JPH01247103A - 木質単板の製造方法 - Google Patents
木質単板の製造方法Info
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- JPH01247103A JPH01247103A JP7741688A JP7741688A JPH01247103A JP H01247103 A JPH01247103 A JP H01247103A JP 7741688 A JP7741688 A JP 7741688A JP 7741688 A JP7741688 A JP 7741688A JP H01247103 A JPH01247103 A JP H01247103A
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Landscapes
- Finished Plywoods (AREA)
- Manufacture Of Wood Veneers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、人工的に木目模様を造出する木質単板の製
造方法に関するものである。
造方法に関するものである。
従来より、第5図に示すように、春材部表現単板30と
夏材部表現素材31とを交互にあるいはランダムに接着
剤を介して積層し、圧締型32゜32にて圧締接着して
集成フリッチ33を作成し、これを所定方向よりスライ
ス刃37でスライスして、板面に春材部34と夏材部3
5とからなる木目模様が表現された木質単板36を得る
木質単板の製造方法が知られている。
夏材部表現素材31とを交互にあるいはランダムに接着
剤を介して積層し、圧締型32゜32にて圧締接着して
集成フリッチ33を作成し、これを所定方向よりスライ
ス刃37でスライスして、板面に春材部34と夏材部3
5とからなる木目模様が表現された木質単板36を得る
木質単板の製造方法が知られている。
前記夏材部表現素材31としては、不織布、紙などの異
種材料を用いる場合と、春材部表現単板30と同質の木
質単板を用いる場合とがある。たとえば、移調の木質単
板を得る場合には、■夏材部色に着色した0、 1−鋤
程度の厚さの不織布等の異種材料を、春材部色に着色し
た厚さ1.0±0.51の春材部表現単板30をそれぞ
れ用いて、これらを集成接着するか、あるいは■夏材部
色に着色した厚さ0.2±0.02m+−のスライス単
板を、春材部色に着色した厚さ1.0±0.5−一の春
材部表現単板30と交互に集成接着していた。
種材料を用いる場合と、春材部表現単板30と同質の木
質単板を用いる場合とがある。たとえば、移調の木質単
板を得る場合には、■夏材部色に着色した0、 1−鋤
程度の厚さの不織布等の異種材料を、春材部色に着色し
た厚さ1.0±0.51の春材部表現単板30をそれぞ
れ用いて、これらを集成接着するか、あるいは■夏材部
色に着色した厚さ0.2±0.02m+−のスライス単
板を、春材部色に着色した厚さ1.0±0.5−一の春
材部表現単板30と交互に集成接着していた。
しかしながら、前記■の方法では異種材料を用いている
ために夏材部の質感が天然の木質らしくないという欠点
があった。
ために夏材部の質感が天然の木質らしくないという欠点
があった。
また、前記■の方法では夏材部の質感は天然の木質らし
くなる反面、春夏付比率(夏材部/春材部、以下同じ)
が高いために、春夏付比率の低い杉材に近似しないとい
う欠点がある。しかし、春材部表現単板の厚さを大きく
すると集成接着ができず、一方、夏材部表現単板の厚み
を0.15mm以下にまでスライスすると、目ぼれや厚
みむらが多く発生するという問題があり、実際上は不可
能とされていた。
くなる反面、春夏付比率(夏材部/春材部、以下同じ)
が高いために、春夏付比率の低い杉材に近似しないとい
う欠点がある。しかし、春材部表現単板の厚さを大きく
すると集成接着ができず、一方、夏材部表現単板の厚み
を0.15mm以下にまでスライスすると、目ぼれや厚
みむらが多く発生するという問題があり、実際上は不可
能とされていた。
また、前記■の方法では、夏材部と春材部とは同素材で
あるために、それらの間に光沢差がなく、とくに得られ
る夏材部に天然の杉材に見られるような光沢やツヤのあ
る、いわゆるテリ感が表現できないために、天然感、自
然感に劣るという問題があった。
あるために、それらの間に光沢差がなく、とくに得られ
る夏材部に天然の杉材に見られるような光沢やツヤのあ
る、いわゆるテリ感が表現できないために、天然感、自
然感に劣るという問題があった。
したがって、この発明の目的は、天然感、自然感に富む
木目模様を人工的に造出する木質単板の製造方法を提供
することである。
木目模様を人工的に造出する木質単板の製造方法を提供
することである。
この発明の木質単板の製造方法は、春材部表現単板と夏
材部表現素材とを接着剤を介して積層し、圧締接着して
集成フリッチを作成し、このフリッチをスライスして木
質単板を得るにあたり、前記夏材部表現素材として樹脂
含浸された単板を用いるものである。
材部表現素材とを接着剤を介して積層し、圧締接着して
集成フリッチを作成し、このフリッチをスライスして木
質単板を得るにあたり、前記夏材部表現素材として樹脂
含浸された単板を用いるものである。
前記樹脂としては、たとえばポリエチレングリコール(
以下、PEGという)またはポリエチレングリコールメ
タクリレート(以下、PEGMAという)が使用可能で
ある。
以下、PEGという)またはポリエチレングリコールメ
タクリレート(以下、PEGMAという)が使用可能で
ある。
また、樹脂の含浸量は、木質単板の表面塗装時に塗料の
吸い込みを抑制するのに充分な含浸量とされる。
吸い込みを抑制するのに充分な含浸量とされる。
また、この発明の他の木質単板の製造方法は、前記夏材
部表現素材として、前記春材部表現単板と同質の単板と
他の吸液性異種材料とを接着剤を介して交互にまたはラ
ンダムに積層し、圧締接着したフリッチをその積層面と
交差する方向からスライスして得られたスライス単板を
用いるものである。
部表現素材として、前記春材部表現単板と同質の単板と
他の吸液性異種材料とを接着剤を介して交互にまたはラ
ンダムに積層し、圧締接着したフリッチをその積層面と
交差する方向からスライスして得られたスライス単板を
用いるものである。
(作用〕
この発明によれば、単板に樹脂を含浸するため、樹脂が
木材導管、細胞等の空隙に充填され、単板の破断強度を
高める。その結果、単板を薄く、奸。
木材導管、細胞等の空隙に充填され、単板の破断強度を
高める。その結果、単板を薄く、奸。
ましくは0.13〜0.07g+nの薄さまでスライス
することが可能になり、春夏付比率を天然材のそれに近
づけることができ、天然材に近似した木目模様を表現す
ることができる。
することが可能になり、春夏付比率を天然材のそれに近
づけることができ、天然材に近似した木目模様を表現す
ることができる。
また、樹脂の含浸量が木質単板の表面塗装時に塗料の吸
い込みを抑制するのに充分な含浸量であるために、木質
単板への表面塗装時には、春材部に塗布した塗料は内部
に速やかに浸透するのに対して、夏材部では塗料が浸透
せずに表面上に残って固化するため、春材部と夏材部と
の間に光沢差ができ、夏材部に天然材に見られるような
テリ感を表現することができる。
い込みを抑制するのに充分な含浸量であるために、木質
単板への表面塗装時には、春材部に塗布した塗料は内部
に速やかに浸透するのに対して、夏材部では塗料が浸透
せずに表面上に残って固化するため、春材部と夏材部と
の間に光沢差ができ、夏材部に天然材に見られるような
テリ感を表現することができる。
さらに、夏材部表現素材として、前記春材部表現単板と
同質の単板と、他の吸液性異種材料とを集成接着したス
ライス単板を用いる場合、このスライス単板にはこれら
の素材が混在しているため、夏材部内(木目内)に色調
差、光沢差ができ、天然材に見られるいわゆるヤニ惑を
表現できる。
同質の単板と、他の吸液性異種材料とを集成接着したス
ライス単板を用いる場合、このスライス単板にはこれら
の素材が混在しているため、夏材部内(木目内)に色調
差、光沢差ができ、天然材に見られるいわゆるヤニ惑を
表現できる。
J上□□□叉施■
この実施例は、木質素材にPEGまたはPEGMAのよ
うな樹脂を含浸処理し、これをスライスして単板を夏材
部表現素材として使用するものである。
うな樹脂を含浸処理し、これをスライスして単板を夏材
部表現素材として使用するものである。
すなわち、木質素材に前記樹脂を含浸するときは、これ
らが木材内部の空隙部に充填され長期に残存するため、
木材の微細部分の破断強度を高めることになる。その結
果、従来は不可能であった0、 13〜0.07su+
の薄さまで木質単板をスライスすることが可能になる。
らが木材内部の空隙部に充填され長期に残存するため、
木材の微細部分の破断強度を高めることになる。その結
果、従来は不可能であった0、 13〜0.07su+
の薄さまで木質単板をスライスすることが可能になる。
PEGまたはPEGMAの含浸方法としては、たとえば
木材を1.0±0.5 amの厚さにスライスしたもの
に、上記樹脂の5〜80%水溶液(着色または無着色水
溶液)を50〜200 g/rdで塗布したのち、スチ
ーミング処理等の加熱処理を施して均一に含浸させる方
法があげられる。含浸処理後、複数枚を接着剤を介して
積層し圧締接着してフリッチを作成し、このフリッチを
スライサーを用いて厚さが0.1±0.3 m−の単板
にスライスする。
木材を1.0±0.5 amの厚さにスライスしたもの
に、上記樹脂の5〜80%水溶液(着色または無着色水
溶液)を50〜200 g/rdで塗布したのち、スチ
ーミング処理等の加熱処理を施して均一に含浸させる方
法があげられる。含浸処理後、複数枚を接着剤を介して
積層し圧締接着してフリッチを作成し、このフリッチを
スライサーを用いて厚さが0.1±0.3 m−の単板
にスライスする。
次に実験例をあげて説明する。
寸法が1 、 OX 550 X 4000m−のホワ
イトウッド単板を含水率20±10%に調湿した。これ
に、次表に示す濃度のPI!GMA水溶液を120±2
0 g / rrfでそれぞれ塗布し、30枚積載して
24時間養生した。
イトウッド単板を含水率20±10%に調湿した。これ
に、次表に示す濃度のPI!GMA水溶液を120±2
0 g / rrfでそれぞれ塗布し、30枚積載して
24時間養生した。
これをスチーミングにて95〜100°Cで3時間熱処
理を行ったのち、10%の含水率に調湿した。
理を行ったのち、10%の含水率に調湿した。
これを市販の水性ビニルウレタン樹脂接着剤を介して積
層し平型にて圧締接着して集成フリッチを作成した。こ
のフリッチを厚さ0.1±0.3 on+にスライスし
て、目ぼれ、厚みムラ等のスライス不良率を求めた。そ
の結果を次表に示す。
層し平型にて圧締接着して集成フリッチを作成した。こ
のフリッチを厚さ0.1±0.3 on+にスライスし
て、目ぼれ、厚みムラ等のスライス不良率を求めた。そ
の結果を次表に示す。
表からPEGMAの含浸量を増やすほど、スライス不良
が低減していることがわかる。
が低減していることがわかる。
また、このようにして得られた良品のスライス単板を夏
材部表現素材として使用し、これを春材表現単板(厚さ
約1.0±0.5−一)と組み合わせ、接着剤を介して
積層し圧締接着して集成フリッチを作成し、これをスラ
イスしたところ、第1図に示すような木質単板1が得ら
れた。この木質単板1には夏材部2と春材部3との比率
が天然材のそれにほぼ等しい板目模様が形成されていた
。この木質単板lは、PEGMAの含浸量の高いほど、
夏材部2に光沢、ツヤがあり、独特のテリ感があった。
材部表現素材として使用し、これを春材表現単板(厚さ
約1.0±0.5−一)と組み合わせ、接着剤を介して
積層し圧締接着して集成フリッチを作成し、これをスラ
イスしたところ、第1図に示すような木質単板1が得ら
れた。この木質単板1には夏材部2と春材部3との比率
が天然材のそれにほぼ等しい板目模様が形成されていた
。この木質単板lは、PEGMAの含浸量の高いほど、
夏材部2に光沢、ツヤがあり、独特のテリ感があった。
この木質単板lを基材合板上に貼着したのち、きり油を
塗布したところ、夏材部2の光沢、ツヤがさらに増加し
た。これはキリ油の浸透が夏材部2と春材部3とで差が
生じたためである。
塗布したところ、夏材部2の光沢、ツヤがさらに増加し
た。これはキリ油の浸透が夏材部2と春材部3とで差が
生じたためである。
筆(■z隻拠
この実施例はとくに夏材部にテリ感を付与するものであ
って、夏材部表現素材に樹脂を多量に含浸させることに
より、木質単板の表面塗装時に塗料の夏材部における浸
透を抑制し、光沢、ツヤを付与して、テリ感を表現せん
とするものである。
って、夏材部表現素材に樹脂を多量に含浸させることに
より、木質単板の表面塗装時に塗料の夏材部における浸
透を抑制し、光沢、ツヤを付与して、テリ感を表現せん
とするものである。
樹脂の含浸方法としては、第2図に示すように、夏材部
色に着色した単板4にロールコータ5にて低粘度接着剤
6 (1000〜3000cP程度)を塗布し、その複
数枚を積層し平型7,7にて圧締接着して1次フリッチ
8を作成し、これをスライス刃9にて厚さ0.6〜1.
0 am程度、好ましくは0.61にスライスする。得
られた1次スライス単板10にさらにロールコータ5′
にて低粘度接着剤を塗布し、平型7’、?’にて圧締接
着して2次フリッチ1)を作成し、これをスライス刃9
′にて夏材部表現の厚み(0,15〜0.3■鵬程度)
にスライスする。
色に着色した単板4にロールコータ5にて低粘度接着剤
6 (1000〜3000cP程度)を塗布し、その複
数枚を積層し平型7,7にて圧締接着して1次フリッチ
8を作成し、これをスライス刃9にて厚さ0.6〜1.
0 am程度、好ましくは0.61にスライスする。得
られた1次スライス単板10にさらにロールコータ5′
にて低粘度接着剤を塗布し、平型7’、?’にて圧締接
着して2次フリッチ1)を作成し、これをスライス刃9
′にて夏材部表現の厚み(0,15〜0.3■鵬程度)
にスライスする。
得られた2次スライス単Fi12を春材部用単板13と
接着剤を介して重ね合わせ、平型16.16にて圧締接
着して複合単板14を作成し、ついでその複数枚を接着
剤を介して凹凸型17.17内に積層し圧締接着して集
成フリッチを作成し、これをスライスすることにより、
目的とする木目模様を有する木質単板が得られる。
接着剤を介して重ね合わせ、平型16.16にて圧締接
着して複合単板14を作成し、ついでその複数枚を接着
剤を介して凹凸型17.17内に積層し圧締接着して集
成フリッチを作成し、これをスライスすることにより、
目的とする木目模様を有する木質単板が得られる。
かかる木質単板の夏材部は、上記2回の接着剤塗布によ
り内部まで充分に接着剤が浸透しているために、合板へ
の貼着後のUV塗装時における塗料の浸透が抑制され、
テリ感を表現することができる。
り内部まで充分に接着剤が浸透しているために、合板へ
の貼着後のUV塗装時における塗料の浸透が抑制され、
テリ感を表現することができる。
また、接着剤の含浸により夏材部の硬度が高くなり、浮
造り加工が可能となる。
造り加工が可能となる。
さらに、塗料の吸い込みが少ないため、いわゆる塗り天
のような、春材部のみを黒く塗装するといった特殊な塗
装が可能となる。
のような、春材部のみを黒く塗装するといった特殊な塗
装が可能となる。
次に実験例をあげて説明する。
アガチス単板(厚さ1.0 mm)を下記組成の着色材
で夏材部色に着色した。塗布量は80±5 g/ifと
し、塗布後、スチーミングを90〜100°Cで2時間
行った。
で夏材部色に着色した。塗布量は80±5 g/ifと
し、塗布後、スチーミングを90〜100°Cで2時間
行った。
(成分) (部)スミノールミ
ーリングブラウン3G 4.5部M−ブラウン
9水
85PEGMA
15着色後、接着剤(A−442
の100部および酢酸ビニル樹脂5部)を塗布量100
〜120g/ボで塗布し、その複数枚を圧力10kg/
cdで圧締して1次フリッチを作成し、これをスライス
して厚さ0.6mmの1次スライス単板を得た。ついで
、この1次スライス単板に前記と同様にして接着剤を塗
布し積層・圧締して2次フリッチを作成し、これをスラ
イスして厚さ0.2鋤−の2次スライス単板を得た。
ーリングブラウン3G 4.5部M−ブラウン
9水
85PEGMA
15着色後、接着剤(A−442
の100部および酢酸ビニル樹脂5部)を塗布量100
〜120g/ボで塗布し、その複数枚を圧力10kg/
cdで圧締して1次フリッチを作成し、これをスライス
して厚さ0.6mmの1次スライス単板を得た。ついで
、この1次スライス単板に前記と同様にして接着剤を塗
布し積層・圧締して2次フリッチを作成し、これをスラ
イスして厚さ0.2鋤−の2次スライス単板を得た。
この2次スライス単板を春材部用単板と接着して複合化
し、ついでその複数枚を凹凸型にて圧締接着して集成フ
リッチを作成し、これを厚さ0.2Ta1)にスライス
して木質単板を得た。これを合板上に貼着したのち、表
面にUVI料(オーレックス665)を0.6〜1.2
g/尺1−1?塗布したのち、UV照射により乾燥硬
化させた(80W/C−で40cm/分)。
し、ついでその複数枚を凹凸型にて圧締接着して集成フ
リッチを作成し、これを厚さ0.2Ta1)にスライス
して木質単板を得た。これを合板上に貼着したのち、表
面にUVI料(オーレックス665)を0.6〜1.2
g/尺1−1?塗布したのち、UV照射により乾燥硬
化させた(80W/C−で40cm/分)。
このものは、表面の夏材部に光沢、ツヤがあり、テリ感
が表現されていた。
が表現されていた。
筆工皇叉旌班
この実施例は夏材部内に色調差および光沢差をもたせる
ことによりヤニ感を表現するようにしたものである。
ことによりヤニ感を表現するようにしたものである。
すなわち、接着剤を介して単板と不織布とをランダムに
積層し、圧締接着したのち、これをスライスして第3図
に示すようなスライス単板18を作成する。第3図にお
いて、19は不織布部分であり、20は単板部分である
。このスライス単板18を夏材部表現素材として使用し
、接着剤を介して春材部表現単板と組み合わせて積層し
、凹凸型で圧締接着して集成フリッチを作成し、これを
スライスすると、第4図に示すように、夏材部21内に
不織布部分19と単板部分20とが混在した木質単板2
2が得られる。かかる木質単板22を合板基材上に接着
後、表面に塗料を塗布すると、不織布部分19が単板部
分20よりも接着剤の浸透量が多(なっているため、塗
料は不織布部分19よりも単板部分20で多く浸透する
ようになる。
積層し、圧締接着したのち、これをスライスして第3図
に示すようなスライス単板18を作成する。第3図にお
いて、19は不織布部分であり、20は単板部分である
。このスライス単板18を夏材部表現素材として使用し
、接着剤を介して春材部表現単板と組み合わせて積層し
、凹凸型で圧締接着して集成フリッチを作成し、これを
スライスすると、第4図に示すように、夏材部21内に
不織布部分19と単板部分20とが混在した木質単板2
2が得られる。かかる木質単板22を合板基材上に接着
後、表面に塗料を塗布すると、不織布部分19が単板部
分20よりも接着剤の浸透量が多(なっているため、塗
料は不織布部分19よりも単板部分20で多く浸透する
ようになる。
その結果、夏材部21内に色調差および光沢差ができ、
独特のヤニ感を付与することができる。
独特のヤニ感を付与することができる。
したがって、天然材のうち、木目(夏目部)が広く、光
沢やヤニ感のあるもの(たとえば松、杉等)の表現を簡
単に行うことができる。
沢やヤニ感のあるもの(たとえば松、杉等)の表現を簡
単に行うことができる。
なお、使用する不織布の厚みはとくに限定されるもので
はなく、表現する木の種類によって適宜変更することが
でき、たとえば松の場合は単板の厚さ1msに対して不
織布の厚みを0.1m−程度とするのが適当であり、こ
のとき1次スライス単板の厚さは0.44m5程度にす
る。
はなく、表現する木の種類によって適宜変更することが
でき、たとえば松の場合は単板の厚さ1msに対して不
織布の厚みを0.1m−程度とするのが適当であり、こ
のとき1次スライス単板の厚さは0.44m5程度にす
る。
この発明によれば、単板に樹脂を含浸するため、単板の
破断強度が高まり、単板を薄くスライスすることが可能
になり、春夏材比率を天然材のそれに近づけることがで
き、天然材に近位した木目模様にすることができる。
破断強度が高まり、単板を薄くスライスすることが可能
になり、春夏材比率を天然材のそれに近づけることがで
き、天然材に近位した木目模様にすることができる。
また、樹脂の含浸量が木質単板の表面塗装時に塗料の吸
い込みを抑制するのに充分な含浸量であると、木質単板
への表面塗装において、春材部と夏材部との間に光沢差
ができ、夏材部に天然材に見られるようなテリ感を表現
することができ、天然感、自然感がより一層向上する。
い込みを抑制するのに充分な含浸量であると、木質単板
への表面塗装において、春材部と夏材部との間に光沢差
ができ、夏材部に天然材に見られるようなテリ感を表現
することができ、天然感、自然感がより一層向上する。
さらに、夏材部表現素材として、前記春材部表現単板と
同質の単板と、他の吸液性異種材料とを接着剤を介して
組み合わせたスライス単板を用いると、夏材部内(木目
内)に色調差、光沢差ができ、天然材に見られるような
いわゆるヤニ感を表現できる。
同質の単板と、他の吸液性異種材料とを接着剤を介して
組み合わせたスライス単板を用いると、夏材部内(木目
内)に色調差、光沢差ができ、天然材に見られるような
いわゆるヤニ感を表現できる。
第1図はこの発明の第1の実施例で得られた木質単板の
平面図、第2図はこの発明の第2の実施例における工程
説明図、第3図はこの発明の第3の実施例におけるスラ
イス単板の平面図4.第4図は得られた木質単板の平面
図、第5図は従来の木質単板の製造方法を示す工程説明
図である。 1.22.36−−木質単板、2.21−夏材部、3−
春材部 特許出願人 松下電工株式会社 第1図 第4凶 vEz図 第5図
平面図、第2図はこの発明の第2の実施例における工程
説明図、第3図はこの発明の第3の実施例におけるスラ
イス単板の平面図4.第4図は得られた木質単板の平面
図、第5図は従来の木質単板の製造方法を示す工程説明
図である。 1.22.36−−木質単板、2.21−夏材部、3−
春材部 特許出願人 松下電工株式会社 第1図 第4凶 vEz図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)春材部表現単板と夏材部表現素材とを接着剤を介
して積層し、圧締接着して集成フリッチを作成し、この
フリッチをスライスして木質単板を得る木質単板の製造
方法において、 前記夏材部表現素材が樹脂含浸された単板であることを
特徴とする木質単板の製造方法。(2)前記樹脂が、ポ
リエチレングリコールまたはポリエチレングリコールメ
タクリレートである特許請求の範囲第(1)項記載の木
質単板の製造方法。 (3)前記樹脂の含浸量が、木質単板の表面塗装時に塗
料の吸い込みを抑制するのに充分な含浸量である特許請
求の範囲第(1)項記載の木質単板の製造方法。 (4)春材部表現単板と夏材部表現素材とを接着剤を介
して積層し、圧締接着して集成フリッチを作成し、この
フリッチをスライスして木質単板を得る木質単板の製造
方法において、 前記夏材部表現素材が、前記春材部表現単板と同質の単
板と他の吸液性異種材料とを接着剤を介して交互にまた
はランダムに積層し圧締接着したフリッチをその積層面
と交差する方向からスライスして得られたスライス単板
であることを特徴とする木質単板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077416A JP2525856B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 木質単板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63077416A JP2525856B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 木質単板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01247103A true JPH01247103A (ja) | 1989-10-03 |
JP2525856B2 JP2525856B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13633340
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63077416A Expired - Lifetime JP2525856B2 (ja) | 1988-03-28 | 1988-03-28 | 木質単板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525856B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2667443B2 (ja) | 1988-05-26 | 1997-10-27 | 松下電工株式会社 | 化粧単板 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169804A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-25 | 松下電工株式会社 | 集成材の製法 |
-
1988
- 1988-03-28 JP JP63077416A patent/JP2525856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169804A (ja) * | 1983-03-15 | 1984-09-25 | 松下電工株式会社 | 集成材の製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2525856B2 (ja) | 1996-08-21 |
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