JPH0140101Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0140101Y2
JPH0140101Y2 JP3096681U JP3096681U JPH0140101Y2 JP H0140101 Y2 JPH0140101 Y2 JP H0140101Y2 JP 3096681 U JP3096681 U JP 3096681U JP 3096681 U JP3096681 U JP 3096681U JP H0140101 Y2 JPH0140101 Y2 JP H0140101Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
button
shaft
head
engagement
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3096681U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57143628U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3096681U priority Critical patent/JPH0140101Y2/ja
Publication of JPS57143628U publication Critical patent/JPS57143628U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0140101Y2 publication Critical patent/JPH0140101Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Electromechanical Clocks (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は携帯時計等の外部操作に用いられるボ
タンを軸方向に摺動させることにより、ボタン軸
先端のスイツチ機構を作動させる携帯時計の外部
操作部のボタン構造に関するものである。
従来、ボタンを携帯時計ケースにネジロツク付
リユーズを装着する場合、ボタンパイプに設けら
れたネジ部にリユーズのネジ部を係合させるもの
が知られていたが、この場合はリユーズがボタン
パイプを囲むことになり、径大で大型化し、又操
作もしにくいものであつた。
本考案はこのような欠点を除去するもので、そ
の目的は小型で防水性の優れた携帯時計のボタン
構造を得ることにある。
本考案の要旨は、 ・ 胴11と、 ・ 胴11に固定されたボタンパイプ12と、 ・ ボタンパイプ12内に挿入され軸方向に移動
可能に配置されたボタン軸13と、 ・ ボタン軸13の外端側に係合されるボタン頭
部16と、 ・ ボタン軸13の内端側に係合されるボタン止
めリング15とを有し、 ・ ボタン軸13には、内端側の非円形断面形状
を有する溝部13bと、外端側のつば部13d
と、つば部13dの外方に形成されたねじ部1
3eとが形成されており、 ・ ボタン止めリング15は、前記溝部13bに
挿入されうる寸法を有してヘアピン形状に形成
されており、且つ、ボタンパイプ12の内端側
に形成された部分的な切り欠き部12aにその
一部が侵入してこのボタン止めリング15の一
部と前記切り欠き部12aの係合によりボタン
軸13の回転が阻止される形状に形成されてお
り、 ・ ボタン頭部16には、内方中心側に突出し径
方向に弾性変形可能な中心側16aが形成さ
れ、この中心軸16aには前記つば部13dの
外径より大なる内径を有するボタン軸係合穴1
6bと、先端内方に前記つば部13d外径より
小なる内径を有するボタン軸抜け防止つば部1
6cとが形成され、前記ボタン軸係合穴16b
の底部にはボタン軸13の外端のねじ部13e
に螺合されるねじ穴部16eが形成されてお
り、 ・ 前記ねじ部13eとねじ穴部16eとの螺合
が深い場合には、前記中心軸16aが外方に弾
性変形してボタン軸抜け防止つば部16cがつ
ば部13dを乗り越えて前記つば部13d内方
に挿入され、前記螺合が浅い場合には、ボタン
頭部16の最内端とボタンパイプ12の段内面
等ストツパ面18との間にボタン入力ストロー
クLが確保され、前記螺合が深い場合には、ボ
タン頭部16の最内端が内方に移動し前記ボタ
ン入力ストロークLが確保されない寸法関係に
設定されていることを特徴とする携帯時計のボ
タン構造である。
本考案を実施例により説明する。第1図は本考
案の一実施例を示す部分断面図で、aはボタン摺
動可能時、bはボタンロツク時を示す。時計の胴
11にロー付、接着等により水密的に装着された
ボタンパイプ12に、パツキン溝13aで保持さ
れたパツキン14を介して金属、プラスチツクな
どから成ぬボタン軸13が摺動可能に装着されて
いる。
ボタン軸13の先端部には非円形断面形状を有
する溝13bが設けられ、該溝形状に対応する内
径状を有し少なくとも1カ所以上ボタンパイプ内
径より大なる形状を有するボタン止めリング15
が、ボタン軸13に対して回転不能に装着されて
いる。ボタンパイプ先端部には、ボタン止めリン
グ15の厚みに対応した深さを有し、ボタン止め
リング15のボタンパイプ内径より大なる外形状
部分に切欠き部12aが設けられており、該切欠
き部12aに於てボタン止めリング15が係止し
ている。ボタン軸頭部側には、頭部側にテーパ面
13cを有するつば部13dが設けられ、該つば
部13dの外側のボタン軸頭部端にはねじ部13
eが設けられている。ボタン軸13と別体のボタ
ン頭部16の中心軸16a(径方向に弾性変形可
能)には、前記ボタン軸つば部13dの外径より
大なる内径を有するボタン軸係合16bが設けら
れ、該ボタン軸係合穴16bの開口端部には前記
ボタン軸つば部13dの外径より小なる内径を有
するボタン軸抜け防止つば部16cが設けられて
おり、先端側にはボタン軸テーバ面13cのすべ
り込み用のテーバ面16dが設けられている。ボ
タン軸係合穴16bの内底面部にはボタン軸ねじ
部13eに対応したねじ穴部16eが設けられ、
該ねじ部に於てボタン軸13とボタン頭部16が
ねじ係合している。ボタン頭部外周面にはローレ
ツト溝16fが設けられている。17はボタン戻
し用のコイルバネであり、Lはボタン入力ストロ
ークである。第1図cはボタン止めリング部の断
面図を示し、ボタン軸の非円形断面形状の溝13
bに、該溝形状に対応する内形状を有するボタン
止めリング15が装着されており、前記溝13b
部の最小軸幅より小なる内形を有する喰付き開口
端部15aと、該喰付き開口端部15aの反対側
に位置し着脱用の先細治具を引掛ける穴形状を構
成した着脱突起部15bに於て、ボタンパイプ先
端に設けられたボタンパイプ切欠き部12aと係
止している。本実施例に於ては、ボタン軸頭部端
のねじ部をボタン頭部中心軸のボタン軸係合穴に
設けられたねじ部に係合させ、ねじ係合を進める
ことにより、ボタン軸つば部13dとボタン軸抜
け防止つば部16c(径方向に弾性変形してボタ
ン軸つば部が挿入される。)の喰付き係合を完了
させた状態でボタンと成し、該ボタンにパツキ
ン、ボタン戻しバネを装着した状態でボタンパイ
プに挿入し、ボタン止めリングをボタン軸溝に係
合させボタン装着を完了する。該状態がボタン摺
動可能状態であり、ボタン頭部を押し込むことに
よりボタン先端が内側に移動しスイツチバネを作
動させ、押し込み力を除けばボタン戻しバネの反
撥力によりボタンが初期位置まで戻される。ボタ
ンロツク時には、ボタン頭部を回転することによ
り、ボタン止めリングがパイプ先端の切欠き部の
壁に度当たりボタン軸を回転させない為に、ボタ
ン軸とボタン頭部のねじ係合が進み、ボタン頭部
内端面がボタンパイプ面に度当たつた時点でロツ
クが完了しボタンが摺動されない状態となる。ロ
ツク解除は逆の作動でボタン軸つば部とボタン軸
抜け防止つば部が度当たるまでボタン頭部を逆回
転させればよい。第2図は本考案の別の実施例を
示す部分断面図であり、ボタン軸の抜け防止を金
属、プラスチツクなどから成るボタン軸抜け防止
リング28で行つたものである。この場合は、ボ
タン軸側のねじ部をボタン頭部側のねじ穴にねじ
係合させた後、ボタン軸抜け防止リングをボタン
頭部中心軸の先端にカシメあるいは接着等により
固定するものである。23はボタン軸、26はボ
タン頭部であり、Mはボタン入力ストローク及び
ボタンロツクストロークである。
なお、本考案のボタン軸抜け止つば部は、第1
図の一体のボタン軸抜け防止つば部16c及び第
2図の別体のボタン抜け防止リング28を含むも
のである。
本考案によれば、ボタンをボタン頭部とボタン
軸の2体に分け本来のボタン部の構成を変えるこ
となく、ボタン止めリングをボタン軸内端側の非
円形形状の溝部に係合させ、その外端をボタンパ
イプの内端側の切り欠き部に係合しうるヘアピン
形状に形成してあるので、ボタン頭部を回転して
もボタン軸が回転しないこととなり、ボタン頭部
を回転操作してボタン軸にねじ係合させることに
より、ボタンにおけるボタンパイプ内の摺動性及
び防水性等の基本品質を確保したままで確実なボ
タンロツク状態が得られる。しかもボタンはボタ
ン頭部とボタン軸からなる通常のものでよく、ボ
タンロツクをボタン軸とヘアピン状のボタン止め
リングとボタンパイプの切り欠き部とによりなす
ので、ボタン部は径小で小型となる。かつ、ロツ
ク操作性も容易で単純となる。ことに上記ボタン
止めリング部をヘアピン形状に形成してあるので
バネ性を有し、そのボタン軸への着脱操作も極め
て容易となる。ことにその外端をボタンパイプの
外周側の切り欠き部まで延長しているので、その
バネ長が長く確保でき、バネ力も安定してボタン
軸を係止し、かつボタン軸への着脱もすこぶる良
好となるものである。また、ケースから一番飛び
出しているボタン頭部外周を回転させロツク操作
を行う為に、ボタン部のケースからの飛び出しを
最少限に抑えることができる。
以上の如く、本考案は単純な構成と容易な操作
で確実なボタンロツク構造を得るものであり、実
に有用なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b…本考案の一実施例を示す部分断
面図、第1図c…本考案の一実施例を示す側方部
分断面図、第2図…本考案の別の実施例を示す部
分断面図。 11,21……胴、12,22……ボタンパイ
プ、13,23……ボタン軸、14,24……パ
ツキン、15,25……ボタン止めリング、1
6,26……ボタン頭部、17,27……ボタン
戻しバネ、28,……ボタン抜け防止リング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 胴と、 前記胴に固定されたボタンパイプと、 前記ボタンパイプ内に挿入され軸方向に移動可
    能に配置されたボタン軸と、 前記ボタン軸の外端側に係合されるボタン頭部
    と、 前記ボタン軸の内端側に係合されるボタン止め
    リングとを有し、 前記ボタン軸には、内端側の非円形形状を有す
    る溝部と、外端側のつば部と、前記つば部の外方
    に形成されたねじ部とが形成されており、 前記ボタン止めリングは、前記溝部に挿入され
    うる寸法を有してヘアピン形状に形成されてお
    り、且つ、前記ボタンパイプの内端側に形成され
    た部分的な切り欠き部にその一部が侵入してこの
    ボタン止めリングの一部と前記切り欠き部の係合
    により前記ボタン軸の回転が阻止される形状に形
    成されており、 前記ボタン頭部には、内方中心側に突出し径方
    向に弾性変形可能な中心軸が形成され、この中心
    軸には前記つば部の外径より大なる内径を有する
    ボタン軸係合穴と、先端内方に前記つば部外径よ
    り小なる内径を有する一体あるいは別体のボタン
    軸抜け防止つば部とが形成され、前記ボタン軸係
    合穴の底部には前記ボタン軸の外端のねじ部に螺
    合されるねじ穴部が形成されており、 前記ねじ部と前記ねじ穴部との螺合を進めるこ
    とにより、前記中心軸が外方に弾性変形して前記
    ボタン軸抜け防止つば部が前記つば部を乗り越え
    て前記つば部内方に挿入され、前記螺合が浅い場
    合には、前記ボタン頭部の最内端と前記ボタンパ
    イプの段内面等ストツパ面との間にボタン入力ス
    トロークLが確保され、前記螺合が深い場合に
    は、前記ボタン頭部の最内端が内方に移動し前記
    ボタン入力ストロークLが確保されない寸法関係
    に設定されていることを特徴とする携帯時計のボ
    タン構造。
JP3096681U 1981-03-06 1981-03-06 Expired JPH0140101Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3096681U JPH0140101Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3096681U JPH0140101Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57143628U JPS57143628U (ja) 1982-09-09
JPH0140101Y2 true JPH0140101Y2 (ja) 1989-12-01

Family

ID=29828432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3096681U Expired JPH0140101Y2 (ja) 1981-03-06 1981-03-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0140101Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5212731B2 (ja) * 2009-03-27 2013-06-19 オムロン株式会社 操作スイッチ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57143628U (ja) 1982-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1998043138A1 (en) An improvement in devices for leakproofing instrument-control buttons, particularly for the winding and time-setting buttons of watches
JPH0140101Y2 (ja)
US4218601A (en) Pushbutton
JPH0628311Y2 (ja) ノック式筆記具
JPH0537270Y2 (ja)
JPS6227429Y2 (ja)
JP3621457B2 (ja) 腕時計における押ボタン誤動作防止装置
JP2515736Y2 (ja) 時計リューズのネジロック構造
JPS5916856Y2 (ja) 携帯時計のリユウズ部構造
JPH0615742Y2 (ja) 筆記具
JPH0132262Y2 (ja)
JPS6227431Y2 (ja)
JPS5935825Y2 (ja) プツシユボタン装置
JPS6139984Y2 (ja)
JPS587559Y2 (ja) 時計用プッシュボタン装置
JP2561592Y2 (ja) シャープペンシル
JPS5855035Y2 (ja) 筆記具における消ゴム固定装置
JPH045805Y2 (ja)
JPS5842133Y2 (ja) 筆記具に於ける軸筒とキャップとの係止装置
JPH04102492U (ja) 押釦構造
JPH0533992Y2 (ja)
JPS6342385Y2 (ja)
JPS631261Y2 (ja)
JPS6337853Y2 (ja)
JPS5813556Y2 (ja) トケイヨウオシボタンソウチ