JPH01182159A - タンデム型マスタシリンダ - Google Patents
タンデム型マスタシリンダInfo
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- JPH01182159A JPH01182159A JP63003443A JP344388A JPH01182159A JP H01182159 A JPH01182159 A JP H01182159A JP 63003443 A JP63003443 A JP 63003443A JP 344388 A JP344388 A JP 344388A JP H01182159 A JPH01182159 A JP H01182159A
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- piston
- oil
- oil pressure
- chamber
- hole
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- Granted
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- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 13
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 49
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 11
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 3
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 5
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 4
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 101710187785 60S ribosomal protein L1-A Proteins 0.000 description 1
- 101710187786 60S ribosomal protein L1-B Proteins 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明は車両用ブレーキ等に用いられるタンデム型マス
クシリンダに関する。
クシリンダに関する。
(2)従来の技術
従来、この種マスクシリンダとして、シリンダ本体のシ
リンダ孔にスリーブを介して前部ピストンを、またその
前部ピストン内に後部ピストンをそれぞれ摺動自在に嵌
合し、シリンダ孔前端壁および前部ピストン間を前部油
圧室とし、また前部ピストン内部ならびにその内部に連
通ずる前部ピストンおよびシリンダ孔間を後部油圧室と
したものが知られている(特公昭62−33977号公
報参照)。
リンダ孔にスリーブを介して前部ピストンを、またその
前部ピストン内に後部ピストンをそれぞれ摺動自在に嵌
合し、シリンダ孔前端壁および前部ピストン間を前部油
圧室とし、また前部ピストン内部ならびにその内部に連
通ずる前部ピストンおよびシリンダ孔間を後部油圧室と
したものが知られている(特公昭62−33977号公
報参照)。
(3)発明が解決しようとする課題
前記のように構成すると、前部油圧室の容積は比較的小
さくなるが、後部油圧室の容積は比較的大きくなる。
さくなるが、後部油圧室の容積は比較的大きくなる。
一般に作動油中には多少の気泡が混在しており、前記従
来のもの−ように後部油圧室の容積を大きくすると、そ
の油圧室内の作動油量の増加に伴いその油中に混在する
気泡量も増し、その結果、マスクシリンダの作動時後部
油圧室の昇圧が多少とも妨げられる傾向がある。
来のもの−ように後部油圧室の容積を大きくすると、そ
の油圧室内の作動油量の増加に伴いその油中に混在する
気泡量も増し、その結果、マスクシリンダの作動時後部
油圧室の昇圧が多少とも妨げられる傾向がある。
本発明は前記に鑑み、前部油圧室は勿論、後部油圧室の
容積をも小さくして両油圧室の昇圧を効率良く行うこと
ができるようにした前記マスクシリンダを提供すること
を目的とする。
容積をも小さくして両油圧室の昇圧を効率良く行うこと
ができるようにした前記マスクシリンダを提供すること
を目的とする。
B0発明の構成
(1) 課題を解決するための手段
本発明に係るタンデム型マスクシリンダは、シリンダ本
体のシリンダ孔に、後端面を開放した筒状前部ピストン
を摺動自在に嵌合して該前部ピストンと前記シリンダ孔
前端壁との間に前部油圧室を画成し、前記前部ピストン
内に後部ピストンを摺動自在に嵌合して該後部ピストン
と前部ピストン前端壁との間に後部油圧室を画成し、前
記シリンダ本体に出力ポートを、それが前記シリンダ孔
前端壁に突設されて前記前部ピストン前端壁を貫通する
連通管を介し前記後部油圧室に連通ずるように設け、前
記前部ピストン外周面および前記シリンダ孔内周面間に
、前記前部油圧室に作動油を供給する前部補給油室を画
成し、該前部補給油室に前記前部ピストンの戻しばねを
配設したことを特徴とする。
体のシリンダ孔に、後端面を開放した筒状前部ピストン
を摺動自在に嵌合して該前部ピストンと前記シリンダ孔
前端壁との間に前部油圧室を画成し、前記前部ピストン
内に後部ピストンを摺動自在に嵌合して該後部ピストン
と前部ピストン前端壁との間に後部油圧室を画成し、前
記シリンダ本体に出力ポートを、それが前記シリンダ孔
前端壁に突設されて前記前部ピストン前端壁を貫通する
連通管を介し前記後部油圧室に連通ずるように設け、前
記前部ピストン外周面および前記シリンダ孔内周面間に
、前記前部油圧室に作動油を供給する前部補給油室を画
成し、該前部補給油室に前記前部ピストンの戻しばねを
配設したことを特徴とする。
(2)作 用
前記のように前部ピストンの戻しばねをそのピストン外
周の前部補給油室に配設すると共に前部油圧室内に連通
管の一部を配設するので、前部油圧室の容積を小さくす
ることができる。
周の前部補給油室に配設すると共に前部油圧室内に連通
管の一部を配設するので、前部油圧室の容積を小さくす
ることができる。
また前部ピストン外周に前部補給油室を画成してそのピ
ストンの小径化を図ると共にその前部ピストン内に後部
油圧室を画成するので、後部油圧室の容積も小さくする
ことができる。
ストンの小径化を図ると共にその前部ピストン内に後部
油圧室を画成するので、後部油圧室の容積も小さくする
ことができる。
これにより前、後部油圧室内の作動油量、したがって気
泡量を少なくして両油圧室の昇圧を効率良く行うことが
できる。
泡量を少なくして両油圧室の昇圧を効率良く行うことが
できる。
(3)実施例
図面において、Mは自動車の2系統式油圧ブレーキ用の
タンデム型マスクシリンダで、そのシリンダ本体1は、
図示しない車体に支持される負圧ブースタBのブースタ
シェル2前面に後端部を固着される。
タンデム型マスクシリンダで、そのシリンダ本体1は、
図示しない車体に支持される負圧ブースタBのブースタ
シェル2前面に後端部を固着される。
シリンダ本体1の上側に補助油溜筒3が一体に連設され
、それに主油溜筒4が連結される。主油溜筒4は上端に
キャンプ5を有し、また内部にキャップ5に支持される
公知の油面レベルセンサ6を備えている。
、それに主油溜筒4が連結される。主油溜筒4は上端に
キャンプ5を有し、また内部にキャップ5に支持される
公知の油面レベルセンサ6を備えている。
補助油溜筒3の内部は隔壁7により前部および後部油溜
81.8□に区画され、これら油溜8゜、8tはそれぞ
れ主油溜筒4から作動油を補給される。
81.8□に区画され、これら油溜8゜、8tはそれぞ
れ主油溜筒4から作動油を補給される。
前部油溜8Iはその底部の通孔91を介してシリンダ本
体1のシリンダ孔10に連通し、また後部油溜8□はそ
の側面に開口する連通孔11およびその連通孔11から
分岐する通孔9tを介してシリンダ孔lOに連通ずる。
体1のシリンダ孔10に連通し、また後部油溜8□はそ
の側面に開口する連通孔11およびその連通孔11から
分岐する通孔9tを介してシリンダ孔lOに連通ずる。
シリンダ孔10は、前端を閉じた第1孔10a、第17
L10aよりも大径でその後端に連なる第2孔10b、
第2孔10bよりも大径でその後端に環状凹部12を介
して連なる第3孔10cおよび第3孔10cよりも大径
でその後端に連なり、且つ後端を開放した第4孔10d
よりなる。前部の通孔91は環状凹部12の直後で第3
孔10cに開口し、また後部の通孔92は第3孔10c
後部に開口する。
L10aよりも大径でその後端に連なる第2孔10b、
第2孔10bよりも大径でその後端に環状凹部12を介
して連なる第3孔10cおよび第3孔10cよりも大径
でその後端に連なり、且つ後端を開放した第4孔10d
よりなる。前部の通孔91は環状凹部12の直後で第3
孔10cに開口し、また後部の通孔92は第3孔10c
後部に開口する。
第2孔10b後端部および環状凹部12に隔壁カラー1
3が嵌合される。また第3孔10c後端部および第4孔
10d前部に軸受ブシュ14が嵌合され、その軸受ブシ
ュ14は第4孔10dに装着された止環15により抜止
め保持される。
3が嵌合される。また第3孔10c後端部および第4孔
10d前部に軸受ブシュ14が嵌合され、その軸受ブシ
ュ14は第4孔10dに装着された止環15により抜止
め保持される。
第1R10a、隔壁カラー13および第3孔10cに、
後端面を開放した筒状前部ピストン161が摺動自在に
嵌合され、また前部ピストン16、および軸受ブシュ1
4に後部ピストン16□が摺動自在に嵌合される。これ
により前部ピストン16+および第1孔10aの両前端
壁a、b間に前部油圧室17+が画成され、また前部ピ
ストン16+内において後部ピストン16gのピストン
部16aおよび前部ピストン161の前端壁す間に後部
油圧室t7tが画成される。後部ピストン16、および
軸受ブシュ14間をシールするシール部材18が軸受ブ
シュ14に装着される。
後端面を開放した筒状前部ピストン161が摺動自在に
嵌合され、また前部ピストン16、および軸受ブシュ1
4に後部ピストン16□が摺動自在に嵌合される。これ
により前部ピストン16+および第1孔10aの両前端
壁a、b間に前部油圧室17+が画成され、また前部ピ
ストン16+内において後部ピストン16gのピストン
部16aおよび前部ピストン161の前端壁す間に後部
油圧室t7tが画成される。後部ピストン16、および
軸受ブシュ14間をシールするシール部材18が軸受ブ
シュ14に装着される。
シリンダ孔10の前端壁aに、2系統の各ブレーキ油圧
回路に連通ずる一対の出力ポート19゜、191が形成
され、一方の出力ポート19□は前部油圧室17.に直
接連通し、また他方の出力ポート19gは前端壁aに突
設されて前部ピストン16.の前端壁すを貫通する連通
管20を介し後部油圧室17.に連通ずる。連通管20
および前端壁す間をシールするシール部材21が前端壁
すに装着される。
回路に連通ずる一対の出力ポート19゜、191が形成
され、一方の出力ポート19□は前部油圧室17.に直
接連通し、また他方の出力ポート19gは前端壁aに突
設されて前部ピストン16.の前端壁すを貫通する連通
管20を介し後部油圧室17.に連通ずる。連通管20
および前端壁す間をシールするシール部材21が前端壁
すに装着される。
後部ピストン16!の後端はシリンダ本体lの後方へ延
びてブースタシェル2の前壁を貫通し、負圧ブースタB
の出力杆22に連接する。後部ピストン16.がN通す
るブースタシェル2の透孔23からその内部の負圧が漏
洩するのを防止するために、後部ピストン26g外周面
にリップを密接させたシール部材24がシリンダ本体l
およびブースタシェル2間に挟持される。
びてブースタシェル2の前壁を貫通し、負圧ブースタB
の出力杆22に連接する。後部ピストン16.がN通す
るブースタシェル2の透孔23からその内部の負圧が漏
洩するのを防止するために、後部ピストン26g外周面
にリップを密接させたシール部材24がシリンダ本体l
およびブースタシェル2間に挟持される。
前部ピストン161の外周において第3孔10C内は、
前部ピストン16.の外周面中間部に在ってその孔10
c内を摺動するフランジ部25により、前部の透孔9.
に連通ずる前部補給油室26、と、後部の通孔9□に連
通ずる後部補給油室26、とに区画され、両室2L 、
26−間を遮断するシール部材27がフランジ部25と
環状突起28間において前部ピストンt6+に装着され
る。
前部ピストン16.の外周面中間部に在ってその孔10
c内を摺動するフランジ部25により、前部の透孔9.
に連通ずる前部補給油室26、と、後部の通孔9□に連
通ずる後部補給油室26、とに区画され、両室2L 、
26−間を遮断するシール部材27がフランジ部25と
環状突起28間において前部ピストンt6+に装着され
る。
前部補給油室26.内に前部ピストン16.を後退方向
に付勢する戻しばね29.が配設され、また後部油圧室
17□内に後部ピストン16□を後退方向に付勢する戻
しばね29、が配設される。
に付勢する戻しばね29.が配設され、また後部油圧室
17□内に後部ピストン16□を後退方向に付勢する戻
しばね29、が配設される。
前部ピストン16.は、戻しばね29.の弾発力でその
後端面を軸受ブシュ14に当接させて所定の後退限に保
持され、後部ピストン16□は戻しばね29□の弾発力
でその中間部に存するストップフランジ30を軸受ブシ
ュ14に当接させて所定の後退限に保持される。この場
合、前部ピストン161を前記後退限に保持するため、
その戻しばね29.のセット荷重は他方の戻しばね29
2のセット荷重よりも大きく設定される。
後端面を軸受ブシュ14に当接させて所定の後退限に保
持され、後部ピストン16□は戻しばね29□の弾発力
でその中間部に存するストップフランジ30を軸受ブシ
ュ14に当接させて所定の後退限に保持される。この場
合、前部ピストン161を前記後退限に保持するため、
その戻しばね29.のセット荷重は他方の戻しばね29
2のセット荷重よりも大きく設定される。
隔壁カラー13に複数の油孔31が形成され、各油孔3
1は前部補給油室26.に連通する。前部ピストン16
+前端のピストン部16b直後に、そのピストン1G+
の後退限で第2孔10bに臨む環状溝32が形成され、
またその溝32を前部油圧室17.に連通ずる複数の油
孔33がピストン部16bに形成される。
1は前部補給油室26.に連通する。前部ピストン16
+前端のピストン部16b直後に、そのピストン1G+
の後退限で第2孔10bに臨む環状溝32が形成され、
またその溝32を前部油圧室17.に連通ずる複数の油
孔33がピストン部16bに形成される。
第2孔10bに、前部補給油室26.から環状溝32へ
の作動油の流れのみを許容する前部一方向シール部材3
4.が装着される。その前部一方向シール部材341の
内周りンプは、前部ピストン1G、の後退限で環状溝3
2に臨んでその溝32との間に間隙を形成し、この間隙
は前部油圧室17、のリリーフボートの一部を構成する
。環状溝32が前部一方向シール部材34.の前方に移
行すれば、内周リップは前部ビス]・ン16.外周面に
密接する。また第2孔10bに、前部一方向シール部材
341の前端部を保持するリテーナ35、と、前部一方
向シール部材34.および隔壁カラー13間に介装され
る環状スペーサ36.とが装着される。
の作動油の流れのみを許容する前部一方向シール部材3
4.が装着される。その前部一方向シール部材341の
内周りンプは、前部ピストン1G、の後退限で環状溝3
2に臨んでその溝32との間に間隙を形成し、この間隙
は前部油圧室17、のリリーフボートの一部を構成する
。環状溝32が前部一方向シール部材34.の前方に移
行すれば、内周リップは前部ビス]・ン16.外周面に
密接する。また第2孔10bに、前部一方向シール部材
341の前端部を保持するリテーナ35、と、前部一方
向シール部材34.および隔壁カラー13間に介装され
る環状スペーサ36.とが装着される。
後部ピストン16□において、そのピストン部16aに
複数の油孔37が形成され、各油孔37はピストン部1
6a後方の環状凹部38および前部ピストン16.後端
部の複数の切欠き39を介して後部補給油室26tに連
通する。ピストン部16aの前offに存する段部40
に油孔37から後部油圧室17.への作動油の流れのみ
を許容する後部一方向シール部材34□が、そのリップ
を前部ピストン16+内周面に密接させて装着される。
複数の油孔37が形成され、各油孔37はピストン部1
6a後方の環状凹部38および前部ピストン16.後端
部の複数の切欠き39を介して後部補給油室26tに連
通する。ピストン部16aの前offに存する段部40
に油孔37から後部油圧室17.への作動油の流れのみ
を許容する後部一方向シール部材34□が、そのリップ
を前部ピストン16+内周面に密接させて装着される。
後部一方向シール部材34□の前端部は、段部40前端
に衝合して戻しばね29□を支承するリテーナ35□に
より保持され、また段部40に後部一方向シール部材3
48およびピストン部16a間に介装された環状スペー
サ36.が装着される。
に衝合して戻しばね29□を支承するリテーナ35□に
より保持され、また段部40に後部一方向シール部材3
48およびピストン部16a間に介装された環状スペー
サ36.が装着される。
前、後部ピストン16..161の後退限で、後部一方
向シール部材34□の直前に位置するように、前部ピス
トン16.に後部油圧室17tおよび後部補給油室26
□間を連通ずるリリーフボート41が形成される。
向シール部材34□の直前に位置するように、前部ピス
トン16.に後部油圧室17tおよび後部補給油室26
□間を連通ずるリリーフボート41が形成される。
次にこの実施例の作用について説明する。
いま、負圧ブースタBを作動してその出力杆22を前進
させれば、それに押圧されて両ピストン16、.16□
がそれぞれ対応する戻しばね29、.29.を圧縮させ
ながら前進する。そして前部ピストン16.の環状溝3
2後縁が前部一方向シール部材34.の前方に移行する
と、前部ピストン16.の前進力に応じて前部油圧室1
7.に油圧が発生し、また後部ピストン16゜の後部−
方向シール部材342がリリーフボート41の前方に移
行すると、後部ピストン16zの前進力に応じて後部油
圧室17□に油圧が発生ずる。
させれば、それに押圧されて両ピストン16、.16□
がそれぞれ対応する戻しばね29、.29.を圧縮させ
ながら前進する。そして前部ピストン16.の環状溝3
2後縁が前部一方向シール部材34.の前方に移行する
と、前部ピストン16.の前進力に応じて前部油圧室1
7.に油圧が発生し、また後部ピストン16゜の後部−
方向シール部材342がリリーフボート41の前方に移
行すると、後部ピストン16zの前進力に応じて後部油
圧室17□に油圧が発生ずる。
このように前、後部油圧室171.17tに発生した油
圧は、対応する出力ポート19..192から出力され
、2系統の油圧ブレーキを同時に作動させ、自動車に制
動をかけることができる。
圧は、対応する出力ポート19..192から出力され
、2系統の油圧ブレーキを同時に作動させ、自動車に制
動をかけることができる。
この場合、前部ピストン16.の戻しばね29、が前部
補給油室261に配設されると共に前部油圧室IL内に
連通管20の一部が配設されているので、前部油圧室I
Lの容積が小さくなり、これにより前部油圧室17.内
の作動油量、したかって気泡量を少なくしてその油圧室
171の昇圧を効率良く行うことができる。
補給油室261に配設されると共に前部油圧室IL内に
連通管20の一部が配設されているので、前部油圧室I
Lの容積が小さくなり、これにより前部油圧室17.内
の作動油量、したかって気泡量を少なくしてその油圧室
171の昇圧を効率良く行うことができる。
また前部ピストン16.外周に前部補給油室26、を画
成して前部ビスi・ン16.の小径化が図られると共に
そのピストン16.内に後部油圧室17□が画成されて
いるので、後部油圧室17□の容積が小さくなり、これ
により後部油圧室172内の作動油量、したがって気泡
量を少な(してその油圧室17□の昇圧を効率良く行う
ことができる。
成して前部ビスi・ン16.の小径化が図られると共に
そのピストン16.内に後部油圧室17□が画成されて
いるので、後部油圧室17□の容積が小さくなり、これ
により後部油圧室172内の作動油量、したがって気泡
量を少な(してその油圧室17□の昇圧を効率良く行う
ことができる。
制動を解除すべく、負圧ブースタBを不作動状態に戻せ
ば、前、後部ピストン16..16!は、対応する戻し
ばね29..29□の弾発力によりそれぞれ所定の後退
限に戻される。その後退過程で、前部油圧室17+が減
圧されると、前部ピストン16.の環状溝32が第2孔
10bに達したとき前部一方向シール部材34.のリッ
プが前後の圧力差により前部油圧室17.側へ撓むため
前部油溜8.の作動油が、通孔93、前部補給油室
−261、油孔31、前部一方向シール部材341
のリップ内側、環状溝32および油孔33を通して前部
油圧室17オに補給される。このとき前部油圧室t7+
に作動油の過剰補給が行われると、その過剰分は、前部
ピストン16.が後退限に戻ったとき、油孔33、環状
溝32、油孔31、前部補給油室261および通孔9I
を通して前部油溜8.に戻される。
ば、前、後部ピストン16..16!は、対応する戻し
ばね29..29□の弾発力によりそれぞれ所定の後退
限に戻される。その後退過程で、前部油圧室17+が減
圧されると、前部ピストン16.の環状溝32が第2孔
10bに達したとき前部一方向シール部材34.のリッ
プが前後の圧力差により前部油圧室17.側へ撓むため
前部油溜8.の作動油が、通孔93、前部補給油室
−261、油孔31、前部一方向シール部材341
のリップ内側、環状溝32および油孔33を通して前部
油圧室17オに補給される。このとき前部油圧室t7+
に作動油の過剰補給が行われると、その過剰分は、前部
ピストン16.が後退限に戻ったとき、油孔33、環状
溝32、油孔31、前部補給油室261および通孔9I
を通して前部油溜8.に戻される。
一方、前記後退過程で、後部油圧室17□が減圧される
と、後部一方向シール部材34□のリップが前後の圧力
差により後部油圧室17を側へ撓むため後部油溜8tの
作動油が、連通孔11、通孔9t、後部補給油室26z
、切欠き39、環状凹部38、油孔37および後部一方
向シール部材34!のリップ外周を通して後部油圧室1
7□に補給される。このとき後部油圧室17□に作動油
の過剰補給が行われると、その過剰分は、後部ピストン
16.が後退限に戻ったとき、リリーフボー 1−41
等を通して後部油溜8tに戻される。
と、後部一方向シール部材34□のリップが前後の圧力
差により後部油圧室17を側へ撓むため後部油溜8tの
作動油が、連通孔11、通孔9t、後部補給油室26z
、切欠き39、環状凹部38、油孔37および後部一方
向シール部材34!のリップ外周を通して後部油圧室1
7□に補給される。このとき後部油圧室17□に作動油
の過剰補給が行われると、その過剰分は、後部ピストン
16.が後退限に戻ったとき、リリーフボー 1−41
等を通して後部油溜8tに戻される。
C0発明の効果
本発明によれば、前記のように前、後部油圧室を画成し
、また前部補給油室に前部ピストンの戻しばねを配設し
、さらに出力ポートを連通管を介して後部油圧室に連通
ずることによって、両油圧室の容積を小さくし、これに
より両油圧室の作動油量、したがって気泡量を少なくし
てそれら油圧室の昇圧を効率良く行うことができる。
、また前部補給油室に前部ピストンの戻しばねを配設し
、さらに出力ポートを連通管を介して後部油圧室に連通
ずることによって、両油圧室の容積を小さくし、これに
より両油圧室の作動油量、したがって気泡量を少なくし
てそれら油圧室の昇圧を効率良く行うことができる。
図面は本発明の一実施例を示す縦断正面図である。
a、b・・・前端壁、1・・・シリンダ本体、10・・
・シリンダ孔、16..16□・・・前、後部ピストン
、17、.172・・・前、後部油圧室、19g・・・
出力ポート、20・・・連通管、261・・・前部補給
油室、29、・・・戻しばね 特許 出願人 日信工業株式会社 代理人弁理士 落 合 健
・シリンダ孔、16..16□・・・前、後部ピストン
、17、.172・・・前、後部油圧室、19g・・・
出力ポート、20・・・連通管、261・・・前部補給
油室、29、・・・戻しばね 特許 出願人 日信工業株式会社 代理人弁理士 落 合 健
Claims (1)
- シリンダ本体のシリンダ孔に、後端面を開放した筒状前
部ピストンを摺動自在に嵌合して該前部ピストンと前記
シリンダ孔前端壁との間に前部油圧室を画成し、前記前
部ピストン内に後部ピストンを摺動自在に嵌合して該後
部ピストンと前部ピストン前端壁との間に後部油圧室を
画成し、前記シリンダ本体に出力ポートを、それが前記
シリンダ孔前端壁に突設されて前記前部ピストン前端壁
を貫通する連通管を介し前記後部油圧室に連通するよう
に設け、前記前部ピストン外周面および前記シリンダ孔
内周面間に、前記前部油圧室に作動油を供給する前部補
給油室を画成し、該前部補給油室に前記前部ピストンの
戻しばねを配設してなるタンデム型マスタシリンダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63003443A JPH01182159A (ja) | 1988-01-11 | 1988-01-11 | タンデム型マスタシリンダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63003443A JPH01182159A (ja) | 1988-01-11 | 1988-01-11 | タンデム型マスタシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01182159A true JPH01182159A (ja) | 1989-07-20 |
JPH0442219B2 JPH0442219B2 (ja) | 1992-07-10 |
Family
ID=11557490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63003443A Granted JPH01182159A (ja) | 1988-01-11 | 1988-01-11 | タンデム型マスタシリンダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01182159A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10138698B4 (de) * | 2000-08-11 | 2008-02-07 | Honda Giken Kogyo K.K. | Motor in DOHC-Bauart |
CN109019399A (zh) * | 2018-10-10 | 2018-12-18 | 南安市劲沣工业设计有限公司 | 一种防突跳空转的抗泡型汽车千斤顶 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156445A (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-17 | ザ ベンディクス コ−ポレ−ション | マスタ−シリンダ |
-
1988
- 1988-01-11 JP JP63003443A patent/JPH01182159A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58156445A (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-17 | ザ ベンディクス コ−ポレ−ション | マスタ−シリンダ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10138698B4 (de) * | 2000-08-11 | 2008-02-07 | Honda Giken Kogyo K.K. | Motor in DOHC-Bauart |
CN109019399A (zh) * | 2018-10-10 | 2018-12-18 | 南安市劲沣工业设计有限公司 | 一种防突跳空转的抗泡型汽车千斤顶 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0442219B2 (ja) | 1992-07-10 |
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