JPH01249113A - 水平濾床型低圧損上向流濾過装置 - Google Patents

水平濾床型低圧損上向流濾過装置

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JPH01249113A
JPH01249113A JP63074825A JP7482588A JPH01249113A JP H01249113 A JPH01249113 A JP H01249113A JP 63074825 A JP63074825 A JP 63074825A JP 7482588 A JP7482588 A JP 7482588A JP H01249113 A JPH01249113 A JP H01249113A
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perforated plate
water
waterway
weir
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雄治 福田
Akira Takahashi
章 高橋
Nobuhiro Suzuki
信広 鈴木
Yoshinori Hisayoshi
良則 久芳
Yukio Takeda
幸雄 武田
Takeo Sato
佐藤 武生
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YOKOHAMASHI
Mitsui Miike Engineering Corp
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YOKOHAMASHI
Mitsui Miike Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、下水路等の水路内において上向水流により
多数の線維からなる濾過層を形成し、微細な固形分を含
む水路の水を、上昇させて前記濾過層を通過させること
により、低圧損で大水量の濾過を行なう水路流水の浄化
装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来、水路流水の浄化装置としては、第11図ないし第
14図に示すように、4角形のフレームi4における両
側の開口部に金網15が取付けられ、かつ前記フレーム
14と各金網15とにより囲まれ几空間に多数の繊維塊
8を光填して濾過・ぞネル16を構成し、水路1内の下
半部に、上部に通水部を有する上流側堰17を一体に設
け、その上流側堰17の下流側において水路1内の上部
に下流側堰18を一体に設け、前記濾過パネル16を水
平状態で上流側堰17の上部側面と下流側堰18の下部
側面との間に配置すると共に、前記濾過ノ9ネル16を
上流側堰+ 7 、 ”F流側堰18および水路1の側
壁に設けられ九支持突起19に載置し、水路1内の流水
を、濾過ノ4ネル16の上方から下方に向かって下向き
に通過させる際に、前記p過パネル16における多数の
繊維塊8からなる濾過層により流水を濾過し、その濾過
により浄化された水を、前記下流側堰18を通って下流
側に流動させるように構成した水路流水の浄化装置が提
案されている(特願昭62−167090号参照)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記従来の水路流水の浄化装置の場合は、水路の流水が
濾過パネル16における多数の繊維塊からなる濾過層を
下降通過する際に、流水中の微細な固形物が濾過層の表
層部に付着して堆積していくので、早期に濾過能力が低
下すると共に、濾過層の通水性が低下して流水の圧損が
急に高くなり、かつ濾過層の下層の繊維塊を有効に利用
することができないという問題がある。ま九濾過層の濾
過能力か低下しfc場合は、濾過・ぐネルを水路内から
取出して濾過層を構成している繊維塊8を洗浄する必要
があるので、煩雑な濾過パネル取出作業と繊維塊洗浄作
業と洗浄後の濾過パネル据付作業とを頻繁に行なわねば
ならないという問題がある。
この発明は、多数の繊維塊からなる濾過層の濾過能力を
長期間にわ之って高能力に維持すると共に流水の圧損を
低く保ち、かつ濾過層を構成する繊維塊の洗浄を容易に
行なうことができる水平p床型低圧損上向流濾過装置を
提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、この発明の水平F床型低圧
損上向流濾過装置においては、水路1内に設けられ九上
流側堰2と水路底部6との間に通水用開口部4が設けら
れ、前記上流側堰2の下流側において水路1内に設けら
れた下流側堰5の上部に溢流部が設けられ、前記上流側
堰2と下流側堰5との間に、それぞれ水中に位置する繊
維塊受止用上部多孔板6と繊維塊受止用下部多孔板7と
が配置され、前記繊維塊受止用下部多孔板乙の下部に上
向水流により浮上する多数の繊維塊8からなる繊維塊−
過層9が形成され、その繊維塊テ過層9の下部と前記繊
維塊受止用下部多孔板7との間に、繊維塊浮遊降下許容
用空間10が設けられている。
′1次水路の流水量が少ない場合でも、上向水流の流速
を一定以上にするために、前記上部多孔板6および下部
多孔板の間に水路中方向に延長する固定仕切板11を設
け、かつその固定仕切板11の上方に昇降仕切板12を
設ける。
さらに水路の流水量が非常に多くかつ水路の巾が狭い場
合は、前記上流側堰2と下流側堰5との間に、水路巾方
向に延長すると共に繊維塊受止用上部多孔板6から繊維
塊受止用下部多孔板7にわたって延長する複数の固定仕
切板11全、水路長手方向に間隔をおいて設け、各固定
仕切板11の上端のレベルおよび前記上部多孔板乙のレ
ベルを上流側から下流側に向かって順次低くする。
また繊維塊の洗浄を行なうために、前記下部多孔板7の
下部の水中に繊維塊洗浄用散気管16を設ける。
〔作用〕
水路1内の上流側から通水用開口部4を通って水路底部
6と下部多孔板7の間の下部室67に流入した水は、下
部多孔板7および上部多孔板6を通って上向きに流動し
、その上向水流によって各繊維塊8が上部多孔板6に向
かって浮上して上部多孔板乙の下部に繊維塊濾過層9を
形成し、かつ前記上向水流が繊維塊濾過層9を通過する
際に濾過される。
濾過の進行に伴って繊維塊濾過層9における下層の繊維
塊8に上向水流中の微細固形物が付着し、微細固形物が
一定量以上付着し念繊維塊8は、見かけ比重が大きくな
って濾過層9を形成することができなくなり、前記繊維
塊浮遊降下許容用空間10内で浮遊するかあるいは下部
多孔板7上に沈降する。し之がって、繊維塊Pii4層
9の下部には常に新しい繊維塊8が露出し、水平P床に
よる低圧損上向流濾過が継続される◇ 昇降仕切板12を固定仕切板11の上に降ろすと、水路
1における流水量が少なくなった場合でも、上向水流の
流速が一定以上になる。
また上流側堰2と下流側堰5との間に、水路巾方向に延
長すると共に繊維塊受止用上部多孔板6から繊維塊受止
用下部多孔板7にわ之って延長する複数の固定仕切板1
1を、水路長手方向に間隔をおいて設け、各固定仕切板
11の上端のレベルおよび前記上部多孔板乙のレベルを
上流側から下流側に向かって順次低くしておくと、水路
の流水量が非常に多くかつ水路の巾が狭く、しかも流水
量が変化する場合でも、水平戸末による低圧損上向流濾
過を行なうことができる。
さらにまた、前記下部多孔板7の下部の水中に設けた繊
維塊洗浄用散気管13から空気を噴出させることにより
、空気混合水の上昇流を発生させて、その空気混合水の
上昇流により上部多孔板6と下部多孔板7との間にある
繊維塊8を水中で攪拌して洗浄することができる。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
第9図および第10図はこの発明の実施例において用い
られる捲縮繊維塊からなる濾過用繊維塊8を示すもので
あって、例えば20〜200デニールの合成繊維に2〜
10回/インチの捲縮を付与した多数の捲縮繊維20が
束状に集合され、かりその束状捲縮繊維の中央部が、剛
性のある合成徽維糸、硬質ゲラステックバンドまたはア
ルミ線等の耐蝕性金属線からなる結束材21により絞ら
れるように結束され、その結束された束状捲縮繊維が丸
められて、直径10〜53mmのほぼ球状に形成されて
いる。
前記捲縮繊維20を構成する合成繊維としては、水より
も高比重の繊維例えばポリ塩化ビニリデン系繊維が最適
であるが、ポリ塩化ビニル繊維、ポリエチレン系繊維ま
几はその他の合成繊維を使用してもよい。
真比重が1よりも大きいポリ塩化ビニリデン系捲縮繊維
を使用した直径約665crnの繊維塊の場合、水中で
の沈降速度は約90〜100 ”/hrである。したが
って、水中での繊維塊の沈降速度よりも速い均等上向水
流中では、繊維塊が浮上する。
第1図ないし第5図は前記繊維塊8を使用したこの発明
の第1実施例に係る水平FIlf:u低圧損上向流濾過
装置を示すものであって、水路1内に設けられた上流側
堰2が、水路、10両側壁22に一体に結合され、その
水路1の底部5と上流側堰2の下端部との間に通水用開
口部4が設けられ、かつ上流側堰2の下流側に、上部に
溢流部を有する下流側堰5が設けられ、その下流側堰5
は水路1の底部5および両側壁22に一体に結合され、
さらに前記上流側堰2と下流側堰5との間に、水路高さ
方向の中間部において水路巾方向に延長する固定仕切板
11が、水路長手方向に間隔をおいて配置され、各固定
仕切板11の巾方向の両端部は。
前記側壁22に固定されている垂直支持部材25に対し
メルトにより固定されている。
前記下流側堰5の上面よりも若干低レベルにおいて、金
網からなる水平な繊維塊受止用上部多孔板6か、隣り合
う各固定仕切板11の間と、上流側堰2および固定仕切
板11の間と、下流側堰5および固定仕切板11の間と
に配置され、各繊維塊受取用上部多孔板6の周辺部分は
、上流側堰2゜下流側堰5.固定仕切板11および側壁
22に同定された上部水平支持部材24に載置されてボ
ルトにより固定され、かつ前記水路底部6と繊維塊受止
用上部多孔板6との中間において、金網からなる水平な
繊維塊受止用下部多孔板7が、隣り合う各固定仕切板1
1の下部の間と、上流側堰2の下部および固定仕切板1
1の下部の間と、下流側堰5および固定仕切板11の下
部の間とに配置され、谷繊維塊受止用上部多孔板6の周
辺部分は、上流側堰2.下流側堰5.固定仕切板11お
よび側壁22に固定された下部水平支持部材25に載置
されてボルトにより固定されている。
前記繊維塊受止用上部多孔板6と繊維塊受止用下部多孔
板7との間に多数の繊維塊8が収容され、前記上流側堰
2と下流側堰5との間において下方から上方に流動する
上向水流により、各繊維塊8がIR維塊受止用上部多孔
板乙に向かって浮上されて、繊維塊受止用上部多孔板6
の下部に多数の繊維塊8からなる繊維塊濾過層9が形成
され、かつその繊維塊濾過層9の下部と下部多孔板7と
の間に繊維塊浮遊降下許容用空間10が設けられる。
前記各固定仕切板11の上部に配置された垂直な昇降仕
切板12は、各側壁22の上部にわ九りて架設固定され
た一対のガイドビーム26の間に挿入され、かつ前記昇
降仕切板12の上端部は昇降用流体シリンダ27に連結
され、前記下流側堰5の上部に配置された垂直な遮断板
28は、各側壁22の上部にわたって架設固定された一
対のガイドビーム29の間に挿入され、さらに前記遮断
板28の上端部は昇降用流体シリンダ50に連結されて
いる。
前記通水用開口部4の上流側に、藻が下部多孔板7の下
部に侵入するのを防止するための金網からなる除藻用多
孔板61が配置され、その除藻用多孔板51は両側壁2
2に固定された垂直な溝形断面の保持部材62に妖挿さ
れ、かつ前記下部多孔板7の下部に多数の散気孔を有す
る繊維塊洗浄用散気管16が配置され、その散気管16
は送気管66を介して送風機64に接続され、さらに洗
浄排水排出用ポンプ65の吸水管66における吸水口は
下流側の固定仕切板11と下流側堰5との間において上
部多孔板乙の上部に配置されている。
前記繊維塊濾過層9の厚さは例えば200111Kに設
定され、かつ上部多孔板6と下部多孔板7との間隔は繊
維塊濾過層9の厚さの2倍程度であれば充分である。
濾過を行なう場合、水路底部6と下部多孔板7との間の
下部室67から上部多孔板6の上部に向かって流れる上
向水流の流速が100”/hr以上であれば、各繊維塊
8を上部多孔版乙に向かって浮上させて、上部多孔板6
の下部に密接する繊維塊濾過層9を形成することができ
る。
また比重の異なる材質の結束材21を使用することによ
り繊維塊8の沈降速度を調節することができる。
前記上向水流の流速がI Q O”/hr未溝になる場
合は、適当位置の昇降仕切板12を下降して固定仕切板
11の上部に接触させることにより、濾過面積を適宜減
少させて上向水流の流速をI 00 ”/hr以上にす
ることができる。昇降仕切板12を昇降する場合、水路
の流量を測定装置により測定し、その測定装置の信号に
よって制御装置を介して昇降用流体シリンダ27を伸縮
させることにより、昇降仕切板12を自動的に昇降させ
てもよい。
次に第1実施例の水路流水の浄化装置の作用について説
明する。
水路1内の上流側から通水用開口部4を通って水路底部
6と下部多孔板7の間の下部室67に流入した水は、下
部多孔板7および上部多孔板6を通って上向きに流動し
、その上向水流によって各繊維塊8が上部多孔版乙に向
かって浮上して上部多孔版乙の下部に繊維塊濾過層9全
形成し、かつ前記上向水流が繊維塊濾過層9を通過する
除に濾過される。
濾過の進行に伴って繊維塊濾過層9における下層の繊維
塊8に上向水流中の微細固形物が付着し、微細固形物が
一定量以上付着した繊維塊8は、見かけ比重が大きくな
って濾過層9を形成することができなくなり、前記繊維
塊浮遊降下許容用空間10内で浮遊するかあるいは下部
多孔板7上に沈降する。したがって、繊維塊濾過層9の
下部には常に新しい繊維塊8が露出し、水平戸床による
低圧損上向流濾過が継続される。
繊維塊浮遊降下許容用空間10内で浮遊または沈降した
微細固形物付着繊維塊8が多くなって、繊維塊8を洗浄
する必要が生じた場合は、遮断板28を下降して下流側
堰5の上部に降ろし、かつ繊維塊洗浄用散気管13がら
空気を噴出させて、空気混合水の上昇流を発生させ、そ
の空気混合水の上昇流により、繊維塊濾過層9を破壊す
ると共に、繊維塊8を上部多孔板6と下部多孔板7との
間で空気混合水流により攪拌浮遊させ、繊維塊8に付着
している微細固形物を洗浄除去する。また洗浄排水を上
部多孔板6の上部から洗浄排水排出用ボンダ65により
水路外へ排出する。
洗浄排水を水路外へ排出すると、上流側堰2の上流側か
ら洗浄用水が自動的に洗浄部に流入する。
下水処理場においては、沈砂池等の上流部に洗浄排水を
送って、洗浄排水中の濃縮された微細固形物を処理する
第1実施例の水平戸床型低圧損上向流濾過による水路流
水の浄化装置は、例えば下水処理場において最終沈殿池
処理水を収集する中間水路に設置される。
なお前記除藻用多孔板61を取外して、その代りに遮断
板を設置することにより、上流側堰20部分で水路1を
仕切り、下流側堰5の下部の開口部に設けたゲート(図
示を省略した)を開放し、水路下流側の水を洗浄用水と
して利用するように構成してもよい。
次に第1実施例の水路流水の浄化装置の作用を第4図に
示す原理図によって説明する。
下部多孔板7側から上部多孔板6に向かう上向水流(+
 00 ”/hr以上)と発生させると、第4図(2)
に示すように繊維塊8が上部多孔板乙に向かって浮上し
て行き、第4図(B)に示すように、その上部多孔版乙
の下部に繊維塊濾過層9が形成される。
繊維塊濾過層9による上向水流の濾過の進行に伴って、
一定量以上の微細固形物が付着した繊維塊8は、前記空
間10内で浮遊するかまたは下部多孔板Z上に沈降し、
濾過終了時においては、第4図(C)に示すように、上
部多孔板6の下部に比較的薄い繊維塊濾過層9を残しか
つ前記空間10の下部にも繊維塊8が存在する。
次に第4図(口に示すように、散気管16がら空気を噴
出させて空気混合水の上昇流を発生させ、上部多孔板6
と下部多孔板7との間で繊維塊8を攪拌浮遊させ、繊維
塊8の洗浄を行なう。洗浄終了後においては、第4図■
に示すように、多量の気泡を抱き込んだ繊維塊8Aが上
部多孔板乙の近くで浮遊している。この状態から上向水
流によるPaを再開する。
第5図は、水路1の流水量が非常に多くかつ水路1の巾
が狭い場合に実施したこの発明の第2実施例を示すもの
であって、多数の固定仕切板11の上縁部および下縁部
と、多数の上部多孔板6および多数の下部多孔板7とが
それぞれ上流側から下流側に向かって低くなるように配
置され、かつ上流側堰の下部の通水用開口部4の面積は
、圧損を20〜60朋Aq程度に維持できるよう大きく
設定されている。
第2実施例の場合は、水路流量が減少した場合の水位3
8では、水路下流側の繊維塊濾過層9によって濾過が行
なわれ、水路流量が漸次増加して水位が上昇していくと
、濾過を行なう繊維塊濾過層9が上流側に広がっていく
。したがって、第2実施例の場合は、水路の流水量か減
少した場合でも、Ion”/hr以上の上向流速を得る
ことができ、第1実施例における昇降仕切板12を省略
することができる。
前述のように上向水流により濾過を行なう場合。
約200111Aq程度の水位差があれば、100〜3
00 rn/hrの上向水流速度を得ることができるの
で、水路の流水中の微細固形物を繊維塊8に付着させて
除去することができる。
下水処理場の最終沈殿池処理水について、この発明の装
置を使用した低圧損上向水流式濾過と下向水流式濾過と
について比較試験を行なった結果を第1表に示す。
第  1  表 下向水流式濾過の場合は、濾過の進行に伴って濾過圧損
が急激に上昇するが、上向水流式濾過の場合は、微細固
形物付着繊維塊がその自重により繊維塊濾過層9から自
然に分離するので、濾過が進行しても圧損は殆んど増加
しない。
第6図ないし第8図は洗浄排水の排出手段の変形例を示
すものであって、第6図に示す第1変形例の場合は、上
端を開放させた筒状箱体69が上部多孔板乙に貫通され
、かつ洗浄排水排出用ポンダ65の吸水管36は前記筒
状箱体69内に挿入され、繊維塊8の洗浄を行なう場合
は、洗浄排水が筒状箱体39に流入したのち洗浄排水排
出用ポンダ65により排出される。
第7図および第8図に示す第2変形例の場合は、上端を
開放させた垂直な排水導入筒40が上部多孔板6および
下部多孔板7を貫通して設けられ、前記排水導入筒40
の下端部に排水管41の一端部が接続されると共に、そ
の排水管41の他端部は水路1の外側に設けられた排水
路42内に配置され、かつ前記排水管41には水路1の
外部において開閉弁43が設けられ、繊維塊8の洗浄を
行なう場合は、開閉弁45を開くと、洗浄排水が排水導
入筒40の上端部からその内部に流入したのち排水管4
1を通って排水路42内に排出される。
この発明を実施する場合、前記上部多孔板6゜下部多孔
板7および除藻用多孔板61としては金属板に多数の孔
を打抜き形成した多孔板を使用してもよく、また除藻用
多孔板61に代えて通水用開口部4の上流側から水面の
上方まで延長する無端状の循環スクリーンを設置し、そ
の循環スクリーンを駆動装置により循環駆動し、循環ス
フIJ −ンに付着した藻等を水面の上方で循環スクリ
ーンから除去してもよい。
また第1実施例または第2実施例の水平戸床型低圧損上
向流濾過装置を有する濾過水路を複数並列に配置し、各
濾過水路の上流側端部を共通の上流側水路に接続すると
共に、各濾過水路の下流側端部を共通の下流側水路に接
続してもよい。
〔発明の効果〕
この発明は、前述のように構成されているので、以下に
記載したような効果を奏する。
水路1内の上流側から通水用開口部4を通って水路底部
3と下部多孔板7の間の下部室37に流入した水は、下
部多孔板7および上部多孔板6を通って上向きに流動し
、その上向水流によって各繊維塊8が上部多孔板6に向
かって浮上するので、上部多孔板6の下部に繊維塊濾過
層9全自動的に形成して上向水流濾過を行なうことがで
き、かつ濾過の進行に伴って繊維塊濾過層9における下
層の繊維塊8に上向水流中の微細固形物が付着し、微細
固形物が一定量以上付着した繊維塊8は、見かけ比重が
犬きくなって濾過層9金形成することができなくなり、
前記繊維塊浮遊降下許容用空間10内で浮遊するかある
いは下部多孔板7上に沈降するので、繊維塊濾過層9の
下部に常に新しい繊維塊8を露出させて、水平戸床によ
る低圧損上向流濾過全長時間継続して行なうことができ
ると共に、繊維塊濾過層9を構成する繊維塊全体を有効
に利用することができる。
また昇降仕切板12を固定仕切板11の上に降ろすこと
により、流水量が少なくなった場合でも、上向水流の流
速全一定以上にすることができ、さらに前記上流側堰2
と下流側堰5との間に、水路1p方向に延長すると共に
繊維塊受止用上部多孔板6から繊維塊受止用下部多孔板
7にわたって延長する複数の固定仕切板11を、水路長
手方向に間隔をおいて設け、各固定仕切板11の上端の
レベルおよび前記上部多孔板6のレベルを上流側から下
流側に向かって順次低くすることにより、水路の流水量
が非常に多くかつ水路の巾が狭く、しかも流水量が変化
する場合でも、低圧損上向水流濾過を行なうことができ
、また前記下部多孔板7の下部の水中に設けた繊維塊洗
浄用散気管13がら空気を噴出させることにより、空気
混合水の上昇流を発生させて、その空気混合水の上昇流
により上部多孔板6と下部多孔板7との間にある繊維塊
8を水中で攪拌して容易にかつ迅速に洗浄することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図はこの発明の第1実施例を示すもの
であって、第1図は水平戸床型低圧損上向流濾過装置の
縦断側面図、第2図はそのJain正面図、第6図は第
2図の一部を拡大して示す縦断正面図である。第4図は
上向水流浄化および繊維塊洗浄を行なう場合の原理図、
第5図はこの発明の第2実施例に係る水平戸床型低圧損
上向流濾過装#を示す縦断側面図、第6図は洗浄排水の
排出手段の第1変形列を示す縦断側面図、第7図は洗浄
排水の排出手段の第2変形例を示す縦断正面図、第8図
はその縦断側面図、第9図は繊維塊の正面図、第10図
はその断面図である。第11図は従来の水路流水の浄化
装置に用いられる濾過79ネルの一部切欠斜視図、第1
2図はその縦断正面図、第13図は従来の水路流水の浄
化装置を示す縦断側面図、第14図はその横断平面図で
ある。 図において、1は水路、2は上流側堰、6は水路底部、
4は通水用開口部、5は下流側堰、6は繊維塊受止用上
部多孔板、7は繊維塊受止用下部多孔板、8は繊維塊、
9は繊維塊濾過層、ioは繊維塊浮遊降下許容用空間、
11は固定仕切板、12は昇降仕切板、13は繊維塊洗
浄用散気管、20は捲縮繊維、21は結束材、22は1
i4Q壁、23は垂直支持部材、24は上部水平支持部
材、25ハ下部水平支持部材、26はがイドビーム、2
7は昇降用流体シリンダ、28は遮断板、29はガイド
ビーム、50は昇降用流体シリング、51は除藻用多孔
板、66は送気管、54は送風機、35は洗浄排水排出
用ボンダ、36は吸水管、39は・ 筒状箱体、40は
排水導入筒、41は排水管、42は排水路、46は開閉
弁である。 第3図 第12図 市[ 市[ 栃木工場内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)水路1内に設けられた上流側堰2と水路底部3と
    の間に通水用開口部4が設けられ、前記上流側堰2の下
    流側において水路1内に設けられた下流側堰5の上部に
    溢流部が設けられ、前記上流側堰2と下流側堰5との間
    に、それぞれ水中に位置する繊維塊受止用上部多孔板6
    と繊維塊受止用下部多孔板7とが配置され、前記繊維塊
    受止用上部多孔板6の下部に上向水流により浮上する多
    数の繊維塊8からなる繊維塊ろ過層9が形成され、その
    繊維塊ろ過層9の下部と前記繊維塊受止用下部多孔板7
    との間に、繊維塊浮遊降下許容用空間10が設けられて
    いる水平ろ床型低圧損上向流ろ過装置。 (2)前記上部多孔板6および下部多孔板7の間に水路
    巾方向に延長する固定仕切板11が設けられ、かつその
    固定仕切板11の上方に昇降仕切板12が設けられてい
    る請求項1記載の水平ろ床型低圧損上向流ろ過装置。 (5)前記上流側堰2と下流側堰5との間に、水路巾方
    向に延長すると共に繊維塊受止用上部多孔板6から繊維
    塊受止用下部多孔板7にわたって延長する複数の固定仕
    切板11が、水路長手方向に間隔をおいて設けられ、各
    固定仕切板11の上端のレベルおよび繊維塊受止用上部
    多孔板6のレベルは上流側から下流側に向かって順次低
    くなっている請求項1記載の水平ろ床型低圧損上向流ろ
    過装置。 (2)前記繊維塊受止用下部多孔板7の下部の水中に繊
    維塊洗浄用散気管13が設けられている請求項1記載の
    水平ろ床型低圧損上向流ろ過装置。
JP63074825A 1988-03-30 1988-03-30 水平濾床型低圧損上向流濾過装置 Granted JPH01249113A (ja)

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