JPH0128436B2 - - Google Patents

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JPH0128436B2
JPH0128436B2 JP59160788A JP16078884A JPH0128436B2 JP H0128436 B2 JPH0128436 B2 JP H0128436B2 JP 59160788 A JP59160788 A JP 59160788A JP 16078884 A JP16078884 A JP 16078884A JP H0128436 B2 JPH0128436 B2 JP H0128436B2
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JP
Japan
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money
bill
banknote
denomination
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Application number
JP59160788A
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JPS6068493A (ja
Inventor
Hiroshi Honda
Kenichi Ooyama
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Tateisi Electronics Co
Priority to JP59160788A priority Critical patent/JPS6068493A/ja
Publication of JPS6068493A publication Critical patent/JPS6068493A/ja
Publication of JPH0128436B2 publication Critical patent/JPH0128436B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 従来の技術 最近、銀行の窓口業務省力化の目的で、高額紙
幣を挿入して、所望の低額紙幣に自動的に両替す
る自動両替機が銀行などの金融機関に設置されて
いる。
ところで、自動現金取扱い装置において、現金
貯蔵部にある現金を送出したり、あるいは回収し
たり、あるいは返却したりすることの可否を決定
する方法の一例が、特開昭53―45292号公報に開
示されている。この自動現金取扱い装置において
は、装置内における現金の移動可否を決定するた
めに、シーケンスカウンタを設け、処理ステツプ
数に応じてシーケンスカウンタの計数値を増減
し、現金移動処理ステツプの直前にシーケンスカ
ウンタの計数値が所定値であるかどうかを判断
し、所定値であれば現金移動処理を行ない、所定
値でなければエラーとして処理している。すなわ
ち、どの時点でエラーが生じたかを判別するよう
にしている。
一方、両替機においてはエラー状態を表示する
ために、故障の種類別の表示ランプを複数個設け
たエラー表示板を裏面内側に設けている。そし
て、両替動作中に故障すると、故障の種類に対応
する表示ランプを点灯するとともに、警報を発し
て係員を呼出し、係員が裏面扉を開いて、エラー
表示板で表示されている故障の種類別の表示ラン
プを見て人為的に復旧処理を行なつている。
発明が解決しようとする問題点 上述のごとく、係員が人為的に復旧処理すると
き、たとえば紙幣詰まりを生じたその紙幣が、顧
客が両替のために挿入した紙幣であるかあるいは
両替後の紙幣であるかの判断が困難な場合があ
る。このため、顧客との間でトラブルを引起こす
おそれがあつた。すなわち、両替しようとする紙
幣が紙幣搬送路中で紙幣詰まりを生じ、その時点
において両替機内の両替紙幣が搬送路に送り出さ
れていない状態(取出口の開かれていない状態)
では、紙幣詰まりを生じた紙幣は顧客が挿入した
紙幣であることが容易に判別でき、その紙幣を顧
客に返却することによつて、顧客との間でトラブ
ルを生じることはない。
しかしながら、両替機に挿入した紙幣の金種が
判別されて搬送され、かつ対応する両替紙幣が両
替機内から取出口まで搬送されているとき、いず
れかの紙幣が紙幣詰まりを生じると、紙幣詰まり
を生じた紙幣が顧客の挿入した紙幣であるかある
いは両替紙幣であるのか判別できなくなり、顧客
との間で金銭トラブルを生じる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、取出口
が開かれる前に生じたエラーおよび取出口が開か
れた後に生じたエラーに対して、係員スイツチの
操作に応じて、挿入された紙幣および両替紙幣を
別々に処理し得て、トラブルの発生を防止し得る
両替機のエラー処理装置を提供することである。
問題点を解決するための手段 この発明は両替すべき金種の紙幣を挿入し、挿
入した紙幣で両替すべき貨幣の金種とその金種の
金額または数量とを選択したことに応じて、選択
された貨幣の金種別の金額に相当する貨幣を両替
貨幣取出口まで放出した後、取出口を開いて両替
貨幣を取出せるようにした両替機のエラー処理装
置であつて、動作中の異常を検出する異常検出手
段と、動作中の進行状態を順次記憶しかつ異常検
出時にそのときの動作状態を記憶する記憶手段
と、前面から係員が操作するための係員操作用ス
イツチと、演算制御手段とを含んで構成される。
作 用 この発明の両替機のエラー処理装置は、係員操
作用スイツチが最初に操作されると、記憶手段に
記憶されている動作進行状態に基づいて、取出口
の開かれる前における動作が異常であるか否かを
判別し、異常であれば挿入紙幣を自動的に返却
し、係員操作用スイツチを2回操作したとき、取
出口に放出している両替貨幣を取出せるように制
御するものである。
実施例 以下に、図面に示す実施例とともに、この発明
についてより詳細に説明する。
第1図ないし第4図はこの発明の背景となりか
つこの発明が適用される自動両替装置を示す図で
あり、特に、第1図は自動両替装置の外観図を示
し、第2図は接客操作パネル10の詳細を示す図
であり、第3図は取出口30の断面を示す図であ
り、第4図は紙幣挿入口と紙幣返却口に関連する
紙幣搬送・回収機構を示す図である。
次に、第1図ないし第4図を参照して、自動両
替装置の構造について説明する。第1図におい
て、自動両替装置10には、前面上部に接客操作
パネル20が設けられるとともに、前面の傾斜部
に両替貨幣取出用出口30が設けられる。
次に、第2図を参照して、接客操作パネル20
について詳細に説明する。自動両替装置10の接
客操作パネル20には、自動両替装置が動作中で
あることを表わす取扱い表示器21と、両替すべ
き高額紙幣を挿入する紙幣挿入口22と、キーボ
ード23と、金額を表示する複数個の金額表示器
24と、紙幣返却口25と、この発明の特徴とな
る係員操作用スイツチの一例としてのキースイツ
チ26とが設けられる。
キーボード13はたとえば高額紙幣(1万円
札)を千円札に両替する場合に、その枚数(1
枚、5枚、10枚、20枚)を選択するための千円札
枚数選択スイツチ群231と、五百円札の枚数を
選択するための五百円札枚数選択スイツチ群23
2と、100円玉を50個まとめて1包みにした100円
玉包みの本数(1本、2本、4本、10本)を選択
するための100円玉本数選択スイツチ群233と、
50円玉の包みの本数を選択する50円玉本数選択ス
イツチ群234と、10円玉の包みの本数を選択す
る10円玉本数選択スイツチ群235と、高額紙幣
で両替したい金種およびその数量を選択した後残
り金額を予め定める金種の紙幣(たとえば千円
札)に両替するための残金紙幣スイツチ236
と、選択スイツチ231ないし235を誤つて操
作したときに訂正するための訂正スイツチ237
とを含む。
これらの各金種別の選択スイツチ231ないし
235には、それぞれ貨幣の枚数または本数に対
応する金額が彫刻されていて、スイツチを押圧し
たとき、内蔵するランプを点灯して、選択された
両替金種別の金額を顧客に知らせる。
金額表示器24は、顧客が紙幣挿入口22へ挿
入した金額を表示する預り金額表示器241と、
両替すべき所望の低額貨幣を指定したときその残
りの金額を表示するための残り金額表示器242
と、千円札に両替した金額を表示するための千円
札両替金額表示器243と、五百円札に両替した
金額を表示するための五百円札両替金額表示器2
44と、100円玉に両替した金額を表示するため
の100円玉両替金額表示器245と、50円玉に両
替した金額を表示するための50円玉両替金額表示
器246と、10円玉に両替した金額を表示するた
めの10円玉両替金額表示器247とからなる。
第3図において、両替貨幣取出口30には、自
動両替装置10の前面傾斜部におけるパネル部分
に開口部31が形成され、この開口部31を選択
的に開いたり閉じたりするための取出口扉32が
開口部31に対向して摺動自在に設けられる。こ
の取出口扉32は後述の取出口駆動機構53によ
つて駆動されて開閉される。この扉32が開かれ
た位置には、この扉32の開かれた状態を検出す
るために、取出口開成状態検出スイツチ33が設
けられる。開口部31の下部には、両替貨幣載置
部34が設けられる。この載置部34には、両替
貨幣移送機構35によつて両替貨幣が供給され
る。また、載置部34に供給された両替貨幣を検
出するために、載置部34の一部を透明部材で形
成(透孔を形成)し、載置部3の両側から発光部
361と受光部362とからなる光電センサが対
向して設けられる。
次に、第4図を参照して、挿入された紙幣の移
送・回収または返却する場合の各部機構と動作に
ついて説明する。紙幣挿入口22に挿入された紙
幣CHは、第1の移送機構41aに含まれるベル
トで両側から挾まれてベルトの移送方向へ移送さ
れ、ビルチエツカ52によつて紙幣の種類が判別
され、後続する第2の移送機構41bでさらに移
送される。そして、挿入紙幣振分板42が垂直移
送用ベルト45側へ突出していると、挿入紙幣は
回転している紙幣貯留用ドラム43の外周面に巻
付けられ、ベルト44で押されて、一時貯留され
る。このとき、ビルチエツカ52が異常紙幣(偽
造紙幣など)であることを検出すると、ドラム3
4とベルト44とで貯留されている挿入紙幣を回
収皿46へ回収する。
また、正常な紙幣であれば、後述の両替動作を
行なつた後、振分板42を矢印方向に切換えて、
ドラム43に巻かれていた挿入紙幣をベルト45
で垂直方向へ移送し、第3の移送機構41cおよ
び第4の移送機構41dでキヤツシユボツクス4
7の位置まで移送する。そして、正常に両替動作
が終了すると、紙幣押出部48を駆動して、第4
の移送機構41dに含まれるベルトで挾まれて停
止している挿入紙幣をキヤツシユボツクス47側
へ押出して、回収させる。一方、正常に両替動作
できない場合は、第4の移送機構41dを駆動さ
せて、挿入紙幣返却口25から返却する。
第5図はこの発明の背景となりかつこの発明が
適用されるブロツク図である。構成において、マ
イクロプロセツサ(MPU)52は、アドレスバ
スAB、データバスDBおよび読出・書込制御線
RWを介して、第1のメモリ51と第2のメモリ
60とが接続される。この第1のメモリ51は、
自動両替装置の動作を達成するために後述の第8
A図および第8B図で示すようなプログラムや預
り紙幣の金種を判別するための金種別紙幣基準パ
ターンなどが予め記憶されたメモリであつて、た
とえばリードオンリメモリ(ROM)などが用い
られる。そして、この第1のメモリ51はマイク
ロプロセツサ50とともに演算制御手段を構成す
る。
記憶手段としての第2のメモリ60は、自動両
替装置の動作中における各種データを書込または
読出可能なメモリであつて、後述の第6図に示す
ような複数の記憶領域を有し、たとえばランダム
アクセスメモリ(RAM)が用いられる。
なお、これらのメモリ51および60に代え
て、その他の記憶手段たとえば磁気カードやコア
メモリなどを用いてもよい。なお、マイクロプロ
セツサ50はROM51に予め記憶されているプ
ログラムに基づいて、両替動作を制御したり、両
替装置における異常時においてエラー表示やエラ
ー処理を制御する。
マイクロプロセツサ50に接続されたアドレス
バスABおよびデータバスDBには、制御部56
1を介してキーボード23が接続されるととも
に、制御部562を介して金額表示器24が接続
され、さらに制御部563,564,565,5
66のそれぞれを介して挿入紙幣の金種を判別す
るビルチエツカ52,両替機の両替紙幣取出口を
制御し開閉するための取出口駆動機構53、指定
された両替紙幣を放出するための紙幣放出機5
4、指定された両替硬貨を放出するための硬貨放
出機55が接続される。
また、アドレスバスABおよびデータバスDB
には、ビルチエツカ52の異常を検出するための
異常検出器571、紙放出機54の異常を検出す
るための異常検出器572、硬貨放出機55の異
常を検出するための異常検出器573、取出口駆
動機構53によつて開閉される両替貨幣取出口扉
32の異常を検出するための異常検出器574、
挿入された紙幣を収納する紙幣収納箱が一杯にな
つたことを検出するための紙幣収納箱満杯検出器
575が接続される。
ビルチエツカ異常検出器571は、たとえば紙
幣挿入口22へ挿入された紙幣がビルチエツカ5
2まで搬送されるとき、正常に搬送されないこと
(たとえば挿入紙幣のジヤムや搬送機構の異常)
を検出するものである。紙幣放出機異常検出器5
72は、紙幣放出機54がたとえば両替紙幣を1
度に2枚重ねて繰り出したり、両替紙幣を取出口
まで搬送する間に搬送異常(たとえば両替紙幣の
ジヤム)を検出するものである。硬化放出機異常
検出器573は、硬貨放出機55が或る金種の硬
貨を50個で一包みにした硬貨包みを放出すること
なく、繰り出し機構のみが空回りをしたり、硬貨
包みが取出口30まで搬送される間に詰まつたり
したのを検出するものである。取出口異常検出器
574は、扉開成状態検出スイツチ33と光電セ
ンサ36とを含み、取出口扉32を開成指令する
信号があるにもかかわらず開成しない状態(すな
わち、扉の開成を検出するスイツチ33の出力の
ない状態)や、取出口扉32が開成された後、一
定時間の間に放出された紙幣および硬貨包みが取
出されなかつた状態(すなわち光電センサ36の
出力がある状態)や、取出口扉の閉成指令がある
にもかかわらず扉を閉成しない状態(すなわちス
イツチ33の出力がある状態)などを検出するも
のである。これらの異常検出器571ないし57
4は異常検出手段を構成する。
さらに、アドレスバスABおよびデータバス
DBには、係員の控え室などに設けられかつ自動
両替装置10の動作状態を監視するためのモート
モニタ58と、自動両替装置10の裏面に設けら
れた係員操作パネル59とが接続される。
第6図は第2のメモリ(RAM)60の複数の
記憶領域に記憶されるデータを示す図である。第
6図において、第2のメモリ(RAM)60は、
記憶領域R1ないしR15を含む。記憶領域R1
は紙幣挿入口22へ両替すべき高額紙幣が挿入さ
れたことを表わすフラグを記憶する。記憶領域R
2はビルチエツカ52が挿入紙幣を読取つた後、
挿入紙幣の金種に相当する紙幣読取パターンを記
憶する。記憶領域R3は顧客がキーボード23に
含まれる各選択スイツチを押圧したとき、押圧さ
れたスイツチを表わす両替指令スイツチ記憶フラ
グを記憶する。記憶領域R4はビルチエツカ52
によつて読取られた挿入紙幣の金額を累計した
り、預り金額を記憶する。記憶領域R5は金種別
の両替指定金額を記憶する。記憶領域R6は残り
金額を記憶する。記憶領域R7は金種別放出枚数
または本数を記憶する。記憶領域R8は予め定め
るプログラムに基づいて、両替動作を行なつてい
るとき、各動作状態を特定するために動作状態に
対応する数値を記憶するカウンタとしての計数レ
ジスタ(以下、CTR)として用いられる。記憶
領域R9は両替機にエラーが生じた場合におい
て、エラーコードを記憶する。記憶領域R10は
故障発生時において、CTRで計数している動作
状態を表わす数値を一時記憶するための待避用レ
ジスタ(CTR′)として用いられる。記憶領域R
11は1日における取引件数を記憶する。記憶領
域R12は1日における入金合計金額を記憶す
る。記憶領域R13は1日における入金金種別の
合計額(または合計数量)を記憶する。記憶領域
R14は1日における出金合計金額を記憶する。
記憶領域R15は1日における出金金種別の合計
額(または合計数量)を記憶する。
第7図は残り金額表示器242を利用してエラ
ーコードを表示する一例を示す図である。第7図
において、4桁の表示桁を有する残り金額表示器
242の上位第1桁目(千の位)を動作状態に対
応する計数値(CTRの値)を表示する桁として
利用する。また、残り金額表示器242の上位か
ら第2桁目(百の位)を表示器242に表示され
ている数字がエラーコードであることを知らせる
エラー表示桁として利用する。さらに、下位2桁
(十の位と一の位)をエラーの種類を特定するエ
ラーコード表示桁として利用する。
第8A図および第8B図は、この発明の背景と
なりかつこの発明が適用される自動両替装置の動
作状態を説明すためのフロー図であり、特に、第
8A図は動作状態を記憶しながら両替するための
両替動作モードを示し、第8B図は両替動作モー
ドにおける各部の異常発生時においてエラー表示
モードを示すものである。
次に、第1図ないいし第7図および第8A図を
参照して、この発明における通常の動作モードに
ついて説明する。
マイクロプロセツサ(以下、MPU)50は、
初期状態において、計数レジスタ(CTR)R8
の内容をリセツツトし、動作状態を表わす計数値
を0にする。その後、光電センサ36の出力に基
づいて、取出口30の両替貨幣載置部34に残留
紙幣があるか否かを判別し、残留紙幣があればエ
ラー表示モードEOへ進み、残留紙幣がなければ、
次に紙幣挿入の有無を判別する。そして、紙幣が
挿入されていなければ、両替すべき高額紙幣が挿
入されるまで待機する。
今、紙幣挿入口22に紙幣が挿入されると、
MPU50はフラグR1に論理「1」が立つてい
るか否かを判定して、挿入された紙幣が1枚目か
否かを判定する。そのとき、1枚目の紙幣が挿入
された場合であれば、フラグR1に論理「1」を
セツトさせた後、CTRの計数値を1として、紙
幣挿入動作状態であことを記憶させる。そして、
MPU50はビルチエツカ異常検出器571の出
力の有無に基づいて、挿入紙幣が正常に搬送され
ているか否かを判別する。正常でなければ、後述
のエラー表示モードのE1へ進み、正常に搬送さ
れていれば、挿入された紙幣の金種を判別する。
この金種判別動作は、ビルチエツカ52が挿入
された紙幣の読取パターンを読出すと、この読取
紙幣パターンを制御部563およびデータバス
DBを介して、紙幣読取パターン記憶領域R2に
記憶させる。そして、MPU50は記憶領域R2
に記憶されている読取紙幣パターンと、メモリ5
1に予め記憶されている紙幣基準パターンとを照
合し、挿入された紙幣の金種を判別する。
このようにして、判別された挿入紙幣の金額が
預り金額記憶領域R4にそれまで記憶されている
金額(1枚目の紙幣挿入時においては0)に加算
されて、預り金額の合計額が演算され、預り金額
記憶領域R6に記憶される。その後、MPU50
は預り金額記憶領域6Rに記憶されている預り金
額情報を読出して、データバスDB、制御部56
7を介して、金額表示器24に含まれる預り金額
表示器241に表示させる。
なお、顧客がさらに高額紙幣を両替したいと
き、高額紙幣を紙幣挿入口22に挿入すると、
MPU50は前述の動作を繰返す。
一方、両替したい所望の金額だけ高額紙幣を挿
入した後、顧客がキーボード23に含まれる金種
別の選択スイツチ231ないし235を押圧し
て、所望の両替貨幣を指定する。応じて、MPU
50は選択スイツチ231ないし235の押圧が
1回目の押圧であるか否かを判定し、1回目の押
圧であれば、フラグR3に論理「1」を立てて、
1回目の両替指定操作が行なわれたことを記憶さ
せる。そしてMPU50はCTRの計数値を2とし
て、両替金種選択動作状態であることを記憶させ
る。
その後、MPU50は残金紙幣スイツチ236
が押圧されたか否かを判定し、押圧されていなけ
れば、今指定された両替金種の金額を加算し、金
種別両替指定金額記憶領R5に記憶させる。そし
て、領り金額から両替金額を減算して、残り金額
を算出し、残り金額記憶領域R6へ記憶させる。
さらに、MPU50は記憶領域R5に記憶されて
いる金種別両替金額に基づいて、金額表示器24
3ないし247のうち対応する金額表示器へ両替
金種別金額を表示させるとともに、残り金額を残
り金額表示器242に表示させる。
そして、残り金額記憶領域R6に記憶されてい
る残り金額が0か否かを判定することにより、両
替金種別金額指定が完了したか否かを判定し、完
了していなければ再び選択スイツチが押圧される
まで待つ。2回目の金種指定操作が行なわれる
と、残金紙幣スイツチ236が押圧されたか否か
を判定し、押圧されていなければ、残金が0にな
るまで前述の動作を繰返す。また、残金紙幣スイ
ツチ236が押圧されると、残り金額に500円の
差額があるか否かを判定し、もしあれば残り金額
から500円を減算した後、500円の両替金額欄に
500円を加算し、さらに残り金額を1000円の両替
金額欄に加算して金種別指定金額を表示させる。
そして、次の動作へ進む。
MPU5は、残金紙幣スイツチ236が押圧さ
れない場合において、残り金額が0になつたと
き、また残金紙幣スイツチ236が押圧された場
合において、金種別指金額を表示した後、CTR
の計数値を3とし、以下に行なう動作が両替貨幣
の放出動状態であることを記憶させる。そして、
MPU50は、金種別両替指定金額記憶領域R5
に1000円または500円札の紙幣の両替金額が記憶
されていれば、金種別紙幣の枚数を読出して、デ
ータバスDBを介して制御部565に与える。応
じて、制御部265は紙幣放出機を駆動し、指定
された金種の紙幣の繰り出して取出口まで搬送さ
せる。このとき、MPU50は紙幣放出機異常検
出器572が両替紙幣を2枚以上重ねて繰り出し
たことを検出しているか否かを判定し、もし2枚
繰り出し検出出力があれば、後述のエラー表示モ
ードのE2に進む。2枚繰り出し検出出力がなけ
れば、異常検出器573が繰り出した両替紙幣の
ジヤムを検出したか否かに基づいて、正常に両替
紙幣を搬送しているか否かを判定する。
もし、繰り出された両替紙幣の詰まつているこ
とを検出すると、後述のエラー処理モードのE3
へ進み、正常に搬送されていれば、放出が完了し
たか否かを判定する。そして、指定された金種別
の紙幣がすべて放出されるまで上述の動作を繰返
す。
一方、金種別両替指定金額記憶領域R5に両替
貨幣として、金種別硬貨の両替金額が記憶されて
いれば、MPU50は金種別の硬貨放出本数を読
出して、データバスDBを介して制御部566へ
与える。応じて、制御部566は硬貨放出機55
に指定された金種の硬貨を指定本数だけ払出しの
ための指令を与え、硬貨放出機55に両替硬貨を
繰り出して搬送させる。
そのとき、MPU50は硬貨放出機異常検出器
573の出力に基づいて、空送りか否かを判定
し、空送りであれば後述のエラー表示モードのE
4に進む。空送りでなければ、繰り出された硬貨
が詰まつているか否かを判別して、正常な搬送で
あるかどうかを判定する。もし、指定された金種
の硬貨が正常に搬送されていなければ、後述のエ
ラー表示モードのE5に進む。正常に搬送されて
いれば、指定された金種の硬貨が指定本数だけ放
出を完了しているか否かを判定し、放出を完了し
ていなければ前述の動作を繰返す。
前述のごとくして、指定された両替紙幣および
指定された両替硬貨がそれぞれ指定金額に相当す
る枚数または本数だけ放出を完了すると、次に、
MPU50はCTRの計数値を4とする。そして、
これまでの動作で両替紙幣または硬貨が正常に払
出されて、以下の動作状態が取出口駆動機構53
の動作状態であることを記憶させる。
続いて、MPU50は1日における取引件数、
入金合計、入金金種別合計、出金合計、出金金種
別合計をそれぞれ累計し、各種の累計を対応する
記憶領域R11ないしR15へ記憶させる。そし
て、MPU50はデータバスDBを介して制御部
564に取出口扉32を開くための指令信号を与
える。応じて、制御部564は取出口駆動機構5
3を制御して、両替紙幣および両替硬貨を取出す
ようにするために、取出口の扉を駆動して開く。
その後、一定時間の間に両替紙幣および両替硬貨
の抜き取りが完了しなければ、後述のエラー表示
モードのE6に進む。そして、一定時間内に両替
紙幣および両替硬貨が抜き取られると、取出口扉
を閉じるための指令を与える。
続いて、MPU50はCTRの計数値を5とした
後、取出口扉32の閉成を完了しているか否かを
判定し、取出口扉が閉じられていなければ、タイ
ムオーバになるまで繰り返す。タイムオーバにな
ると、後述のエラー表示モードのE7に進む。そ
して、扉が一定時間内に閉じられると、挿入紙幣
をキヤツシユボツクス48に収納する。MPU5
0はキヤツシユボツクスが一杯になつたか否かを
判定し、一杯になつていれば後述のエラー表示モ
ードのE8に進む。一杯になつていなければ、初
期状態に復帰して動作を停止する。
次に、第1図ないし第7図、第8A図および第
8B図を参照して、両替動作中にエラーが発生し
た場合の動作について説明する。まず、前述の
CTRの計数値が0の場合において、残留紙幣が
検知されると、残留紙幣のあることを表わすエラ
ーコード「OE11」をセツトさせる。
前述のCTR=2の状態において、挿入された
紙幣が正常に搬送されずに紙幣ジヤムを生じた場
合は、紙幣挿入口22のシヤツタ(図示せず)を
閉じて、以降紙幣の挿入を禁止する。そして、
MPU50は、エラーコード記憶領域R9の上位
第1桁目にCTRの計数値1を記憶させ、上位か
ら2桁目にエラーを表わす記号(たとえばE)の
コードを記憶させる。さらに、下位の2桁に挿入
紙幣ジヤムであることを表わすエラーの処理コー
ド(たとえば11)を記憶させることによつて、
挿入紙幣ジヤムを表わすエラーコード「1E11」
をセツトさせる。
前述のCTR=3の状態において、紙幣放出機
54から2放以上重ねて両替紙幣が放出された場
合は、2枚重ねのエラーコード(たとえば「3E
21」)をエラーコード記憶領域R9にセツトさ
せる。また、紙幣放出機54から放出された両替
紙幣のジヤムの場合は、両替紙幣ジヤムを表わす
エラーコード(たとえば「3E22」)をエラーコ
ード記憶領域R9にセツトさせる。また、硬貨放
出機55が両替硬貨を放出する場合において、空
送りであることを判定すると、MPU50は硬貨
空送りを表わすエラーコード(たとえば「3E3
1」)をエラーコード記憶領域R9へ記憶させる。
また、硬貨放出機55から放出された硬貨が途中
で詰まつた場合(すなわち両替硬貨の搬送異常が
生じた場合)は、両替硬貨ジヤムを表わすエラー
コード(たとえば「3E32」)をエラーコード記
憶領域R9へ記憶させる。
前述のCTR=4の動作状態において、タイム
オーバであることを判定すると、MPU50は取
出口扉32が開かれていないこと、または両替紙
幣や両替硬貨が抜き取られていないことを表わす
エラーコード(たとえば「4E41」)をエラーコ
ード記憶領域R9に記憶させる。
前述のCTR=5の動作状態において、一定時
間内に取出口の扉の閉成を完了していない場合
は、取出口の閉成が完了していないことを表わす
エラーコード(たとえば「5E42」)をエラーコー
ド記憶領域R9に記憶させる。また、収納箱が満
杯であることを判定すると、MPU50は挿入紙
幣収納箱が満杯であることを表わすエラーコード
(たとえば「5E51」)をエラーコード記憶領域R
9に記憶させる。
前述のごとくして、エラーコード記憶領域R9
に何らかのエラーコードが記憶されると、MPU
50は取扱い中表示器21を消灯させるととも
に、制御部561ないし566のそれぞれに動作
停止指令信号を与えて、各部の動作を停止させ
る。これと同時に、MPU50はエラーコード記
憶領域R9に記憶されているエラーコードを桁順
次に読出して、データバスDBを介して制御部5
62に与え、金額表示器24に含まれる残り金額
表示器242へエラーコードを表示させた後、ブ
ザーを鳴動させて係員に知らせる。なお、表示器
241,243ないし247に金額表示があれ
ば、それは表示されたものである。
その後、後述の第9図で説明するエラー処理動
作、すなわちリモートモニタにエラー表示させ、
係員処理が行なわれた後、自動復旧処理が達成さ
れる。また、表示器241ないし247に表示が
あれば、この復旧後のリセツト時にクリアされ
る。
第9図はこの発明の特徴となる動作を説明する
ためのフロー図であり、特に、前述のごとくして
自動両替装置10の両替動作中にエラーが生じた
場合において、CTRの内容に基づいて、どの動
作状態でエラーが発生したか否かを判別し、エラ
ーが生じたときの動作状態に基づいて、係員が復
旧指令すると、自動的に最初から両替動作モード
に入つて、最初から両替処理をやり直すか、また
は係員操作によつて両替貨幣(紙幣および硬貨)
を正常に取出口30まで払出すことによつて、そ
の両替動作を成立したものとして扱うように処理
するものである。
前記リモートモニタおよび係員操作パネルのエ
ラー表示は、次のごとくして行なわれる。すなわ
ち、両替貨幣の搬送動作が正常であるか否かを判
別し、正常でなければ、リモートモニタ58に含
まれる紙幣放出機54および貨幣放出機55の搬
送エラーであることを表わす表示ランプを点灯さ
せる。
また、両替貨幣の搬送が正常に行なわれた場合
は、入金紙幣(すなわち挿入紙幣)の搬送が正常
に行なわれているか否かを判別し、正常に行なわ
れていなければ、リモトモニタ58に含まれるビ
ニルチエツカ52の搬送エラーを表わす表示ラン
プを点灯させる。その後、自動両替装置10の裏
面に設けられている係員操作パネル(図示せず)
に設けられている搬送エラーランプを点灯させ、
さらに取出口に残留貨幣があるか否かを判定す
る。
また、入金紙幣の搬送が正常であれば、直接取
出口残留貨幣有りか否かを判定する。取出口に残
留貨幣があれば、係員操作パネル59に含まれる
「取出口残留有り」を表わすランプを点灯させた
後、係員の手動処理へ進み、取出口に残留貨幣が
なければ、直接係員の手動処理動作へ集む。
前述のごとくしてエラーが検出された場合にお
いて、係員はリモートモニタパネル58の表示状
態で異常状態を知り、自動両替装置10の設置場
所へ行く。そして、係員は残り金額表示器242
で表示されているエラーコード(すなわち第1桁
に表示されている動作状態を特定るためのCTR
の計数値)を見て、エラーが発生したときの動作
状態を確認する。そして、係員は係員操作パネル
59に含まれる搬送エラー表示ランプの表示状態
を見て、それが点灯していれば自動両替装置10
の裏面扉を開いた後、CTRの計数値が1である
か否かによつて次の処理を行なう。
すなわち、CTRの計数値が1であれば、自動
両替装置10の動作状態が両替しようとする高額
紙幣の挿入状態であるため、係員はビルチエツカ
52に詰まつている紙幣を抜き取り、抜き取つた
高額紙幣の金額を確認する。そして、抜き取つた
高額紙幣を顧客に返却した後、取出口残留ヤンプ
が点灯しているか否かを判断する。
一方、CTRの計数値が1でない(すなわち
CTR=3)のとき、係員は紙幣放出機54また
は硬貨放出機55から放出された両替紙幣または
硬貨を取除いて、放出紙幣または放出硬貨の詰ま
つている状態を解除する。除去した紙幣または硬
貨を回収皿46へ収納した後、取出口残留ランプ
が点灯しているか否かを判断する。そして、取出
口の残留ランプが点灯している場合、または前述
の係員パネル59に含まれる搬送エラー表示ラン
プが点灯していなければ、係員は取扱い説明書に
よるエラーコード別に係員処理を行なう。
すなわち、係員は係員のみが操作可能な係員操
作用キースイツチ26に専用のキーを入れて、1
回だけ回動する。このように、取出口30に両替
貨幣が残つている場合は、これまでの両替動作が
正常に行なわれたものとみなして、以下の動作を
実行する。
すなわち、係員操作用キースイツチ26が回動
されると、MPU5はそれまでCTRで計数されて
いる計数値(エラーが発生したときの動作状態を
表わす計数値、この場合は4または5)を待避用
レジスタR10に一時記憶させて待避する。そし
て、CTRの計数値を数値6に歩進させて、係員
のキー操作による復旧処理状態であることを記憶
させる。MPU50は待避用レジスタR10に記
憶されている計数値に基づいて、エラー発生時に
おける動作状態が取出口の処理段階であるか否か
(すなわちCTR=4または5)であるか否かを判
定する。
もし、取出口処理段階のエラーでないことを判
定すると、挿入紙幣を紙幣返却口25から返却す
る。このため、係員は挿入紙幣の金額を確認した
後、顧客に紙幣を返却する。一方、取出口処理段
階のエラーであることを判定すると、既に挿入紙
幣に相当する両替貨幣の放出が終了しているた
め、MPU50は取出口扉32を開く。このため、
係員は取出口30に放出されている両替紙幣およ
び両替硬貨の金額を確認して顧客に支払う。そし
て、MPU50は取出口30の残留紙幣がないこ
とを検知すると、取出口扉を閉じる。この後、係
員操作用キースイツチがオフであるか否かを判別
する。オフでなければ待機し、オフであればレジ
スタに記載されているCTRの計数値が1または
2のいずれであるか否かを判定する。それによ
り、高額紙幣の挿入(入金)動作中または両替貨
幣の設定動作中におけるエラーであれば、自動両
替装置10の全体の動作をリセツトした後終す
る。
このように、エラーの発生した動作状態が挿入
紙幣に相当する選択された両替貨幣を放出した後
であれば、係員操作用キースイツチの操作によつ
て取出口を再び開くことにより、その両替取引動
作を成立させて、顧客に両替貨幣を支払う。も
し、所定の両替貨幣を払出す前の動作状態におい
てエラーが発生した場合は、顧客が挿入した紙幣
(すなわち入金紙幣)を自動的に返却口25から
返却するため、係員はその返却された紙幣を顧客
にてわたす。
したがつて、エラーが発生した場合における係
員の復旧操作は、係員操作用キースイツチを1回
だけ操作することにより、自動的にエラーの発生
した状態に基づいて、取引を成立させて両替貨幣
を払出すかまたは挿入紙幣を返却するため、迅速
な復旧処理が可能となり、顧客に不安感を与える
こともなく、顧客と係員とのトラブルを防止でき
る利点がる。
さらに、より好ましくは、CTRの計数値が1
または2以外であれば、係員操作用キースイツチ
が2回目操作されると、以下の動作が行なわれ
る。すなわち、MPU50は係員操作用キースイ
ツチ26が第2回目に操作されたとき、再び待避
用レジスタR10にストアされている動作状態を
表わす計数値に基づいて、取出口処理段階後のエ
ラーであるか否かを判定する。取出口処理段階後
のエラー(すなわちCTR=4または5)であれ
ば、挿入された紙幣をキヤツシユボツクスへ収納
した後リセツトする。
また、取出口処理段階前のエラー、すなわち両
替貨幣を放出している途中で両替紙幣まは両替貨
幣が詰まつた場合においては、取出口を一旦開い
て、係員にそれまで放出された両替貨幣(紙幣お
よび硬貨)を回収させた後、自動的にリセツトす
る。このようにすることによつて、係員がキース
イツチ26を2回操作するのみで、完全にエラー
復旧動作が達成できる利点がある。
ところで、前述の係員手動処理動作において、
係員がリセツトボタンを押圧した場合は、CTR
で計数されているエラー発生時における動作状態
を表わす計数値を待避用レジスタR10に一時待
避させた後、CTRの計数値を7にセツトして、
リセツトボタンの押圧に応じた復旧処理動作状態
であることを記憶させる。そして、MPU50は、
ビルチエツカ52内に挿入紙幣が残留しているか
否かを判別し、残留紙幣がなければ、念のため
に、第1ないし第4の搬送機構41aないし41
dを駆動した後、自動両替装置10の全体の動作
をリセツトさせる。
一方、ビルチエツカ52内に残留紙幣がある
と、入金紙幣を第4の移送機構41dの位置まで
搬送する。その後、この入金紙幣は係員によつて
抜き取られる。このとき、係員はエラーコードを
見て、両替動作段階のエラーであることを確認
し、挿入された紙幣の金額を確認し、顧客に挿入
紙幣を返却する。
その後、MPU50はすべての紙幣が抜き取ら
れた状態であるか否かを検知し、すべての紙幣が
抜き取られれた状態であれば、自動両替装置10
の全体の動作をリセツトした後停止する。これに
よつて、取出口に残留紙幣がない場合は、リセツ
トボタンの押圧により挿入紙幣を返却した後、自
動的に初期状態に復帰できる利点がある。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、係員操作用
スイツチが最初に操作されたことに応じて、記憶
手段に記憶されている動作進行状態に基づいて、
取出口が開かれる前における動作が異常であるか
否かを判別し、開く前の動作が異常であれば挿入
紙幣を自動的に返却させ、係員操作用スイツチが
2回目の操作をされたことに応じて、取出口を開
いて途中まで放出している両替貨幣を取出せるよ
うにしたので、エラー発生時における係員の対処
の仕方が容易でありかつ迅速に判断でき、確実に
対処できる。すなわち、係員は取出口が開く前の
異常であるのかどうかの判断を行なう必要がな
く、単に係員操作用スイツチを操作するだけで済
み、最初に取出すことができた紙幣を顧客に渡す
だけでよい。そして、2回目の操作により貨幣が
取出された場合には、その貨幣を回収する処理を
行なうだけで済む。それによつて、顧客に対して
はその顧客が挿入した紙幣と同じ紙幣が返却さ
れ、入金紙幣および両替貨幣の二重渡しを防止で
きるとともに、取出口に送出途中で全部が揃つて
いない両替貨幣を顧客に手渡してしまい、トラブ
ルが発生するという不都合も生じない。しかも、
係員によるキー操作や返却紙幣の顧客への手渡し
は、装置の前面側で行なうことができるので、そ
れだけ誤りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の背景となりか
つこの発明が適用される自動両替装置の図であ
り、特に第1図は自動両替装置の外観図を示し、
第2図は接客操作パネルを示し、第3図は取出口
の断面図を示し、第4図は紙幣搬送回収機構を示
す。第5図はこの発明の背景となりかつこの発明
が適用されるブロツク図である。第6図はメモリ
の複数の記憶領域に記憶されるデータを示す図で
ある。第7図はエラーコードを表示する一例を示
す図である。第8A図および第8B図はこの発明
の背景となりかつこの発明が適用される自動両替
装置の動作状態を説明するためのフロー図であ
る。第9図はこの発明の特徴となるエラー発生後
における復旧処理動作を表わすフロー図である。 図において、10は自動両替装置、20は接客
操作パネル、26は係員操作用キースイツチ、3
0は両替貨幣取出口、50はマイクロプロセツサ
(MPU)、51はプログラム設定用メモリ、52
はビルチエツカ、53は取出口駆動機構、54は
紙幣放出機、55は硬貨放出機、571ないし5
75は異常検出器、58はリモートモニタ、59
は係員操作パネル、60はメモリ(RAM)を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両替すべき金種の紙幣が挿入されたとき、そ
    の紙幣を一時貯留部に貯留し、該挿入した紙幣で
    両替すべき貨幣の金種と、その金種の金額または
    数量とが選択されたことに応じて、選択された貨
    幣の金種別の金額に相当する貨幣を両替貨幣取出
    口まで放出した後、前記取出口を開いて両替貨幣
    を取出せるようにした両替機において、前記取出
    口が開かれる前の動作異常に関して、自動返却で
    きない挿入紙幣詰まりという異常とは異なる異常
    に関して貨幣を自動返却するエラー処理装置であ
    つて、 前記両替機の動作中の異常を検出する異常検出
    手段、 前記両替機の動作中の進行状態を順次記憶しか
    つ前記異常検出手段の異常検出時において、その
    ときの動作進行状態を記憶する記憶手段、 前記両替機の前面から係員が操作可能な位置に
    設けられ、係員が操作するための係員操作用スイ
    ツチ、および 演算制御手段を備え、 前記演算制御手段は、 前記係員操作用スイツチが最初に操作されたこ
    とに応じて、前記記憶手段に記憶されている動作
    進行状態に基づいて、前記取出口が開かれる前に
    おける動作が異常であるか否かを判別する判別手
    段と、 前記取出口が開かれる前の動作が異常であるこ
    とを前記判別手段が判別したことに応じて、前記
    一時貯留部に貯留されている前記挿入紙幣を自動
    的に返却する紙幣返却手段と、 前記係員操作用スイツチの2回目の操作に応じ
    て、前記取出口に放出している両替貨幣を取出せ
    るように制御する貨幣取出制御手段とを備えた、
    両替機のエラー処理装置。
JP59160788A 1984-07-30 1984-07-30 エラ−処理装置 Granted JPS6068493A (ja)

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JPS6068493A JPS6068493A (ja) 1985-04-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS616532Y2 (ja) * 1976-11-24 1986-02-27

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