されており、2つの
シリンダ孔22の夫々の外端及び内端はロータ1
の外周面及び内周面に開口している。制御ピント
ル21の突出部の外周面におけるロータ1の2つ
のシリンダ孔22の夫々の内端の回転軌跡内に、
第1及び第2の軸方向内孔23,24の流入小孔
23′及び吐出小孔24′が位置している。2つの
シリンダ孔22の夫々の外端にはボール状のピス
トン部材10が半径方向に摺動自在に装着されて
いる。
固定子部材3の格納凹所の内周面は制御ピント
ル21の中心軸から偏心しており、上記内周面に
はカムリング26が固定子部材3の軸方向に摺動
自在に装着されている。カムリング26の内周面
は横断面が、第1図に示されている如く、ボール
状のピストン部材10の外周面の一部と同じ形状
しており、上記内周面にはロータ1の2つのシリ
ンダ孔22の夫々の外端から露出したボール状の
ピストン部材10の外周面の一部が当接してい
る。制御ピントル21の中心軸から偏心している
固定子部材3の格納凹所の内周面上に装着されて
いるカムリング26の上記内周面は、この内周面
に当接したピストン部材10を制御ピントル21
上で同心的に支持されているロータ1が制御ピン
トル21上で回転することによりシリンダ孔22
中を半径方向にピストン運動させるカム内表面と
して機能する。
固定子部材3の格納凹所の内周面の開口端には
ストツプリング34が嵌合されている。ストツプ
リング34の内側面はハウジング20の格納凹所
の開口端側に位置したロータ1の階段状の端面に
対応するよう階段状に形成されており、上記内側
面において格納凹所の底面上の流体流入開口9に
対応した位置には上記内側面からストツパリング
34の外側面まで延出した連通開口15が形成さ
れている。
ロータ1の外周面とカムリング26のカム内表
面との間には、第3図に示されている如く、弧状
の空間が創出されており、上記弧状の空間は2つ
のピストン部材10、上記格納凹所の階段状の底
表面、及びストリツプリング34の上記内周面に
より略密閉された副圧力上昇室11として構成さ
れており、副圧力上昇室11には主に流体流入開
口9、連通開口15、そして流体吐出開口13を
介して流体が出入りすることが出来る。
ハウジング20の格納凹所の開口端側に位置し
たロータ1の階段状の端面には、第2図に示す如
く、制御ピントル21の軸方向に見た時の形状が
略S字形をしているねじりコイルばねにより構成
されたばねクラツチ2の両端の軸方向延出端が軸
方向に挿入係合されている。
ハウジング20の格納凹所の開口端は、第1図
に一点鎖線で示す如く、密封キヤツプにより閉塞
され、密封キヤツプには図示されていないモータ
の出力軸に結合された駆動シヤフト30が密封状
態に挿通されており、上記格納凹所内において駆
動シヤフト30の突出端部は制御ピントル21と
同軸である。駆動シヤフト30の突出端面に形成
されている直径方向延出溝にばねクラツチ2の中
央部位の直径方向延出部が係合している。
以上詳述した如く構成されているこの発明の第
1の実施例に従つたラジアルピストン機において
は、駆動シヤフト30によりロータ1が所定の回
転方向(第3図においては時計回り方向)に回転
されると、図示しない油圧流体供給源に接続され
た低圧結合口7から流体流入開口9を介して副圧
力上昇室11中まで流入している油圧流体は流体
吐出開口13から吐出されるまでの間に副圧力上
昇室11中で圧力を上昇される。副圧力上昇室1
1中で圧力を上昇された油圧流体はその大部分が
流体吐出開口13から吐出されるが、一部はロー
タ1の階段状の両端面とこれら両端面に対向して
いるハウジング20の格納凹所の階段状の底表面
及びストツパリング34の階段状の内側面との間
の〓間に流入する。上記〓間に流入した油圧流体
はロータ1の上記両端面に作用してロータ1の上
記両端面がハウジング20の格納凹所の階段状の
底表面及びストツプリング34の階段状の内側面
と接触することを防止している。特に、ハウジン
グ20の格納凹所の底表面と対向したロータ1の
内側の端面32に作用する油圧流体はロータ1の
軸方向において上記底表面に向かい作用するばね
クラツチ2の付勢力に抗してロータ1を上記底表
面から離間させるよう機能する。また、ストツプ
リング34の上記内側面と対向したロータ1の外
側の端面に作用する油圧流体は、ロータ1の内側
の端面32に作用した油圧流体による上述した軸
方向へのばねクラツチ2の付勢力に抗したロータ
1の移動により、ロータ1の上記外側の端面がス
トツプリング34の上記内側面に接触するのを防
止するよう機能する。
上述した〓間中に副圧力上昇室11から流入し
た流体は上記〓間を介して流体流入開口9や連通
開口15に漏れ出るが、上記〓間中に流入した流
体の量は僅かなので流体流入開口9や連通開口1
5を介しての副圧力上昇室11への圧力上昇まえ
の油圧流体の流入は阻害されない。
副圧力上昇室11から流体吐出開口13中へと
吐出された上記大部分の油圧流体は固定子部材3
の軸方向貫通孔14′及び凹所12を介して制御
ピントル21の第1の軸方向内孔23の流入小孔
23′まで到達し、回転しているロータ1のシリ
ンダ孔22の内端が流入小孔23′に合致した時
に合致したシリンダ孔22中に流入する。
シリンダ孔22中に流入した油圧流体はシリン
ダ孔22の内端が第2の軸方向内孔24の吐出小
孔24′に合致するまでの間に、カムリング26
のカム内周面によりシリンダ孔22中で半径方向
の内方に押圧されるピストン部材10によつて本
格的に圧縮される。シリンダ孔22中で上述した
如く本格的に圧縮された油圧流体は、シリンダ孔
22の内端が第2の軸方向内孔24の吐出小孔2
4′に合致した時、吐出小孔24′を介して第2の
軸方向内孔24中へと吐出され、さらには第4図
に示された固定子部材3の第2次高圧流体吐出開
口33及び中空プラグ4の内孔14を介してハウ
ジング20の高圧連結口25へと排出される。
次に第6図及び第7図を参照してこの発明の第
2の実施例に従つたラジアルピストン機を説明す
る。
この実施例において前述の第1の実施例の構成
部材と同じ構成部材には同一の参照符号を付して
詳細な説明は省略する。
この実施例においては固定子部材3を使用して
おらず、制御ピントル21′が直接ハウジング2
0に支持されている。ハウジング20の格納凹所
の内周面は制御ピントル21′の長手方向中心軸
から偏心しており、ハウジング20の上記内周面
によつてカムリング26及びストツプリング34
が直接支持されている。上記格納凹所中への制御
ピントル21′の突出部の外周面にロータ1が軸
方向及び周方向に摺動自在に支持されていて、ロ
ータ1の2つのシリンダ孔22中に装着されてい
るボール状のピストン部材10がカムリング26
のカム内周面に接触している。
ハウジング20の格納凹所の底表面がロータ1
の内側の階段状の端面32に対応して階段状に形
成されていて、上記底表面が上記2つのピストン
部材10の間でロータ1の外周面とカムリング2
6のカム内周面との間にストツプリング34の内
側面と協働して副圧力上昇室11を創出してい
る。上記底表面に流体流入開口9′及び流体吐出
開口13′が形成されていて、流体流入開口9′を
ハウジング20の低圧結合口7に連通させる為の
半径方向貫通孔8′もまたハウジング20中に形
成されている。流体吐出開口13′は、制御ピン
トル21′を間に挟んで半径方向貫通孔8′と同軸
にハウジング20中に形成されているもう1つの
半径方向貫通孔27に連通されていて、もう1つ
の半径方向貫通孔27と半径方向貫通孔8′との
連通は制御ピントル21′の外周面により阻止さ
れている。
制御ピントル21′の支持端部の外周面には切
り欠きにより構成された凹所12′が形成されて
おり、凹所12′は上記外周面上でもう1つの半
径方向貫通孔27に対応した位置においてを軸方
向に延出した軸方向延出切り欠き28によりもう
1つの半径方向貫通通孔27にのみ連通されてい
る。
第7図に示されている制御ピントル21′の第
1の軸方向内孔23は凹所12′側の端面18′に
おいて開口しており、第2の軸方向内孔24は凹
所12′側の端部が図示しない閉塞部材により密
封されていて端面18′において開口していない。
しかしながら凹所12′側の第2の軸方向内孔2
4の端部は図示されていない半径方向延出小孔に
よりハウジング20の高圧連結口に連通されてい
る。
上述した如く構成されている第2の実施例のラ
ジアルピストン機においても、ハウジング20の
低圧連結口7からハウジング20中へと流入して
来た油圧流体は半径方向貫通孔8′及び流体流入
開口9′を介して副圧力上昇室11中へと導入さ
れ、副圧力上昇室11において圧力が上昇された
後には流体吐出開口13′からもう1つの半径方
向貫通孔27、軸方向延出切り欠き28、及び凹
所12′を介して制御ピントル21′の第1の軸方
向内孔23の流入小孔23′へと至る。流入小孔
23′において油圧流体は流入小孔23′に合致し
たロータ1のシリンダ孔22中に流入し、シリン
ダ孔22の半径方向内端が流入小孔23′から第
2の軸方向内孔24の吐出小孔24′に至るまで
の間にシリンダ孔22中にピストン部材10によ
り本格的に圧縮され、シリンダ孔22の半径方向
内端が吐出小孔24′に合致した時に吐出小孔2
4′から第2の軸方向内孔24を経てハウジング
20の高圧連結口25へと排出される。
副圧力上昇室11中で圧力が上昇され、副圧力
上昇室11中からロータ1の階段状の両端面とこ
の両端面に対向したハウジング20の格納凹所の
階段状の底表面及びストツプリング34の階段状
の内側面との間の〓間に流入した油圧流体の一部
が上記〓間においてロータ1に為す作用は、前述
の第1の実施例においてロータ1の階段状の両端
面とこの両端面に対向した固定子部材3の格納凹
所の階段状の底表面及びストツプリング34の階
段状の内側面との間の〓間に流入した流圧流体の
一部が上記〓間においてロータ1に為す作用と同
じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例に従つたラ
ジアルピストン機の概略的な縦断面図;第2図
は、第1図のラジアルピストン機において使用さ
れているばねクラツチをロータの軸方向において
見た図;第3図は、第1図の−線に沿つた横
断面図;第4図は、第1図のラジアルピストン機
のハウジングの高圧連結口と制御ピントルの第2
の軸方向内孔とを固定子部材の第2次高圧流体吐
出開口を介して連通させる為の中空プラグを示す
第1図のラジアルピストン機の部分的な横断面
図;第5図は、第1図の−線に沿つた横断面
図;第6図は、この発明の第2の実施例に従つた
ラジアルピストン機の概略的な縦断面図;第7図
は、第6図の−線に沿つた横断面図;第8図
は、ラジアルピストン機の従来例の概略的な縦断
面図である。 1……ロータ、2……ばねクラツチ、3……固
定子部材、4……中空プラグ、5……弾性密封部
材、9,9′……流体流入開口、10……ピスト
ン部材、11……副圧力上昇室、13,13′…
…流体吐出開口、16……弾性密封部材、20…
…ハウジング、21,21′……制御ピントル、
22……シリンダ孔、23……第1の軸方向内
孔、24……第2の軸方向内孔、25……高圧出
口、26……カムリング、32……内端面、33
……第2次高圧流体吐出開口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ハウジング20中に周方向に回転自在である
    とともに軸方向に移動自在に配置されたロータ1
    を備えており、軸方向におけるロータの一端面
    が、ロータに軸に沿つた一方向への付勢力を負荷
    するばねクラツチ2を介して、ロータと同軸に配
    置されている駆動シヤフト30に結合され、駆動
    シヤフトによつて回転されたロータがハウジング
    中に流入された流体の圧力を上昇させた後ハウジ
    ング中から吐出させるものであり: 丸棒状の制御ピントル21,21′がハウジン
    グ20に支持されていて; ロータ1が、制御ピントル21,21′上で上
    記軸方向及び上記周方向に摺動自在に支持されて
    いるとともに、周方向に相互に離間した位置にお
    いて半径方向に延出した少なくとも2つのシリン
    ダ孔22と、これらのシリンダ孔中に上記半径方
    向に摺動自在に挿入されたピストン部材10と、
    を有しており; ハウジング20が、ロータ1の回転中心線に対
    して偏心し回転するロータ1のシリンダ孔22の
    半径方向外端から一部を露出させたピストン部材
    10と摺接することによりピストン部材10をシ
    リンダ孔22中でピストン運動させるカム内周面
    と、少なくとも2つのピストン部材10の間でロ
    ータ1の外周面とカム内周面との間に創出される
    弧状の空間の上記軸方向における両側を閉塞し上
    記空間を副圧力上昇室11とする両内側面と、を
    有しており; ハウジング20の上記両内側面の少なくともい
    ずれか一方にはハウジング20中に流入された流
    体を副圧力上昇室11に供給する為の流体流入開
    口9,9′が形成されているとともに、上記両内
    側面のうち軸方向においてばねクラツチ2とは反
    対側に位置した一方の内側面には副圧力上昇室1
    1において圧力が上昇された後の流体を副圧力上
    昇室11から吐出させる流体吐出開口13,1
    3′が形成されており; 制御ピントル21,21′が、軸方向に延出し
    一端を副圧力上昇室11の流体吐出開口13,1
    3′に連通させているとともに流体流入開口9,
    9′に位置しているピストン部材10の為のシリ
    ンダ孔22の半径方向内端に他端を開口させた第
    1の軸方向内孔23と、軸方向に延出し一端を流
    体吐出開口13,13′に位置しているピストン
    部材10の為のシリンダ孔22の半径方向内端に
    開口させているとともにハウジング20に形成さ
    れている高圧連結口25に他端を連通させている
    第2の軸方向内孔24と、を有しており; ハウジング20の上記一方の内側面が軸方向に
    おいてばねクラツチ2とは反対側に位置したロー
    タ1の他端面32と対向していて、副圧力上昇室
    11において圧力が上昇された流体がハウジング
    20の上記一方の内側面とロータ1の他端面32
    との〓間に流入しロータ1の他端面32に作用し
    てロータ1をばねクラツチ2の付勢力に抗してば
    ねクラツチ2に向かい上記一方の内側面から遠ざ
    かるよう上記軸方向に移動させ、副圧力上昇室1
    1からの圧力の上昇された流体による上記軸方向
    におけるロータ1の移動がばねクラツチ2の付勢
    力によるハウジング20の上記一方の内側面に対
    するロータ1の他端面32の接触を解消し; 制御ピントル21,21′の第1の軸方向内孔
    23の上記一端からシリンダ孔22中に流入した
    副圧力上昇室11からの流体はシリンダ孔22の
    内端が第1の軸方向内孔23の上記一端から第2
    の軸方向内孔24の上記一端に至るまでの間に上
    記シリンダ孔22に対応したピストン部材10の
    作用により本格的に圧縮された後、ハウジング2
    0に形成されている高圧連結口25から排出され
    る為に第2の軸方向内孔24の上記一端に流入さ
    れる; ことを特徴とするラジアルピストン機。 2 前記ロータ1が周方向に略180度相互に離間
    した位置において半径方向に延出した2つの前記
    シリンダ孔22を有していて、 この結果として、2つの前記シリンダ孔22に
    対応した2つの前記ピストン部材10の間に創出
    される前記副圧力上昇室11もまた前記ロータ1
    の外周面上において周方向に略180度展開してい
    る、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    ラジアルピストン機。 3 前記ピストン部材10がボールにより構成さ
    れており、 前記ピストン部材10が摺接する前記ハウジン
    グ20の前記カム内周面が、前記ハウジング20
    中に偏心した状態で着脱自在に配置されたカムリ
    ング26の内周面により構成されていて、カムリ
    ング26の上記カム内周面は前記ピストン部材1
    0のボールの外周面の一部と一致した横断面形状
    を有している、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
    2項のいずれかに記載のラジアルピストン機。 4 前記ハウジング20は内孔中に弾性密封部材
    16を介して支持された固定子部材3を有してお
    り、 固定子部材3中に前記ロータ1が周方向に回動
    自在であるとともに軸方向に移動自在に配置され
    ており、 固定子部材3は前記カム内周面、前記両内側
    面、前記流体流入開口9、前記流体吐出開口13
    を有している、 ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    ラジアルピストン機。 5 前記ロータ1が周方向に略180度相互に離間
    した位置において半径方向に延出した2つの前記
    シリンダ孔22を有していて、 この結果として、2つの前記シリンダ孔22に
    対応した2つの前記ピストン部材10の間に創出
    される前記副圧力上昇室11もまた前記ロータ1
    の外周面上において周方向に略180度展開してい
    る、 ことを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
    ラジアルピストン機。 6 前記ピストン部材10がボールにより構成さ
    れており、 前記ピストン部材10が摺接する前記固定子部
    材3の前記カム内周面が、前記固定子部材3中に
    偏心した状態で着脱自在に配置されたカムリング
    26の内周面により構成されていて、カムリング
    26の上記カム内周面は前記ピストン部材10の
    ボールの外周面の一部と一致した横断面形状を有
    している、 ことを特徴とする特許請求の範囲第4項または第
    5項のいずれかに記載のラジアルピストン機。 7 前記制御ピントル21は前記ハウジング20
    中で前記固定子部材3に支持されていて、 前記第2の軸方向内孔24の前記他端は、前記
    固定子部材3に半径方向に延出して形成されてい
    る第2次高圧流体吐出開口33に連通されてお
    り、 前記固定子部材3の上記第2次高圧流体吐出開
    口33には前記ハウジング20の前記高圧連結口
    25に挿入されている中空プラグ4の先端部が挿
    入されていて、前記第2の軸方向内孔24の前記
    他端を前記ハウジング20の前記高圧連結口25
    に連通させており、 上記中空プラグ4の上記先端部は弾性密封部材
    5を介して前記固定子部材3の上記第2次高圧流
    体吐出開口33中に支持されている、 ことを特徴とする特許請求の範囲第4項乃至第6
    項のいずれか1項に記載のラジアルピストン機。
JP57092077A 1981-05-29 1982-05-29 Radial piston machine Granted JPS57203880A (en)

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