JPH0122728Y2 - - Google Patents

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JPH0122728Y2
JPH0122728Y2 JP1982132694U JP13269482U JPH0122728Y2 JP H0122728 Y2 JPH0122728 Y2 JP H0122728Y2 JP 1982132694 U JP1982132694 U JP 1982132694U JP 13269482 U JP13269482 U JP 13269482U JP H0122728 Y2 JPH0122728 Y2 JP H0122728Y2
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JP
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roof
sliding
opening
sliding lid
gutter
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  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車輌等の摺動屋根装置に関する。
(従来の技術) 車輌、小型船舶等における摺動屋根装置として
は、屋根の開口部の両側に前後方向の樋部を設け
ると共に、開口部を開閉する摺動蓋を、左右両側
に配置された案内駆動機構により前後摺動自在に
支持し、摺動蓋を開口部に対して後方側から開閉
するようにし、かつ摺動蓋が屋根上面側を移動す
るようにしたアウタースライド式のものがある
(例えば、実開昭57−67820号公報参照)。この種
のものでは、摺動蓋の左右両端のフランジ部と屋
根側との間にウエザストリツプ等のシール材を介
装し、この摺動部分から樋部内への雨水の浸入を
阻止している。
(考案が解決しようとする課題) 従来は、シール材が摺動蓋のフランジ部の上下
面を挟持するものであつたから、該シール材が摺
動蓋の摺動抵抗になり、円滑な摺動が得難たかつ
た。円滑な摺動を得るために、シール材の圧接力
を弱めると、シール効果が発揮できなくなり、雨
水の侵入を阻止することができなかつた。
従つて、従来のものは、シール材とフランジ部
との摺接部の寸法公差が厳しく要求され、コスト
高になり、かつ、組立調整に熟練を要した。
また、前記従来のアウタースライド式のもの
は、シール材取付部材が断面コ字形に形成され、
屋根上面に取付けられていたので、該取付部材屋
根上面より上方に突出し、外観を損ね、かつ洗
車、ワツクス掛けに不便であつた。
本考案は、このような従来の問題点を解消する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案は、次の手段
を講じた。即ち、本考案の特徴とする処は、屋根
の開口部の両側に前後方向の樋部を設けると共
に、前記開口部を開閉する摺動蓋を、左右両側に
配置された案内駆動機構により前記開口部の後方
の屋根上面側に前後摺動自在とした車輌等の摺動
屋根装置において、 前記屋根側に前記摺動蓋の外周部に形成された
フランジ部に対向する段部を前記屋根上面より下
げて前後方向に形成し、この段部と前記フランジ
部との内の一方に、この両者により上下から挟ま
れかつ他方に対して前後摺動自在な第1のシール
材を前後方向に装着し、この段部の内周部に前記
樋部を延設し、該樋部内に前記案内駆動機構を配
置すると共に、該樋部の内周縁部に前記摺動蓋の
下面に摺接可能な第2のシール材を装着し、か
つ、前記摺動蓋が前記開口部を閉鎖した時、該摺
動蓋上面と、前記開口部外側方の屋根上面とが面
一となるよう構成されている点にある。
(作用) 本考案によれば、摺動蓋は、その外周部のフラ
ンジ部下面が第1のシール材によつてシールさ
れ、かつ、外周部より少し内側に入つた摺動蓋下
面が第2のシール材によつてシールされているの
で、外部から侵入する雨水は、まず第1のシール
材によつて侵入が阻止される。この第1のシール
材を越えて侵入した雨水は樋部に流れ込む。そし
て、この雨水は、第2のシール材によつて室内側
に侵入するのが阻止される。
本考案では、シール材が、従来のように摺動蓋
外周縁のフランジ部を上下に挟んで設けられてお
らず、単に摺動蓋の下面に当接するよう設けられ
ているので、摺動蓋フランジ部の外形寸法や厚み
の公差がラフであつても良く、組立精度も要求さ
れない。そして、シール材は2段にわたつて設け
られているので、雨水の侵入を有効に防止でき
る。
また、洗車に際しては、摺動蓋と屋根上面とが
面一になつているので、洗車が容易になる。
(実施例) 以下、図示の実施例について本考案を詳述する
と、第1図及び第2図において、1は自動車で、
前輪2及び後輪3を有する。4は自動車1の屋根
で、この屋根4の前部側に開口部5が形成される
と共に、この開口部5の周囲には、第3図、第4
図、第5図及び第8図に示すように、前樋部6、
横樋部7、後樋部8が該開口部5を取囲んで一体
形成されている。またこの屋根4には開口部5の
前部側から左右両側を経て後方に延びるようにコ
字状の突出部9が形成されており、従つて、開口
部5の後方側の屋根4上面は左右両側の突出部9
上面より一段低くなつた凹部10を形成する。な
お突出部9は後方に移るに従つて次第に低くなつ
ている。後樋部8の後壁は左右の突出部9間にわ
たつて凹部10の全幅に突出形成された堰部11
により構成され、また堰部1は後方からの雨水の
侵入等を阻止する役目も果す。12は開口部5を
開閉するための摺動蓋であつて、この摺動蓋12
は前フランジ部13、横フランジ部14及び後折
曲部15を有し、前後左右の前部摺動子16及び
後部摺動子17を介して前部案内レール18及び
後部案内レール19により前後方向に摺動自在に
支持案内され、また閉鎖位置では突出部9の上面
と略面一状である。前部案内レール18と後部案
内レール19とは堰部11の前後に振分けて配置
されており、その前部案内レール18は、第4図
に示すように、前部摺動子16のシユー20を案
内する第1案内部21と、ケーブル連結側を案内
する第2案内部22とを備えた特殊な断面形状で
あつて、屋根4の突出部9上面より低く収まり、
かつケーブル案内管23を保持するようにして横
樋部7内にネジ24、溶接ナツト25により固着
されている。後部案内レール19は前部案内レー
ル18の形状とは異なつて単なる丸パイプ材によ
り構成され、第5図乃至第7図に示すように屋根
4の凹部10内に、その上面から若干上方に離間
して前部支持体26と後部支持体27とにより支
持されている。即ち、後部案内レール19の前端
は第5図及び第10図に示す如く前部支持体26
に突出形成された突起28に套嵌され、またその
前部支持体26は堰部11の後方近傍でナツト2
9、溶接ボルト30により屋根4に固着されてい
る。一方、後部案内レール19の後端は、第7図
及び第9図に示すように後部支持体27に形成さ
れた穴部31に嵌着されており、またその後部支
持体27は後方側が流線型であつて、クツシヨン
シート32を介してネジ33、溶接ナツト34等
により屋根4に固着されている。後部摺動子17
は下方に開放するC字状のシユー35を有し、そ
のシユー35が後部案内レール19に対して摺動
自在に嵌合する。なお摺動蓋12と前部摺動子1
6は、第4図に示すように山形ワツシヤ36、ネ
ジ37、溶接ナツト38を介して固着され、また
摺動蓋12と後部摺動子17は、第5図及び第6
図に示すように山形ワツシヤ39、ネジ40を介
して固着されている。また摺動蓋12の後折曲部
15には、第9図に示すように後部案内レール1
9に対応して切欠部41が形成される。各樋部
6,7,8の内側壁上端には、第3図、第4図及
び第5図に示すように開口部5側に水平に折曲げ
た周縁42が形成され、この周縁部42に摺動蓋
12の下面に対して摺動自在に接触する第2のシ
ール材であるウエザストリツプ43が全周にわた
つて嵌着されている。また前樋部6及び横樋部7
の外側壁には、第3図及び第4図に示すように同
一高さの段部44,45が形成され、その各段部
44,45の上面に第1のシール材である1本の
ウエザストリツプ46が装着されており、このウ
エザストリツプ46は摺動蓋12のフランジ部1
3,14に対して下面側から摺動自在に接触し挟
持されている。なお、このウエザストリツプ46
は取付片47により取付けられる。後樋部8の後
側の堰部11には摺動蓋12の下面に対して摺動
自在なブラシ48が左右の全長にわたつて設けら
れる。前樋部6の左右中央部には、摺動蓋12を
開閉するための駆動装置49が設けられている。
この駆動装置49は第3図に示すように一対の駆
動ケーブル50、ギヤー51、ケーブル支持部材
52、カバー53等を有し、そのギヤー51は軸
54を介してハンドル55により回動操作可能で
ある。各駆動ケーブル50の一端はケーブル案内
管を経て前部摺動子16に連結され、また他端は
前部案内レール18により保持されたケーブル案
内管23に挿通されている。しかして、前記摺動
子16、前記案内レール18、駆動ケーブル50
等で摺動蓋12を前後方向に案内する案内駆動機
構が構成されている。56は化粧カバー、57は
内装材である。
次に前記実施例の作用を説明する。摺動蓋12
が開口部5を閉鎖する閉鎖位置にある時には、そ
の上面が屋根4の突出部9上面と略面一であり、
また前部案内レール18、堰部11等は摺動蓋1
2により上方から完全に覆われている。開口部5
を開放する際には、摺動蓋12を案内レール1
8,19に沿つて後方への摺動させるのである
が、開口部5の後方には堰部11があり、しかも
この堰部11上に装着されたブラシ48が摺動蓋
12の下面に接触しているので、摺動蓋12の閉
鎖時に雨水、洗車水等が後方側から侵入するのを
防止でき、また一部の浸入した水は後樋部8を経
て適宜水抜孔から外部への排水できる。案内レー
ル18,19は堰部11の前後で分断して配置し
ているから、堰部11を貫通させた場合に比較し
て防止対策が非常に容易であり、特別なシール材
等を設ける必要がない。
摺動蓋12の閉鎖時には、そのフランジ部1
3,14と屋根4側の段部44,45との間でウ
エザストリツプ46を上下から挟み込んでいるの
で、この部分で雨水の浸入等を確実に阻止でき、
従つて、樋部6,7,8内への雨水等の浸入は極
く少量になるため、前樋部6に駆動装置49を、
横樋部7に前部案内レール18、ケーブル案内管
23等の案内駆動機構を夫々設けても、雨水等に
よつてこれらが錆付く等の問題もない。従つて、
室内側の居住空間も十分に確保でき、また内部も
すつきりしたものとなる。勿論、樋部6,7,8
の内側にはウエザストリツプ43があるので、室
内への浸入はこれによつて完全に防止できる。
摺動蓋12を後方に摺動させて開口部5を開放
する際には、ハンドル55によりギヤー51を廻
し、駆動ケーブル50を介して前部摺動子16を
後方への押す。すると前部摺動子16が前部案内
レール18に、後部摺動子17が後部案内レール
19に沿つて夫々後方へと摺動し、摺動蓋12が
後方へと移動し、開口部5を開放する。
なお上記実施例では、屋根4に対して各樋部
6,7,8を一体に形成したが、樋部6,7,8
を屋根4から分離して矩形枠状に形成しておき、
これを第11図に示すように屋根4側の段部4
4,45に対して下面側から溶接等で固着しても
良い。この場合、ウエザストリツプ46は段部4
4,45側に接着しても良いが、この図例では摺
動蓋12のフランジ部13,14に接着してい
る。
樋部6,7は第12図に示す如く屋根4の段部
44,45に固着したブラケツト58に溶接、ボ
ルト等で取付けても良い。またウエザストリツプ
46は取付片59を介して摺動蓋12のフランジ
部13,14に下側面から装着しても良い。
案内駆動機構は実施例の構造に限定されるもの
ではない。
(考案の効果) 本考案によれば、アウタースライド式の摺動屋
根であるにもかかわらず、屋根開口部周縁に屋根
面より下方に下がる段部を摺動蓋のフランジ部に
対向するように形成し、屋根上面と摺動蓋とを面
一にしたので外観を良好に保ち、洗車ワツクス掛
けが容易になる。
また、前記段部とフランジ部間に第1のシール
材を介在し、かつ樋部内周部に第2のシール材を
設けて、摺動蓋が各シール材の上方から当接する
ようにしているので、摺動抵抗を減じることがで
き、かつ、二段シールを行なつているので、雨水
の室内侵入を有効に防止することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案の一実施例を示す
ものであつて、第1図は自動車の斜視図、第2図
は屋根の平面図、第3図は第2図の−矢視拡
大図、第4図は第2図の−矢視拡大図、第5
図は第2図の−矢視拡大図、第6図は第5図
の−矢視図、第7図は第2図の−矢視拡
大図、第8図は屋根の斜視図、第9図は摺動蓋の
破断斜視図、第10図は後部案内部の分解斜視図
であり、第11図及び第12図は他の実施例を示
す断面図である。 4……屋根、5……開口部、7……樋部、12
……摺動蓋、14……フランジ部、16,18,
50……案内駆動機構、42……内周縁部、43
……第2のシール材、45……段部、46……第
1のシール材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根4の開口部5の両側に前後方向の樋部7を
    設けると共に、前記開口部5を開閉する摺動蓋1
    2を、左右両側に配置された案内駆動機構16,
    18,50により前記開口部5の後方の屋根4上
    面側に前後摺動自在とした車輌等の摺動屋根装置
    において、 前記屋根4側に前記摺動蓋12の外周部に形成
    されたフランジ部14に対向する段部45を前記
    屋根4上面より下げて前後方向に形成し、この段
    部45と前記フランジ部14との内の一方45ま
    たは14に、この両者14,15により上下から
    挟まれかつ他方14または45に対して前後摺動
    自在な第1のシール材46を前後方向に装着し、
    この段部45の内周部に前記樋部7を延設し、該
    樋部7内に前記案内駆動機構16,18,50を
    配置すると共に、該樋部7の内周縁部42に前記
    摺動蓋12の下面に摺接可能な第2のシール材4
    3を装着し、かつ、前記摺動蓋12が前記開口部
    5を閉鎖した時、該摺動蓋12上面と、前記開口
    部5外側方の屋根4上面とが面一となるよう構成
    されていることを特徴とする車輌等の摺動屋根装
    置。
JP1982132694U 1982-08-31 1982-08-31 車輌等の摺動屋根装置 Granted JPS5937124U (ja)

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JP1982132694U JPS5937124U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 車輌等の摺動屋根装置

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JP1982132694U JPS5937124U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 車輌等の摺動屋根装置

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Publication Number Publication Date
JPS5937124U JPS5937124U (ja) 1984-03-08
JPH0122728Y2 true JPH0122728Y2 (ja) 1989-07-10

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ID=30299574

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JP1982132694U Granted JPS5937124U (ja) 1982-08-31 1982-08-31 車輌等の摺動屋根装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56147122U (ja) * 1980-04-07 1981-11-06
JPS607929Y2 (ja) * 1980-10-13 1985-03-19 アイシン精機株式会社 自動車用摺動屋根装置

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JPS5937124U (ja) 1984-03-08

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