JPH04102492U - 押釦構造 - Google Patents

押釦構造

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JPH04102492U
JPH04102492U JP529691U JP529691U JPH04102492U JP H04102492 U JPH04102492 U JP H04102492U JP 529691 U JP529691 U JP 529691U JP 529691 U JP529691 U JP 529691U JP H04102492 U JPH04102492 U JP H04102492U
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JP
Japan
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push button
head
mounting hole
hole
release groove
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Pending
Application number
JP529691U
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English (en)
Inventor
譲 齋藤
Original Assignee
カシオ計算機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押釦構造において、押釦が勝手にスライドし
ないように、押釦を簡単かつ確実にロックする。 【構成】 腕時計ケース1に内部と外部に貫通して設け
られた取付孔6の内面にロック解除溝7を軸線方向に設
け、この取付孔6内にスライドおよび回転可能に配置さ
れたロック部材3を介して頭部8と軸部9を有する押釦
2をスライド可能に配置し、かつロック部材3に、頭部
8を収納する収納孔17、頭部8の内端部が接離可能に
当接する当接部18、およびロック解除溝7内をスライ
ドするとともにロック解除溝7内から離脱して取付孔6
の外縁に当接するフック部15を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電子腕時計などの電子機器に用いられる押釦構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子腕時計の押釦構造は、腕時計ケースの側壁に内側が小径で外側が大 径の段差状の取付孔を内部と外部に貫通させて形成し、この取付孔の大径部分内 に押釦の頭部を外部に露出させて配置するとともに、取付孔の小径部分に押釦の 軸部を挿入し、この軸部の先端を腕時計ケース内に突き出させ、その先端にEリ ングを取り付けることにより、押釦を取付孔内にスライド可能に取り付けた構造 となっている。この場合、押釦の軸部の外周には頭部を外部に向けて押し出すよ うに付勢するコイルバネが設けられている。このような押釦構造では、コイルバ ネに抗して押釦の頭部を押圧すると、押釦の軸部が取付孔内を内側に向けてスラ イドし、その先端が腕時計ケース内に押し出されることにより、腕時計ケース内 に設けられた時計モジュールのスイッチ接点を導通させることができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した押釦構造では、不用意に押釦の頭部を物などにぶつけ たりすると押釦が押し込まれて、スイッチ接点が導通してしまうという欠点があ る。また、水深計付き腕時計に適用した場合には、水中に潜った際に水圧により 押釦がコイルバネに抗して押し込められるため、スイッチ接点が導通してしてま うという欠点がある。
【0004】 この考案の目的は、押釦が勝手にスライドしないように押釦を簡単かつ確実に ロックすることのできる押釦構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、ケース部材に内部と外部に貫通して設けられた取付孔の内面にロ ック解除溝を軸線方向に設け、この取付孔内にスライドおよび回転可能に配置さ れたロック部材を介して頭部および軸部を有する押釦をスライド可能に設け、か つ前記ロック部材に、頭部をスライド可能に収納する収納孔、頭部の内端部が接 離可能に当接する当接部、およびロック解除溝内をスライドするとともにロック 解除溝内から離脱して取付孔の外縁に当接するフック部を設けたことを特徴とす る。
【0006】
【実施例】
図1〜図5はこの考案を電子腕時計に適用した一実施例を示す。これらの図に おいて、1は腕時計ケース、2は押釦、3はロック部材であり、以下、これらを 順に説明する。
【0007】 図1〜図3に示すように、腕時計ケース1の上部には時計ガラス4が装着され 、下部には裏蓋5がパッキン5aを介して取り付けられ、内部には時計モジュー ル(図示せず)が設けられている。また、腕時計ケース1の側壁には取付孔6が 内部から外部に貫通して設けられている。この取付孔6は内側から外側に向かう に従って次第に大きい径となる段差状の孔であり、内部側に小径孔6a、中間部 に中間径孔6b、6c、および外部側に大径孔6dが順に形成されている。この 場合、外部側の大径孔6dの内面には、図4に示すように2つのロック解除溝7 が軸線方向に沿って相対して設けられている。
【0008】 押釦2は図3に示すように、頭部8の内側面(左側面)に軸部9が一体に形成 されたものであり、軸部9の先端部(左端部)には取付溝9aが設けられ、軸部 9の中間部分には2つの防水リング10およびワッシャ11が摺動可能に設けら れ、このワッシャ11と頭部8の間における軸部9の外周にはコイルバネ12が 設けられている。この押釦2は、図1および図2に示すように、軸部9が腕時計 ケース1の取付孔6内にロック部材3を介して挿入され、この軸部9の先端が腕 時計ケース1内に突き出し、この突き出した軸部9の取付溝9aにEリング13 が装着され、これにより取付孔6内にスライド可能に設けられている。この場合 、軸部9は小径孔6aとほぼ同じ径もしくは若干小さい径に形成されている。防 水リング10は中間径孔6b内に装着されている。また、頭部8は大径孔6d内 に余裕をもって配置され、かつ大径孔6d内から外部に突き出して配置されてい る。さらに、コイルバネ12は、その一端が取付孔6の中間径孔6bに装着され た防水リング10に当接するワッシャ11に当接し、他端が頭部8の内側面に当 接し、これにより押釦2を腕時計ケース1の外側へ押し出すように付勢している 。
【0009】 ロック部材3は、合成樹脂によりリング状に形成され、図1および図2に示す ように、取付孔6の大径孔6dにスライドおよび回転可能に取り付けられている 。すなわち、ロック部材3の外周部は、図3に示すように、取付孔6の大径部6 dとほぼ同じ大きさに形成されており、その外端部(右端部)には鍔部14が設 けられているとともに、外周部の所定個所には大径孔6dのロック解除溝7内に 挿入してスライドする2つのフック部15が相対して設けられている。このフッ ク部15は、図5(a)および(b)に示すように、鍔部14から外周部の中間 に亘ってスリット状の切込み部16を設けることにより、円周方向に弾性変形可 能に形成されているとともに、ロック解除溝7の円周方向の深さよりも若干長く 円周方向に突き出して形成されている。また、ロック部材3の内部には、押釦2 の頭部8がスライド可能に挿入する収納孔17が内側から外側に向けて次第に広 くなるテーパ状に形成されているとともに、その内端部には頭部8の内端縁が当 接する鍔状の当接部18が設けられている。この場合、収納孔17の深さは押釦 2の頭部8の長さとほぼ同じ長さに形成されている。
【0010】 次に、上述した押釦構造の動作を説明する。通常は、図1に示すように、ロッ ク部材3のフック部15を中心方向に撓ませ、この状態でフック部15を取付孔 6の大径孔6dのロック解除溝7内に挿入させて、ロック部材3を大径孔6d内 に押し込む。このとき、フック部15はロック解除溝7内に弾接しているので、 大径孔6d内でロック部材3がガタツクことがない。またフック部15は、中心 方向に撓んでも、収納孔17が外側に向けてテーパ状に形成されているので、押 釦2の頭部8に接触する程度で、頭部8のスライド動作を妨げることはない。こ のようにロック部材3が大径孔6d内に押し込まれると、ロック部材3の鍔部1 4が腕時計ケース1の側壁に当接するとともに、内部の当接部18が大径孔6d の左側面に当接して押釦2の頭部8の内側端部から離間する。このため、押釦2 の頭部8は、ロック部材3の当接部18から離間した分、ロック部材3から外部 に突き出することになる。したがって、頭部8をコイルバネ12に抗して押圧す ると、軸部9が防水リング10および取付孔6の小径孔6a内をスライドし、軸 部9の先端部が腕時計ケース1内に押し出される。これにより、押釦2は腕時計 ケース1内の図示ない時計モジュールのスイッチ接点を導通させることができる 。
【0011】 また、押釦2をロックする場合には、ロック部材3の鍔部14に指などを掛け てロック部材3を外側に引き出して、フック部15をロック解除溝7内から引き 出す。すると、フック部15は円周方向の外側に向けて弾性力により復帰し、ロ ック部材3が取付孔6の大径孔6dにおいて回転可能な状態となる。しかも、こ のときにはロック部材3の当接部18が押釦2の頭部8の内端部に当接する。こ のため、ロック部材3は取付孔6の大径孔6dから完全に離脱することがない。 また、押釦2の頭部8はロック部材3の収納孔17内から外部に突き出ることな く収納される。この状態で、図5(a)に2点鎖線で示すように、ロック部材3 を所定角度回転させてフック部15をロック解除溝7からずらすと、フック部1 5の左端面が取付孔6の大径孔6dの外縁に当接する。これにより、ロック部材 3は大径孔6d内に押し込まれることがなく、ロック部材3の当接部15に押釦 2の頭部8の内端部が当接した状態で、押釦2を保持する。このため、押釦2の 頭部8を不用意に物にぶつけたり、あるいは水中に潜って押釦2に水圧が作用し ても、押釦2が動作することがなく、確実に押釦2をロックすることができ、腕 時計ケース1内の時計モジュールのスイッチ接点を導通させることがない。
【0012】 なお、上述した実施例では、ロック部材3の鍔部14から外周部の中間に亘っ てスリット状の切込み部16を設けることにより、ロック部材3に弾性変形可能 なフック部15を形成したが、必ずしも弾性変形可能なフック部である必要はな く、ロック解除溝7内をスライドし、かつロック解除溝7内から引き出されてロ ック部材3が回動した際に取付孔6の大径孔6dの外縁に当接するものであれば よい。
【0013】 また、上述した実施例では、腕時計に適用した場合について述べたが、これに 限らず、例えばトラベルウォッチなどの時計にも適用できるほか、水中で使用す るカメラなどの電子機器にも広く適用することができる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、ケース本体の取付孔にスライドおよ び回転可能に取り付けられたロック部材の当接部を押釦の頭部に当接させた状態 で、ロック部材のフック部でロック部材をケース本体に固定する構造であるから 、押釦が勝手にスライドしないように、押釦を簡単かつ確実にロックすることが でき、したがって押釦を不用意に物にぶつけたり、あるいは水中に潜って押釦に 水圧が加わっても、押釦が動作してケース本体内のスイッチ接点を導通させるこ とがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】腕時計に適用した押釦構造の通常状態における
要部拡大断面図。
【図2】押釦のロック状態を示す拡大断面図。
【図3】押釦構造の分解図。
【図4】腕時計ケースの取付孔を示す拡大正面図。
【図5】(a)はロック部材の正面図、(b)はその側
面図。
【符号の説明】
1 腕時計ケース 2 押釦 3 ロック部材 6 取付孔 7 ロック解除溝 8 頭部 9 軸部 15 フック部 17 収納孔 18 当接部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内面にロック解除溝が軸線方向に設けら
    れた取付孔が内部と外部に貫通して設けられたケース部
    材と、頭部および軸部を有して前記取付孔穴内にスライ
    ド可能に配置される押釦と、前記取付孔にスライドおよ
    び回転可能に配置され、かつ前記頭部をスライド可能に
    収納する収納孔、前記頭部の内端部が接離可能に当接す
    る当接部、および前記ロック解除溝内をスライドすると
    ともに前記ロック解除溝内から離脱して前記取付孔の外
    縁に当接するフック部を有するロック部材と、を具備し
    たことを特徴とする押釦構造。
JP529691U 1991-01-21 1991-01-21 押釦構造 Pending JPH04102492U (ja)

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JP529691U JPH04102492U (ja) 1991-01-21 1991-01-21 押釦構造

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JPH04102492U true JPH04102492U (ja) 1992-09-03

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JP (1) JPH04102492U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013127401A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Casio Comput Co Ltd スイッチ装置及び腕時計

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013127401A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Casio Comput Co Ltd スイッチ装置及び腕時計

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