JPH0122788Y2 - - Google Patents

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JPH0122788Y2
JPH0122788Y2 JP1983199777U JP19977783U JPH0122788Y2 JP H0122788 Y2 JPH0122788 Y2 JP H0122788Y2 JP 1983199777 U JP1983199777 U JP 1983199777U JP 19977783 U JP19977783 U JP 19977783U JP H0122788 Y2 JPH0122788 Y2 JP H0122788Y2
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JP
Japan
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protector
pipes
plates
car
underfloor
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JP1983199777U
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JPS60110080U (ja
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は自動車走行時の石はね、干渉物等から
自動車の床下に配管されたパイプ類を保護するた
めの自動車用床下パイプ類のプロテクタに関す
る。
〔従来技術〕
自動車の車体の床下には、ブレーキオイル用の
パイプ、燃料パイプ等のパイプ類が配管されてい
る。そして、自動車走行中の石はねや干渉物等か
らこれらのパイプ類を保護するために、パイプ類
の下面の一部あるいは全部にプロテクタを取り付
けることが一般に行われている。
第1図および第2図は前記プロテクタ1の自動
車2の底面3への設置位置の例を示すものであ
る。プロテクタ1の設置位置は底面3のパイプ類
の通る位置、前輪駆動車か後輪駆動車か等の相違
により異なるが、第1図のようにパイプ配管場所
の全部にプロテクタ1が設けられる場合もあり、
特に石はねの厳しい位置にのみプロテクタ1が設
けられる場合もある。また、プロテクタ1の全体
形状が細長くなるため、製造上の理由や取付作業
性等の理由によりいくつかに分割される場合が一
般的である。
しかしながら、このようなプロテクタ1は所期
の目的通り自動車走行時に巻き上げた石や砂がパ
イプに当たることは防止できるものの、石と同様
に巻き上げた泥がプロテクタ1の内側やパイプの
周囲に堆積し、パイプ類の腐蝕を促進してしまう
という悪影響も有している。このため、第3図に
示すようにパイププロテクタ1の底部1aに泥落
しのためのスリツト穴4や丸穴5等を設けたもの
もある。ところが、この穴を大きくすれば巻き上
げた石や砂がこの穴を通り抜けてパイプ類を傷つ
ける可能性が高まり、逆に小さくすれば泥が通り
抜けにくくなるので、石はねによるパイプの損傷
防止と泥だまり防止という両目的を達成できる構
造のプロテクタはなかつた。
〔考案の目的およびその構成〕
本考案の目的は前記従来の自動車用床下パイプ
類のプロテクタの有する欠点を解消し、自動車走
行中の石はねによる床下パイプ類を損傷を防止で
きると共に、泥水はスムーズに落下させてプロテ
クタ内に泥が堆積することのない構造の優れた自
動車用床下パイプ類のプロテクタを提供すること
である。
前記目的を達成する本考案のパイプ類のプロテ
クタは、自動車の底面に取付ける取付部と、該取
付部に支持されて自動車床下パイプを覆うカバー
部とからなり、該カバー部には自動車前方から後
方に向かつて下向きに傾斜する複数の板が、隣接
する板の間に形成された通路のその上部開口と下
部開口とが投影上重なり合わないように、設けら
れていることを特徴としている。
〔実施例〕
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
第4図A,Bは本考案の自動車床下パイプ用パ
イプ類のプロテクタ10の自動車2の底面3への
取付状態を示すものである。
自動車2のフロアパネル6の下面にはプロテク
タ取付用のブラケツト7がスポツト溶接等で固着
されており、このブラケツト7,7の間に自動車
の床下パイプ8が配管されている。
取付部11とカバー部材12とから構成されて
いるプロテクタ10は、第5図に示すように取付
部11に穿設された取付穴13にボルトを挿通し
て前記ブラケツト7に取り付けられるようになつ
ている。また、カバー部材12は少なくとも前記
床下パイプ8の配管部の下面全域を覆うようにな
つている。
そして、前記カバー部材12の底部は、多数の
傾斜した板14から構成されており、板14と板
14との間にはプロテクタ10の内部から外部に
通じる通路15が形成されている。この通路15
は自動車2の前方から後方に向つて下向きに傾斜
しており、その上部開口15aと下部開口15b
とが、鉛直線V上で重なり合わないように隣り合
う板14が配置されている。すなわち、第5図B
に示すように上部開口15aと下部開口15bと
は、直線V上で投影上接することはあつても決し
て重ならないようになつている。このような板1
4の配置では板14も重なり合わないので材料の
無駄が省ける。
前記通路の傾斜角度は地面に対して0〜90度の
範囲であるが、これは自動車走行時の石、泥のは
ね上げは理論上自動車の進行方向前、下向90度に
限定されるからである。
このように多数の傾斜した板14によりカバー
部材12の底部に、通路15が自動車の前方から
後方に向つて傾斜して形成されていると、自動車
の前輪によつてはね上げられた石や砂は、板14
に衝突して落下するのでカバー部材12の内部に
侵入することがない。また、前輪にはねあげられ
た泥水がカバー部材12の上方側面から侵入して
も、この泥水は傾斜した通路15を通つて落下す
るので、カバー部材12の上部や床下パイプ8の
近傍に泥が堆積する恐れもない。
なお、プロテクタ10のカバー部材12と床下
パイプ8との間隔は、一般に5〜30mm程度であ
り、カバー部材12に形成された通路15の傾斜
角度は、水平面に対してパイプ8との干渉がない
範囲で大きい方が泥だまり防止効果は大きい。通
路15の傾斜角度とはねた石や砂のプロテクタ1
0内への侵入防止効果とは直接関係はない。
また、前記板14の配置は材料の無駄を考慮し
なければ、第6図に示すように板14が地面に垂
直な投影上重なり合うようにしても良いものであ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の自動車用床下パイ
プ類のプロテクタは、自動車の底面に取付ける取
付部と、該取付部に支持されて自動車床下パイプ
を覆うカバー部とからなり、該カバー部には自動
車前方から後方に向かつて下向きに傾斜する複数
の板が、隣接する板の間に形成された通路のその
上部開口と下部開口とが投影上重なり合わないよ
うに、設けられているから、自動車走行中の石は
ねによる床下パイプ類の損傷が防止され、また泥
水中に含まれる泥がプロテクタ内やパイプ類のま
わりに堆積してパイプ類が腐蝕する恐れがなくな
り、以つて、自動車の耐久性、安全性が増すとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は自動車用床下パイプ類の
プロテクタの設置位置の例を示す自動車の概略底
面図、第3図は従来の自動車用床下パイプ類のプ
ロテクタの斜視図、第4図Aは本考案のプロテク
タの一実施例の自動車の底面への取付状態を示す
部分側面図、第4図Bは同AのA−A線における
断面図、第5図Aは第4図のプロテクタを部分的
に半断面して示す斜視図、第5図Bは同AのB部
の側面図、第6図は本考案の変形実施例の第5図
Bと同部分を示す側面図である。 2……自動車、3……底面、6……フロアパネ
ル、7……ブラケツト、8……床下パイプ、10
……本考案のプロテクタ、11……取付部、12
……カバー部材、14……板、15……通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車の底面に取付ける取付部と、該取付部に
    支持されて自動車床下パイプを覆うカバー部とか
    らなり、該カバー部には自動車前方から後方に向
    かつて下向きに傾斜する複数の板が、隣接する板
    の間に形成された通路のその上部開口と下部開口
    とが投影上重なり合わないように、設けられてい
    る自動車用床下パイプ類のプロテクタ。
JP19977783U 1983-12-29 1983-12-29 自動車用床下パイプ類のプロテクタ Granted JPS60110080U (ja)

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JP19977783U JPS60110080U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動車用床下パイプ類のプロテクタ

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JP19977783U JPS60110080U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動車用床下パイプ類のプロテクタ

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Publication Number Publication Date
JPS60110080U JPS60110080U (ja) 1985-07-26
JPH0122788Y2 true JPH0122788Y2 (ja) 1989-07-10

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ID=30760013

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JP19977783U Granted JPS60110080U (ja) 1983-12-29 1983-12-29 自動車用床下パイプ類のプロテクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7138938B2 (ja) * 2018-11-15 2022-09-20 株式会社ジャパンオートテック 車両運搬車

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54527B2 (ja) * 1974-02-28 1979-01-11

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54527U (ja) * 1977-06-06 1979-01-05

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JPS54527B2 (ja) * 1974-02-28 1979-01-11

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JPS60110080U (ja) 1985-07-26

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