JP7476623B2 - 操作装置 - Google Patents
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Description
本発明は、従来の未解決の課題に着目してなされたものであり、操作装置の省電力性能を保ちつつ、ユーザによる操作性の低下を抑制することの可能な操作装置を提供することを目的としている。
図1及び図2は、本発明を適用した空気調和機の一例を示す概略構成図である。
空気調和機1は、室内機2と、室外機3と、操作装置4と、室内機2に設けられた人感センサ(人検出部)5とを備える。
室内機2は、室内機制御部2aと、後述の装置通信部4bとの間で双方向通信を行う室内機通信部(検出情報送信部)2bとを備える。室内機制御部2aは、人感センサ5の検出情報を受け付け、室内機通信部2bを介して操作装置4に人感センサ5の検出情報に応じたコマンドを送信する。
人感センサ5は、室内に人が存在するか否かを検出し検出情報として出力する。
操作装置4は、装置制御部(制御部)4aと、装置通信部(検出情報受信部)4bと、近接センサ4cと、入力操作部4eと、表示部4fと、記憶部4gと、を備え、装置制御部4aは、処理過程で必要な情報を記憶するための記憶部4aaを備える。
省電力モードでは、操作装置4は、例えば表示部4fの画面を消灯する等、通常モードよりも電力消費量が少ない低消費電力の状態で動作する。
記憶部4gには、図3に示す1つのメイン画面(初期画面)MPと、サブ画面SP1~SP4を含む複数のサブ画面SPと、メニュー画面NP1~NP4を含む複数のメニュー画面NPとが、設定画面として記憶されている。なお、図3は、操作装置4における、設定画面の画面遷移の一例を示したものである。
メニュー画面NP3は、メニュー画面NP2で選択された項目「1 時刻設定」に対応するメニュー画面であり、時刻設定画面を表示する。なお、メニュー画面NP2で他の項目が選択された場合にはそれぞれに対応するメニュー画面が表示される。メニュー画面NP4は、メニュー画面NP3で設定された時刻を確定表示する画面である。図3では、サブ画面SP4についてのみ対応するメニュー画面が設けられているが、他のサブ画面SP1~SP3についても同様に、メニュー画面を設けることができる。
操作装置4は図1に示すように、据置型のリモートコントローラである。操作装置4の筐体41は、円筒形状を有し、筐体41の上面は、ユーザが操作装置4を操作する際の手前側から奥側に向かって傾斜し、筐体41の奥側が筐体41の手前側よりも高い位置にある。筐体41の上面には、その中央に矩形状の表示部4fが配置され、表示部4fの周囲を取り囲むように入力操作部4eが配置されている。
選択キー11aは、ユーザの選択画面や選択項目を現在のものより上に位置するものに切り替えるためのキーである。選択キー11bは、ユーザの選択画面や選択項目を現在のものより左に位置するものに切り替えるためのキーである。選択キー11cは、ユーザの選択画面や選択項目を現在のものより下に位置するものに切り替えるためのキーである。選択キー11dは、ユーザの選択画面や選択項目を現在のものより右に位置するものに切り替えるためのキーである。
このような構成を有する操作装置4において、ユーザが近接センサ4cを覆うように手をかざすことにより、近接センサ4cから検出信号が出力される。この検出信号を受けて、装置制御部4aでは、操作装置4の起動が指示されたと判定する。また、ユーザが近接センサ4cの上を、手を振るように往復させることにより、2つの非接触式センサ4ca、4cbから間隔をあけて検出信号が出力される。この2つの非接触式センサ4ca、4cbそれぞれから異なるタイミングで出力される検出信号を受けて、装置制御部4aでは、例えば、非接触式センサ4caから非接触式センサ4cb方向へ、続いてその逆の方向へと、ユーザが手を往復させたと判定し、空気調和機1の起動又は停止が指示されたと判定する。
装置制御部4aでは、入力操作部4eに対して操作が行われると、通常モードで動作し、表示部4fに、入力操作部4eに対する操作に応じた設定画面を表示する(ステップS1)。また、装置制御部4aは、入力操作部4eに対する操作に応じた操作信号を記憶部4aaに格納すると共に、操作信号に応じた動作指令信号を生成し、装置通信部4bを介して室内機2に送信する。また、装置制御部4aは、記憶部4aaに格納した操作信号及び記憶部4gに格納された設定画面をもとに、操作信号に応じた表示情報を生成し表示部4fに表示する。
一方、入力操作部4eに対して操作が行われた時点から、一定時間に達するまでに入力操作部4eに対して操作が行われなかったならば(ステップS2-Y)、ステップS3に移行し、操作装置4は、例えば、表示部4fの表示を消灯する等、省電力モードでの動作に移行する。続いて装置通信部4bを介して室内機2から、人感センサ5の検出情報を表すコマンドを取得し、人が検出されたか否かを判定する(ステップS4)。人が検出されたときには(ステップS4-Y)、ステップS4からステップS5に移行し、ステップ3で省電力モードに移行したときの設定画面を表示部4fの表示情報として維持する(ステップS5)。そして後述のステップS7に移行する。
ステップS7では、入力操作部4eに対して操作が行われたか否かを判定し、操作が行われていなければ(ステップS7-N)、ステップS4に戻る。そして、人感センサ5で人が検出されず、入力操作が行われない間は、ステップS6の処理を繰り返し行う。つまり、省電力モードを維持したまま、表示部4fの表示情報として初期画面が設定された状態を維持する。
そして、ステップS7で、入力操作が行われたときには(ステップS7-Y)、ステップS1に戻って、通常モードに移行する。通常モードに移行した時点では、省電力モードになったときに表示していた設定画面又は初期画面が表示される。
操作装置4においては、起動時には初期画面としてメイン画面MPが表示される。つまり、空気調和機1の設定温度が表示される。このような操作装置4において、例えば、現在時刻を設定する場合、現在時刻を設定するためのメニュー画面NP3は、サブ画面SP4の下位の第4階層にあるため、メニュー画面NP3を表示させる必要がある。
ユーザは、まず、操作装置4の表示部4f上で手をかざす等をして操作装置4を起動する。操作装置4が起動されると、操作装置4は通常モードで動作し、表示部4fに初期画面としてメイン画面MPが表示される。
入力操作部4eに対する操作が行われない間は、省電力モードが維持され、ユーザが、入力操作部4eに対する操作を再開すると、操作装置4は通常モードに移行する。通常モードに移行した時点で、表示部4fの表示情報として、時刻設定用のメニュー画面NP3が設定されているため、表示部4fには、省電力モードに移行する前の時点で表示部4fに表示されていたメニュー画面NP3が表示される。ユーザは、省電力モードになる前に行っていた時刻の設定操作を継続して行うことができる。
一方、時刻設定を行っている途中でユーザが、例えば別室に移動する等、時刻の設定操作を中断して、操作装置4が載置されている室内、つまり室内機2が設置されている室内から、別の部屋に移動した場合には、室内機2に設けられた人感センサ5では、ユーザを検出しなくなる。そのため、室内機制御部2aは、人感センサ5で人を検出しなくなったことから、検出情報を送信し、人が不在であることを室内機通信部2bを介して、操作装置4に通知する。
そして、入力操作部4eに対する操作が行われない間は、引き続き省電力モードが維持される。
そして、ユーザが室内機2が設置されている室内に戻り操作装置4を操作すると、表示部4fには初期画面としてメイン画面MPが表示される。ユーザは、時刻の設定操作を最初から開始することができる。
一方、ユーザが時刻の設定操作を行っている途中で設定操作を一時中断し、室内機2が設置されている部屋を退室すると、操作装置4は省電力モードとなり、表示部4fは消灯される。その後ユーザが再び入室して操作装置4を操作したときには、表示部4fには、図5に示すように、表示部4fが消灯されている状態P0から初期画面であるメイン画面MPが表示された状態となる。そのため、ユーザは設定操作を最初から開始することができる。
また、室内に人が存在するか否かを検出する人検出部として、室内機2に設けられた人感センサ5を用いている。この人感センサ5は室内機2の運転制御用に設けられていることが多い。この室内機2の人感センサ5を人検出部として流用することによって、その分、コスト削減を図ることができる。
また、上記実施形態においては、操作装置4として、据置型の操作装置を用いた場合について説明したが、これに限るものではなく、手に持って操作するタイプの操作装置や、壁に取り付けられている操作装置等であっても適用することができる。
2 室内機
2a 室内機制御部
2b 室内機通信部
3 室外機
4 操作装置
4a 装置制御部
4aa 記憶部
4b 装置通信部
4c 近接センサ
4e 入力操作部
4f 表示部
5 人感センサ
11 選択キー
12 決定キー
Claims (5)
- 表示部と、入力操作部と、当該入力操作部に対する操作に応じた設定画面を前記表示部に表示する制御部と、を備え、
前記入力操作部に対する操作があったときには通常モードで動作し、前記入力操作部に対する操作が一定時間行われないときには、通常モードよりも低消費電力である省電力モードに移行する空気調和機の操作装置であって、
前記制御部は、室内に人が存在するか否かの検出情報を取得可能であり、前記省電力モードのときに、前記検出情報により人が存在することが検出されている場合は、前記省電力モードを維持したまま、前記省電力モードに移行したときの前記設定画面を前記表示部に表示する表示情報として維持し、前記省電力モードのときに、前記入力操作部に対する操作が行われたときには、前記通常モードに移行して、前記表示情報として維持している情報を前記表示部に表示することを特徴とする操作装置。 - 前記制御部は、前記省電力モードのときに、前記検出情報により人が存在することが検出されなくなった場合は、初期画面を前記表示情報として設定することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
- 前記操作装置は、前記検出情報を受信する検出情報受信部をさらに備え、
前記制御部は、前記検出情報受信部で受信した前記検出情報に基づき、前記室内に人が存在するか否かを判断することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の操作装置。 - 前記検出情報を送信する検出情報送信部は空気調和機に設けられ、
前記検出情報受信部は、前記検出情報送信部から前記検出情報を受信することを特徴とする請求項3に記載の操作装置。 - 前記検出情報は、前記空気調和機に備えられた人感センサにより検出された情報であることを特徴とする請求項4に記載の操作装置。
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