JPH01222994A - レーザーマーキング用材料とマーキング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーデ−光を利用してマーキングされるのに好
適な材料とこの材料を用吟たマーキング方法に関し、例
えば電気・電子部品、ケース及び製品等の物品の表面に
マークを表示するのに有効な材料と方法に閣する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕従来、
半導体、抵抗体、コンデンサー、リレー、スイ、テ等の
電気・電子部品、各種電気製品等の物品の表面への文字
・記号等のマーキングは、熱硬化梨または紫外線硬化塁
のマーキンゲイフキを用いた印刷によシ行われている。

この方法では微細部品へのマーキングの困難さ、印刷品
質の維持・管理の煩雑さなどの問題がある。また、最近
部品等の物品の表面に直接レーザー茜を照射し、表面の
一部分を蒸発或は熱分解によシ消失させるレーデ−マー
キング方法が行われている。しかし、マーキングされる
物品の材質は種々あり、材質によシ鮮明なマーキングが
出来ないという欠点がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは、上記マーキングの欠点を解消すべく鋭意
検討をおこなりた結果、含リン酸無機物を含有する材料
からなる物品の表面にレーデ−光を照射したとき、照射
部分と未照射部分で明瞭なコントラストが見られ、鮮明
なマーキングとなることを見い出し、本発明を完成する
に至った。

すなわち、本発明は、含リン酸無機物を含有してなるこ
とを特徴とするレーデ−マーキング用材料、及びこの材
料からなる物品の表面にレーデ−光を照射してマーク表
示させることを特徴とするマーキング方法を提供するも
のである。

本発明で用いる含リン酸無機物としては、例えばリン酸
亜鉛、リン酸アルミニウム、リンｆｉｌマンガン、リン
ｔＲ２７ンガン、りン酸３マンガン、リン酸ｌマグネジ
９ム、す／酸２マグネシウム、す／ｒＲ３マグネシウム
、リン酸第２鉄、す／酸第２銅、リン酸チタン、リン酸
コバルト、リン酸１ナトリウム、リン酸２ナトリクム、
リン酸３ナトリウム、リン酸ｌカルシウム、リン［２カ
ルシウム、リン酸２カリウム、リンｒＲゾルコニル、リ
ン酸ストロンチウム、す／酸ｌカリウム、リン酸２カリ
ウム、リン酸３カリウム、リン酸クロム、リン酸カドミ
ウム、リン酸鉛、リン酸二、ケル、リン酸ｌバリウム、
リン［２バリウム、リン酸２カリウム、リン酸リチウム
、リン酸マンガンアンモニウム、リン酸２アンモニウム
、リン酸２アンモニウム、リン酸３アンモニウム、メタ
リン酸アルミニウム、メタリン酸カリウム、メタリン酸
ナトリウム、メタリン酸リチウム、メタリンｔＩ！Ｉ給
、メタリン酸バリウム、メタリン酸カルシウム、メタリ
ン酸スズ、リン酸系ガラス、ボーンブラック等が挙げら
れる。また、これらの無機物は結晶水を含んでいてもよ
い。

本発明のマーキング用材料としては、含リン酸無機物を
含有しているものであればよく、例えば含リン酸無機物
含有の成形材料や塗装材料等が挙げられ、なかでも透明
性及び発色性の良好な塗装材料が得られる点でリン酸系
ガラス及び無水り／戚アンモニウム：ｂ）好ましく、特
に透明性及び発色性に優れる点でリン酸系ガラスが好ま
しい。

含リン酸無機物の含有量は、本発明のレーデ−マーキン
グ材料からなる物品、例えば成形材料を成形してなる成
形品、塗装材料を塗布、硬化させてなる塗膜中の含リン
酸無機物の含有量が５〜８０重量％、好ましくは１５〜
６０５〜６０重量％範囲であシ、含有量が５重量％未満
では明瞭なコントラストが得られず、また８０重量％を
超えて加えた場合には成形物あるいは塗装物としての物
性が著しく損なわれるのでそれぞれ好ましくない。

成形材料に用いるマトリックス材料としでは、特にその
種類を限定されるものではないが、押出成形、トランス
ファー成形、射出成形、′プロー成形、注型成形、プレ
ス成形等が可能な熱可塑性樹脂、例えばポリオレフィン
樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹
脂、ぼりエチレンテレフタレート樹脂、ポリッチレンテ
レ７タレート樹脂、４リカーゴネート樹脂、ポリアセタ
ール樹脂、ポリフェニレンサルファイドｗ脂１．ｔｒリ
アミド樹脂、ポリイミド樹脂、およびこれら６共重合体
等、熱硬化性樹脂、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹
脂、エリア樹脂、メラミン樹脂ｓ　’Ｉ’　！Ｊエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ウレ
タン樹脂、アニリン樹脂、フラン樹脂、ポリイミド樹脂
、シリコン樹脂、およびこれらの共重合体等が挙げられ
る。

また、塗装材料に用いるマド１７　、クス材料としては
、／ＩＩ！ＰＫその種類を限定されるものではないが、
刷毛塗シ、スグレー塗装、浸−塗装、ロールコート、静
電塗装、粉体塗装、帳写、印刷等が可ｎ巨な上記と同様
の熱硬化性樹脂、及び紫外縁硬化性街脂、電子機硬化性
樹脂等が挙げられるン同、成形物材料及び塗装材料に用
いられる樹脂には必要に応じて添加剤等゛を加えること
が出来、添加剤としては、例えば硬化剤、架橋剤、光開
始剤、分散剤、流動性調節剤；離屋痢、充填剤、瘉燃剤
、滑剤、安定剤、酸化防止剤、着色剤等、通常の樹脂成
形あるいは樹脂塗装で用いられる材料がいずれも挙げら
れる。

本発明では、含リン酸無機物を含んだ上記本発明の材料
によシなる樹脂成形物あるいは樹脂塗装物の表面にマス
クを介して適当な強度を有するし−デー光を照射するこ
とで鮮明なマーキングが得られる。

本発明のマーキング方法で用いるレーザーとしては、な
かでも炭酸ガスレーデ−が好ましい。

〔実施例〕

以下に実施例及び比較例を示して本発明を更に具体的に
説明する。同、例中の部はいずれも重量部である。

実施例１ ビスフェノールＦ型エポキシ樹脂　　　　　３６部〔大
日本インキ化学工業（株）ｌｌ！ エビクロン８３０．エポキシｆｉｔ１８０）酸無水物系
硬化剤　　　　　　　　　　　　３１部〔同上社製エピ
クロンＢ−５７０１ 酸無水物当量１６６〕 硬化促進剤（ベンジルジメチルアミン）０．７部リン酸
亜鉛粉末　　　　　　　　　　２部８部着色剤（コバル
トブルー）３．５部 上記配合のエポキシ樹脂組成物を３本ロールで均一に混
合して成形材料を得、これを２枚のガラス板の間に５霞
厚に注型した後、８０℃で５時間及び１６０℃で５時間
の条件で硬化させ青色の試験片を得た。次いで、この試
験片にＴＥＡ炭ｒＲｊｆスレーザーを用い、所定のマス
クを介して約１μ秒間レーデー光を照射した。試験片表
面には、白色の鮮明なマーキングが得られた。

比較例１ リン酸亜鉛粉末の添加を省略した以外は実施例１と同様
にして青色試験片を作成し、同様にして試験片表面にレ
ーザー光を照射した。しかし、実施例１とは異なシ鮮明
なマーキングは得られなかった。

実施例２ 光開始剤（α−ヒドロキシイソブチルフェノン）　　　
　　　　３．２部リン系ガラスフリ、　）　　　　　　
　　　　　３０．３部着色剤（コバルトブルー）　　　
　　　　　２　部上記配合の組成物をう２ミキサーで均
一に混合して塗装材料を得、これをガラス板上にパーコ
ーターで７０μｍ厚に塗装した後、高圧水銀灯で紫外線
照射して硬化させ、青色の試験片を得た。次いで、実施
例１と同様にしてレーデ−光を照射したところ、鮮明な
白色のマーキングが得られた。

実施例３ ＰＥＧ６００シアクリレート　　　　　　　　　　　　
　　　　　　８０部光開始剤（α−ヒ部キシイソｆｆＡ
グエノン）　　　　　　　４部リン酸マンガンアンモニ
ウム（マンガン紫）　　　　　　　　　１６７１上記配
合の組成物をう？ミキサーで均一に混合して塗装材料を
得、これをガラス板上にパーコーターで７０μｍ厚に塗
装した後、高圧水銀灯で紫外婦照射して硬化させ、紫色
の試験片を得た。次いで、実施例１と同様にしてレーデ
−光を照射したところ、やや不鮮明ながら白色のマーキ
ングが得られた。

比較例２ ＰＥＧ６００　　シアクリレート　　　　　　　　　　
　　　　　　　　９３部ａ始剤（α−ヒドロキシインブ
チルフェノン）　　　　　　３部リン酸マンガンアンモ
ニウム（マンガン紫）　　　　　　　　　　４ｆｆｆｌ
上記配合の組成物を用いた以外は実施例３と同様にして
塗装材料を得、塗装後、紫外線硬化させて紫色の試験片
を得た。次いで、実施例１と同様にしてレーザー光を照
射したところ、鮮明なマーキングは得られなかった。

実施例４ ＭＩ　２００Ｖｍ１ｎ〕 無水リン改カルシウム　　　　　　　　　　　　　４２
部着色材（紺青）１．４部 分散剤（ステアリン醒亜鉛）０．６部 上記配合の組成物を東洋精機（株）製う？プラストミル
を用い１４０℃で十分混練して成形材料を得、これを加
熱プレス機を用いてｌ■厚のシートに成形し、冷却し青
色の試験片を得た。次いで、実施例１と同様にしてレー
ザー光を照射したところ、鮮明な白色のマーキングが得
られた。

比較例３ リン酸２マグネシウムの添加を省略した以外は実施例４
と同様にして青色の試験片を得た６次いで、実施例１と
同様にしてレーデ−党を照射したところ、鮮明なマニキ
ングは得られなかった。

実施例５〜７ ＰＥＧ６００ジアクリレート　　　　　　　　　　　　
　　　　６４５部光開始剤（α−ヒドロキシイソブチル
フェノン）３．２部第１表に示す含すン酸無堕物　　　
　　　　　　３・ｚ３部上記配合の組成物を２２ミキサ
ーで均一に混合して塗装材料を得、これをガラス板上に
パーコーターで７０μｍ厚に塗装した後、高圧水銀灯で
紫外線照射して硬化させ、透明〜白濁した試験片を得た
。次いで、実施例１と同様にしてレーデ−光を照射して
白色のマーキングを得、発色性及び透明性について下記
の基準で評価した。結果をｍ１表に示す。

◎：特に良好 ０：良好 Δ：やや不良 ×：不良 第　　１　　表 〔発明の効果〕 本発明のレーデ−マーキング用材料からなる物品の表面
にレーデ−光を照射すると容易に鮮明なマーキングがで
きるという効果がある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、含リン酸無機物を含有してなることを特徴とするレ
   ーザーマーキング用材料。 ２、塗装材料である請求項１記載の材料。 ３、含リン酸無機物がリン酸系ガラス及び無水リン酸ア
   ルミニウムから選ばれる１種以上の含リン酸無機物であ
   る請求項２記載の材料。 ４、含リン酸無機物を含有してなる材料からなる物品の
   表面にレーザー光を照射してマーク表示させることを特
   徴とするマーキング方法。 ５、含リン酸無機物を含有してなる材料が塗装材料であ
   る請求項４記載のマーキング方法。 ６、含リン酸無機物がリン酸系ガラス及び無水リン酸ア
   ルミニウムから選ばれる１種以上の含リン酸無機物であ
   る請求項５記載のマーキング方法。