JP3250252B2 - 表面波装置 - Google Patents
表面波装置Info
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Description
利用した端面反射型の表面波装置に関し、特に、インタ
ーデジタルトランスデューサの構造が改良された表面波
装置に関する。
位を主体とするSHタイプの表面波としては、BGS波
やラブ波等が知られている。BGS波を利用した端面反
射型の表面波共振子が従来より知られている。図2に平
面図で示すように、BGS波を利用した端面反射型の表
面波共振子1は、圧電基板2上に互いに間挿し合う複数
本の電極指3a,4aを有する一対のくし歯電極3,4
からなるインターデジタルトランスデューサを形成した
構造を有する。この表面波共振子1では、励振された表
面波が圧電基板2の対向されている両端面2a,2b間
で完全に反射される。上記端面反射型のBGS波を利用
した表面波共振子1では、レーリー波を利用した表面波
共振子では得られない高周波領域で使用し得る共振子を
提供することができる。
した表面波共振子としては、LiNbO3 、LiTaO
3 及びPb(Ti1-x Zrx )O3 等の材料からなる圧
電基板を用いたものが報告されている。これらの圧電基
板材料では、コスト及び電気機械結合係数等を考慮する
と、LiNbO3 及びLiTaO3 に比べてPb(Ti
1-x Zrx )O3 やチタン酸鉛等の圧電セラミックを用
いることが好ましい。
(Ti1-x Zrx )O3 等は比誘電率εが大きいため、
正規型インターデジタルトランスデューサを形成して表
面波装置を構成した場合、現実には使用できない程度に
表面波装置の容量Cが大きくなるという問題があり、容
量の低減が求められている。表面波共振子1において容
量を低減するには、インターデジタルトランスデューサ
の交差幅を小さくしたり、あるいは電極指2a,3aの
対数を少なくしたりすることが考えられるが、これらの
方法では容量を低減するにも限度があった。
を構成している一方のくし歯電極を複数のくし歯電極に
分割し、その分割された電極を電気的に直列接続するこ
とによって容量を低減する方法も考えられる。例えば、
一方のくし歯電極を2分割した場合には、表面波装置の
容量は1/4と大きく低減される。しかしながら、単に
一方のくし歯電極を複数のくし歯電極に分割した場合に
は、図3に示すように、インピーダンス−周波数特性上
において、電極指の対数をNとした場合に、2N±n
(nは偶数)の位置に、高次モードに起因するスプリア
ス振動(図3の矢印Aで示す波形の乱れ)が生じるとい
う問題があった。
ルトランスデューサの一方のくし歯電極を複数に分割し
て容量を低減した構造を有するSHタイプの表面波を利
用した表面波装置において、高次モードに起因するスプ
リアス振動を効果的に抑圧し得る構成を備えた表面波装
置を提供することにある。
載の各発明は、SHタイプの表面波を利用した端面反射
型の表面波装置であって、圧電基板と、前記圧電基板上
に形成されており、互いに間挿し合う複数の電極指を有
する一対のくし歯電極よりなるインターデジタルトラン
スデューサとを備える。そして、請求項1に記載の発明
では、表面波伝播方向において、零震源を中心として、
その両側に震源数aの複数の震源が配置されるように、
前記インターデジタルトランスデューサの一方のくし歯
電極が、互いに接続されていない第1,第2のくし歯電
極に分割されており、かつインターデジタルトランスデ
ューサの電極指の対数Nが8.5以上、45以下の範囲
とされている。
伝播方向において、残りの震源の2倍の電圧が印加され
る震源*を中心として、その両側に震源数aの複数の震
源が配置されるように、前記インターデジタルトランス
デューサの一方のくし歯電極が、互いに接続されていな
い第1,第2のくし歯電極に分割されており、かつイン
ターデジタルトランスデューサの電極指の対数Nが7.
5以上、45以下の範囲にある。
向において、震源数bの複数の震源を中心として、その
両側に零震源を挟んで震源数bの震源が配置されるよう
に、前記インターデジタルトランスデューサの一方のく
し歯電極が互いに接続されていない第1〜第3のくし歯
電極に分割されており、かつ前記インターデジタルトラ
ンスデューサの電極指の対数Nが7.0以上、60以下
の範囲とされている。
波伝播方向において、震源数bの複数の震源を中心とし
て、その両側に震源数bの各震源の2倍の電圧が印加さ
れる震源*を挟んで震源数bの震源が配置されるよう
に、前記インターデジタルトランスデューサの一方のく
し歯電極が互いに接続されていない第1〜第3のくし歯
電極を有するように3分割されており、かつインターデ
ジタルトランスデューサの電極指の対数Nが7.0以
上、60以下とされている。
プの表面波を利用した表面波装置であって、インターデ
ジタルトランスデューサを構成しているくし歯電極のう
ちの一方のくし歯電極を複数個のくし歯電極に分割して
なる構造において、高次モードに起因するスプリアス振
動を抑圧すべく検討した結果、くし歯電極の分割方法を
工夫し、かつ該分割方法に応じて電極指の対数を特定の
範囲に選択すれば、上記課題を達成し得ることを見出し
た。すなわち、後述の実施例から明らかなように、請求
項1に記載の発明では、一方のくし歯電極が2分割され
ており、零震源を挟んでその両側に等しい数の震源を配
置した構造とされており、その場合には、インターデジ
タルトランスデューサの電極指の対数Nを8.5以上、
45以下とすることにより、高次モードに起因するスプ
リアス振動を24dB以上抑圧することが可能とされて
いる。
方のくし歯電極を2分割し、残りの震源の2倍の電圧が
印加される震源*を中心としてその両側に震源数aの震
源を配置した構造では、インターデジタルトランスデュ
ーサの電極指の対数Nを7.5以上、45以下とするこ
とにより高次モードに起因するスプリアス振動を24d
B以上抑圧することができる。
一方のくし歯電極を3分割した構造において、震源の配
置を表面波伝播方向に沿って、震源数bの震源−零震源
−震源数bの震源−零震源−震源数bの複数の震源とし
た場合には、インターデジタルトランスデューサの電極
指の対数を7.0以上、60以下とすることにより高次
モードに起因するスプリアス振動を24dB以上抑圧す
ることが可能となる。
し歯電極を3分割してなる構造において、震源の配置を
表面波伝播方向に沿って、震源数bの複数の震源−震源
数bの各震源の2倍の電圧が印加される震源*−震源数
bの複数の震源−震源*−震源数bの複数の震源とした
場合には、インターデジタルトランスデューサの電極指
の対数を7.0以上、60以下とすれば、高次モードに
起因するスプリアス振動を24dB以上抑圧し得ること
ができる。
れば、インターデジタルトランスデューサを構成する一
方のくし歯電極を2分割あるいは3分割した構成におい
て、上記震源の配置に応じて電極指の対数Nを上記特定
の範囲に選択すれば、高次モードに起因するスプリアス
振動を24dB以上抑圧することができ、しかもインタ
ーデジタルトランスデューサの一方のくし歯電極が上記
のような複数のくし歯電極に分割されているため表面波
装置の容量も効果的に低減される。よって、電気機械結
合係数やコストの点で有利なチタン酸ジルコン酸鉛系セ
ラミックス等の圧電セラミックを用いて高周波帯で使用
し得る表面波装置を提供することが可能となる。
記載の発明にかかる表面波装置の一実施例を示す平面図
及び断面図である。表面波装置11は、矩形の圧電基板
12上にくし歯電極13〜15を形成した構造を有す
る。くし歯電極13は、複数本の電極指13aを有し、
圧電基板12の端面12aから12bに到る領域に形成
されている。他方、くし歯電極14,15は、本発明の
第1,第2のくし歯電極に相当し、それぞれ、くし歯電
極13の電極指13aと間挿し合う複数本の電極指14
a,15aを有する。くし歯電極13〜15の各電極指
13a〜15aは、表面波の波長をλとしたときに、く
し歯電極13の両端の電極指がλ/8の幅とされている
ことを除いては、残りの電極指の幅は全てλ/4とされ
ており、かつ複数本の電極指間の間の間隙の幅もλ/4
とされている。
のように、一方のくし歯電極13の中央に配置された2
本の電極指13a1 ,13a2 が隣接配置されているた
め、図4に示すように、くし歯電極13を仮想的に接地
電位とし、くし歯電極14,15間に交流電圧を印加し
た場合、励起される表面波の震源の配置は、次の通りと
なる。すなわち、くし歯電極14,15の電極指の合計
をn1 本としたとき(電極14,15が左右対称のため
n1 は偶数になる)、表面波伝播方向に沿って、(n1
/2−1の数の震源)−(零震源)−(n1 /2−1の
数の震源)が配置されることになる。すなわち、上記く
し歯電極14,15が構成されている部分における震源
数(n1 /2−1)をaとしたとき、表面波伝播方向に
沿って(aの数の震源)−(零震源)−(aの数の震
源)が配置されることになる。
源が配置された構造の表面波装置11において、インタ
ーデジタルトランスデューサの電極指の対数Nが8.5
以上、45以下の範囲に選択され、それによって前述し
たように高次モードに起因するスプリアス振動が抑制さ
れる。これを、図5〜図7を参照して説明する。図1に
示した表面波装置11において、インターデジタルトラ
ンスデューサの電極指の対数N=4.5とした場合の減
衰量−周波数曲線を図5に、N=15.5とした場合の
減衰量−周波数曲線を図6に示す。
4.5の場合には、圧電基板12の長さで決まる2N±
n(nは偶数)の高次モードの周波数位置に、減衰極が
一致していない。例えば、図5の2N−2の周波数位置
から上方に延ばした仮想直線と減衰量−周波数曲線との
交点Bよりも減衰極が高周波数領域側に位置しているこ
とがわかる。言い換えれば、2N−2の高次モードにお
いて減衰量が20dB以下と小さいため、該2N−2モ
ードの共振がスプリアス振動として現れることがわか
る。同様に、2±nの他の高次モードにおいても点
B1 ,B2 ,B3 ,B 4 ,B5 が、減衰極とずれた周波
数位置に位置しており、従って、減衰量が20dB以下
と小さいことがわかる。
電極指の対数N=15.5の場合には、2N−2の周波
数位置から上方に延ばした仮想直線と減衰量−周波数曲
線とが交差する点Cが減衰極のほぼ近傍に位置されてい
る。従って、2N−2の周波数位置における減衰量が2
9dB以上と大きいことがわかる。同様に、他の高次モ
ードの周波数位置においても、点C1 〜C5 から明らか
なように減衰量が29dB以上と大きいことがわかる。
上記のように、表面波の高次モードに起因するスプリア
ス振動は、インターデジタルトランスデューサの電極指
の対数Nを変化させることにより抑圧し得ることがわか
る。そこで、本願発明者らは、電極指の対数Nを4.5
から15.5の範囲で変化させ、2N±2、2N±4及
び2N±6の高次モードの共振点の周波数位置における
減衰量を測定した。結果を、表1及び図7に示す。
a−零震源−震源数aの配置を有する2分割型のインタ
ーデジタルトランスデューサを有する表面波装置では、
電極指の対数Nが7.5から8.5に変わると、もっと
も大きなスプリアス振動を発生する2N±2の周波数位
置における減衰量が大きくなり、25dBを超えること
がわかった。従って、請求項1に記載の発明では、電極
指の対数Nは8.5以上とすることが必要であることが
わかる。
程高次モードに起因するスプリアス振動を抑圧し得る
が、N=45を超えると容量が増加し、2分割型のくし
歯電極を有するインターデジタルトランスデューサを構
成した場合の容量低減効果が失われてしまう。従って、
請求項1に記載の発明では、電極指の対数Nを8.5〜
45の範囲で選ぶことが必要であり、それによって容量
の低減を図りつつ、高次モードに起因するスプリアス振
動を効果的に抑制することができる。
装置を示す平面図である。表面波装置21は、矩形の圧
電基板22上にくし歯電極23,24,25を形成した
構造を有する。くし歯電極23の複数本の電極指23a
と、くし歯電極23と間挿し合うくし歯電極を2分割し
てなる第1,第2のくし歯電極24,25の複数本の電
極指24a,25aは交互に間挿し合うように配置され
ている。そして、第2の実施例では、くし歯電極24の
電極指24aのうちくし歯電極25側の端部に配置され
た電極指24a1 と、くし歯電極25のくし歯電極24
側の端部に位置された電極指25a1 とが4/λの間隙
を隔てて隣接配置されている。
は、くし歯電極23と、第1,第2のくし歯電極24,
25とで構成される震源の数をそれぞれaとしたとき、
表面波伝播方向に沿って、aの数の震源−電極指24a
1 と電極指25a1 とで構成される震源*−aの数の震
源が配置されることになる。震源*は、電極指24a 1
と電極指25a1 とにより構成されるものであるため、
くし歯電極24,25間に異なる極性の電圧を印加した
場合、残りの震源に比べて2倍の電圧が印加される震源
となる。第2の実施例の表面波装置21において、イン
ターデジタルトランスデューサの全電極指の対数Nを、
第1の実施例の場合と同様に、4.5〜15.5の範囲
で変化させ、スプリアスが発生する周波数位置である2
N±n(nは偶数)の高次モードの共振点における減衰
量を測定した。結果を表2及び図9に示す。
実施例の表面波装置21では、電極指の対数N=7.5
以上で減衰量が急激に増大し、2N±2,2N±4にお
いて25dBを超えることがわかる。従って、表面波伝
播方向に沿って震源数aの震源−震源*−震源数aの震
源が配置された表面波装置21では、電極指の対数Nを
7.5以上とすることが必要である。他方、第1の実施
例の場合と同様に、電極指の対数が45を超えると表面
波装置21の容量が増大し、分割タイプのくし歯電極を
形成した容量低減効果が損なわれる。よって、請求項2
に記載の発明では、電極指の対数Nは7.5〜45の範
囲とすることが必要である。
波装置31におけるインターデジタルトランスデューサ
の構造を説明するための模式的平面図である。本実施例
の表面波装置31では、図示しない矩形の圧電基板上
に、くし歯電極33〜36が形成されてインターデジタ
ルトランスデューサが構成されている。くし歯電極33
の複数本の電極指33aは、第1〜第3のくし歯電極3
4〜36の複数本の電極指34a,35a,36aと間
挿し合うように配置されている。また、くし歯電極33
の両端の電極指33a1 ,33a2 は、それぞれ、表面
波の波長をλとしたときに8/λの幅とされており、残
りの全電極指は4/λの幅とされている。また、全ての
電極指間の間隙の幅は4/λとされている。さらに、端
面反射型の表面波装置であるため、両端の電極指33a
1 ,33a2 は圧電基板の端縁に沿うように形成されて
いる。
極34〜36とくし歯電極33とで構成される震源の数
が、それぞれ、等しくされており、この震源数をbとす
る。また、くし歯電極33と第1のくし歯電極34とで
構成される震源と、くし歯電極33と第2のくし歯電極
35とで構成される震源との間には電極指33a3 及び
33a4 とで構成される零震源が配置されている。同様
に、くし歯電極35,36間にも電極指33a5 ,33
a6 で構成される零震源が配置されている。よって、表
面波伝播方向に沿って、bの震源数の震源−零震源−b
の震源数の震源−零震源−bの震源数の震源が配置され
ることになる。表面波装置31においても、上記のよう
にくし歯電極33と間挿し合う他方のくし歯電極が、第
1〜第3のくし歯電極34〜36に分割されているた
め、表面波装置の容量が効果的に低減される。そして、
上記表面波装置31において、電極指の対数Nを4から
11.5の範囲で変化させて2N±n(nは偶数)の高
次モードの共振点の周波数位置における減衰量を測定し
た。結果を表3及び図11に示す。
指の対数Nを7.0以上とすることにより、もっとも大き
なスプリアス振動である2N±2の周波数位置に現れる
スプリアス振動を24dB以上抑圧し得ることがわか
る。従って、第3の実施例では、電極指の対数Nを7.0
以上とすることが必要である。他方、表面波装置31に
おいて電極指の対数Nが60を超えると容量が大きくな
り、3分割型のくし歯電極を用いた容量低減効果が損な
われる。従って、請求項3に記載の発明では、電極指の
対数Nを7.0〜60の範囲とすることが必要である。
波装置41のインターデジタルトランスデューサの構造
を示す模式的平面図である。図示しない矩形の圧電基板
上に、くし歯電極43及び第1〜第3のくし歯電極44
〜46が形成されている。くし歯電極43の複数本の電
極指43aは、くし歯電極44〜46のそれぞれの複数
本の電極指44a〜46aと互いに間挿し合うように配
置されている。第4の実施例の表面波装置41では、第
1のくし歯電極44の内側端の電極指44a1 と、第2
のくし歯電極45の第1のくし歯電極44側の端部の電
極指45a1 とが4/λの間隙を隔てて隣接配置されて
いる。同様に、第2のくし歯電極45の第3のくし歯電
極46側の端部に配置された電極指45a2 と、第3の
くし歯電極46の内側端の電極指46a1 とが4/λの
幅の間隙を隔てて配置されている。
電極指45a2 ,46a1 間の震源では、それぞれ残り
の電極指で構成されている震源に比べて2倍の電圧が印
加される。この電極指44a1 ,45a1 間及び45a
2 ,46a1 間で構成される震源を震源*とし、第1〜
第3のくし歯電極44〜46のそれぞれがくし歯電極4
3と震源数bの震源を構成しているとすると、本実施例
の表面波装置41では、表面波伝播方向に沿ってbの震
源数の震源−震源*−bの震源数の震源−震源*−bの
震源数の震源が配置されていることになる。第4の実施
例の表面波装置41において、電極指の対数Nを4から
11.5の範囲で変化させて、2N±n(nは偶数)の
共振点の周波数位置における減衰量を測定した。結果を
表4及び図13に示す。
指の対数N=7.0以上において、もっとも大きなスプ
リアス振動となる2N±2の周波数位置における減衰量
が24dBを超えることがわかる。他方、第4の実施例
においても、電極指の対数Nが60を超えると容量が増
大し、一方のくし歯電極を第1〜第3のくし歯電極34
〜36に分割したことによる容量低減効果が損なわれ
る。よって、電極指の対数Nは、7.0〜60の範囲と
することが必要であることがわかる。
載の発明にかかる実施例の表面波装置を説明するための
平面図及びB−B線に沿う断面図。
波数特性を示す図。
ジタルトランスデューサを説明するための模式的平面
図。
数特性を示す図。
波数特性を示す図。
せた場合の減衰量の変化を示す図。
面図。
せた場合の減衰量の変化を示す図。
ルトランスデューサの構造を示す図。
せた場合の減衰量の変化を示す図。
デジタルトランスデューサの構造を示す模式的平面図。
させた場合の減衰量の変化を示す図。
Claims (4)
- 【請求項1】 SHタイプの表面波を利用した端面反射
型の表面波装置であって、 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成されており、互いに間挿し合う複
数の電極指を有する一対のくし歯電極よりなるインター
デジタルトランスデューサとを備え、 表面波伝播方向において、零震源を中心としてその両側
に震源数aの複数の震源が配置されるように、前記イン
ターデジタルトランスデューサの一方のくし歯電極が、
互いに接続されていない第1,第2のくし歯電極に分割
されており、かつ 前記インターデジタルトランスデュ
ーサの電極指の対数Nが8.5以上、45以下の範囲に
あることを特徴とする、表面波装置。 - 【請求項2】 SHタイプの表面波を利用した端面反射
型の表面波装置であって、 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成されており、互いに間挿し合う複
数の電極指を有する一対のくし歯電極よりなるインター
デジタルトランスデューサとを備え、 表面波伝播方向において、残りの震源の2倍の電圧が印
加される震源*を中心として、その両側に震源数aの複
数の震源が配置されるように、前記インターデジタルト
ランスデューサの一方のくし歯電極が、互いに接続され
ていない第1,第2のくし歯電極に分割されており、か
つ前記インターデジタルトランスデューサの電極指の対
数Nが7.5以上、45以下の範囲にあることを特徴と
する、表面波装置。 - 【請求項3】 SHタイプの表面波を利用した端面反射
型の表面波装置であって、 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成されており、互いに間挿し合う複
数本の電極指を有する一対のくし歯電極よりなるインタ
ーデジタルトランスデューサとを備え、 表面波伝播方向において、震源数bの複数の震源を中心
として、その両側に零震源を挟んで震源数bの複数の震
源が配置されるように、前記インターデジタルトランス
デューサのくし歯電極の一方が、互いに接続されていな
い第1〜第3のくし歯電極を有するように3分割されて
おり、かつ前記インターデジタルトランスデューサの電
極指の対数Nが7.0以上、60以下にあることを特徴
とする、表面波装置。 - 【請求項4】 SHタイプの表面波を利用した端面反射
型の表面波装置であって、 圧電基板と、 前記圧電基板上に形成されており、互いに間挿し合う複
数の電極指を有する一対のくし歯電極よりなるインター
デジタルトランスデューサとを備え、 表面波伝播方向において、震源数bの複数の震源を中心
として、その両側に震源数bの各震源の2倍の電圧が印
加される震源*を挟んで震源数bの複数の震源が配置さ
れるように、前記インターデジタルトランスデューサの
一方のくし歯電極が、互いに接続されていない第1〜第
3のくし歯電極を有するように分割されており、かつ前
記インターデジタルトランスデューサの電極指の対数N
が7.0以上、60以下の範囲にあることを特徴とす
る、表面波装置。
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-
1992
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