JP7504655B2 - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本開示は、冷凍サイクル装置に関する。
従来の冷凍サイクル装置として、2段の圧縮機を備え、1段目の圧縮機から吐出された冷媒蒸気が2段目の圧縮機に吸入される前に冷却されるように構成された空気調和装置が知られている。
図7は、特許文献1に記載された従来の空気調和装置の構成図である。空気調和装置500は、蒸発器510、遠心圧縮機531、蒸気冷却器533、ルーツ式圧縮機532及び凝縮器520を備えている。遠心圧縮機531が前段に設けられ、ルーツ式圧縮機532が後段に設けられている。蒸発器510は、飽和状態の冷媒蒸気を生成する。冷媒蒸気は、遠心圧縮機531に吸入され、圧縮される。遠心圧縮機531で圧縮された冷媒蒸気がルーツ式圧縮機532でさらに圧縮される。遠心圧縮機531とルーツ式圧縮機532との間に配置された蒸気冷却器533において、冷媒蒸気が冷却される。
特開2008-122012号公報
冷凍サイクル装置のメンテナンスの終了後、内部に残留した空気を排気する。しかし、速度型圧縮機の構造によっては、空気を十分に排気できない場合がある。残留空気に起因してインペラ及び回転軸を含む回転体の釣り合い良さが悪化し、速度型圧縮機の起動が困難となる場合がある。
本開示は、確実に起動することができる冷凍サイクル装置を提供する。
本開示における冷凍サイクル装置は、
液相冷媒を蒸発させて気相冷媒を生成する蒸発器と、
前記蒸発器で生成された前記気相冷媒を圧縮する速度型圧縮機と、
前記速度型圧縮機で圧縮された前記気相冷媒を凝縮させて前記液相冷媒を生成する凝縮器と、
前記速度型圧縮機に接続され、前記速度型圧縮機において圧縮過程にある前記気相冷媒に混合されるべき前記液相冷媒を前記速度型圧縮機に導く冷媒供給路と、
前記冷媒供給路から分岐した空気排出路と、
を備えている。
本開示によれば、確実に起動することができる冷凍サイクル装置を提供できる。
実施の形態1における冷凍サイクル装置の構成図 圧縮機の縦断面図 III-III線に沿った回転体の断面図 実施の形態2における冷凍サイクル装置の構成図 実施の形態3における冷凍サイクル装置の構成図 空気排出路が設けられていない場合に発生する課題を説明する図 空気排出路が設けられていない場合に発生する課題を説明する図 空気排出路が設けられていない場合に発生する課題を説明する図 従来の冷凍サイクル装置の構成図
(本開示の基礎となった知見等)
特許文献1に記載された技術によれば、蒸気冷却器533において、ルーツ式圧縮機532に吸入されるべき冷媒の過熱度が低減されうる。しかし、遠心圧縮機531の圧縮過程で発生する過熱度、及び、ルーツ式圧縮機532の圧縮過程で発生する過熱度を圧縮過程において取り除くことができない。
本発明者らは、気相冷媒の過熱度を圧縮過程において取り除くべく、回転軸及びインペラを含む回転体の内部に流路を設け、回転体の内部の流路を通じて気相冷媒の冷媒流路に向けて液相冷媒を噴霧することを想到した。さらに、本発明者らは、冷凍サイクル装置のメンテナンス後の排気作業を行っても、回転体の内部の流路から空気を十分に排気できない場合があることを見出した。回転体の内部の流路に空気が残留することによって当該流路に液相冷媒が偏って分布する。これにより、回転体の釣り合い良さが悪化して速度型圧縮機の起動が困難となる。
このような知見に基づき、本発明者らは、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、メンテナンス後であっても、確実に起動することができる冷凍サイクル装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、又は、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1から図3を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.冷凍サイクル装置の構成]
図1は、実施の形態1における冷凍サイクル装置100の構成を示している。図1において、冷凍サイクル装置100は、蒸発器2、圧縮機3、凝縮器4、冷媒供給路9及び空気排出路13を備えている。
圧縮機3は、吸入配管5によって蒸発器2に接続され、吐出配管6によって凝縮器4に接続されている。詳細には、蒸発器2の出口と圧縮機3の吸入口とに吸入配管5が接続されている。圧縮機3の吐出口と凝縮器4の入口とに吐出配管6が接続されている。凝縮器4は、戻し経路7によって蒸発器2に接続されている。蒸発器2、圧縮機3及び凝縮器4がこの順番で環状に接続されて冷媒回路8が形成されている。
蒸発器2において冷媒が蒸発し、気相冷媒が生成される。蒸発器2で生成された気相冷媒は、吸入配管5を通じて、圧縮機3に吸入されて圧縮される。圧縮された気相冷媒は、吐出配管6を通じて、凝縮器4に供給される。凝縮器4において気相冷媒が冷却されて凝縮し、液相冷媒が生成される。液相冷媒は、戻し経路7を通じて、凝縮器4から蒸発器2に送られる。
冷凍サイクル装置100の冷媒として、フロン系冷媒、低GWP(Global Warming Potential)冷媒及び自然冷媒を用いることができる。フロン系冷媒としては、HCFC(hydrochlorofluorocarbon)、HFC(hydrofluorocarbon)などが挙げられる。低GWP冷媒としては、HFO-1234yfなどが挙げられる。自然冷媒としては、CO2、水などが挙げられる。
冷凍サイクル装置100には、例えば、常温(日本産業規格:20℃±15℃/JIS Z8703)での飽和蒸気圧が負圧(絶対圧で大気圧よりも低い圧力)の物質を主成分として含む冷媒が充填されている。このような冷媒としては、水を主成分として含む冷媒が挙げられる。「主成分」とは、質量比で最も多く含まれた成分を意味する。
冷媒として水を用いた場合、冷凍サイクルにおける圧力比が拡大し、冷媒の過熱度が過大になりがちである。本実施の形態では、圧縮機3の内部の冷媒流路に向かって液相冷媒が噴射され、圧縮過程での冷媒の過熱度の増加に起因する冷媒のエンタルピーの増加が連続的に抑制される。これにより、冷媒の圧力を所定圧力まで上昇させるために圧縮機3がなすべき仕事を大幅に低減できる。つまり、圧縮機3の消費電力を大幅に節約できる。
冷凍サイクル装置100は、さらに、吸熱回路11及び放熱回路12を備えている。
吸熱回路11は、蒸発器2で冷却された液相冷媒を使用するための回路であり、ポンプ、室内熱交換器などの必要な機器を有している。吸熱回路11の一部は蒸発器2の内部に位置している。蒸発器2の内部において、吸熱回路11の一部は、液相冷媒の液面よりも上方に位置していてもよいし、液相冷媒の液面よりも下方に位置していてもよい。吸熱回路11には、水、ブラインなどの熱媒体が充填されている。
蒸発器2に貯留された液相冷媒は、吸熱回路11を構成する部材(配管)に接触する。これにより、液相冷媒と吸熱回路11の内部の熱媒体との間で熱交換が行われ、液相冷媒が蒸発する。吸熱回路11の内部の熱媒体は、液相冷媒の蒸発潜熱によって冷却される。例えば、冷凍サイクル装置100が室内の冷房を行う空気調和装置である場合、吸熱回路11の熱媒体によって室内の空気が冷却される。室内熱交換器は、例えば、フィンチューブ熱交換器である。
放熱回路12は、凝縮器4の内部の冷媒から熱を奪うために使用される回路であり、ポンプ、冷却塔などの必要な機器を有している。放熱回路12の一部は凝縮器4の内部に位置している。詳細には、凝縮器4の内部において、放熱回路12の一部は、液相冷媒の液面よりも上方に位置している。放熱回路12には、水、ブラインなどの熱媒体が充填されている。冷凍サイクル装置100が室内の冷房を行う空気調和装置である場合、凝縮器4は室外に配置され、放熱回路12の熱媒体によって凝縮器4の冷媒が冷却される。
圧縮機3から吐出された高温の気相冷媒は、凝縮器4の内部において、放熱回路12を構成する部材(配管)に接触する。これにより、気相冷媒と放熱回路12の内部の熱媒体との間で熱交換が行われ、気相冷媒が凝縮する。放熱回路12の内部の熱媒体は、気相冷媒の凝縮潜熱によって加熱される。気相冷媒によって加熱された熱媒体は、例えば、放熱回路12の冷却塔(図示せず)において外気又は冷却水によって冷却される。
蒸発器2は、例えば、断熱性及び耐圧性を有する容器によって構成されている。蒸発器2は、液相冷媒を貯留するとともに、液相冷媒を内部で蒸発させる。蒸発器2の内部の液相冷媒は、蒸発器2の外部からもたらされた熱を吸収し、蒸発する。すなわち、吸熱回路11から熱を吸収することによって加熱された液相冷媒が蒸発器2の中で蒸発する。本実施の形態において、蒸発器2に貯留された液相冷媒は、吸熱回路11を循環する熱媒体と間接的に接触する。つまり、蒸発器2に貯留された液相冷媒の一部は、吸熱回路11の熱媒体によって加熱され、飽和状態の液相冷媒を加熱するために使用される。蒸発器2に貯留された液相冷媒の温度、及び、蒸発器2で生成された気相冷媒の温度は、例えば5℃である。
本実施の形態において、蒸発器2は、間接接触型の熱交換器(例えば、シェルチューブ熱交換器)である。ただし、蒸発器2は、噴霧式又は充填材式の熱交換器のような直接接触型の熱交換器であってもよい。つまり、吸熱回路11に液相冷媒を循環させることによって、液相冷媒を加熱してもよい。さらに、吸熱回路11が省略されていてもよい。
圧縮機3は、蒸発器2で生成された気相冷媒を吸入して圧縮する。圧縮機3は、速度型圧縮機(dynamic compressor)である。速度型圧縮機は、気相冷媒に運動量を与え、その後、減速させることによって気相冷媒の圧力を上昇させる圧縮機である。速度型圧縮機として、遠心圧縮機、斜流圧縮機、軸流圧縮機などが挙げられる。速度型圧縮機は、ターボ圧縮機とも呼ばれる。圧縮機3は、回転数を変化させるための可変速機構を備えていてもよい。可変速機構の例は、圧縮機3のモータを駆動するインバータである。圧縮機3の吐出口における冷媒の温度は、例えば100℃から150℃の範囲にある。
凝縮器4は、例えば、断熱性及び耐圧性を有する容器によって構成されている。凝縮器4は、圧縮機3で圧縮された気相冷媒を凝縮させるとともに、気相冷媒を凝縮させることによって生じた液相冷媒を貯留する。本実施の形態では、外部環境に熱を放出することによって冷却された熱媒体に気相冷媒が間接的に接触して凝縮する。つまり、気相冷媒は、放熱回路12の熱媒体によって冷却され、凝縮する。凝縮器4に導入される気相冷媒の温度は、例えば、100℃から150℃の範囲にある。凝縮器4に貯留された液相冷媒の温度は、例えば35℃である。
本実施の形態において、凝縮器4は、間接接触型の熱交換器(例えば、シェルチューブ熱交換器)である。ただし、凝縮器4は、噴霧式又は充填材式の熱交換器のような直接接触型の熱交換器であってもよい。つまり、放熱回路12に液相冷媒を循環させることによって、液相冷媒を冷却してもよい。さらに、放熱回路12が省略されていてもよい。
吸入配管5は、蒸発器2から圧縮機3に気相冷媒を導くための流路である。吸入配管5を介して、蒸発器2の出口が圧縮機3の吸入口に接続されている。
吐出配管6は、圧縮機3から凝縮器4に圧縮された気相冷媒を導くための流路である。吐出配管6を介して、圧縮機3の吐出口が凝縮器4の入口に接続されている。
戻し経路7は、凝縮器4から蒸発器2に液相冷媒を導くための流路である。戻し経路7によって、蒸発器2と凝縮器4とが接続されている。戻し経路7にポンプ、流量調整弁などが配置されていてもよい。戻し経路7は、少なくとも1つの配管によって構成されうる。
冷媒供給路9は、圧縮機3において圧縮過程にある気相冷媒に混合されるべき液相冷媒を圧縮機3に導くための流路である。本実施の形態では、冷媒供給路9は、凝縮器4と圧縮機3とを接続している。冷媒供給路9を通じて、凝縮器4に貯留された液相冷媒が圧縮機3に供給される。圧縮機3に供給された液相冷媒は、圧縮機3の内部において、気相冷媒が流れる冷媒流路に向かって噴射される。冷媒供給路9は、少なくとも1つの配管によって構成されうる。
冷媒供給路9の入口は、凝縮器4において、凝縮器4に貯留された液相冷媒の液面よりも下方に位置している。この場合、凝縮器4から圧縮機3に液相冷媒が安定的に供給されうる。冷媒供給路9には、ポンプ、弁などが配置されていてもよい。
空気排出路13は、冷媒供給路9から分岐している。空気排出路13を通じて、冷媒供給路9及び圧縮機3の内部の空気が外部に排出されうる。空気排出路13は少なくとも1つの配管によって構成されうる。空気排出路13には、弁、真空ポンプなどが配置されてもよい。
空気排出路13は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の液面よりも上方に配置されていてもよい。冷媒供給路9からの空気排出路13の分岐位置は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の液面よりも上方である。このような構成によれば、空気排出路13を通じて、冷媒供給路9及び圧縮機3の内部の空気を外部に円滑に排出することができる。空気排出路13は、凝縮器4の上端よりも上方に配置されていてもよい。冷媒供給路9からの空気排出路13の分岐位置は、凝縮器4の上端よりも上方でありうる。このような構成によれば、凝縮器4に貯留された液相冷媒の量によらず、空気排出路13による空気排出の効果を得られる。凝縮器4の上端は、凝縮器4と吐出配管6との接続位置でありうる。
本明細書において、「上方」及び「下方」は、鉛直方向における上方及び下方を意味する。
冷凍サイクル装置100は、真空引き経路42をさらに備えている。真空引き経路42は、冷凍サイクル装置100の運転時に気相冷媒で満たされる気相空間に面する位置に設けられている。図1に示す例では、真空引き経路42が凝縮器4に接続されている。真空引き経路42は、蒸発器2、吸入配管5、圧縮機3又は吐出配管6に接続されていてもよい。真空引き経路42には、真空ポンプ41が着脱可能に設けられていてもよい。真空引き経路42には、弁が設けられていてもよい。冷凍サイクル装置100のメンテナンス終了後、真空引き経路42を通じて、気相空間から空気を排出することができる。
冷凍サイクル装置100は、液相冷媒を貯留する予備タンクを備えていてもよい。上記予備タンクは、例えば、凝縮器4に接続されている。この場合、上記予備タンクには、凝縮器4から液相冷媒が移される。
冷媒供給路9は、上記予備タンクから圧縮機3に液相冷媒が供給されるように、上記予備タンクと圧縮機3とを接続していてもよい。この場合、空気排出路13は、上記予備タンクに貯留された液相冷媒の液面よりも上方に配置されていてもよいし、上記予備タンクよりも上方に配置されていてもよい。
予備タンクは、吸入配管5に接続されていてもよい。この場合、上記予備タンクは、冷凍サイクル内から供給された液相冷媒を貯留してもよいし、吸入配管5の内周面等を介して外部熱源によって冷却されて生成した液相冷媒を貯留してもよい。
[1-1-2.圧縮機の構成]
次に、圧縮機3について詳細に説明する。
図2は、圧縮機3の縦断面図である。圧縮機3は、遠心圧縮機である。圧縮機3は、回転体17、ハウジング25、シュラウド26、軸受22及びノズル21を備えている。回転体17は、ハウジング25及びシュラウド26によって囲まれた空間に配置されている。ハウジング25の内部には、回転体17を回転させるためのモータ(図示省略)が配置されていてもよい。
回転体17は、回転軸15及びインペラ16を含む。インペラ16は、回転軸15に取り付けられており、回転軸15とともに高速で回転する。インペラ16は、回転軸15と一体に形成されていてもよい。回転軸15及びインペラ16の回転数は、例えば、5000rpmから100000rpmの範囲にある。回転軸15は、S45CHなどの強度の高い鉄系材料で作製されている。インペラ16は、例えば、アルミニウム、ジュラルミン、鉄、セラミックなどの材料で作製されている。
軸受22は、回転体17を回転可能に支持している。本実施の形態においては、軸受22の潤滑剤として、冷凍サイクル装置100の液相冷媒を使用している。軸受22は、直接又は軸受箱(図示省略)を介してハウジング25に接続されている。シール機構23は、軸受22の潤滑剤がインペラ16に向かって流れることを阻止する。シール機構23としては、ラビリンスシール、シールリングなどが挙げられる。軸受22と回転軸15の隙間に軸受隙間が形成されている。潤滑水排出流路24は、軸受隙間を通った液相冷媒を凝縮器4へ導く流路である。冷媒供給路9から供給された液相冷媒が軸受隙間を通ることで、軸受22が潤滑され焼付きが防止されうる。
インペラ16の周囲の空間には、冷媒流路18が形成されている。冷媒流路18は、回転体17の周囲に位置し、圧縮されるべき気相冷媒が流れる流路である。冷媒流路18は、吸入流路29及び複数の翼間流路30を含む。インペラ16が回転すると、複数の翼間流路30のそれぞれを流れる気相冷媒に回転方向の速度が与えられる。
ディフューザ27は、インペラ16によって回転方向に加速された気相冷媒を渦巻室28に導くための流路である。ディフューザ27の流路断面積は、冷媒流路18から渦巻室28に向かって拡大している。この構造は、インペラ16によって加速された気相冷媒の流速を減速させ、気相冷媒の圧力を上昇させる。ディフューザ27は、例えば、半径方向に延びる流路によって構成されたベーンレスディフューザである。冷媒の圧力を効果的に上昇させるために、ディフューザ27は、複数のベーン及びそれらによって仕切られた複数の流路を有するベーンドディフューザであってもよい。
渦巻室28は、ディフューザ27を通過した気相冷媒が集められる渦巻状の空間である。圧縮された気相冷媒は、渦巻室28を経由して、圧縮機3の外部である吐出配管6へと導かれる。渦巻室28の断面積は円周方向に沿って拡大している。これにより、渦巻室28における気相冷媒の流速及び角運動量が一定に保たれる。
シュラウド26は、インペラ16を覆って、冷媒流路18、ディフューザ27及び渦巻室28を画定している。シュラウド26は、鉄系材料又はアルミニウム系材料によって作製されている。鉄系材料として、FC250、FCD400、SS400などが挙げられる。アルミニウム系材料として、ACD12などが挙げられる。
ハウジング25は、圧縮機3の各種部品を収容するケーシングの役割を担っている。ハウジング25とシュラウド26とが組み合わされることによって、渦巻室28が形成されている。ハウジング25は、上述の鉄系材料又はアルミニウム系材料によって作製されうる。ディフューザ27がベーンドディフューザであるとき、複数のベーンも上述の鉄系材料又はアルミニウム系材料によって作製されうる。
回転体17の内部には、主流路19及び噴射流路20が設けられている。主流路19は、回転体17の内部において、回転体17の軸方向に延びている。詳細には、主流路19は、回転軸15の内部に設けられており、回転軸15の軸方向に延びている。噴射流路20は、回転体17の内部において主流路19から分岐して主流路19から冷媒流路18まで延びている。主流路19は、冷媒供給路9を通じて、凝縮器4に接続されている。主流路19には、回転体17の外部に位置している冷媒供給路9から導入された液相冷媒が流れる。噴射流路20は、主流路19から冷媒流路18に液相冷媒を導く流路である。
主流路19は、回転軸15の端面15cに位置している流入口20aを有する。端面15cは、インペラ16が位置している側とは反対側に位置している端面である。流入口20aから主流路19に液相冷媒が導入される。このような構成によれば、液相冷媒を主流路19にスムーズに送り込むことが可能である。主流路19は、回転軸15の中心軸Oを含んでいる。回転軸15の横断面において、主流路19は、例えば、円形の断面形状を有する。回転軸15の横断面において、主流路19の中心が中心軸Oに一致している。ただし、主流路19の中心が回転軸15の中心軸Oからオフセットしていてもよい。回転軸15の軸方向において、主流路19は、インペラ16の上面16t付近まで延びている。
冷媒供給路9は、ハウジング25の接続口25aに接続されうる。ハウジング25の内部には接続口25aに連通しているバッファ室25hが設けられており、冷媒供給路9からバッファ室25hに液相冷媒が供給される。回転軸15の端面15cがバッファ室25hに面している。つまり、主流路19がバッファ室25hに向かって開口している。このような構成によれば、バッファ室25hを介して、液相冷媒を冷媒供給路9から主流路19にスムーズに送り込むことが可能である。
バッファ室25hが冷媒供給路9の一部であってもよい。この場合、冷媒供給路9の一部であるバッファ室25hから空気排出路13が分岐するように、空気排出路13をなす配管が圧縮機3のハウジング25に取り付けられていてもよい。空気排出路13は、バッファ室25hに向かって開口する入口を有する。
噴射流路20は、主流路19から分岐し、回転軸15の半径方向に延びている。噴射流路20の中の液相冷媒には遠心力が働く。液相冷媒は、遠心力によって冷媒流路18に噴射され、圧縮機3に吸入された気相冷媒に混合される。本実施の形態では、噴射流路20は、回転軸15の軸方向に垂直な方向に延びている。噴射流路20は、冷媒流路18に面している流出口20bを有する。流出口20bは、気相冷媒の流れ方向において、インペラ16のブレード31の上流端よりも上流側に位置している。このような構成によれば、圧縮過程の気相冷媒から効率的に熱を奪うことが可能である。
図3は、III-III線に沿った回転体17の断面図である。本実施の形態において、複数(2以上)の噴射流路20が設けられている。複数の噴射流路20は、主流路19から放射状に延びている。噴射流路20のそれぞれから冷媒流路18に液相冷媒が噴射される。このような構成によれば、回転軸15の周方向において、気相冷媒を均一に冷却することができる。ただし、圧縮機3が少なくとも1つの噴射流路20を有していれば、上述の効果が得られる。
噴射流路20の流出口20bには、液相冷媒を微粒化するノズル21が設けられている。液相冷媒は、冷媒供給路9から主流路19及び噴射流路20を通じてノズル21に供給される。液相冷媒は、ノズル21によって微粒化され、圧縮機3の内部の冷媒流路18に向かって噴射される。粒子径が小さい液相冷媒を噴射することによって、液相冷媒と気相冷媒との熱交換が促進されるとともに、インペラ16のエロージョンが抑制されうる。
空気排出路13は、冷媒供給路9の一部を介して、圧縮機3の主流路19に間接的に接続されている。このような構成によれば、メンテナンス終了後に空気排出路13を使用して真空引きを行う際に、冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20の内部に残留している空気の排出効果が最大限に得られる。
圧縮機3は2段の圧縮機であってもよく、3段以上の圧縮機であってもよい。圧縮機3が多段圧縮機である場合は、圧縮機3が比較的小型であっても、高い圧縮比を得ることができる。
[1-2.動作]
以上のように構成された冷凍サイクル装置100について、図1に基づいて、その動作を以下説明する。
冷凍サイクル装置100が一定期間(例えば夜間)放置された場合、冷凍サイクル装置100の内部の温度は、周囲温度に概ね均衡する。冷凍サイクル装置100の内部の圧力は、特定の圧力に均衡する。圧縮機3を起動すると、蒸発器2の内部の圧力が徐々に低下し、液相冷媒が内気と熱交換する吸熱回路11の熱媒体から吸熱することによって蒸発し、気相冷媒が生成される。気相冷媒は、圧縮機3に吸入されて圧縮され、圧縮機3から吐出される。高圧の気相冷媒は、凝縮器4に導入され、放熱回路12を介して気相冷媒が外気等に放熱することによって凝縮し、液相冷媒が生成される。液相冷媒は、戻し経路7を通じて、凝縮器4から蒸発器2へと送られる。
圧縮機3の内部においては、主流路19、噴射流路20及びノズル21を通じて、冷媒流路18に液相冷媒が噴射される。圧縮機3によって昇圧されて温度が上昇した気相冷媒と霧状の液相冷媒との間で熱交換が起こり、過熱状態の気相冷媒が霧状の液相冷媒の蒸発によって連続的に冷却される。圧縮過程での冷媒の過熱度の増加に起因する冷媒のエンタルピーの増加が連続的に抑制される。圧縮機3が必要とする圧縮動力は、完全に断熱された等エントロピー圧縮に必要とされる圧縮動力未満まで低減されうる。冷媒の圧力を所定圧力まで上昇させるために圧縮機3がなすべき仕事を大幅に低減できる。つまり、圧縮機3の消費電力を大幅に節約できる。その結果、冷凍サイクル装置100の効率が向上する。
メンテナンスの際に冷凍サイクル装置100が大気開放されると、冷凍サイクル装置100の内部に空気が流れ込んで、内部圧力が大気圧に一致する。冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20を満たす液相冷媒の一部は、自重によって凝縮器4に戻る。冷媒供給路9を満たす液相冷媒の液面は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の液面と一致する。大気開放によって外部から冷凍サイクル装置100の内部に流れ込んだ空気は、冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20に直接に流れ込むか、又は、液相冷媒に溶解して脱気した後に流れ込む。
メンテナンスの終了後、冷凍サイクル装置100の内部から空気を排出するための真空引きが行われる。真空引きは、空気排出路13及び真空引き経路42の両方を用いて行われる。
図6Aから図6Cは、空気排出路13が設けられておらず、真空引き経路42のみを用いて真空引きを行った場合に発生する課題を示す図である。真空引き経路42のみを用いて真空引きを行った場合、ノズル21のオリフィス、軸受22と回転軸15との間の隙間などの狭い流路に留まる液相冷媒によって、圧縮機3の外部への空気の排出が阻害されることがある。その結果、図6A及び図6Bに示すように、主流路19及び噴射流路20に空気が残留することがある。
真空引きの終了後、主流路19及び噴射流路20に空気が残留した状態で圧縮機3を起動すると、図6Cに示すように、圧縮機3の複数の噴射流路20において、液柱質量にバラつきが生じる。噴射流路20の液柱質量のバラつきは、回転体17の釣り合い良さを悪化させ、圧縮機3の起動を困難にしたり、圧縮機3の破損を生じさせたりする。
一方、ノズル21のオリフィスなどの比較的狭い隙間が空気排出路13と主流路19及び噴射流路20との間に存在しないので、空気排出路13を用いて真空引きを行うと、主流路19及び噴射流路20からスムーズに空気を抜くことができる。そのため、噴射流路20の液柱質量のバラつきが生じにくい。結果として、圧縮機3を円滑かつ確実に起動することが可能となる。
なお、空気排出路13のみを用いて真空引きを行うことも考えられる。しかし、空気排出路13及び真空引き経路42の両方を通じて真空引きを行うと、空気をより十分かつ速やかに冷凍サイクル装置100の外部に排出することができる。
メンテナンスの終了後、圧縮機3に対して、空気排出路13を使用して真空引きを行うことにより、冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20に残留している空気が外部に排出される。冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20がすべて冷媒蒸気で満たされる。真空引きは、真空ポンプ41に接続されている真空引き経路に、空気排出路13の出口端を接続して行ってもよい。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、空気排出路13は、冷媒供給路9から分岐して設けられている。このような構成によれば、メンテナンス終了後に空気排出路13を使用して真空引きを行うことにより、冷媒供給路9及び圧縮機3の内部に残留している空気を、空気排出路13を介して外部に排出することができる。そのため、圧縮機3を、ひいては冷凍サイクル装置100を確実に起動することができる。
また、本実施の形態において、圧縮機3は、回転軸15及びインペラ16を含む回転体17と、回転体17の周囲に位置し、気相冷媒が流れる冷媒流路18と、回転体17の内部において回転体17の軸方向に延びており、液相冷媒が流れる主流路と、回転体の内部に位置し、主流路から分岐して主流路から冷媒流路まで延びており、主流路から冷媒流路に液相冷媒を導く噴射流路と、を有していてもよく、空気排出路が主流路に間接的に接続されていてもよい。このような構成によれば、メンテナンス終了後に空気排出路13を使用して真空引きを行う際に、冷媒供給路9、主流路19及び噴射流路20の内部に残留している空気の排出効果が最大限に得られる。
また、本実施の形態において、冷媒供給路9は、凝縮器4に接続されていてもよい。このような構成によれば、冷媒供給路9を通じて、凝縮器4に貯留された液相冷媒を圧縮機3に供給できる。
また、本実施の形態において、冷媒供給路9は、凝縮器4に接続され、空気排出路13は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の液面よりも上方に配置されていてもよい。このような構成によれば、空気排出路13を通じて、冷媒供給路9及び圧縮機3の内部の空気を外部に円滑に排出することができる。
また、本実施の形態において、冷媒は、常温での飽和蒸気圧が負圧の物質を主成分として含んでいてもよい。このような冷媒が冷凍サイクル装置100に使用されている場合に本開示の技術がより高い効果を奏する。
(実施の形態2)
以下、図2から図4を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
図4は、実施の形態2における冷凍サイクル装置200の構成を示している。冷凍サイクル装置200において、冷媒供給路9は、蒸発器2に接続されている。この点を除き、冷凍サイクル装置200の構成は、実施の形態1の冷凍サイクル装置100と同一である。冷凍サイクル装置200の運転時において、蒸発器2に貯留された液相冷媒の温度は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の温度よりも低い。そのため、本実施の形態によれば、より低温の液相冷媒によって圧縮過程の気相冷媒を冷却することができる。
冷媒供給路9の入口は、蒸発器2において、蒸発器2に貯留された液相冷媒の液面よりも下方に位置している。この場合、蒸発器2から圧縮機3に液相冷媒が安定的に供給されうる。冷媒供給路9には、ポンプ、弁などが配置されていてもよい。
空気排出路13は、蒸発器2に貯留された液相冷媒の液面よりも上方に配置されていてもよい。冷媒供給路9からの空気排出路13の分岐位置は、蒸発器2に貯留された液相冷媒の液面よりも上方である。このような構成によれば、空気排出路13を通じて、冷媒供給路9及び圧縮機3の内部の空気を外部に円滑に排出することができる。空気排出路13は、蒸発器2の上端よりも上方に配置されていてもよい。冷媒供給路9からの空気排出路13の分岐位置は、蒸発器2の上端よりも上方でありうる。このような構成によれば、蒸発器2に貯留された液相冷媒の量によらず、空気排出路13による空気排出の効果を得られる。蒸発器2の上端は、蒸発器2と吐出配管6との接続位置でありうる。
[2-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、冷媒供給路9は、蒸発器2に接続されている。そのため、冷凍サイクル装置200の運転時において、蒸発器2に貯留された液相冷媒の温度は、凝縮器4に貯留された液相冷媒の温度よりも低い。そのため、本実施の形態によれば、より低温の液相冷媒によって圧縮過程の気相冷媒を冷却することができる。
(実施の形態3)
以下、図5を用いて、実施の形態3を説明する。
[3-1.構成]
図5は、実施の形態3における冷凍サイクル装置300の構成を示している。冷凍サイクル装置300において、空気排出路13の出口端が真空引き経路42に接続されている。空気排出路13の出口端は、真空引き経路42における真空ポンプ41よりも上流側に位置している。このような構成によれば、メンテナンス終了後に、1つの真空ポンプ41により、蒸発器2から凝縮器4までの気相冷媒で満たされるべき空間の真空引きを行うことができる。
[3-2.効果等]
以上のように、本実施の形態において、冷凍サイクル装置300は、蒸発器2から凝縮器4までの気相冷媒で満たされるべき空間に接続された真空引き経路42をさらに備えていてもよく、空気排出路13の出口端が真空引き経路42に接続されていてもよい。このような構成によれば、メンテナンス終了後に、1つの真空ポンプ41により、蒸発器2から凝縮器4までの気相冷媒で満たされるべき空間の真空引きを行うことができる。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
以上のように、本開示にかかる冷凍サイクル装置は、空気調和装置、チラー、蓄熱装置などに有用である。空気調和装置は、例えば、ビルのセントラル空調に使用される。チラーは、例えば、プロセス冷却の用途で使用される。
2 蒸発器
3 圧縮機
4 凝縮器
5 吸入配管
6 吐出配管
7 戻し経路
8 冷媒回路
9 冷媒供給路
11 吸熱回路
12 放熱回路
13 空気排出路
15 回転軸
15c 端面
16 インペラ
16t 上面
17 回転体
18 冷媒流路
19 主流路
20 噴射流路
20a 流入口
20b 流出口
21 ノズル
22 軸受
23 シール機構
24 潤滑水排出流路
25 ハウジング
25a 接続口
25h バッファ室
26 シュラウド
27 ディフューザ
28 渦巻室
29 吸入流路
30 翼間流路
31 ブレード
41 真空ポンプ
42 真空引き経路
100,200,300 冷凍サイクル装置

Claims (7)

  1. 液相冷媒を蒸発させて気相冷媒を生成する蒸発器と、
    前記蒸発器で生成された前記気相冷媒を圧縮する速度型圧縮機と、
    前記速度型圧縮機で圧縮された前記気相冷媒を凝縮させて前記液相冷媒を生成する凝縮器と、
    前記凝縮器又は前記蒸発器と前記速度型圧縮機とを接続、前記速度型圧縮機において圧縮過程にある前記気相冷媒に混合されるべき前記液相冷媒を前記速度型圧縮機に導く冷媒供給路と、
    前記冷媒供給路から分岐した空気排出路と、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
  2. 前記速度型圧縮機は、
    回転軸及びインペラを含む回転体と、
    前記回転体の周囲に位置し、前記気相冷媒が流れる冷媒流路と、
    前記回転体の内部において前記回転体の軸方向に延びており、前記液相冷媒が流れる主流路と、
    前記回転体の内部に位置し、前記主流路から分岐して前記主流路から前記冷媒流路まで延びており、前記主流路から前記冷媒流路に前記液相冷媒を導く噴射流路と、
    を有し、
    前記空気排出路が前記主流路に間接的に接続されている、請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記冷媒供給路は、前記凝縮器又は前記蒸発器に接続されている、
    請求項1又は2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記冷媒供給路が前記凝縮器に接続され、
    前記空気排出路は、前記凝縮器に貯留された前記液相冷媒の液面よりも上方に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記冷媒供給路が前記蒸発器に接続され、
    前記空気排出路は、前記蒸発器に貯留された前記液相冷媒の液面よりも上方に配置されている、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記液相冷媒及び前記気相冷媒は、常温での飽和蒸気圧が負圧の物質を主成分として含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記蒸発器から前記凝縮器までの前記気相冷媒で満たされるべき空間に接続された真空引き経路をさらに備え、
    前記空気排出路の出口端が前記真空引き経路に接続されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
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