JPH01110962A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録後のシートを加熱してインクの乾燥を促進
する定着ヒーターを有するインクジェット記録装置に関
する。

〔従来の技術〕

インクジェット記録装置は、インク吐出口を有するイン
クジェットヘッドを印字データに基づいて駆動し、前記
インク吐出口からの飛翔的インク滴をシート（印字用紙
など）に付着させて印字ドツトのパターンから成る画像
を記録するものである。

従来のインクジェット記録装置にあっては、印字ドツト
の密度が比較的低く、付着インクの量もさほど多くはな
かった。

ところが、近年、コンピューター処理能力の向上に伴っ
て出力（記録）される文字等の画像の品位向上が要請さ
れるようになってきた。

そこで、記録装置においては、印字ドツトの密度を向上
させて（例えば４８ドツト）より高品位の文字等の画像
をプリントアウトする方向へ進んでいる。

ところで、インクジェット記録装置では、ドツト密度が
高くなると印字の際にシート（印字用紙など）へ吐出さ
れるインクの量が多量になり、その結果、印字された文
字等の画像が乾き難くなり、印字された文字が擦れて乱
されたり各部を汚損するなどの不具合が生じることにな
る。

そこで、記録後のシートを加熱してインクの乾燥を促進
する定着ヒーターを使用することが考えられる。

この定着ヒーターは、例えば、記録ヘッドの排出側（後
流側）に設置されシートガイドを兼ねた熱板（ホットプ
レート）で構成することができる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、インクの乾燥を早めるために前述のような熱
板を用いるインクジェット記録装置にあっては、印字が
途中で中断してシート（用紙）がセントされたままにな
っていると、シートが変色したり、あるいは熱板に触れ
ている部分が他の部分より長時間加熱されるとその部分
のみ収縮してシートにシワが生じるなどの現象が起こる
。

一方、シートが熱板を通過する時間が少ない場合、例え
ば、印字される行の間隔が広いような場合、熱板に触れ
ている時間が少なくなり、インクの乾きが充分になされ
ずに印字されたシートが擦られ、文字が乱されたり汚損
を生じたりすることが起こりうる。

〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あり、定着ヒーター付きのインクシェアド記録装置にお
いて、データ受信がストップするなどして印字が途中で
中断した時でも該シートの変色やシワの発生を防止する
ことができ、さらに、印字される行間隔（白地部分）が
広い場合でもインクの乾きが不充分になることを防止し
うるインクジェット記録装置を提供することを目的とす
る。

本発明は、記録後のシートを加熱してインクの乾燥を促
進する定着ヒーターを有するインクジェット記録装置に
おいて、シートが定着ヒーター上にある時間を略一定に
する構成により、上記目的を達成するものである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第２図は本発明の一実施例に係るインクシエンド記録装
置の模式的縦断面図である。

第２図において、シート（紙）送りローラ１の下側周面
の２個所にピンチローラ２．３が圧接離反可能に配置さ
れ、該シート送りローラ１の出口側（シート搬送方向で
後流側）には記録ヘッド（インクジェットヘッド）４が
配置されている。

矢印Ａ方向から挿入（供給）されるシート５は、シート
送りローラ１とこれに圧接されたピンチローラ２との間
に送り込まれ、該ピンチローラ２を通過した後さらにピ
ンチローラ３との間に通され、これらのピンチローラ２
．３によって送りローラ１の周面に密着されかつ摩ｔｌ
Ｑ送力を付与される。

前記送りローラ１でシート５を記録ヘッド４の前面（イ
ンク吐出口の前面）へ所定ピッチで送りながら、該シー
ト５の表面にインク滴を付着させて所定パターンの印字
ドツトを形成して記録していく。

記録へラド４の排出側（出側または後流側）には熱板（
ホントプレート）で構成された定着ヒーター６が設置さ
れている。

定着ヒーター６は、シート５の裏面に接触して記録後の
シート５を加熱してインクの乾燥を促進するとともに、
該シｒ−トの搬送をガイドするよう配置されている。

記録後のシート５は上記定着ヒーター６を通過した後矢
印Ｂ方向へ排出される。

なお、前記定着ヒーター６としては、例えば発熱抵抗体
などの電気熱変換体を内蔵した構造体、該電気熱変換体
自体で構成した部材、あるいは該電気熱変換体との熱交
換で加熱された媒体（水や気体など）を内蔵した構造な
ど、種々の構成のもを使用することができる。

然して、本発明によるインクジェット記録装置は、記録
後のシート５を加熱してインクの乾燥を促進する定着ヒ
ーター６を備え、かつ、シート５が前記定着ヒーター６
上にある時間を略一定にするよう構成されている。

第１図はこのような本発明によるインクシェアド記録装
置の制御系のブロック図である。

第１図において、インクジェット記録装置の中央処理装
置（ＣＰＵまたは制御回路）２１には、ＤＡＴＡ信号線
２２およびＡＤＤＲＥＳＳ信号線２３を介して、制御プ
ログラムや文字フォノＩ・が格納されたＲＯＭ２４、レ
シーブバッファレジスタおよびプリントバッファレジス
タを有するＲＡＭ２（ｉ、記録動作制御部２７、定着ヒ
ーター制御部２８並びにデータ受信部２９が接続されて
おり、ホストコンピュータ３０からの各種のデータは前
記データ受信部２９を介して所定のタイミングで取入れ
られる。

前記記録動作制御部２７は記録（印字）時の各動作を制
御するものであり、図示の例では、ヘッドドライバー３
１を介して記録ヘッド４を、ＬＦＭ（ラインフィードモ
ータ）ドライバー３２を介してＬＦ（ラインフィード）
モータ３３を、ＣＲＭ（キャリッジモータ）ドライバー
３４を介してＣＲ（キャリッジ）モータ３５をそれぞれ
制御するよう構成されている。

また、前記定着ヒーター制御部２８は、ヒータードライ
バー３６を介して前記定着ヒーター６を制御するもので
ある。

前記ホストコンピュータ３０からはデータ受信部を介し
て各種のデータ、例えば指令データや文字（画像）デー
タなどが送信され、前記ＣＰＵ２１はこれらのデータに
基づいて前記記録ヘッド４、シート送りモータ３３、キ
ャリッジモータ３５および定着ヒーター６などから成る
記録機構部の動作を制御する。

本発明による第１図の制御系によれば、印字動作中にお
いて、シート５（第２図）が定着ヒーター６上にある時
間を略一定にするよう構成されている。すなわち、印字
に際しては、定着ヒーター６上にシート５がある場合、
該シート５が該定着ヒーター６に触れた時から通過し終
わるまでの該シート５を前記一定時間に対応する速度で
等速ピッチ送りするよう構成されている。

第３図は、第１図の制御系において、シート５が定着ヒ
ーター６上を定速で通過するよう制御するための動作手
順を示すフローチャートである。

第３図において、ステップ１０１でデータ受信部２９（
第１図）を介してデータを受信すると、ステップ１０２
へ進んでこのデータをＲＡＭ２Ｇ（第１図）のレシーブ
バッファレジスタに格納する。

次にステップ１０３で１ペ一ジ分の印字が終了した胸の
指令信号すなわちフオーム・フィード・コマンドを受信
したか否かを判別する。

フオーム・フィード・コマンドを受信してなければステ
ップ１０１へ戻り前述のデータ受信を繰返す。

フオーム・フィード・コマンドを受信した時はステップ
１０４へ進んで受信データが文字データであるか否かを
判別する。

文字データである場合はステップ１０５へ進んでＲＯＭ
２４からＲＡＭ２６のプリントバッファレジスタへ対応
する文字フォントをビット展開し、再びステップ１０４
へ戻ってこれを繰返す。

文字データでない場合はステップ１０６へ進んでシート
送りコマンド（ラインフィード指令）があるか否かを判
別する。

シート送りコマンドがなければ前述のステップ１０４へ
戻って次のデータが文字データであるか否かを判別し、
再び前述の動作を繰返す。

シート送りコマンドがあればステップ１０７へ進んでＲ
ＡＭ２６のプリントバッファレジスタにデータがあるか
否かをチエツクする。

データがあればステップ１０８で１ライン印字してステ
ップ１０９へ進み、データがなければ印字せずに直接ス
テップ１０９へ進む。

ステップ１０９では最大幅印字を行ったか否かを判別す
る。すなわら、１行の全桁数を印字したかそれとも１行
の一部の桁のみを印字したか否かを判別する。

最大幅印字を行った時はステップ１１０へ進んで１ライ
ン分シート送りを行う。

最大幅印字でない時は、−旦ステップ１１１へ進んで時
間ホールドすなわちシート送り速度を一定にするための
時間待ちを行った後、ステップ１１０へ進んで１ライン
分シート送りを行う。前記時間待ちは最大幅印字とそう
でない場合との所要時間差に相当する分だけ行われる。

１ライン分シート送りした後ステップ１１２へ進んで１
ペ一ジ分印字終了したか否かを判別する。

１ペ一ジ分印字終了していればステップ１１３へ進んで
シート５　（第２図）を排出する。

１ペ一ジ分印字終了していなければ、ステップ１０４へ
戻り、以上の各ステップ（ステップ１０４〜ステツプ１
１０、ステップ１１１）を繰返し実行する。

以上説明した実施例によれば、熱板等で構成される定着
ヒーター６上に記録シート５がある場合、該記録シート
が該定着ヒーターに触れた時から通過し終わるまで、該
記録シートを等速にてシート送り　（ライン送り）する
ごとにより、シート５が定着ヒーター６上にある時間を
略一定に設定するよう構成されている。

したがって、データ受信がストップするなどして印字が
中断した時でもシート５の変色やシワの発生を防止する
ことができ、さらに、印字される行間隔（白地部分）が
広い場合でもインクの乾きが不充分になることを防止す
ることが可能になった。

以上実施例に基づいて本発明を具体的に説明したが、本
発明は、インクジェット記録装置であれば、シリアルプ
リント式あるいはラインプリント式などの印字方式、あ
るいは、単色印字とカラー印字などインクジェットヘッ
ドの数、さらにはカットシートやファンフォールドシー
トなどの使用シートの種類などに関係なく広〈実施可能
である。

〔発明の効果〕 以上の説明から明らかなごとく、本発明によれば、記録
後のシートを加熱してインクの乾燥をそくしする定着ヒ
ーターを存するインクジェット記録装置において、シー
トが定着ヒーター上にある時間を略一定にするよう構成
したので、シートの変色やシワの発生を阻止できるとと
もに、印字される行間隔が広い場合でもインクの乾きが
不充分になることを防止しうるインクジェット記録装置
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の制御系のブロック図、第２図は本発明の一実施例に
係るインクジェット記録装置の要部の模式的！！断面図
、第３図は第１図の制御系の動作手順を示すフローチャ
ートである。 １・−・−・−・・・シート送りローラ、４−・−−−
−−・・記録ヘッド、５−−−−・・−・−・シート、
６・−・−・・・・・−・・定着ヒーター、２１−・−
−−−−−−ＣＰ　Ｕ　、　　２４−・−−−−−−＝
＝ＲＯＭ　、　　２６−−−−−−−・−ＲＡＭ。 代理人　弁理士　　大　音　康　毅

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）記録後のシートを加熱してインクの乾燥を促進す
   る定着ヒーターを有するインクジェット記録装置におい
   て、シートが定着ヒーター上にある時間を略一定にする
   ことを特徴とするインクジェット記録装置。