JPH0117670Y2 - - Google Patents

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JPH0117670Y2
JPH0117670Y2 JP16318380U JP16318380U JPH0117670Y2 JP H0117670 Y2 JPH0117670 Y2 JP H0117670Y2 JP 16318380 U JP16318380 U JP 16318380U JP 16318380 U JP16318380 U JP 16318380U JP H0117670 Y2 JPH0117670 Y2 JP H0117670Y2
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cylindrical case
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lubricating oil
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本案は空気調和機や冷凍機等に搭載した密閉型
回転圧縮機の改良に関する。
(ロ) 従来の技術 従来の回転圧縮機においては、上下二つに分割
し得る密閉ケーシングの下部ケーシング内にはロ
ータリ形の電動圧縮装置が収納されている。前記
電動圧縮装置の電動機ロータはステータに嵌装さ
れており、ステータ巻線はステータの面より上方
に突出している。そして、前記ステータ巻線を囲
むように遮熱部材が設けられている。
前記遮熱部材は、断面形状を略截頭円錐形をな
していて、その外周面中間部位には段部が形成さ
れている。また、前記遮熱部材の大径側端部外径
は、下部ケーシングの内径に略一致し、軽く圧入
することで下部ケーシングに嵌着されている。
すなわち、遮熱部材は電動機等を装着した下部
ケーシング上に大径側を下方にして置かれ、その
まま下部ケーシング内に圧入すると、遮熱部材の
大径側端がステータの枠側に当り、ステータに対
する遮熱部材の段部の位置が決められることにな
る。
一方、密閉ケーシングの上部ケーシングは下部
ケーシングに通常の手段で内嵌される。そして、
上部ケーシングは端部を遮熱部材の段部に当接支
持させることで、この上部ケーシングの下部ケー
シングに対する取付位置が定められる。
遮熱部材はステータ巻線を覆うことにより、上
部ケーシングと下部ケーシングとを溶接する際に
発生するスパータでステータ巻線が損傷しないよ
うにしている(実開昭55−119383号公報参照)。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の遮熱部材はこの部材の大
径側端部外径の全周を下部ケーシングの内壁に圧
入するとともに、ステータの端に当てているた
め、遮熱部材と上部ケーシングとの間に溜つた潤
滑油を下部ケーシングの底部に戻すことができな
くなる問題があつた。
本案は上記の問題を解決するもので、従来の遮
熱部材と同様な形状で同位置に設けた板部材(以
下バツフル板という)に潤滑油が溜まらないよう
にした密閉型回転圧縮機を提供することを目的と
したものである。
(ニ) 課題を解決するための手段 本案は円筒ケース内に回転圧縮要素と、この回
転圧縮要素を駆動する回転子と固定子とを有する
電動要素とを収納し、この固定子の外周に油戻し
用の切欠を設け、前記円筒ケースの開口部を閉塞
する蓋体と電動要素とで形成された空間に油分離
用のバツフル板を設けるとともに、この空間内に
円筒ケース外を介して回転圧縮要素の吐出側と連
通した吐出連結管の一端を開口させ、電動要素の
巻線を包むように皿状に形成した前記バツフル板
をこの電動要素に取付け、かつ、バツフル板の側
壁に円筒ケースの内壁に接する複数の突出部を設
け、前記円筒ケースとバツフル板の突出部及び側
壁とで囲まれた隙間を通路にし、この通路を形成
するバツフル板の側壁に導出孔を設けたものであ
る。
(ホ) 作用 本案は上記のように構成したことにより、バツ
フル板の突出部間に形成された通路にこのバツフ
ル板の導出孔を連通させ、バツフル板の内側と外
側とを連通し、導出孔と通路とを利用して円筒ケ
ースの底部に潤滑油を戻すようにしたものであ
る。
(ヘ) 実施例 以下本案を図に示す実施例に基いて説明する。
1は円筒ケース2内に電動要素3と回転圧縮要
素4とを圧入保持し、前記円筒ケース2の開口部
を蓋体5で閉塞して密閉容器6を形成して構成す
る密閉型回転圧縮機である。7は密閉容器6内に
貯溜された潤滑油である。前記電動要素3は巻線
8を巻挿し円筒ケース2の内壁との間に切欠部
9,9…を有する固定子10と、回転圧縮要素4
を駆動する回転軸11と圧入連結した回転子12
とにより構成される。13は前記回転軸11の一
端に連結されて各摺動部に潤滑油7を供給するL
字状の給油管である。14は回転圧縮要素4の吐
出側と電動要素3と蓋体5とで形成される空間1
5とを密閉容器6外を介して接続する吐出連結管
である。16は蓋体5に設けた図示しない外部冷
却回路に連結する吐出管である。
而して、17は密閉容器6内の空間15に設け
て電動要素3の巻線8を包むようにキヤツプ状に
形成されたバツフル板であり、該バツフル板は円
筒ケース2の内壁に当接する突出部18,18,
18を電動要素3の固定子10と蓋体5とで挾持
されて取付けられる。19,20,21は前記バ
ツフル板17の突出部18,18,18間に設け
られ該バツフル板と円筒ケース2の内壁との間隙
に形成される通路であり、該通路の内の第1通路
19は密閉型回転圧縮要素1を横置き及び斜置き
にした場合にも常に空間15の上部に位置しガス
吐出通路を形成し、第2通路20は前記密閉型回
転圧縮機1を横置きにした場合に下部に位置し潤
滑油戻り通路を形成し、第3通路21は前記密閉
型回転圧縮機1を横置きに比べて90゜ふつて略20゜
の角度で斜置きにした場合に下部に位置し潤滑油
戻り通路を形成し、この通路は第2通路20が一
番大きく、第3通路21が一番小さく形成され
る。22,22…は夫々通路19,20,21を
形成されるバツフル板17に穿設し該バツフル板
内と空間15とを連通する導出孔である。第2通
路20に形成された導出孔22,22には吐出連
結管14の出口側開口部が対向している。23は
前記バツフル板17に設けた電動要素3のリード
線24引き出し口のシールバツキンである。
このように構成された取付自在な密閉型回転圧
縮機において、回転圧縮要素4で断熱圧縮されて
吐出された吐出冷媒は吐出連結管14を介して空
間15に設けたバツフル板17内に該バツフル板
の第2通路20に穿設された導出孔22,20よ
り流入する。
前記バツフル板17内に流入した吐出冷媒は混
入している潤滑油7をバツフル板17内で分離し
吐出管16から流出して外部冷却回路を循環す
る。密閉型回転圧縮機1を縦置きにした場合に吐
出管連結管14からバツフル板17内に流入した
吐出冷媒は該バツフル板内で気液分離し潤滑油7
を導出孔22,22…から通路19,20,21
にあふれさせ固定子10の切欠部9,9…より給
油管13側に帰還させ、吐出ガスを導出孔22,
22…から吐出管16に流出させる。その際、吐
出ガスは吐出管連結管14から空間15に流入し
ており、電動要素3を吐出ガスが流れず、潤滑油
7を給油管13側に戻りやすくさせている。前記
密閉型回転圧縮機1を横置きにした場合にバツフ
ル板17内で分離された潤滑油7は第2通路20
を形成する前記バツフル板17の導出孔22,2
2から空間15と給油管13側との圧力差を利用
して該第2通路を介して固定子10の切欠部9よ
り給油管13側に帰環する。
前記第2通路20は横置き状態での潤滑油戻し
通路なので他の設置状態と異なり高低差を利用で
きないので大きく形成して潤滑油戻り時の抵抗を
小さくして潤滑油7の戻りをよくしている。前記
密閉型回転圧縮機1を20゜に傾向けて斜置きにし
た場合にバツフル板17内で分離された潤滑油7
は第3通路21を形成する前記バツフル板17の
導出孔22から傾斜を利用して該第3通路を介し
て固定子10の切欠部9より給油管13側に帰還
する。前記第3通路21は斜置き状態での潤滑油
戻し通路なので常に下部に位置し傾斜しているた
め潤滑油7が斜向きを利用して集まり流れやすく
なり通路21を最小に形成しても確実に該潤滑油
を給油管13側に帰環させられる。第1通路19
は密閉型回転圧縮機1の設置状態にかかわらず常
にバツフル板17内で潤滑油7を分離した吐出ガ
スが流れる。各摺動部に潤滑油7を供給するL字
状の給油管13は密閉型回転圧縮機1の縦置き状
態では他端開口部を密閉容器6内低部に貯溜した
潤滑油7中に浸漬し、横置き状態では他端開口部
が垂直に下端に開口して潤滑油7中に浸漬し、斜
置き状態では他端開口部が水平方向に開口してい
るが貯溜した潤滑油7の油面が上昇して該潤滑油
中に浸漬し、設置状態にかかわらず潤滑油7を確
実に供給できる。リード線24引き出し口をシー
ルするシールパツキン23はバツフル板17内に
流入した吐出冷媒が前記リード線24引き出し口
からもれて潤滑油7が吐出されるのを防止してい
る。
(ト) 考案の効果 本案の密閉型回転圧縮機は円筒ケース内に回転
圧縮要素と、この回転圧縮要素を駆動する回転子
と固定子とを有する電動要素とを収納し、この固
定子の外周に油戻し用の切欠を設け、前記円筒ケ
ースの開口部を閉塞する蓋体と電動要素とで形成
された空間に油分離用のバツフル板を設けるとと
もに、この空間内に円筒ケース外を介して回転圧
縮要素の吐出側と連通した吐出連結管の一端を開
口させ、電動要素の巻線を包むように皿状に形成
した前記バツフル板をこの電動要素に取付け、か
つ、バツフル板の側壁に円筒ケースの内壁に接す
る複数の突出部を設け、前記円筒ケースとバツフ
ル板の突出部及び側壁とで囲まれた隙間を通路に
し、この通路を形成するバツフル板の側壁に導出
孔を設けたのであるから、バツフル板に通路と導
出孔とを連通させて設けることによつて、バツフ
ル板で吐出ガスから分離された潤滑油をこのバツ
フル板で溜めないようにし、潤滑油を円筒ケース
の底部に固定子の油戻し孔を介して戻すことがで
きるようにしたものである。また、バツフル板に
通路と導出孔とを複数づつ設けることによつて、
圧縮機を縦置き、横置きあるいは斜置きにして
も、潤滑油を円筒ケースの底部に戻すことがで
き、圧縮機の摺動部に供給する潤滑油が不足する
のを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案の一実施例を示す縦置きの密閉型
回転圧縮機の断面図、第2図は第1図の−′
線方向から切断した断面図、第3図は横置きの密
閉型回転圧縮機の断面図、第4図は第3図の−
′線方向から切断した断面図、第5図は斜置き
の密閉型回転圧縮機の断面図、第6図は第5図の
−線方向から切断した断面図、第7図のイ,
ロはバツフル板の断面図及び正面図である。 1……密閉型回転圧縮機、2……円筒ケース、
3……電動要素、4……回転圧縮要素、5……蓋
体、7……潤滑油、8……巻線、10……固定
子、15……空間、17……バツフル板、18,
18,18……突出部、19,20,21……通
路、22,22……導出孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒ケース内に回転圧縮要素と、この回転圧縮
    要素を駆動する回転子と固定子とを有する電動要
    素とを収納し、この固定子の外周に油戻し用の切
    欠を設け、かつ、前記円筒ケースの開口部を閉塞
    する蓋体と電動要素とで形成された空間に油分離
    用のバツフル板を設けるとともに、この空間内に
    円筒ケース外を介して回転圧縮要素の吐出側と連
    通した吐出連結管の一端を開口させた密閉型回転
    圧縮機において、前記バツフル板は電動要素の巻
    線を包むように皿状の形を有してこの電動要素に
    取付けられ、かつ、バツフル板の側壁には円筒ケ
    ースの内壁に接する複数の突出部が設けられ、前
    記円筒ケースとバツフル板の突出部及び側壁とで
    囲まれた隙間を通路にし、この通路を形成するバ
    ツフル板の側壁に導出孔を設けたことを特徴とす
    る密閉型回転圧縮機。
JP16318380U 1980-11-13 1980-11-13 Expired JPH0117670Y2 (ja)

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JP16318380U JPH0117670Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

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JP16318380U JPH0117670Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

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Publication Number Publication Date
JPS5784388U JPS5784388U (ja) 1982-05-25
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JP16318380U Expired JPH0117670Y2 (ja) 1980-11-13 1980-11-13

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0830470B2 (ja) * 1985-03-28 1996-03-27 松下電器産業株式会社 スクロ−ル圧縮機
JPH09151866A (ja) * 1995-11-30 1997-06-10 Sanyo Electric Co Ltd スクロール圧縮機

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JPS5784388U (ja) 1982-05-25

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