JPH026118B2 - - Google Patents

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JPH026118B2
JPH026118B2 JP55074785A JP7478580A JPH026118B2 JP H026118 B2 JPH026118 B2 JP H026118B2 JP 55074785 A JP55074785 A JP 55074785A JP 7478580 A JP7478580 A JP 7478580A JP H026118 B2 JPH026118 B2 JP H026118B2
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JP55074785A
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Hiroshi Honda
Kenichi Ooyama
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Publication of JPS569892A publication Critical patent/JPS569892A/ja
Publication of JPH026118B2 publication Critical patent/JPH026118B2/ja
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、顧客により挿入された被両替貨幣
を顧客の指定により別の金種に両替する自動両替
装置に関し、とくに両替動作中に発生した異常の
取り扱いに特徴がある自動両替装置に関する。
<従来の技術> 最近、銀行等の窓口業務省力化の目的で、高額
紙幣を挿入して所望の低額紙幣に自動的に両替す
る自動両替装置が実用に供されている。この種の
自動両替装置は、特開昭53−83687号公報にも記
載されている。このような自動両替装置には、両
替動作中に異常が発生すると、異常が発生したこ
とを表示する表示器が設けられている。この表示
器は、異常が発生したことを表示するだけであ
る。自動両替装置のように内部構造が複雑になれ
ば、異常が発生したことを表示するだけでは不充
分である。というのは、異常が発生すれば係員に
よつて復旧処理が行なわれるわけであるが、異常
が発生したことを表示するだけであれば、係員は
どのような異常が発生したのかわからず、異常を
さがすのに時間がかかり復旧処理が遅れ、顧客を
待たせることになるからである。
そこで、異常の種類を表示する必要が生じる。
このため、従来の自動両替装置においては、その
裏面内側に、異常の種類別の表示ランプを備えた
エラー表示盤を設け、両替動作中に異常が発生す
ると、異常の種類に対応する表示ランプを点灯さ
せるとともに警報を発して係員を呼出すようにな
つている。呼出された係員は、裏面扉を開いてエ
ラー表示盤で表示されている異常の種類別の表示
ランプを見て、異常の種類を知り、人為的に復旧
処理を行なう。
<従来技術の問題点> 以上の従来装置によれば、特別製のエラー表示
盤を裏面に設けなければならず、構成がより複雑
になり高価になるという問題点があつた。さら
に、従来のように自動両替装置に異常が発生した
とき係員が裏側から表示ランプを見て異常状態を
確認していると、顧客に不信感を与えるととも
に、係員が接客面に来るまでの間装置がどのよう
になつているかわからず、顧客に不安感を与える
という問題点があつた。
しかも、係員は、回復処理の際、両替のために
顧客が投入した金額や、顧客が指定した金種ごと
の両替指定金額を顧客に聞いて確認する場合があ
るが、エラー表示盤が裏面にあると、顧客に上記
各金額を聞くためにいちいち前へ出てこなくては
ならないので不便であり、また顧客の金額記憶が
あいまいであればそのぶんだけ回復処理に手間取
るという不都合もあつた。
そこで、エラー表示盤を接客面に設けると以上
の問題点のいくつかは解決できると考えられる
が、顧客がふだん使用しない複数のランプを接客
面に配置すると、「これらのランプは何のために
設けられているのだろうか」というような余分の
精神的負坦を顧客に強いることになり、正常動作
時における顧客の円滑な操作を妨げることにな
る。
<技術的課題> この発明は、構成をより複雑にして高価にする
ことなく、顧客に不信感や不安感を与えたり余分
の精神的負担を強いたり顧客の円滑な操作を妨げ
たりすることなく、係員による迅速確実な回復処
理が期待できる自動両替装置を提供することを目
的とする。
<問題点を解決するための手段> この発明は、顧客により挿入された被両替貨幣
の合計金額である預り金額を表示する第1表示器
と、顧客が指定した金種別の両替金額をそれぞれ
表示する第2表示器と、前記預り金額と前記金種
別両替金額の合計額との差額である残り金額を表
示する第3表示器とを接客面に有する自動両替装
置において、前記自動両替装置の両替動作中に発
生し得る複数の異常状態をそれぞれ検出する複数
の異常検出手段と、この異常検出手段のひとつが
異常を検出することに応答し発生した異常に対す
るエラーコードを発生するエラーコード発生手段
と、このエラーコード発生手段が発生したエラー
コードを前記第3表示器に表示させるとともに前
記第1表示器および前記第2表示器の表示を維持
させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
<作用> この発明において、両替動作中に異常が発生す
ると、その異常を検出する異常検出手段が異常を
検出する。この異常検出にエラーコード発生手段
が応答し、発生した異常に対応するエラーコード
を発生する。エラーコード発生手段がエラーコー
ドを発生すると、制御手段が第3表示器にエラー
コードを表示させるとともに第1表示器および第
2表示器の表示を維持させる。
<発明の効果> この発明によれば、異常が発生すると、エラー
コードを接客部に設けた残り金額表示用の第3表
示器に表示するため、両替装置の動作状態の異常
(エラー)を表示する特別の表示盤を設ける必要
がなく、構成が簡略化され、安価となる利点があ
る。また、エラーコードを前面の残り金額表示用
の第3表示器に表示しているため、従来のように
係員が装置の裏側へ回つてエラー種類を判別する
必要がなくなり、それだけ回復処理を迅速に行な
うことができる。
さらに、エラーコードが前面に表示されるため
係員が前面に来てエラーコードに基づいてエラー
の状態を顧客に説明することができ、顧客との対
話も行ないやすくなり、顧客に不信感を与えるこ
ともない。また、異常が発生しても、顧客が挿入
した金額および指定した金種別の金額がそれぞれ
第1表示器、第2表示器によつて表示されたまま
になつているため、顧客が不安感をいだくことが
なく、係員は顧客にこれらの金額をいちいち聞く
必要がなく、表示された金額を確認するだけです
み、迅速確実な回復処理を行なうことができる。
しかも、顧客がふだん使用しない複数のランプ
を接客面に配置しなくてもよいので、余分の精神
的負担を顧客に強いることがなく、正常動作時に
おける顧客の円滑な操作を妨げることもない。
<実施例> 以下、図面に基づいてこの発明の一実施例を詳
細に説明する。
第1図ないし第4図はこの発明の背景となりか
つこの発明が適用される自動両替装置の図解図で
あり、特に第1図は自動両替装置の外観図を示
し、第2図は自動両替装置の接客操作パネル20
の詳細図を示し、第3図は取出口30の断面詳細
図を示し、第4図は紙幣挿入口と紙幣返却口に関
連する紙幣搬送・回収機構を示す図解図である。
次に第1図ないし第4図を参照して、自動両替装
置の構造を説明する。
第1図において、この発明の背景となりかつこ
の発明が適用される自動両替装置10は、前面上
部に接客操作パネル20を配設しかつ前面の傾斜
部に両替貨幣取出用取出口30を配設して構成さ
れる。
次に、第2図を参照して、前記接客操作パネル
20の詳細を説明する。自動両替装置10の接客
操作パネル20には、自動両替装置が動作中であ
ることを表す取扱表示器21と、両替すべき高額
紙幣を挿入する紙幣挿入口22と、キーボード2
3と、金額を表示する複数個の金額表示器24
と、紙幣返却口25と、係員操作用キースイツチ
26とが設けられる。
前記キーボード13は、たとえば高額紙幣(1
万円)を千円札に両替する場合にその枚数(1
枚、5枚、10枚、20枚)を選択する千円札枚数選
択スイツチ群231と、五百円札の枚数を選択す
る五百円札枚数選択スイツチ232群と、百円玉
を50個まとめて1包みにした百円玉包みの本数
(1本、2本、4本、10本)を選択する百円玉本
数選択スイツチ233群と、五十円玉の包みの本
数を選択する五十円玉本数選択スイツチ234群
と、十円玉の包みの本数を選択する十円玉本数選
択スイツチ235群と、高額紙幣で両替したい金
種およびその数量を選択したのち残り金額を予め
定める金種の紙幣(例えば千円札)に両替指令す
る残金紙幣スイツチ236と、選択スイツチ23
1〜235の誤操作を訂正指令する訂正スイツチ
237とを含む。これらの各金種別の選択スイツ
チ231〜235には、それぞれの貨幣の枚数ま
たは本数に対応する金額が彫刻されていて、スイ
ツチを押圧したとき内蔵するランプを点灯表示さ
せて、選択された両替金種別の金額を顧客に知ら
せるように構成される。
前記金額表示器24は、顧客が紙幣挿入口22
へ挿入した被両替貨幣の合計金額である預り金額
を表示する預り金額表示器241(第1表示器の
一例)と、挿入された高額紙幣で両替すべき所望
の低額貨幣を指定したときその残りの金額すなわ
ち預り金額と金種別の両替指定金額の合計額の差
額を表示する残り金額表示器242(第3表示器
一例)と、千円札に両替した金額を表示する千円
札両替金額表示器243と、五百円札に両替した
金額を表示する五百円札両替金額表示器244
と、百円玉に両替した金額を表示する百円玉両替
金額表示器245と、五十円玉に両替した金額を
表示する五十円玉両替金額表示器246と、十円
玉に両替した金額を表示する十円玉両替金額表示
器247とから成る。表示器243〜247は、
第2表示器の例である。
第3図において、前記両替貨幣取出口30は、
自動両替装置10の前面傾斜部のパネル部分に開
口部31を形成し、該開口部31を選択的に開成
または閉成するための取出口扉32を開口部31
に対向して摺動自在に設ける。この取出口扉32
は後述の取出口駆動機構53で駆動されて開閉さ
れる。この扉32の開成位置には、該扉32の開
成状態を閉成するために、取出口開成状態検出ス
イツチ33が設けられる。開口部31の下部には
両替貨幣載置部34が設けられる。この載置部3
4には、両替貨幣移送機構35によつて両替貨幣
が供給される。また、載置部34に供給された両
替貨幣を検出するために、載置部34の一部を透
明部材で形成(または透孔を形成)し、該載置部
34の両側から発光部361と受光部362とか
ら成る光電センサ36が対向して設けられる。
第4図を参照して、挿入された紙幣の移送・回
収または返却する場合の各部機構と動作を説明す
る。前記紙幣挿入口22へ挿入された紙幣CH
は、第1の移送機構41aに含まれるベルトで両
面から挟まれてベルトの移送方向へ移送され、前
記ビルチエツカ52で紙幣の種類が判別され、後
続する第2の移送機構41bでさらに移送され
る。そして、挿入紙幣振分板42が垂直移送用ベ
ルト45側へ突出していると、挿入紙幣は回転し
ている紙幣貯留用ドラム43の外周面に巻きつけ
られ、ベルト44で押されて、一時貯留される。
このとき、ビルチエツカ52が異常紙幣(偽造紙
幣等)であることを検出すると、ドラム43とベ
ルト44とで貯留されている挿入紙幣を回収皿4
6へ回収する。また、正常な紙幣であれば、後述
のごとくの両替動作を行つたのち、振分板42を
矢印方向に切換えて、ドラム43に巻かれていた
挿入紙幣をベルト45で垂直方向へ移送し、第3
の移送機構41cおよび第4の移送機構41dで
キヤツシユボツクス47の位置まで移送する。そ
して、正常に両替動作が終了すると、紙幣押出部
48を駆動して第4の移送機構41dに含まれる
ベルトで挟まれて停止している挿入紙幣をキヤツ
シユボツクス47側へ押出して、回収させる。一
方、正常に両替動作できない場合は、第4の移送
機構41dを駆動させて、挿入紙幣返却口25か
ら返却するものである。
第5図はこの発明の背景となりかつこの発明が
適用されるブロツク図である。構成において、マ
イクロプロセツサ(MPU)50には、アドレス
バスAB、データバスDBおよび読出・書込制御
線RWを介して第1のメモリ51と第2のメモリ
60とが接続される。この第1のメモリ51は、
自動両替装置の動作を達成するために後述の第8
A図および第8B図で示すようなプログラムや預
り紙幣の金種を判別するための金種別紙幣基準パ
ターンなどが予め設定記憶されたメモリであつ
て、たとえばリードオンリメモリ(ROM)など
が用いられる。第2のメモリ60は、自動両替装
置の動作中における各種のデータを書込みまたは
読出し可能なメモリであつて、後述の第6図に示
すような複数の記憶領域を有し、たとえばランダ
ムアクセスメモリ(RAM)が用いられる。な
お、これらのメモリ51および60に替えて、そ
の他の記憶手段たとえば磁気カードやコアメモリ
などを用いても良い。このROM51に予め設定
されているプログラムに基づいて、マイクロプロ
セツサ50や両替動作を制御しまた両替装置の異
常時においてエラー表示、エラー処理制御するも
のである。
前記マイクロプロセツサ50に接続されたアド
レスバスABおよびデータバスDBには、制御部
561を介して前記キーボード23が接続される
とともに、制御部562を介して前記金額表示器
24が接続され、さらに制御部563,564,
565,566のそれぞれを介して挿入紙幣の金
種を判別するビルチエツカ52、両替機の両替紙
幣取出口を開閉制御する取出口駆動機構53、指
定された両替紙幣を放出する紙幣放出機54、指
定された両替硬貨を放出する硬貨放出機55のそ
れぞれが接続される。
また、前記アドレスバスABおよびデータバス
DBには、ビルチエツカ52の異常を検出する異
常検出部571、紙幣放出機54の異常を検出す
る異常検出器572、硬貨放出機55の異常を検
出する異常検出器573、取出口駆動機構53に
よつて開閉される両替貨幣取出口扉32の開閉異
常を検出する異常検出器574、挿入された紙幣
を収納する紙幣収納箱が一杯になつたことを検出
する紙幣収納箱満杯検出器575が接続される。
異常検出器571〜574および満杯検出器5
75は、複数の異常検出手段の例を示すものであ
る。ビルチエツカ異常検出器571は、たとえば
前記紙幣挿入口22へ挿入された紙幣がビルチエ
ツカ52まで搬送されるとき正常に搬送されない
こと(たとえば挿入紙幣のジヤムや搬送機構の異
常)を検出するものである。紙幣放出機異常検出
器572は、紙幣放出機54がたとえば両替紙幣
を一度に2枚重ねて繰り出したり、両替紙幣を取
出口まで搬送する間に搬送異常(たとえば両替紙
幣のジヤム)を検出するものである。硬貨放出機
異常検出器573は、硬貨放出機55が或る金種
の硬貨を50個で1包みにした硬貨包みを放出する
ことなく、繰り出し機構のみが空回りをしたり硬
貨包みが取出口30まで搬送される間につまつた
りしたのを検出するものである。取出口異常検出
器574は、前記扉開成状態検出スイツチ33と
前記光電センサ36とを含み、取出口扉32を開
成指令する信号があるにもかかわらず開成しない
状態(すなわち扉の開成を検出する前記スイツチ
33の出力のない状態)や、取出口扉32が開成
されたのち一定時間の間に放出された紙幣および
硬貨包みが取出されなかつた状態(すなわち前記
光電センサ36の出力がある状態)や、取出口扉
の閉成指令があるにもかかわらず該扉を閉成しな
い状態(すなわち前記スイツチ33の出力がある
状態)等を検出するものである。
さらに、前記アドレスバスABおよびデータバ
スDBには、係員の控室等に配設されかつ自動両
替装置10の動作状態を監視するためのリモート
モニタ58と、自動両替装置10の裏面に設けら
れた係員操作パネル59とが接続される。詳細な
故障内容は残り金額表示器242に表示されるエ
ラーコードで判断されるので、パネル59は簡単
迅速に判断するための参考用のものである。
第6図は前記第2のメモリ(RAM)60の複
数の記憶領域を図解的に示した図である。図にお
いて、前記第2のメモリ(RAM)60は、前記
紙幣挿入口22へ両替すべき高額紙幣が挿入され
たことを記憶するフラグR1と、前記ビルチエツ
カ52が挿入紙幣を読取つたのち挿入紙幣の金種
に相当する紙幣読取パターンを記憶する領域R2
と、顧客が前記キーボード23に含まれる各選択
スイツチを押圧したとき押圧されたスイツチを記
憶する両替指定スイツチ記憶フラグR3と、ビル
チエツカ52によつて読取られた挿入紙幣の金額
を累計した預り金額を記憶する記憶領域R4と、
金種別の両替指定金額を記憶する記憶領域R5と
残り金額を記憶する記憶領域R6と、金種別放出
枚数または本数を記憶する記憶領域R7と、予め
定めるプログラムに基づいて両替動作を行なつて
いるとき各動作状態を特定するために動作状態に
対応する数値を記憶してカウンタとして働く計数
レジスタ(以下CTR)R8と、両替機にエラー
が生じた場合においてエラーコードを記憶する記
憶領域R9(エラーコード発生手段の一例)と、
故障発生時においてCTRで計数されている動作
状態を表わす数値を一時待避して記憶させるため
の待避用レジスタ(CTR)R10と、1日にお
ける取引件数を記憶する記憶領域R11と、1日
における入金合計金額を記憶する記憶領域R12
と、1日における入金金種別の合計額(又は合計
数量)を記憶する記憶領域R13と1日における
出金合計金額を記憶する記憶領域R14と、1日
における出金金種別の合計額(または合計数量)
を記憶する領域R15とを含む。
第7図は前記残り金額表示器242を利用して
エラーコードを表示する一例を示す図解図であ
る。図において、4桁の表示桁を有する残り金額
表示器242の上位第1桁目(千の位)を動作状
態に対応する計数値(CTRの値)を表示する桁
として利用し、上位から第2桁目(百の位)を表
示器242に表示されている数字がエラーコード
であることを知らせるエラー表示桁として利用
し、下2桁(十の位と一の位)をエラーの種類を
特定するエラーコード表示桁として利用するもの
である。
第8A図および第8B図はこの発明の背景とな
りかつこの発明が適用される自動両替装置の動作
状態を説明するためのフローチヤートであり、特
にたとえば第8A図は動作状態を記憶しながら両
替するための両替動作モードを示し、第8B図は
両替動作モードにおける各部の異常発生時におい
てエラー表示モードを示すものである。
次に、第1図ないし第7図および第8A図を参
照してこの発明の通常の動作モードを説明しよ
う。
前記マイクロプロセツサ(以下MPU)50は
初期状態において、前記計数レジスタ(CTR)
R8の内容をリセツトして、動作状態を表わす計
数値をゼロにしたのち、光電センサ36の出力に
基づいて前記取出口30の両替貨幣載置部34に
残留紙幣があるか否かを判別し、残留紙幣があれ
ばエラー表示モードE0へ進み、残留紙幣がなけ
れば、次に紙幣挿入の有無を判別する。そして、
紙幣が挿入されていなければ、両替すべき高額紙
幣が挿入されるまで待機する。
今、前記紙幣挿入口22へ紙幣が挿入されると
MPU50は前記フラグR1に論理「1」が立つ
ているか否かを判定して、挿入された紙幣が1枚
目か否かを判定する。そのとき、1枚目の紙幣が
挿入された場合であれば、フラグRに論理「1」
をセツトさせたのち、CTR R8の計数値を1と
して、紙幣挿入動作状態であるこることを記憶さ
せる。そして、MPU50は前記ビルチエツカ異
常検出器571の出力の有無に基づいて挿入紙幣
が正常に搬送されているか否かを判別し、正常で
なければ後述のエラー表示モードのE1へ進み、
正常に搬送されていれば挿入された紙幣の金種を
判別する。この金種判別動作は、ビルチエツカ5
2が挿入された紙幣の読取りパターンを読出す
と、この読取り紙幣パターンを制御部563およ
びデータバスDBを介して紙幣読取パターン記憶
領域R2に記憶させる。そして、MPU50は記
憶領域R2に記憶されている読取紙幣パターンと
メモリ51に予め設定記憶されている紙幣基準パ
ターンとを照合して、挿入された紙幣の金種を判
別する。このようにして判別された挿入紙幣の金
額が預り金額記憶領域R4にそれまで記憶されて
いる金額(1枚目の紙幣挿入時においてはゼロ)
に加算されて、預り金額の合計額が演算され預り
金額記憶領域R6へ記憶される。そののち、
MPU50は預り金額記憶領域R6に記憶されて
いる預り金額情報を読出してデータバスDB、制
御部567を介して金額表示器24に含まれる預
り金額表示器241へ表示させる。なお、顧客が
さらに高額紙幣を両替したいとき、高額紙幣を前
記紙幣挿入口22へ挿入すると、MPU50は前
述の動作を繰り返す。
一方、両替したい所望の金額だけ高額紙幣を挿
入したのち、顧客は前記キーボード23に含まれ
る金種別の選択スイツチ231〜235を押圧し
て所望の両替紙幣を指定する。応じて、MPU5
0は前記選択スイツチ231〜235の押圧が1
回目の押圧か否かを判定し、1回目の押圧であれ
ばフラグR3に論理「1」を立てて、1回目の両
替指定操作が行なわれたことを記憶させる。そし
て、MPU50はCTRの計数値を2として両替金
種選択動作状態であることを記憶させる。そのの
ち、MPU50は残金紙幣スイツチ236が押圧
されたか否かを判定し、押圧されていなければ今
指定された両替金種の金額を加算し、金種別両替
指定金額記憶領域R5に記憶させる。そして、預
り金額から両替金額を減算して残り金額を算出
し、残り金額記憶領域R6へ記憶させる。さら
に、MPU50は記憶領域R5に記憶されている
金種別両替金額に基づいて金額表示器243ない
し247のうち対応する金額表示器へ両替金種別
金額を表示させるとともに、残り金額を残り金額
表示器242に表示させる。そして、残り金額記
憶領域R6に記憶されている残り金額がゼロか否
かを判定することにより、両替金種別金額指定が
完了したか否かを判定し、完了していなければ再
び選択スイツチが押圧されるのを待つ。そして、
2回目の両替金種指定操作が行なわれると、残金
紙幣スイツ236が押圧されたか否かを判定し、
押圧されていなければ残金がゼロになるまで前述
動作をくり返す。また、残金紙幣スイツチ236
が押圧されると、残り金額に五百円の差額がある
か否かを判定し、もしあれば残り金額から五百円
を減算したのち、五百円の両替金額欄に五百円を
加算し、さらに残り金額を千円の両替金額欄に加
算して金種別指定金額を表示させる。そして、次
の動作へ進む。
MPU50は、残金紙幣スイツチ236が押圧
されない場合において残り金額がゼロになつたと
き、または残金紙幣スイツチ236が押圧された
場合において金種別指定金額を表示したのち、
CTRの計数値を3とし、以下に行なう動作が両
替貨幣の放出動作状態であることを記憶させる。
そして、MPU50は、金種別両替指定金額記憶
領域R5に千円または五百円札の紙幣の両替金額
が記憶されていれば、金種別紙幣の枚数を読出し
てデータバスDBを介して制御部565に与え
る。応じて、制御部565は紙幣放出機を駆動し
て指定された金種の紙幣を繰り出して取出口まで
搬送させる。このとき、MPU50は紙幣放出機
異常検出器572が両替紙幣を2枚以上重ねて繰
り出したことを検出しているか否かを判定し、も
し2枚繰り出し検出出力があれば後述のエラー表
示モードのE2へ進み、2枚繰り出し検出出力が
なければ異常検出器573が繰り出した両替紙幣
のジヤムを検出したか否かに基づいて正常に両替
紙幣を搬送しているか否かを判定する。もし、繰
り出された両替紙幣のつまつていることを検出す
ると、後述のエラー処理モードのE3へ進み、正
常に搬送されていれば放出完了したか否かを判定
する。そして、指定された金種別の紙幣が全て放
出されるまで上述の動作を繰り返す。
一方、前記金種別両替指定金額記憶領域R5に
両替貨幣として金種別硬貨の両替金額が記憶され
ていれば、MPU50は金種別の硬貨放出本数を
読出してデータバスDBを介して制御部566へ
与える。応じて、制御部566は硬貨放出機55
に指定された金種の硬貨を指定本数だけ払出し指
令して、該硬貨放出機55に両替硬貨を繰り出し
搬送させる。そのとき、MPU50は硬貨放出機
異常検出器573の出力に基づいて空送りか否か
を判定し、空送りであれば後述のエラー表示モー
ドのE4へ進み、空送りでなければ繰り出された
硬貨がつまつていないか否かを判別して正常搬送
か否かを判定する。もし正常に指定された金種の
硬貨が搬送されていなければ、後述のエラー表示
モードのE5へ進み、正常に搬送されていれば指
定された金種の硬貨が指定本数だけ放出完了した
か否かを判定し、放出完了していなければ前述の
動作を繰り返す。
前述のごとくして、指定された両替紙幣および
指定された両替硬貨がそれぞれ指定金額に相当す
る枚数または本数だけ放出完了すると、次に、
MPU50はCTRの計数値を4として、これまで
の動作で両替紙幣または硬貨が正常に払出され
て、以下の動作状態が取出口駆動機構53の動作
状態であることを記憶させる。続いて、CPU5
0は1日における取引件数、入金合計、入金金種
別合計、出金合計、出金金種別合計をそれぞれ累
計し、各種の累計を対応する記憶領域R11〜R
15へ記憶させる。そして、MPU50はデータ
バスDBを介して制御部564に取出口扉32を
開成指令する信号を与える。応じて、制御部56
4は取出口駆動機構53を駆動制御して、両替紙
幣および両替硬貨を取出せるようにするために取
出口の扉を開成駆動させる。その後、一定時間の
間に両替紙幣および両替硬貨の抜き取りが完了し
なければ、後述のエラー表示モードのE6へ進み、
一定時間内に両替紙幣および両替硬貨が抜き取ら
れると、取出口扉を閉成指令する。
続いて、MPU50はCTRの計数値を5とした
のち、取出口扉32が閉成完了しているか否かを
判定し、取出口扉が閉成されていなければ、タイ
ムオーバーになるまで繰り返し、タイムオーバー
になると後述のエラー表示モードのE7へ進み、
扉が一定時間内に閉成されると挿入紙幣を前記キ
ヤツシユボツクス48へ収納させる。そして、
MPU50はキヤツシユボツクスが一杯になつた
か否かを判定し、一杯になつていれば後述のエラ
ー表示モードのE8へ進み、一杯になつていなけ
れば初期状態に復帰させて動作を停止する。
次に、第1図〜第7図、第8A図および第8B
図を参照して、両替動作中にエラーが発生した場
合の動作を説明する。まず、前述のCTRの計数
値が0の場合において、残留紙幣が検知される
と、残留紙幣のあることを表わすエラーコード
「0E11」をセツトさせる。
前述のCTR=2の状態において、挿入された
紙幣が正常に搬送されずに紙幣ジヤムを生じた場
合は、紙幣挿入口22のシヤツタ(図示せず)を
閉じて以後紙幣の挿入を禁止する。そして、
MPU50はエラーコード記憶領域R9の上位第
1桁目にCTRの計数値1を記憶させ、上位から
2桁目にエラーコードを表わす記号(たとえば
E)のコードを記憶させ、さらに下位の2桁に挿
入紙幣ジヤムであることを表わすエラーの種類コ
ード(たとえば11)を記憶させることによつて、
挿入紙幣ジヤムを表わすエラーコード「1E11」
をセツトさせる。
前述の、CTR=3の状態において、紙幣放出
機54からは2枚以上重ねて両替紙幣が放出され
た場合は、2枚重ねのエラーコード(たとえば
「3E21」)をエラーコード記憶領域R9にセツト
させる。また、紙幣放出機54から放出された両
替紙幣のジヤムの場合は、両替紙幣ジヤムを表わ
すエラーコード(たとえば「3E22」)をエラーコ
ード記憶領域R9にセツトさせる。また、硬貨放
出機55が両替硬貨を放出する場合において、空
送りであることを判定すると、MPU50は硬貨
空送りを表わすエラーコード(たとえば
「3E31」)をエラーコード記憶領域R9へ記憶さ
せる。また、硬貨放出機55から放出された硬貨
が途中でつまつた場合(すなわち両替硬貨の搬送
異常が生じた場合)は、両替硬貨ジヤムを表わす
エラーコード(たとえば「3E32」)をエラーコー
ド記憶領域R9へ記憶させる。
前述のCTR=4の動作状態において、タイム
オーバであることを判定すると、MPU50は取
出口扉32が開成されていないこと、または両替
紙幣や両替硬貨が抜き取られていないことを表わ
すエラーコード(たとえば「4E41」)をエラーコ
ード記憶領域R9に記憶させる。
前述のCTR=5の動作状態において、一定時
間内に取出口の扉が開成完了しない場合は、取出
口の開成が完了していないことを表わすエラーコ
ード(たとえば「5E42」)をエラーコード記憶領
域R9に記憶させる。また、収納箱が満杯である
ことを判定すると、MPU50は挿入紙幣収納箱
が満杯であることを表わすエラーコード(たとえ
ば「5E51」)をエラーコード記憶領域R9に記憶
させる。前述のごとくして、エラーコード記憶領
域R9に何らかのエラーコードが記憶されると、
MPU50は前記取扱中表示器21を消灯させる
とともに、制御部561ないし566のそれぞれ
に動作停止指令信号を与えて、各部の動作を停止
させる。これと同時に、MPU50はエラーコー
ド記憶領域R9に記憶されているエラーコードを
桁順次に読出してデータパスDBを介して制御部
562に与え、金額表示器24に含まれる残り金
額表示器242へエラーコードを表示させたの
ち、ブザーを鳴動させて係員に知らせる。なお、
表示器241,243〜247の金額表示は表示
がされたままであるが、表示器242の残り金額
は上記エラーコード表示により消える。ここにお
いて、MPU50は制御手段の一例としての役割
を果している。
エラーコードの表示後、後述の第9図で説明す
るエラー処理動作、すなわちリモートモニタにエ
ラー表示させ、係員処理が行なわれたのち、自動
復旧処理が達成される。この復旧後のリセツト時
に表示器241〜247の表示はクリアされる。
第9図はこの発明の特徴となる動作を説明する
ためのフローチヤートであり、特にたとえば前述
のごとくして自動両替装置10の両替動作中にエ
ラーが生じた場合においてCTRの内容に基づい
てどの動作状態でエラーが発生したか否かを判別
し、エラーが生じたときの動作状態に基づいて係
員が復旧指令すると自動的に最初から両替動作モ
ードを行なうか、または両替貨幣(紙幣および硬
貨)を正常に取出口30まで払出すことによつて
その両替動作を成立したものとして扱うように処
理するものである。
前記リモートモニタおよび係員操作パネルのエ
ラー表示は、次の如くして行なわれる。すなわ
ち、両替貨幣の搬送動作が正常か否かを判別し、
正常でなければ前記リモートモニタ58に含まれ
る紙幣放出機54および貨幣放出機55の搬送エ
ラーであることを表わす表示ランプを点灯させ
る。また、両替貨幣の搬送が正常に行なわれた場
合は、入金紙幣(すなわち挿入紙幣)の搬送が正
常に行なわれているか否かを判別し、正常に行な
われていなければリモートモニタ58に含まれる
ビルチエツカ52の搬送エラーを表わす表示ラン
プを点灯させたのち、自動両替装置10の裏面に
設けられている係員操作パネル(図示せず)に設
けられている搬送エラーランプを点灯させ、さら
に取出口に残留貨幣があるか否かを判定する。ま
た、入金紙幣の搬送が正常であれば、直接取出口
残留貨幣ありか否かを判定する。取出口に残留貨
幣があれば、係員操作パネル59に含まれる「取
出口残留有」を表わすランプを点灯させたのち係
員の手動処理へ進み、取出口に残留貨幣がなけれ
ば直接係員の手動処理動作へ進む。
前述の如くエラーが検出された場合において、
係員はリモートモニタパネル58の表示状態で異
常状態を知り自動両替装置10の設置場所へ行
く。そして、係員は残り金額表示器242で表示
されているエラーコード(すなわち第1桁に表示
されている動作状態を特定するためのCTRの計
数値)を見て、エラーが発生したときの動作状態
を確認する。そして、係員は係員操作パネル59
に含まれる搬送エラー表示ランプが点灯する種類
のエラーすなわち搬送エラーであることをエラー
コードまたは搬送エラー表示ランプで確認する
と、自動両替装置10の裏面扉を開いたのち、
CTRの計数値が1か1でないかによつて次の処
理を行なう。もし、CTRの計数値が1であれば、
自動両替装置10の動作状態が両替しようとする
高額紙幣の挿入状態であるため、係員はビルチエ
ツカ52につまつている紙幣を抜取り、抜取つた
高額紙幣の金額を確認し、抜取つた高額紙幣を顧
客に返却したのち、次に取出口残留ランプが点灯
しているか否かを判断する。一方、CTRの計数
値が1でない(すなわちCTR=3)のとき、係
員は紙幣放出機54または硬貨放出機55から放
出された両替紙幣または硬貨を取除いて放出紙幣
または放出硬貨のつまつている状態を解除し、除
去した紙幣または硬貨を回収皿46へ収納したの
ち、取出口残留ランプが点灯しているか否かを判
断する。そして、取出口の残留ランプが点灯して
いる場合または前述の係員パネル59に含まれる
搬送エラー表示ランプが点灯しない種類のエラー
すなわち搬送エラーでないことをエラーコードま
たは搬送エラー表示ランプで確認すると、係員は
取扱説明書によるエラーコード別に係員処理を行
なう。すなわち、係員は、係員のみが操作可能な
係員操作用キースイツチ26に専用のキースイツ
チを入れ1回だけ回動させる。このように、取出
口30に両替貨幣が残つている場合は、これまで
の両替動作が正常に取引成立したものとみなして
以下の動作を実行する。
すなわち、係員操作用キースイツチ26が回動
されると、MPU50はそれまでCTRで計数され
ている計数値(エラーが発生したときの動作状態
を表わす計数値、この場合は4または5)を待避
用レジスタR10へ一時記憶させて待避し、かつ
CTRの計数値を数値6に歩進させて係員のキー
操作による復旧処理状態であることを記憶させ
る。そののち、MPU50は待避用レジスタR1
0に記憶されている計数値に基づいてエラー発生
時における動作状態が取出口の処理段階か否か
(すなわちCTR=4または5)か否かを判定し、
もし取出口処理段階のエラーでないことを判定す
ると挿入紙幣を紙幣返却口25から返却する。こ
のため、係員は挿入紙幣の金額を確認したのち顧
客に紙幣を返却する。一方、取出口処理段階のエ
ラーであることを判定すると、すでに挿入紙幣に
相当する両替紙幣の放出が終了しているため、
MPU50は取出口扉32を開成する。このため、
係員は取出口30へ放出されている両替紙幣およ
び両替硬貨の金額を確認して顧客へ支払う。そし
て、MPU50は取出口30の残留紙幣がないこ
とを検知すると取出口扉を閉成する。こののち、
係員操作用キースイツチがオフか否かを判定し、
オフでなければ期待し、オフであれば次にCTR
の計数値が1または2のいずれかであるか否かを
判定することにより、高額紙幣の挿入(入金)動
作中または両替貨幣の設定動作中のエラーであれ
ば自動両替装置10の全体の動作をリセツトした
のち終了する。
このように、エラーの発生した動作状態が挿入
紙幣に相当する選択された両替貨幣を放出した後
であれば、係員操作用キースイツチの操作によつ
て取出口を再び開成させることにより、その両替
取引動作を成立させて顧客に両替貨幣を支払う。
もし所定の両替貨幣を払出す前の動作状態におい
てエラーが発生した場合は、顧客が挿入した紙幣
(すなわち入金紙幣)を自動的に返却口25から
返却するため、係員はその返却された紙幣を顧客
へ手渡す。したがつて、エラーが発生した場合に
おける係員の復旧操作は、係員操作用キースイツ
チを1回だけ操作することにより、自動的にエラ
ーの発生した状態に基づいて取引を成立させて両
替貨幣を払出すかまたは挿入紙幣を返却するた
め、迅速な復旧処理が可能となり、顧客に不安感
を与えることもなく、顧客と係員とのトラブルを
防止できる利点がある。
さらにより好ましくは、CTRの計数値が1ま
たは2以外であれば、係員操作用キースイツチが
2回目操作されると、以下の動作が行なわれる。
すなわち、MPU50は係員操作用キースイツチ
26が2回目操作されたとき、再び待避用レジス
タR10にストアされている動作状態を表わす計
数値に基づいて取出口処理段階後のエラーか否か
を判定し、取出口処理段階後のエラー(すなわち
CTR=4または5)であれば挿入された紙幣を
キヤツシユボツクスへ収納したのちリセツト動作
する。また、取出口処理段階前のエラー、すなわ
ち両替貨幣を放出している途中で両替紙幣または
両替紙幣がつまつた場合においては、取出口を一
たん開成して、係員にそれまで放出された(紙幣
および硬貨)を回収させたのち、自動的にリセツ
トする。このようにすることによつて、係員がキ
ースイツチ26を2回操作するのみで完全にエラ
ー復旧動作が達成できる利点がある。
ところで、前述の係員手動処理動作において、
係員がリセツトボタンを押圧した場合は、CTR
で計数されているエラー発生時における動作状態
を表わす計数値を待避用レジスタR10に一時待
避させたのち、CTRの計数値を7にセツトして、
リセツトボタン押圧に応答した復旧処理動作状態
であることを記憶させる。そして、MPU50は、
ビルチエツカ52内に挿入紙幣が残留しているか
否かを判別し、残留紙幣がなければ念のため前記
第1ないし第4の搬送機構41aないし41dを
駆動させたのち、自動両替装置10の全体の動作
をリセツトさせる。一方、ビルチエツカ52内に
残留紙幣があると、入金紙幣を第4の搬送機構4
1dの位置まで搬送する。こののち、この入金紙
幣は係員によつて抜取られる。このとき、係員は
エラーコードを見て両替動作段階のエラーである
ことを確認し、挿入された紙幣の金額を確認し、
顧客へ挿入紙幣を返却する。そののち、MPU5
0はすべての紙幣が抜取られた状態であるか否か
を検知し、すべての紙幣が抜取られた状態であれ
ば自動両替装置10の全体の動作をリセツトした
のち停止する。これによつて、取出口に残留紙幣
がない場合は、リセツトボタンの押圧により挿入
紙幣を返却したのち自動的に初期状態へ復帰でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明の背景となりか
つこの発明が適用される自動両替装置の図解図で
あり、特に第1図は自動両替装置の外観図を示
し、第2図は自動両替装置の接客操作パネル10
の詳細図を示し、第3図は取出口30の断面詳細
図を示し、第4図は紙幣搬送回収機構の図解図を
示す。第5図はこの発明の背景となりこの発明が
適用されるブロツク図である。第6図はメモリ6
0の複数の記憶領域を図解的に示した図である。
第7図はエラーコードを表示する一例を示す図解
図である。第8A図および第8B図はこの発明の
背景となりかつこの発明が適用される自動両替装
置の動作状態を説明するためのフローチヤートで
ある。第9図はこの発明の特徴となるエラー発生
後の復旧処理動作を表わすフローチヤートであ
る。 図において、10は自動両替装置、20は接客
操作パネル、26は係員操作用キースイツチ、3
0は両替貨幣取出口、50はマイクロプロセツサ
(MPU)、51はプログラム設定用メモリ、52
はビルチエツカ、53は取出口駆動機構、54は
紙幣放出機、55は硬貨放出機、571ないし5
75は異常検出器、58はリモートモニタ、59
は係員操作パネル、60はメモリ(RAM)、2
42は残り金額表示器を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 顧客により挿入された被両替貨幣の合計金額
    である預り金額を表示する第1表示器と、顧客が
    指定した金種別の両替金額をそれぞれ表示する第
    2表示器と、前記預り金額と前記金種別両替金額
    の合計額との差額である残り金額を表示する第3
    表示器とを接客面に有する自動両替装置におい
    て、 前記自動両替装置の両替動作中に発生し得る複
    数の異常状態をそれぞれ検出する複数の異常検出
    手段と、 この異常検出手段のひとつが異常を検出するこ
    とに応答し発生した異常に対応するエラーコード
    を発生するエラーコード発生手段と、 このエラーコード発生手段が発生したエラーコ
    ードを前記第3表示器に表示させるとともに前記
    第1表示器および前記第2表示器の表示を維持さ
    せる制御手段とを 設けたことを特徴とする自動両替装置。
JP7478580A 1980-06-02 1980-06-02 Automatic money exchanger Granted JPS569892A (en)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622397A (ja) * 1985-06-28 1987-01-08 株式会社日立製作所 現金処理装置における障害処理方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5266431A (en) * 1975-11-28 1977-06-01 Canon Inc Copying machine
JPS5383687A (en) * 1976-12-29 1978-07-24 Laurel Bank Machine Co Method for indicating for use in automatic exchanging device

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JPS53110195U (ja) * 1977-02-09 1978-09-02

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