JPH0712703Y2 - 横型圧縮機 - Google Patents

横型圧縮機

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Publication number
JPH0712703Y2
JPH0712703Y2 JP9821688U JP9821688U JPH0712703Y2 JP H0712703 Y2 JPH0712703 Y2 JP H0712703Y2 JP 9821688 U JP9821688 U JP 9821688U JP 9821688 U JP9821688 U JP 9821688U JP H0712703 Y2 JPH0712703 Y2 JP H0712703Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
stator
electric element
closed container
horizontal
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9821688U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0219894U (ja
Inventor
栄一 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は密閉容器内のオイル溜にオイルを貯溜させる
横型圧縮機の改良に関する。
(ロ)従来の技術 従来の横型圧縮機は例えば実開昭55-90786号公報に示さ
れているように構成されている。ここで、この公報を参
考に従来例を説明する。第3図及び第4図において、50
は底部にオイルの貯溜されたオイル溜51を有する密閉容
器で、この容器内には水平な回転軸52を有する電動要素
53と、この電動要素の回転軸52によって駆動される回転
圧縮要素54とが夫々収納されている。密閉容器50には回
転軸52の軸線に沿って下方に膨出部55が形成されてい
る。
この構造の横型圧縮機では密閉容器50の下方に形成した
膨出部55でオイル溜51に貯溜されるオイルの封入量を多
くしても油面が上昇しないようにし、始動時に電動要素
53の入力が増えないようにしている。
(ハ)考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来の密閉容器50は下方の膨出部55を設
けているため、設置時に圧縮機の高さが必要以上に高く
なるとともに、加工が複雑になる等の問題があった。
この考案は上記の問題を解決するもので、横向きに設置
した円筒状の密閉容器に特別な加工を施こさなくても、
オイル溜に貯溜されるオイルの封入量を油面の上昇なし
に多くさせられるようにすることを目的としたものであ
る。
(ニ)課題を解決するための手段 この考案は底部にオイル溜を有する密閉容器内に電動要
素と圧縮要素とを並設して収納し、前記電動要素の電動
要素の固定子に密閉容器内に開口する空間と、この空間
の上側に巻線の挿入されないスロットとを前記回転軸の
下方に設けたものである。
(ホ)作用 この考案は上記のように構成したことにより、密閉容器
内に収納した電動要素の固定子の下部に設けた空間とこ
の空間の上側の巻線の挿入されないスロットとにオイル
溜のオイルを貯溜し、このオイル溜に封入されるオイル
量を多くしても、油面を低くさせられるようにしたもの
である。
(ヘ)実施例 以下この考案を第1図及び第2図に示す実施例に基いて
説明する。
1は底部にオイルの貯溜されたオイル溜2を有する密閉
容器で、この容器内には水平な回転軸3を有する電動要
素4と、この電動要素の回転軸3によって駆動される回
転圧縮要素5とが夫々並設して収納されている。電動要
素4は巻線6を有して密閉容器1の内壁に取付けた固定
子7と、この固定子の内部でエアギャップ8を介して回
転軸3に取付けた回転子9とで構成されている。固定子
7は内周に巻線6を挿入する複数個のスロット10と外周
に切欠部11とを設けた鉄心コアを積層して形成してい
る。複数個のスロット10の中、オイル溜2のオイル中に
開口するスロット12には巻線6が挿入されないようにし
ている。また、固定子7の切欠部11は下端に設けて密閉
容器1の内壁との間で形成される隙間13をオイル溜2の
オイル中に開口させている。そして、空間を形成する隙
間13の上側には巻線の挿入されないスロット12が設けら
れている。回転圧縮要素5はシリンダ14と、回転軸3の
偏心部15によってシリンダ14内を回転するローラ16と、
このローラに接してシリンダ14内を高圧室と低圧室とに
区画するベーン17と、シリンダ14の開口を封じる側部枠
体18,19と、電動要素4側の側部枠体18に取付けられた
マフラー体20と、反電動要素側の側部枠体19に取付けら
れた後述する給油管21を取付ける保持カップ体22とで構
成されている。給油管21は一方をオイル溜2のオイル中
に開口し、他方を回転軸3の中央に設けた給油孔23に連
通している。
このように構成された横型圧縮機において、シリンダ14
内に流入した冷媒はローラ16とベーン17との協働によっ
て圧縮され、マフラー体20内に吐出される。このマフラ
ー体内の冷媒は密閉容器1内に吐出されて電動要素4を
冷却しつつこの容器外に吐出される。そして、運転時に
オイル溜2のオイルは給油管21で回転軸3の給油孔23に
供給され、各摺動部を潤滑するようにしている。
電動要素4の固定子7はオイル溜2のオイル中に開口す
る巻線6を挿入しないスロット12と、切欠部11で形成さ
れる隙間13とを設けることにより、密閉容器1の内壁に
焼バメして取付けてもこの容器内のオイル溜2の容積を
増やすようにしている。そして、固定子7の巻線6を挿
入しないスロット12と切欠部11の隙間13とはオイル溜2
に封入するオイルを貯溜することにより、オイル溜2に
封入するオイル量を多くしても油面を低くできるように
している。そのため、オイル溜2のオイルは電動要素4
のエアギャップ8よりも油面が低くなり、始動時に電動
要素4の入力が増えないようにしている。
また、固定子7の巻線6はオイル溜2の油面を下げるこ
とにより、オイルとの接触面積が減少し、オイルによる
絶縁層の劣化が少なくなるようにされている。
(ト)考案の効果 以上のようにこの考案によれば、底部にオイル溜を有す
る密閉容器内に電動要素と圧縮要素とを並設して収納
し、前記電動要素の固定子に密閉容器内に開口する空間
と、この空間の上側に巻線の挿入されないスロットとを
回転軸の下方に設けたので、前記固定子の空間と巻線の
挿入されないスロット内とにオイルを溜めることがで
き、オイル溜に封入するオイル量を多くしても油面を低
下できる。しかも、この考案は油面を低下しつつオイル
量を確保しているので、各摺動部へのオイル供給が不足
するのを防止できるとともに、電動要素のエアギャップ
に浸入したオイルが抵抗となるのを防止できるようにし
たものである。また、この考案は電動要素の固定子にオ
イルを貯溜するようにしたので、密閉容器に特別な加工
を施こすのを不要にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案を示し、第1図は横型回転
圧縮機の断面図、第2図は第1図のA-A線断面図、第3
図及び第4図は従来例を示し、第3図は横型回転圧縮機
の断面図、第4図は第3図のB-B線断面図である。 1……密閉容器、2……オイル溜、3……回転軸、4…
…電動要素、5……回転圧縮要素、6……巻線、7……
固定子、9……回転子、10,12……スロット、11……切
欠部、13……隙間。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部にオイル溜を有する密閉容器内に水平
    な回転軸を有する電動要素と、この電動要素の回転軸に
    よって駆動される圧縮要素とが並設して収納され、前記
    電動要素は密閉容器の内壁に固定される固定子と、この
    固定子の内部で回転軸に取付けられる回転子とで構成さ
    れ、前記固定子には複数個のスロット内に挿入される巻
    線が巻回されている横型圧縮機において、前記固定子に
    は密閉容器内に開口する空間と、この空間の上側に巻線
    の挿入されないスロットとが前記回転軸の下方に設けら
    れていることを特徴とする横型圧縮機。
  2. 【請求項2】オイル溜のオイル中に浸漬する前記空間は
    固定子の外周を切欠いて形成されていることを特徴とす
    る第1請求項に記載された横型圧縮機。
JP9821688U 1988-07-25 1988-07-25 横型圧縮機 Expired - Lifetime JPH0712703Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9821688U JPH0712703Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 横型圧縮機

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JP9821688U JPH0712703Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 横型圧縮機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0219894U JPH0219894U (ja) 1990-02-09
JPH0712703Y2 true JPH0712703Y2 (ja) 1995-03-29

Family

ID=31324283

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JP9821688U Expired - Lifetime JPH0712703Y2 (ja) 1988-07-25 1988-07-25 横型圧縮機

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JPH0219894U (ja) 1990-02-09

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