JPH0114764Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0114764Y2 JPH0114764Y2 JP14807883U JP14807883U JPH0114764Y2 JP H0114764 Y2 JPH0114764 Y2 JP H0114764Y2 JP 14807883 U JP14807883 U JP 14807883U JP 14807883 U JP14807883 U JP 14807883U JP H0114764 Y2 JPH0114764 Y2 JP H0114764Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- return spring
- starting device
- case
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 239000003708 ampul Substances 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Gear Transmission (AREA)
- Transmission Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、キツク操作によるキツクシヤフト
の回転をクランク軸に伝えるようにした自動２輪
車のキツク始動装置に関する。
の回転をクランク軸に伝えるようにした自動２輪
車のキツク始動装置に関する。
自動２輪車のキツク始動装置の一例を第１図、
第２図に示す。第１図は伝導系で、クランク軸１
の回転を、ドライブギア２、ドリブンギア３、摩
擦クラツチ４、カウンタ軸５、変速ギア列６を経
て、ドライブ軸７に、続いてドライブスプロケツ
トギア８、チエーン９を介して後輪に伝える。キ
ツク始動装置は、第１図にも示すように、キツク
レバー１０によつて回転するキツクシヤフト１１
上をキツクドライブギア１２を回転自在に軸支
し、上記変速歯車機構６の１つのギア１３に常時
噛合わせて置く。キツクドライブギア１２の側面
にはドツグ１４ａがあり、このドツグ１４ａに対
向するドツグ１４ｂはヘリカルスプライン１５に
よつてキツクシヤフト１１上に軸装される。キツ
クレバー１０の操作によりキツクシヤフト１１が
回転すると、ドツグ１４ｂが一体に回転しながら
ヘリカルスプライン１５によつて軸方向に移動
し、ドツグ１４ａと結合してキツクドライブギア
を駆動する。そして噛合しているギア１３その他
のギアを介してクランク軸を駆動し、エンジンが
始動する。
第２図に示す。第１図は伝導系で、クランク軸１
の回転を、ドライブギア２、ドリブンギア３、摩
擦クラツチ４、カウンタ軸５、変速ギア列６を経
て、ドライブ軸７に、続いてドライブスプロケツ
トギア８、チエーン９を介して後輪に伝える。キ
ツク始動装置は、第１図にも示すように、キツク
レバー１０によつて回転するキツクシヤフト１１
上をキツクドライブギア１２を回転自在に軸支
し、上記変速歯車機構６の１つのギア１３に常時
噛合わせて置く。キツクドライブギア１２の側面
にはドツグ１４ａがあり、このドツグ１４ａに対
向するドツグ１４ｂはヘリカルスプライン１５に
よつてキツクシヤフト１１上に軸装される。キツ
クレバー１０の操作によりキツクシヤフト１１が
回転すると、ドツグ１４ｂが一体に回転しながら
ヘリカルスプライン１５によつて軸方向に移動
し、ドツグ１４ａと結合してキツクドライブギア
を駆動する。そして噛合しているギア１３その他
のギアを介してクランク軸を駆動し、エンジンが
始動する。
キツクシヤフト１１には、コイル状のリターン
スプリング１６が弾装される。このリターンスプ
リング１６は、ケース１７内面に突設されたキツ
クシヤフト１１の軸孔ボス１８の外周に巻装さ
れ、基端部１６ａをケース１７に固定し、先端１
６ｂをキツクシヤフト１１に固定して弾装され
る。この場合、リターンスプリング１６の設置ス
ペースは極めて狭いものとなつている。すなわ
ち、キツクシヤフト１１は前記変速歯車機構６に
近接して軸架されていて、リターンスプリング１
６の外周にギアの１つ１９が近接して回転する。
リターンスプリング１６の作用時の変形や振動の
大きさによつてはギア１９と干渉して破損のおそ
れがある。これを避けるために外径を小さくする
ことは、作用時に軸孔ボス１８を締めつけて機能
を低下させる場合があるので好ましくない。
スプリング１６が弾装される。このリターンスプ
リング１６は、ケース１７内面に突設されたキツ
クシヤフト１１の軸孔ボス１８の外周に巻装さ
れ、基端部１６ａをケース１７に固定し、先端１
６ｂをキツクシヤフト１１に固定して弾装され
る。この場合、リターンスプリング１６の設置ス
ペースは極めて狭いものとなつている。すなわ
ち、キツクシヤフト１１は前記変速歯車機構６に
近接して軸架されていて、リターンスプリング１
６の外周にギアの１つ１９が近接して回転する。
リターンスプリング１６の作用時の変形や振動の
大きさによつてはギア１９と干渉して破損のおそ
れがある。これを避けるために外径を小さくする
ことは、作用時に軸孔ボス１８を締めつけて機能
を低下させる場合があるので好ましくない。
この考案の目的は、以上の点を改善しようとす
るもので、振動などによつてもリターンスプリン
グが一定距離以上に変速歯車機構に近づかないよ
うにて安全性を確保した自動２輪車のキツク始動
装置を提供する。
るもので、振動などによつてもリターンスプリン
グが一定距離以上に変速歯車機構に近づかないよ
うにて安全性を確保した自動２輪車のキツク始動
装置を提供する。
第３図、第４図にこの考案の実施例を示す。
キツクシヤフト１１がケース１７内面に突設し
た軸孔ボス１８に軸支され、軸孔ボス１８外周に
リターンスプリング１６が弾装されるのは同じで
ある。
た軸孔ボス１８に軸支され、軸孔ボス１８外周に
リターンスプリング１６が弾装されるのは同じで
ある。
軸孔ボス１８の根本には、ドライブシヤフト７
の反対側に偏心した筒状の膨大部２０を設ける。
膨大部２０は突出側端とリターンスプリング１６
内径との間に、なお僅かに隙間があく大きさに設
定される。
の反対側に偏心した筒状の膨大部２０を設ける。
膨大部２０は突出側端とリターンスプリング１６
内径との間に、なお僅かに隙間があく大きさに設
定される。
この偏心膨大部２０の存在によつて、リターン
スプリング１６が作用中の変形や振動によつてド
ライブシヤフト７方向に変位しようとするのを、
一定限度に阻止し、近接するドライブシヤフト７
上のギア１９との干渉を防ぐ。
スプリング１６が作用中の変形や振動によつてド
ライブシヤフト７方向に変位しようとするのを、
一定限度に阻止し、近接するドライブシヤフト７
上のギア１９との干渉を防ぐ。
以上の通りこの考案に係る自動２輪車のキツク
始動装置は、キツクシヤフトのコイル状リターン
スプリングを巻装する軸孔ボスの根本に偏心した
筒状の膨大部を設けるだけの簡単な構造によつ
て、リターンスプリングの変位を制限し、近接す
るギアとの干渉をなくし、破損事故などを防ぎ、
通常時のリターンスプリングの機能には何ら支障
がなく、キツク始動装置の保守性が向上する。ま
たこれによつてリターンスプリングの変位量が保
証されるので、近接するギアなどとの隙間の設定
がシビアにでき、キツク始動装置のコンパクト
化、キツクシヤフトとドライブシヤフトとの軸間
距離の短縮化などが可能で、ケースを縮小し軽量
化、コストダウンに役立つ効果がある。
始動装置は、キツクシヤフトのコイル状リターン
スプリングを巻装する軸孔ボスの根本に偏心した
筒状の膨大部を設けるだけの簡単な構造によつ
て、リターンスプリングの変位を制限し、近接す
るギアとの干渉をなくし、破損事故などを防ぎ、
通常時のリターンスプリングの機能には何ら支障
がなく、キツク始動装置の保守性が向上する。ま
たこれによつてリターンスプリングの変位量が保
証されるので、近接するギアなどとの隙間の設定
がシビアにでき、キツク始動装置のコンパクト
化、キツクシヤフトとドライブシヤフトとの軸間
距離の短縮化などが可能で、ケースを縮小し軽量
化、コストダウンに役立つ効果がある。
第１図は自動２輪車の伝導系の一例を示す系統
図、第２図はキツク始動装置を例示する縦断側面
図、第３図はこの考案の実施例を示す要部の縦断
側面図、第４図は第３図Ａ−Ａ矢視断面図であ
る。 １……クランク軸、５……カウンタ軸、６……
変速歯車機構、７……ドライブ軸、１０……キツ
クレバー、１１……キツクシヤフト、１２……キ
ツクドライブギア、１４ａ，１４ｂ……ドツグク
ラツチ、１５……ヘリカルスプライン、１６……
リターンスプリング、１７……ケース、１８……
軸孔ボス、２０……膨大部。
図、第２図はキツク始動装置を例示する縦断側面
図、第３図はこの考案の実施例を示す要部の縦断
側面図、第４図は第３図Ａ−Ａ矢視断面図であ
る。 １……クランク軸、５……カウンタ軸、６……
変速歯車機構、７……ドライブ軸、１０……キツ
クレバー、１１……キツクシヤフト、１２……キ
ツクドライブギア、１４ａ，１４ｂ……ドツグク
ラツチ、１５……ヘリカルスプライン、１６……
リターンスプリング、１７……ケース、１８……
軸孔ボス、２０……膨大部。
Claims (1)
- 変速歯車機構のギア列に近接して並列するキツ
クシヤフトを備えたキツク始動装置において、ケ
ース内面に突設したキツクシヤフトの軸孔ボス根
本部に、キツクシヤフト軸心に対して上記ギア列
の反対側へ偏心した筒状膨大部を設け、キツクシ
ヤフトとケースの間に弾装するキツクシヤフトリ
ターンスプリング固定端部を上記膨大部の外周に
位置させたことを特徴とする自動２輪車のキツク
始動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14807883U JPS6055779U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 自動２輪車のキツク始動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14807883U JPS6055779U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 自動２輪車のキツク始動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6055779U JPS6055779U (ja) | 1985-04-18 |
| JPH0114764Y2 true JPH0114764Y2 (ja) | 1989-04-28 |
Family
ID=30329103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14807883U Granted JPS6055779U (ja) | 1983-09-27 | 1983-09-27 | 自動２輪車のキツク始動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6055779U (ja) |
-
1983
- 1983-09-27 JP JP14807883U patent/JPS6055779U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6055779U (ja) | 1985-04-18 |
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