JPH01187089A - パルミトレイン酸及びそのグリセライドの製造方法 - Google Patents

パルミトレイン酸及びそのグリセライドの製造方法

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JPH01187089A
JPH01187089A JP62115391A JP11539187A JPH01187089A JP H01187089 A JPH01187089 A JP H01187089A JP 62115391 A JP62115391 A JP 62115391A JP 11539187 A JP11539187 A JP 11539187A JP H01187089 A JPH01187089 A JP H01187089A
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poa
lipase
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reduced pressure
fats
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JP62115391A
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Kazumi Okita
大北 一三
Masami Kashiwagi
柏木 雅美
Hideo Kamiyama
英夫 上山
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Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
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Shikibo Ltd
Shikishima Boseki KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) パルミトレイン酸(以下、POAという)は、最近人体
に有益な作用をするものとして注目されるに至った。例
えば、特開昭59−172411号公報によれば、PO
Aは養毛剤の有効成分とされ、特開昭59−17542
5号公報によれば、POAは血管を補強する作用がある
とされている。
この発明は、このような有益な作用をするPOA及びそ
のグリセラードの製造方法に関するものである。
(従来技?1f) POAはグリセラードとしてタラ肝油、イワシ油、ニシ
ン油、鯨油などの海産動物の油の中に含まれている。多
いものでは、これらの油に含まれている全脂肪酸の中の
約20重量%を占めるといわれる。このように天然に存
在することが判明していても、今まではこれからPOA
を工業的に分−離しようとの試みがなされず、従ってP
OAを大量に効率よく取得できるような方法は開発され
ていなかった。
(発明か解決しようとする問題点) この発唄は、天然物の中からPOAを工業的に有利に分
離することを目的とし、POAの工業的に有利な製造方
法を提供しようとするものである。
また、この発明は、こうして得られたPOAを食品等に
供しようとの目的で、POAをグリセラードとして利用
しようとの考えに基づき、POAのグリセラードを工業
的に有利に製造する方法を提供しようとするものである
C問題を解決するための手段) 天然の油脂からPOAを得るには、一般に分離と加水分
解とを行なわなければならないが、この発明者は初めに
油脂の加水分解を行なうと、POAが、そこに共存する
他の脂肪酸と溶解度の差によってあらかた分離できて、
便利であることを見出した。また、油脂の加水分解は、
これを酵素によって行なうと、POAの酸化を防ぎ得る
ので有利であり、しかもその酵素としである種の微生物
から得られたリパーゼが好適であることを見出した。
この発明は、このような知見と確認とに基づいて完成さ
れたものである。
また、この発明者は、こうして得られたPOAを利用す
るには、POAを再びグリセラードの形にしなければな
らないことを知り、そのためのエステル化方法を探究し
た。その結果、POAをグリセリンと混合し、減圧下に
加熱するのが好都合であることを確認した。これがPO
Aをグリセラードとする方法の一つである。
それとは別に、この発明者は、POAをグリセラードに
するには、ある種の微生物から得られた酵素を利用する
のが好都合であることを見出した。
この知見に基づいて完成されたのがPOAをグリセラー
ドとするもう一つの方法である。
(POAの製造方法) まず、POAの製造方法は、マカデミアナツツ、オリー
ブ、鯨及びミルクから得られた油脂をアスペルギルス、
ムコル、リゾプス、ペニシリウム、プシユードモナス、
クロモバクテリウム、アルスロバクタ−、ジオトリカム
又はカンジダ属の微生物に由来するリパーゼによって加
水分解し、加水分解物を有機溶媒に溶解した溶液を15
〜−55℃に冷却して液状部分を分離し、次いで液状部
分を減圧蒸溜することを特徴とするものである。
この方法では、原料としてマカデミアナツツ、オリーブ
、鯨及びミルクから得られた油脂を原料として用いる。
これらのものを原料として用いるのは、これらのものが
大量のPOAを含み、かつPOAと共存する他の脂肪酸
がPOAと分離するに適したものばかりだからである0
原料としてマカデミアナツツを用いた場合を例に取ると
、まずマカデミアナツツを粗砕し、これを圧搾して油脂
を絞り出す。これは他のものを原料とした場合も同様で
ある。
こうして得た油脂をまず酵素によって加水分解する。酵
素としてはアスペルギルス、ムコル、リゾプス及びペニ
シリウム属に属するかび類、プシユードモナス、クロモ
バクテリウム及びアルスロバクタ−属に属するバクテリ
ヤ、カンジダ及びジオトリカム属に属する酵母菌等の微
生物に由来するリパーゼを用いる。これらのうちではカ
ンジダ属に由来するものが好適である〇 このようなリパーゼは市販されている。例えばカンジダ
属由来のリパーゼは大野製薬社製の商品名AY“アマノ
“30である。そのほか、多糖産業社製の商品MYであ
る@ 上記の油脂を加水分解する際には、まず油脂に水とリパ
ーゼとを加える。水の量は油脂に対し、10〜200重
量襲とし、リパーゼの量は油脂に対し普通0.005−
0.5重量%とするが、好ましいのは0.01〜0.1
重量%である。こうして得られた混合物を温度37〜5
0℃、PH4,5〜8.3に24−72時間設置する。
放置の間攪拌振盪する。
その間にリパーゼが油脂を加水分解させる。その後静止
し、得られた生成物を2層に分離し、グリセリン及びリ
パーゼの含まれた水層を除去する。
こうして加水分解されたものを次に有機溶媒に溶解する
。有機溶媒としては種々のものを用いることができる。
例えば、アセトン、メタノール、エタノール、イソプロ
ピルアルコール、ヘキサン等を用いることができる。こ
れら有機溶媒の量は溶媒の種類によって異なるが、加水
分解物の量の15−20倍(重量)、好ましくは2−8
倍とする。すると、加水分解物の大部分は溶媒に溶解す
る。こうして加水分解物の有機溶媒溶液が得られる。
次いで、上記の有機溶媒溶液を冷却する。冷却する温度
は15〜−55℃の範囲、好ましくは−10〜−25℃
の範囲である。メタノールの場合は0〜10℃である。
このような温度に6時間以上維持すると、溶液内には沈
澱を生じ、液状部分と固状部分とに分れる。そこで固状
部分を除去し、液状部分を分離する。固状部分はパルミ
チン酸やステアリン酸のような飽和脂肪酸であり、液状
部分はPOAやオレイン酸が含まれている。
分離した液状部分は、その中に有機溶媒を含んでいるの
で、まず揮発し易い有機溶媒を蒸溜により除く。このと
き、さきの冷却により面状部分が除かれており、従って
凝固しやすい飽和脂肪酸が殆んど除かれているので、蒸
溜の際に溜出物が固化することが防がれ、蒸溜を円滑に
行なうことができる。有機溶媒を除いたあとの残溜物は
、殆んどが不飽和脂肪酸の混合物である。
こうして得た不飽和脂肪酸混合物は、これを減圧蒸溜に
付する。減圧の程度は、水銀柱でIIf11〜15麿の
範囲が適当であるが、中でも7fl〜10寵が好ましい
。このとき加熱温度は190〜210℃とする。すると
、POAは180℃前後の蒸溜分として得られる。
こうして得られたPOAは、必要があればカラムクロマ
トグラフィーにより99%以上の純度のものにすること
もできる。カラム充填剤としては、オクタデシルを持っ
たシリカゲルを用いるのがよい。また、展開液としては
種々のものを用いることができるが、アセトニトリル:
酢酸:水からなり、その比率が10−40 : 1 :
 0.5〜2の混合液、とりわけ1ullの混合液、又
はエタン−ル:酢酸:水からなり、その比率が8〜lO
:1:1〜0.5の混合液、とりわけ4.1:1:0.
5の混合液が適している。
(POA製造方法の発明の効果) この発明方法によれば、マカデミアナツツ、オリーブ、
鯨及びミルクから得られた油脂をアスペルギルス、ムコ
ル、リゾプス、ペニシリウム、プシユードモナス、クロ
モバクテリウム、アルスロバクタ−、ジオトリカム又は
カンジダ属の微生物に由来するリパーゼによって加水分
解するので、温和な条件で加水分解ができ、従って生成
されたPOAを酸化などによって変質させることなく、
効率よく取得することができる。また、最初に加水分解
を行ない、その後にこの加水分解物を有機溶媒に溶解し
、この溶液を15〜−55℃に冷却して液状部分を分離
するので、得られたPOAを変質させることなく、そこ
に混在する飽和脂肪酸から容易に分離できる。こうして
分離した液状部分をあとは減圧蓋部してPOAとするか
ら、POAが効率よくかつ容易に得られる。この発明は
、こ・のような利点をもたらしている。
(グリセラードの製造方法) この出願は、上述のようにして得られたPOAをさらに
グリセラードにする方法を含んでいる0その方法は、在
来の化学的手法そのものを用いる方法と、酵素を利用す
る方法とに分かれている。
その方法で利用される酵素は、アスペルギルス、ムコル
、リゾプス及びペニシリウム属に属するかび類、プシユ
ードモナス、クロモバクテリウム又はアルスロバクタ−
属に属するバクテリヤ、及びカンジダ及びジオトリカム
属に属する酵母に由来するリパーゼを用いることを特徴
としている。
POAのグリセラードは、油脂として天然物中に存在す
るが、必ずしもPOAだけのトリグリセラードとはなっ
ていないので、そのままPOAのトリグリセラードを抽
出することは困難である。
今までは、POAのグリセラードは格別の用途がなかっ
たので、その製造方法としては格別に見るべきものがな
かった。天然物中に存在するのであれば、それをそのま
ま抽出すれば足りるが、油脂としての抽出は実際には容
易でない。それよりも、天然物中に存在する油脂を一旦
加水分解して脂肪酸の形で分離し、これをグリセリンと
して反応させるという迂遠な方法を採る方が、POAの
グリセラードの製造方法として容易であることが判明し
た。この点にPOAの特殊性がある。だから、上述のよ
うな工程を経てPOAのグリセラードを得ることは発明
であると考えられる。
在来の化学的手法による本発明のPOAグリ七ラビライ
ド造方法は、上述のようにして得られたPOAにグリセ
リンを加えて、減圧下に加熱することを特徴とするもの
である。
在来の化学的手法による場合には、加えるグリセリンの
量をPOAに対し当モルよりもやや少な目とする。次い
で、この混合物を加熱する。加熱は140−200℃の
範囲とし、好ましくは160〜170℃とする。この際
、混合物を減圧下に置き、留出する水を除く。減圧は水
銀柱で5fl〜20闘、好ましくは?fi〜lowとす
る。
在来の化学的手法による場合には、上記混合物中に触媒
を添加してもよい。触媒としては5uCN2、ZuCl
t等のような金属塩、 又はβ−ナフタレンスルフォン
酸等の芳香族スルフォン酸を用いることができる。
これとは別に、酵素を利用する方法は、前述のようにし
て得られたPOAにグリセリンを加え、前述のリパーゼ
によってエステル化することを特徴とするものである。
酵素を利用する方法では、加えるグリセリンの量を、P
OAの1重量部に対し2−10重量部、好ましくは4〜
6重量部とする。これにさらに、前述のリパーゼを少量
の水、具体的には0.05〜0.5重量部の水で溶解し
て加える。リパーゼの量は、脂肪酸に対し0.01〜0
.5重量%とする。この場合のリパーゼは、プシユード
モナス属に由来するものが最適である。
このとき、リパーゼの性質に応じて緩衝液を加え、門を
調節することが好ましい。緩衝液としては、例えば、酢
酸緩衝液、りん酸緩衝液を用いることができる。
こうして得られた混合物を温度87〜50℃に維持し、
24〜72時間振盪して、POAをエステル化する。す
ると、POAはエステル化されてグリセラードとなる。
加えたグリセリンの量が充分であれば、POAはトリグ
リセラードとなる。
生成した反応混合物を分液ロートに移し、反応混合物の
064〜10倍量の水を加え、激しく振盪後静置して2
層に分離し、グリセリン及びリパーゼの溶解した水層を
除去する。さらに、メタノールを加えて激しく振盪した
後、静置して下層の不溶解部分を採り、グリセラードを
得る。
(グリセラード製造方法の発明の効果)この発明に係る
エステル化方法によれば、在来の化学的手法に従った場
合には、減圧黒部をするだけで容易にPOAのグリセラ
ードを得ることができ、また酵素を使用する場合には、
放置又は振盪するだけで容易にPOAのグリセラードを
得ることができる。こうして得られたPOAのグリセラ
ードは、POAの含有量が多く、従ってPOAの生理活
性と薬理効果が期待できるので、健康食品の添加物とし
て有用なものとなる。このようにPOAの含有量の多い
ものは、今までに得られなかったことを考えると、この
発明による利益は大きい。
次に、実施例を挙げてこの発明方法の詳細をさらに具体
的に説明する。
実施例1 マカデミアナツツを粗砕後、圧搾し、ナツツオイルを絞
り出した。このナツツオイル60yにカンジダ属に由来
するリパーゼ(大野製薬社製)0.05%(4500)
を水60yに溶解して添加し、37°Cで24時間反応
させて加水分解を行なった。反応後、分液ロートに移し
て静置し、2層に分離し、グリセリン、リパーゼの含ま
れた水層を除去した。
こうして得られた加水分解物100yをアセトン800
−に溶解し、この溶液を一25℃の冷凍庫に24時間放
置してのち、沈澱を戸別して液状部分を分離した。
次いで液状部分中のアセトンをエバポレーターで留去し
、残留物を水銀柱7a+の減圧下に180℃で減圧黒部
し、初留より80%分取し、これをPOAとした。収率
は79%であった。
次いで、上記POAI(lにグリセリン40yを加え、
さらにプシユードモナスに由来するリパーゼ(大野製薬
社製Pアマ/) 0.01 ?(75U)を、陀4.5
の10分の1モル酢酸緩衝液211iに溶解して加え、
この混合物を37℃で48時間振盪した。混合液を分液
ロートに移し、水を20me加え、激しく振盪したのち
静置し水層を除去した。
次いで、メタノールを加えて激しく振盪したのち、不溶
解部分のトリグリセラードを得た。POAの含有率は7
0重量%であった。
実施例2 実施例1で得たナツツオイル蒸留品を、オクタデシル基
を持ったシリカゲルで逆相クロマトグラフィーを行ない
、POAの精製品を得た。
このとき、充填剤を26℃wφ、25cInのカラムに
充填し、2g!をチャージし、展開液を600d流した
。POAは160〜210−の間に溶出した。展開液は
、アセトニトリル:酢醗:水の比が19=1:1とされ
た。POA含有の溶出分の溶媒を留去し、純度99%の
POAを得た。
このPOAを実施例1と全く同様に処理して、POAの
トリグリセラードを得た。POAの含有率は98重量%
であった。
実施例8 実施例1で得られたナツツオイル60fに、プシユード
モナス属起源のリパーゼ(大野製薬社製Pアマノ)0.
1%(450U)を■6.5のりん酸緩衝液に溶解して
添加し、40℃で48時間加水分解を行なった。反応後
、生成物を分液ロートに移して2層に分離し、グリセリ
ン及びリパーゼの溶解している水層を除去した。こうし
て得られた加水分解物100yをヘキサンaooyに溶
解し、−20℃の低温に24時間保持し、沈澱を除いて
液状部分を分離した。
この液状部分をエバポレーターにかけて、ヘキサンを留
去した後、溶液を減圧蓋部し、初留より30%重量分を
分取し、さらに減圧蓋部をくり返してPOAを得た。P
OAの収率は70%であったO このPOAI(lにグリセリン4(lと、カンジダに由
来するリパーゼ(大野製薬社製)0.01y(150U
)をPH6,5の30分の1モルりん酸緩衝液5yに溶
解したものとを加え、この混合物を48時間87℃で振
盪し、以下、実施例1と同様に操作してPOAのトリグ
リセラードを得た。POAの含有率は90重量%であっ
た。
実施例4 実施例1のようにして得られたナツツオイル60ノに、
ムコル属起源のリパーゼ(大野製薬社製MAP−10)
0.1%(260U)を■6.5のりん酸緩衝液に溶解
して添加し、37℃で48時間加水分解を行なった。反
応後、生成物を分液ロートに移し、2層に分離し、グリ
セリン及びリパーゼの溶解している水層を除去した。こ
うして得られた加水分解物1002をヘキサン800−
に溶解し、この溶液を一25℃の低温に24時間保持し
、そこに析出した沈澱を一過して、液状部分を分離し、
エバポレーターでヘキサンを除去した。
次いで上記残留物を7 txrfiB、180℃で減圧
蓋部し、初留より25%重量分を分取してPOAを得た
。収率は78%であった。
上記のPOAI(lにグリセリン80yを加え、さらに
プシユードモナスに由来するリパーゼ(大野製薬社製P
アマノ)0.005F(37,5U)を陀4.5の10
分の1モル酢酸緩衝液21111に溶解した溶液を加え
、この混合物を48時間31℃で振盪した。以下、実施
例1と同様にしてPOAのトリグリセラードを得た。P
OA含有率は80重量%であった。
実施例5 実施例1と全く同様にしてPOAを得た。
このPOAloyにグリセリン40yを加え、さらにカ
ンジダ起源のリパーゼ(大野製薬社製)0.01y(1
50U)をPOA5の10分の1モル酢酸緩衝液5yに
溶解したものを加え、この混合物を50℃で48時間振
盪した。以下、実施例1と同様にして、POAのトリグ
リセラードを得た。
POAの含有率は78重量%であった。
実施例6 実施例1で得られたナツツオイルの加水分解物100y
を、メタノール150−に溶解し、0℃に12時間保持
してのち、沈澱を除去して液状部分を分離した。
この液状部分を15wHI?、200℃で減圧蓋部し、
初留より30%重量分を分取してPOAを得た。
このPOAI(lにグリセリン20yを加え、さらにリ
ゾプス起源のリパーゼ(大阪細菌研究所社製)0.02
y(400)をPHa5080分の1モルりん酸緩衝液
2−に溶解したものを加え、この混合物を72時間50
℃で振盪した。以下、実施例1と同様にしてPOAのト
リグリセラードを得た。POA含有率は68重量%であ
った。
実施例7 実施例1と全く同様に処理してPOAを得た。
このPOAlooPにグリセリン10pを加え、コノ混
合物をフラスコに入れ、160℃、’1waHgで攪拌
しながら8時間減圧蓋部してPOAのエステル化を行な
い、POAのトリグリセラードを得た。このトリグリセ
ラード中のPOA含有率は70重量%であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、アカデミアナッツ、オリーブ、鯨及びミルクから得
    られた油脂をアスペルギルス、ムコル、リゾプス、ペニ
    シリウム、プシユードモナス、クロモバクテリウム、ア
    ルスロバクター、ジオトリカム、又はカンジダ属の微生
    物に由来するリパーゼによつて加水分解し、加水分解物
    を有機溶媒に溶解した溶液を15〜−55℃に冷却して
    液状部分を分離し、次いで液状部分を減圧蒸溜すること
    を特徴とする、パルミトレイン酸の製造方法。 2、マカデミアナッツ、オリーブ、鯨及びミルクから得
    られた油脂をアスペルギルス、ムコル、リゾプス、ペニ
    シリウム、プシユードモナス、クロモバクテリウム、ア
    ルスロバクター、ジオトリカム又はカンジダ属の微生物
    に由来するリパーゼによつて加水分解し、加水分解物を
    有機溶媒に溶解した溶液を15〜−55℃に冷却して液
    状部分を分離し、次いで液状部分を減圧蒸溜してパルミ
    トレイン酸を分離し、パルミトレイン酸にグリセリンを
    加えて減圧下に加熱することを特徴とする、パルミトレ
    イン酸グリセラードの製造方法。 3、マカデミアナッツ、オリーブ、鯨及びミルクから得
    られた油脂をアスペルギルス、ムコル、リゾプス、ペニ
    シリウム、プシユードモナス、クロモバクテリウム、ア
    ルスロバクター、ジオトリカム又はカンジダ属の微生物
    に由来するリパーゼによつて加水分解し、加水分解物を
    有機溶媒に溶解した溶液を15〜−55℃に冷却して液
    状部分を分離し、次いで液状部分を減圧蒸溜してパルミ
    トレイン酸を分離し、パルミトレイン酸にグリセリンを
    加え、アスペルギルス、ムコル、リゾプス、ペニシリウ
    ム、プシユードモナス、クロモバクテリウム、アルスロ
    バクター、ジオトリカム又はカンジダ属の微生物に由来
    するリパーゼによつてエステル化することを特徴とする
    、パルミトレイン酸グリセラードの製造方法。
JP62115391A 1987-05-12 1987-05-12 パルミトレイン酸及びそのグリセライドの製造方法 Pending JPH01187089A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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