JPH01172365A - 光学活性な3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法 - Google Patents

光学活性な3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法

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JPH01172365A
JPH01172365A JP62331076A JP33107687A JPH01172365A JP H01172365 A JPH01172365 A JP H01172365A JP 62331076 A JP62331076 A JP 62331076A JP 33107687 A JP33107687 A JP 33107687A JP H01172365 A JPH01172365 A JP H01172365A
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上條 哲聖
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弘 原田
Atsushi Tsubaki
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敏章 山口
Akira Iyobe
亮 伊與部
Kinji Iizuka
飯塚 欣二
Yoshiaki Kiso
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、医薬品の製造中間体として有用な光学活性な
アミノ酪酸誘導体に関するものである。
さらに詳しく述べれば、本発明はヒトレニン(huma
nren in)阻害作用を示し、高血圧症治療剤とし
て有用なアミノ酸誘導体の製造中間体として有用な、式 〔式中の(S)を記した炭素原子はS配置であり、(R
)を記した炭素原子はR配置である〕で表さジル光学活
性す(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキ’フ
ルー2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法に関
するものである。
〔従来の技術〕
本発明者らは、先に一般式 (式中のHisはL−ヒスチジル基であり、Xは一〇−
または−N)I−基であり、Rは炭素数1〜7の直鎖状
または枝分かれ状のアルキル基である)で表されるアミ
ノ酸誘導体がレニン阻害活性を示し、高血圧症治療剤と
して有用であることを見出し報告している〔日本特許公
開公報昭62−234071号〕。
前記一般式(II)で表されるアミノ酸誘導体はL−ヒ
スチジン部分を含め、4個の不斉炭素を有し、それぞれ
の不斉炭素上の立体配置は、化合物のレニン阻害活性に
影響を与えることがすでに知られている。特にC末端側
のアミノ酪酸部分の2個の不斉炭素については、シクロ
ヘキシルメチル基が置換された炭素上の立体配置はS配
置が好ましく、水酸基が置換された炭素上の立体配置は
R配置が好ましいことが確認されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記一般式(II)の化合物において、それぞれの不斉
炭素上の立体配置が化合物のレニン阻害活性に影響を与
えることが知られているが、それぞれの不斉炭素につい
て光学純度の高い化合物を製造することは非常に困難で
、多くの手間を有するものであった。例えば、前記一般
式(I[)の化合物のC末端側のアミノ酪酸部分に対応
する3−アミノ−4−シクロへキシル−2−ヒドロキシ
酪酸においてシクロヘキシルメチル基が置換された炭素
原子上の立体配置は、出発原料として、L−フェニルア
ラニンあるいはローフェニルアラニンを用いることによ
りそれぞれS配置またはR配置の化合物を製造すること
ができる。しかしながら、2位の水酸基を高立体選択的
に不斉合成することは極めて困難である。従って、2位
の炭素原子上の配置がRおよびS配置のジアステレオマ
ー混合物をカラムクロマトグラフィーあるいは分取薄層
クロマトグラフィーを繰り返して分離精製せざるを得な
かった。
ところが、これらの方法は高価なカラムや充てん剤を要
したり、大量の溶媒を用いるなどの問題があり、しかも
大量に処理することが困難なものである。
このため、これらの光学異性体の効率的かつ簡便な単離
方法が望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは前記したような問題点を解決すべH 〔式中の(S)は前記と同じ意味をもち、(R,S)を
記した炭素原子はRおよびS配置を意味する〕で表され
るジアテスレオマー混合物の分離方法について鋭意研究
を重ねた結果、式(I[)の化合物を適量の塩酸で処理
することにより、式〔式中の(S)および(R)は前記
と同じ意味をもつ〕で表される一方の光学活性な塩のみ
が結晶として析出することを見出し、本発明を成すに至
った。
すなわち、本発明は医薬品の製造中間体として有用な式
(I)で表される(2R,3S)−3−アミノ−4−シ
クロへキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩を提供するも
のである。
本発明はさらに効率的かつ簡便な(2R,3S)−3−
アミノ−4−シクロへキシル−2−ヒドロキシ醋酸塩酸
塩の製造方法を提供するものである。
本発明の式(I)で表される(2R,3S)−3−アミ
ノ−4−シクロへキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩は
以下のようにして製造することができる。
すなわち、L−フェニルアラニンメチルエステルのアミ
ノ基を適当な保護基、例えば、tert−ブトキシカル
ボニル基、エトキシカルボニル基、イソブチリル基、ピ
バロイル基またはインプロポキシカルボニル基で保護し
た後、適当な還元剤、例えば塩化リチウムまたは臭化リ
チウム−水素化ホウ素ナトリウムを用いて還元してN−
保護し一フェニルアラニノールを製造する。次いでこれ
を適当な触媒、例えば5%ロジウム−アルミナの存在下
に水添して、N−保護し一シクロへキシルアラニノール
を得る。これを適当な酸化剤、例えばジメチルスルホキ
シド中で三酸化イオウピリジン錯塩を用いて、酸化して
N−保護し−シクロへキシルアラニナールを製造し、シ
アン化ナトリウムまたはシアン化カリウムおよび塩酸と
反応させてヒドロキシニトリル体とし、適当な酸、例え
ば塩酸で処理して加水分解と同時に保護基を除去単離精
製する。
本発明の製造方法を好適に実施するには、L−フェニル
アラニンメチルエステルを適当な溶媒、例えばテトラヒ
ドロフランに溶解し、トリエチルアミンの存在下、イン
プロポキシカルボニルクロリドと反応させ、常法に従っ
て処理してN−インプロポキシカルボニル−し−フェニ
ルアラニンメチルエステルを得る。次いでこれをエタノ
ール−テトラヒドロフランの混合溶媒に溶解し、塩化リ
チウムまたは臭化リチウム−水素化ホウ素ナトリウムを
加えて還元し、N−インプロポキシカルボニル−し−フ
ェニルアラニノールを得る。これをメタノール95%ロ
ジウム−アルミナ存在下に水添してN−インプロポキシ
カルボニル−し−シクロへキシルアラニノールを得る。
次いでベンゼン中ジメチルスルホキシド、トリエチルア
ミンの存在下三酸化イオウピリジン錯塩を反応させて、
N−インプロポキシカルボニル−し−シクロへキシルア
ラニナールを得る。これを酢酸エチル中シアン化ナトリ
ウムまたはシアン化カリウムおよび希塩酸と反応させて
ヒドロキシニ) +Jル体とした後塩酸を加えて加熱し
、有機溶媒を留去し、加水分解と同時に保護基を除去、
溶媒を適量留去し放冷することにより光学活性な式(1
)で表される(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロ
へキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩を得る。
本発明の式(I)の化合物は式(I[)で表されるジア
ステレオマー混合物を20〜25%の塩酸、例えば23
%塩酸に加熱溶解し、適当な量まで濃縮後放冷すること
によっても得ることができる。
式(III)で表されるジアステレオマー混合物の製造
方法としては、前出日本特許公開公報昭62−2340
71号に、下記に示すような工程による方法を報告して
いる。
すなわち、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L
−フェニルアラニンを適当な触媒、例えば5%ロジウム
−アルミナの存在下に水添してN−(tert−ブトキ
シカルボニル)−L−シクロへキシルアラニンヲ得、こ
れを適当な還元剤、例えばボランを用いて還元してN−
(tert−ブトキシカルボニル)−シーシクロへキシ
ルアラニノールを得る。次いで適当な酸化剤、例えばジ
メチルスルホキシド中で二酸化イオウピリジン錯塩を用
いて酸化してN−(tert−ブトキシカルボニル)−
し−シクロへキシルアラニナールヲ得ル。
これを亜硫酸水素ナトリウムで処理して付加体を製造し
た後、シアン化カリウムまたはシアン化ナトリウムと反
応させて、ヒドロキシニトリル体を得る。これを適当な
酸、例えば塩酸で処理することにより脱保護、加水分解
を行い式(I[I)の化合物を得る。
前述したように、このようにして得られた式(I[[)
のジアステオマー混合物を塩酸で分離精製することによ
って式(1)の化合物を得ることができる。しかしなが
ら、本製造方法はヒドロキシニトリル体を製造するにあ
たり、−旦亜硫酸水素ナトリウムとの付加体を製造する
手間を要し、またカルボン酸からアルコール誘導体への
還元に用いられるボランが危険で取り扱いにくいなどの
問題点があるものである。
光学活性な(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロへ
キシル−2−ヒドロキシ醋酸誘導体の製造方法としては
、すでに日本特許公開公報昭62−33141号に、ポ
リペプチド体合成の中間体の中間製造工程において下記
のような工程による製造方法が開示されている。
すなわち、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L
−フェニルアラニンメチルエステルを適当な還元剤、例
えば水素化ジイソブチルアルミニウム(DIBAH)で
還元して、N−(tert−ブトキシカルボニル)−L
−フェニルアラニナールを得、これを亜硫酸水素ナトリ
ウムで処理して付加体とした後、シアン化カリウムと反
応させてヒドロキシニトリル体を得る。
得られたジアステレオマーをカラム分離および分別再結
晶して、2R体を単離し、tert−ブチルジメチルク
ロロシランと反応させて、シリルエーテルを得る。これ
を水素化ナトリウム、過酸化水素水次いでチオ硫酸ナト
リウムと反応させてアミド体を得、塩酸で脱アシル化、
脱保護化してアミド塩酸塩を得た後、さらに塩酸で加水
分解し、塩基で処理することによりカルボン酸を得る。
ジーtert−ブチルジカーボネートにより再びN−保
護体とした後、水素気流下、還元剤としてロジウム/炭
素を用いて還元することにより光学活性な(2R,3S
)−3−(tert−ブトキシカルボニル)アミノ−2
−ヒドロキシ−4−シクロヘキシル酪酸を得る。
しかしながら、この出願に開示されている化合物はN−
置換体であり、しかも未精製のまま中間工程で開示され
ているにすぎない。
また、この製造方法は工程数が長く、本発明の製造方法
の約2倍の工程を要するものであり、用いる試薬も水素
化ジイソブチルアルミニウム(DIBIII)など取り
扱いにくいものがあるなどの難点がある。さらにジアス
テレオマー分離を異性化しやすいヒドロキシニトリル体
で行っているため、以後の取り扱いに注意を要し、シリ
ルエーテル体を経由するなど余分の工程を要するもので
ある。
本発明の製造方法はこの方法に比ベニ程数が少なくしか
も取り扱いやすい試薬のみ使用するなど、きわめて簡便
で効率のよいものである。さらに本発明の製造方法で製
造される式(I)で表される化合物は極めて純度の高い
ものである。
このようにして得られる式(1)の化合物を用い、前記
日本特許公開公報昭62−234071号記載の方法に
従って、式 〔式中の(S)は前記と同じ意味をもつ〕で表されるヒ
スチジン誘導体と反応させることにより、−放火 〔式中の(R)、(S)、lis、 YおよびRは前記
と同じ意味をもつ〕で表されるアミノ酸誘導体を製造す
ることができる。
本発明の方法で得られる式(I)のアミノカルボン酸を
用いて製造される一般式(IIa)の化合物はジアステ
レオマー混合物(I)のアミノカルボン酸を用いて製造
される対応する一般式(n)の化合物に比べ強いレニン
阻害活性を示す。
〔実施例〕
本発明をさらに詳述するために以下に参考例および実施
例をあげる。なお、各参考例および実施例中の化合物の
融点は未補正である。また、各化合物のNMRスペクト
ルは日本電子JNM−GX270型高分解能核磁気共鳴
装置を用いて測定した。薄層クロマトグラフィーはメル
ク社のプレコートプレートシリカゲル(precoat
ed plates 5ilica gel)60F2
S、を用いて行った。また薄層クロマトグラフィーの展
開溶媒はクロロホルム/メタノール=5/1の混合液を
用い、Rf値(Rfl)  を算出した。
参考例 I し−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩メタノール
3.5mlを氷−食塩で冷却し、これに塩化チオニル0
.88mj2を滴下する。滴下後し一フェニルアラニン
1.0gを加え、反応温度を徐々にメタノールの沸点ま
で上げ、約1時間加熱還流する。
減圧下に溶媒を留去し、残渣に少量のベンゼンを加えて
減圧留去し、白色結晶のし=フェニルアラニンメチルエ
ステル塩酸塩1.3gを得る。
融  点 :  159〜161℃ Rf+ :  0.73 IR(KBr):   vco  174Q  cm 
’NMR(CDCl2) δ: 3.2〜3.4(m、 2H)、 3.84(s
、 3H)、 4.44(t、 1)1. J=6Hz
)、 7.2〜7.5(m、 5H)参考例 2 (2R,3S)−3−アミノ−4〜シクロへキシル−2
−ヒドロキシ酪酸塩酸塩10 gをインプロパツール1
50dにけんだくし、水冷撹拌下に塩化水素ガスを吹き
込み80℃で1時間加熱する。反応液を減圧下に濃縮後
、ベンゼンを加えて濃縮乾固し、酢酸エチルを加えて結
晶化し、白色結晶の(2R,3S)−3−アミノ−4−
シクロへキシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸
塩10.6gを得る。
融  点=  118〜119℃ 比旋光度: 〔α)   −7,43° (C2,40,水)Rf、
:  0.68 IR(KBr):   vco  1720  cm−
’NMR(0,0) !j: 0.8〜1.8(m、 19H)、 3.6〜
3.8(m、 IH)。
4.36(d、 IH,J=5.0Hz )、 5.0
〜5.2(m。
III> 参考例 3 インプロパツール9.2−を氷−食塩で冷却し、これに
塩化チオニル1.72dを滴下する。滴下後(2R,3
S)−3−アミノ−4−シクロへキシル−2−ヒドロキ
シ酪酸塩酸塩950mgを加え、50℃で溶解するまで
加温する。反応液を減圧下に濃縮後、ベンゼンを加えて
濃縮乾固する。残留物に酢酸エチルを加えて結晶化し、
白色結晶の(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロへ
キシル−2−ヒドロキシ酪酸イソプロピル塩酸塩940
mgを得る。
物性値は参考例2の結果と一致した。
実施例 I L−フェニルアラニンメチルエステル塩酸塩20.0g
を乾燥テトラヒドロフラン100 mJにけんだくし、
水冷下トリエチルアミン27.1mj!とクロロ炭tイ
ソプロピル12.5mj2を同時に30分間で滴下する
。水冷下1時間撹拌後、減圧下に濃縮する。残渣に酢酸
エチルを加え、■規定塩酸、飽和食塩水、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液および飽和食塩水で順次洗浄する。無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下に濃縮し、無色粘
性油状のN−(インプロポキシカルボニル)−L−フェ
ニルアラニンメチルエステル24.0gを得る。
融  点 :  32〜34℃ Rf  :   0.76 (クロロホルム/メタノール= 30/1)IR(ne
at):  vco  1735.1680  c+c
’NMR(CDC13) δ: 1.21(d、 6H,J=6.0flz)、 
3.0〜3.2(m。
2H)、  3.72(s、  :E)、  4.5〜
4.7(m、  1tl)。
4.9〜5.1(m、 LH)、 7.0〜7.4(m
、 5t()実施例 2 N−(イソプロポキシカルボニル)−し−フェニルアラ
ニノール N−(イソプロポキシカルボニル)−し−フェニルアラ
ニンメチルエステル12.0gを乾燥テトラヒドロフラ
ン145dに溶かし、臭化リチウム1水和物9.48g
、水素化ホウ素ナトリウム3.42gを加え、室温で一
夜撹拌する。反応液を減圧下に濃縮後、撹拌下1規定塩
酸を加え(pH2〜3)析出結晶をろ取する。水洗後、
減圧下に乾燥し、白色結晶のN−(イソプロポキシカル
ボニル)−し−フェニルアラニノール11.1gを得る
融  点:  77〜79℃ Rf+  :   0.72 IR(KBr):    vco  1680  Cm
−’NMR(CDC13) δ:  1.0 〜1.3(m、  6H)、  2,
85(d、  2)1.  J=7.1Hz)、  3
.5 〜3.75(m、  2H)、  3.8〜4.
0(m、  IH)、  4.7〜5.0(m、  2
H)、  7.1 〜7.4(m、  5H) 実施例 3 N−(イソプロポキシカルボニル)−シーフェニルアラ
ニノール1.0gと5%ロジウム−アルミナ50mgに
メタノール1.5dを加え、25℃で水素圧(4kg/
cm2〜3kg/cm2)で撹拌する。触媒を除去した
後、溶媒を減圧下に濃縮する。残渣にベンゼンを加え、
さらに減圧濃縮し、無色粘性油状のN−(イソプロポキ
シカルボニル)−シーシクロへキシルアラニノール0.
98gを得る。
Rf、:   0.76 IR(neat) :   v co  153Q  
cm−’NMR(CDC13) δ:  0.8 〜1.9(m、  19H)、  3
.4〜3.9(m、  3H)。
4.5 〜4.7(m、  LH)、  4.8 〜5
.0(m、  IH)実施例 4 N−(イソプロポキシカルボニル)−L−シクロへキシ
ルアラ−ノール0.4フ 乾燥ジメチルスルホキシド1.4rnlおよび乾燥トリ
エチルアミンO.l11mAの混合物を約18℃(内温
)に冷却し、この混合物に三酸化イオウピリジン錯塩0
、92gを内温22〜25℃を保ちつつ加え、そのまま
20分間撹拌する。反応液に氷水を加え、酢酸エチルで
抽出し、酢酸エチル層を水で洗浄後、蒸留水5dを加え
、水冷後シアン化ナトリウム0.19gを加えた後1規
定塩酸3.8rnlを1時間で滴下する。
水冷下−夜撹拌後、濃塩酸13mNを加え、反応液を1
00℃に加熱して、酢酸エチルを留去する。さらに濃塩
酸5m1.を加え80℃で11時間加熱撹拌する。
反応液を減圧下に約10〜15mAまで濃縮し、−夜放
置する。析出結晶をろ取し、トルエンで洗浄後、減圧下
に乾燥し、白色結晶の(2R,3S)−3−アミノ−4
−シクロへキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩0.23
gを得る。
融  点 :  172〜175℃ 比旋光度: 〔α)  −11,16° (C2,35,水)Rf 
 :  0.63 (n−BuOH/Py/AcOH/
I(zO: 4/1/1/2)IR(KBr):   
vco  1720  cnr’NMR(D20) δ: 0.8〜1.9(m、 13H)、 3.6〜3
.8(m、 LH)。
4.35(d、   IH,J=3.9Hz)実施例 
5 (2RS、 3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル
・−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩(2R/2S :約7/
3) 0.15 gを23%塩酸1mJに溶かし接種後
、−夜放置する。析出結晶をろ取し、トルエンで洗浄後
、減圧下に乾燥し、白色結晶の(2R,3S)−3−ア
ミノ−4−シクロへキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩
0.07gを得る。
物性値は実施例4の結果と一致した。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中の(S)を記した炭素原子はS配置であり、(R
    )を記した炭素原子はR配置である〕で表される光学活
    性な(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘキシル
    −2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩。
  2. (2)製造工程が、 i)L−フェニルアラニンメチルエステルのアミノ基を
    保護する工程、 ii)N−保護L−フェニルアラニノールを製造する工
    程、 iii)N−保護L−シクロヘキシルアラニノールを製
    造する工程、 iv)N−保護L−シクロヘキシルアラニナールを製造
    する工程、 v)ヒドロキシニトリル体を製造する工程、および vi)脱保護、加水分解し、分別精製する工程よりなる
    ことを特徴とする、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中の(S)および(R)は前記と同じ意味をもつ〕
    で表される(2R,3S)−3−アミノ−4−シクロヘ
    キシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩の製造方法。
  3. (3)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中の(S)は前記と同じ意味をもち、(R,S)を
    記した炭素原子はRおよびS配置である〕で表されるジ
    アステレオマー混合物の塩酸塩を塩酸より分別再結晶す
    ることを特徴とする、式▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ 〔式中の(S)および(R)は前記と同じ意味をもつ〕
    で表される光学活性な(2R,3S)−3−アミノ−4
    −シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩の製造方
    法。
JP62331076A 1987-12-26 1987-12-26 光学活性な3−アミノ−4−シクロヘキシル−2−ヒドロキシ酪酸塩酸塩およびその製造方法 Expired - Lifetime JPH07107033B2 (ja)

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