JP7459464B2 - 車両のステアリングラック支持構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、車幅方向に延びるステアリングラックを、該ステアリングラックの下方に配置されるサブフレームに対して支持する車両のステアリングラック支持構造に関する。
サブフレームは一般に、左右各側に離間して配置されるとともに車両前後方向に延びる前後フレームと、これら左右の前後フレームを繋ぐセンタクロスメンバとを備え、車体剛性部材として車両前後方向に延びる左右のフロントサイドフレーム間に位置するように架け渡されている。
このようなサブフレームの左右各側でステアリングラックを支持させるステアリングラック支持構造(以下、単に「支持構造」とも称する)としては、特許文献1に例示されるものが知られている。
特許文献1の支持構造は、ステアリングギヤボックス(本発明のステアリングラックに相当)を、センタクロスメンバの左右各側で支持する場合と比して該ステアリングギヤボックスの左右の支持間隔を広くとるための構成として、センタクロスメンバに対して車幅方向外側に有する左右の前後フレームによって支持させたものである。
これにより、特許文献1の支持構造は、ステアリングギヤボックスの支持剛性を高めて結果としてステアリング操舵時の応答性を向上させたものである。
特許文献1のステアリングギヤボックスは、車幅方向に延びるギヤボックス本体と、ギヤボックス本体から下方に向けて柱状に突設された脚部とが一体に設けられている。さらに脚部の下端部の前後各側には、フランジ状の取付マウント部が一体形成されている。そして、特許文献1のステアリングギヤボックスは、これら前後各側の取付マウント部を、下方に有するサブフレームの上面に締結固定することでサブフレームに支持されている。
しかしながら特許文献1の支持構造のように、ギヤボックス本体を下方へ延びるアーム(脚部)を介してサブフレームに取り付ける構造においては、ギヤボックス本体を、その下側からサブフレームによって片持ち状に支持することになる。そうすると、ステアリングギヤボックスに車両前後方向への荷重が作用した際に、該ステアリングギヤボックスがサブフレームに対して動き易くなることが懸念される。従って、サブフレームによるステアリングラックの支持剛性のさらなる向上の点で改良の余地があった。
特開2017-165192号公報
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、サブフレームによるステアリングラックの支持剛性を向上させることができる車両のステアリングラック支持構造の提供を目的とする。
この発明は、縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するとともに左右の上記前後フレームを連結する横長なセンタクロスメンバを有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、これら前側ブラケットと後側ブラケットとは共に、車幅方向の端部に車両前後方向に折曲する折曲部を備え、上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとは共に、上記前後フレームの上壁上記センタクロスメンバの上壁に固着されたものである。
上記構成によれば、ステアリングラックを前後両側から挟み込んで支持することでステアリングラックに車両前後方向への荷重が作用した際の動きを抑制でき、ステアリング操舵時の応答性とステアリングフィール(剛性感)を向上できる。
さらに、前側ブラケットと後側ブラケットに折曲部を備えることで、車幅方向の端部に折曲部を有しない形状と比して、車両前後方向の荷重に対して高剛性化することができる。
さらにまた上述したように、上記サブフレームには、左右の上記前後フレームを車幅方向に繋ぐセンタクロスメンバを備え、上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとは共に、上記前後フレームの上壁から上記センタクロスメンバの上壁に跨って設けられることで、ステアリングラックをサブフレームによって左右各側から支持するスパンを極力広げつつ前側ブラケット自体および後側ブラケット自体のサブフレームに対する支持剛性も確保することができる。
この発明の態様として、上記前側ブラケットにおける上記ステアリングラックの支持部は上記センタクロスメンバより前方に位置しており、上記前側ブラケットは上記前後フレームの車幅内壁上記センタクロスメンバの前壁にも固着されたものである。
上記構成によれば、上記前側ブラケットは、上記前後フレームの上壁から上記センタクロスメンバの上壁に跨ることに加え、上記前後フレームの車幅内壁及び上記センタクロスメンバの前壁にも跨って設けることで、上記ステアリングラックの支持部が上記センタクロスメンバより前方に位置する構成においても、前側ブラケット自体による、ステアリングラックの支持剛性を向上することができる。
またこの発明は、縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、これら前側ブラケットと後側ブラケットとは共に、車幅方向の端部に車両前後方向に折曲する折曲部を備え、上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成したものである。
上記ステアリングラックを一方のブラケットと他方のブラケットとで挟み込むように、これらブラケットを締結具で締付時に、一方のブラケットが変形することにより、締結具の締付力を、これらブラケットによる、ステアリングラックの挟み込み支持力として活かすことができる。
この発明の態様として、上記前側ブラケットを上記後側ブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成したものである。
上記構成によれば、前突時にサブフレームのロードパスを向上させることができる。
この発明の態様として、上記ステアリングラックが、エンジンの前方、かつ該エンジンの下端より高い位置に配置されたものである。
上記構成によれば、オフセット衝突時のステアリングラックによるエンジンの前方への移動を防止させる際に、締結具の軸力でステアリングラックを受け止めることができる。
またこの発明は、縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するとともに左右の上記前後フレームを連結する横長なセンタクロスメンバを有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとは共に、上記前後フレームの上壁上記センタクロスメンバの上壁に固着されたものである。
またこの発明は、縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成したものである。
この発明によれば、サブフレームによるステアリングラックの支持剛性を向上させることができる。
本実施形態のステアリングラック支持構造を備えた車両前部の要部を車体左側かつ前方から視た斜視図。 本実施形態のステアリングラック支持構造を備えた車両前部の要部を示す側面図。 本実施形態のステアリングラック支持構造を備えた車両前部の要部を示す平面図。 本実施形態のステアリングラック支持構造の要部拡大平面図。 図4中の矢視B要部拡大図。 図4中の矢視C要部拡大図。 図5中の要部拡大図。 図6中の要部拡大図。 図3中のA-A線に沿った要部拡大断面図。 従来のステアリングラック支持構造の要部を図9に対応して示した断面図。
図1~図10を参照しながら、本実施形態のサスペンションサブフレーム構造を備えた前部車体構造について説明する。
図中、矢印Fは車両前方、矢印Uは車両上方、矢印Rは車両右方、矢印Lは車両左方を夫々示すものとする。
図1~図3に示すように、前部車体構造は、ダッシュパネル3(ダッシュロアパネル)(図2、図3参照)によって車室2と区分けされるエンジンルーム1に配設されたエンジン10と、エンジンルーム1の両サイドにおいて車両前後方向に延びるフロントサイドフレーム9(同図参照)と、該フロントサイドフレーム9によって支持されるサスペンションサブフレーム構造30(以下、「サブフレーム30」と略記する)とを備えている。
この実施形態では、車両の駆動方式をフロントエンジン・リア駆動(FR)としている。エンジン10は図1に示すように、エンジン本体としてのシリンダブロック11と、シリンダブロック11の下方に位置するオイルパン12とを備え、気筒列が車両前後方向に沿うように縦置き配置されている。さらに図3に示すように、エンジンルーム1におけるエンジン10は、後部に、該エンジン10と連結されるトランスミッション14とを備えたパワートレインが配置されている。
ここで図1、図2に示すように、エンジン10の前側下部には、オイルパン12の前下部をシリンダブロック11の前面11fに対し後方に後退させて構成される後退部10aを有している。
後退部10aは、車両側面視でシリンダブロック11の前面11fに対して後方かつオイルパン12の下面に対して上方に退避させて形成されるとともに前方かつ下方が開放された凹状の空間であり、エンジン10の車幅方向全体に亘って形成されている。
なお、図2、図3中の符号4はダッシュクロスメンバであり、ダッシュクロスメンバ4は、図2に示すように、ダッシュパネル3の前面部との間に車幅方向に延びる閉断面4sを形成するように該前面部に接合されている。図2中の符号6は車室2の床面を形成するフロアパネルであり、フロアパネル6はダッシュパネル3の下部に連設されている。図2、図3中の符号7はトンネル部であり、トンネル部7はダッシュパネル3およびフロアパネル6の車幅中央部において車室2内に突出するように設けられている。
図2、図3に示すように、左右一対のフロントサイドフレーム9は、ダッシュパネル3およびダッシュクロスメンバ4からエンジン10の前面(10f)よりも車両前方に延びている。フロントサイドフレーム9は、車両前後方向に延びる閉断面9sを有する車体強度部材である。
図2、図4に示すように、左右各側のフロントサイドフレーム9の前端には、セットプレート15および取付けプレート16を介して、車体前方からの衝撃荷重を吸収する筒状体等からなるメインクラッシュカン17が連結されている。左右一対のメインクラッシュカン17の前端面には、車幅方向に延びるメインバンパビーム18が取り付けられている。
次に、前述のサブフレーム30について説明する。サブフレーム30は図2に示すように、フロントサイドフレーム9の下方に配置されるとともに図1~図3に示すように、前輪用のサスペンション部材としてのロアアーム(図示省略)を支持する左右一対の前後フレーム31と、左右の前後フレーム31間を連結する前側クロスメンバ32およびセンタクロスメンバ33とを備えている(図1、図3参照)。
図1~図3に示すように、サブフレーム30の前方には、左右各側の前後フレーム31の前端部からセットプレート42および取付けプレート43を介して、前方に延びる左右一対のサブクラッシュカン47を備えている。サブクラッシュカン47よりも前方部には、車体幅方向に延びるサブバンパビーム48が設けられている。左右のサブクラッシュカン47は、サブバンパビーム48を介して互いに連結されている。
図2に示すように、前後フレーム31は、車両前後方向に略水平に延びる後側水平部39aと、その前端から前方上方に向けて傾斜して延びる傾斜部39bと、その前端から略水平に車両前方に延びる前側水平部39cと、を備えている。
前後フレーム31は、後側水平部39aと傾斜部39bの境界部39rが、傾斜部39bと前側水平部39cとの境界部39fが、それぞれ屈曲形成されている。ここで、後側水平部39aと傾斜部39bの境界部39rを、後側境界部39r(後側屈曲部39rとも称する)に設定するとともに、傾斜部39bと前側水平部39cとの境界部39fを、前側境界部39f(前側屈曲部39fとも称する)に設定する。
後側境界部39rは、車両側面視で前下方向に突状に形成されるとともに、前側境界部39fは、車両側面視で後上方向に突状に形成される。
図2に示すように、前後フレーム31は、傾斜部39bの後端、すなわち後側境界部39rが、縦置きされたエンジン10の前端10fと車両前後方向において略同じ位置、或いはエンジン10の前端10fよりも車両前方に位置するように配設されている。
本実施形態においては、後側境界部39rは、エンジン10の前端10fと車両前後方向において略同じ位置に配設されている。なお、本実施形態においてエンジン10の前端10fとは、エンジン本体部の前面、すなわちシリンダブロック11の前面11fを示す。
このように、前側境界部39fをエンジン10の前端10fよりも前方に配置するとともに、前側水平部39cと後側水平部39aとを上下各側および前後各側にオフセットして(ずらして)形成することで、前突時に前後フレーム31を車両側面視でZ字形状に屈曲変形させてサブフレーム30によるエネルギー吸収量を高めている。
図3に示すように、前後フレーム31は、前側水平部39cの前端に対し後側水平部39aが車幅方向内側に位置する構造であるとともに、後側水平部39aの前端から前側水平部39cの前端に亘り車幅方向外側に徐々に位置する構造としている。
本実施形態においては、左右の傾斜部39bは、上述したように、前方程上方に位置するように上下方向に傾斜して延びるに加えて(図2参照)、図3に示すように、互いの車幅方向の間隔が前方程徐々に広がるように車幅方向にも傾斜して延びている。
図5、図7、図8に示すように、前後フレーム31は、上壁31u(図5、図6参照)と、車体幅方向の外壁31o(図6参照)および内壁31i(図5参照)とを備え、内部には、車体前後方向に連続する閉断面31sしている(図9参照)。
上述した前後フレーム31は、換言すると図2、図4、図6に示すように、車両前後方向に延びる本体部材36と、本体部の前端から車両前方に延びる延長部材39とから構成されている。
図2に示すように、後側水平部39aは、延長部材39の後部と本体部材36とに相当し、これら延長部材39の後部と本体部材36とに亘って車両前後方向に略水平に形成されている。傾斜部39bは延長部材39の車両前後方向の中間部およびその前後周辺に相当し、前側水平部39cは、延長部材39の前部に相当する。
図1~図3に示すように、サブフレーム30は、両サイドの前後フレーム31に、前側車体取付部Xfと中間車体取付部Xmと後側車体取付部Xrとが夫々設けられ、これら左右夫々3箇所ずつ設けられた車体取付部によってフロントサイドフレーム9に取付け支持されている。
前側車体取付部Xfは延長部材39の前端部から、後側車体取付部Xrは本体部材36の後部から、夫々フロントサイドフレーム9の下面における対応する箇所に締結部材によって締結固定される。
図1~図3に示すように、中間車体取付部Xmは、本体部材36の車両前後方向の中間部にマウントブラケット80が立設されており、このマウントブラケット80を介してフロントサイドフレーム9の下面における対応する箇所に締結部材によって締結固定される。
このマウントブラケット80は、サブフレーム30の車体への取付部に加え、エンジン10をマウント支持する部材としても兼ねている。すなわち同図に示すように、サブフレーム30は、マウントブラケット80に備えたエンジンマウント部81を介して車両駆動装置であるエンジン10をマウント支持するものである。
図1、図3に示すように、前側クロスメンバ32は、左右一対の延長部材39の各前端部、すなわち、左右各側の前側水平部39cの間において、これら前端部同士を車体幅方向に橋渡しするように略直線状に延びている。前側クロスメンバ32は、エンジン10の前端10fに対して前方へ離間した位置に配置されている。
同図に示すように、センタクロスメンバ33は、左右一対の本体部材36の前端から後部手前にかけての部位において、これら部位同士を車体幅方向に橋渡しするように延びている。
図1~図3に示すように、前部車体構造のエンジン10の主に前方側には、電動パワーステアリング装置60を備えている。電動パワーステアリング装置60は、いわゆるデュアルピニオン式の電動パワーステアリング装置であって、同図に示すように、ステアリングラック61を備えている。ステアリングラック61は、車幅方向に延びる略円筒状のラックハウジング62と、ラックハウジング62内に車幅方向に摺動自在に収容されているラック軸62x(図9参照)とを備えている。なお、図9中においてラック軸62xの詳細な構造は省略している。
さらに電動パワーステアリング装置60は、操舵ピニオン、アシストモータ68、ウォームギヤ機構69および補助ピニオンを備えている。
なお、操舵ピニオンは、ラックハウジング62の車幅方向の一方(車両の左側)に設けられたステアリングギヤボックス65内において、補助ピニオンは、ラックハウジング62の車幅方向の他方(車両の右側)に設けられた補助ギヤボックス67内において、いずれもラック軸61xに噛合するように収容されている。
そして、電動パワーステアリング装置60は、運転者のステアリング操舵による操舵力が前記操舵ピニオンを介してラック軸62xに伝達される一方で、ステアリングホイールの操舵トルクに応じて制御されるアシストモータ68の駆動力をウォームギヤ機構69および補助ピニオンを介してラック軸62xに伝達することによってステアリング操作を補助するようになっている。
ステアリングラック61は、エンジン10の前方かつエンジン10の下端より高い位置に配置され、エンジン10を横切るように車幅方向に延びている。
詳しくは、ステアリングラック61におけるエンジン10を横切る部分、すなわち、正面視でエンジン10とラップする部分は、エンジン10の前下に有する後退部10aに配設されている。
図1~図3、図5、図6、図9に示すように、ステアリングラック61に対して下方に離間した位置には、サブフレーム30が配設されている。ステアリングラック61は、エンジン10の前方において、サブフレーム30の左右各側に備えた前後フレーム31によって支持されている。
この左右各側のステアリングラック支持構造(以下、「支持構造」と略記する)は、左右夫々に対応するアーム部64および取付マウント部20を備えている。以下、左右各側の支持構造について説明するが、左右対称形状であるため主に車両左側の構造に基づいて説明する。
図1、図5、図9に示すように、ステアリングラック61は、車両平面視でセンタクロスメンバ33の前壁33fとラップする位置にて、該センタクロスメンバ33の前壁33fに沿って車幅方向に延びている。
ステアリングラック61(すなわちラックハウジング62)は図5、図6、図9に示すように、車幅方向に延びるステアリングラック本体部63と、左右各側のアーム部64とでアルミ二ウム又はその合金により一体形成されている。アーム部64は、ステアリングラック本体部63の車幅方向における、左右各側からサブフレーム30側に向けて鉛直下方へボス状(角柱状)に突出形成され、図9に示すように、前面部64fおよび後面部64rを有している。
図9に示すように、アーム部64の車両正面視で中央部には、貫通穴64hが車両前後方向に沿って貫通形成されている。
貫通穴64hは、後述するボルトBを挿通可能な内径を有する丸穴形状に形成されている。アーム部64の前面部64fと後面部64rとは共に、平坦状に形成されるとともに貫通穴64hの前後各端に相当する開口が形成されている。
アーム部64の下端と、サブフレーム30の上壁30uとの間には、上下方向の隙間を有して互いに離間している。さらに本実施形態においては、アーム部64は、ステアリングラック本体部63から下方への突出長さが極力短くなるように、貫通穴64hの軸心64xがステアリングラック本体部63の軸心63xに対して車両上下方向において極力ずれないように形成されている(図9参照)。
図4~図9に示すように、取付マウント部20は、アーム部64を軸支する締結具B,Nと、締結具B,Nを介してステアリングラック61を支持する前後支持部21とを備えている。
同図に示すように、前後支持部21は、前後フレーム31において車両前後方向に間隔を空けて配設される前側ブラケット22と後側ブラケット23と(以下、「前後各側のブラケット22,23」とも称する)で構成されている。
前後各側のブラケット22,23は共に、金属製平板を折曲して形成されるとともにサブフレーム30の少なくとも前後フレーム31の上壁31uから略直立の姿勢で立設されている。
具体的には図4、図7に示すように、前側ブラケット22は、車幅方向に延びる平板状の基壁22aと、基壁22aの車幅方向内端から車幅内側折曲部22bを介して車両後方へ延びる車幅内壁22cとで車両平面視で略L字形状に形成されている。
さらに、前側ブラケット22は、基壁22aの車幅方向外端から車幅外側折曲部22dを介して、車両後方程車幅方向外側へ位置するように車両前後方向に対して傾斜して延びる車幅外壁22eを備えている。
なお図4に示すように、車幅内壁22cは、後端が、後側ブラケット23の後述する車幅内側折曲部23bに対して前側手前に位置するまで車両後方へ延びている。
後側ブラケット23は、車幅方向に延びる平板状の基壁23aと、基壁23aの車幅方向内端から車幅内側折曲部23bを介して車両後方へ延びる車幅内壁23cと、基壁23aの車幅方向外端から車幅外側折曲部23dを介して車両前方向へ延びる車幅外壁23eとで、車両平面視で略クランク形状に形成されている。
このように、前側ブラケット22と後側ブラケット23の各基壁22a,23aは、車両前後方向に対峙するように、すなわち相正対するように互いに車幅方向に沿って平行に配設されている。図9に示すように、前側ブラケット22と後側ブラケット23の各基壁22a,23aは、これらの間にアーム部64が介在(すなわち上方から嵌め込み)可能にアーム部64の前後長さ(車両前後方向の厚み)(L64)に対して若干広い間隔(L21)を車両前後方向に空けて配設されている(L21>L64)。
さらに、前側ブラケット22の車幅内壁22cと後側ブラケット23の車幅外壁23eとは、車幅方向に対峙するように、すなわち相正対するように互いに車両前後方向に沿って平行に配設されている。前側ブラケット22の車幅内壁22cと後側ブラケット23の車幅外壁23eは、これらの間にアーム部64が介在(すなわち上方から嵌め込み)可能にアーム部64の車幅方向長さ(車幅方向の厚み)に対して若干広い間隔を車幅方向に空けて配設されている(図5、図6参照)。
また図4、図7に示すように、前側ブラケット22は、基壁22a(図4、図7、図9参照)および車幅外壁22eが、サブフレーム30のセンタクロスメンバ33の前壁33fに対して前方へ離間した位置に配設され、基壁22aの車幅方向外側部分と車幅外壁22eがサブフレーム30の前後フレーム31の上壁31uから立設されている。
さらに、前側ブラケット22は、車幅内壁22cが、サブフレーム30の前後フレーム31の内壁31iに対して車幅方向内側へ離間した位置に配設され、車幅内壁22cの後側部分がサブフレーム30のセンタクロスメンバ33の上壁33uから立設されている。すなわち車幅内壁22cは、基壁22aとセンタクロスメンバ33とを車両前後方向に繋ぐように延びている。
これらにより、前側ブラケット22は、車幅内側折曲部22bがサブフレーム30に対してオーバーハングするように、前後フレーム31の上壁31uとセンタクロスメンバ33の上壁33uとに跨って配設されている。
図7に示すように、前側ブラケット22の基壁22aの下端は、基壁車幅内側下端22aiと、基壁車幅内側下端22aiよりも高い位置に有する基壁車幅外側下端22aoと、基壁車幅内側下端22aiと基壁車幅外側下端22aoとを上下方向に繋ぐ基壁下端段差部22amとを有して車両正面視で段状に形成されている。
そして図7、図8に示すように、前側ブラケット22は、基壁車幅外側下端22aoおよび車幅外壁22eの下端が前後フレーム31の上壁31uに、基壁下端段差部22amが前後フレーム31の内壁31iに、夫々当接されるとともに、該当接部分に沿って前後フレーム31に対して一体的に固着されている。
本実施形態においては、前側ブラケット22の前後フレーム31との当接部分は、前側ブラケット22の車両前後方向に対する直交断面形状に沿ってアーク溶接等により連続的に溶着されている。
図7に示すように、前側ブラケット22の車幅内壁22cの下端は、車幅内壁前側下端22cfと、車幅内壁前側下端22cfよりも高い位置に有する車幅内壁後側下端22crと、車幅内壁前側下端22cfと車幅内壁後側下端22crとを上下方向に繋ぐ車幅内壁下端段差部22cmとを有して車両側面視で段状に形成されている。
そして、前側ブラケット22は、車幅内壁後側下端22crがセンタクロスメンバ33の上壁33uに、車幅内壁下端段差部22cmがセンタクロスメンバ33の前壁33fに、夫々当接されるとともに、該当接部分に沿ってセンタクロスメンバ33に対して一体的に固着されている。
本実施形態においては、前側ブラケット22のセンタクロスメンバ33との当接部分は、センタクロスメンバ33の車幅方向に対する直交断面形状に沿ってアーク溶接等により連続的に溶着されている。
これらにより、前側ブラケット22は、前後フレーム31の内壁31iおよびセンタクロスメンバ33の前壁33fにも跨って設けられている。
図4、図7、図8に示すように、後側ブラケット23は、基壁23aが、センタクロスメンバ33の上壁33uに車両前後方向にラップする位置に配設されるとともに、前後フレーム31の上壁31uとセンタクロスメンバ33の上壁33uとの境界部に跨って配設されている。図4、図8に示すように、後側ブラケット23は、車幅内壁23cの車両前後方向の全体がセンタクロスメンバ33の上壁33uから立設するとともに、車幅外壁23eの車両前後方向の全体が前後フレーム31の上壁31uから立設している。すなわち、後側ブラケット23は、その下端全体がアーク溶接等により連続的にサブフレーム30の上壁30uに対して一体的に固着されている。
また図4、図7~図9に示すように、締結具B,Nは、ボルトBとナットNから成り、前側ブラケット22と後側ブラケット23との各基壁22a,23aは共に、車幅方向中央かつ上部にボルトBの挿通を許容する貫通穴22h,23hが形成されている。
これら前後の貫通穴22h,23hにボルトBを挿通した状態において、前後各側のブラケット22,23は、これらの間にボルトBを架け渡した状態で支持する。そして前側ブラケット22および後側ブラケット23に夫々形成された貫通穴22h,23hの軸心は、車両前後方向に同軸に形成されているため、これら前後の貫通穴22h,23hに挿通したボルトBは、車両前後方向に指向する、すなわち車両前後方向と一致する方向に配設される。
なお、図4、図7、図8中の符号23aaは後側ブラケット23の基壁23aの車幅方向外端における、車幅外壁23eよりも上方の位置から車幅方向外側へ突出形成した係止片であり、図4、図7~図9中の符号66はボルトBに対してナットNを螺合する際にボルトBが不用意に軸回りに回動することを係止片23aaに係止することで規制する規制部材である。
本実施形態の支持構造においては、前後各側のブラケット22,23によって、車両前後方向に指向する締結具B,Nを介して、ステアリングラック61のアーム部64を挟み込み支持させる構造としている。
以下詳述すると、本実施形態において前後各側のブラケット22,23は、これらのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成している。
但し、本発明は上述したように、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成することが好ましい。但し、前後各側のブラケット22,23を共に、車両前後方向の剛性が(前後各側のブラケット22,23のうち一方のブラケットを相対的に低剛性に構成する場合における一方のブラケットと同程度まで)低くなるように構成することを排除しない。
具体的に本実施形態においては、前側ブラケット22を後側ブラケット23よりも、板厚が薄くなるように形成することで、前側ブラケット22は、少なくとも基壁22aにおける車両前後方向の剛性が、後側ブラケット23と比して相対的に低くなるように構成している。
なお、前後各側のブラケット22,23は便宜上、同一の板厚で図示している。また、前後各側のブラケット22,23のうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成する手段としては、前後各ブラケット間で板厚に差異をもたせることに限定せず、材質を変更する、熱処理を施すか否か、双方に熱処理を施す場合はその処理内容に差異をもたせる、或いはこれらを組み合わせる等、特に限定しない。
本実施形態の支持構造は図9に示すように、ボルトBを前後各側のブラケット22,23の間に、上方から差し込んだアーム部64を介在させた状態で、これらの貫通穴23h,64h,22hにボルトBを挿通させている。
さらに本実施形態の支持構造は、前後各側のブラケット22,23のうち、一方のブラケット(当例では後側ブラケット23)から他方のブラケット(当例では前側ブラケット22)に向けて挿通させたボルトBの軸方向における、他方のブラケットからの突出部分に対してナットNを螺合している。
本実施形態の支持構造は、前後各側のブラケット22,23によって、上述したようにボルトBを介してアーム部64を軸支することに加えて、ボルトBとナットNとの締結力を利用してアーム部64を挟み込むようにして支持している。
具体的には図9に示すように、ボルトBとナットNとの締結によって、車両前後方向の剛性が相対的に低い前側ブラケット22の基壁22aの上部に有する支持部220、すなわち貫通穴22hの周縁をアーム部64の側へ撓み変形させる。これに伴って、前側ブラケット22の基壁22aとアーム部64との隙間、および後側ブラケット23の基壁23aとアーム部64との隙間が消滅し、前側ブラケット22の基壁22aの後面をアーム部64の前面部64fに、後側ブラケット23の基壁23aの前面をアーム部64の後面部64rに、夫々略面接触状態で圧接させることができる。
また本実施形態の後側ブラケット23においては図7、図8に示すように、車幅外壁23eを基壁23aよりも低背になるようにサブフレーム30の上壁30uから立設させている。これにより、ステアリングラック61をサブフレーム30へ支持させる際に、上述したように、前後各側のブラケット22,23の間にアーム部64を上方から差し込んで介在させるが、その際に、ステアリングラック本体部63を後側ブラケット23の車幅外壁23eの上端23eu(図4~図8参照)に当接させる(図5、図6参照)。これにより、ステアリングラック61をサブフレーム30へマウントする際に、ステアリングラック本体部63を後側ブラケット23によって一時的に載置することができる、すなわち仮置きできる構成としている。
このようにステアリングラック本体部63を仮置きした状態において、アーム部64の貫通穴64hは、前後各側のブラケット22,23の各貫通穴22h,23hに対して高さが同じなるように、すなわち前後各側のブラケット22,23の各貫通穴22h,23hとアーム部64の貫通穴64hとが車両前後方向に沿って同軸になる高さに設定されている。
このため、ステアリングラック61をサブフレーム30へマウントする際に、高重量物であるステアリングラック61の微妙な高さ調整を要することなく、ステアリングラック61を前後各側のブラケット22,23の間に、上方から差し込んだアーム部64を介在させた状態で、これらの貫通穴23h,64h,22hにボルトBを容易に挿通させることができる。
上述した本実施形態の車両の支持構造は図1~図3、図5、図6に示すように、車幅方向に延びるステアリングラック61と、車両前後方向に延びる前後フレーム31が左右各側に離間して有するとともにステアリングラック61の下方に配置されるサブフレーム30と、を備え、サブフレーム30に対してステアリングラック61を支持する車両の支持構造であって、図4~図9に示すように前後フレーム31の車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部21を備え、前後支持部21は、車両前後方向に指向する締結具B,Nを介して、ステアリングラック61(図5、図6、図9参照)を挟み込み支持させる構造としたものである。
上記構成によれば、ステアリングラック61を前後両側から挟み込んで支持することでステアリングラック61に車両前後方向への荷重が作用した際の動きを抑制でき、ステアリング操舵時の応答性とステアリングフィール(剛性感)を向上できる。
詳述すると、サブフレーム30に対するステアリングラック61の従来の支持構造としては、従来例(例えば「特開2017-165192号公報」)に示すように、車幅方向に延びるステアリングラックを、該ステアリングラックに対して下方に離間して配置されるサブフレーム30によって片持ち状に支持するものが知られている。
詳しくは図10に示すように、従来のステアリングラック161は、その左右両側から下方に向けて延びるアーム部164(脚部)が一体形成されており、これら左右のアーム部164を、サブフレーム30の左右夫々において対応する前後フレーム31の上壁31uまで延ばし、該アーム部64の下部に形成されたフランジ165(マウント部)を上壁31uに対して締結する等により取り付けることで、ステアリングラック61をサブフレーム30に対してアーム部164を介して片持ち状に支持するものである。
なお、図10は「特開2017-165192号公報」の支持構造を模式的に示した、図9に対応する断面図である。
ここで、車両走行時にブレーキ操作やアクセル操作等によって車両が加減速した際に、ステアリングラック61には車両前後方向の荷重が作用する。
このため、上述したように、ステアリングラック61をサブフレーム30に対してアーム部164を介して片持ち状に支持する従来の支持構造においては、アーム部164の下端部分に相当する、サブフレーム30への取付け部分164Bにモーメント(捩じれ力)が集中し易くなる(図10中の矢印M参照)。
すなわち、車両走行時にステアリングラック61に前後方向の荷重が作用するに伴って、ステアリングラック61には、アーム部164の、サブフレーム30への取付け部分164Bを支点として、前後に揺動するような荷重が作用する。
ステアリングラック61に、このような前後方向の荷重が作用することにより、ステアリング操舵時の応答性とステアリングフィール(剛性感)に悪影響が及ぶことが懸念される。
これに対して本実施形態においては、上述したように、サブフレーム30の前後フレーム31に、車両前後方向に間隔を空けて上方に立設する前後支持部21(22,23)を設け、ステアリングラック61を前後支持部21に挟み込み支持させる構造を採用したものである(図9参照)。この構成によれば、ステアリングラック本体部63から下方に延びるアーム部64は、サブフレーム30の上壁30uに取付け可能な長さを有する必要がなく、その長さを短くすることができる。
すなわち、サブフレーム30は、該サブフレーム30よりも上方に位置するステアリングラック61を、前後支持部21を介して支持することで従来のように該サブフレーム30の上壁30uにおいてステアリングラック161を支持する場合と比して(図10参照)、該ステアリングラック本体部63の軸心63x(図9参照)に対してより近い位置で効率よく支持することができる。
さらに、従来の支持構造は図10に示すように、アーム部64下部に有するフランジ165をサブフレーム30の上壁30uに対して上方から設置し、該フランジ165を上壁30uに対して締結具B1,N1で上下方向に締結固定するものである。このように、ボルトB1が上下方向に指向する構成においては該ボルトB1によって、車両走行時にステアリングラック61に作用する車両前後方向の荷重を、せん断方向に受け止めることになる。
これに対して本実施形態においては、上述したように、ステアリングラック61を車両前後方向に指向する締結具B,Nを介して前後支持部21に挟み込み支持させる構造を採用したため(図9参照)、車両走行時にステアリングラック61に作用する車両前後方向の荷重を、ボルトBによって、軸圧縮方向に受け止めることができ、ステアリングラック61の支持剛性を高めることに寄与することができる。
この発明の態様として、前後支持部21は、前後フレーム31の上壁31uから上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケット22および後側ブラケット23であり、これら前後各側のブラケット22,23は共に、各基壁22a,23aの車幅方向の両側に折曲部(22b,22d),(23b,23d)(すなわち車幅内側折曲部22b,23bおよび車幅外側折曲部22d,23d)を備えたものである(図4、図7、図8参照)。
上記構成によれば、前側ブラケット22と後側ブラケット23は共に、各基壁22a,23aの車幅方向の両側に上下方向に延びる稜線を形成できるため、折曲部(22b,22d),(23b,23d)を有しない平板形状と比して剛性を高めることができる。
この発明の態様として、サブフレーム30には、左右の前後フレーム31を車幅方向に繋ぐセンタクロスメンバ33を備え(図1、図3参照)、前側ブラケット22と後側ブラケット23とは共に、前後フレーム31の上壁31uからセンタクロスメンバ33の上壁33uに跨って設けられたものである(図4、図7、図8参照)。
ステアリングラック61をサブフレーム30によって左右両側から支持するにあたり、左右両側から支持するスパン(支持間隔)を極力広げる方が、ステアリングラック61を安定して支持する観点で有利である。
このため、前後各側のブラケット22,23は、サブフレーム30の左右両側に有する前後フレーム31に設けることが好ましい。
但し、ステアリングラック61をサブフレーム30によって左右各側から支持する位置、すなわち前後各側のブラケット22,23のサブフレーム30に対する取り付け位置は、該位置よりも車幅方向外側に配置される前輪の位置を基準として設定される。このため、前後各側のブラケット22,23は一般的に、この前輪の位置の制約を受けて前後フレーム31の車幅方向内端寄りの位置になることが多い。
しかし、このような制約の下で上述したように、左右の前後フレーム31のみに取付けられた前後各側のブラケット22,23によってステアリングラック61を支持しようとした場合には、前後各側のブラケット22,23の形状が歪になる等して該前後各側のブラケット22,23自体の支持剛性の低下が懸念される。
そこで本実施形態では、上述したように、前後各側のブラケット22,23を、前後フレーム31の上壁31uからセンタクロスメンバ33の上壁33uに跨って設けることで、ステアリングラック61をサブフレーム30によって左右各側から支持するスパンを極力広げつつ前後各側のブラケット22,23自体の支持剛性も確保することができる。
この発明の態様として、前側ブラケット22における、ステアリングラック61の支持部220、すなわち貫通穴22hの周縁は、センタクロスメンバ33の前壁33fより前方に位置しており(図7参照)、前側ブラケット22は前後フレーム31の内壁31i(横壁)及びセンタクロスメンバ33の前壁33fにも跨って設けられたものである(同図参照)。
上記構成によれば、前側ブラケット22は、前後フレーム31の上壁31uからセンタクロスメンバ33の上壁33uに跨ることに加え、前後フレーム31の内壁31iからセンタクロスメンバ33の前壁33fにも跨って設けることで、前側ブラケット22における、ステアリングラック61の支持部220が、センタクロスメンバ33よりも前方に多少位置がずれた位置に配置される構成においても、前側ブラケット22自体による、ステアリングラック61の支持剛性を向上することができる。
この発明の態様として、前側ブラケット22と後側ブラケット23とのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成したものである。
上記構成によれば図9に示すように、ステアリングラック61のアーム部64を前後各側のブラケット22,23で挟み込むようにボルトBおよびナットN(締結具B,N)で締付時に、相対的に剛性が低い前側ブラケット22が撓み変形することにより、締結具B,Nの締付力を、これら前後各側のブラケット22,23による、ステアリングラック61の挟み込み支持力として活かすことができる。
詳述すると、ステアリングラック61を締結具B,Nを介して前後各側のブラケット22,23で挟み込むように取り付け支持する際には、ステアリングラック61のアーム部64は前後各側のブラケット22,23間に上方から嵌め込まれる。
このとき図9に示すように、ステアリングラック61のアーム部64を前後各側のブラケット22,23間に嵌め込み易くするために、前後各側のブラケット22,23は、その間隔L21(車両前後方向の間隔)がアーム部64の前後長L64に対して若干広くなるように配置している(L21>L64)。
このため、ステアリングラック61のアーム部64が前後各側のブラケット22,23間に嵌め込まれた状態において、アーム部64と前側ブラケット22との間、および、アーム部64と後側ブラケット23との間には、車両前後方向に隙間が生じる。
この状態でステアリングラック61を前後各側のブラケット22,23で挟み込むようにボルトBおよびナットN(締結具B,N)で締付時には、前後各側のブラケット22,23によってアーム部64を挟み込むように締め付けるが、その前段階として、アーム部64と後側ブラケット23との間に有する車両前後方向の隙間を埋めるように前後各側のブラケット22,23を徐々にアーム部64の側へ撓ませる必要がある。
しかしながら、前後各側のブラケット22,23の車両前後方向の(曲げ)剛性が共に高い場合には、上記締結時に締結具B,Nの締付け力を、前後各側のブラケット22,23をアーム部64の側へ撓ませる力として損失してしまう。そうすると、締結具B,Nの締結力を前後各側のブラケット22,23による、ステアリングラック61のアーム部64の挟み込み力として活かせず、結果的にステアリングラック61の支持剛性が低くなることが懸念される。
そこで本実施形態の支持構造においては、前側ブラケット22を後側ブラケット23と比して車両前後方向の曲げ剛性が低くなるように構成したため、上記締付時に、前側ブラケット22をアーム部64の側へ容易に撓ませることができる(図9参照)。
従って、本実施形態の支持構造は、ステアリングラック61をサブフレーム30に対して支持させるためにマウント時には、前後各側のブラケット22,23間にアーム部64を容易に嵌め込むための隙間を確保しながらも、締結具B,Nの締付け力を効率よく利用して前後各側のブラケット22,23によって、アーム部64を強固に挟み込むことができる。
また、後側ブラケット23の、ステアリングラック61の支持部230は、車両平面視でセンタクロスメンバ33と重複(ラップ)する、すなわちセンタクロスメンバ33の直上に位置する(図4、図7~図9参照)。これに対して、前側ブラケット22の、ステアリングラック61の支持部220は、車両平面視で前後フレーム31に対して車幅方向内側かつ、センタクロスメンバ33に対して前方にオフセットして位置する(図4~図7参照)。すなわち、前後各側のブラケット22,23の夫々における、支持部220,230と、サブフレーム30への接合部(溶接箇所)との各距離は、後側ブラケット23と比して前側ブラケット22の方が離間している。このため、前側ブラケット22は、後側ブラケット23と比して締結具B,Nの締め付け力に対して、車両前後方向へ撓み変形させ易い形状をしている。
これにより、本実施形態においては、前側ブラケット22を、後側ブラケット23と比して車両前後方向の剛性が積極的に低くなるように板厚を薄く形成したため、締結具B,Nの締め付け力によってしっかりと撓み変形させることができる。
従って締結具B,Nの締め付け力によって前後各側のブラケット22,23とアーム部64の間に有する隙間を効率よく除去し、前後各側のブラケット22,23によってアーム部64をしっかりと挟み込んで支持することができる。
さらに上述したように、前側ブラケット22を後側ブラケット23よりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成することで、前突時にサブフレーム30のロードパスを向上させることができる。
詳述すると図1~図3に示すように、前後フレーム31の後側部分、すなわち本体部材36には、ロアアーム(図示省略)やマウントブラケット80等の剛性の高い部品を支持するために高剛性に構成する一方で、前後フレーム31の前側部分、すなわち本延長部材39においては前突時に車両側面視でZ字形状に屈曲変形させるため、低剛性に構成している。
このため、前後フレーム31において相対的に前側に位置する前側ブラケット22を、相対的に低剛性に構成するとともに、相対的に後側に位置する後側ブラケット23を、相対的に高剛性に構成することで、前突時に前後フレーム31を車両側面視でZ字形状にスムーズに変形させることができ、サブフレーム30のロードパスすなわちエネルギー吸収量を向上させることができる。
この発明の態様として、ステアリングラック61が、エンジン10の前方、かつ該エンジン10の下端より高い位置に配置されたものである(図1、図2参照)。すなわち、ステアリングラック61の車幅方向におけるエンジン10を横切る部分は、後退部10aに配置したものである。
上記構成によれば、オフセット衝突時やスモールオーバーラップ衝突時のステアリングラック61によるエンジン10の前方への移動を防止させる際に、締結具B,Nの軸力でステアリングラック61を受け止めることができる。
詳述すると、近年、エンジン10は燃費向上のための補機を備える等により部品点数が増加しつつあり、それに伴って重量が増加傾向にある。そのような状況下で例えば、所謂スモールオーバーラップ衝突時に、高重量物であるエンジン10には車体に対して前進しようとする大きな慣性力が作用する。
スモールオーバーラップ衝突とは、メインバンパビーム18の車幅方向における、メインクラッシュカン17よりも車幅方向外側に、車両前方から衝突物が衝突する場合の衝突を示す。
しかしながら、スモールオーバーラップ衝突時には、衝突エネルギーを緩やかに吸収するメインクラッシュカン17や衝突物の侵入を抑えるフロントサイドフレーム9が適切に潰れない。そうすると、衝突によって潰れるはずの、これら車体部品自体が、エンジン10の前進を阻止するストッパ(障壁)として機能することが期待できない。
また、横置きエンジンは、車幅方向に沿って延びるクランクシャフト回りに回転するのに対して縦置きエンジン10は、車両前後に沿って延びるクランクシャフト回りに回転する。このため縦置きエンジン10は一般に、横置きエンジンと比して、エンジンブラケット(当例ではエンジンマウント部81)自体に車両前後方向の荷重に対する支持剛性を元々もたせていないことが多い。
このため、縦置きエンジン10の場合には、横置きエンジンの場合と比して慣性により前進することをエンジンブラケットによって支持しきれないことが懸念される。エンジン10が大きく前進すると燃料系が車両前後方向に分断されるように破断することが懸念されるため、極力早い段階でエンジン10の前進を止める必要がある。
なお、スモールオーバーラップ衝突時を想定して縦置きエンジン10を支持するエンジンマウント部81自体を、その車両前後方向の支持剛性を高めるために頑強にすることも考えられるが、その場合には、車両のNVH性能が悪化することが懸念される。
そこで本実施形態の支持構造においては、ステアリングラック61を、エンジン10の前方、かつ該エンジン10の下端より高い位置、すなわち後退部10aに配置した構成を採用することで、スモールオーバーラップ衝突時に、自身の慣性力により前進するエンジン10を、その前側近傍に配置されるステアリングラック61に衝突させることで、早期に受け止めることができる。
但し図10に示すように、従来例の支持構造のように、ステアリングラック本体部163からサブフレーム30に向けて下方へ延ばしたアーム部164の下端(フランジ165)を、サブフレーム30の上壁30uに対して締結固定した、片持ち支持構造を採用した場合には、前進するエンジン10をステアリングラック本体部163によって受け止め時に、アーム部164の下端部、すなわちサブフレーム30への取付け部分164Bに車両前後方向のモーメント荷重が集中するおそれがある。
このため図10に示すような片持ち支持構造においては、前進するエンジン10を受け止めることにより荷重入力点となるステアリングラック本体部163に対して、下方へ離間した位置で入力荷重を受け止めようとするため、アルミ二ウム合金等により構成されたアーム部164が破断してエンジン10の前進をステアリングラック161により受け止めきれないことが懸念される。
これに対して本実施形態の支持構造は図9に示すように、上述したように、ステアリングラック61のアーム部64を、荷重入力点であるステアリングラック本体部63により近い位置(従来例よりも高い位置)で前後各側のブラケット22,23によって支持する構成を採用したものである。しかも、その支持構造は、荷重入力方向と一致する車両前後方向に指向する締結具B,Nを介して支持する構成を採用したものである。このため、スモールオーバーラップ衝突時に、自身の慣性力により前進するエンジン10を、ステアリングラック61によって確実に受け止めることができる。
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではなく様々な実施形態で形成することができる。
10…エンジン
21…前後支持部
22…前側ブラケット
22b…前側ブラケットの車幅内側折曲部(折曲部)
22d…前側ブラケットの車幅外側折曲部(折曲部)
23…後側ブラケット
23b…後側ブラケットの車幅内側折曲部(折曲部)
23d…後側ブラケットの車幅外側折曲部(折曲部)
30…サブフレーム
31…前後フレーム
31u…前後フレームの上壁
31i…前後フレームの内壁(前後フレームの車幅内壁)
33…センタクロスメンバ
33u…センタクロスメンバの上壁
33f…センタクロスメンバの前壁
61…ステアリングラック
220…前側ブラケットにおける、ステアリングラックの支持部
B,N…締結具
B…ボルト
N…ナット

Claims (7)

  1. 縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するとともに左右の上記前後フレームを連結する横長なセンタクロスメンバを有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、
    上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、
    上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、
    上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、
    これら前側ブラケットと後側ブラケットとは共に、車幅方向の端部に車両前後方向に折曲する折曲部を備え
    記前側ブラケットと上記後側ブラケットとは共に、上記前後フレームの上壁上記センタクロスメンバの上壁に固着された
    車両のステアリングラック支持構造。
  2. 上記前側ブラケットにおける上記ステアリングラックの支持部は上記センタクロスメンバより前方に位置しており、上記前側ブラケットは上記前後フレームの車幅内壁上記センタクロスメンバの前壁にも固着された
    請求項1に記載の車両のステアリングラック支持構造。
  3. 縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、
    上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、
    上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、
    上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、
    これら前側ブラケットと後側ブラケットとは共に、車幅方向の端部に車両前後方向に折曲する折曲部を備え、
    上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成した
    車両のステアリングラック支持構造。
  4. 上記前側ブラケットを上記後側ブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成した
    請求項3に記載の車両のステアリングラック支持構造。
  5. 上記ステアリングラックが、エンジンの前方、かつ該エンジンの下端より高い位置に配置された
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両のステアリングラック支持構造。
  6. 縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するとともに左右の上記前後フレームを連結する横長なセンタクロスメンバを有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、
    上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、
    上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、
    上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり
    記前側ブラケットと上記後側ブラケットとは共に、上記前後フレームの上壁上記センタクロスメンバの上壁に固着された
    車両のステアリングラック支持構造。
  7. 縦長な前後フレームを車幅方向の左右両側にそれぞれ有するサブフレームにおいて、その上方でステアリングラックを支持するためのステアリングラック支持構造であって、
    上記前後フレームの車両前後方向に間隔を空けた前後各側から上方に立設する前後支持部を備え、
    上記前後支持部は、車両前後方向に指向する締結具を介して、上記ステアリングラックを挟み込み支持させる構造とし、
    上記前後支持部は、前後フレーム上壁から上方に立設されるとともに互いに車両前後方向に間隔を空けて対峙する、金属製平板からなる前側ブラケットおよび後側ブラケットであり、
    上記前側ブラケットと上記後側ブラケットとのうち、一方のブラケットを他方のブラケットよりも車両前後方向の剛性が低くなるように構成した
    車両のステアリングラック支持構造。
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