JPH01208137A - 印刷機用インキ練りローラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は印刷機にインキを均一に供給するための印刷イ
ンキ供給装置において、特にインキ着はローラーに接触
しながら横振回転する横転ローラーにリニアモーターを
設けて成る印刷機用インキ練りローラーに関する。

［従来の技術］ 一般に印刷機では、ローラー回転方向に供給されるイン
キの供給量が、印刷幅方向（ローラー軸方向）において
明確に相違する場合、印刷幅方向のインキ膜厚の差がそ
のまま印刷版にインキ供給量の差となって現われ、しか
もインキ着はローラー上のインキ残量が非画線領域に応
じた偏位状態を呈しながら印刷版に供給されるため、印
刷物の印刷幅方向において、特にベタ濃度画線領域にイ
ンキ濃淡差（これを、通常ゴースト現象と称している）
が発生する。

ところで、従来の印刷機におけるインキ供給は第４図に
示すように、インキむけローラー１に横転ローラー２を
接触させなからｔ黄振回転させ、印刷版３に対するイン
キ供給を均一にすべく動作機構が備えられている。しか
しながら、この種の動作機構には、上述のインキ濃淡差
を除去するような効果は期待できない。さらに、この種
の動作機（ｔにおける横転ローラー２は、印刷機の回転
速度（印刷速度）に関係なく単独で振り速度および振り
幅を調整する機能は備えておらず、振り幅は一定で周期
も印刷機の回転に依存している。なお、図中４はブラン
ケット、５は圧胴、６は印刷紙を示すものである。

［発明が解決しようとする課題］ 従って、印刷機の回転速度等が変化したような場合には
、印刷機の印刷版３に対して、インキを均一に供給する
ことが不可能となる。

本発明は上述のような問題を解決するために成されたも
ので、印刷機の回転速度等が変化した場合でも、印刷機
の印刷版に対するインキ供給を均一化し、印刷物の印刷
幅方向に発生するインキの濃淡差を除去することが可能
な印刷機用インキ練りローラーを提供することを目的と
する。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明では、印刷機にイン
キを供給するための印刷インキ供給装置に用いられるイ
ンキ練りローラーを、インキ着はローラーに接触しなか
ら横転回転する横転ローラーにリニアモーターを設けて
構成し、印刷機による印刷状態に応じて、リニアモータ
ーに通電するパルス電流の周期および位相を可変するよ
うにしている。

〔作用コ 従って、本発明の印刷機用インキ練りローラーにおいて
は、横転ローラーに設けたリニアモーターに通電するパ
ルス電流の周期および位相を印刷状態に応じて可変する
ことにより、その移動速度および移動方向が変化し、横
転ローラーを適宜なる振り速度および振り幅に調整する
ことが可能となる。

［実施例］ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第３図は、本発明の印刷機用インキ練りローラーを適用
した印刷インキ供給装置を示す側面図であり、第４図と
同一部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここ
では異なる部分についてのみ述べる。すなわち第３図で
は、インキむけローラー１に接触しなから横転回転する
横転ローラー７を設け、さらにこの横転ローラー７にリ
ニアモーターを設けて印刷機用インキ練りローラーを構
成している。

第１図（ａ）（ｂ）は、同印刷機用インキ練りローラー
の！７４成例を示す側面図および正面断面図である。第
１図（ａ）（ｂ）において、横転ローラー７はローラー
軸８に対し、その間のベアリング９によって自在に回転
する。この横転ローラー７の内部には、０工動子となる
有歯形鉄心１０が設けられており、さらにこの有歯形鉄
心１０とローラー軸８との間にはギャップが設けられて
いる。

また、軸部には固定子となる永久磁石１１および磁極鉄
心１２が設けられており、この磁極鉄心１２には通電用
のコイル１３Ａ、１３Ｂが図示のように巻回されている
。なお、１４は各コイル１３Ａ、１３Ｂから導出された
通電用の端子である。

かかる構成の印刷機用インキ練りローラーにおいては、
磁極鉄心１２に巻回されたコイル１３Ａ。

１３Ｂに、端子１４を通してパルス電流を通電すること
によって電磁束が得られ、この電磁束とギャップ内に発
生するバイアス磁束との相互作用により、ギャップ内に
大小の吸引力が発生する。

以下、この動作原理について、第２図（ａ）〜（ｄ）に
示す概念図を用いて説明する。

いま、永久磁石１１によって発生するバイアス磁束ヲ（
Ｄｔａ　、　コイル１３Ａ、　　１３Ａ、　　１３Ｂ。

１３Ｂによって発生する電磁束をΦｅとする。第２図（
ａ）では、コイル１３Ｂ、１３百にパルス電流を通電し
た状態で、磁極鉄心ＢではΦｍ＋Φｅとなり、強い吸引
力が働いて図示位置の歯が対向するが、磁極鉄心Ｂでは
打ち消される方向となる。また、磁極鉄心Ａ、ＡではΦ
ｍは２分割される。

次に第２図（ｂ）では、コイル１３Ａ、１３Ａにパルス
電流を通電することにより、磁極鉄心ＢではΦｔｓ＋ｃ
ｐｅとなり、第２図（ａ）と同様な作用１によって磁極
鉄心ＡでΦＩ＋ΦＣとなり、磁極鉄心Ａの歯が白゛歯形
鉄心１０の歯と対向する。同図（ａ）と同図（ｂ）では
、図示のように有歯形鉄心１０の歯ピッチＰに対して、
１／４Ｐだけ可動子である有歯形鉄心１０が移動したこ
とになる。

次に、第２図（ｂ）と（Ｃ）では１／４Ｐだけ、第２図
（Ｃ）と（ｄ）でも１／４Ｐだけ、可動子である有歯形
鉄心１０がそれぞれ移動する。よって、第２図（ａ）〜
（ｄ）の４モードで歯ピ・ノチＰだけ、可動子である有
歯形鉄心１０が移動することになる。一方、コイル（Ａ
、Ａ）相、コイル（Ｂ、百）相は電気的に９０’位置と
なり、２相状態を示す。従って、１パルス電流入力で対
応する（４　ｍ形鉄心１０の移動距ｉｔｌ！（ステ・ツ
ブ距Ｍ）は、有歯形鉄心１０の歯ピッチＰによって決ま
る。

上述したように、本実施例の印刷機用インキ練りローラ
ーでは、横転ローラー７に設けたリニアモーターに通電
するパルス電流の周期および位相を印刷状態に応じて可
変することにより、その移動速度および移動方向を変化
させることができ、これにより横転ローラー７は単独に
適宜なる振り速度および振り幅に調整することが可能と
なる。

このため、ローラー軸８に対する横転ローラー７の措振
り位相を調整し、インキ告はローラー１上の幅方向（軸
方向）に対して偏位しているインキ皮膜を均一に広げる
ことがｉ＋Ｊ能となり、さらに横転ローラー７の振り幅
を拡大すれば、インキ皮膜は拡張される方向に進行し、
横転ローラー７の１黄振り周期を印刷版３の回転周期に
対して相対的に短くすることによっても、幅方向および
回転方向のインキ皮膜をより一層均−化することが可能
となる。従って、印刷機の回転速度（印刷速度）等が変
化した場合でも、印刷機の印刷版３に対するインキ供給
を均一化し、印刷物の印刷幅方向に発生するインキの濃
淡差を除去することが可能となる。

なおここで、リニアモーターに通電するパルス電流の周
期および位相を可変する場合の印刷状態としては、例え
ば印刷濃淡のアンバランス、単位面積当りに必要なイン
キ量、回転速度（印刷速度）、インキの粘度等が考えら
れる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、インキ石はローラ
ーに接触しなから横転回転する横転ローラーにリニアモ
ーターを設けて構成し、印刷機による印刷状態に応じて
、リニアモーターに通電するパルス電流の周期および位
相を可変するようにしたので、印刷機の回転速度等が変
化した場合でも、印刷機の印刷版に対するインキ供給を
均一化し、印刷物の印刷幅方向に発生するインキの濃淡
差を除去することが可能な印刷機用インキ練りローラー
が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）（ｂ）は本発明による印刷機用インキ練り
ローラーの一実施例を示す側面図および正面断面図、第
２図（ａ）〜（ｄ）は同実施例における動作原理を説明
するための概念図、第３図は同実施例の印刷機用インキ
練りローラーを適用した印刷インキ供給装置を示す側面
図、第４図は従来の印刷インキ供給装置を示す側面図で
ある。 １・・・インキ着はローラー、２・・・横転ローラー、
３・・・印刷版、４・・・ブランケット、５・・・圧ｌ
１１６・・・印刷紙、７・・・横転ローラー、８・・・
ローラー軸、９・・・ベアリング、１０・・・有歯形鉄
心、１１・・・永久磁石、１２・・・磁極鉄心、１３Ａ
、１３Ｂ・・・コイル、１４・・・端子。 出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦６ｍ （ａ） （ｂ） （ｃ） 第２図 第３ＵＩ！Ｊ　　　　　第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 印刷機にインキを供給するための印刷インキ供給装置に
   用いられるインキ練りローラーにおいて、 インキ着けローラーに接触しながら横振回転する横転ロ
   ーラーにリニアモーターを設けて成り、印刷機による印
   刷状態に応じて、前記リニアモーターに通電するパルス
   電流の周期および位相を可変するようにしたことを特徴
   とする印刷機用インキ練りローラー。