JPH01134188A - セパレート型のショーケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は、セパレート型のショーケースに係わり、詳述
すると機械部品を収納する機械箱の改良に関する。

従来の技術 従来此種低温ショーケースにおいては、自然対流による
冷却方式と強制循環による冷却方式とがあり、後者の方
式にあっては、蒸発器（＝冷却器）の−側面から風を当
て空気を冷却し対向する他側面からこの冷却された空気
を冷気吹田口へ導びいてナース内を冷却するようにして
おり、その−例として、実公昭５６−３９９８８号公報
があった。該公報にあっては、低温室の底部の吸儲１０
より空気を導入し、蒸発器により冷却して低温室の上部
の吐出口より冷気を送出して低温室内を冷却している。

発明が解決しようとする問題点 前記従来の技術においては、低温室の下部に機械室が配
設される関係上蒸発器の一側面から空気を送り込み他側
面から冷却された空気（−冷気）を送り出し低温室の上
部へ導びく方式をとっている。即ち空気の取り入れと取
り出しが別の側面となっているため、冷気送出口と循環
冷気吸入口“を同じ面に配設するためにはダクトを必要
とするだけでなく、このダクトを収納する空間が必要と
なり、機械室の小型化には不向きであるという問題があ
った。

そこで本発明は、冷気送出口と循環冷気吸入口とを同じ
面に配設し機械室の小型化を図るショーケースを提供す
るものである。

〔発明の構成〕

問題点を解決するための手段 本発明のセパレート型のショーケースは、冷気を送出す
る冷気送出口並びに循環冷気を吸入する循環冷気吸入口
を一部に並設した冷却室を有し機械部品を収納する機械
箱と、開閉自在な透明扉を有し販売商品を陳列収納する
収納室とこの収納室内に冷気を導入する導入部及び収納
室冷却後の循環冷気を収納室外へ導出する導出部を有す
る通風室とを形成した展示箱と、冷気送出口と導入部と
を連結接続して冷気を流通する往路筒及び循環冷気吸入
口と導出部とを連結接続して循環冷気を流通する復路筒
を有する送風管とを備え、冷却室は、吸入口と送出口を
有する第１区画とＵターン路を形成する第２区画とに区
画するプレートフィン型の蒸発器と、吸入口と送出口と
の間で第１区画を更に２つに仕切る仕切板と、吸入口と
蒸発器との間に配設される送風機とを設け、断熱的に構
成したものである。

作用 冷却室を蒸発器（３４）により冷気送出口り３６）及び
循環冷気吸入口（３７）を形成した一部（３８）を有す
る第１区画（４２）と、Ｕターン路を形成する第２区画
（４３）とに区画し、仕切板（４４）により第１区画（
４２）を冷気送出口（３６）と循環冷気吸入口（３７）
との間で更に２つに仕切ったことで、吸入口（３７）か
ら送出口（３６）までをＵ字状の経路としている。また
、仕切板（４４〉にて蒸発器（３４）が第１冷却部（３
４Ｂ）と第２冷却部（３４Ｃ）とに区分され、送風機（
３５）による風が各フィン間を一様に通過させやすくし
ている。

実施例 以下本発明の実施例を第１図〜第５図を参照して説明す
る。

（１）は薬局やディスカウントショップ等の店舗内に配
置され、商品を陳列販売するための陳列ケースとしての
、デイスプレィケースであって、例えば上面、前面及び
左右両側面に透明窓を備え、後面に商品出し入れ用の扉
を有し、これらで商品収納室（２）を形成するとともに
、この商品収納室（２〉の下に未使用空間（３）を形成
する脚材（４）を設けている。本例にあっては、脚材（
４）として４木の支柱を提示しているが、これに限定す
るものではなく、前面及び両側面にわたり目隠板として
作用する板材により未使用空間を視認できなくしてもよ
い。

（１０）は商品収納室（２１）を有する展示箱（１１）
と、圧縮機（３０〉や凝縮器（３１）並びに蒸発器（３
４）等の機械部品を収納し展示箱（１１））とは別体に
形成される機械箱（１２〉と、展示箱（１１）と機械箱
（１２〉とを送風空間を有して連通ずるとともに、両箱
（１１）（１２）間に載置台のための空間（本例では載
置台としてデイスプレィケース（１）を利用する）を形
成する送風管（１３）とから構成せるセパレート型のシ
ョーケースであり、その代表例として冷蔵ショーケース
（以後ショーケースと称す）をとりあげて説明する。

展示箱（１１〉はその一部に通風室〈２２）を形成して
おり、後述する機械箱（１２）に配設された蒸発器（−
冷却器）　（３４）により冷却された空気（これを冷気
と称す）を導入し収納室（２１）へ案内する導入部（２
３）と、収納室内を冷却した後の空気（これを循環冷気
と称す）を回収して外部へ導出する導出部（２４）とを
通風室（２２）内に独立して区画形成している。

機械箱（１２）には、冷凍サイクルの一部を構成する圧
縮機（３０）、凝縮器（３１〉及び凝縮器用送風機（３
２）等を収容する第１機械室（３３〉と、蒸発器（−冷
却器）　（３４）及び蒸発器用送風機（３５）等を収容
し、送風管（１３）への空気の連絡を可能とするため冷
気を送出する冷気送出口（３６）及び循環冷気を吸入す
る循環冷気吸入口（３７）を−壁（３８）に並設した第
２機械室（３９）とが形成されている。そして、機械箱
（１２）は、外部特にデイスプレィケース（１）の顧客
展示側から視認しにくくするため、脚材（４）にて形成
される未使用空間（３）に配設するものである。

第２機械室（３９）は、第１機械室（３３）とは断熱的
に区画され冷却室にあてられるものであり、以下第２機
械室（３９）について説明する。第２機械室（３９）は
各面に発泡スチロール等の断熱材を配設してその内壁面
を構成しており、この室内にはプレートフィン型の蒸発
器（３４）が第１機械室（３３）と隣接する壁（４０）
とこの壁と対向する壁〈４１）とにその管板面が一致す
るように配設され、しかも、第２機械室（３９）を吸入
口（３７〉及び送出口（３６）の位置する側の第１区画
（４２）とＵターン路を形成する第２区画（４３）との
２つに区画している。また蒸発器（３４）の冷媒入口管
及び出口管は壁（４０）を貫通して第１機械室（３３）
とに導びかれている。そして、第１区画く４２）は冷気
送出１：ｌ＜３６）と循環冷気吸入口〈３７）との間か
ら蒸発器（３４〉のフィン（３４Ａ）の間まで伸びた仕
切板（４４）により更に２つに仕切られている。

また、循環冷気吸入口（３７）と蒸発器（３４）との間
には蒸発器用送風機（３５〉及び送風機を囲繞する送風
ケース（４５）が配設されている。一方、（４６）は適
所に露滴処理のための孔（４７）を形成し、蒸発器（３
４）や送風機（３５〉等を載置する載置板であって、載
置板（４６）の下方には露滴収集部（４８）並びに排水
口（４９）を設け、排水口（４９）の直下に開口（５０
）を位置する排水皿（５１〉を出し入れ自在に保持させ
ている。

第１区画（４２）が仕切板（４４）により２つに仕切ら
れることから、蒸発器（３４）も必然的に第１冷却部（
３４Ｂ＞と第２冷却部（３４Ｃ）との２つに区分される
ことになり、循環冷気吸入口（３７）より吸入される空
気は、第１冷却部（３４Ｂ）のフィンの間を通過して一
度冷却されて第２区画（４３）へ入り、この第２区画（
４３）でその進行方向を１８０°変更されて、第２冷却
部（３４Ｃ）のフィンの間を通過して再度冷却されて冷
気送出口（３６）より送出される経路をとる。したがっ
て、−度冷却されて除湿された空気が第２冷却部（３４
Ｃ）を通過するため、第１冷却部（３４Ｂ＞と第２冷却
部（３４Ｃ）の横幅を同じく設定しておくと、第１冷却
部（３４Ｂ）側のフィンに多く着霜が生じる。このため
第１冷却部（３４Ｂ）の横幅が第２冷却部（３４Ｃ）の
横幅より大きくなるように仕切板（４４〉を位置させて
、第１．第２冷却部（３４Ｂ）（３４Ｃ）に同じように
着霜が生じるようにしておくことが好ましい。そして、
第２区画（４３）は空気の方向転換を行なう関係上、空
気に対する壁面の抵抗を小さくする意味でそのコーナ一
部分を曲面的に形成しておく。

尚、機械箱（１２）は未使用空間（３）に配置される関
係上、その高さには制限があるため、蒸発器（３４）と
してはだての長さが横の長さに比べ小さな横長のものが
適す。そして、この横長の蒸発器（３４）に一つの送風
機で風を一様に当てるには、送風機（４５）の径を大き
くしたり、ファンとしてクロスフローファンを使ったり
しなければならないが、いずれも第２機械室（３９）の
小型化及び低価格化に不適であり、コンパクト化の点か
ら蒸発器（３４）を２つに分けて使用することは非常に
有効である。

送風管（１３）は、一端側を冷気送出口（３６）に他端
側を導入部（２３）の入口に夫々連接させ冷気を流通す
る往路筒（５２）と、一端側を循環冷気吸入口（３７〉
に他端側を導出部（２４）の出口に夫々連接させ循環冷
気を流通する復路筒（５３）とから成り、本例では、両
筒（５２）　（５３）として、伸縮並びに屈曲自在な蛇
腹状のホースを採用しており、このホースのまわりには
発泡スチロール等の断熱材を配設させておく。そして、
復路筒（５３）を利用して展示箱（１１）に貯溜する霧
滴を機械箱（１２）すなわち第２機械室（３９）に導び
くようにすれば、ドレンバイブを省略することができる
。

かかる構成によれば、機械箱（１２）における冷却室に
あてられる第２機械室（３９）は、蒸発器（３４）にて
冷気送出口（３６）及び循環冷気吸入口（３７〉を形成
した−壁（３８）を有する第１区画（４２）と第２区画
（４３）とに区画し、第１区画（４２）を仕切板（４４
）により吸入口（３７）と送出口（３６）との間から更
に２つに仕切らせたことで、吸入口（３７）から吸入さ
れた空気を吸入口（３７）と同−壁に形成した送出口（
３６）まで導びく略Ｕ字状の搬送路を形成することがで
き送出口（３６）へ導びくための特別なバイブ並びに断
熱材を省略することができる。また、Ｕ字状に搬送され
る空気は、仕切板（４４）にて第１冷却部（３４Ｂ）＾
第２冷却部（３４Ｃ）とに分けられた蒸発器（３４）の
第１冷却部（３４Ｂ）にて−度冷却された後、第２冷却
部（３４Ｃ）で再度冷却されることとなり、冷却効率の
向上を図ることができる。更に、高さ制限があるため、
横長状に形成することとなる蒸発器（３４）を第１冷却
部（３４Ｂ）と第２冷却部（３４Ｃ）とに分けて通風さ
せたことで、送風機（３５）による通風を、第１冷却部
（３４Ｂ）及び第２冷却部（３４Ｃ）の幅方向に夫々−
様な状態となすことができ、効率よい冷却が行なえる。

そして、全体を通じて、第２機械室（３９）のコンパク
ト化を促進するうえで非常に有効に作用するものである
。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、冷却室をプレート
フィン型の蒸発器にて冷気送出口と循環冷気吸入口を形
成した一部を有する第１区画とＵターン路を形成する第
２区画とに区画し、第１区画を仕切板により吸入口と送
出口の間から更に２つに仕切ったことで、吸入口から送
風口までを略Ｕ字状の経路とでき、冷気を送風口まで導
びくためのダクト（或いはバイブ）並びにその断熱材を
省略でき、冷却室の小型化ひいては機械箱の小型化を促
進できる。一方、プレートフィン型の蒸発器は、仕切板
によって吸入口に対向する第１冷却部と送出口に対向す
る第２の冷却部とに区分されるため、吸入口より吸入し
た空気を第１冷却部にて一度冷却した後第２冷却部で再
度冷却することとなり、冷却効率を向上することができ
る。また蒸発器を区分したことで、送風機による風が各
フィン間を一様に通過させやすくなり、蒸発器の冷却能
力を有効に利用することが−ｒきる。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の一実施例を示し、第１図は第２機械室の
上面断熱材を除いた状態の概略平面図、第２図はセパレ
ート型のショーケースをデイスプレィケースに設置した
状態の一部切欠外観斜視図、第３図は機械箱の分解斜視
図、第４図は第２機械室に機械部品を収納した状態での
第３図のＡ−Ａ断面図、第５図は展示箱の縦断面図であ
る。 （１０）・・・セパレート型のショーケース、（１１）
・・・展示箱、　（１２）・・・機械箱、　（１３）・
・・送風管、　（３３）・・・第１機械室、　（３９）
・・・第２機械室（−冷却室）、　（３４）・・・蒸発
器、　（３５）・・・蒸発器用送風機、　　（３６）・
・・冷気送出口、　（３７）・・・循環冷気吸入口、　
（４４）・・・仕切板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、冷気を送出する冷気送出口並びに循環冷気を吸入す
   る循環冷気吸入口を一壁に並設した冷却室を有し機械部
   品を収納する機械箱と、開閉自在な透明扉を有し販売商
   品を陳列収納する収納室とこの収納室内に冷気を導入す
   る導入部及び収納室冷却後の循環冷気を収納室外へ導出
   する導出部を有する通風室とを形成した展示箱と、前記
   冷気送出口と導入部とを連結接続して前記冷気を流通す
   る往路筒及び前記循環冷気吸入口と導出部とを連結接続
   して循環冷気を流通する復路筒を有する送風管とを備え
   、前記冷却室は、前記吸入口と送出口を有する第１区画
   とＵターン路を形成する第２区画とに区画するプレート
   フィン型の蒸発器と、前記吸入口と送出口との間で前記
   第１区画を更に２つに仕切る仕切板と、前記吸入口と蒸
   発器との間に配設される送風機とを設け断熱的に構成し
   たことを特徴とするセパレート型のショーケース。