JPH0110241Y2 - - Google Patents

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JPH0110241Y2
JPH0110241Y2 JP2317184U JP2317184U JPH0110241Y2 JP H0110241 Y2 JPH0110241 Y2 JP H0110241Y2 JP 2317184 U JP2317184 U JP 2317184U JP 2317184 U JP2317184 U JP 2317184U JP H0110241 Y2 JPH0110241 Y2 JP H0110241Y2
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JP
Japan
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fitting
centering
hub
wheel
disc wheel
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JP2317184U
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JPS60135201U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は自動車等車両におけるデイスクホイー
ルとハブの嵌合構造に関する。
〔従来技術〕
従来、自動車等車両におけるデイスクホイール
とハブは、ハブボルトとハブナツトにより結合さ
れるが、この両者の芯出しは、それぞれに形成さ
れる芯出し嵌合面を嵌合させておこなつている。
しかし、この両芯出し嵌合面の嵌合部は、芯出
し嵌合面が錆びても容易に脱着できるように、あ
る程度の隙間(100μ程度)が一般的に設けられ
ている。
この隙間のため、デイスクホイールはハブに対
して隙間部分だけ偏心して取付けられることがあ
り、偏心して取付けられた部分には、車輪の径方
向の振れが生じ、これにより振動とか騒音(フラ
ツタ、シエイク等)を生じることがある。
なお、芯出し嵌合面に錆が発生するのは、この
芯出し嵌合面の嵌合部に外部から泥水、塵埃等が
浸入することにある。
〔考案の目的〕
而して、本考案の目的は、芯出し嵌合面の嵌合
部に泥水、塵埃等が浸入するのを防止するように
して、この芯出し嵌合面の嵌合部の隙間を可及的
に小さくすることにより、デイスクホイールの取
付時の偏心を小さくして、振動とか騒音の発生を
防止することにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために本考案の車両用デイ
スクホイールとハブの嵌合構造は、デイスクホイ
ールとハブの芯出し嵌合面が、嵌合外方位置でO
リングが介挿されて嵌合されている。
これにより、芯出し嵌合面の嵌合部へは、外部
から泥水、塵埃等の浸入がOリングにより阻止さ
れ、芯出し嵌合面の錆の発生が防止される。この
ため、この芯出し嵌合面の嵌合部の隙間は可及的
に小さく形成することができる。
その結果、デイスクホイールとハブがこの芯出
し嵌合面を嵌合させて芯出して取付けられると
き、デイスクホイールの取付時の偏心は従来より
小さくなる。
〔考案の効果〕
本考案は上述したように、デイスクホイールの
取付時の偏心が小さくなることにより、車輪の径
方向の振れが殆どなくなり、振動とか騒音の発生
を防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
図は本考案にかかる車両用デイスクホイールと
ハブの嵌合構造の実施例を示し、中心線より上半
分と下半分とで異なる実施例を図示している。な
お、この実施例は車両の前輪の場合を示してい
る。
図において、1はフロントハブを、2はアルミ
合金製のデイスクホイールを示しており、このフ
ロントハブ1とデイスクホイール2とは円周上に
複数個配設されるハブボルト3とハブナツト4に
より締め付けられて結合される。また、フロント
ハブ1とデイスクホイール2の中心部には同心的
にそれぞれ円筒状の軸部5,6が形成されてお
り、この円筒状の軸部5の奥部の外周面部分と、
軸部6の奥部の内周面部分とが、フロントハブ1
とデイスクホイール2のそれぞれの芯出し嵌合面
5a,6aとなつている。
フロントハブ1の円筒状の軸部5は、スラスト
ベアリング7を介してスピンドル8に回転可能に
支承されており、スラストベアリング7は、クロ
ーワツシヤ9、ナツト10、アジヤステングキヤ
ツプ11、コツタピン12の周知の取付構造によ
り、位置決めされて取付けられている。なお、1
3はグリースキヤツプを示す。
上述したフロントハブ1の芯出し嵌合面5aと
デイスクホイール2の芯出し嵌合面6aとの嵌合
部の嵌合外方位置には、弾性体のOリング15
が、両芯出し嵌合面5aおよび6aの間に介挿さ
れて取付けられている。このOリング15は、中
心線より上半分に図示した実施例の場合には、フ
ロントハブ1の芯出し嵌合面5aに凹溝16が設
けられて取付けられており、中心線より下半分に
図示した実施例の場合には、デイスクホイール2
の芯出し嵌合面6aに凹溝17が設けられて取付
けられている。
なお、凹溝16および17が設けられる際に形
成される1および2の幅は可及的に狭く形成す
るのがよく、また、中心線より上半分の実施例の
場合には、1部分の外径寸法は芯出し嵌合面5
aの外径寸法よりわずかに小径に形成するのがよ
い。同様に中心線より下半分の実施例の場合に
は、2部分の内径寸法は芯出し嵌合面6aの内
径寸法よりわずか大径に形成するのがよい。
上述のように構成されていることにより、フロ
ントハブ1の芯出し嵌合面5aとデイスクホイー
ル2の芯出し嵌合面6aが嵌合した嵌合部は、嵌
合外方位置に介挿されたOリング15により密封
されるため、外部から泥水、塵埃等が浸入するの
が防止される。その結果、両芯出し嵌合面5aお
よび6aに錆が発生することがなくなる。
そのため、この両芯出し嵌合面5aおよび6a
が嵌合する嵌合部の隙間は、小さく形成すること
ができて、芯出し嵌合された際における車輪の径
方向の振れは殆どなくなる。したがつて、従来、
車輪の径方向の振れによつて生じていた振動とか
騒音の発生を防止することができる。
なお、上記実施例の場合には、両芯出し嵌合面
5aおよび6aの間に介挿されたOリング15の
弾性によつて、デイスクホイール2はフローテイ
ング状態で取付けられるようになつているため、
より一層確実にその芯出しがおこなわれる。
また、上記実施例の場合には、凹溝16および
17における1および2の幅の部分には、従来
通り錆を発生することがあるが、この部分に錆が
発生したとしても1および2の幅を出来る限り
狭く形成することにより、脱着が困難となること
はない。
また、1部分の外径寸法を小径に、2部分の
内径寸法を大径に形成することにより、錆が発生
したとしても、十分隙間が確保されるため、脱着
は容易におこなうことができる。
更に、両芯出し嵌合面5aおよび6aの嵌合部
にグリースを封入するか、または塗布すれば、脱
着性をさらに良好なものとすることができる。
以上、本考案を図示した特定の実施例について
説明したが、本考案はかかる実施例に限定される
ものではなく、本考案の範囲内にて、その他種々
の実施例が可能なものである。
例えば、上述の実施例では、車両の前輪の場合
について説明したが、後輪にも同様に適用するこ
とができる。
また、上述の実施例では、デイスクホイール2
はアルミ合金製の場合について説明したが、鋼板
製のものであつてもよい。
【図面の簡単な説明】
図は本考案にかかる車両用デイスクホイールと
ハブの嵌合構造の実施例を示す断面図である。 符号の説明、1…フロントハブ(ハブ)、2…
デイスクホイール、5a…フロントハブの芯出し
嵌合面、6a…デイスクホイールの芯出し嵌合
面、15…Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. デイスクホイールとハブの芯出し嵌合面が、嵌
    合外方位置でOリングが介挿されて嵌合されてい
    ることを特徴とする車両用デイスクホイールとハ
    ブの嵌合構造。
JP2317184U 1984-02-20 1984-02-20 車両用デイスクホイ−ルとハブの嵌合構造 Granted JPS60135201U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2317184U JPS60135201U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 車両用デイスクホイ−ルとハブの嵌合構造

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JP2317184U JPS60135201U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 車両用デイスクホイ−ルとハブの嵌合構造

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Publication Number Publication Date
JPS60135201U JPS60135201U (ja) 1985-09-09
JPH0110241Y2 true JPH0110241Y2 (ja) 1989-03-23

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JP2317184U Granted JPS60135201U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 車両用デイスクホイ−ルとハブの嵌合構造

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5765607B2 (ja) * 2010-06-30 2015-08-19 いすゞ自動車株式会社 車両のホイールハブ
JP6962616B2 (ja) * 2019-08-20 2021-11-05 株式会社レイズ ハブリング

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JPS60135201U (ja) 1985-09-09

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