JPH0126546Y2 - - Google Patents

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JPH0126546Y2
JPH0126546Y2 JP1578385U JP1578385U JPH0126546Y2 JP H0126546 Y2 JPH0126546 Y2 JP H0126546Y2 JP 1578385 U JP1578385 U JP 1578385U JP 1578385 U JP1578385 U JP 1578385U JP H0126546 Y2 JPH0126546 Y2 JP H0126546Y2
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JP
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fender
crawler
guard
vehicle
sprocket
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JP1578385U
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JPS61131383U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案はハイスプロケツト型履帯式車輌の後
進時に履帯とフエンダとの間に岩石等が侵入する
のを防止するためのフエンダ保護装置に関する。
【従来の技術】
ハイスプロケツト型履帯式車輌の足廻り装置
は、前後に配設された左右一対のアイドラと、そ
の後方アイドラの上方に配列された左右一対のハ
イスプロケツトとを有し、それらに履帯が巻回さ
れた構成となつており、該履帯は前方アイドラか
ら後方上部のハイスプロケツト側に向かつて漸次
緩やかに高く盛り上がつた略不等辺三角形状をな
してその後方側上部がフエンダで覆われ、該フエ
ンダの前面側にはランプ類が且つ上部には燃料タ
ンク等が設けられている。
【考案が解決しようとする問題点】
かかる履帯式車輌にあつては、ハイスプロケツ
トとフエンダとの間が比較的狭くなつているた
め、特に車輌後進時において履帯上に掻き上げら
れた岩石やその他の砕石等がハイスプロケツト上
の履帯とフエンダとの間に侵入し、それによつて
該フエンダが変形乃至破損すると共に、前述の如
く該フエンダに装備されたランプ類および燃料タ
ンク等の損害をも豪るという問題点があつた。 しかも、この種のフエンダはランプ類と燃料タ
ンク等がユニツト化された特注部品であるため、
その変形乃至破損時の補修乃至交換費用が相当に
嵩むという問題点があつた。 この考案は上記問題点を解消するためになされ
たもので、車輌後進時に履帯とフエンダとの間に
岩石等が侵入することのないハイスプロケツト型
履帯式車輌のフエンダ保護装置を得ることを課題
とする。
【問題点を解決するための手段】 この考案は上記課題を達成するため、ハイスプ
ロケツト型履帯式車輌におけるフエンダの前端側
に該フエンダから上側履帯の上面部近くまで延び
るガードを設ける。 という技術手段を講じたものである。
【作用】
この考案において、車輌後進時に履帯上に岩石
等が掻き上げられると、該岩石等は車輛の後進に
伴つてハイスプロケツト側(後方側)に移送され
フエンダと履帯との間に侵入しようとするが、そ
の侵入寸前でガードにあたつて履帯上から外側方
に跳ね飛ばされる。
【実施例】
以下、この考案の好適実施例を図面に基づいて
説明する。 第1図に示すハイスプロケツト型履帯式車輌1
における左右一対の足廻り装置2は、それぞれの
前方と後方に配設された一対のアイドラ3,4
と、その後方アイドラ4の上方離間位置に配設さ
れた回転駆動用のハイスプロケツト5とを有して
いる。 そして、前記各アイドラ3,4とハイスプロケ
ツト5の相互に該スプロケツト5と噛合する履帯
6が巻回されている。 この状態の履帯6は、アイドラ3,4とハイス
プロケツト5の相互が前述の如き配列となつてい
ることにより、前方アイドラ3からハイスプロケ
ツト5側に向かう後方側が漸次緩やかに高く盛り
上がつた略不等辺三角形状をなしている。 かかる履帯6の後側上方は、車輌1の運転席外
側壁部に設けられたフエンダ7で覆われている。 このフエンダ7は、ハイスプロケツト5の部分
にてその部分の履帯6に最も接近しており、該接
近部分に比してフエンダ7の前端側における履帯
6上面との間隙は漸次大きくなつている。 かかるフエンダ7には、前面側にランプ類8が
且つ外側面部に手摺9が、また上部に燃料タンク
12がそれぞれ装備されている。 以上はハイスプロケツト型履帯式車輌1の周知
構成であり、この考案では該車輌1におけるフエ
ンダ7の前端側下面に岩石等侵入防止用のガード
10を設けたことが特徴である。 図示例の場合のガード10は、第2図で一層詳
細な如く断面略チヤンネル状に曲成されたガード
本体100と、その前面開口部を一体的に閉塞す
る前面ガード板104と、ガード本体100内の
高さ方向略中間部に設けて該本体100の両側壁
部102,103および前面ガード板104の各
内面に一体結合させた平板状の補強材105とに
より、上面側と後面側が開放された中空箱状に形
成されている。 このようにガード10を中空箱状に形成した理
由は、前面ガード板104に岩石等が衝突した際
の充分な鳴音効果を得ることにある。 かかるガード10は、一方の側壁部102が他
方の側壁部103よりも高く延びており、その一
方側壁部102の上端には水平後方に延びるフラ
ンジ106が一体形成され、該フランジ106と
他方側壁部103の上部側とに開設された取付孔
107と108とを有している。 斯くして、ガード10は、第3図に示す如くフ
エンダ7の前端側下面にフランジ106が且つ他
方側壁部103が車輌1の運転席外側壁部にそれ
ぞれの取付孔107,108を介してボルト締め
されることにより脱着可能に取付けられている。 このように、ガード10が車輌1の運転席外側
壁部とフエンダ7の下面とに跨つて取付けられて
いることにより、前記ガード10はフエンダ7お
よび手摺9の補強をも兼ねる。 つぎに、上記実施例の作用を説明する。 車輌1の後進時において、上側の履帯6上に岩
石11(第4図参照)が掻き上げられると、この
岩石11はフエンダ7側に向かつて移送される。 これにより、フエンダ7の前端側に達した岩石
11はガード10の前面ガード板104に衝突し
て履帯6上から外側方に跳ね飛ばされる。 なお、跳ね飛ばされずに履帯6上に残存する岩
石11は、車輌1の後進継続により前面ガード板
104に対する衝突を繰り返し、その繰り返し衝
突音によりオペレータは履帯6上に岩石11が残
存していることを容易に確認できる。 従つて、この場合、オペレータは車輌1を一旦
停止させたのち、今度は前進走行させることによ
り、履帯6上の岩石11を排除することができ
る。 なお、ガード10は上記実施例の構造に限定さ
れるものではなく、種々設計変更し得ること勿論
である。
【考案の効果】
以上、この考案によれば、ハイスプロケツト型
履帯式車輌の後進時にその履帯上に掻き上げられ
てハイスプロケツト側に移送される岩石等がフエ
ンダ前端側のガードに衝突してフエンダと履帯と
の間に侵入するのを阻止されるため、その侵入岩
石等によるフエンダの変形乃至破損はもとより該
フエンダに装備されたランプ類や燃料タンク等の
損傷を未然に防止することができる。 また、この考案は、フエンダの前端側にガード
を設けるだけでよいので、既存のハイスプロケツ
ト型履帯式車輌に容易に実施することができ、こ
れによつて前述の如きフエンダの変形乃至破損に
起因した補修費や部品交換費等を節減できる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の好適一実施例を示すもので、
第1図はハイスプロケツト型履帯式車輌の斜視
図、第2図はガードの斜視図、第3図は同ガード
取付状態の部分的正面図、第4図は作用説明図で
ある。 1……ハイスプロケツト型履帯式車輌、2……
足廻り装置、3……前方アイドラ、4……後方ア
イドラ、6……履帯、7……フエンダ、10……
ガード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 履帯式車輌の左右一対の足廻り装置におい
    て、その前方と後方に配設された一対のアイド
    ラと、それらにおける後方のアイドラの上方に
    離間位置する左右一対のハイスプロケツトとを
    有し、それらのアイドラとハイスプロケツトに
    履帯が懸架されて該履帯が後方に高く盛り上が
    つて略不等辺三角形状をなし、かつその履帯の
    後方上部を覆うフエンダを備えたハイスプロケ
    ツト型履帯式車輌のフエンダ保護装置にして、
    上記フエンダの前端側に該フエンダから上側履
    帯の上面部近くまで延びて該履帯とフエンダの
    間隙を狭めるガードを設けたことを特徴とする
    ハイスプロケツト型履帯式車輌のフエンダ保護
    装置。 (2) ガードは箱型断面形状に一体形成されている
    ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のハイスプロケツト型履帯式車輌のフエ
    ンダ保護装置。
JP1578385U 1985-02-06 1985-02-06 Expired JPH0126546Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1578385U JPH0126546Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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JP1578385U JPH0126546Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61131383U JPS61131383U (ja) 1986-08-16
JPH0126546Y2 true JPH0126546Y2 (ja) 1989-08-08

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JP1578385U Expired JPH0126546Y2 (ja) 1985-02-06 1985-02-06

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JPS61131383U (ja) 1986-08-16

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