JPH0113795Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113795Y2 JPH0113795Y2 JP1982130847U JP13084782U JPH0113795Y2 JP H0113795 Y2 JPH0113795 Y2 JP H0113795Y2 JP 1982130847 U JP1982130847 U JP 1982130847U JP 13084782 U JP13084782 U JP 13084782U JP H0113795 Y2 JPH0113795 Y2 JP H0113795Y2
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- Japan
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- oil pan
- stiffener
- cylinder block
- oil
- bolt insertion
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Links
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Landscapes
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、シリンダブロツクの下面部にオイル
パンを装着する形式の内燃機関に使用されるオイ
ルパンステイフナに関するものである。
パンを装着する形式の内燃機関に使用されるオイ
ルパンステイフナに関するものである。
シリンダブロツクの下面開口部にオイルパンを
直接に蓋着した形式の内燃機関においては、構造
上、シリンダブロツクの下端部分を形成するスカ
ート部の横方向の剛性が低いため、ピストンの往
復運動慣性力または爆発力に起因して前記スカー
ト部がエンジンの左右方向に振動し易い。またこ
のようなものでは、シリンダブロツク内の騒音が
薄肉なオイルパン内に放出されるため、機関外へ
漏洩する透過音のレベルが高いという不都合があ
る。
直接に蓋着した形式の内燃機関においては、構造
上、シリンダブロツクの下端部分を形成するスカ
ート部の横方向の剛性が低いため、ピストンの往
復運動慣性力または爆発力に起因して前記スカー
ト部がエンジンの左右方向に振動し易い。またこ
のようなものでは、シリンダブロツク内の騒音が
薄肉なオイルパン内に放出されるため、機関外へ
漏洩する透過音のレベルが高いという不都合があ
る。
ところで、このような不都合を解消することを
目的に開発された先行技術として、先に出願した
実願昭57−99418号に示されているように、シリ
ンダブロツクとオイルパンとの間に、オイル抜き
孔や空気抜き孔等の必要最小限の開口部のみを有
した壁板状のオイルパンステイフナを介設するこ
とによつて、前記シリンダブロツクの開口端を補
強するとともに該シリンダブロツク内と前記オイ
ルパン内とを実質的に隔離して透過音の外部への
漏洩を極力抑制することができるようにしたもの
がある。ところが、単にこれだけのものでは、オ
イルパンステイフナをかなり厚肉なものにしない
と該オイルパンステイフナ自身が膜振動を起して
騒音を発するおそれがある。また、このような壁
体状のオイルパンステイフナを用いるとクランク
室の容積が小さくなる。そのため、該オイルパン
ステイフナの剛性を高めるために後述するような
ビート部を高く設定すると、クランク室における
各気筒間の通気が悪くなり圧力差が大きくなる。
したがつて、高速運転における圧力損失やパッキ
ン類からの油の漏れ等が問題となり易い。
目的に開発された先行技術として、先に出願した
実願昭57−99418号に示されているように、シリ
ンダブロツクとオイルパンとの間に、オイル抜き
孔や空気抜き孔等の必要最小限の開口部のみを有
した壁板状のオイルパンステイフナを介設するこ
とによつて、前記シリンダブロツクの開口端を補
強するとともに該シリンダブロツク内と前記オイ
ルパン内とを実質的に隔離して透過音の外部への
漏洩を極力抑制することができるようにしたもの
がある。ところが、単にこれだけのものでは、オ
イルパンステイフナをかなり厚肉なものにしない
と該オイルパンステイフナ自身が膜振動を起して
騒音を発するおそれがある。また、このような壁
体状のオイルパンステイフナを用いるとクランク
室の容積が小さくなる。そのため、該オイルパン
ステイフナの剛性を高めるために後述するような
ビート部を高く設定すると、クランク室における
各気筒間の通気が悪くなり圧力差が大きくなる。
したがつて、高速運転における圧力損失やパッキ
ン類からの油の漏れ等が問題となり易い。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、シリンダブロツク内とオイルパン内とを
実質的に隔離し得る壁板状に形成するとともに前
記シリンダブロツク内に設けた各メインベアリン
グに対応する部位を、これら各メインベアリング
のベアリングキヤツプに柱状のボルト挿通部を介
してそれぞれ添接させ、それら各ボルト挿通部に
挿通させたボルトによりそのベアリングキヤツプ
に固定することによつて、前述した不都合を有効
に解消することができるようにした内燃機関のオ
イルパンステイフナを提供するものである。な
お、この明細書において、このオイルパンステイ
フナが、シリンダブロツク内とオイルパン内とを
実質的に隔離するという表現は、機関各部から返
送される潤滑オイルを円滑にオイルパン内に戻す
のに必要な最少限の開口面積を有したオイル戻し
孔や、オイルストレーナを通すのに必要最少限の
開口面積を有したオイルストレーナ通し孔等、機
能上必要不可欠な最少限の孔のみしか該オイルパ
ンステイフナには穿設されていないということを
意味している。
もので、シリンダブロツク内とオイルパン内とを
実質的に隔離し得る壁板状に形成するとともに前
記シリンダブロツク内に設けた各メインベアリン
グに対応する部位を、これら各メインベアリング
のベアリングキヤツプに柱状のボルト挿通部を介
してそれぞれ添接させ、それら各ボルト挿通部に
挿通させたボルトによりそのベアリングキヤツプ
に固定することによつて、前述した不都合を有効
に解消することができるようにした内燃機関のオ
イルパンステイフナを提供するものである。な
お、この明細書において、このオイルパンステイ
フナが、シリンダブロツク内とオイルパン内とを
実質的に隔離するという表現は、機関各部から返
送される潤滑オイルを円滑にオイルパン内に戻す
のに必要な最少限の開口面積を有したオイル戻し
孔や、オイルストレーナを通すのに必要最少限の
開口面積を有したオイルストレーナ通し孔等、機
能上必要不可欠な最少限の孔のみしか該オイルパ
ンステイフナには穿設されていないということを
意味している。
以下、本考案の一実施例を第１図〜第３図を参
照して説明する。
照して説明する。
内燃機関１のシリンダブロツク２の下面と、オ
イルパン３との間に、本考案に係るオイルパンス
テイフナ４を介設している。このオイルパンステ
イフナ４は、前記シリンダブロツク２内と前記オ
イルパン３内とを実質的に隔離する壁板状のもの
で、アルミ（鋳物）、鋳鉄あるいは板金等により
作られている。そして、このオイルパンステイフ
ナ４の外周縁部上面側には、前記シリンダブロツ
ク２の開口端面２ａに密着する上向接合面７が形
成されているとともに、外周縁部下面側には、前
記オイルパン３のフランジ部３ａが接合される下
向接合面８が形成されている。また、このオイル
パンステイフナ４における各気筒のクランクアー
ム９…に対応する部位に凹陥部１１…をそれぞれ
形成している。各凹陥部１１…は、前記オイルパ
ンステイフナ４の所要部位を下方に向つて膨出す
る球面形状に形成することにより作られたもの
で、各凹陥部１１…の最陥没位置には必要最小限
の開口面積、つまり、機関各部から返送される潤
滑オイルを円滑にオイルパン３内に戻すのに必要
な最小限の開口面積を有したオイル戻し孔１２…
が穿設されている。また、このオイルパンステイ
フナ４の非凹陥部、例えば、隣接する凹陥部１１
１１間に形成されるビート部１３の所要個所には
必要最小限の開口面積、つまり、オイルパン３内
にエアーが閉じ込められるのを防止するのに必要
かつ十分な開口面積を有したエアー抜き孔１４と
オイルストレーナパイプ１５を通すのに必要最小
限の閉口面積を有したオイルストレーナ通し孔１
６を穿設しているが、該オイルストレーナ通し孔
１６をオイルストレーナパイプ１５の径よりも若
干大きくとり、エアー抜き孔１４と兼用してもよ
い。なお、１７は前記オイルパンステイフナ４の
外周縁部に穿設したボルト孔である。また、１８
は前記オイルパン３と前記オイルパンステイフナ
１４とを前記シリンダブロツク２に共締するため
のボルトであり、前記各ボルト孔１７を通して前
記シリンダブロツクに螺着されている。
イルパン３との間に、本考案に係るオイルパンス
テイフナ４を介設している。このオイルパンステ
イフナ４は、前記シリンダブロツク２内と前記オ
イルパン３内とを実質的に隔離する壁板状のもの
で、アルミ（鋳物）、鋳鉄あるいは板金等により
作られている。そして、このオイルパンステイフ
ナ４の外周縁部上面側には、前記シリンダブロツ
ク２の開口端面２ａに密着する上向接合面７が形
成されているとともに、外周縁部下面側には、前
記オイルパン３のフランジ部３ａが接合される下
向接合面８が形成されている。また、このオイル
パンステイフナ４における各気筒のクランクアー
ム９…に対応する部位に凹陥部１１…をそれぞれ
形成している。各凹陥部１１…は、前記オイルパ
ンステイフナ４の所要部位を下方に向つて膨出す
る球面形状に形成することにより作られたもの
で、各凹陥部１１…の最陥没位置には必要最小限
の開口面積、つまり、機関各部から返送される潤
滑オイルを円滑にオイルパン３内に戻すのに必要
な最小限の開口面積を有したオイル戻し孔１２…
が穿設されている。また、このオイルパンステイ
フナ４の非凹陥部、例えば、隣接する凹陥部１１
１１間に形成されるビート部１３の所要個所には
必要最小限の開口面積、つまり、オイルパン３内
にエアーが閉じ込められるのを防止するのに必要
かつ十分な開口面積を有したエアー抜き孔１４と
オイルストレーナパイプ１５を通すのに必要最小
限の閉口面積を有したオイルストレーナ通し孔１
６を穿設しているが、該オイルストレーナ通し孔
１６をオイルストレーナパイプ１５の径よりも若
干大きくとり、エアー抜き孔１４と兼用してもよ
い。なお、１７は前記オイルパンステイフナ４の
外周縁部に穿設したボルト孔である。また、１８
は前記オイルパン３と前記オイルパンステイフナ
１４とを前記シリンダブロツク２に共締するため
のボルトであり、前記各ボルト孔１７を通して前
記シリンダブロツクに螺着されている。
このようにしてなるオイルパンステイフナ４の
所定部位、つまり、前記シリンダブロツク２内に
設けたクランクシヤフト２１を支持するための各
メインベアリング２２…に対応する部位を、これ
ら各メインベアリング２２…のベアリングキヤツ
プ２４…にそれぞれ結合させている。具体的に
は、両端にねじ部２５ａ，２５ｂを有してなる取
付ボルト２５の一方のねじ部２５ａを用いて前記
ベアリングキヤツプ２４を前記シリンダブロツク
２に固定するとともに、他方のねじ部２５ｂを前
記オイルパンステイフナ４のボルト挿通部２６に
貫通させその貫通端にナツト２７を螺着すること
によつて該オイルパンステイフナ４を前記ベアリ
ングキヤツプ２４に結合させている。ボルト挿通
部２６は円筒体状のもので、前記オイルパンステ
イフナ４のビート部１３に一体に設けられてい
る。
所定部位、つまり、前記シリンダブロツク２内に
設けたクランクシヤフト２１を支持するための各
メインベアリング２２…に対応する部位を、これ
ら各メインベアリング２２…のベアリングキヤツ
プ２４…にそれぞれ結合させている。具体的に
は、両端にねじ部２５ａ，２５ｂを有してなる取
付ボルト２５の一方のねじ部２５ａを用いて前記
ベアリングキヤツプ２４を前記シリンダブロツク
２に固定するとともに、他方のねじ部２５ｂを前
記オイルパンステイフナ４のボルト挿通部２６に
貫通させその貫通端にナツト２７を螺着すること
によつて該オイルパンステイフナ４を前記ベアリ
ングキヤツプ２４に結合させている。ボルト挿通
部２６は円筒体状のもので、前記オイルパンステ
イフナ４のビート部１３に一体に設けられてい
る。
このような構成のものであれば、オイルパンス
テイフナ４によりシリンダブロツク２の剛性を高
めることができるので、該シリンダブロツク２の
スカート部２ｂ，２ｂの振動をより小さくしてオ
イルパン３の膜振動を効果的に抑制し、シリンダ
ブロツク２およびオイルパン３から発生する騒音
を有効に低減させることが可能である。また、こ
のオイルパンステイフナ４は、最小限必要なオイ
ル戻し孔１２…、エアー抜き孔１４およびオイル
ストレーナ通し孔１６を有するのみで、大きな透
窓を全く有さない形状、つまり、シリンダブロツ
ク２内とオイルパン３内とを実質的に隔離する壁
板状のものであるため、シリンダブロツク２内か
らオイルパン３内へ放出され、さらに、このオイ
ルパン３内から外部へ漏洩する透過音を有効に低
減させることもできる。しかも、本オイルパンス
テイフナ４は、その周縁部がシリンダブロツク２
に固定されるだけでなく、その中央部所要個所が
ベアリングキヤツプ２４…に接合されているの
で、該オイルパンステイフナ４自身が膜振動を起
すという不都合も生じない。また、オイルパンス
テイフナ４をメインベアリング２２…のベアリン
グキヤツプ２４…に結合させると、シリンダブロ
ツク２の振動を特に有効に低減させることができ
る。すなわち、シリンダブロツク２のスカート部
２ｂ，２ｂは、その構造上、メインベアリング２
２…に対応する部位を節にして振動を起こす傾向
がある。しかるに、本考案のようにオイルパンス
テイフナ４をメインベアリング２２…のベアリン
グキヤツプ２４…に結合させると、前記スカート
部２ａ，２ａにおけるメインベアリング２２…に
対応する部位の剛性が特に強化される。そのた
め、比較的偏平なオイルパンステイフナ４を用い
てシリンダブロツク２の振動を有効に抑制するこ
とができる。しかして、このようなものであれ
ば、ビート部１３…を背の高いものにすることな
しにオイルパンステイフナ４の剛性を向上させる
ことができるので、オイルパンステイフナ４を設
けたためにクランク室２８における各気筒間の通
気が悪くなつて圧力差が大きくなるという不都合
がない。特に、このオイルパンステイフナ４の各
メインベアリング２２…に対応する部位は、これ
ら各メインベアリング２２…のベアリングキヤツ
プ２４…に柱状のボルト挿通部２６を介してそれ
ぞれ添接させているので、該オイルステイフナ４
のビート部１３…と前記ベアリングキヤツプ２４
…との間には、一定の隙間ｃが形成される。その
ため、この隙間ｃを通してもクランク室２８にお
ける各気筒間の通気が行われる。したがつて、高
速運転における出力損失やパツキン類からの油の
漏れ等が問題になることもない。
テイフナ４によりシリンダブロツク２の剛性を高
めることができるので、該シリンダブロツク２の
スカート部２ｂ，２ｂの振動をより小さくしてオ
イルパン３の膜振動を効果的に抑制し、シリンダ
ブロツク２およびオイルパン３から発生する騒音
を有効に低減させることが可能である。また、こ
のオイルパンステイフナ４は、最小限必要なオイ
ル戻し孔１２…、エアー抜き孔１４およびオイル
ストレーナ通し孔１６を有するのみで、大きな透
窓を全く有さない形状、つまり、シリンダブロツ
ク２内とオイルパン３内とを実質的に隔離する壁
板状のものであるため、シリンダブロツク２内か
らオイルパン３内へ放出され、さらに、このオイ
ルパン３内から外部へ漏洩する透過音を有効に低
減させることもできる。しかも、本オイルパンス
テイフナ４は、その周縁部がシリンダブロツク２
に固定されるだけでなく、その中央部所要個所が
ベアリングキヤツプ２４…に接合されているの
で、該オイルパンステイフナ４自身が膜振動を起
すという不都合も生じない。また、オイルパンス
テイフナ４をメインベアリング２２…のベアリン
グキヤツプ２４…に結合させると、シリンダブロ
ツク２の振動を特に有効に低減させることができ
る。すなわち、シリンダブロツク２のスカート部
２ｂ，２ｂは、その構造上、メインベアリング２
２…に対応する部位を節にして振動を起こす傾向
がある。しかるに、本考案のようにオイルパンス
テイフナ４をメインベアリング２２…のベアリン
グキヤツプ２４…に結合させると、前記スカート
部２ａ，２ａにおけるメインベアリング２２…に
対応する部位の剛性が特に強化される。そのた
め、比較的偏平なオイルパンステイフナ４を用い
てシリンダブロツク２の振動を有効に抑制するこ
とができる。しかして、このようなものであれ
ば、ビート部１３…を背の高いものにすることな
しにオイルパンステイフナ４の剛性を向上させる
ことができるので、オイルパンステイフナ４を設
けたためにクランク室２８における各気筒間の通
気が悪くなつて圧力差が大きくなるという不都合
がない。特に、このオイルパンステイフナ４の各
メインベアリング２２…に対応する部位は、これ
ら各メインベアリング２２…のベアリングキヤツ
プ２４…に柱状のボルト挿通部２６を介してそれ
ぞれ添接させているので、該オイルステイフナ４
のビート部１３…と前記ベアリングキヤツプ２４
…との間には、一定の隙間ｃが形成される。その
ため、この隙間ｃを通してもクランク室２８にお
ける各気筒間の通気が行われる。したがつて、高
速運転における出力損失やパツキン類からの油の
漏れ等が問題になることもない。
なお、オイルパンステイフナとベアリングキヤ
ツプとの結合のし方は、前記実施例のものに限定
されないのは勿論であり、例えば、第４図あるい
は第５図に示すようなものであつてもよい。すな
わち、第４図に示すものは、通常のボルト２９…
を用いてオイルパンステイフナ４′とベアリング
キヤツプ２４′とを共締したものである。しかし
て、このものもオイルパンステイフナ４′の所要
箇所を各メインベアリング２２のベアリングキヤ
ツプ２４′に柱状のボルト挿通部２６′を介してそ
れぞれ添接させ、それら各ボルト挿通部２６′に
挿通させたボルト２９によりシリンダブロツク２
に固定している。そのため、このオイルパンステ
イフナ４′とベアリングキヤツプ２４′との間に
は、気筒間を連通させる隙間c′が形成されてい
る。また、第５図に示すものは、さらにオイルパ
ンステイナ４″とベアリングキヤツプ２４″とを一
体化したものである。すなわち、このものはオイ
ルパンステイフナ４″を、柱状のボルト挿通部２
６″を介してそれぞれ添接させ、それら各ボルト
挿通部２６″に挿通させたボルト３０によりシリ
ンダブロツク２に固定している。そのため、この
オイルパンステイフナ４″とベアリングキヤツプ
２４″との間には、気筒間を連通させる隙間c″が
形成されている。なお、このボルト挿通部２６″
は、オイルパンステイフナ４″及びベアリングキ
ヤツプ２４″とそれぞれ一体に形成されている。
ツプとの結合のし方は、前記実施例のものに限定
されないのは勿論であり、例えば、第４図あるい
は第５図に示すようなものであつてもよい。すな
わち、第４図に示すものは、通常のボルト２９…
を用いてオイルパンステイフナ４′とベアリング
キヤツプ２４′とを共締したものである。しかし
て、このものもオイルパンステイフナ４′の所要
箇所を各メインベアリング２２のベアリングキヤ
ツプ２４′に柱状のボルト挿通部２６′を介してそ
れぞれ添接させ、それら各ボルト挿通部２６′に
挿通させたボルト２９によりシリンダブロツク２
に固定している。そのため、このオイルパンステ
イフナ４′とベアリングキヤツプ２４′との間に
は、気筒間を連通させる隙間c′が形成されてい
る。また、第５図に示すものは、さらにオイルパ
ンステイナ４″とベアリングキヤツプ２４″とを一
体化したものである。すなわち、このものはオイ
ルパンステイフナ４″を、柱状のボルト挿通部２
６″を介してそれぞれ添接させ、それら各ボルト
挿通部２６″に挿通させたボルト３０によりシリ
ンダブロツク２に固定している。そのため、この
オイルパンステイフナ４″とベアリングキヤツプ
２４″との間には、気筒間を連通させる隙間c″が
形成されている。なお、このボルト挿通部２６″
は、オイルパンステイフナ４″及びベアリングキ
ヤツプ２４″とそれぞれ一体に形成されている。
また、オイルパンステイフナやオイルパンの形
態も図示実施例のものに限らないのは勿論であ
り、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
態も図示実施例のものに限らないのは勿論であ
り、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が
可能である。
本考案は、シリンダブロツク内とオイルパン内
とを実質的に隔離する壁体状のものにしているの
で、機関の外部に漏洩する騒音のレベルをきわめ
て効果的に低減させることができ、しかも、各メ
インベアリングに対応する部位を、そのメインベ
アリングのベアリングキヤツプに柱状のボルト挿
通部を介してそれぞれ添接させているので、前述
したような壁体状のものであつてもクランク室内
における各気筒間を隙間を介して連通状態に維持
しておくことができる。そのため、各気筒間の通
気が悪くなつて圧力差が大きくなるという不都合
を招くことがない。したがつて、高速運転におけ
る出力損失やパツキン類からの油の洩れを有効に
防止または抑制することが可能となる内燃機関の
オイルパンステイフナを提供できるものである。
とを実質的に隔離する壁体状のものにしているの
で、機関の外部に漏洩する騒音のレベルをきわめ
て効果的に低減させることができ、しかも、各メ
インベアリングに対応する部位を、そのメインベ
アリングのベアリングキヤツプに柱状のボルト挿
通部を介してそれぞれ添接させているので、前述
したような壁体状のものであつてもクランク室内
における各気筒間を隙間を介して連通状態に維持
しておくことができる。そのため、各気筒間の通
気が悪くなつて圧力差が大きくなるという不都合
を招くことがない。したがつて、高速運転におけ
る出力損失やパツキン類からの油の洩れを有効に
防止または抑制することが可能となる内燃機関の
オイルパンステイフナを提供できるものである。
第１図〜第３図は本考案の一実施例を示し、第
１図は斜視図、第２図は側断面図、第３図は第２
図における−線断面図である。第４図、第５
図は本考案のそれぞれ他の実施例を示す第３図相
当の断面図である。 １……内燃機関、２……シリンダブロツク、３
……オイルパン、４，４′，４″……オイルパンス
テイフナ、２２……メインベアリング、２４，２
４′，２４″……ベアリングキヤツプ、２６，２
６′，２６″……ボルト挿通部、２５，２９，３０
……ボルト。
１図は斜視図、第２図は側断面図、第３図は第２
図における−線断面図である。第４図、第５
図は本考案のそれぞれ他の実施例を示す第３図相
当の断面図である。 １……内燃機関、２……シリンダブロツク、３
……オイルパン、４，４′，４″……オイルパンス
テイフナ、２２……メインベアリング、２４，２
４′，２４″……ベアリングキヤツプ、２６，２
６′，２６″……ボルト挿通部、２５，２９，３０
……ボルト。
Claims (1)
- シリンダブロツクの下面とオイルパンとの間に
介設され前記シリンダブロツク内と前記オイルパ
ン内とを実質的に隔離する壁体状のオイルパンス
テイフナであつて、前記シリンダブロツク内に設
けた各メインベアリングに対応する部位を、これ
ら各メインベアリングのベアリングキヤツプに柱
状のボルト挿通部を介してそれぞれ添接させ、そ
れら各ボルト挿通部に挿通させたボルトによりシ
リンダブロツクに固定していることを特徴とする
内燃機関のオイルパンステイフナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13084782U JPS5934049U (ja) | 1982-08-29 | 1982-08-29 | 内燃機関のオイルパンステイフナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13084782U JPS5934049U (ja) | 1982-08-29 | 1982-08-29 | 内燃機関のオイルパンステイフナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5934049U JPS5934049U (ja) | 1984-03-02 |
| JPH0113795Y2 true JPH0113795Y2 (ja) | 1989-04-24 |
Family
ID=30296021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13084782U Granted JPS5934049U (ja) | 1982-08-29 | 1982-08-29 | 内燃機関のオイルパンステイフナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5934049U (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6368756A (ja) * | 1986-09-10 | 1988-03-28 | Mazda Motor Corp | エンジンの遮音構造 |
| JPH0619816Y2 (ja) * | 1987-06-22 | 1994-05-25 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダブロック補強構造 |
| JPH0623694Y2 (ja) * | 1987-07-15 | 1994-06-22 | マツダ株式会社 | エンジンのオイル通路構造 |
| JPH08515Y2 (ja) * | 1987-10-06 | 1996-01-10 | マツダ株式会社 | エンジンのシリンダブロック補強装置 |
| JP2765005B2 (ja) * | 1989-02-28 | 1998-06-11 | スズキ株式会社 | 内燃機関のシリンダブロック防振装置 |
Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3653464A (en) * | 1970-04-13 | 1972-04-04 | Gen Motors Corp | Engine oil pan |
| JPS5360416A (en) * | 1976-11-12 | 1978-05-31 | Mitsubishi Motors Corp | Vibration preventing structure for reciprocating engine |
| JPS54158505A (en) * | 1978-06-05 | 1979-12-14 | Mitsubishi Motors Corp | Internal combustion engine |
| JPS5526282A (en) * | 1978-06-30 | 1980-02-25 | Elite Diamant Veb | Patterning apparatus of knitting machine |
| JPS5540360U (ja) * | 1978-09-07 | 1980-03-15 | ||
| JPS6227263A (ja) * | 1985-07-30 | 1987-02-05 | Toshiba Corp | ダブルフイ−ド検出装置 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5856410Y2 (ja) * | 1977-01-14 | 1983-12-26 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 往復動式内燃機関の吊メタル式主軸受構造 |
-
1982
- 1982-08-29 JP JP13084782U patent/JPS5934049U/ja active Granted
Patent Citations (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3653464A (en) * | 1970-04-13 | 1972-04-04 | Gen Motors Corp | Engine oil pan |
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| JPS5526282A (en) * | 1978-06-30 | 1980-02-25 | Elite Diamant Veb | Patterning apparatus of knitting machine |
| JPS5540360U (ja) * | 1978-09-07 | 1980-03-15 | ||
| JPS6227263A (ja) * | 1985-07-30 | 1987-02-05 | Toshiba Corp | ダブルフイ−ド検出装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5934049U (ja) | 1984-03-02 |
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