JP2553455B2 - ゴム成形板一体型コンクリートブロックの製造方法 - Google Patents

ゴム成形板一体型コンクリートブロックの製造方法

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JP2553455B2 JP5242020A JP24202093A JP2553455B2 JP 2553455 B2 JP2553455 B2 JP 2553455B2 JP 5242020 A JP5242020 A JP 5242020A JP 24202093 A JP24202093 A JP 24202093A JP 2553455 B2 JP2553455 B2 JP 2553455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴム成形板が表面に
成形された舗装面の施工に使用され、特に、工期が短縮
でき、しかもゴム成形板とコンクリート表面との密着性
が良く、更にゴム成形板の透水性が高く、その上補修作
業も簡単に行えるゴム成形板一体型コンクリートブロッ
クの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム成形板が表面に成形された舗
装面が知られている。この舗装面は、表面がゴム成形板
で出来ているので一般に滑りにくい特徴を備えており、
公園、歩道など人が歩く場所に最近良く使用されてい
る。
【0003】従来のゴム成形板が表面に成形された舗装
面の施工方法は、先ず、路盤上にコンクリートを打設
し、1ケ月程散水養生してコンクリートを硬化させる。
次に、コンクリートの硬化後にコンクリートの表面を乾
かせ、乾いたコンクリートの表面にシーラ(ゴム板とコ
ンクリート表面との接着性を高める薄めの接着液)を塗
布してコンクリートに浸透させる。
【0004】そして、現場でミキサーを利用してゴムチ
ップと接着剤を2:1の重量比率で混合させ、ゴムチッ
プと接着剤の混合からなるゴム成形材をシーラを塗布し
たコンクリート表面に打設し、そのゴム成形材の表面を
作業員が電気鏝で押圧しながら平坦に仕上げて、ゴム成
形板を舗装面に成形して、表面にゴム成形板が成形され
た舗装面を施工している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
施工方法にあっては、ゴム成形板の下層側に打設形成さ
れるコンクリートが養生硬化するのに1ケ月程必要なた
め、工期が最低でも1ケ月程かかり、しかも、雨天時に
はコンクリート打設作業やゴム成形材の打設作業ができ
ず、工期が一般に長くなる不都合があった。
【0006】また、従来の施工方法にあっては、コンク
リート表面に打設したゴムチップと接着剤の混合からな
るゴム成形材の表面を作業員が電気鏝で押圧して、ゴム
成形材を締め固めてゴム成形板の成形を行っており、作
業員の電気鏝による押圧での締め固めであるため、ゴム
成形材とコンクリート表面との密着が弱く、成形後のゴ
ム成形板がコンクリート表面から剥離し易かった。
【0007】これに加えて、ゴム成形材の表面を作業員
が電気鏝で押圧して、ゴム成形材を締め固めてゴム成形
板の成形を行っているため、ゴム成形材の接着剤の使用
量が少ないとゴムチップ同士の締め固め接着が不十分と
なる。このため、ゴム成形材のゴムチップに対する接着
剤の使用量が多くなり、その結果、成形後のゴム成形板
の表面に接着剤による膜が形成され、この膜によってゴ
ム成形板は透水性が悪くなり、雨が降った場合にゴム成
形板でその表面が成形された舗装面の表面に水溜まりが
出来るという不都合があった。
【0008】更に、表面のゴム成形板の一部が磨耗した
り剥がれたりして補修する必要が生じたときには、その
補修箇所の周囲のゴム成形板も一部剥ぎ取り、剥ぎ取っ
たその下層側のコンクリート表面にシーラ(ゴム板とコ
ンクリート表面との接着性を高める薄めの接着液)を塗
布し、ゴムチップと接着剤の混合からなるゴム成形材を
打設する必要があるが、この作業に付随して、ゴム成形
板を剥ぎ取る機械及びゴムチップと接着剤を混合するミ
キサーなどを、現場に持ち込む必要があり、作業が煩雑
となり、補修作業を簡単に行うことができなかった。
【0009】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゴム成形板が表面に成形された舗装面
の施工に使用され、特に、工期が短縮でき、しかもゴム
成形板とコンクリート表面との密着が良好で剥がれにく
く、更にゴム成形板の透水性が高く水はけが良好で、そ
の上、補修作業も簡単に行うことのできるゴム成形板一
体型コンクリートブロックの製造方法を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、多数のゴムチップと少量の接
着剤を混合し、このゴムチップと接着剤の混合からなる
ゴム成形材を型枠内に入れ、型枠内に入ったゴム成形材
を加圧振動機に装着し、加圧振動機に装着した型枠内に
入ったゴム成形材の上方にノースランプコンクリート材
を積層して、加圧振動を加えて一体化し、その後に加圧
振動機からゴム成形材が型枠内に入ったゴム成形板一体
型コンクリートブロックを取り出す方法よりなるもので
ある。
【0011】また、請求項2の発明は、多数のゴムチッ
プと少量の接着剤を混合し、このゴムチップと接着剤の
混合からなるゴム成形材を型枠内に入れ、型枠内に入っ
ゴム成形材の表面に凹凸面を形成し、凹凸面が形成さ
れた型枠内に入ったゴム成形材を加圧振動機に装着し、
加圧振動機に装着した型枠内に入ったゴム成形材の上方
ノースランプコンクリート材を積層して、加圧振動を
加えて一体化し、その後に加圧振動機からゴム成形材が
型枠内に入ったゴム成形板一体型コンクリートブロック
を取り出す方法よりなるものである。
【0014】
【作用】以上のような構成を有するこの発明は、次のよ
うに作用する。すなわち、ゴム成形板一体型コンクリー
トブロックを敷き並べる施工方法であるから、現場での
コンクリート打設作業及び養生期間をそっくり省略で
き、施工期間を大幅に短縮するように作用し、また、ゴ
ム成形材のノースランプコンクリートとの密着面を凹凸
面に形成したので、成形後のゴム成形板とコンクリート
との密着性を高めるように作用し、更に、加圧と振動を
加えながらゴム成形材とノースランプコンクリートを一
体的に成形加工するので、少ない量の接着剤でゴム成形
材のゴムチップ同士を締め固めて接着させることが可能
となり、ゴム成形板の透水性を妨げる原因の接着剤の使
用量を少なくでき、ゴム成形板の透水性のを高めるよう
に作用し、更にまた、表面のゴム成形板の一部が磨耗し
たり剥がれたりして補修する必要が生じたときには、そ
の補修箇所のゴム成形板一体型コンクリートブロックご
と取り外して交換すればよく、補修作業を非常に簡単に
行えるように作用し、更にまた、加圧振動機からゴム成
形材が型枠内に入ったゴム成形板一体型コンクリートブ
ロックを取り出したとき、ゴム成形材は型枠内に入って
いるので、加圧振動機によって加圧されていたゴム成形
材が加圧振動機から取り出した直後に膨張するのを型枠
によって阻止するように作用する。
【0015】
【実施例】以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発
明をより具体的に説明する。ここで、図1はゴム成形板
一体型コンクリートブロックの斜視図である。
【0016】図において、ゴム成形板一体型コンクリー
トブロック1は、公園、歩道など人が歩く場所の舗装面
に使用され、滑りにくいという一般的な特徴の他に、特
に、工期が短縮でき、しかもゴム成形板とコンクリート
表面との密着が良くて剥がれにくく、更にゴム成形板の
透水性が良くて水はけが良好で、その上、補修作業も簡
単に行うことのできる特徴を備えている。
【0017】このゴム成形板一体型コンクリートブロッ
ク1は、例えば方形状の形をしており、上層のゴム成形
板2と下層のコンクリートブロック3から構成され、又
これらゴム成形板2とコンクリートブロック3が一体化
されたものから構成されている。なお、ゴム成形板一体
型コンクリートブロック1は、方形状以外の種々の形状
も考えられる。
【0018】上層のゴム成形板2は、多数のゴムチップ
2aと接着剤2bとを図示しないミキサーで混合したゴ
ム成形材2Aを後述の型枠4に入れ、型枠4に入れたゴ
ムチップ2aと接着剤2bとからなるゴム成形材2Aの
上に、後述のコンクリートブロック3の材料のノースラ
ンプコンクリート材を加えた状態で、後述の加圧振動機
5を使用してコンクリートブロック3共々一体的に加圧
振動5を加えて造られる。
【0019】ゴムチップ2aには例えば径が3mm程の
単粒の材料が使用され、又接着剤2bには例えば流動状
のエポキシ系樹脂が使用されている。ゴムチップ2aと
接着剤2bの重量比率は、例えば、ゴムチップ2aが1
kgに対して、接着剤2bが140gであり、従来の重
量比率2:1に比べて、接着剤2bの使用量が大幅に減
少している。
【0020】これは、加圧振動を加えて造られるため、
少ない使用量の接着剤2bでも十分に各ゴムチップ2a
を締め固め接着することができるためである。そして、
接着剤2bの使用量が少ないため、接着剤2bによって
ゴム成形板2の表面に透水を妨げる膜が形成されるのを
防ぐことができる。このため、このゴム成形板2は透水
性が良く、このゴム成形板一体型コンクリートブロック
1を使用した舗装面は透水性が良好で、水溜まりが出来
る不都合がない。
【0021】下層のコンクリートブロック3は、前述し
たように型枠4に入れたゴムチップ2aと接着剤2bと
からなるゴム成形材2Aの上に、コンクリートブロック
3の材料のノースランプコンクリート材3Aを加えた状
態で、後述の加圧振動機5を使用してゴム成形板2共々
一体的に加圧振動を加えて造られる。
【0022】コンクリートブロック3の材料には水分が
殆どなく流動性のないノースランプコンクリート材3A
が使用されている。ノースランプコンクリート材3Aを
使用するのは、後述の加圧振動機5を使用して加圧振動
を加えた際に、水分が滲み出てきて、この滲み出た水分
が流れて下方のゴム成形板2の表面に付着して汚すのを
防ぐためである。
【0023】また、コンクリートブロック3は加圧振動
機5を使用して加圧振動を加えて締め固めるため、水分
が殆どなく流動性のないノースランプコンクリート材3
Aでも内部に空洞を造ることなく十分に硬化させること
ができ、コンクリートブロック3の材料として使用する
ことができる。
【0024】次に、上記ゴム成形板一体型コンクリート
ブロック1の製造方法について以下説明する。ここで、
図2は型枠内のゴム成形材の断面図、図3は加圧振動機
で成形時の断面図である。
【0025】先ず、ゴム成形板2の原料のゴムチップ2
aと接着剤2bを図示しないミキサーに入れて十分に混
合してゴム成形材2Aを得る。この場合において、ゴム
チップ2aと接着剤2bの重量比率は、例えば、ゴムチ
ップ2aが1kgに対して、接着剤2bが140gであ
り、従来の重量比率2:1に比べて、接着剤2bの使用
量が大幅に減少している。
【0026】次に、ゴムチップ2aと接着剤2bをミキ
サーで十分に混合して得られたゴム成形材2Aを型枠4
に入れる。型枠4は平板状底面の四側面に壁面が形成さ
れ、上面が開放された方形状の形状をしている。型枠4
は例えば鉄板から形成されている。型枠4の底面及び四
側壁面には予め離型剤が塗られていて、離型剤が塗られ
た型枠4内にゴム成形材2Aを入れる。
【0027】型枠4内にゴム成形材2Aを入れた後、コ
ンクリートブロック3との密着面となる型枠4の上面側
のゴム成形材2Aの表面に凹凸面2cを形成する。凹凸
面2cを形成するのはコンクリートブロック3との密着
性を高めるためである。凹凸面2cはヘラなどを使って
形成される。
【0028】その後、ゴム成形材2Aの入った型枠4を
加圧振動機5に装着する。装着後、その上方にコンクリ
ートブロック3の原料のノースランプコンクリート材3
Aを入れる。ノースランプコンクリート材3Aは水分が
殆どなく流動性のないコンクリート材で、加圧振動機5
で加圧振動を加えても水分が滲み出ることがなく、滲み
出た水分でゴム成形材2Aの表面を汚すことがない。
【0029】そして、加圧振動機5にゴム成形材2Aの
入った型枠4及びその上方からノースランプコンクリー
ト材3Aを入れた後、加圧振動機5を作動させて、加圧
振動機5のピストン5aを降下させながら振動を加え
て、加圧成形を行う。
【0030】接着剤2bの量が少ないゴム成形材2Aは
加圧振動機5による加圧と振動により、内部に空洞を造
ることなく十分に締め固められて接着して硬化する。同
様に、水分が殆どなく流動性のないノースランプコンク
リート材3Aは加圧振動機5による加圧と振動により、
内部に空洞を造ることなく十分に締め固められて硬化す
る。
【0031】また、加圧振動機5による加圧と振動によ
り、ゴム成形材2Aとノースランプコンクリート材3A
とは強固に密着して、一体化されたゴム成形板一体型コ
ンクリートブロック1が造られる。加圧振動機5による
加圧と振動は30秒程度の短時間の作業で十分である。
【0032】この後、加圧振動機5から一体化されたゴ
ム成形板一体型コンクリートブロック1を取り出す。
圧振動機5からゴム成形材2Aが型枠4内に入ったゴム
成形板一体型コンクリートブロック1を取り出したと
き、ゴム成形材2Aは型枠4内に入っているので、加圧
振動機5によって加圧されていたゴム成形材2Aが加圧
振動機5から取り出した直後に膨張するのを型枠4によ
って阻止できる。そして、型枠4を取り外して、4時間
程度自然養生を行って、ゴム成形板一体型コンクリート
ブロック1を得る。
【0033】続いて、上記ゴム成形板一体型コンクリー
トブロック1を使用した施工方法について以下説明す
る。ここで、図4はゴム成形板一体型コンクリートブロ
ックを用いた施工時の断面図である。
【0034】路盤aの上に舗装用砕石bを敷いてこれを
転圧機を用いて十分に転圧する。転圧後、転圧された舗
装用砕石bの上にクッション材としての砂cを敷き、こ
の上にゴム成形板2が上方になるようにしてゴム成形板
一体型コンクリートブロック1を縦横に敷き並べる。
【0035】この場合、敷き並べられるゴム成形板一体
型コンクリートブロック1は、その上面が同一な平坦面
になるように調整しながら施工する。また、隣接するゴ
ム成形板一体型コンクリートブロック1同士の境界の目
地には砂を詰めて、ずれないようにする。
【0036】以上の方法によって簡単に舗装面を施工す
ることができる。このように、現場でのコンクリートの
打設作業及び打設後のコンクリート養生期間をそっくり
省略することができるので、工期を大幅に短縮すること
ができる。しかも、雨天に影響される現場でのコンクリ
ート打設作業及びゴム成形材の打設作業がないので、雨
天での作業も可能となり、雨天による作業の中止なども
なく、これによっても、工期の短縮化を図ることができ
る。
【0037】また、補修を行う場合には、補修箇所のゴ
ム成形板一体型コンクリートブロック1を取り外して、
新しいゴム成形板一体型コンクリートブロック1を詰め
込めばよく、補修作業も非常に簡単に行うことができ
る。即ち、従来のように補修箇所の周囲のゴム成形板の
一部を剥ぎ取ったり、剥ぎ取ったその下層側のコンクリ
ート表面にシーラ(ゴム板とコンクリート表面との接着
性を高める薄めの接着液)を塗布してゴム成形材を打設
する必要がないので、ゴム成形板を剥ぎ取る機械及びゴ
ム成形材を混合するミキサーなどを現場に持ち込む必要
がなく、非常に簡単となる。
【0038】なお、この発明は上記実施例に限定される
ものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々
の改変をなし得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るゴム成形板一体型コンクリートブロックの製造
方法によれば、次のような優れた効果を奏するものであ
る。ゴム成形材とコンクリートを工場で予め一体的に成
形加工してゴム成形板一体型コンクリートブロックを造
り、このゴム成形板一体型コンクリートブロックを現場
に持ち込んでこれを敷き並べることができ、現場でのコ
ンクリート打設作業が不要となり、このため、コンクリ
ート打設後の1ケ月程の養生期間をそっくり省略でき、
しかも、現場でのコンクリート打設作業及びゴム成形材
の打設作業がないため、雨天での作業も可能となり、施
工期間を大幅に短縮することができる。
【0040】加圧と振動を加えながらゴム成形材とノー
スランプコンクリートを一体的に成形加工し、しかも、
ゴム成形材のノースランプコンクリートとの密着面を凹
凸面に形成したので、成形後のゴム成形板とコンクリー
トとの密着性を高めることができ、このため、ゴム成形
板がコンクリートから容易に剥離するのを防ぐことがで
き、従って、ゴム成形板が表面に成形された舗装面の補
修を減らしその使用耐久性を高めることができる。
【0041】加圧と振動を加えながらゴム成形材とノー
スランプコンクリートを一体的に成形加工するので、少
ない量の接着剤でゴム成形材のゴムチップ同士を締め固
めて接着させることが可能となり、ゴム成形板の透水性
を妨げる原因の接着剤の使用量を少なくすることができ
る。これにより、ゴム成形板の透水性のを高めることが
でき、雨が降った場合にゴム成形板でその表面が成形さ
れた舗装面の表面に水溜まりが出来るという従来の不都
合を解消することができる。
【0042】表面のゴム成形板の一部が磨耗したり剥が
れたりして補修する必要が生じたときには、その補修箇
所のゴム成形板一体型コンクリートブロックごと取り外
して交換すればよく、従来のように補修箇所の周囲のゴ
ム成形板の一部を剥ぎ取ったり、剥ぎ取ったその下層側
のコンクリート表面にシーラ(ゴム板とコンクリート表
面との接着性を高める薄めの接着液)を塗布してゴム成
形材を打設する必要がないので、ゴム成形板を剥ぎ取る
機械及びゴム成形材を混合するミキサーなどを現場に持
ち込む必要がなく、このため、作業手間およびコストが
かからず、補修作業を非常に簡単に行うことができる。
【0043】ゴムチップと接着剤の混合からなるゴム成
形材を型枠内に入れ、型枠内に入ったゴム成形材を加圧
振動機に装着し、加圧振動機に装着した型枠内に入った
ゴム成形材の上方にノースランプコンクリート材を積層
して、加圧振動を加えて一体化し、その後に加圧振動機
からゴム成形材が型枠内に入ったゴム成形板一体型コン
クリートブロックを取り出すので、加圧振動機からゴム
成形材が型枠内に入ったゴム成形板一体型コンクリート
ブロックを取り出したとき、ゴム成形材は型枠内に入っ
ているので、加圧振動機によって加圧されていたゴム成
形材が加圧振動機から取り出した直後に膨張するのを型
枠によって阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すゴム成形板一体型コン
クリートブロックの斜視図である。
【図2】この発明の実施例を示す型枠内のゴム成形材の
断面図である。
【図3】この発明の実施例を示す加圧振動機で成形時の
断面図である。
【図4】この発明の実施例を示すゴム成形板一体型コン
クリートブロックを用いた施工時の断面図である。
【符号の説明】
1 ゴム成形板一体型コンクリートブロック 2 ゴム成形板 2A ゴム成形材 2a ゴムチップ 2b 接着剤 2c 凹凸面 3 コンクリートブロック 3A ノースランプコンクリート材 4 型枠 5 加圧振動機 5a ピストン a 路盤 b 舗装用砕石 c 砂

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のゴムチップと少量の接着剤を混合
    し、このゴムチップと接着剤の混合からなるゴム成形材
    を型枠内に入れ、型枠内に入ったゴム成形材を加圧振動
    機に装着し、加圧振動機に装着した型枠内に入ったゴム
    成形材の上方にノースランプコンクリート材を積層し
    て、加圧振動を加えて一体化し、その後に加圧振動機か
    らゴム成形材が型枠内に入ったゴム成形板一体型コンク
    リートブロックを取り出すことを特徴とするゴム成形板
    一体型コンクリートブロックの製造方法。
  2. 【請求項2】 多数のゴムチップと少量の接着剤を混合
    し、このゴムチップと接着剤の混合からなるゴム成形材
    を型枠内に入れ、型枠内に入ったゴム成形材の表面に凹
    凸面を形成し、凹凸面が形成された型枠内に入ったゴム
    成形材を加圧振動機に装着し、加圧振動機に装着した型
    枠内に入ったゴム成形材の上方にノースランプコンクリ
    ート材を積層して、加圧振動を加えて一体化し、その後
    に加圧振動機からゴム成形材が型枠内に入ったゴム成形
    板一体型コンクートブロックを取り出すことを特徴とす
    るゴム成形板一体型コンクリートブロックの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317480A (ja) * 1991-04-16 1992-11-09 Japan Metals & Chem Co Ltd ゴム表層を有するコンクリートブロック及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04317480A (ja) * 1991-04-16 1992-11-09 Japan Metals & Chem Co Ltd ゴム表層を有するコンクリートブロック及びその製造方法

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