JPH01139691A - 重質炭化水素の気化装置 - Google Patents

重質炭化水素の気化装置

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JPH01139691A
JPH01139691A JP29777787A JP29777787A JPH01139691A JP H01139691 A JPH01139691 A JP H01139691A JP 29777787 A JP29777787 A JP 29777787A JP 29777787 A JP29777787 A JP 29777787A JP H01139691 A JPH01139691 A JP H01139691A
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Haruo Hayashida
林田 春夫
Minoru Takemura
竹村 実
Kenji Yamada
健二 山田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、重質炭化水素原料を過熱水蒸気と混合させる
ことによって、該重質炭化水素原料を気化させる際に用
いられる気化装置に関するものである。
[従来の技術] 炭化水素原料を熱分解することによって、品質を向上さ
せる方法はよく知られている。分解反応においては、炭
化水素原料の分圧を低下させ、接触時間を短くする目的
で、炭化水素原料を分解炉へ導入する前に、炭化水素原
料を過熱水蒸気で希釈し、気化させる水蒸気分解法が一
般に行なわれている。
この炭化水素原料が重質炭化水素である場合には、炭化
水素原料の気化は一般に複数の段階にわたって行なわれ
る。ここで、重質炭化水素とは、常温または若干の加温
下で流動性を有するが、加熱によっては実質的に気化し
得ない高分子炭化水素を主要成分として含有する 30
0℃を超える沸点範囲を有する液状炭化水素物質であり
、常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油等が挙げられる。す
なわち、最初にこの液状の重質炭化水素原料を予熱し、
ついで、液状を保っている重質炭化水素原料と、過熱水
蒸気とを混合し、重質炭化水素原料を一部気化させる。
その後、最終気化段階として過熱水蒸気と一部気化した
重質炭化水素原料、およびなお液状を保っている重質炭
化水素原料との混合物に追加量の過熱水蒸気を導入する
ことにより完全に気化させるのである。過熱水蒸気の導
入方法には特に制限はないが、例えば次の構造を有する
ノズルによって導入し重質炭化水素原料に混合される。
すなわち、重質炭化水素原料からなる芯温の周囲に過熱
水蒸気を供給できるような混合ノズルである。
この形式の公知ノズルを使用した場合に管の中、特に最
終気化段階で、過熱水蒸気を混合する際にコークスが生
じやすく、ノズルの閉塞を起こすことが見いだされた。
このコークス生成の原因は次のように考えられる。すな
わち、気化する際に、重質炭化水素原料の液滴と過熱水
蒸気とを接触させるわけであるが、比較的大型の液滴で
は蒸発および化学変化のために液滴表面に重質炭化水素
の中の比較的重い成分からなる皮膜が生じ、このため比
較的軽い成分の拡散が遅くなって気化が制限される。よ
って、このような液滴は完全に気化できず、その上、さ
らに高い水蒸気温度で加熱されてコークスとなるであろ
うと考えられる。このようなコークス発生の軽減を目的
とした例として、特開昭58−217588号公報には
、特殊な二重管構造を持つ装置が開示されている。
[発明が解決しようとする問題点] 上述のような従来技術においては、液状の重質炭化水素
原料を気化する際に、液滴が十分に細かく分散されず、
完全に気化されないため混合ノズル内でのコークスの発
生および蓄積が起こる。その結果、混合ノズル内部にお
ける圧力低下度が増加する。さらに進んでノズルの閉塞
か起こると上記の低下度が許容範囲をこえて運転上支障
をきたす。
本発明は、このような従来技術の欠点を解決すべくなさ
れたもので、過熱水蒸気を混合して気化させる際に、コ
ークスの生成を防止し、ノズルの閉塞等が生じない、重
質炭化水素の気化装置を提供することを目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、重質炭化水素原料の気化装置において、多段
絞り構造を第1管状部材(原料吹き出しノズル)に取り
付けることによって、液体原料の流動状態を環状流から
噴霧流に変化させて過熱水蒸気と接触させることにより
、液体原料の気化を容易にした装置であって、上述の従
来技術の問題点を解決するものである。
すなわち本発明は、重質炭化水素原料を水蒸気と接触さ
せる気化装置において、前記重質炭化水素原料を導入す
るための第1管状部材と、この第1管状部材を包囲して
、過熱水蒸気を導入するための環状空間を形成する第2
管状部材とが設けられており、かつ第1管状部材が多段
の絞り構造を有することを特徴とする重質炭化水素の気
化装置に関するものである。
[実施例] 以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて説明する。
第1図は、本発明の重質炭化水素原料の気化装置の一例
を示す横断面図である。
第1図に示す気化装置において、一部気化した重質炭化
水素原料からなる芯温が流れる第1管状部材1、および
芯温の周囲を取り巻く形で過熱水蒸気を送給するため・
の導入口9を設けた第2管状部材2、および第1管状部
材1に取り付けられたベンチュリ部(管)3とからなっ
ている。さらにベンチュリ部3の喉部4にオリフィス6
を取り付け、二段絞り構造になっている。
第1管状部材1の両端は開放状態であって、これらは、
それぞれ重質炭化水素原料人ロアおよび出口8となって
いる。第2管状部材2における下流側の末端部は開口し
ているが、その反対側の上流側の末端部は閉鎖されてい
る。
操作は第1管状部材1中で気液二相流のフローパターン
でいう環状流となって流れている一部気化した重質炭化
水素原料を、ベンチュリ部3で微小な液滴が分散して流
れる噴霧流に変化させ、ベンチュリ部3出口で第1管状
部材1と第2管状部材2との間の環状部分を流れる過熱
水蒸気と接触させる。微小な液滴となった重質炭化水素
原料は過熱水蒸気によって一気に蒸発し、熱分解炉へ送
られる。このときベンチュリ部3の喉部4で絞りが十分
でないと第1管状部材1内の重質炭化水素原料の環状流
が、喉部4の出口で十分発達した噴霧流とならずデイフ
ユーザ部5の底部に液溜りが生ずる。また喉部4直径を
小さく絞りすぎると圧力損失が大きく、これも不利とな
るので、該喉部4の内径は第1管状部材1の内径の21
5〜4/5の範囲が適当である。また、絞りはベンチュ
リ部3だけで絞る一段絞りの場合は、比較的液滴径の大
きい未尭達の噴霧流しか得られないが、多段で絞る方法
、例えばベンチュリ部3の喉部4にオリフィス6を入れ
て二段で絞る方法では液滴径の小さい、より発達した噴
霧流が得られ、本発明の目的が好適に達成できる。この
場合のオリフィス6の口径は、該喉部4内径と第1管状
部材1の内径との割合が制限され、該喉部4内径の21
5〜4/5の範囲が適当である。
喉部4から噴霧流となった重質炭化水素原料はデイフユ
ーザ部5を通って過熱水蒸気と接触するのであるが、デ
イフユーザ部5が短いと、重質炭化水素原料の流速は、
第1管状部材1と第2管状部材2との間の環状部を流れ
ている過熱水蒸気の流速に比べ、著しく速いため偏流が
大きく、デイフユーザ5底部に液溜りを生ずる。よって
偏流が起こらない程度、すなわち少なくとも過熱水蒸気
の流速と重質炭化水素原料の流速が同程度になるように
デイフユーザ部5を長くする必要がある。
また、ベンチュリ部3の拡大角が大きいと圧力損失が大
きいので、拡大角は3〜10″が適当である。
第1管状部材1と第2管状部材2の間の環状部分を流れ
る過熱水蒸気は第1管状部材1外壁と直接接触して流れ
ているために第2図に示すように、該環状部分にクーリ
ングスチーム管10を設けて、重質炭化水素より低い温
度、例えば約200〜300℃の水蒸気をクーリングス
チーム人口11から導入して、第1管状部材1の外壁で
の昇温を抑える方法も有効である。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、重質炭化水素原料
の出口に、多段絞り構造を取り付けることにより、炭化
水素原料を微小な液滴として分散させ、過熱水蒸気によ
って容易にかつ完全に蒸発させることができる。従って
コークスの生成やこれに伴なうノズル等の閉塞も十分防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の重質炭化水素原料の気化装置の一例
を示す横断面図、そして 第2図は、第1図の気化装置にクーリングスチーム管を
取り付けた横断面図。 1・・・第1管状部材、  2・・・第2管状部材、3
・・・ベンチュリ部(管)、 4・・・喉部、5、・・
デイフユーザ部、 6・・・オリフィス、7・・・重質
炭化水素原料入口、 8・・・重質炭化水素原料出口、 9・・・過熱水蒸気入口、 lO・・・クーリングスチーム管、 11・・・クーリングスチーム入口。 特許出願人 日本石油化学株式会社 代理人 弁理士 伊 東 辰 雄 代理人 弁理士 伊 東 哲 也

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重質炭化水素原料を水蒸気と接触させる気化装置に
    おいて、前記重質炭化水素原料を導入するための第1管
    状部材と、この第1管状部材を包囲して、過熱水蒸気を
    導入するための環状空間を形成する第2管状部材とが設
    けられており、かつ第1管状部材が多段の絞り構造を有
    することを特徴とする重質炭化水素の気化装置。 2、前記多段の絞り構造が、ベンチユリ管、オリフィス
    、先細ノズルより選ばれる絞り構造の少なくとも1種を
    使用する特許請求の範囲第1項に記載の重質炭化水素の
    気化装置。 3、前記多段の絞り構造が少なくともベンチユリ管とオ
    リフィスを組合せて使用する特許請求の範囲第2項に記
    載の重質炭化水素の気化装置。 4、前記ベンチユリ管の喉部の内径が、第1管状部材の
    内径の2/5〜4/5で、拡大角が3〜10°、および
    前記オリフィスの口径が該ベンチユリ管の喉部の内径の
    2/5〜4/5である特許請求の範囲第2項または第3
    項に記載の重質炭化水素の気化装置。 5、前記第1管状部材と第2管状部材との間にクーリン
    グスチーム管を設けた特許請求の範囲第1〜4項のいず
    れかに記載の重質炭化水素の気化装置。
JP62297777A 1987-11-27 1987-11-27 重質炭化水素の気化装置 Expired - Lifetime JPH07119422B2 (ja)

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