JPH01176851A - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents

ベルト式無段変速機の制御装置

Info

Publication number
JPH01176851A
JPH01176851A JP62333034A JP33303487A JPH01176851A JP H01176851 A JPH01176851 A JP H01176851A JP 62333034 A JP62333034 A JP 62333034A JP 33303487 A JP33303487 A JP 33303487A JP H01176851 A JPH01176851 A JP H01176851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
continuously variable
variable transmission
range
pressure
shift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62333034A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiro Sakakibara
史郎 榊原
Norio Imai
今井 教雄
Hidehiro Kondo
近藤 英宏
Kazuo Kamiya
神谷 一夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP62333034A priority Critical patent/JPH01176851A/ja
Priority to US07/281,352 priority patent/US5005442A/en
Publication of JPH01176851A publication Critical patent/JPH01176851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車に搭載されるベルト式無段変速機の制
御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のベルト式無段変速機として、エンジンの
人力軸に対して平行な出力軸を設け、それぞれに有効半
径が可変とされるプライマリプーリおよびセカンダリプ
ーリを設けると共に、両プーリ間にVベルトを巻掛けて
、両プーリを互いに逆方向に相対移動させることにより
、入力回転数に対する出力回転数のトルク比を連続的無
段階に変化させるものは周知である。このような無段変
速機は常に良好な発進性能が得られるようにするため車
両停止時には次の発進に備えてトルク比を最大にしてお
く必要がある。
そのうち2つの異なる変速領域(Hモード、Lモード)
を備えた無段変速機においては、車両停止時に確実に最
大トルク比になるように、Hモードで減速(ゴーストダ
ウン)時に車速の減少に伴って目標トルク比がLモード
でしか達成されないトルク比となってもしモードへは変
速せず、目標トルク比がLモードでの最大トルク比とな
るまでLモードへ切換えを停止し、HモードからLモー
ドへの切換えに伴う無段変速機構のアップシフトを防止
する方法が考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上記従来の無段変速機の制御方式において
は、減速時に目標トルク比がLモードでしか達成されな
いトルク比となってもしモードへの変速を停止している
ときにアクセルが踏み込まれた場合、目標トルク比はL
モードでしか達成されないトルク比であるので、Lモー
ドに切換に切換えなければならずこのとき急激なトルク
比の変化が生じ走行フィーリングをそこねるという問題
を有している。一方、HモードからLモードへの切換が
遅れた場合には、低いトルク比となるので駆動力が得ら
れなかったり、ノンキングを起こしたりするという問題
を有している。
本発明は上記問題を解決するものであって、減速フィー
リングを向上させると共に、スムーズな発進および加速
性能を得ることができるベルト式無段変速機の制御装置
を提供することを目的とすC問題点を解決するための手
段〕 そのために本発明のベルト式無段変速機の制御装置は、
無段変速機構を構成する主変速装置と該無段変速機構に
連結される副変速装置により2つの異なる変速領域の走
行を可能とし、車両走行状態を検出する信号により無段
階にトルク比を可変にできる無段変速機において、ゴー
ストダウン時に前記変速領域が切換えられた場合に前記
無段変速機構の変速を停止してニュートラル状態にする
ことを特徴とする。
〔作用および発明の効果〕
本発明においては、例えば第21図に示すように、Dレ
ンジのHモードでゴーストダウン時に車速の減少に伴い
、目標トルク比が変化しLモードでしか達成できないト
ルク比となり(図中A点からB点に変化)、Hモードか
らLモードへ切換えるとき(図中A点から0点へ換える
)、無段変速機構は第20図のステップ312から31
5に進み、アンプシフト(0点からB点へ)をせず、ア
ンダードライブ状態(0点)を維持し、ワンウェイクラ
ッチのフリー回転によりニュートラル状態で停止するこ
とになる。また、この状態からアクセルが踏まれた場合
(例えば目標がD点となったとき)には、無段変速機構
はアップシフト(0点からD点へ)して実際のトルク比
が直ちに目標トルク比と一致するようにするものである
従って、本発明によれば、Dレンジでゴーストダウン時
には、ニュートラル状態で停止するために減速フィーリ
ングを向上させることができる。
また、ゴーストダウン時に比較的高い車速で無段変速機
構のトルク比が最大トルク比となるので、急停車後も確
実に最大トルク比となり、スムーズな発進が可能となる
さらに、ゴーストダウン時にアクセルが踏まれた場合に
、駆動力が得られなかったり、急激なダウンシフトをし
てフィーリングを損なうということがなくスムーズな加
速性能を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係わるベルト式無段変速機の制御装置
のシステム構成を示している。
その構成は、エンジン101に連結されるベルト式無段
変速機102、該無段変速機102の発進装置103お
よび副変速装置104を制御するための油圧制御装置1
05、無段変速機構を構成する主変速装置106の変速
を行うCVT変速用モータ107、前記油圧制御装置1
05およびCVT変速用モータ107、ブレーキ107
aを制御するための電子制御装置108からなる。
油圧制御装置105は、ポンプ109、ライン圧調整装
置110、シフト圧制御装置111、発進制御装置11
2、L−H切替制御装置113およびシフトレバ−11
4により作動される選速装置115からなり、電子制御
装置108の指令により、ロックアツプクラッチCL、
フルードカップリングFC,リバースブレーキB2、フ
ォワードクラッチCI、ハイクラッチC2、ローコース
トブレーキB1を制御する。
電子制御装置108には、モータ回転信号センサ116
、スロットル開度センサ118、プライマリシープ回転
数センサ119、セカンダリシープ回転数センサ120
、車速センサ121、エンジン回転数センサ122、パ
ターン選択装置123、シフトポジションセンサ125
、ブレーキ信号センサ126の各信号が入力され、これ
らの信号に基づいて、変速制御、最良燃費制御、最大動
力制御、エンジンブレーキ制御、L−H切替制御などの
判断処理を行い、前記油圧制御装置105およびCVT
変速用モータ107或いは表示装置127に信号を出力
する。なお、パターン選択装置123は、エコノミーモ
ード(E)、パワーモード(P)、ハイモード発進(H
)を選択するスイッチである。
第2図は、上記ベルト式無段変速機102の変速機構の
概略図である。ベルト式無段変速機102は、入力軸2
、ロックアツプクラッチCLおよびフルードカップリン
グ3を有する発進装置103、正逆転切換装置を構成す
るデュアルプラネタリギヤ装置5、主変速装置106を
構成する無段変速機構6、glJ変速装置を構成する制
御部104、トランスファ装W7、シングルプラネタリ
ギヤ装置9および出力部材10、アクスル軸11を備え
ている。
そして、デュアルプラネタリギヤ装置5は、そのサンギ
ヤ5sが入力軸2に連結し、かつキャリヤ5Cが無段変
速機構6のプライマリシャフト6bに連結すると共に、
フォワードクラッチCIを介して入力軸2に連結し、ま
た、リングギヤ5rがリバースブレーキB2に連結して
いる。なお、キャリヤ5cは互いに噛合し、かつサンギ
ヤ5sに噛合しているピニオン5plおよびリングギヤ
5rに噛合しているピニオン5p2を支持している。
また、シングルプラネタリギヤ装置9のリングギヤ9r
が、無段変速機構6のセカンダリシャフト6aに連動し
、かつキャリヤ9cが出力部材10に連動し、そしてサ
ンギヤ9sがトランスファ装置7を介して係止手段を構
成するワンウェイクラフチFおよびローコースト・リバ
ースブレーキB1に連動すると共にハイクラッチC2を
介して入力軸2に連結している。
上記構成からなるベルト式無段変速機における各クラッ
チ、ブレーキおよびワンウェイクラッチは、各シフトポ
ジションにおいて第3図に示すように作動する。なお、
◎印はロックアツプクラッチCLが適宜作動し得ること
を示す。
その動作について詳述すると、Dレンジの低速側りにお
いては、フォワードクラッチC1が係合すると共にワン
ウェイクラッチFが作動する。この状態では、エンジン
のクランク軸の回転は、ロックアツプクラッチCLまた
はフルードカップリング3を介して入力軸2に伝達され
、さらにデュアルプラネタリギヤ装置5のサンギヤ5s
に直接伝達されると共に、フォワードクラッチC1を介
してキャリヤ5cに伝達される。従って、該デュアルプ
ラネタリギヤ装置5は入力軸2と一体に回転し、正回転
を無段変速機構6のブライマリシャツ)6bに伝達し、
さらに該無段変速機構6にて適宜変速された回転がセカ
ンダリシャツ)6aからシングルプラネタリギヤ装置9
のリングギヤ9rに伝達される。一方、この状態では反
力を受ける反力支持要素であるサンギヤ9sは、トラン
スファ装置7を介してワンウェイクラッチFにて停止さ
れており、従ワてリングギヤ9rの回転は減速回転とし
てキャリヤ9cから取り出され、さらに出力部材10を
介して減速されアクスル軸11に伝達される。
また、Dレンジの高速側Hにおいては、フォワードクラ
ッチCIの外、ハイクラッチC2が係合する。この状態
では、前述同様に無段変速機構6にて適宜変速された回
転がセカンダリシャフト6aからシングルプラネタリギ
ヤ装置9のリングギヤ9rに伝達される。一方、同時に
、入力軸2の回転はハイクラッチC2およびトランスフ
ァ装置7を介してシングルプラネタリギヤ装置9のサン
ギヤ9sに伝達され、これにより該プラネタリギヤ装置
9にてリングギヤ9rとサンギヤ9sのトルクが合成さ
れてキャリヤ9cから出力され、さらに出力部材10を
介して減速されアクスル軸11に伝達される。
なお、Dレンジの作動ではワンウェイクラッチFに基づ
いてエンジンブレーキ時はフリーとなるが、Sレンジに
おいては、ワンウェイクラッチFに加えて、ローコース
ト・リバースブレーキB1が作動し、逆トルク作用時も
動力伝達を行う。
また、Rレンジにおいては、ローコースト・リバースブ
レーキB1と共にリバースブレーキB2が作動する。こ
の状態では入力軸2の回転は、デュアルプラネタリギヤ
装置5にてリングギヤ5rが固定されているため、キャ
リヤ5cから逆回転として無段変速機構6に入力される
。一方、ローコースト・リバースブレーキB1の作動に
基づきシングルプラネタリギヤ装置9のサンギヤ9sが
固定されているため、無段変速機構6からの逆回転はシ
ングルプラネタリギヤ装置9にて減速され、出力部材1
0に取り出される。
次に上記ベルト式無段変速機102の実施例を第4図に
より説明する。
ベルト式無段変速機102は、3分割からなるトランス
ミッションケース15を有しており、該ケース15に入
力軸2および無段変速機構6のプライマリシャフト6b
が同軸上に回転自在に支持されてドライブ軸を構成して
いると共に、無段変速機構6のセカンダリシャフト6a
とギヤ軸16が同軸上に回転自在に支持されてドリブン
軸を構成している。さらに、ドライブ軸上にはロックア
ツプクラッチCLを備えたフルードカップリング3、フ
ォワードクラッチC1、ハイクラッチC2、ローコース
ト・リバースブレーキB1、リバースブレーキB2、ワ
ンウェイクラッチF、正逆転切換装置を構成するデュア
ルプラネタリギヤ装置5および油圧ポンプ17が設けら
れ、また、ドリブン軸上にはシングルプラネタリギヤ装
置9が設けられている。
さらに、入力軸2はその一端側にフルードカップリング
3の出力部材が係合していると共に、その他端側にデュ
アルプラネタリギヤ装置5のサンギヤ53が係合してお
り、また、入力軸2上に設けられケース15に固定され
ているスリーブ19にはワンウェイクラッチFを介して
スプロケット20が連結されていると共に、入力軸2に
連結しているスリーブ軸21が回転自在に支持されてい
る。該スリーブ軸21から立ち上がっているフランジ部
22は、その−側にてフォワードクラッチC1がその油
圧アクチュエータ23と共に配設され、またその他側に
ハイクラッチC2がその油圧アクチエエータ25と共に
配設されている。
そして、ハイクラッチC2はその被動側が前記スプロケ
ット20のボス部に連結され、かつ該ボス部はケース1
5にその油圧アクチュエータ26と共に配設されている
ローコースト・リバースブレーキB1に連結している。
一方、フォワードクラッチC1の被動側は、デュアルプ
ラネタリギヤ装置5のキャリヤ5Cに連結しており、ま
たリングギヤ5rは油圧アクチュエータ27と共にケー
ス15に配設されたリバースブレーキB2に係合してい
る。
一方ドリブン軸を構成するギヤ軸16には、シングルプ
ラネタリギヤ装置9のサンギヤ9sと一体にスプロケッ
ト29が回転自在に支持されており、さらに該ギヤ軸1
6にピニオン9pを回転自在に支持しているキャリヤ9
cがスプライン結合している。そして、スプロケット2
0.29間にはサイレントチェーン30が巻掛けられて
おり、これらスプロケットおよびチェーンにてトランス
ファ装置7を構成している。さらに、ギヤ軸16にはギ
ヤ16aが形成され、該ギヤ16aは中間軸31に形成
されたギヤ31aと噛合し、中間軸31に形成されたギ
ヤ31bは差動歯車装置32に固定されているリングギ
ヤ32aと噛合している。また、差動歯車装M32から
は左右のフロントアクスル334!、33rが配設され
ている。
無段変速機構6は、プライマリプーリ35、セカンダリ
プーリ36およびこれら両プーリに巻掛けられたベルト
37からなり、かつ両プーリはそれぞれ固定シープ35
a、36aおよび可動シーブ35b、36bからなる。
プライマリプーリ35の固定シープ35aは、プライマ
リシャフト6bを被嵌してケース15に回転自在に支持
されている。一方、可動シーブ35bは固定シーブ35
aにボールスプラインを介して摺動のみ可能に支持され
ていると共に、その外周にボールネジ装置39が配設さ
れている。同様に、セカンダリブーIJ36の固定シー
ブ36aは、セカンダリシャフト6aを被嵌してケース
15に回転自在に支持されている。一方、可動シーブ3
6bは固定シーブ36aにボールスプラインを介して摺
動のみ可能に支持されていると共に、その外周にボール
ネジ装置40が配設されている。
上記プライマリプーリ35、セカンダリプーリ36の両
シーブ間隔を調整するために変速操作装置50が配設さ
れている。該装置50はケース15に回転自在に支持さ
れている操作軸51を有し、操作軸51には円形ギヤ5
2および非円形ギヤ53が固定されており、円形ギヤ5
2はプライマリプーリ35例の円形ギヤ55に噛合して
おり、また、非円形ギヤ53はセカンダリプーリ36側
の非円形ギヤ56に噛合している。また、円形ギヤ52
は中間軸57に設けられた小径ギヤ57aに噛合し、か
つ該中間軸57には異なる中間軸59に形成された小径
ギヤ59aに噛合する大径ギヤ57bが固定されており
、これらギヤにて伝達効率の高い減速装置60を構成し
ている。
また、ケース15にはサーボモータ等の電気モータ(ま
たは超音波モータ)61が設置されており、該モータ6
1の出力軸61aには前記中間軸59に形成された大径
ギヤ59bに噛合する小径ギヤ62aを有するシャフト
62が固定されており、該シャフト62にはブレーキ板
63aが固定されている。そして、ケース15には電磁
コイル部材63bが固定され、該コイル部材63bおよ
びブレーキ板63aにて操作軸51を停止状態に保持す
る電磁ブレーキ63を構成している。なお、超音波モー
タを用いる場合、該モータ内に保持機構を有しているの
で、上記電磁ブレーキ等の特別の保持機構を必要としな
い。
次に、上記ベルト式無段変速機の作用について詳述する
DレンジおよびSレンジにおいては、フォワードクラッ
チC1が係合し、かつリバースブレーキB2が解放して
いるので、デュアルプラネタリギヤ装置装置5はサンギ
ヤ5Sとキャリヤ5Cとが一体にな9て回転し、正回転
がキャリヤ5Cから無段変速機構6における調圧カム機
構34の固定レース34aに伝達される。
そして、該固定レース34aの回転は、ネジ係合してい
るプライマリシャフト6bを回転すると共に、波状端面
に位置するローラ34bおよび可動レース34cそして
スプライン2aを介してプライマリプーリ35の固定シ
ーブ35aを回転し、更にボールスプラインを介して可
動シープ35bを回転す°る。この際、固定シーブ35
aはその両端をベアリング5e及び5aを介してケース
15に支持されており、かつ固定レース34aと固定シ
ーブハブ部aとの間に間隙を有するので摩擦を介して固
定レース34a及びプライマリシャフト6bから固定シ
ーブ35aにトルク伝達されることはなく、キャリヤ(
入力部材)5Cから伝達されるトルクの全量が調圧カム
機構34を介して固定シーブ35aに伝達される。そし
て調圧カム機構34は固定レース34aに作用する入力
トルクに対応した軸力が皿バネ38を介してシニブ35
aの背面に作用し、一方、他方のシーブ35bは所定変
速比に対応してボールネジ装置139がその長さ方向に
固定された状態にあり、従ってスラストベアリングを介
してシーブ35bの背面に同等の反力が作用し、これに
より、プライマリプーリ35は入力トルクに対応した挟
持力にてベルト37を挟持する。
なお、上記した可動シーブ35bに作用する軸力はスラ
ストベアリング、ボールネジ装置39、調整リテーナ4
及びスラストベアリングを介してプライマリシャフト6
bの大径フランジ部に作用し、一方固定シープ35aに
作用する軸力は固定レース34aからネジiを介してシ
ャフト6bに作用し、従ってシャフト6bの引張力とし
て該シャフト内に担持される。さらにベルト37の回転
はセカンダリプーリ36に伝達され、更にキーおよびボ
ールスプラインを介してセカンダリシャフト6aに伝達
される。
上記ベルト伝動に際して、スロットル開度および車速等
の各センサからの信号に基づき、モータ61が制御され
て、減速装置60を介して操作軸51が回転される。す
ると、円形ギヤ52および55を介してプライマリプー
リ35側のボールネジ装置39が回転すると共に、非円
形ギヤ53.56を介してセカンダリプーリ36例のボ
ールネジ装置40が回転する。これによりボールネジ装
置39.40は可動シープ35b、36bを移動してプ
ライマリプーリ35およびセカンダリブー1J36を所
定有効径に設定し、設定トルク比が得られる。そして設
定トルク比になった状態でモータ61への通電が断たれ
ると共に、電磁ブレーキ63が作動して該トルク比状態
に両プーリ35.36を保持する。
そして、無段変速機構6のセカンダリシャフト6aの回
転はシングルプラネタリギヤ装置9のリングギヤ9rに
伝達され、さらにキャリヤ9Cを介してギヤ軸16に伝
達される。
このときDレンジの低速側りの場合、第3図に示すよう
にローワンウェイクラッチFが作動状態にあり、従って
リングギヤ9rからキャリヤ9cへのトルク伝達に際し
て、サンギヤ9sが反力を受けるが、該サンギヤ93は
トランスファ装置7を介してローワンウェイクラッチF
にて回転止めされており、セカンダリシャフト6aの回
転はシングルプラネタリギヤ装置9にて減速され、さら
にギヤ16a、31a、31bにて減速され、差動歯車
装置32に出力される。
また、スロットル開度および車速か所定値に達すると、
制御ユニットからの信号によりハイクラッチC2が係合
して高速側Hに切換えられる。すると、入力軸2の回転
は無段変速機構6に伝達されると共に、ハイクラッチC
2を介してスプロケット20に伝達され、さらにチェー
ン30およびスプロケット29を介してシングルプラネ
タリギヤ装置9のサンギヤ9sに伝達される。この際、
トランスファ装置7の入力側のスプロケット20は、ロ
ーワンウェイクラッチFにてシングルプラネタリギヤ装
置9のサンギヤ9Sからの反力を受けているので、つか
み換えによるシフトショックを防止している。これによ
り無段変速機構6により無段変速されたトルクとトラン
スファ装置7を介するトルクとが、シングルプラネタリ
ギヤ装置9にて合成され、該合成トルクがキャリヤ9C
からギヤ軸16に伝達される。
また、Sレンジにおける低速側りでは、エンジンブレー
キ等による負トルクをも受けるので、ローコースト・リ
バースブレーキBlが係合してスプロケット20は正逆
回転とも阻止される。また、Sレンジにおける高速側H
はDレンジの高速側Hと同様である。
一方、RレンジではフォワードクラッチCIが解放され
ると共にリバースブレーキB2が係合される。従ってデ
ュアルプラネタリギヤ装置5のサンギヤ5Sに伝達され
た入力軸2の回転は、リングギヤ5rの停止に伴ってキ
ャリヤ5Cから逆回転として無段変速機構6のプライマ
リシャフト6bに伝達される。この際、シングルプラネ
タリギヤ装置9のサンギヤ9Sからトランスファ装置7
を介して反力トルクはスプロケット20に逆回転として
作用するので、ローコースト・リバースブレーキB1が
作動して該スプロケット20を停止している。
次に第5図ないし第10図により、第1図における油圧
制御装置105の構成および作用を説明する。
第5図において、油圧制御装置105は、油圧発生装置
118、ライン圧調整装置110、シフト圧制御装置1
11、発進制御装置112、L−H切替制御装置113
および選速装置115からなり、前述の電子制御装置1
08の指令により、ロックアツプクラッチCL、フルー
ドカップリングFC、リバースブレーキB2、フォワー
ドクラッチCLハイクラフチC2、ローコーストリバー
スブレーキB1を制御する。
油圧発生装置118のオイルポンプ109ば、図示しな
いオイルタンク内の作動油をストレーナ150を介して
吸い込みライン圧油路lに圧送している。ライン圧調整
装置110のレギュレータパルプ152は、ライン圧を
所定の油圧に調圧すると共に、余剰オイルを油路すにセ
カンダリ圧として排出する。
シフト圧制御装置111は、調圧機能を備えたシフト圧
制御パルプ153とソレノイドNo、1から構成され、
ソレノイドNo、1のデユーティ制御により油室Cの油
圧(ソレノイド圧P01)を変化させることにより油路
2に作用するシフト制御圧P2を制御する。
L−H切替制御装置113は、調圧機能を備えたL−H
切替バルブ155とソレノイドNo、2から構成され、
ソレノイドN002のデユーティ制御により油室dの油
圧(ソレノイド圧P、Dりを変化させることにより、ハ
イクラッチc2の油圧サーボに作用する油圧pct及び
ローコーストリバースブレーキB1の油圧サーボに作用
する油圧P□を制御し、LモードとHモードの切替制御
を行う。
発進制御装置112は、調圧機能を備えたロックアツプ
制御パルプ156とソレノイドNo、3から構成され、
ソレノイドN003のデユーティ制御により油室にの油
圧(ソレノイド圧P、。3)を変化させることにより、
油路jに作用するロックアツプオフ圧P。FFを変化さ
せ、油路iに作用するロックアンプオン圧P。Nとの差
によりロックアツプクラッチCLに作用する係合圧PL
−UPを制御する。
なお、これらソレノイドは、通電が断たれるとボール弁
(図示せず)がドレーン油路を開き、通電されるとボー
ル弁がドレーン油路を閉じるもので、かつ、デユーティ
制御(ソレノイドコイルへの通電時間と非通電時間の割
合を変化することにより油圧を制御)されるタイプのも
のである。
また、選速装置115はシフトレバ−にリンクされるス
プール157を有するマニュアルパルプ159から構成
されており、スプール157がP、R,N、D、St 
、Sl の位置に移動したとき、表Aに示すように油路
1.2を各油路3.4.5に選択的に連結する。なお、
Sl 、S、は油圧回路上では同一の作用を行い、電子
制御装置の方で変速制御の方法を変えている。
ブレフシヤリリーフパルプ151は、ライン圧PLが所
定以上になると開いてオイルをドレーンする安全弁であ
る。
チエツクパルプ160は、エンジン停止後フルードカッ
プリングからのオイルの逆流を防止する逆止弁である。
ターラバイパスバルプ161は、クーラ162に加わる
油圧が所定以上になるとオイルをドレーンする安全弁で
ある。
チエツクボールパルプ163は、エンジン停止後フルー
ドカップリングからオイルが抜けるのを防止する弁であ
る。
上記構成からなる油圧制御装置105の作用について説
明する。
第5図はNレンジまたはPレンジの作動図である。この
とき、表Aに示すようにマニュアルパルプ159にて油
路1.2は油路3.4.5のいずれとも遮断されており
、各摩擦係合要素には油圧が作用せず、セカンダリ圧の
みが、油路すを経てフルードカップリングおよび潤滑系
統に作用する。
第6図はNレンジからDレンジへ変速する場合の作動図
である。Dレンジにおいては、表Aに示すようにマニュ
アルパルプ159により、油路3が油路2と連結され、
油路3およびフォワードクラッチC1の油圧サーボには
シフト制御圧Ptが作用する。このときソレノイドNo
、lをその通電時間を少なくするようにデユーティ制御
することにより、フォワードクラッチc1をショックの
ないように係合させる。
詳しく説明すると、シフト圧制御バルブ153の油室C
に作用するソレノイド圧pso+ とシフト制御圧Pg
  (DレンジにおいてはフォワードクラッチC1の油
圧サーボに作用する油圧Pc+)との関係は、第11図
(イ)のA線の如くであるので、ソレノイドNo、1を
デユーティ制御してP、。。
を変化させることにより、先ずフォワードクラ。
チC1の油圧サーボに作用する油圧PCIをフォヮ−ド
クラッチC1が保合を開始する油圧まで上昇させ、その
後係合が完了する油圧になるまで徐々に上昇させて、フ
ォワードクラッチCIをショックのないように係合させ
、保合後はソレノイドN001への通電を完全に断ち、
フォワードクラッチC1の油圧サーボおよび油路3には
ライン圧が作用するようにする。このとき第3図に示す
ようにソレノイドNo、2はNレンジにおいて予め通電
されており、L−H切換制御バルブ155の油室dには
ライン圧が作用するので、該バルブ155により油路3
と油路fは遮断されており、ハイクラッチC2の油圧サ
ーボには油圧は作用しない。
第7図はDレンジにおいてLモードからHモードに変速
する場合の作動図である。このときは第6図のDレンジ
のしモードの状態から、ソレノイドN002をその通電
時間を少なくするようにデユーティ制御することにより
、ハイクラッチC2をショックのないように係合させる
。詳しくは、L−H切換制御パルプ155の油室dに作
用するソレノイド圧p snsとハイクラッチC2の油
圧サーボに作用する油圧Pctの関係は、第11図(ロ
)のD線の如くであるので、ソレノイドNo。
2をデユーティ制御してp 5lltを変化させること
により、先ずハイクラッチC2の油圧サーボに作用する
油圧Pc2をハイクラッチC2が保合を開始する油圧ま
で上昇させ、その後、保合を終了する油圧になるまで徐
々に上昇させて、ハイクラッチC2をショックのないよ
うに係合させ、保合後はソレノイドNo、2への通電割
合を100%として、ハイクラッチC2の油圧サーボに
ライン圧が作用するようにする。なお、HモードからL
モードの変速は、逆にソレノイドN082をその通電時
間を多くするようにデユーティ制御し、ハイクラッチC
2の油圧サーボに作用する油圧pciを徐々に低下させ
てハイクラッチC2を解放するようにすればよい。
第8図は、DレンジLモードでのロックアツプの場合の
作動図である。DレンジまたはSレンジングにおいてロ
ックアツプするときは、ソレノイドNo、3をその通電
時間を多くするようにデユーティ制御し、ロックアツプ
制御バルブ156の油室kに作用するソレノイド圧p 
snsが次第に高(なるようにする、すると、先ずDレ
ンジ、Sレンジングにおいて油路3に作用しているライ
ン圧が、ロックアツプ制御バルブ156、油路iを介し
てフルードカップリングFCの図示左側の室に作用する
(ロックアツプON圧P。N)と共に、フルードカップ
リングFCの図示右側のロックアツプOFF圧P 6F
Fは徐々に低下し、ロックアツプクラッチCLは徐々に
押圧されてゆき、やがてロックアンプクラッチCLが完
全に係合し、係合後はソレノイドNo、3への通電割合
を100%にする。この状態を示したのが第11図(ハ
)のF、G線で、ソレノイド圧Psnz  (油室にの
圧)が上昇するにつれて油路iにライン圧が作用し、一
方、油路jの圧が徐々に低下する様子を示している。
第9図はS+ −Stレンジ(以下Sレンジという)に
おいてLモードとHモードを相互に変速する場合の作動
図である。Sレンジにおいては、油路3.4がそれぞれ
油路1.2と連結され、油路3にはシフト制御圧、油路
4にはライン圧が作用する。NレンジからDレンジを飛
び越してSレンジに切換えられたときには、Dレンジの
ときと同様にCIが係合され、B1の油圧サーボにはS
レンジに切換えられると同時に油路4に作用しているラ
イン圧が、逆止弁付オリフィス166、L−H切換制御
バルブ155を経て油路gを介して作用する。
SレンジにおいてLモードからHモードに変速するとき
は、Dレンジの場合と同様にハイクラッチC2を係合さ
せるが、このときローコーストリバースブレーキBlの
油圧サーボに作用する油圧PSIは、−気にトレーされ
る。SレンジにおいてHモードからLモードに変速する
ときは、ソレノイドNo、2をデユーティ制御すること
により、ハイクラフチC2の油圧サーボに作用する油圧
P、2を一気にドレーンするとともに、ローコーストリ
バースブレーキBlの油圧サーボに作用する油圧P□を
、ローコーストリバースブレーキB1が保合を開始する
油圧から保合を完了する油圧まで徐々に上昇させて、ロ
ーコーストリバースブレーキB1をショックのないよう
に係合させ、係合後はソレノイドNo、2の通電割合を
100%とし、ローコーストリバースブレーキB1の油
圧サーボにライン圧が作用するようにする。L−H切換
制御バルブ155の油室dに作用するソレノイド圧p 
sosとハイクラッチC2およびローコーストリバース
ブレーキB1の油圧サーボに作用する油圧pct、P□
の関係は、第11図(ロ)のり、、E線の如くである0
図から理解されるように、ハイクラッチC2とローコー
ストリバースブレーキB1の油圧サーボに同時に油圧が
作用することはないので、ハイクラッチC2とローコー
ストリバースブレーキB1が同時に係合することはない
第1θ図はNレンジからRレンジへ変速する場合の作動
図である。Rレンジにおいては、表Aに示すようにマニ
ュアルバルブ159により油路4が油路1と、油路5が
油路2と連結され、油路4にはライン圧PLが、油路5
にはシフト制御圧Pオが作用する。ここで第3図に示す
ようにソレノイドNo、2が通電されているため、L−
H切替制御バルブ155の油室dにライン圧が作用する
ため、L−H切替制御バルブ155により油路4と油路
gは連結し、ローコーストリバースブレーキBlの油圧
サーボにはライン圧PLが作用する。
リバースブレーキB2の油圧サーボにはシフト制御圧P
!が作用しているが、このシフト制御圧P2は、Pレン
ジ又はNレンジからRレンジにシフトチェンジされたと
き、第3図に示すようにPレンジ又はNレンジにおいて
予めソレノイドNo。
1が通電されているので、シフト圧制御バルブ153に
より油路2は油路lと完全に遮断されておりシフト制御
圧P2は0である。
その後、ソレノイドNo、1をその通電時間を少なくす
るようにデユーティ制御することにより、リバースブレ
ーキB2をショックのないように係合する。詳述すると
、シフト圧制御バルブ153の油室Cに作用するソレノ
イド圧P、。1とシフト制御圧Pt  (Rレンジにお
いてはリバースブレーキB2の油圧サーボに作用する油
圧P■)の関係は、第11図(イ)のB線の如くである
ので、ソレノイドN001をデユーティ制御してP、。
、を変化させることにより、PoをリバースブレーキB
2が保合を開始する油圧まで上昇させ、その後、保合が
完了する油圧になるまで徐々に上昇させてリバースブレ
ーキB2をショックのないように係、  合させ、保合
後はソレノイドNo、lへの通電を断ちリバースブレー
キB2および油路5にはライン圧が作用するようにする
。油路5の圧は、ライン圧およびシフト制御圧を上昇さ
せるように作用しているので、Rレンジにおいては、シ
フトftdl?卸圧力が上昇するにつれてライン圧は上
昇する。この状態を示したのが第11図(イ)のB、C
線で、ソレノイド圧Pso+  (油室Cの圧)が変化
するにつれてリバースブレーキB2の油圧サーボに作用
するシフト制御圧P、がB線の如く、ライン圧P1がC
線の如く変化する様子を示している。
第12図は各シフトレンジにおいてどの摩擦係合要素の
油圧サーボに作用する油圧がデユーティ制御されるのか
をまとめて示している。
次に上記したベルト式無段変速機の制御装置について説
明する。
先ず、第13図は第1図に示した電子制御装置108の
構成を示している。
電子制御装置108への人力信号は第1図でも述べたよ
うに、サーボモータの回転信号116、モータドライバ
128からのアラーム信号117、スロットル開度信号
118、プライマリシーブ回転数信号119、セカンダ
リシーブ回転数信号120、車速信号121、エンジン
回転数信号122、パターン選択信号123、シフトポ
ジション信号−125、ブレーキ信号126であり、こ
れらの信号に基づいて、電子制御装置108内において
記憶された各種プログラム、データの処理を実行し、モ
ータ用ドライバ128、ソレノイドN00IN0.2、
N013に信号を出力するものである。
加速要求判断部130は、スロットル開度、その変化率
、車速、その変化率から加速すべきか否かを判断し、現
在トルク比算出部131は、プライマリシープ回転数と
セカンダリシーブ回転数から現在トルク比T、を算出し
、現在システム比算出部132において現在システム比
ap  (システム全体のギヤ比)を算出する。また、
判断部133において、加速要求判断部130の出力信
号、車速変化率、シフトポジション位置から最良燃費運
転を行うか最大動力運転を行うかの判断を行い、算出部
135においては、判断部133の出力信号、スロット
ル開度、ブレーキ検出信号から目標システム比a*を算
出し、これからさらに算出部136において、Lモード
の場合の目標トルク比TL*、Hモードの場合の目標ト
ルク比TM*を算出し、算出部137において、目標シ
ステム比a*、車速、スロットル開度から目標システム
比ヒステリシスa*1を算出する。
さらに、上記判断部130,133および算出部131
,132.135.136.137の出力信号に基づい
て、H−L選択判断部139においてH(ハイモード)
かL(ローモード)かの運転が判断されると共に、判断
部140においてCTVの変速判断が処理され、判断部
141においてNレンジからDレンジへの変速およびR
レンジへの変速が判断され、判断部142においてH(
ハイモード)とL(i:I−モード)との切換制御の判
断がされ、判断部143においてロックアツプクラッチ
のオンオフ制御が判断される。そして、判断部140の
結果に基づいて制御部145においてサーボモータの回
転数制御およびブレーキの制御が行われ、制御部146
.147.148においてソレノイドN001〜N00
3のデユーティ制御が行われる。
第14図は上記電子制御装置における処理のメインルー
チンを示している。先ず、ステップ2゜lで、スタック
ポインタ設定、I10ボート初期設定、RAMエリアク
リア、内部タイマ初期設定、RA M SI域初期設定
を行い、ステップ202において割込許可があると、ス
テップ203において10ms e c毎に、スロット
ル開度算出、スロットル開度変化率算出、ドライバーア
ラーム検出、シフトポジシラン信号の検出、ブレーキ信
号の検出、車速演算の処理を行う(ステップ204〜2
09)。すなわち、ステップ206では、モータ駆動用
ドライバーからのアラーム信号を検出する処理を行い、
ステップ207においてはシフトポジションがどのレン
ジにあるかを検出し、また、レンジの切換え時に生じる
シフトポジションのチャックリングを除去する処理を行
い、ステップ208においてはブレーキのオン・オフ時
に生じるチャツタリングを取り除き、ブレーキ状態を入
力する処理を行う。
次にステップ210において25ms e c毎に、C
VT制御処理、変速用モータ制御、ソレノイドN001
〜N013制御の処理を行い(ステップ211〜213
)、ステップ215において10Qmsec毎に、モー
ドスイッチ信号の検出、変速の制御が可能かどうかを検
出するオーバートラベル検出処理を行う(ステップ21
6〜217)。
さらに、ステップ218において200m5ec毎に、
モータオフタイミング監視処理、車速監視を行い(ステ
ップ219〜220)、ウオッチドックカウ゛ンタを0
クリアして(ステップ221)ステップ203に戻る。
第15図は上記ステップ211のCVT制御処理のフロ
ー図である。先ず、プライマリシーブ回転数Np、セカ
ンダリシーブ回転数N、の入力処理を行い、シフトボジ
シッン処理を行い、現在トルク比算出を行い(ステップ
231〜234)、ステップ236においてエコノミー
モードかパワーモードかを検出し、目標システム比を算
出し、目標システムヒステリシスを算出し、H−L選択
判断処理を行う(ステップ237〜239)。
第16図は第14図のステップ212の変速用モータ制
御のフロー図である。
ステップ251.252でRレンジか否か、車速が0か
否かを判断し、Noであればステップ253において車
速がCVT変速制御可能領域VCMNであるか否かを判
断する。YESであれば前回のモータ状態のデータを退
避させ(ステップ254)、次いで、ステップ255に
おいてTMOT(タイマ)は、ローハイ変速のときにハ
イクラッチとモータとのタイミングをとるため、また、
−時的にモータの制御を停止させたい場合にTMOTに
時間がセントされるタイマであり、これが0のときモー
タの制御が可能になる。
該ステップ255の処理について第17図により詳述す
ると、L−H(ローからハイに変速)またはH−L(ハ
イからローに変速)のモードの切換を行う、L−Hの場
合にはBl−hC2へ、H→Lの場合にはC2→Blへ
係合させる時、システム比(システム全体のギヤ比)が
L−HまたはH−Lに切換ねった後も同じ値になるよう
に変速部のモータをクラッチ部の切換と同時に変速させ
る。
TMOTは、係合要素B1−C2またはC2−B1へつ
かみ換えとモータの変速の開始とのタイミングをとるタ
イマであり、L−HまたはH→L判断がモード切換を行
うと判断されるときにセットされ、TMOTがタイマ処
理によりディクリメントされOになるまでモータは停止
している。
ステップ257においてHモードか否かを判断する。H
モードの場合にはスロットルが急激に踏み込まれている
場合にセットされるフラグがあるか否かを判断しくステ
ップ258)、Lモードの場合にはスロットルが急激に
離される場合にセットされるフラグがあるか否かを判断
しくステップ274)、該フラグがあれば■に進み変速
停止フラグをセットする(ステップ271)、該フラグ
がなければステップ259において現在のシステム比(
システム全体のギヤ比)apが、目標システム比の上限
値と下限値の間にあるか否かの判断を行う。YESであ
れば制御中のフラグをオフして変速停止フラグをセット
する(ステップ270.271)。
ステップ259においてシステム比(システム全体のギ
ヤ比)arが目標システム比の上限値と下限値の間にな
ければ、ステップ260において、現在のシステム比の
増分ΔalPを前回のシステム比の増分ΔalBに置き
換え、目標システム比a*と現在のシステム比aとの差
(変速方向)Δaを現在のシステム比の増分ΔalPと
する。次に制御中であるというフラグがオンか否かを判
断し、YESであれば前回から現在のシステム比の変化
を検出しくステップ262)、ステップ263でHモー
ドか否かの判定を行う。
Hモードで前回から現在のシステム比変化方向が負から
正になるとき又はLモードで前回から現在のシステム比
変化方向が正から負になるときは、変速停止フラグをた
て(ステップ265)、ステップ266で変速停止時間
TAをタイマにセフ)する。そうでなければ、■に進み
ステップ273の変速速度制御の処理を行い、ここでモ
ータ制御方向とスピードの決定を行う。ステップ267
においては、0〜9の10段階のスピードデータをモー
タドライバに出力するために周波数に変換する処理を行
い、ステップ268においてモータ制御処理を行う。
ステップ261において制御中のフラグがなければ、制
御中のフラグをオンする(ステップ275)、次にステ
ップ276においてHモードか否かの判定を行い、ステ
ップ277.278においてHモードでシステム比変化
方向が正又はLモードでシステム比変化方向が負の場合
にはステップ266に進み、そうでない場合にはステッ
プ273に進む。
第18図は本発明の特徴である第15図のステップ23
9においてH−L選択判断処理の次に行われるフローを
示している。
先ずステップ301において、HモードからLモードへ
の切換判断があったか否かが判断され、ステップ302
.303において、Dレンジでアクセル開度θが惰行判
定スロットル開度θr  (0若しくはθ付近)以下の
場合に、ステップ304においてローコーストフラグF
に1がセットされる。そうでない場合に他の処理に進む
第19図は上記ローコーストフラグFを解除するフロー
を示し、Dレンジ以外のレンジ、アクセル開度θが惰行
判定スロットル開度θ直より大、またはHモードでロー
コーストフラグFに0がセットされる。
そして第20図に示すように、ステップ311において
モータ制御方向フラグが、ストップかアツブ方向か、ダ
ウンシフト方向かの判断がなされ、該判断に基づいてス
テップ313〜315においてそれぞれモータの停止処
理、アップシフト処理およびダウンシフト処理が行われ
るが、アンプシフトの場合には、ステップ312で上記
ローコーストフラグFが1でないか否かが判断され、F
が1の場合、すなわちDレンジでかつアクセル開度θが
0若しくは0付近の場合には、ステップ315に進みモ
ータを停止させる。
これを第21図により詳述すると、DレンジのHモード
でゴーストダウン時に車速の減少に伴い、目標トルク比
が変化しLモードでしか達成できないトルク比となり(
図中A点からB点に変化)、HモードからLモードへ切
換えるときく図中A点から0点へ換える)、無段変速機
構は第20図のステップ312から315に進み、アッ
プシフト(0点からB点へ)をせず、アンダードライブ
状M(0点)を維持し、ワンウェイクラッチのフリー回
転によりニュートラル状態で停止することになる。また
、この状態からアクセルが踏まれた場合(例えば目標が
D点になったとき)には、無段変速機構はアンプシフト
(0点からD点へ)して実際のトルク比が直ちに目標ト
ルク比と一致するようにするものである。
従って、DレンジのHモードでゴーストダウン時には、
ニュートラル状態で停止するために減速フィーリングを
向上させることができる。また、ゴーストダウン時に比
較的高い車速で無段変速機構のトルク比が最大トルク比
となるので、急停車後も確実に最大トルク比となり、ス
ムーズな発進が可能となる。さらに、ゴーストダウン時
にアクセルが踏まれた場合に、駆動力が得られなかった
り、急激なダウンシフトをしてフィーリングを損なうと
いうことがなくスムーズな加速性能を得ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わるベルト式無段変速機の制御装置
のシステム構成図、第2図はベルト式無段変速機の変速
機構の概略図、第3図は各シフトレンジにおける摩擦係
合要素およびソレノイドの作用を説明するための図、第
4図はベルト式無段変速機の詳細を示す断面図、第5図
ないし第10図は本発明に係わる油圧制御装置の構成お
よび作用を説明するための図で、第5図はNレンジまた
はPレンジの作動図、第6図はNレンジからDレンジへ
変速する場合の作動図、第7図はDレンジにおいてLモ
ードからHモードに変速する場合の作動図、第8図はD
レンジ上モードでのロックアンプの場合の作動図、第9
図はSレンジにおいてLモードとHモードを相互に変速
する場合の作動図、第10図はNレンジからRレンジへ
変速する場合の作動図、第11図は各ソレノイドによる
ソレノイド圧と各摩擦係合要素へ作用する油圧との関係
を示す図、第12図は各シフトレンジにおけるデユーテ
ィ制御される摩擦係合要素を示す図、第13図は電子制
御装置の構成を示すブロック図、第14図は電子制御装
置における処理のメインフローを示す図、第15図はC
VT制御処理のフローを示す図、第16図は変速用モー
タ制御の処理のフローを示す図、第17図はロー・ハイ
切換時の作用を説明するための図、第18図ないし第2
0図は本発明に係わるコースト時におけるモータ制御の
フローを示す図、第21図はその作用を説明するための
図である。 2・・・入力軸、6・・・無段変速機構、102・・・
ベルト式無段変速機、103・・・発進装置、104・
・・副変速装置、105・・・油圧制御装置、106・
・・主変速装置、107・・・CVT変速用モータ、1
08・・・電子制御装置。 出 願 人   アイシン・ワーナー株式会社代理人弁
理士  白 井 博 樹(外3名)第2図 第3図 0口・ンクアッブ時詐勧 第11図 SQL、 No、l 5QL、 No、3 第14図 L−+HH+L 第18図 第19図 第20図 第21図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)無段変速機構を構成する主変速装置と該無段変速
    機構に連結される副変速装置により2つの異なる変速領
    域の走行を可能とし、車両走行状態を検出する信号によ
    り無段階にトルク比を可変にできる無段変速機において
    、ゴーストダウン時に前記変速領域が切換えられた場合
    に前記無段変速機構の変速を停止してニュートラル状態
    にすることを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置
  2. (2)Dレンジでアクセル開度が零若しくは零付近で前
    記無段変速機構の変速を停止することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のベルト式無段変速機の制御装置
JP62333034A 1987-12-11 1987-12-28 ベルト式無段変速機の制御装置 Pending JPH01176851A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62333034A JPH01176851A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 ベルト式無段変速機の制御装置
US07/281,352 US5005442A (en) 1987-12-11 1988-12-08 Control system for stepless belt transmissions

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62333034A JPH01176851A (ja) 1987-12-28 1987-12-28 ベルト式無段変速機の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01176851A true JPH01176851A (ja) 1989-07-13

Family

ID=18261529

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62333034A Pending JPH01176851A (ja) 1987-12-11 1987-12-28 ベルト式無段変速機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01176851A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102656391A (zh) * 2010-02-23 2012-09-05 日产自动车株式会社 车辆用无级变速器的控制装置
JP2017125595A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ジヤトコ株式会社 車両用変速機の変速制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102656391A (zh) * 2010-02-23 2012-09-05 日产自动车株式会社 车辆用无级变速器的控制装置
US9022900B2 (en) 2010-02-23 2015-05-05 Nissan Motor Co., Ltd. Control device of continuously variable transmission for vehicle
JP2017125595A (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ジヤトコ株式会社 車両用変速機の変速制御装置
WO2017122603A1 (ja) * 2016-01-15 2017-07-20 ジヤトコ株式会社 車両用変速機の変速制御装置及び車両用変速機の変速制御方法
KR20180094049A (ko) * 2016-01-15 2018-08-22 쟈트코 가부시키가이샤 차량용 변속기의 변속 제어 장치 및 차량용 변속기의 변속 제어 방법
CN108463655A (zh) * 2016-01-15 2018-08-28 加特可株式会社 车辆用变速器的变速控制装置及车辆用变速器的变速控制方法
US10550937B2 (en) 2016-01-15 2020-02-04 Jatco Ltd Gear shift control device for vehicle transmission and gear shift control method for vehicle transmission

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6908413B2 (en) Driving control apparatus for vehicle and driving control method for vehicle
JPH0579554A (ja) 車両用無段変速機の制御装置
US5005442A (en) Control system for stepless belt transmissions
JP2759938B2 (ja) 車両用変速機の制御方法
JP3116666B2 (ja) 車両用無段変速機の変速制御装置
JPH0510427A (ja) 車両用無段変速機の油圧制御装置
JPS6258428B2 (ja)
WO2018216649A1 (ja) 動力伝達装置およびその制御方法
JPH01176851A (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
JPH0362939B2 (ja)
JP5007503B2 (ja) 自動変速機用発進要素のスリップ締結制御装置
JPS63266266A (ja) 無段変速機用制御装置
JPH01176846A (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
JPH01176849A (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
JP2768948B2 (ja) 車輌用自動無段変速機における制御装置
JPH01153856A (ja) ベルト式無段変速機の変速制御装置
JP6913258B2 (ja) 無段変速機の制御装置および制御方法
JP7242137B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH01176841A (ja) 車両用自動変速機の制御装置
JP7139070B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JP7214321B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
JPH01176848A (ja) ベルト式無段変速機の制御装置
JPH0510426A (ja) 車両用無段変速機の油圧制御装置
JP2785225B2 (ja) 車輌用自動無段変速機における制御装置
JPH0510428A (ja) 車両用無段変速機の制御装置