JPH01225211A - 弾性表面波素子 - Google Patents

弾性表面波素子

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JPH01225211A
JPH01225211A JP5101088A JP5101088A JPH01225211A JP H01225211 A JPH01225211 A JP H01225211A JP 5101088 A JP5101088 A JP 5101088A JP 5101088 A JP5101088 A JP 5101088A JP H01225211 A JPH01225211 A JP H01225211A
Authority
JP
Japan
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electrode
width
comb
substrate
acoustic wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP5101088A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Iegi
家木 英治
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5101088A priority Critical patent/JPH01225211A/ja
Publication of JPH01225211A publication Critical patent/JPH01225211A/ja
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、弾性表面波素子(以下、SAW素子という
)に関し、主として、高周波領域で利用されるバンドパ
スフィルタに好適なSAW素子に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題]SA
W素子は一般に、くし歯状電極を有している。くし歯状
電極の電気的等価回路は、たとえば交差幅が一定の場合
には第8図のようになる。この場合に、次式が成立する
ことは周知である。
C1ε「 −W・N    ・・・(1)GIN−fo
 ・C・・・(2) 上式において、εrは比誘電率、Wは交差幅、Nは電極
対数、foは中心周波数(ωo−2πfo)である。
ここで、foにおけるアドミタンスYを求めると、 Y−G+jω、C・・・(3) 、’、IYl=  G  + (ωOC)2 − (4
)(2)、  (4)式から明らかなように、高周波(
foおよびω。が大)において、電極のインピーダンス
を一定の外部インピーダンス(たとえば50Ω)にマツ
チングさせるためには、Cを小さくしなければならない
。ところで、(1)式において、εrは用いる基板材料
によって定まっており、またNも必要とされる帯域幅な
どから一定制約を受けることはよく知られている。した
がって、Cを小さくするため、従来は、交差幅Wを狭く
したり、電極を分割して直列接続することにより、見か
け上のインピーダンスを高めている。
以上の議論は、交差幅一定の電極の場合に限らず、たと
えば特公昭56−22164号に示されているような交
差幅重み付け電極についても概ね同様にあてはまる。第
9図および第10図に、交差幅重み付け電極を有する従
来のSAW素子の一例を示す。第9図において、圧電基
板1の表面には交差くし歯状電極2,3が設けられてい
る。くし歯状電極2,3の交差幅は、第10図に示すよ
うに、図の右方に行くに従って徐々に小さくなるように
設定されている。
前記従来のSAW素子のうち、くし歯状電極の交差幅を
小さくしてインピーダンスを上げようとしたものでは、
波の回折によって特性が劣化してしまうという問題があ
る。特に、交差幅重み付け電極を使用した場合には、そ
の問題が顕著となる。
このため、たとえばフィルタとしてSAW素子を用いた
場合においては、帯域外減衰量の悪化等を招いている。
一方、くし歯状電極を分割し直列接続した場合には、分
割することによる対接地容量などのアンバランスにより
特性が変化してしまう。この問題。
を解決するための構成として、特公昭61−61574
号には、分割した電極による容量を所定値に設定してお
く考えが示されているが、それでは十分に満足し得る効
果が得られていない。また、一定文差幅の正規型では、
その特性変化は比較的把握しやすいが、交差幅重み付け
型では把握が困難であるため、上記構成では的確な改善
を図るのが困難である。
本発明の目的は、交差幅重み付け電極において、特性を
ほとんど劣化させることなくインピーダンスを高め、外
部とのインピーダンスマツチングを容易に行なうことの
できるSAW素子を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るSAW素子は、圧電体基板と、圧電体基板
上に形成された2個以上のくし歯状電極とを含んでいる
。また、少なくとも1個の前記くし歯状電極は、交差幅
が一定でない交差幅重み付け電極であり、かつその交差
幅が一定繰返し周期で交差幅ゼロに設定されている。
なお、SAW素子は、たとえばバンドパスフィルタであ
る。また、圧電体基板は、たとえば基板と圧電性薄膜の
多層構造よりなる。さらに、前記繰返し周期は、たとえ
ば、くし歯の3つごとに2つをゼロ交差幅にする周期、
またはくし歯4つごとに2つをゼロ交差幅にする周期で
ある。
[作用] 本発明に係るSAW素子では、少なくとも1個のくし歯
状電極は、交差幅が一定でない交差幅重み付け電極であ
る。そして、その交差幅は、一定繰返し周期で交差幅ゼ
ロに設定されている。その結果、上記(1)式において
、有効な電極対数Nは小さくなる。これによって静電容
flcは小さくなり、上記(2)式のコンダクタンスG
も小さくなる。たとえば、交差幅をくし歯の3つごとに
2つをゼロとした場合には、有効な電極対数Nは1/3
になり、その結果静電容量Cは1/3に、またコンダク
タンスGは1/9となる。この結果、上記(3)、  
(4)式から明らかなように高いインピーダンスを実現
することができる。
しかも、交差幅Wを小さくする必要はなく、電極を分割
する必要もない。このため、交差幅を小さくすることに
より回折損が増大して特性が悪化するという従来の不具
合は生じない。また、交差幅重み付けのエンベロープが
維持されているので、従来の分割型のように特性が変化
してしまうということもない。
[実施例] 本発明に係るSAW素子の一例として、第3図のような
フィルタ素子を示す。
第3図において、基板10は平板状の部材であり、たと
えばLiNb0.やPZTのような圧電材料、あるいは
絶縁基板上にZnOのような圧電薄膜を積層した構成な
どによって形成されている。
基板10の表面には、間隔を隔てて入力側の交差くし歯
状電極11と、出力側の交差くし歯状電極12とが設け
られている。
第3図において、入力端の交差くし歯状電極11に加え
られた電気信号は、交差くし歯状電極11部分によって
構成される入カドランスデューサによって弾性表面波に
変換される。この表面波はVsで示すように基板10の
上面に沿って伝播され、出力側の交差くし歯状電極12
に到達する。
この到達した表面波は、交差くし歯状電極12部分で構
成される出カドランスデューサによって電気信号に変換
され出力される。
第3図の交差くし歯状電極11.12をより具体的に示
せば、第4図のようになる。第4図において、交差くし
歯状電極11.12は交差幅が一定でないいわゆる交差
幅重み付け電極となっている。第4図では、仮想線Aで
示すように、交差幅は中央部が最も大きく両端に行くに
従って徐々に小さくなるように設定されている。
第1図は、交差くし歯状電極11.12の詳細部分図で
ある。第1図において、最も左側のくし歯13と、その
右側のくし歯14との交差幅はaとなっている。くし歯
14とその右側のくし歯15とは、交差くし歯状電極1
1のうち同じ側の基部11aから延びており、交差幅は
ゼロとなっている。くし歯15とその次のくし歯16も
、同様に交差幅はゼロとなっている。くし歯16とその
右側のくし歯17との交差幅はbとなっている。
くし歯17とその右側のくし歯18とは、同じ側の基部
11bから延びており、交差幅がゼロである。くし歯1
8とその右側のくし歯19も交差幅がゼロとなっている
。前記交差幅aは前記交差幅すよりも大きく、それらの
交差状況を概念的に示せば第2図のようになる。この第
2図と従来例による第10図とを比較すれば明らかなよ
うに、第1図の部分では、図の右方向に行くにしたがっ
て交差幅は徐々に小さくなるように設定されており、そ
のうちの3つのくシ歯ご、とに2つの交差幅がゼロとな
るように繰返し周期が設定されていることになる。すな
わち、第1図ないし第4図に示した交差くし歯状電極1
1.12の構成では、有効な電極対数は3分の1となっ
ているが、交差幅重み付けのエンベロープは従来通り保
持されている。
また、交差部分における交差幅は従来と同じ大きさとな
っている。
第1図ないし第4図に示す構成によれば、上記(1)な
いしく4)式から明らかなように、有効な電極対数Nが
173になるので、静電容量Cは173になる。したが
って、コンダクタンスGは1/9となり、高いインピー
ダンスが得られるようになる。一方、交差幅は従来と変
わらないので、回折損が増大して特性が悪化することは
ない。また、交差幅重み付けのエンベロープは従来通り
維持されるため、従来の分割型のように特性が変化して
しまうこともない。すなわち、この構成によ ゛れば、
従来の構成に比べて特性をほとんど劣化させることなく
インピーダンスを高めることができるようになり、外部
とのインピーダンスマツチングを容易に図ることができ
るようになる。
次に、この実施例を用いて実際に実験した結果を説明す
る。
高周波用の例として中心周波数f0を402MHz、3
dBバンド幅を27MHz、外部インピーダンスを50
Ωに設計したSAWフィルタをLLNbO,基板を用い
て作製した。
L i N b Oa基板を含む一般的な圧電基板にお
いては、クロスト・フィールド・モデル(Cr。
5sed  Field  Model)が成りたち、
いわゆるトリプル・トランジット・エコー(TTE)を
おさえるためには電極のインピーダンスを外部インピー
ダンスより高くしなければならないことは良く知られて
いる。第9図に示す従来の構成によれば、50Ω以上の
インピーダンスにするためには、交差幅を150μm以
下にする必要があり、そのため回折損が大きくなって帯
域外減衰量が悪化した。この場合の周波数−相対減衰量
の関係を第5図に破線で示す。
一方、第1図ないし第4図に示す構成によってSAW素
子を形成したところ、上述のような特性を得るのに交差
幅の最大値、を約350μmとすることができる。この
結果、交差幅が前記従来例に比べて大幅に大きくなって
、回折損による特性劣化が抑制できた。この場合の周波
数−相対減衰量の関係を第5図に実線で示す。
第5図から分かるように、従来例に比べて本発明による
実施例の場合には、特に帯域外減衰量が8〜10dB改
善されており、本発明の効果が極めて高いことが明らか
となった。
次に、第1図ないし第4図に示すSAW素子の製造方法
を示す。
基本的には、−殻内なSAW素子の製造方法と同じであ
る。本発明の最も重要な特徴である交差幅を一定繰返し
周期でゼロとする方法は、たとえば次のようにして行な
う。まず、通常の方法による重み付け電極を設計する。
この場合には、フーリエ逆変換法や線形、非線形計画法
などによって設計することができる。設計された重み付
け電極のインパルス列を3個ごとに2個ずつ交差幅ゼロ
にする。このようにすることによって、交差幅の累積値
はほぼ1/3になり、電極の静電容量Cが約1/3にな
って、コンダクタンスGが約1/9になる。この場合に
は、交差幅がゼロとなる部分を周期的に入れであるため
、重み付けの形(関数)はほとんど変化せず従来通り保
たれるので、重み付け電極本来の周波数特性を維持でき
る。
[他の実施例] (a)  第6図および第7図に示す構成を採用しても
よい。
第6図において、交差くし歯状電極11.12のうち、
くし歯13とくし歯14、くし歯14とくし歯15は、
それぞれ交差幅Cおよび交差幅dで交差している。くし
歯15とくし歯16、くし歯16とくし歯17は、交差
幅がゼロに設定されている。また、くし歯17とくし歯
18、くし歯18とくし歯19は、それぞれ交差幅eお
よび交差幅fで交差している。この場合にも、各交差幅
c、d、e、fは、第4図に示すような重み付けの形状
の一部を構成するようになっている。
このように、<シ歯の4個ごとに2個を交差幅ゼロにす
ると、有効な電極の対数が1/2となり、静電容iiC
は約1/2、コンダクタンスGが約1/4となって、高
いインピーダンスを実現することができる。さらにこの
場合には、たとえば交差くし歯状電極11.12のうち
、一方の基部11bをアース側に接続すれば、くし歯の
大半がアース電位となり、対接地浮遊容量が減少するな
どの効果を得ることもできる。
(b)  上記実施例における交差くし歯状電極11.
12を得る方法としては、インパルス列設計時点で周期
的にゼロ励振になるような制約を加えた上で、線形、非
線形計画法などにより最適化設計を行なう方法を採用す
ることもできる。
[発明の効果] 本発明に係るSAW素子によれば、交差幅を従来通りに
維持しつつハイインピーダンス化を図ることができるの
で、回折損が増大して特性が悪化するというような従来
の不具合は生じない。また、交差幅重み付けのエンベロ
ープを従来通り維持できるので、分割型のSAW素子の
ように特性が変化してしまうという不具合は生じない。
したがって、本発明に係るSAW素子によれば、特性を
ほとんど劣化させることなくインピーダンスを高めて、
外部とのインピーダンスマツチングを容易に図ることが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る一実施例の交差くし歯状電極部
分の平面部分図である。第2図は、第1図の交差状況を
概念的に示した図である。第3図は、SAW素子の全体
概略を示す斜視図である。 第4図は、交差くし歯状電極の交差状態を示す平面概略
図である。第5図は、周波数−相対減衰量の関係を示す
グラフである。第6図は、他の実施例の第1図に相当す
る図である。第7図は、第6図の実施例の第2図に相当
する図である。第8図は、−殻内なSAW素子のくし歯
状電極の等価回路図である。第9図は、従来例の第1図
に相当する図である。第10図は、第9図の例の第2図
に相当する図である。 10は基板、11.12はくし歯状電極、a〜fは交差
幅である。 第8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  圧電体基板と、 前記圧電体基板上に形成された2個以上のくし歯状電極
    とを含む弾性表面波素子において、少なくとも1個の前
    記くし歯状電極は、交差幅が一定でない交差幅重み付け
    電極であり、かつその交差幅が一定繰返し周期で交差幅
    ゼロに設定されている弾性表面波素子。
JP5101088A 1988-03-03 1988-03-03 弾性表面波素子 Pending JPH01225211A (ja)

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JP5101088A JPH01225211A (ja) 1988-03-03 1988-03-03 弾性表面波素子

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0443019U (ja) * 1990-08-08 1992-04-13
US5528206A (en) * 1994-11-23 1996-06-18 Murata Manufacturing Co., Ltd. Surface acoustic wave filter with attenuated spurious emissions

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5832526A (ja) * 1981-08-21 1983-02-25 Hitachi Ltd 円筒殻の紐出し加工法

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