JPH0117621Y2 - - Google Patents

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JPH0117621Y2
JPH0117621Y2 JP1982135120U JP13512082U JPH0117621Y2 JP H0117621 Y2 JPH0117621 Y2 JP H0117621Y2 JP 1982135120 U JP1982135120 U JP 1982135120U JP 13512082 U JP13512082 U JP 13512082U JP H0117621 Y2 JPH0117621 Y2 JP H0117621Y2
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JP
Japan
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seal ring
circumferential groove
housing part
rotating shaft
turbine
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JP1982135120U
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JPS5939735U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の排気により作動して内燃
機関の吸気系に圧縮空気を供給するターボチヤー
ジヤに関し、特にタービン側軸封装置に関するも
のである。
従来のこの種のターボチヤージヤにおいては、
第1図に示したようにタービンハウジング部11
内のタービンホイール12とコンプレツサハウジ
ング部13内のコンプレツサホイール14とを両
端に具備し軸方向及び径方向に軸受けされた回転
軸15のタービンホイール先端部15aの外周に
円周溝16を形成し、タービンハウジング部11
とコンプレツサハウジング部13間の軸受ハウジ
ング部17の回転軸端部15a嵌合用孔18の内
周には鋳鉄等の耐熱性と耐摩耗性に富む材料より
成りかつ回転軸端部15aの円周溝16内に嵌ま
るシールリング19を自己の径方向張力で固定
し、このシールリング19と円周溝16とでラビ
リンスシール効果を出させることにより、タービ
ンハウジング部11内の排気が軸受ハウジング部
17内に侵入したり、軸受ハウジング部17内の
潤滑油がタービンハウジング部11内に漏出する
ことを防止していた。
しかしながら、内燃機関の低回転・軽負荷時、
例えばアイドリング時には排気圧が脈動してター
ビンハウジング部11内が負圧になることから、
軸受ハウジング部17内の潤滑油がシールリング
19と円周溝16間の微小間隙を通つてタービン
ハウジング部11内に吸い出されるという欠点が
見られ、また排気熱によりシールリング19が高
温にさらされてシールリング19の径方向張力が
低下し、シールリング19の軸受ハウジング部1
7に対する固定が崩れてシールリング19が変位
し、シールリング19と円周溝16側面との接触
によりシールリング19及び円周溝16側面が摩
耗してラビリンスシール効果が低下し、前記欠点
が増長するとともにタービンハウジング部11内
の排気が軸受ハウジング部17内に侵入して潤滑
油を劣化させるという欠点が見られた。
本考案の目的は、軸受ハウジング部内の潤滑油
がタービンハウジング部内に吸い出されるのを防
止すると共に、タービンハウジング部内の排気が
軸受ハウジング部内に浸入するのを防止すること
である。
上記目的を達成する為の本考案の構成は、回転
軸のタービンホイール側端部の外周の円周溝の両
側に、回転軸の回転により回転軸端部嵌合用孔と
の間の流体を円周溝から遠ざかる方向へ流す一対
の傾斜溝を形成し、軸受ハウジング部に回転軸端
部嵌合用孔のシールリングのタービンホイール側
部位を大気と連通する連通口を設けることであ
る。
上記構成を採用したことに依り、内燃機関の低
回転・軽負荷時におけるタービンハウジング部内
の負圧がシールリングと円周溝の微小間隙に作用
することは、大気が連通口からシールリングのタ
ービンホイール側に流入することで防止される。
従つて、タービンハウジング部内の負圧によつ
て、軸受ハウジング部内の潤滑油がタービンハウ
ジング部内へ吸い出されることが、大幅に軽減さ
れる。更に、回転軸部から毛細管現象によりシー
ルリングへ流れる潤滑油は、傾斜溝の作用によつ
て回転軸部へ押し戻される。
次に、タービンハウジング部内が正圧のときに
は、傾斜溝により、タービンハウジング部内の排
気ガスはシールリングの方へ流入するのが防止さ
れ、仮にシールリングの方へ排気ガスが流入して
も連通口の作用で大気へ放出されるため、軸受ハ
ウジング部内への排気ガスの流入は確実に阻止で
きる。
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。第2図に於いて、排気入口111aと
排気出口111bを備えたタービンハウジング1
11は、潤滑油流入口117aと潤滑油流出口1
17bを備えた軸受ハウジング部117と一体的
に結合される。軸受ハウジング部117内に配設
される回転軸115は、回転軸端部嵌合用孔11
8内に位置する回転軸端部115aを有し、該回
転軸端部115aにはタービンハウジング部11
1内に収容されるタービンホイール112が配設
される。
また、回転軸115のタービンホイール112
側端部、即ち回転軸端部115aの外周に円周溝
116が形成され、軸受ハウジング部117の回
転軸端部嵌合用孔118の内周には、円周溝11
6内に嵌まりラビリンスシール効果を奏するシー
ルリング119が自己の径方向張力で固定され
る。回転軸端部115aの外周の円周溝116の
両側に、回転軸115の回転により回転軸端部嵌
合用孔118との間の流体を円周溝から遠ざかる
方向へ流す一対の傾斜溝121,122が形成さ
れ、軸受ハウジング部117には、回転軸端部嵌
合用孔118のシールリング119のタービンホ
イール112側部位を大気と連通する連通口12
3が形成される。尚、120は浮動ブツシユであ
る。
上記構成に於いて、タービンハウジング部11
1内か負圧のときには、該負圧がシールリング1
19と円周溝116の微小間隔に作用すること
は、大気が連通口123からシールリング119
のタービンホイール112側に流入することで防
止され、タービンハウジング部117内の潤滑油
がタービンハウジング部111内へ吸い出される
ことが大幅に軽減される。更に、回転軸115か
ら毛細管現象によりシールリング119へ流され
る潤滑油は、傾斜溝121の作用によつて回転軸
115へ押し戻される。
次に、タービンハウジング部111内か正圧の
ときには、傾斜溝122により、タービンハウジ
ング部111内の排気ガスがシールリング119
の方へ流入するのが防止され、仮にシールリング
119の方へ排気ガスが流入しても連通口123
の作用で大気へ放出されるので、回転軸115へ
の排気ガスの流入は確実に阻止できる。
また、連通口123を円周溝116のタービン
ホイール112側に位置させたことにより、高温
の排気ガスにシールリング119がさらされるこ
とが無くなり、熱によるシールリング119の焼
付、へたり等の発生が防止される。即ち、円周溝
116の軸受室側に連通口を設けた場合には、連
通口により大気へ放出される排気ガスはシールリ
ング119を通過することとなり、排気ガスの高
温にさらされる。同様に、連通口が円周溝116
の軸受室側に位置する場合には、タービンハウジ
ング部111内が負圧で、大気が連通口より流入
するとき、大気中より吸い込んだ異物がシールリ
ング119や回転軸端部115aの摺動面に付着
し焼付、摩耗等が発生する可能性があり、依頼性
が低下する。然し乍ら、本考案に於いては、この
様な不具合は生じない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のターボチヤージヤの断面図、第
2図は本考案の一実施例の要部を示す断面図であ
る。 112……タービンホイール、115……回転
軸、116……円周溝、117……軸受ハウジン
グ部、118……回転軸端部嵌合用孔、119…
…シールリング、121,122……傾斜溝、1
23……連通孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タービンハウジング部、コンプレツサハウジン
    グ部、前記両ハウジング部間に介在する軸受用ハ
    ウジング部、前記タービンハウジング内のタービ
    ンホイールと前記コンプレツサハウジング内のコ
    ンプレツサホイールを両端に具備しかつ軸方向及
    び径方向に軸受けされた回転軸を備え、前記回転
    軸のタービンホイール側端部の外周に円周溝が形
    成され、前記軸受ハウジング部の回転軸端部嵌合
    用孔の内周には前記円周溝内に嵌まりラビリンス
    シール効果を奏するシールリングが自己の径方向
    張力で固定されているターボチヤージヤにおい
    て、前記回転軸端部の外周の前記円周溝の両側
    に、前記回転軸の回転により前記回転軸端部嵌合
    用孔との間の流体を円周溝から遠ざかる方向へ流
    す一対の傾斜溝が形成され、前記軸受ハウジング
    部には前記回転軸端部嵌合用孔の、前記シールリ
    ングのタービンホイール側部位を大気と連通する
    連通口が設けられてなるターボチヤージヤ。
JP13512082U 1982-09-06 1982-09-06 タ−ボチヤ−ジヤ Granted JPS5939735U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13512082U JPS5939735U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 タ−ボチヤ−ジヤ

Applications Claiming Priority (1)

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JP13512082U JPS5939735U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 タ−ボチヤ−ジヤ

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Publication Number Publication Date
JPS5939735U JPS5939735U (ja) 1984-03-14
JPH0117621Y2 true JPH0117621Y2 (ja) 1989-05-23

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ID=30304232

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JP13512082U Granted JPS5939735U (ja) 1982-09-06 1982-09-06 タ−ボチヤ−ジヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107592854A (zh) * 2015-05-26 2018-01-16 特雷克斯有限公司 起吊装置,尤其是缆绳绞车

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2756118B2 (ja) * 1987-12-26 1998-05-25 株式会社日立製作所 一軸多段遠心圧縮機

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JPS5733238B2 (ja) * 1978-10-23 1982-07-15

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JPS5939735U (ja) 1984-03-14

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