JPH0142805B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0142805B2
JPH0142805B2 JP19305185A JP19305185A JPH0142805B2 JP H0142805 B2 JPH0142805 B2 JP H0142805B2 JP 19305185 A JP19305185 A JP 19305185A JP 19305185 A JP19305185 A JP 19305185A JP H0142805 B2 JPH0142805 B2 JP H0142805B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
layer
formwork
buffer
curing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19305185A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6253802A (ja
Inventor
Kenichi Yamashita
Hisaaki Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Original Assignee
Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd filed Critical Chiyoda Technical and Industrial Co Ltd
Priority to JP19305185A priority Critical patent/JPS6253802A/ja
Publication of JPS6253802A publication Critical patent/JPS6253802A/ja
Publication of JPH0142805B2 publication Critical patent/JPH0142805B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は緩衝層つきコンクリート製品の製
法、及び製造装置に関する。
(従来の技術) この発明に最も近い従来技術としては特公昭60
−33670号公報の発明がある。それは、粉砕した
ゴムチツプと接着剤とを混合した練合物を、型枠
の底部に敷均し、その上に乳白状の醋酸ビニール
樹脂を塗布し、直ちに、その上にセメントを振り
かけ、型枠を振動させて上記醋酸ビニール樹脂を
上記練合物の空隙内に充填し、その上に生コンク
リートを充填して再び振動させ、凝固したら脱型
する、というものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記公報の発明は、その図面に示された振動機
や、説明文の「練合物3を…鏝にて叩くようにし
て略平坦にし、」その他から、実験室で時間と手
間をかけて成功した発明と思われ、これを工業的
に実施するには次のような問題点がある事を否め
ない。
すなわち、ゴムチツプと接着剤との「練合物」
は、何にでも粘着するため工業的には極めて扱い
にくい材料であつて、これを混練装置から如何に
して定量だけ型枠へ投入するか、投入した粘着性
「練合物」を如何にして平らに敷均らすか、とい
う問題がある。
その敷均らした練合物の上に醋酸ビニール樹脂
を、練合物空隙内に充填するほど大量に、均一塗
布する方法も難問である。
これらを手工業的に行うにしても労力、時間を
少なからず必要とする作業となるばかりでなく、
型枠への充填作業が済んでからも、全体が凝固し
て脱型できるまで長時間を要し、その間型枠を放
置しておかねばならない不能率さを避けられな
い。
(問題点を解決するための手段) 上記従来技術は、ゴムチツプ同士、またコンク
リートとの固着を、専ら接着剤、醋酸ビニール樹
脂の橋絡作用に頼つているが、この発明は押付け
圧縮による接合、つまり圧着作用を利用するもの
で、それは(1)粒状又は断片状弾性素材を、団塊と
しては流動性を保ち、各個には相互圧着及び型枠
内コンクリートとの圧着可能な粘性をもつ状態の
空隙に富む団塊とし、これを緩衝素材として所要
量だけ成形型枠に層状に充填して、その前又は後
に充填したコンクリート層と重ね、プレス板を上
記型枠内へ圧下して、上記素材層を固めると同時
に、上記コンクリート層と一体化し、養生工程
で、上記コンクリート層の硬化と、上記素材の相
互圧着部及びコンクリートとの圧着部の接合強度
増大とを進めることを特徴とする緩衝層つきコン
クリート製品の製法、(2)粒状又は断片状弾性素材
に粘性液又は粘性粉粒を加えて混合することによ
り、素材表面に、素材団塊としては流動性を保
ち、各個には相互圧着、及び型枠内コンクリート
との圧着を可能にする被覆層を作り、これを緩衝
素材として所要量だけ成形型枠に層状に充填し
て、その前又は後に充填したコンクリート層と重
ね、プレス板を上記型枠内へ圧下して、上記素材
層を多孔質に固めると同時に、上記コンクリート
層と一体化し、養生工程で、上記コンクリート層
の硬化と、上記素材の相互圧着部及びコンクリー
トとの圧着部の接合強度増大とを進めることを特
徴とする緩衝層つきコンクリート製品の製法、(3)
粒状又は断片状弾性素材に粘性液又は粘性粉粒を
加えて混合することにより、素材表面に、素材団
塊としては流動性を保ち、各個には相互圧着、及
び型枠内コンクリートとの圧着を可能にする被覆
層を作り、これを緩衝素材として、その所要量に
上記粘性液、粘性粉粒硬化剤を添加、混合直後、
成形型枠へ層状に充填し、その前又は後に充填し
たコンクリート層と重ね、プレス板を上記型枠内
へ圧下して、上記素材層を多孔質に固めると同時
に、上記コンクリート層と一体化し、養生工程
で、上記コンクリート層の硬化と、上記素材の相
互圧着部及びコンクリートとの圧着部の接合強度
増大とを進めることを特徴とする緩衝層つきコン
クリート製品の製法、(4)特許請求の範囲2又は3
に記載の製法において、その粘性液又は粘性粉粒
は熱硬化性を有するものである緩衝層つきコンク
リート製品の製法、(5)粒状又は断片状弾性素材、
粉粒状非弾性素材、及び粘性液又は粘性粉粒を混
合する事により、団塊としては流動性を保ち、上
記弾性素材各個には相互圧着及び型枠内コンクリ
ートとの圧着を可能にする被覆層を作り、上記混
合材を緩衝素材として所要量だけ成形型枠へ層状
に充填して、その前又は後に充填したコンクリー
ト層と重ね、プレス板を上記型枠内へ圧下して上
記混合材層を固めると同時に、上記コンクリート
層と一体化し、養生工程で上記コンクリート層の
硬化と、上記混合材層の各圧着部強度増大とを進
めることを特徴とする緩衝層つきコンクリート製
品の製法、(6)特許請求の範囲5に記載の製法にお
いて、その粉粒状非弾性素材はフエライトを含む
ものである緩衝層つきコンクリート製品の製法、
(7)粒状又は断片状弾性素材か、又はこれに粉粒状
非弾性素材を混入した複合素材を、団塊としては
流動性を保ち、上記弾性素材相互に圧着可能な状
態とし、この状態の上記素材とコンクリートと
を、両者の圧着仲介剤を介して積層するよう、成
形型枠へ、仲介剤噴射工程をはさんで、前後して
層状に充填し、プレス板を上記型枠内へ圧下して
上記弾性素材又は混合素材を固めると同時に、該
素材層、上記仲介剤層、コンクリート層を一体化
し、養生工程で上記コンクリート層の硬化と、上
記各素材の相互圧着部及びコンクリートとの仲介
圧着部の接合強度増大とを進めることを特徴とす
る緩衝層つきコンクリート製品の製法、(8)粒状又
は断片状弾性素材か、又はこれに粉粒状非弾性素
材を混入した複合素材を、団塊としては流動性を
保ち、弾性素材相互間及び弾性素材、コンクリー
ト間は圧着可能な粘性をもつ状態の空隙に富む団
塊とし、これを緩衝素材として所要量だけ、反転
即時脱型式コンクリート成形装置の皿形面パレツ
トに充填し、コンクリートを充填した型枠の開口
部に上記面パレツトをかぶせ、プレス装置によ
り、面パレツトを介して上記素材を型枠内コンク
リート上面に押付け、型枠反転により面パレツト
を下に付けた製品を脱型し、養生工程で、コンク
リート硬化と、各素材間、素材、コンクリート間
の圧着強度増大を進めた後、面パレツトを剥離す
ることを特徴とする緩衝層つきコンクリート製品
の製法、(9)粒状又は断片状弾性素材か、又はこれ
に粉粒状非弾性素材を混入した複合素材を、団塊
としては流動性を保ち、弾性素材各個は相互圧着
及び型枠内コンクリートとの直接又は間接圧着可
能な粘性をもつ状態の空隙に富む団塊とし、型枠
内を間仕切りして隣接する複数個の敷石ブロツク
を同時成形する型枠の上面に、上記各ブロツク共
通の緩衝層を形成する共通外枠を設け、上記型枠
を振動させつゝ、まずコンクリートを敷石ブロツ
ク成形空間に充填した後、これに重ねて、上記団
塊状素材を、上記共通外枠内に充填し、プレス板
により上から圧下して上記素材層を多孔質に固め
ると同時に、その下のコンクリートと一体化する
ことを特徴とする緩衝層つきコンクリート製品の
製法、(10)特許請求の範囲1、2、4、5、6、7
のいずれか一つに記載した製法において、そのコ
ンクリートの全部又は表層部は、親水性高分子樹
脂を混入したものである緩衝層つきコンクリート
製品の製法、(11)製品成形用型枠と、上記型枠に振
動を与える加振装置と、上記型枠内へ上方からプ
レス板を降ろすプレス装置と、上記型枠上へ横か
ら交互に進出して材料を投入する複数の摺動ホツ
パーと夫々の親ホツパーと、その一方の親ホツパ
ーへの硬練コンクリート供給装置と、他方の親ホ
ツパーへの緩衝素材供給装置であつて、粒状又は
断片状弾性素材、粉粒状非弾性素材、及び粘性液
又は粘性粉粒、夫々の計量供給装置を付設したミ
キサーと、上記コンクリートの硬化と、上記粘性
液又は粘性粉粒の硬化とを同時進行させる養生場
とを備えることを特徴とする緩衝層つきコンクリ
ート製品の製造装置、(12)製品成形用型枠と、上記
型枠に振動を与える加振装置と、上記型枠内へ上
方からプレス板を降ろすプレス装置と、上記型枠
上へ横から進出してコンクリートを落すコンクリ
ート供給装置と、上記型枠上へ別の方向から進出
して緩衝素材を落す緩衝素材供給装置と、粒状又
は断片状弾性素材、粉粒状非弾性素材、及び粘性
液又は粘性粉粒、夫々の計量供給装置を付設した
緩衝素材用ミキサーと、上記コンクリートの硬化
と、上記粘性液又は粘性粉粒の硬化とを同時進行
させる養生場とを備え、上記緩衝素材供給装置
は、そのスクリユーフイーダによる送給路に、上
記粘性液又は粘性粉粒のための硬化剤供給装置を
もつものであることを特徴とする緩衝層つきコン
クリート製品の製造装置である。
(作用) この発明は即時脱型式コンクリート製品製造工
場の既設設備を有効に利用する。即ち目的製品の
コンクリート部分を型枠で成形する工程は無論の
事、緩衝層の成形及びコンクリートとの接合の工
程も、コンクリート同様な充填方式、プレス手段
を用い、前述の圧着による成形、接合を行う。即
ち緩衝層となる弾性素材は粒状又は断片状で、こ
れに団塊としては流動し得、圧縮すれば素材相互
にも、又素材とコンクリートも固着させられる圧
着可能な粘性をもつ状態にする事により、従来の
硬練コンクリート同様な充填手段の適用を可能と
し、またコンクリート加圧用プレスにより型枠内
で圧着する事を可能にした。これによりコンクリ
ート製品量産工場の既設設備に僅かな設備を加え
るだけで、緩衝層つきコンクリート製品の量産設
備とする事に成功した。
その製品の緩衝層は、粒か断片の集合圧着体
で、従来技術のように空隙に接着液を充填してコ
ンクリート層との接着をはかるものでないから、
一般に多孔質、透水性が保たれ、舗装板等に好適
である。
こうして型枠へ充填し圧着した緩衝層つきコン
クリートは、コンクリートのスランプ値、弾性素
材圧着部の性質に応じて、即時脱型後か、又は型
枠もろ共、養生場へ送り、コンクリート層の硬化
と弾性素材圧着部の接合強度増大とを進める温度
と時間で養生するのである。
即時脱型時の型枠内面と弾性素材層との粘着力
は未だ弱く、養生後脱型する場合も、弾性素材が
粒状又は断片状であるため、液状素材が固まつた
場合のような固着力を生ぜず、型枠内面に脱型剤
を予め塗布しておくとか、脱型時型枠に振動を加
える等の手段をとれば容易に脱型できる。
前述の即時脱型式コンクリート製品製造工場で
は、例えば間知ブロツクを作る場合のように、コ
ンクリート充填した型枠の上にモルタル入り面パ
レツトを反転して伏せ、その面パレツト上に製品
を脱型するよう型枠を反転する方式がある。
この方式にこの発明を適用し、上記面パレツト
に上記緩衝素材を敷込んで型枠内コンクリートの
上に伏せ、プレス加圧するという、任意の形の製
品に容易に緩衝層を付ける方式を開いた。
また型枠内を間仕切りして複数個の敷石ブロツ
クを同時成形する際、その複数個の上に、この発
明の共通緩衝層を圧着する事により新規な屈撓性
敷石ブロツクを作る方法を開いた。
また、この発明の製法を実施する装置として、
在来の即時脱型式コンクリート製品製造工場の設
備に緩衝素材供給用の各素材計量供給装置を付設
したミキサーと、その混練素材を受ける親ホツパ
ー、摺動ホツパーを新たに追加し、またコンクリ
ート硬化と粘性液等の硬化を同時進行させる養生
場を流用、又は新設する事により、在来設備を最
も有効に生かした形の緩衝層つきコンクリート製
品製造装置を提示した。
また緩衝素材が粘性液、粘性粉粒を含む場合、
それらの硬化剤を、型枠投入直前の緩衝素材に添
加、混合する事により、親ホツパー内で素材が硬
化してしまうのを未然に防ぐ方法を提示し、さら
に製造装置として、その硬化剤添加、混合を、素
材供給装置のスクリユーフイーダによる供給路で
行う事により、投入直前の所要量の素材を推進し
つゝ硬化剤を均等に混合せしめる最も簡単、有効
な手段を提示した。
(実施例) 第1図はこの発明一実施例の説明図で、そのC
はコンクリート、Gは粒状又は断片状弾性素材を
主材とする緩衝素材、1はこの実施例の目的製品
の舗装板Mを作る成形用型枠、2はその加振装
置、3はプレス装置、4,4′は夫々、コンクリ
ート用、緩衝素材用摺動ホツパー、5,5′は
夫々コンクリート用、緩衝素材用親ホツパー、5
a,5′aは夫々へ混合材料を送るミキサーで、
養生設備は従来のコンクリート用ゆえ図は略し、
成形場から養生場へ向うスラツトコンベア6だけ
を示している。コンベア6に載つた製品Mは第4
図に示す緩衝層つきコンクリート舗装板である。
この実施例は硬練コンクリートを用いる即時脱
型式コンクリート製品成形装置をそのまゝ利用
し、コンクリートC用親ホツパー5、摺動ホツパ
ー4に対向して、新たに緩衝素材G用親ホツパー
5′、摺動ホツパー4′を加えている。プレス装置
3や、型枠1に取付けた加振装置2は既設のもの
で、この型枠1はコンクリート製品を下方へ既時
脱型する型式である。型枠底板1aは昇降シリン
ダ7により支持、駆動され、コンクリート充填
後、底板1aを第1図鎖線位置まで下げると、底
板1a上の製品を側方の押出シリンダ8が、コン
ベア6上まで押出していた装置を、そのまゝ利用
したものである。
工程順に説明すると、まず各親ホツパー5,
5′へ材料を入れることになる。親ホツパー5の
方へはミキサー5aから通常の硬練コンクリート
を入れる。新たに加わつた親ホツパー5′へ材料
を入れるミキサー5′aは、粒状又は断片状弾性
素材(ウレタン・チツプ)、粉粒状弾性素材(炭
酸石灰)、粘性液又は粘性粉粒(ウレタン樹脂液)
夫々の計量供給装置g,p,vを付属している。
これらの供給装置から、後述の配合でミキサー
5′aへ入れて混合すると、空隙に富む団塊にな
り、コンクリート同様の流動性をもつが、圧縮さ
れゝば固まり、養生により強い結合が得られる。
なお弾性素材はゴム、合成樹脂のいずれかにな
るが、その粒又は断片に、押付ければ接合できる
圧着性を与える手段は、加熱又は化学処理により
素材自身に粘性を与える方法と、外面に粘性被膜
を付ける方法とある。
いずれの方法による場合も、流動性と粘性とい
う相反する性質を適当に兼ね備える、やゝ難しい
条件を課せられるが、粘性と称しても、圧縮され
た場合だけ固着する程度でよい。当初、固着力が
弱くても、その後、養生で強められゝばよいので
ある。
流動性を高めるには、素材周面に液分を多くす
るとは限らない。乾燥に近い状態で、流動中の相
互接触であは粘着せず良好な流動性を保つが、強
い圧着力で固着するようにしてもよい。
上記実施例は素材に粘性液(ウレタン樹脂)と
非弾性粉粒(炭酸石灰)による被膜を付けるもの
で、樹脂液を増せば流動性が増し、石灰はその逆
の作用があるから、それらの配分によつて流動
性、圧着性を加減でき、実験的に最適配合を決め
やすい。
さて、両側の親ホツパー5,5′にコンクリー
トC、緩衝素材Gを入れて第1図の状態にした
後、この実施例はまず第2図のようにコンクリー
ト側摺動ホツパー4を型枠1上へ進める。摺動ホ
ツパー4は型枠1上縁の高さの固定摺動板9上を
滑つて移動し、移動中、親ホツパー5の出口を、
後方に付けた水平閉塞板10により閉塞する周知
の構造である。
第2図は摺動ホツパー4内のコンクリートCが
型枠1内へ落ち、加振装置2単独か、プレス装置
3の助けも借りて、表面をほゞ水平にならした状
態を示す。加振装置2により型枠1を振動させる
と、投入したコンクリートCの表面がならされる
と同時に、コンクリート内部の空隙、型枠の隅々
等にコンクリートがむらなく満たされる。
それから摺動ホツパー4を復帰させ、反対側の
摺動ホツパー4′を型枠1上に進めると、第3図
のように緩衝素材Gが型枠1内コンクリートC上
に落ち、加振装置2によつて型枠1が振動させら
れるため、コンクリート同様、平らに広がつて弾
性素材層を作る。実際には緩衝素材Gが所要量よ
りやゝ多く摺動ホツパー4′に入るようにしてい
るので、その摺動ホツパー4′を復帰させる際、
余剰分をかき取り、表面を平滑にする。
そこでプレス装置3を働かし、プレス板3aに
より型枠1内の両材を押し固める。その間も型枠
1には振動を与えて、粒状又は断片状弾性素材同
士が空所なく入組み、最大の圧着面積を得られる
ようにするとよい。
それから、型枠底板1aを支えていた昇降シリ
ンダ7の力をゆるめると、従来のコンクリート製
品脱型時と同様、型枠1内で一体化したコンクリ
ートC層と緩衝素材G層、つまり製品Mがプレス
板3aと型枠底板1aの間に挟まれて下方へ押出
される。プレス板3aは上方へ復帰させ、押出シ
リンダ8により製品Mをコンベア6上へ移し、コ
ンベア6は製品Mを養生場へ運ぶ。脱型から養生
までは従来と変らない。たゞし養生条件はコンク
リート硬化と、弾性素材圧着部の接合強度増大の
双方を進めるよう決める。この実施例の弾性素材
被覆層を作るウレタン樹脂液は養生場で常温放置
しても硬化するが、熱硬化性をもつから、硬化促
進のため、コンクリートにも使える高温で養生す
るとよい。
こうして得られた製品Mは、ウレタンチツプ団
塊を圧縮、集結した形の多孔質緩衝層つきコンク
リート舗装板となる。この多孔質緩衝層は、プレ
ス圧を過大にしなければ透水性になるから、舗装
板本体となるコンクリートを周知の透水コンクリ
ートにすれば、緩衝性と透水性を兼ね備えた舗装
板になる。
また型枠1内に充填したコンクリートの上面に
導水溝を作る形のプレス板3aを使つて、コンク
リート層を充分固めた後、その上に弾性素材層を
作りつけると、第5図に示すような導水溝11を
もつ透水性緩衝舗装板となる。
上記実施例は水分の少い硬練コンクリート緩衝
素材を圧着するので、比較的容易にコンクリート
層、緩衝素材層を接合し得たが、水分の多いコン
クリートを流込んだ場合、多少面倒になる。しか
し、最近、水を嫌わない接着剤が開発されてお
り、これを粘性液として使えば、型枠内でもある
程度の接合力を生じ、養生場で充分強固な接合に
する事ができる。
なおコンクリート層と緩衝素材層の接合をより
強力にする手段として、両層の間にポリエステル
系樹脂等の圧着仲介剤層を入れてもよい。これは
道路舗装工事におけるプライマーに当るもので、
上述の型枠へのコンクリート又は緩衝素材層形成
工程の中間に仲介剤噴射工程を加え、両層間に適
当な厚みの仲介層を設けることにより、両層の強
い接合部を作るのである。この他、コンクリート
側に予め親水性高分子を混入して接着性を高めて
もよい。
いずれの方法をとつても、型枠1内面の、緩衝
素材層や噴射した仲介剤が接する部分は粘液が付
き、放つておくと、これが硬化する。従つて、こ
の実施例では、プレス板3aを押下げて製品Mを
脱型させる際、プレス板3a周縁により型枠1内
面に付着した粘液をかき落し、製品M周縁に滲透
させるようにしている。
第5図のように下層のコンクリート上面に斜面
と溝11を作る場合、プレス板3aの下に専用押
板を横から挿入できるようにするとよい。またプ
レス板3aを波形表面にしておけば、緩衝層上面
を波形にして滑りにくゝすると同時に、コンクリ
ート層上面も波形にして緩衝層との接合面積を大
にし剥離抵抗を増大し得る。波形以外にも有効な
凹凸が種々、考えられる。
上記実施例は、型枠1へまずコンクリートを入
れてから緩衝素材る入れたが、順序を逆にすれば
コンクリートが自重と振動とで、弾性素材の間隙
に入込みやすい。
しかし、コンクリートCを先に投入した場合の
ように、型枠1の底部に平らに緩衝素材Gを敷く
には、単に振動だけでなく、プレス板3aその他
の応援が必要になる。
弾性素材の材質にもよるが、弾性素材だけを多
孔質に固めた緩衝層では柔かすぎるとか、靴で蹴
られて脱落しやすい、といつた問題がある場合、
前述の粉粒状非弾性材、例えば炭酸石灰等を混入
すると容易に改善される。
また第1図の実施例のように、板状製品を型枠
の下(又は上)へ脱型するのでなく、製品が間知
ブロツクであるときは型枠を180゜反転して重力に
より脱型する。これは間知ブロツクの表面に緩衝
層を付ける場合である。
第6図の実施例がそれで、コンクリートCを充
填した型枠1はチエン車12により180゜反転さ
せ、その開口部を真下に向けることができる。そ
の型枠支持機構13には、面パレツト14を載せ
て、これを型枠1の開口部へ伏せる旋回パレツト
受15が付属し、図の実線位置から鎖線位置へ
180゜旋回する。
このパレツト受15を裏面の加振装置2により
振動させつゝ、緩衝素材Gを、前後動する供給コ
ンベア16により均一にパレツト14上へ落し敷
く。そして、型枠1へのコンクリート充填が終つ
た時、コンベア16を退げ、パレツト受15を旋
回して面パレツト14を型枠1上面に伏せ、パレ
ツト受15は直ちに復帰させる。そこでプレス板
3aを下げて、面パレツト14の上から緩衝素材
GをコンクリートC上面に押付け圧着させる。そ
のプレス板3aを上方へ復帰させたら、チエン車
12を回して型枠1を反転させ、面パレツト15
を付けた製品Mを鎖線で示すように下方へ落し脱
型させる。そして、これをコンベアに載せ、養生
場へ送り、適当に硬化した時、面パレツトを剥離
する工程は、面パレツトにモルタルを入れた従来
と同様である。
上記各実施例は一個のコンクリートブロツクに
一個の緩衝層が付いたものであるが、複数個のブ
ロツクに共通の緩衝層を付ける事も容易である。
第7図にその製品例、第8図にその製造装置の要
部を示す。この実施例は16個の敷石ブロツクCの
上に共通緩衝素材G層を圧着している。第8図に
示すように、隣接する複数個の敷石ブロツクCを
同時成形する型枠1の上面に、各ブロツク共通の
緩衝素材G層を形成する共通外枠1bを加えただ
けの改造型枠である。
この改造型枠1′を第1図の型枠1の位置へ入
れ、第2図のように型枠底部へコンクリートCを
落し振動させれば、コンクリートは夫々の敷石ブ
ロツク成形用凹みに平らに納まる。それから第3
図と同様に緩衝素材Gを上層部に落し、プレス板
3aにより圧縮して一体に固めたら、第1図の型
枠底板1aの上に16個の突上げ用突起17を付け
た第8図の改造底板1′aを上げて、製品を上方
へ脱型するのである。コンクリートCを透水性配
合にしてもよい事はいうまでもない。
なお、上記型枠1′を固定底板にし、これを第
6図のような反転装置に取付けて、反転脱型にす
る事もできる。緩衝層上面の縦横の溝18は屈撓
性を良くするためのものである。
次に第1図に実施例として示した、この発明の
製造装置について述べる。この発明の製法は種々
の形態の製造装置により実施可能であるが、さき
にも述べたように、コンクリート製品製造工場の
既設設備を最も有効に活用するものを、こゝに示
す。
その主要部は前述の製品成形用型枠1、その加
振装置2、プレス装置3、摺動ホツパー4,4′、
夫々の親ホツパー5,5′、そして親ホツパー
5′用ミキサー5′aへの弾性素材、非弾性粉粒
材、粘性材夫々の計量供給装置g,p,vと、図
示しない養生設備とである。既設の即時脱型式成
形装置に新たに加わつたのは、緩衝素材Gの調
製、供給装置だけである。
動作説明は前に述べたから、付設設備について
加えると、緩衝素材層、コンクリート層の間に圧
着仲介剤を噴射する場合、その噴射ノズルは図示
しないが、一本ないし複数本の噴射管を、待機位
置からプレス板3aの下へ進出させればよい。こ
れは反転脱型式型枠を用いる製法の場合も同様で
ある。
第9図の実施例は、緩衝層用素材として、粒状
又は断片状弾性素材、粉粒状非弾性素材、及び粘
性液又は粘性粉粒の混合物を使う場合、その粘性
液又は粘性粉粒の硬化剤を型枠投入直前の素材へ
滴下又は噴露により供給し、直ちに均等に素材全
体に拡散混合してから型枠へ落す装置を有するも
のである。この実施例は第1図の設備にこの発明
を適用しており、変つた所は緩衝素材G用親ホツ
パー5′と摺動ホツパー4′との間に、素材計量室
19、その上下のシヤツター機構20,20′、
その下のスクリユーフイーダ21入り送給路2
2、その途中の天井に設けた硬化剤滴下口23、
その滴下装置24等である。計量室19の下側シ
ヤツター20′だけ閉じて室内へ親ホツパー5′か
ら素材Gを受入れた後、上側シヤツター20を閉
じて20′を開くと送給路22へ所要量の素材G
が落ちる。スクリユーフイーダ21を駆動すると
素材Gは出口へ進むが、滴下口23から硬化剤を
滴下されると、これをスクリユー羽根が素材G全
体へ拡散、混合しつゝ進めるので、出口から摺動
ホツパー4′内へ落ちる頃は均等に滲透して粘着
成分のその後の硬化を促進する。
なお、この型枠充填直前の緩衝素材に硬化剤を
供給し、スクリユーフイーダにより拡散混合と推
進とを同時に行わす発明は、摺動ホツパーを介し
て型枠へ投入する方式に限らず、直接、スクリユ
ーフイーダから型枠へ投入してよい事はいうまで
もない。なおスクリユーフイーダからの素材投下
は小量ずつ連続する形になるため、周知のように
スクリユーフイーダ自身が、これを受ける側かを
移動させながら投下して、一箇所に盛上るのを避
けるのもよい。
その他についても、この発明の製法、製造装置
の実施態様は実施条件に応じて、担当技術者の公
知技術により多様に変化、応用し得る。
例えば、緩衝素材に混入する粉粒状非弾性素材
は顔料、ガラスビーズ、その他でもよく、感磁性
材料のフエライト等を用いる事により、盲人の杖
で感知できる盲人案内用敷石ブロツクとするのも
容易である。
上記実施例の緩衝素材GとコンクリートCの配
合例を次に示す。
〔緩衝素材〕
ウレタンチツプ(粒径1.5〜3.0mm) 585g 炭酸石灰 180g ウレタン樹脂液(商品名ハマタイト) 135g 〔コンクリートの1〕 セメント 1600g 水 590g 砕 石(1.5〜3.0mm) 2700g 川 砂 4880g 〔コンクリートの2:透水性〕 セメント 1750g 水 490g 砕 石(2.5〜5.0mm) 7000g 〔コンクリートの3:高分子入り〕 セメント 1600g エマルジヨン(SBR) 160g 水 430g 砕 石 2700g 川 砂 4880g (注) SBRはスチレン・ブタジエン・ゴムの略で、
ポリマー40%、水分60%の乳白色液、 (発明の効果) この発明は粒状又は断片状弾性素材を、団塊と
しては流動性を保ち、各個には相互圧着、及び型
枠内コンクリートとの圧着可能な粘性をもつ状態
にする事により、手で握り締めれば固まる硬練コ
ンクリートのような性質を与えたので、在来の即
時脱型式コンクリート成形装置の硬練コンクリー
ト定量供給機構、充填、加圧成形、脱型機構と、
本出願人がさきに開発した特公昭58−2042「複合
コンクリート製品の製法及び製造装置」の技術と
により、上記素材による緩衝層とコンクリート層
とを型枠内で圧着成形する量産方法を確立した。
弾性素材に粘性液又は粘性粉粒を加えて混合し
た緩衝素材を使用する場合、素材表面に所要の圧
着性被覆層を作る事ができ、素材自身に、加熱等
により圧着性を与える場合に比べ、技術的に容易
で実用性が高い。
また主材である弾性素材に粉粒状非弾性素材を
加え、これに粘性液又は粘性粉粒を混合した混合
物を使えば、粒状又は断片状弾性素材相互の間隙
を粉粒状非弾性素材が適当に埋めて、全体として
の圧縮強さが増大する。そして、弾性素材団塊の
流動性を適当に弱め、製品の透水性を減ずる働き
もする。
またコンクリート層、弾性素材層間に、圧着仲
介剤層を噴射して作る方法によれば、コンククリ
ート、弾性素材粒、片間の直接圧着の場合に比
べ、著しく大きな圧着面積となり、コンクリー
ト、緩衝層の接合強度、信頼性が増す。
また反転脱型を要する製品に緩衝層を付ける場
合は、従来、表層モルタルを入れて型枠開口部に
かぶせていた面パレツトに、モルタルに替わる上
述の緩衝素材を入れる事により、従来同様の工程
で緩衝層つき製品を得る道を開いた。
また型枠内を間仕切りして複数の敷石ブロツク
を同時成形する型枠にコンクリート充填した後、
それらの上に上記団塊状素材を重ねる事により、
簡単に共通緩衝層を付ける方法を開示した。
また製造装置として、在来の硬練コンクリート
成形設備に僅かな設備を加え、操作も従来同様に
行えるものを提示した。また緩衝素材へ混入した
粘性液又は粘性粉粒の硬化を促進する硬化剤を、
該素材の型枠投入直前、スクリユーコンベア入り
供給路に滴下又は噴霧し、スクリユーにより拡散
混合を終えると共に投下する装置は、緩衝素材の
ホツパー内硬化を防ぎ、型枠内硬化を促進するた
め、作業管理を容易にする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の製造装置の一実施例説明
図、第2,3図はその動作順の説明図、第4,5
図は上記装置により作られた製品二例の斜視図、
第6図は反転即時脱型する製品に対する実施例の
説明図、第7,8図は別の製品の斜視図とその成
形装置要部説明図、第9図は緩衝素材の投下直前
に硬化剤を加える製造装置の説明図である。 C……コンクリート、G……緩衝素材、1……
型枠、2……加振装置、3……プレス装置、4,
4′……摺動ホツパー、5,5′……親ホツパー、
5a,5′a……ミキサー、g,p,v……弾性
素材、非弾性素材、粘性材夫々の計量供給装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 粒状又は断片状弾性素材を、団塊としては流
    動性を保ち、各個には相互圧着及び型枠内コンク
    リートとの圧着可能な粘性をもつ状態の空隙に富
    む団塊とし、 これを緩衝素材として所要量だけ成形型枠に層
    状に充填して、その前又は後に充填したコンクリ
    ート層と重ね、 プレス板を上記型枠内へ圧下して、上記素材層
    を固めると同時に、上記コンクリート層と一体化
    し、 養生工程で、上記コンクリート層の硬化と、上
    記素材の相互圧着部及びコンクリートとの圧着部
    の接合強度増大とを進めることを特徴とする緩衝
    層つきコンクリート製品の製法。 2 粒状又は断片状弾性素材に粘性液又は粘性粉
    粒を加えて混合することにより、素材表面に、素
    材団塊としては流動性を保ち、各個には相互圧
    着、及び型枠内コンクリートとの圧着を可能にす
    る被覆層を作り、これを緩衝素材として所要量だ
    け成形型枠に層状に充填して、その前又は後に充
    填したコンクリート層と重ね、 プレス板を上記型枠内へ圧下して、上記素材層
    を多孔質に固めると同時に、上記コンクリート層
    と一体化し、 養生工程で、上記コンクリート層の硬化と、上
    記素材の相互圧着部及びコンクリートとの圧着部
    の接合強度増大とを進めることを特徴とする緩衝
    層つきコンクリート製品の製法。 3 粒状又は断片状弾性素材に粘性液又は粘性粉
    粒を加えて混合することにより、素材表面に、素
    材団塊としては流動性を保ち、各個には相互圧
    着、及び型枠内コンクリートとの圧着を可能にす
    る被覆層を作り、 これを緩衝素材として、その所要量に上記粘性
    液、粘性粉粒の硬化剤を添加、混合直後、成形型
    枠へ層状に充填し、その前又は後に充填したコン
    クリート層と重ね、 プレス板を上記型枠内へ圧下して、上記素材層
    を多孔質に固めると同時に、上記コンクリート層
    と一体化し、 養生工程で、上記コンクリート層の硬化と、上
    記素材の相互圧着部及びコンクリートとの圧着部
    の接合強度増大とを進めることを特徴とする緩衝
    層つきコンクリート製品の製法。 4 特許請求の範囲2又は3に記載の製法におい
    て、その粘性液又は粘性粉粒は熱硬化性を有する
    ものである緩衝層つきコンクリート製品の製法。 5 粒状又は断片状弾性素材、粉粒状非弾性素
    材、及び粘性液又は粘性粉粒を混合する事によ
    り、団塊としては流動性を保ち、上記弾性素材各
    個には相互圧着及び型枠内コンクリートとの圧着
    を可能にする被覆層を作り、 上記混合材を緩衝素材として所要量だけ成形型
    枠へ層状に充填して、その前又は後に充填したコ
    ンクリート層と重ね、 プレス板を上記型枠内へ圧下して上記混合材層
    を固めると同時に、上記コンクリート層と一体化
    し、 養生工程で上記コンクリート層の硬化と、上記
    混合材層の各圧着部強度増大とを進めることを特
    徴とする緩衝層つきコンクリート製品の製法。 6 特許請求の範囲5に記載の製法において、そ
    の粉粒状非弾性素材はフエライトを含むものであ
    る緩衝層つきコンクリート製品の製法。 7 粒状又は断片状弾性素材か、又はこれに粉粒
    状非弾性素材を混入した複合素材を、団塊として
    は流動性を保ち、上記弾性素材相互に圧着可能な
    状態とし、 この状態の上記素材とコンクリートとを、両者
    の圧着仲介剤を介して積層するよう、成形型枠
    へ、仲介剤噴射工程をはさんで、前後して層状に
    充填し、 プレス板を上記型枠内へ圧下して上記弾性素材
    又は混合素材を固めると同時に、該素材層、上記
    仲介剤層、コンクリート層を一体化し、 養生工程で上記コンクリート層の硬化と、上記
    各素材の相互圧着部及びコンクリートとの仲介圧
    着部の接合強度増大とを進めることを特徴とする
    緩衝層つきコンクリート製品の製法。 8 粒状又は断片状弾性素材か、又はこれに粉粒
    状非弾性素材を混入した複合素材を、団塊として
    は流動性を保ち、弾性素材相互間及び弾性素材、
    コンクリート間は圧着可能な粘性をもつ状態の空
    隙に富む団塊とし、 これを緩衝素材として所要量だけ、反転即時脱
    型式コンクリート成形装置の皿形面パレツトに充
    填し、 コンクリートを充填した型枠の開口部に上記面
    パレツトをかぶせ、プレス装置により、面パレツ
    トを介して上記素材を型枠内コンクリート上面に
    押付け、 型枠反転により面パレツトを下に付けた製品を
    脱型し、 養生工程で、コンクリート硬化と、各素材間、
    素材、コンクリート間の圧着強度増大を進めた
    後、面パレツトを剥離することを特徴とする緩衝
    層つきコンクリート製品の製法。 9 粒状又は断片状弾性素材か、又はこれに粉粒
    状非弾性素材を混入した複合素材を、団塊として
    は流動性を保ち、弾性素材各個は相互圧着及び型
    枠内コンクリートとの直接又は間接圧着可能な粘
    性をもつ状態の空隙に富む団塊とし、 型枠内を間仕切りして隣接する複数個の敷石ブ
    ロツクを同時成形する型枠の上面に、上記各ブロ
    ツク共通の緩衝層を形成する共通外枠を設け、 上記型枠を振動させつゝ、まずコンクリートを
    敷石ブロツク成形空間に充填した後、これに重ね
    て、上記団塊状素材を、上記共通外枠内に充填
    し、 プレス板により上から圧下して上記素材層を多
    孔質に固めると同時に、その下のコンクリートと
    一体化することを特徴とする緩衝層つきコンクリ
    ート製品の製法。 10 特許請求の範囲1、2、4、5、6、7の
    いずれか一つに記載した製法において、そのコン
    クリートの全部又は表層部は、親水性高分子樹脂
    を混入したものである緩衝層つきコンクリート製
    品の製法。 11 製品成形用型枠と、上記型枠に振動を与え
    る加振装置と、上記型枠内へ上方からプレス板を
    降ろすプレス装置と、上記型枠上へ横から交互に
    進出して材料を投入する複数の摺動ホツパーと
    夫々の親ホツパーと、 その一方の親ホツパーへの硬練コンクリート供
    給装置と、 他方の親ホツパーへの緩衝素材供給装置であつ
    て、粒状又は断片状弾性素材、粉粒状非弾性素
    材、及び粘性液又は粘性粉粒、夫々の計量供給装
    置を付設したミキサーと、 上記コンクリートの硬化と、上記粘性液又は粘
    性粉粒の硬化とを同時進行させる養生場とを備え
    ることを特徴とする緩衝層つきコンクリート製品
    の製造装置。 12 製品成形用型枠と、上記型枠に振動を与え
    る加振装置と、上記型枠内へ上方からプレス板を
    降ろすプレス装置と、上記型枠上へ横から進出し
    てコンクリートを落すコンクリート供給装置と、
    上記型枠上へ別の方向から進出して緩衝素材を落
    す緩衝素材供給装置と、粒状又は断片状弾性素
    材、粉粒状非弾性素材、及び粘性液又は粘性粉
    粒、夫々の計量供給装置を付設した緩衝素材用ミ
    キサーと、上記コンクリートの硬化と、上記粘性
    液又は粘性粉粒の硬化とを同時進行させる養生場
    とを備え、 上記緩衝素材供給装置は、そのスクリユーフイ
    ーダによる送給路に、上記粘性液又は粘性粉粒の
    ための硬化剤供給装置をもつものであることを特
    徴とする緩衝層つきコンクリート製品の製造装
    置。
JP19305185A 1985-09-03 1985-09-03 緩衝層つきコンクリ−ト製品の製法及び製造装置 Granted JPS6253802A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19305185A JPS6253802A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 緩衝層つきコンクリ−ト製品の製法及び製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19305185A JPS6253802A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 緩衝層つきコンクリ−ト製品の製法及び製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6253802A JPS6253802A (ja) 1987-03-09
JPH0142805B2 true JPH0142805B2 (ja) 1989-09-14

Family

ID=16301359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19305185A Granted JPS6253802A (ja) 1985-09-03 1985-09-03 緩衝層つきコンクリ−ト製品の製法及び製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6253802A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0780164B2 (ja) * 1990-07-05 1995-08-30 日本碍子株式会社 複層ブロックの成形方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6253802A (ja) 1987-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2888342B2 (ja) 天然石コンクリートブロックの製造方法
US6616874B1 (en) Method for forming a reflective concrete block
AU707768B2 (en) Method and apparatus for forming a concrete block
JPH0142805B2 (ja)
JPH0829536B2 (ja) 天然石コンクリートブロツクの表面部自動成形方法及びその装置
KR100527266B1 (ko) 콘크리이트블록제조방법및장치
JPS62132608A (ja) 緩衝層つき複合コンクリ−ト製品の成形方法
JPH07132519A (ja) レジンコンクリート製品の製造方法、製造装置および型枠
WO1993021387A1 (en) Pavement, pavement material and method of manufacturing same
JPS63299901A (ja) 表面に自然石を現出するコンクリ−ト製品の成形方法
JP3023673B2 (ja) 自然石を貼り付けたコンクリート積みブロックの製造方法
JPS62259803A (ja) 緩衝層をもつコンクリ−ト製品の製法
JP2553455B2 (ja) ゴム成形板一体型コンクリートブロックの製造方法
JPS6033670B2 (ja) 表面にゴムチツプ層を形成したコンクリ−ト板の製造法
JPH0598603A (ja) 舗装、舗装構成体およびこれらの製造方法
JPH02102002A (ja) 複合コンクリート製品の製造装置
JPH09216210A (ja) 装飾材を埋込んだコンクリートブロックの製造工法
WO2005051620A2 (en) Manufacture of moulded paving elements
JPH01275482A (ja) 天然石コンクリートブロックの製造方法
JPH0310806A (ja) コンクリート製品の成形方法並に表面化粧成形板
JPH10265250A (ja) ブロック成型体およびその製造方法
RU2021147C1 (ru) Способ изготовления облицовочной плиты
JPH10110401A (ja) ゴム質又は木質の表層を有するインターロッキングブロック及びその製造方法
JPS582042B2 (ja) 複合コンクリ−ト製品の製法及び製造装置
JPH0146477B2 (ja)