JPS5930704A - 重質油熱分解法 - Google Patents

重質油熱分解法

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JPS5930704A
JPS5930704A JP14059782A JP14059782A JPS5930704A JP S5930704 A JPS5930704 A JP S5930704A JP 14059782 A JP14059782 A JP 14059782A JP 14059782 A JP14059782 A JP 14059782A JP S5930704 A JPS5930704 A JP S5930704A
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冨田 忠義
Katsutoshi Kikuchi
菊地 克俊
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隆幸 坂本
Toshihiro Ishida
石田 寿広
Atsushi Moriya
篤 森谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は重質油の熱分解方法に関する。特に+:”、+
本発明は熱分解流路に供給される重質油の供給装置の改
良に関する。
本発明者等は重質油を水蒸気の存在下、熱分解する方法
につき種々検討の結果充填物のない熱分解流路内で重質
油を水蒸気の共存下熱分解するに当っては温度800〜
1100℃、圧力0〜50 Kf/gzG 、滞留時間
0.2秒以上として実施するとよいことを究明した。こ
の際熱分解流路起点又はそれよシも上流から供給される
主水蒸気流に重質油が供給されるが、熱の有効利用等の
目的で、熱分解流路を並行して複数本設け、生成物流を
1つにまとめてから、次の、例えば接触的水蒸気改質に
かけることも出来る。また水蒸気の有効利用等の目的で
重質油の供給を熱分解流路起点及びそれよシも下流の少
なくとも1箇所から分割して゛供給することも出来る。
この様な熱分解流路への重質油の供給は、従来の知見に
よれば水蒸気又は他の駆出用気体を利用した霧化器によ
って行われるのが通常である。
この種の供給装置は主水蒸気流そのもの、又は重質油供
給用の気体(水蒸気でもよい)噴流を利用して、重質油
を、主となる水蒸気流中に分散させるものであって、効
果的な分散供給を意図している。その様な霧化器の極め
て代表的な例が第1図に示されておシ、同心の二重管内
の内側空間11を重質油が通シ、外側空間22を水蒸気
なでの駆出用気体が通るようにするが、噴出部55付近
における構造が、例えば内管99及び外管88の他に駆
出用気体集中用に外管p内片77を要する等複雑で製作
も容易でなく、しかも良好に作動させるには重質油出口
33と駆出用気体出口44の夫々の関係位置等を精密に
調整する必要があって取扱いが煩雑である。
加えて、目的とする熱分解反応は一般に700℃以上で
行なわれ、且つ吸熱的でもあるので、駆出に利用する水
蒸気等は700℃以上のものとすることもあるのに対し
、一方重質油は油種にもよるが、一般に500℃を越え
ない温度で既に熱分解を始めるので、重質油が通る内側
空間11を、700℃以上の水蒸気等が通る外側空間2
2から、断熱層66によシ充分に断熱する必要があって
構造を更に複雑にせざるを得す%製作や調整の問題が大
きくなる。この断熱を充分にしない場合は内側空間11
が重質油の分解による析出・沈着物(主として炭素)に
より閉塞してしまう恐れがある。この様に構造が複雑と
なることから、この機構が高価となるほか、この機構が
大きくなって設置箇所の制限も大きくなり、例えば熱分
解流路の途中の曲管部などへ重質油を噴出させたい場合
には相幽の困難を伴う。
従来の供給器を用いた際のかかる不都合のない方法を得
るべく究明の結果、本発明が完成された。即ち、本発明
は蒸発気化し得ない高分子量炭化水素類を含有する重質
油が熱分解流路内で水蒸気の存在下に熱分解される方法
に於て、熱分解流路への重質油の供給装置の少なくとも
1つが重質油を吐出するだけの一つの流路のみからなシ
霧化のための機構をもたない単管状流路からなシ、熱分
解流路内の流動物の流速が10m/秒以上であシ、該単
管状流路からの重質油の供給が該流動物と略順流方向で
なされることを特徴とする重質油熱分解法である。
、従来は、この種の重質油の熱分解方法における重質油
の供給は、上記に第1図について説明したように構造が
複雑とならざるを得ない1.積極的な霧化を伴う供給装
置によらなければならないと信じられてきた。これに対
し本発明の方法は極めて単純な構造の供給装置を利用し
て目的とする熱分解反応を遂行し得るものであって、こ
の様な方法によって格別の問題もなく充分熱分解反応を
順調に進め得ることは従来知られておらず、本発明者の
究明によシ初めて見出され、確認されたものである。
本発明に使用する単管状流路からなる供給装置を利用し
ても充分反応が進む理由としては、反応に必要な程度の
混合状態が本発明の方法において実現されて込る為、又
は本発明の方法に於て水蒸気及び重質油、又は更に重質
油供給用気体の流動状態が特にこの反応の促進に好適な
条件を与える為等が考えられるが詳細は明らかでない。
本発明でいう重質油とは、常温又は若干の加温下流動性
を有するが加熱によっては実質的に気化し得ない高分子
製炭化水素を主要成分として含有する物質であり、代表
的には常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油、タール、ピッ
チ、原油を特に例えばカナダ、ベネズエラ、中国等に産
する重質原油、各地のタールサンドやオイルシェール等
から得られる重質原油等がある。
本発明の方法に於ては熱分解流路内の流動物の流速が1
0m/秒以上であること、並びに単純な管状路からの重
質油の供給が該流動物と略順流方向でなされることは必
須の要件である。
これらの条件の何れが欠けても、熱分解流路内の圧力損
失の乱れや急増によシ運転の継続が困難となる。また供
給の際の噴出速度が該流動物と同速度又はそれ以上であ
ることが、特に両者の夫々噴出及び流動方向及びその中
心軸の一致程度によっては、安定な運転の為に好ましい
なおこれらが実質的に一致していれば一般に噴出速度の
大小にかかわらず本発明は良好に実施できる。また該流
速は好ましくは約25m/秒以上、更に好ましくは約5
0m/秒以上であるとよい。ここで熱分解流路内の流動
物の流速とは、反応温度・圧力、熱分解流路断面積と、
熱分解流路起点又はそれよシも上流より供給される主水
蒸気流の供給量(速度)から算出される主水蒸気流の流
速を意味する。またこの主水蒸気流以外に流路外から供
給される気体、例えば重質油駆出用気体があればその供
給量も考慮に入れる。
重質油は流動性の調整の為に通常200〜500℃程度
、高くても熱分解温度未満の温度に予熱されて供給され
る。本発明に於ける単管状流路とは、所望量の重質油を
熱分解流路内に、該流路内の流動物と略順流方向且つ略
同速度で供給できれば任意の流路が利用できる。重質油
が一方の開口から圧入され、他方の開口から噴出される
ものが最も単純な単管状流路であシ、勿論利用できるが
、一般的には流動性の余り高くない重質油を上記速度で
吐出させるには特殊な加圧機構を要する等かえって不便
なことがあるので、重質油駆出用気体流路、重質油供給
流路及び重質油噴出流路06開口を有する三叉状流路と
7@出用気体を利用するのが実用的である。かかる三叉
状流路はT字状、べ字状、y字状、Y字状等任意の交叉
状である5ことができ、三つの流路の軸が必ずしも同一
平面上にある必要もなく、また交叉する三辺の何れの辺
が何れの開口に対応していてもよい。最も実用的である
のはT字状の三叉状流路であってT字の上辺の一方が重
質油駆出用気体流路、他方が重質油噴出流路に対応し、
これに交叉する垂辺が重質油供給流路に対応するもので
ある。かかる三叉状流路を用いる場合、重質油供給流路
に定量的に送られた重質油は駆出用気体流路に供給され
る駆出用気体と三叉の連通交点で合し、重質油噴出流路
の開口から該気体と共に噴出される。この場合、重質油
の噴出速度は該気体の噴出速度とほぼ等しいものと考え
ればよい。
以下図面を参照しつつ本発明に用いる供給装置の代表例
を説明する0 第2〜4図では重質油駆出用気体の流路1は通常円形乃
至長円形断面を有する筒状空間で、略同様の形状を有し
、大きさは異なっていてもよい重質油供給流路2と、連
通交点3で略T字状に連通し、その際重質油流路2は、
T字の回倒に相当する筒状空間である。流路1の下流側
末端は、流路1内を流れる重質油駆出用気体の気流につ
いて見た時、連通交点3よシも下流側にあって、噴出口
4をなす。流路1の連通交点3及びその下流側の部分で
は、本発明の方法の実施に際しては、重質油駆出用気体
は重質油と共に流れ、噴出口4よフも下流では両者が更
に熱分解流路中で水蒸気又は熱分解流路の更に上流に他
の先行供給機構がある場合には、更に先行供給されたも
の及び/又はその分解物と共に流れ重質油は熱分解され
る。
供給機構から熱分解流路に噴出されるものの噴出速度は
、熱分解流路中に先行して流れているものの流速に比し
略同等又はそれ以上であることが順調な運転と良好な反
応結果の為に必要である。
第2図は最も代表的な例で、流路1と2は連通交点3で
両者の軸を直交して連通ずる0第3図は流路1と2がト
字状に連通し、流路2から供給される重質油は、流路1
を流れる駆出用気体の流れの逆方向成分を含んで該気体
に合流する。
逆に第4図では、流路1と2はy字状に連通し、重質油
は駆出用気体の順方向成分を含んで合流する。
連通交点5で合流した重質油を駆出用気体は噴出口4か
ら熱分解流路内に噴出して、更に主水蒸気又は主水蒸気
と上流における熱分解生成物に合流する。
両流路及び流路1の連通交点5よシ上流側と下流側はそ
の形状、大小等が互に同一である必要はなく、夫々必要
に応じて本発明の目的の達成を阻害しない範囲で任意の
ものが選択される。
例えば流路1への連通交点3での流路2の出口付近にオ
リフィスや絞シを入れること、流路1の連通交点3と噴
出口4の間に1個以上の絞シやふくらみを持たせること
、この間をコニカルな形状にすること、連通交点6よシ
上流側の流路1(流路1人とする)からの連通交点3と
噴出口40間の流路1(流路1Bとする)への駆出用気
体の流入を流路1Bの接線方向にさせること、等によシ
混合状態等を改変することもできる。
第5〜8図には本発明の単管状通路の他の例を示したが
、ここでは両流路を簡単の為−木の実線で記した。
第5図は重質油流路2が2本、同じ連通交点3で重質油
駆出用気体の流路1に連通している例である。2本の重
質油流路は同時に同じ又は異なる重質油のフィードに利
用してもよいし、一方をスペアとして他方の不具合時に
利用してもよい。また両者の軸は必ずしも同一直線上に
なくてもよく、例えば流路1に直交する平面上で60°
等の角度をなしていてもよい。
第6図の例は、第5図で2つの流路2の軸が1つの直線
上にあシ、流路1の軸と直交しているものに於て、第5
図に於ける右側の流路2を、閉止させた流路2′として
左側の流路2だけを利用しでいる。而して流路2に事故
ある時は閉止させた流路2′を開いて利用できる。また
流路2の清掃等の際には閉止させた流路2′を開いて、
その側からも行なうことができて、第2図の例の様に流
路2が片側だけについているものよシも便利である。こ
の意味では閉止、開放可能な通路を閉止された流路2′
の代シに設けておけば同様の利便が享受できる。
第7図は複数の流路2が流路1の上流から下流にかけ七
分布している例で、勿論側々の流路2の形状、寸法、進
入角度、流路1の軸方向から見た取付位置等は異なって
いてもよいし、夫夫がフィードする重質油が同種でなく
てもよく、又全てが同時に利用されなくてもよい。
第8図は流路1が連通交点3で屈曲している例である。
余シ一般的ではないが物理的な空間に余裕がない時その
他の必要によシ用いるとよいO 第9図は分解流路の最上流部に本発明で用いる供給装置
を設置した例で、流路1及び2は、連通交点3と両流路
の一部を保有するブロック7及びこれらに螺合する5本
の管によシ形成される。流路1は噴出口4付近で絞られ
ておシ、とれによシ噴出流速を増加させている。反応用
の主たる水蒸気流はブロック7に関し噴出口4側で流路
1をなす管の外側でこの管と同心的にブロック7に螺合
する枝付管がなす主水蒸気流入路5よシ分解流路乙の最
上流部に供給され、これの中心部に噴出口4から水蒸気
流と同方向で重質油と駆出用気体が噴出され熱分解反応
に供される。
第10図の例は、各種の理由で重質油の供給が熱分解流
路又は主水蒸気流路の上流から下流にかけての途中で行
なわれる場合、例えば具体的には熱分解流路途中でも重
質油の供給がなされる場合等に適する例であシ、第9図
に於て水蒸気流入路5のない形式の供給機構を利用し、
蛇行する熱分解流路6が上流から下流に向いその軸が曲
線からそれに接する直線に変化する部分付近で、その直
線軸を軸とする噴出口4側の流路1から、噴出方向と熱
分解流路の流れ方向を一致させて重質油と供給用気体が
熱分解流路6に供給される。第10図に於ては第9図に
示したブロック等は簡単の為省略した。この例のような
場合には特に、従来に比し小さな空間しか要しない本発
明の供給機構は有利である。
なお、本発明の方法の実施に際しては、一般に噴出口4
からの噴出流速が、熱分解流路6内の流速と略同−又は
それ以上で、且つ熱分解流路内の流動物と略同一方向で
あることが重質油の良好な熱分解の為には望ましい。噴
出流速が過度に小では熱分解流路での圧力損失が大きく
乱れ且つ増大して分解装置の運転が困難になる一方、非
常に大きくすることは、駆出用気体を用いない重質油の
加圧噴出では必ずしもたやすくないし、また駆出用気体
を用いる場合にも、後述のとおシ熱分解反応温度よpも
低温の駆出用気体の量が増す結果、反応系の温度低下を
招き好ましくない。なお、熱分解流路内の流速は好まし
くは100m/秒未満、更に好ましくは90m−7秒未
満である方が、圧力損失が過大にならず実用的である。
本発明の方法に用いる重質油駆出用気体は、代表的には
水蒸気、水素、−酸化炭素、二酸化炭素、窒素等の少な
くとも一種を用いるが、本発明の供給装置を2個以上用
いる時は、駆出用気体を用いないものがあってもよいし
、また夫夫の供給機構で用いる気体又はその組成を必要
によっては一致させなくてもよい。また気体の流量は例
えば噴出口からの噴出速度を調整する等の目的で、個々
の供給機構毎に最も適切な値をとらせることができる。
駆出用気体の温度は、一般的には300〜500℃位で
ある重質油の分解開始温度よシも低い、好ましくは20
〜50℃低いようにすれば供給装置内での過早な分解に
よるトラブルが防止できると共に、重質油の供給時又は
不供給時に供給装置特に流路1を冷却して、通常流路1
が通過・突出する加熱炉や分解流路内の熱による温度上
昇を抑えることができ、また重質油のパージにも好都合
である。重質油種が変っても汎用できる範囲としては、
250℃以下の温度が適尚である。一方過度に低いと重
質油の流動性を低下させて不都合なので一般に200℃
以上−が好ましい。
本発明の方法で得られた熱分解ガスは適宜水分等を除去
し原燃料としてそのまま用いてもよいが、一般的には更
に接触的水蒸気改質を行なってから利用するとよい。
本発明の方法では上記に説明した単管状流路からなる供
給装置を少なくとも1つ利用して上記せゐ如き本発明の
各種利便を享受し得るが、既存設備の転用その他の理由
から重質油供給装置の一部に従来の霧化器等を利用する
ことは差支えない。
上記の如く本発明の方法で得られる生成物は各種原燃料
に利用できるが、この生成物をそのまま接触的水蒸気改
質に付して、水素と一酸化炭素を主要な成分とするガス
に転化させるのが最も代表的利用方法である。この場合
、熱分解流路出口からの生成物流は必要に応じ適宜の導
管や集合管を介して改質器に供給される。改質器中に充
填される触媒は炭化水素の水蒸気改質に通常用いち、九
゛るもの全てが適宜の組成、形状、寸法等によシ利用で
きるが、本発明で用いる様な重質油は酸素・窒素・硫黄
などを含有する有機化合物や無機物質等の不純物を含む
ことも多いので、その場合これらによ石被毒に耐える組
成や形状のものを選択するとよい。また例えば改質器前
段に改質効果よ)も被毒への耐久性に重点を置いた触媒
を、また後段に改質効果の大なる触媒を充填する等、異
種触媒の多層充填を行なってもよい0 以下実施例等によシ本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれらに限定されない。
なお、ガス組成の分析は除湿後のガスにつきガスクロマ
トグラフィによシ行なった。
実施例1 約1100℃の輻射加熱炉内を略3往復して蛇行する改
良HP (A8TM−A297で観光されているHPの
耐熱性を更に改良した材料)製の内径70龍、長さso
nの熱分解流路の最上流部に、第9図に示したと同様の
供給装置を持つ熱分解器を用い、その出口には、内径4
00i111%長さ3.0mの外部断熱製改質器(耐熱
耐火レンガ製で外側に断熱保温層及びm製外装あシ)を
外部断熱型導管を介して接続した。改質器前段1.5m
分にはOaO/ A720.重量比52748の焼成球
(直径10關)が、又後段1.5m分にはOak/A7
2o、 / M100重量比32151/15の焼成球
(直径1011IL)が充填された。なお、改質器は、
反応熱を熱分解後の混合物の部分燃焼によシ補う為に、
その最上流部の、熱分解物入口とは光分離れたところに
添加ガス入口を設け、若干量の空気を供給し、熱分解と
改質を行なった。
その他の条件、結果等を表1に示す。
なお、重質油、水蒸気、供給用気体の供給流路から改質
器出口までの間の配管や装置等は充分外部断熱されてい
る。
実施例2 約1100℃の輻射加熱炉内を略2往復して蛇行する内
径30耶、長さ20mの熱分解流路の最上流部に第10
図で説明した構造の供給装置を有し、主水蒸気流は第1
0図の分解流路6の左上側より下側へ流れる構造である
熱分解器を用い、以下の改質器及びその接続等は実施例
1と同様のものを用いた。その他の条件、結果等を表1
に示す。
比較例1〜2 実施例1と2に於ける本発明の供給装置に換えて第1図
の様な構造の主水蒸気を重質油の霧化に利用するアトマ
イザ−を用いた他は夫々実施例1と2と同様の熱分解器
、改質器を用い、表1に示す条件で実験を行ない、表1
に示す結果を得た。但し、これらの比較例では実施例の
場合に比べると、予め重質油の霧化状態を調整しておく
必要があシ、また供給機構が大きいので装着等の取扱が
複雑であった。
実施例3及び比較例5 夫々実施例1及び2に於て、重質油噴出速度に関係する
条件を表1に示す様に変えた他は同様に実験した。結果
等を表1に示す。
実施例4 比較例1に於けるアトマイザ−の代シに、第1図のアト
マイザ−で外管の内片77がない形式の、構造が簡単で
霧化を目的としない、従って格別の調整不要の供給装置
を用いて他は同様に行なったところ、比較例1と同様の
良好な結果が得られた。
なお、上記各側に於て用いた重質油は比重0.944 
、炭素/水素重量比7.08 (0: 85.Owt%
H: 12.Owt%) 、 50℃での動粘度67.
30 csT。
総発熱量10440 Kca7/Kfの常圧残渣油で1
ハ表1記載の温度に予熱して供給された。
ガス組成の分析はガスの乾燥後、ガスクロマトグラフ法
によった。
【図面の簡単な説明】
第1図は霧化器を用いた供給装置の一例の略示断面図、
第2〜4図は本発明に用いる供給装置の代表例を夫々示
した略示図、第5〜8図は本発明の単管状通路の他の例
の流路を示す巌図、第9図は本発明の方法に使用される
供給装置を取付けた状態の一例を示す略示断面図、第1
0図は第9図の供給装置の取付は方法の一例を示す断面
略示図である。 1・・・重質油駆出用気体の流路 2・・・重質油供給流路 3・・・連通交点 4・・・噴出口 5・・・主水蒸気流入路 6・・・熱分解流路 出願人代理人  古  谷     警笛  1  図 5 第2図  第3図  第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蒸発気化し得ない高分子量炭化水素類を含有する重
    質油が熱分解流路内で水蒸気の存在下に熱分解される方
    法に於て、熱分解流路へσ>(Q重質油の供給装置の少
    なくとも1つが重質油を吐出するだけの一つの流路のみ
    からなシ霧化のための機構をもたない単管状流路からな
    シ、熱分解流路内の流動物の流速が10m/秒以上であ
    シ、該単管状流路からの重質油の供給が該流動物と略順
    流方向でなされることを特徴とする重質油熱分解法。 2 単管状流路からの重質油の供給が該流動物と略同速
    度又はそれ以上の速度でなされる特許請求の範囲第1項
    記載の方法。 3 単管状流路が重質油駆出用気体流路、重質油供給流
    路及び重質油噴出流路の3開口を有する三叉状流路であ
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP14059782A 1982-08-13 1982-08-13 重質油熱分解法 Granted JPS5930704A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61212561A (ja) * 1985-03-16 1986-09-20 Toyo Pharma- Kk 1,4−ジヒドロピリジン誘導体の製造方法
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JP2011026139A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Jx Nippon Oil & Energy Corp 改質原料の気化混合方法

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JPH0323481B2 (ja) 1991-03-29

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