JPH01216798A - プリント板の組立方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 表面実装部品を搭載したプリント板の組立方法に関し、 プリント板組立の際に信頼性の低下がないことを目的と
し、 一定の大きさのプリント板材からその周辺部を枠状に残
して製品用基板をプレスで打抜いた後、該製品用基板を
前記枠状のプリント板材の抜き穴に圧入し、その状態で
部品の搭載、半田付は等の工程を経た後、枠状のプリン
ト板材から製品用基板を分離するプリント板の組立方法
において、上記製品用基板を枠状のプリント板材から分
離する際は、複数個のクツション材受け台をフレームに
位置調整可能に設けた受け部と、複数個の押圧ピンをフ
レームに位置調整可能に設けた押圧部とを具備した治具
を用意してプレス機にセットし、該治具の受け部の受け
台の位置を調整して、枠状のプリント板材の製品用基板
の外形コーナー部に対向する位置を支承すると共に、押
圧部の押圧ピンの位置を調整し、製品用基板の外形コー
ナー部を押圧して該製品用基板を枠状のプリント板材か
ら分離するように構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、表面実装部品を搭載したプリント板の組立方
法に関する。

〔従来の技術〕

従来のプリント板の組立方法の１つに「多面取り」とい
われる方法がある。これは第３図及び第４図に示すよう
に一定の大きさのプリント板材ｌに１個以上の製品用基
板２を打ち抜いた後、残った枠状のプリント板材１に製
品用基板２を圧入して戻し、摩擦力で支持させ、その状
態で製品用基板２への部品の搭載、半田付は等を行なっ
たのち、第５図のようにプリント板材ｒから製品用基板
２を押し出して分離する方法である。この方法は第３図
に示すように製品用基板２の形状がａ図の場合とｂ図の
場合の様に異なっていても、部品の搭載とか半田付けを
行なうときは、外形がもとのプリント板材ｌの大きさで
あるので、部品搭載、半田付は等の自動機を製品用基板
２に合わせて調整する必要がなく、同一条件でできるの
で作業の効率化が図れる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来のプリント板の組立方法では、搭載する部品が
リード付きであり、そのリードをプリント板のスルーホ
ールに挿入して半田付けされている場合には第５図に示
すように製品用基板２をプリント板材１から押し出すと
きに変形しても、半田付けに対して悪影響はないが、搭
載部品が表面実装（スルーホールを用いずプリント板に
形成されたパッドに半田付けされる）部品であるときは
、曲げによる応力のため半田接合部にクラックが入り信
頼性を低下させるという問題があった。

本発明は、上記問題点に鑑み、プリント板組立の際に信
頼性の低下がない表面実装部品を搭載したプリント板の
組立方法を徒供することを目的とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、一定の大きさのプリント板材１０からその
周辺部を枠状に残して製品用基板ｌｌをプレスで打抜い
た後、該製品用基板１１を前記の残った枠状のプリント
板材ｌＯ′の抜き穴に圧入し、その状態で部品１２の搭
載、半田付は等の工程を経た後、該製品用基板１１を枠
状のプリント板材１０’から分離するプリント板の組立
方法において、上記製品用基板１１を枠状のプリント板
材１０゛より分離する際は、複数個のクッシ目ン材受け
台１９をフレーム１５．１８に位置調整可能に設けた受
け部１３と、複数個の押圧ピン２９をフレーム２７゜２
８に位置調整可能に設けた押圧部１４とを具備した治具
を用意してプレス機にセットし、該治具の受け部１３の
受け台１９の位置を調整して、枠状のプリント板材１０
’の製品用基板１１の外形コーナー部に対向する位置を
支承すると共に、押圧部１４の押圧ピン２９の位置を調
整し、製品用基板１１の外形コーナー部を押圧して該製
品用基板１１を枠状のプリント板材１０”から分離する
ことを特徴とするプリント板の組立方法によって達成さ
れる。

〔作　用〕

プリント板材１０から打抜いた製品用基板１１ををもと
の打抜穴に戻し、その状態で部品の搭載。

半田付けを行なった後、残った枠状のプリント板材ｌＯ
°から分離するとき、該プリント板材の製品用基板１１
のコーナー部に対向する位置を支承することができる受
け台１９で受け、製品用基板１１のコーナー部を押圧す
ることができる押圧ピン２９で押し抜（ことにより、製
品用基板１１に曲げ応力を発生させずに分離することが
でき、半田接合部のキレッ等による信幀性の低下を防止
することができる。

〔実施例〕

第１図は本発明の詳細な説明するための図である。

本実施例のプリント板の組立方法は、一定の大きさのプ
リント板材１０から、該プリント板材の周囲を枠状に残
して製品用基板１１を打抜いた後、該製品用基板１１を
元の打抜穴に圧入して戻し、その状態で部品１２の搭載
半田付けを行なうことは従来と同様である。

本発明の要点は、上記のように残った枠状のプリント板
材１０”に圧入された製品用基板１１を該プリント板材
１０°から分離するために受け部１３と押圧部１４とか
らなる治具を用いることである。

治具の受け部１３は、平面形状がコの字形をなし、その
各辺にスリット１６が設けられたコ字状フレーム１５と
、該コ字状フレーム１５の対向する２辺にねじ１７で適
宜の位置に固定できる直線状のフレーム１８と、４個の
クッション付受け台１９とを具備して構成されている。

この４個のクッション付受け台１９は、そのうちの２個
がフレーム１５の底辺部とフレーム１８のそれぞれ一端
に固定され、残りの２個がフレーム１５の底辺部のスリ
ット１６と、フレーム１日に設けられたスリット２０に
それぞれ移動可能に取付けられている。またこのクツシ
ョン材受け台１９にはそのコーナー内側にゴム等の弾性
体のクツション材２１が設けられ、さらに対角に位置す
る２個の受け台１９にはプリント板材１０に設けられた
位置決め孔１０ａに対向して位置決めピン２２が設けら
れている。またコ字状フレーム１５の対角位置には押圧
部１４に設けられたガイドピン２３．２４をガイドする
ガイド孔２５．２６が設けられている。なお受け台１９
のクツション材２１は場合により設けなくとも良い。

また押圧部１４は受け部と同様なコ字状フレーム２７と
直線状フレーム２８と４個の押圧ピン２９とから構成さ
れている。この押圧ピン２９のうち２個はフレーム２７
．２８に固定され、残りの２個はフレーム２７の底辺部
に設けられたスリット３０と、フレーム２８に設けられ
たスリット３１に移動可能に取付けられている。

このように構成された治具は、その受け部１３の直線状
フレーム１８の位置及びクツション材受け台１９の位置
と、押圧部１４の直線状フレーム２８の位置及び押圧ピ
ン２９の位置を分離する製品用基板１１に合わせて調整
した後、第２図ａに示すようにクツション材受け台１９
の上に、製品用基板１１が圧入されたプリント板材１０
を載置し、位置決め孔１０ａと位置決めピン２２により
位置決めしたのち、第２図すに示すように押圧部１４に
より押圧すれば製品用基板１１をプリント板材１０°か
ら分離することができる。この際クツション材２１は分
離したときのショックを吸収する。なお押圧部１４の押
圧は通常のプレス機を用いて行なうことができる。

以上の本実施例によれば製品用基板１１はそのコーナー
部でのみ押圧されるため、中央部を押圧するよりも歪が
少なくなる。従って半田接合部に生ずる応力も少なくな
り、核部のキレッ発生は防止される。

〔発明の効果〕

以上説明した様に本発明によれば、プリント板材から打
抜いた基板を元の打抜き穴に戻して部品の搭載、半田付
は等を行なった後、基板を分離するプリント板の組立方
法において、その基板分離時に部品や半田接合部に与え
る応力が少なくなるので半田接合部のキレッ等による信
輔性の低下を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の詳細な説明するための図、 第３図及び第４図は従来のプリント板の組立方法を説明
するための図、 第５図は従来のプリント板組立方法における製品用基板
の分離方法を示す図である。 図において、 １０はプリント板材、 １１は製品用基板、 １２は部品、 １３は受け部、 １４は押圧部、 １５、２７はコ字状フレーム、 １６、２０．３０．３１はスリット、 １８、２８は直線状フレーム、 １９はクツション材受け台、 ２１はクツション材、 ２２は位置決めピン、 ２３、２４はガイドピン、 ２５、２６はガイド孔、 ２９は押圧ピン を示す。 本発明の詳細な説明するための図 第２図 １０・・・プリント板材 １３・・・受け部 １４・・・押圧部 ２２・・・位置決めピン ２３．２４・・・ガイドピン ２５．２６・・・ガイド孔 ２９°°°押圧ピン 本発明の詳細な説明するための図 ′１Ｉ１１図 （ａ）　　　　　　　　　　　　　　　（ｂ）従来のプ
リント板の組立方法を説明するための図′ｌ１１３図 第４１ｇ 従来のプリント板の組立方法におけ る製品用基板の分離方法を示す図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．一定の大きさのプリント板材（１０）からその周辺
   部を枠状に残して製品用基板（１１）をプレスで打抜い
   た後、該製品用基板（１１）を前記枠状のプリント板材
   （１０’）の抜き穴に圧入し、その状態で部品（１２）
   の搭載，半田付け等の工程を経た後、該製品用基板（１
   １）を枠状のプリント板材（１０’）から分離するプリ
   ント板の組立方法において、 上記製品用基板（１１）を枠状のプリント板材（１０’
   ）より分離する際は、 複数個のクッション付受け台（１９）をフレーム（１５
   ，１８）に位置調整可能に設けた受け部（１３）と、複
   数個の押圧ピン（２９）をフレーム（２７，２８）に位
   置調整可能に設けた押圧部（１４）とを具備した治具を
   用意してプレス機にセットし、 該治具の受け部（１３）の受け台（１９）の位置を調整
   して、枠状のプリント板材（１０’）の製品用基板（１
   １）の外形コーナー部に対向する位置を支承すると共に
   、押圧部（１４）の押圧ピン（２９）の位置を調整し、
   製品用基板（１１）の外形コーナー部を押圧して該製品
   用基板（１１）を枠状のプリント板材（１０’）から分
   離することを 特徴とするプリント板の組立方法。