JPH0111241Y2 - - Google Patents

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JPH0111241Y2
JPH0111241Y2 JP1982128807U JP12880782U JPH0111241Y2 JP H0111241 Y2 JPH0111241 Y2 JP H0111241Y2 JP 1982128807 U JP1982128807 U JP 1982128807U JP 12880782 U JP12880782 U JP 12880782U JP H0111241 Y2 JPH0111241 Y2 JP H0111241Y2
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JP
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air
solar cell
activated carbon
air outlet
case
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JP1982128807U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用の消臭機に関し、特に消臭
の必要な昼間時に、消臭機能を十分に発揮できる
ようにしたものである。
従来、自動車内の臭気を除去する方法として、
活性炭によつて吸着する方法又は芳香剤で臭気を
マスキングする方法が最も一般的であつたが、活
性炭又は芳香剤による消臭効果はほぼ一定である
為しばしば消臭効果が弱かつたり、逆に強すぎた
りする難点があつた。又、前記芳香剤に対してフ
アンを利用して芳香を運ぶ空気を強制的に流動さ
せるようにしたものも知られているが、自動車内
に配線をしなければならなかつたり、フアンの駆
動、停止を人為的に操作しなければならなく、繁
雑な面があつた。
然るにこの考案はケースの後側に太陽電池を斜
設して、該太陽電池の起電力で駆動されるフアン
でケース内の空気を流動させると共に、この流動
路上に、活性炭や芳香剤の消臭部材を配置したの
で、特に消臭の必要な昼間時、即ち車室内の温度
が上昇する時に、自動的にフアンが回転して消臭
機能を十分に発揮できるようになり、前記従来の
問題点を是正することに成功したのである。
即ちこの考案を実施例について説明すれば、前
面を開口させた箱体1と、開口部に着脱自在に取
付けた蓋板2とからなるケース3において、前記
蓋板2に通気溝4,4を形成して空気出口5とす
る一方、箱体1の底板6にも通気溝7,7を形成
して空気取入口8とする。そして前記箱体1の後
壁9を垂直壁10と斜壁11を連設して構成し、
斜壁11の中央部に形成した凹入部12内に太陽
電池13を貼設し、該太陽電池13の出力リード
線14,14を箱体1内に導入する。箱体1内中
央部には、底板6上に設けた支持体15を介し
て、太陽電池用モータ16が容置してあり、前記
出力リード線14,14を太陽電池用モータ16
に接続する。
前記太陽電池用モータ16の回転軸17にはフ
アン18を固着して、該フアン18を前記蓋板2
と対向させ、フアン18が回転した場合には、ケ
ース3内の空気が蓋板2の空気出口5より外部に
排出されると共に、外部の空気は底板6の空気取
入口8よりケース内に導かれるようにする。そし
て前記蓋板2の内面に保持帯19,19を介し
て、内部に活性炭粒子20を含浸させた通気性の
あるウレタンシート21を着脱自在に取付け、該
ウレタンシート21は空気出口5をほぼ覆うよう
にする。
上記実施例の自動車用消臭機は、例えば自動車
(乗用車)の後部ウインドウの内側に形成される
棚上に設置して使用する。前記太陽電池13はも
ちろん後部ウインドウの硝子と対向させて太陽光
を受光できるようにする。
然して、昼間時において後部ウインドウを通し
て太陽光が入射して来ると、太陽電池13が太陽
光の一部を受光し、太陽電池13の起電力によつ
て太陽電池用モータ16が駆動される。従つて太
陽電池16の駆動に伴なつてフアン18が回転
し、ケース3内の空気はウレタンシート21を通
して空気出口5より排出されると共に、自動車室
内の空気は空気取入口8よりケース3内に取込ま
れ、結局矢示22,22のように空気が流通す
る。この空気の流通時において、空気中に含まれ
る臭気はウレタンシート21内に含浸させた活性
炭粒子20に吸着されるので、自動車内の臭気が
消臭されることになる。
尚、活性炭粒子20を空気出口5の部分に配置
する手段としては実施例の如くウレタンシート2
1を用いる外り、通気性を有する扁平袋内に活性
炭粒子20を収容したり、ネツト状の物に活性炭
粒子20を添着させる方法があり、又活性炭繊維
製の多孔質ペーパーフエルトを用いる方法も考え
られる。更に、活性炭粒子に代る他の吸着剤を用
いることも可能である。
所で自動車内の臭気の消去が必要な時期は、車
の利用頻度の高い昼間時間帯であり、しかも自動
車室内の温度が上昇する昼間時間帯である。従つ
て前記実施例によれば昼間時間帯に、太陽光が後
部ウインドウを通して入射すれば自動的にフアン
18が回転して、自動車室内の空気を積極的にウ
レタンシート21内を通過させるので、消臭の必
要な時に、消臭効果を最大限に発揮できる消臭機
とすることができる。
尚、空気中の臭気を消臭する部材として前記活
性炭粒子20の他、異臭に対するマスキング効果
を有する芳香剤とすることもできる。芳香剤を用
いるには第4図に示したように底板6上に固形芳
香剤23を収容した容器24を載置し、フアン1
8が回転した時には、固形芳香剤23より気散し
た芳香を空気出口5より排出される空気中に混入
させるようにすればよい。
前記活性炭粒子20の吸着効果が低下したり、
固形芳香剤23が消耗した場合には、蓋板2を箱
体1より取外し新しいものと交換することができ
る。
以上説明の通り、この考案によれば、消臭機能
が最も必要な昼間時に、太陽電池の起電力により
モータを介してフアンを回転させて、自動車室内
の空気を流通させるようにしたので、消臭部材の
機能が、必要時に十分に発揮できる消臭機を提供
できる効果がある。又自動車室内への設置は例え
ば後部棚上に配置するだけで良く、配線を要しな
いので、簡便に使用できる効果がある。
尚、消臭部材としては活性炭粒子および芳香剤
を例示したが、化学変化により臭気物質を分解さ
せる消臭剤を使用可能なことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の縦断側面図、第2
図は同じく正面図、第3図は第1図中矢示Aにお
ける部分拡大図、第4図はこの考案の他の実施例
の一部断面図である。 1……箱体、2……蓋板、3……ケース、5…
…空気出口、8……空気取入口、13……太陽電
池、16……太陽電池用モータ、17……回転
軸、18……フアン、20……活性炭粒子、23
……固形芳香剤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 箱体の一側壁に空気出口を形成し、他側壁に
    空気取入口を形成してなるケースの後側外面に
    太陽電池を斜設し、該太陽電池の起電力で駆動
    されるモータをケース内に容置すると共に、前
    記モータの回転軸に固着したフアンを前記空気
    出口と対向させ、かつ前記空気取入口と空気出
    口の間に消臭部材を配置したことを特徴とした
    自動車用消臭機。 2 消臭部材は活性炭粒子又は芳香剤とした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の自動車用消臭
    機。
JP12880782U 1982-08-26 1982-08-26 自動車用消臭機 Granted JPS5932508U (ja)

Priority Applications (1)

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JP12880782U JPS5932508U (ja) 1982-08-26 1982-08-26 自動車用消臭機

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JP12880782U JPS5932508U (ja) 1982-08-26 1982-08-26 自動車用消臭機

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Publication Number Publication Date
JPS5932508U JPS5932508U (ja) 1984-02-29
JPH0111241Y2 true JPH0111241Y2 (ja) 1989-03-31

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ID=30292073

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JPS5932508U (ja) 1984-02-29

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