JPH01175610A - 画像式無人車における画像処理方法 - Google Patents

画像式無人車における画像処理方法

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JPH01175610A
JPH01175610A JP62334896A JP33489687A JPH01175610A JP H01175610 A JPH01175610 A JP H01175610A JP 62334896 A JP62334896 A JP 62334896A JP 33489687 A JP33489687 A JP 33489687A JP H01175610 A JPH01175610 A JP H01175610A
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JP
Japan
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road surface
image
unmanned vehicle
pixel
picture
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Application number
JP62334896A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Itou
日藝 伊藤
Hiroshi Asano
宏志 浅野
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は無人車の走行を指示するために路面上に設置
した標識を無人車に備えた撮像装置により撮像し、その
撮像画像中の画素信号を画素データとした後に画像処理
して標識を認識し、無人車の走行を制御するようにした
画像式無人車に係わり、詳しくは明度環境の異なる路面
間で無人車を走行させる場合に撮像される撮像画像の画
像処理方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種の画像式無人車において、撮像装置により
撮像される標識(例えば、走行ライン)等の撮像画像は
、その背景とのコントラストに基いて画像処理されるも
のである。そのため、通常の標識としては、背景となる
路面よりも明るく映るように明度の高い白色のものが採
用されている。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記のように標識を白色にした場合には、そ
の背景とのコントラストを強調するために路面の明度や
色合いを暗いものにしなければならない。そのため、例
えば明るさや色合い等の明度環境が相互に極端に異なる
複数の路面間で無人車を走行させようとする場合には、
各路面の明度環境を相互に暗いものに統一しなければな
らず、そのために大掛かりな改装工事を必要とするもの
である。
そこで、各路面の異なる明度環境を現状のままとして、
暗い路面上には白色の標識を設置し、明るい路面上には
黒色の標識を設置するというように、路面の明度環境に
対応して標識の色合いを変更することも考えられる。し
かし、このような場合には、標識と路面との明度レベル
が反対になるので、その撮像画像を画像処理するために
明度環境の異なる路面毎に画像処理の仕方を切り替える
必要がある。そのために、各路面の境界部分で画像処理
の仕方を切替指示するための特別な指示器を設置したり
、その指示器からの信号を読み取るための特別な読取り
装置を無人車に配設したりしなければならない。
又、明度環境の異なる路面に対応して無人車の制御方法
を変更することも考えられる。例えば、路面に設置した
走行用誘導線から発生する磁界を無人車に備えたピック
アップコイルにより検出させて無人車を操舵制御する周
知の電磁誘導式の制御方法と、前記画像式の制御方法と
を使い分けることがある。しかし、このような場合には
、前記と同様に明度環境の異なる路面毎に無人車の制御
方法を切り替える必要があり、各路面の境界部分で制御
方法を切替指示するための特別な指示器を設置したり、
その指示器からの信号を読み取るための特別な読取り装
置を無人車に配設したりしなければならないばかりでな
く、無人車には画像式及びtm誘導式の各制御装置をそ
れぞれ設けなければならない。
この発明は前述した事情に鑑みてなされたものであって
、その目的は、明度環境の異なる路面間で無人車を走行
させる場合に、路面の明度環境を変更させたり、明度環
境の異なる路面の境界部分に画像処理の仕方を切替指示
する特別な指示器を設置してその指示器からの信号の読
取り装置を無人車に配設したりすることなく画像式の制
御方法のみにより無人車の走行経路を設定することが可
能な画像式無人車における画像処理方法を提供すること
になる。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するためにこの発明においては、無人
車の走行を指示するために路面上に設置した標識を無人
車に備えた撮像装置により撮像し、その撮像画像中の画
素信号を画素データとした後に画像処理して標識を認識
し、無人車の走行を制御するようにした画像式無人車に
おいて、撮像画像中の標識に相当する画素信号の強度及
び標識周囲の路面に相当する画素信号の強度をそれぞれ
求めると共に両画素信号の強度を比較し、標識に相当す
る画素信号の強度が路面に相当する画素信号の強度より
も大きい場合には路面が標識よりも暗いと判定し、標識
に相当する画素信号の強度が路面に相当する画素信号の
強度よりも小さい場合には路面が標識よりも明るいと判
定し、更に各判定のうち一方の判定を基準にして他方の
判定が行われた場合に撮像画像中の画素信号若しくはそ
の画素データを反転した後に画像処理するようにしてい
る。
(作用) 従って、撮像装置により路面上の標識が撮像されること
により、撮像画像中の標識に相当する画素信号の強度と
標識周囲の路面に相当する画素信号の強度とがそれぞれ
求められると共に両画素信号の強度が比較される。そし
て、標識に相当する画素信号の強度が路面に相当する画
素信号の強度よりも大きい場合には路面が標識よりも暗
いと判定され、逆に標識に相当する画素信号の強度が路
面に相当する画素信号の強度よりも小さい場合には路面
が標識よりも明るいと判定される。更に各判定のうち一
方の判定、例えば路面が標識よりも暗いという判定を基
準にして他方の判定、即ち路面が標識よりも明るいとい
う判定が行われた場合に、撮像画像中の画素信号若しく
はその画素データが反転され、つまり路面が標識よりも
暗い場合の撮像画像の画素信号若しくは画素データと同
様のパターンに変換されて画像処理が行われる。
(実施例) 以下、この発明を具体化した一実施例を第1図〜第13
図に基いて詳細に説明する。
第2図は画像式無人車1の側面を示し、その無人車1の
前側上部中央位置に立設した支持フレーム2の上部中央
位置には撮像装置としてのCCD(charge  c
oupled  device)カメラ3が設けられて
いる。CCDカメラ3は無人車1の予め設定された前方
の路面4上のエリア4a(第3図参照)を撮像するよう
に支持フレーム2にセットされている。そして、この実
施例ではCCDカメラ3で撮像されるエリア4aの画像
5 (第5図及び第10図参照)が256X256個の
画素で構成されている。
第2,3図に示すように、路面4には無人車1の走行経
路を指示するための標識としのマーク6が所定間隔を隔
てて離散的に設置されている。第4図に示すように、こ
の実施例ではマーク6は円形状をなし、その相対向する
両側部には先端尖頭形状の一対の角部6aが延出形成さ
れている。そして、この一対の角部6aを結ぶ線lの延
出方向により、無人車1のマーク6を通過する際の進行
方向が指示されると共に、次のマーク6のある方向が指
示される。
又、この実施例における無人車1の走行経路L(第3図
参照)は明るさや色合い等の明度環境の異なる複数の路
面4間に渡って設定されているものである。従って、マ
ーク6の色は路面4の明度環境に対応して設定されてい
る。即ち、暗い路面4ではマーク6は白色で構成され、
明るい路面4ではマーク6は黒色で構成されている。つ
まり、路面4とマーク6との間に最低必要なコントラス
トが得られるようにマーク6の色合いが設定されている
そして、無人車1が走行することにより、離散的に設置
された各マーク6がCCDカメラ3により順次撮像され
ることになる。この実施例において、明るい部分や白色
の部分を撮像したCCDカメラ3からの信号(以下、「
画素信号」という)の強度は大きく、反対に暗い部分や
黒色の部分を撮像したCCDカメラ3からの画素信号の
強度は小さ(なる。
そして、その撮像された画像5の画素信号を所定の画素
データに変換した後に画像処理してマーク6の指示情報
を認識することにより、無人車1の走行が制御される。
次に、無人車1に設けられた走行制御装置の電気的構成
を第1図に従って説明する。
マイクロコンピュータ10は中央処理装置(以下、rc
PUJという)11と、制御プログラムを記憶した読み
出し専用メモリ (ROM)よりなるプログラムメモリ
12と、cpuiiの演算処理結果及び画素データ等が
一時記憶される読み出し及び書き替え可能なメモリ (
RAM)よりなる作業用メモリ13と、タイマ14等と
から構成されている。そして、CPUIIはプログラム
メモリ12に記憶された制御プログラムに従ってCCD
カメラ3を作動させ、その撮像した画像情報に基いて無
人車1が走行する走行経路りを割り出すと共に、走行及
び操舵の制御のための各種の演算処理動作を実行する。
CPUI 1はタイマ14が計時する時間に基いて一定
時間ごとに入出力インターフェイス15及びA/D変換
器16を介してCCDカメラ3を走査制御すると共に、
そのCCDカメラ3からの画素信号をA/D変換器16
、ルックアップテーブル(以下、rLUTJという)2
2及びバスコントローラ17を介して所定のデータに変
換した後に作業用メモリ13に記憶する。
A/D変換器16はCPUI 1の制御信号に基きCC
Dカメラ3からの画素信号の強度をアナログ値からデジ
タル値に強度変換して強度データとし、LUT22及び
バスコントローラ17を介して作業用メモリ13に記憶
させる。又、これと同時に前記画素信号をアナログ値か
らデジタル値に変換する際、各画素信号が予め定めた設
定値以上か否かを判別し、設定値以上の画素信号の場合
には明るい部分の画素に対応するrlJとし、反対に設
定値未満の画素信号の場合には暗い部分の画素に対応す
る「0」とするように、順次入力される各画素信号を2
値化して画素データとしてLUT22に一時的に記憶さ
せる。
LUT22はCPUIIからの制御信号に基いて動作さ
れるものであり、−時的に記憶した前記画素データを所
定時間経過後にバスコントローラ17を介して作業用メ
モリ13に記憶させたり、或いは前記画素データのレベ
ルを反転し、即ち「1」の画素データは「0」の画素デ
ータに、rOJの画素データは「1」の画素データにそ
れぞれ変換し、バスコントローラ17を介して作業用メ
モリ13に記憶させたりする。従って、この場合、作業
用メモリ13にはCCDカメラ3が撮像して2値化され
た画像データが256X256個の画素データ群として
記憶されることになる。
又、この実施例では、CCDカメラ3は予め定めた時間
ごとに間隔をおいて撮像動作が行われるように制御され
、その時々の画素信号が画素データとして作業用メモリ
13の所定領域に記憶されるが、新たな画像の画素デー
タ群が入力されると、作業用メモリ13の所定領域に記
憶された先の画素データ群が消去され、その領域に新た
な画像の画素データ群が記憶される。
更に、この実施例では説明の便宜上、CCDカメラ3の
走査制御は横方向に走査し、その走査が画面の上側から
下側に移る走査方向を採用するが、その他の走査方式で
実施してもよいことは勿論である。
尚、LUT22における画素データの反転動作は、無人
車1の走行する路面4の明度環境が変わった場合にCP
UIIがそれを判定して行うものである。そして、この
実施例では、暗い路面4におけるマーク6の撮像画像を
基準として、その基準の路面4から明るい路面4へ無人
車1が移動して、マーク6を撮像した場合にLUT22
の反転動作が行われる。
又、2値化レベルコントローラ18はCPU11からの
制御信号に基いてA/D変換器16が2値化するための
設定値データを同A/D変換器16に出力する。
更に、ドライブコントローラ19は走行用モータ20及
び操舵機構21を同じ<CPUIIからの制御信号に基
いて制御する。そして、走行用モータ20はその制御信
号に基いて回転速度が制御され、操舵機構21は制御信
号に基いてステアリング角が制御される。
次に、CPUIIの処理動作について説明すると、CP
UI 1の基本的動作は、CCDカメラ3を作動させる
描像処理動作と、そのカメラ3が↑最像した画像に基い
て路面4に設けたマーク6を画像処理して認識を行う認
識処理動作と、その認識結果に基いて無人車1の走行経
路りを演算する演算処理動作と、その演算結果に基いて
走行用モータ20及び操舵機構21を制御して無人車1
を走行させる走行処理動作とにより構成されている。
そして、CPUI 1は撮像処理動作−認識処理動作一
演算処理動作一走行処理動作の順序で制御を行い、その
撮像処理動作の周期を予め設定していると共に、各処理
動作の時間も予め設定している。
そして、一連の処理動作を順次繰り返すことにより無人
車1が走行経路りに沿って走行される。尚、撮像処理動
作から演算処理動作までが終了し走行処理動作が開始さ
れるまでの間については、CPU1lは先の演算処理動
作に基く走行処理動作によって無人車1を走行制御して
いる。
又、この実施例では、前記認識処理動作の際にマーク6
の画素データと比較照合される同マーク6の所定の標準
パターンは、路面4が暗くてマーク6が白色のパターン
に設定されている。
次に、撮像画像の画素信号の処理動作について説明する
今、無人車1が暗い路面4上を走行すると共に、先に演
算された走行経路に従って走行制御されている状態にお
いて、CPUIIからの制御信号に基いてCCDカメラ
3が走査制御されると、CCDカメラ3は路面4に対し
て垂直ではなく一定の角度傾いて撮像していることから
第3図に示す前方のエリア4aを第5図に示すような画
像5に撮像する。
このCCDカメラ3からの各画素に対応する画素信号は
A/D変換器16にてその信号強度をアナログ値からデ
ジタル値(この場合、256段階に区分している値)に
変換されて、LUT22及びバスコントローラ17を介
して強度データとして作業用メモリ13の所定領域に記
憶される。又、A/D変換器16は前記画素信号を予め
定めた基準値と比較して2値化し、画素データとしてL
UT22に一時的に記憶させる。
尚、作業用メモリ13に記憶された前記強度データに基
き第8図に示すようなヒストグラムを表すとすれば、こ
の図において左側の山は路面4の強度データに相当し、
右側の山はマーク6の強度データに相当することになる
又、反対に路面4が明るくマーク6が黒色の場合に、そ
の強度データに基き第12図に示すようなヒストグラム
を表すとすれば、この図において左側の山はマーク6の
強度データに相当し、右側の山は路面4の強度データに
相当することになる。
作業用メモリ13に記憶された前記強度データはマーク
6に相当する部分の強度が大きくなり、路面4に相当す
る部分の強度が小さくなり、マーク6に相当する部分と
路面4に相当する部分とがそれぞれ判別されることにな
る。
CPUIIはその強度データに基いて路面4の明度環境
の判定を次のように行う。
まず、CPU11はこの場合の画像5において、マーク
6を完全に含む所定範囲の処理領域7(第5図参照)を
設定する。即ち、無人車1の走行中にCCDカメラ3が
撮像した画像5のどの位置にマーク6が存在し、且つそ
のマーク6を完全に含む予め定めた範囲はどこなのかを
割り出す。この実施例では、予め設定された走行経路り
を走行している無人車1において、その走行経路し、予
め設定された無人車10走行速度及び予め設定されたC
CDカメラ3の撮像タイミングに基いて処理領域7が設
定されるが、その詳細は省力する。
続いて、CPUI 1は路面4の明度環境を判定するた
めに第6図及び第7図(a)、  (b)に示すように
、処理領域7の外周を囲む画素群からなる外周枠8aを
設定すると共に、同領域7内において所定の間隔をおい
てなる3つの縦方向に延びる画素群及びそれに直交して
横方向に延びる画素群からなる交差枠8bを設定する。
従って、外周枠8aは処理領域7の外周を囲む部分であ
ることから、開枠8aの画素群の中にはマーク6に相当
する強度データを持つ画素は存在しないことになる。即
ち、外周枠8aの画素群は全て路面4に相当する強度デ
ータを持つことになる。その結果、外周枠8aの画素群
の強度データは、第8図に示すヒストグラムにおいて左
側の山の範囲に全て含まれ、最も強度が強い強度データ
(以下、[最大値MaxAJという)でも左側の山の右
端までにあり、最も強度が弱い強度データ(以下、[最
小値MinAJという)でも左側の山の左端までにある
又、交差枠8bは処理領域7内の縦横断していることか
ら、開枠8bの画素群中には必ずマーク6に相当する強
度データを持つ画素が存在すると共に、必ず路面4に相
当する強度データを持つ画素が存在することになる。従
って、交差枠8bの画素群の強度データは、第8図に示
すヒストグラムにおいて全ての範囲に含まれる。そして
、最も強度が強い強度データ(以下、[最大値MaxB
jという)は右側の山の右端までにあり、最も強度が弱
い強度データ(以下、rMinBJという)は左側の山
の左端までにあることになる。
反対に、路面4が明るくマーク6が黒色の場合には、外
周枠8aの画素群の強度データは、第12図に示すヒス
トグラムにおいて右側の山の範囲に全て含まれ、最大値
Max Aは右側の山の右端までにあり、最小値Min
 Aは右側の山の左端までにある。一方、交差枠8bの
画素群の強度データは、第12図に示すヒストグラムに
おいて全ての範囲に含まれ、最大値Max Bは右側の
山の右端までにあり、最小値Min Bは左側の山の左
端までにあることになる。
そして、CPUI 1は外周枠8aに含まれる画素群の
強度データから最も強度の強い画素、即ち最大値Max
 Aと最も強度の弱い画素、即ち最小値Min Aを求
める。同様にCPUI 1は交差枠8bに含まれる画素
群の各強度データから最大値MaxB及び最小値Min
 Bを求める。
続いて、CPUI 1は外周枠8aの最大値MaxAと
交差枠8bの最大値Max Bとを下記の0式により比
較すると共に、外周枠8aの最小値Min Aと交差枠
8bの最小値Min Bとを下記の0式により比較する
l Max A −Max B l≧Δm ・・・■1
MinA−MinBl<k   ・−・■そして、■、
■の両式を満足した場合、路面4が暗くてマーク6が白
色と判定する。
即ち、路面4が暗くてマーク6が白色の場合には、第8
図に示すように外周枠8aの最大値MaxAは左側の山
の右端にあるときが最大で、交差枠8bの最大値Max
 Bは右側の山の左端にあることからその差の絶対値は
大きな値、即ち予め試験又は理論的に求めた基準値Δm
以上となることがわかる。又、これと同時に外周枠8a
の最小値MinAと交差枠8bの最小値Min Bは共
に左側の山の範囲にあると共に、山の左寄りにあること
から、その差の絶対値は小さな値、即ち予め試験又は理
論的に求めた基準値に未満となることがわかる。
よって、CPUI 1はLUT22に制御信号を出力し
て、2値化された後にLUT22にて一時的に記憶され
た画素データを、直ちにバスコントローラ17を介して
作業用メモリI3に出力して記憶させる。この時、LU
T22から出力される画素データのレベルが第9図に示
すように入力レベルと同等になるようにLUT22が制
御される。
これによって、LUT22に入力された「1」に対応す
る画素データはrlJとして出力され、同じく入力され
たrOJに対応する画素データはrOJとして出力され
る。
そして、CPUI 1は作業用メモリ13に記憶された
前記画素データに基き、所定の認識処理動作を実行し、
更に演算処理動作及び走行処理動作を実行する。
一方、無人車10走行が暗い路面4から明るい路面4へ
移り、そのCODカメラ3により第10図に示すような
画像5が撮像されると、その画素信号に基く強度データ
は前記■、■の両式を満足しなくなり、この場合にはC
PUIIは下記の演算式〇、■に従って強度データ中の
各枠8a。
8b(第11図参照)に含まれる最大値Max A。
Max B及び最小値Min A、 Min Bの処理
を行う。
1MaxA−MaxBl<k   ・−・01M1n 
A −Min B l≧Δm ・・・■即ち、この場合
には、第12図に示すように外周枠8aの最大値Max
 A及び交差枠8bの最大値Max Bは共に右側の山
の範囲にあると共に山の右寄りにあることから、その差
の絶対値は小さい値、即ち前記基準値に未満となること
がわかる。又、外周枠8aの最小値Min Aは右側の
山の左端にあると共に、交差枠8bの最小値Min B
は左側の山の左寄りにあることから、その差の絶対値は
太きな値、即ち前記基準値Δm以上となることがわかる
このように、■、■の両式を満足した場合、路面4が明
るくマーク6が黒色と判定される。
よって、CPUIIはLUT22に制御信号を出力して
、2硫化されてLUT22にて一時的に記憶される画素
データをバスコントローラ17を介して作業用メモリ1
3に出力して記憶させる。
この時、LUT22から出力される画素データのレベル
が第13図に示すように入力レベルに対して反転される
ようにLUT22が制御される。即ち、LUT22に入
力された「1」に対応する画素データは「0」として出
力され、同じ(入力された「O」に対応する画素データ
は「1」として出力される。
この結果、作業用メモリ13に記憶される画素データが
、暗い路面4にてマーク6を撮像した場合の画素データ
群と均等のパターンに変換される。
このため、CPUIIによる認識処理動作の際に、2値
化されて反転された画素データを前記所定の標準パター
ンと比較照合することができ、所定の認識処理動作を実
行し、更に演算処理動作及び走行処理動作を実行するこ
とができる。
尚、各最大値Max A、 Max B及び最小値Mt
nA。
Min Bが前記■、■の両式を満足しない場合、CP
ULLは撮像画像中に路面4とマーク6とを区別すべき
明度差がないとして、路面4上にマーク6が存在しない
と判定する。
上記のようにこの実施例では、明るさや色合い等の明度
環境の異なる路面4の間で無人車1を走行させる場合に
、CCDカメラ3からの画素信号をA/D変換したマー
ク6に相当する強度データの強度とマーク6の周囲の路
面4に相当する強度データの強度とをそれぞれ求めると
共に、両強度データの強度を比較して路面4の明度環境
を判定している。又、その判定結果に基き前記撮像画像
の2値化された画素データを反転して処理するようにし
ている。即ち、撮像画像の路面4が明るくてマーク6が
黒色の場合には、その撮像画像の2値化された画素デー
タを反転して処理するようにしている。
従って、無人車1の走行が、白色のマーク6を設置した
暗い路面4から黒色のマーク6を設置した明るい路面4
へ移った場合でも、その明るい路面4における撮像画像
に対応する画素データを、暗い路面4における撮像画像
に対応する画素データの入カバターンと均等のパターン
に変換し、所定の標準パターンと比較照合して処理する
ことができる。
この結果、路面4の明度環境を相互に統一する必要がな
く、そのための改装工事を省略することができる。
又、明度環境の異なる各路面4の境界部分で画像処理の
仕方を切替指示するための特別な指示器を設置したり、
その指示器からの信号を読み取るための特別な読み取り
装置を無人車1に配設したりする必要がない。
従って、各路面4の明度環境の違いにかかわりなく、画
像式の制御方法のみにより無人車1の走行経路を容易に
設定することができる。
尚、この発明は前記実施例に限定されるものではなく、
発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜
に変更して次のように実施することもできる。
(1)前記実施例ではCCDカメラ3からの画素信号を
A/D変換器16にてA/D変換すると共に2値化し、
その2値化された画素データをLUT22にて反転する
ようにしたが、第14図に示すようにCCDカメラ3か
らA/D変換器16に入力される画素信号を、CPUI
Iの制御信号に基き切り替えられる切替スイッチ23に
よりレベル変換器24を介してA/D変換器16へ出力
するように構成し、CCDカメラ3からの画素信号その
ものをレベル変換器24にて反転してからA/D変換器
16にて2値化して画素データとするようにしてもよい
(2)前記実施例では画像5中に所定の処理領域7を設
定すると共に、その領域7内に外周枠8a及び交差枠8
bを設定し、各枠8a、8b上に含まれる画素データの
強度を比較するようにしたが、所定の処理領域7を設定
することなく画像5中の全ての画素信号の中からマーク
6及び路面4に相当する画素信号を選定し、それらの信
号強度を比較するように構成してもよい。
(3)前記実施例ではCCDカメラ3からの画素信号を
強度データにA/D変換し、その強度データ群中に所定
の8a、8bを設定してそれらの枠8a、8bに含まれ
る画素の強度データの最大値Max A、 Max B
及び最小値旧n A、 Min Bを求めそれらに基い
て路面4の明度環境を判定するようにしたが、第8,1
2図に示すようなヒストグラムを求めてそのピークを示
す山の配置状態に基いて路面4の明度環境を判定するよ
うにしてもよい。
(4)前記実施例では撮像装置としてCCDカメラ3を
用いたが、それ以外の撮像装置を用いて実施してもよい
(5)前記実施例では標識としのマーク6を離散的に設
置したものに適用したが、これに限定されるものではな
く、例えば路面4上に標識としての走行ラインを配設し
たものに適用してもよい。
(6)前記実施例ではCCDカメラ3における画像の画
素構成(分解能)を256X256画素としたが、これ
に限定されるものではなく、例えば512X512画素
、1024X1024画素等、適宜に変更して実施して
もよい。
発明の効果 以上詳述したようにこの発明によれば、明度環境の異な
る路面間で無人車を走行させる場合に、路面の明度環境
を相互に統一するための改装工事を省略することができ
、明度環境の異なる路面の境界部分に設けるべき画像処
理の仕方を切替指示するための特別の指示器を省略する
ことができると共に、その指示器からの信号を読み取る
ために無人車に配設すべき特別の読撮り装置を省略する
ことができ、よって画像式の制御方法のみにより無人車
の走行経路の設定を容易に行うことができるという優れ
た効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第13図はこの発明を具体化した一実施例を示
す図面であって、第1図は走行制御装置の電気ブロック
回路図、第2図は無人車等の側面図、第3図は無人車等
の平面図、第4図はマークの平面図、第5図はCODカ
メラが撮像した画像を説明するための説明図、第6図は
同じく画像の一部を拡大して説明するための説明図、第
7図(a)は処理領域内に設定される外周枠を説明する
ための説明図、第7図(b)は同じく処理領域内に設定
される交差枠を説明するための説明図、第8図は画素信
号の強度のヒストグラムを示す図、第9図はLUTの入
力信号と出力信号との関係を示す図、第10図はCOD
カメラが撮像した画像を説明するための説明図、第11
図は同じく画像の一部を拡大して説明するための説明図
、第12図は画素信号の強度のヒストグラムを示す図、
第13図はLUTの入力信号と出力信号との関係を示す
図である。第14図はこの発明を具体化した別の実施例
を示す制御装置の電気ブロック回路図である。 無人車1、撮像装置としてのCCDカメラ3、路面4、
画像5、標識としてのマーク6、走行経路り。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 無人車の走行を指示するために路面上に設置した標
    識を無人車に備えた撮像装置により撮像し、その撮像画
    像中の画素信号を画素データとした後に画像処理して標
    識を認識し、無人車の走行を制御するようにした画像式
    無人車において、前記撮像画像中の標識に相当する画素
    信号の強度及び標識周囲の路面に相当する画素信号の強
    度をそれぞれ求めると共に両画素信号の強度を比較し、
    前記標識に相当する画素信号の強度が前記路面に相当す
    る画素信号の強度よりも大きい場合には路面が標識より
    も暗いと判定し、前記標識に相当する画素信号の強度が
    前記路面に相当する画素信号の強度よりも小さい場合に
    は路面が標識よりも明るいと判定し、更に各判定のうち
    一方の判定を基準にして他方の判定が行われた場合に前
    記撮像画像中の画素信号若しくはその画素データを反転
    した後に画像処理するようにした画像式無人車における
    画像処理方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001166827A (ja) * 1999-12-10 2001-06-22 Kansai Electric Power Co Inc:The 移動体の誘導システム
CN112904880A (zh) * 2014-10-31 2021-06-04 深圳市大疆创新科技有限公司 用于利用视觉标记进行监视的***和方法

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