JP7437691B2 - 開き扉の開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、足踏み操作により開き扉の開閉が可能となる開き扉の開閉装置に関する。
一般的に、トイレ等の扉の開き扉は、手で開閉することが想定されている。しかし、近年、ウイルスや細菌等の付着を防止すること、あるいは、手が使用できない状況における対策として、足で操作する装置の開発が望まれている。
このような装置に関連して、足で操作するトイレ扉用施錠装置が知られている(特許文献1)。また、動作させた開き扉を現状に復帰させるための機構(例えば、グレビティヒンジ)が存在している(引用文献2)。
特開平10-131586号公報 特開2004-346719号公報
しかし、コスト面及びトイレブース等の設置スペース等、諸般の事情から、足踏み操作により、静止状態である開き扉を開閉する実用的な装置はほとんど存在しておらず、その開発が望まれていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、簡易な構造であり、簡単な操作により自閉及び自開が可能となる開き扉の開閉装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の開き扉の開閉装置(以下、「本開き扉開閉装置」という。)は、開き扉を開閉するための開き扉の開閉装置において、足踏体と上記足踏体の昇降動作と連動して、スライド自在である傾斜カム(第1の傾斜カム)と、回動軸が鉛直となるように取り付けられている回転板カムと、上記傾斜カムと、上記回転板カムとの間に介装され、上記傾斜カムのスライド動作と連動して、上記回転板カムを上記回動軸に対して正逆方向に回動させるための回転板カム操作部と、上下一対であり、それぞれ傾斜カム面を有する上部カム及び下部カムと、を備え、上記上部カムと上記下部カムとは、相互に上記傾斜カム面を対向させ、重ね合わせられた状態で、上記回転板カムの上記回動軸において、接触移動可能かつ回動自在に軸支され、上記回転板カムの回動動作に連動して、上記下部カムが回動するように構成されており、上記上部カムは、上記開き扉に取り付け可能となっていること、を特徴としている。
ここで、足踏体は、足で操作(踏動及びその解除)することにより昇降可能であるペダル等の部材であり、その形態及び位置等は適宜、定めることができる。
また、回転板カム(周縁カム)は、卵型及び豆型等、適宜、その形態を定めることができる。
また、傾斜カム(第1の傾斜カム)は、足踏体との接触面において、傾斜カム面が形成されている部材であり、その形態及び位置等は適宜、定めることができる。なお、傾斜カムのスライドに対して円滑な動作を行わせるために、付勢手段等の必要な要素を適切な数かつ適切な位置に設けるものであってもよい。
さらに、上部カム及び下部カムは、回転板カムの回動軸に対して、各々独立して回動可能である形状に形成されていればよく、円筒状及び正六角形以上の正多角形(特に、正六角形、正八角形、正十二角形等が好ましい)等に形成することができる。また、上部カム及び下部カムは、同一形状とすることで、相互に傾斜カム面を対向させて配置した際に、一体的な筒形形状とすることが可能となることから、効果的に目的動作を奏させ、コンパクトに形成できるため好適である。
なお、上部カムは、適宜な取付部材を介して開き扉に取り付けられることを前提としている。
また、本開き扉開閉装置において、上記上部カム及び上記下部カムにおける上記傾斜カム面は、最高頂部(最も高い頂上部)と最低谷部(最も低い谷部)が回動中心に対して点対称の位置にあり、上記最高頂部と上記最低谷部に至るまで、連続勾配となるように形成されていることとすれば、効果的にその作用を奏させることができるため好適である。
但し、上部カム及び下部カムの傾斜カム面は、最高頂部と最低谷部が一か所づつ形成されていればよく、種々の態様とすることが可能である。例えば、安定した動作を可能とするために、上部カム及び下部カムに関して、同心状に複数の円周帯を設けて、それぞれの円周帯に最高頂部及び最低谷部が形成されるものであってもよい。
また、回動軸に対し、下部カムの上向きの最高頂部が上部カムの下向きの最高頂部と歯合することにより、本開き扉開閉装置が実装された開き扉の自閉動作が開始することになる。そのため、回動軸に関する、上部カムに対する下部カムの相対的な回動角度が、上記条件を満たすように、上部カム及び下部カムの形状及び回動角度が適切に定められる必要がある。
本開き扉開閉装置は、足踏体と、傾斜カムと、回転板カムと、上部カム及び下部カムとを備える構成であり、当該上部カムと下部カムとは、相互に傾斜カム面を対向させ、重ね合わせられた状態で、回転板カムの回動軸において回動自在に軸支されているとともに、回転板カムの正逆方向の回動動作に連動して、下部カムが回動可能となるように構成されている。そのため、足踏体を下降させることで、回転板カムを介して下部カムを回転させて、傾斜カム面を適宜位置に移動させ、足踏体を上昇させることにより、下部カムを反対方向に回転させることができる。そして、開き扉に取り付けられている上部カムを、当該開き扉の自重により、下部カムの傾斜カム面に沿って移動させ、回動させることにより、開き扉を自開又は自閉させることができる。
また、本開き扉開閉装置において、上記回転板カム操作部は、上記傾斜カム(第1の傾斜カム)のスライド動作と連動して、スライド移動するリンク部材と、上記リンク部材のスライド動作と連動してスライド移動するとともに、上記回転板カムを上記回動軸に対して回動させるための回転板カム操作体と、を有することとすれば、容易にその構造を実現させる上で好適である。
ここで、リンク部材及び回動体の形態は適宜、定めることができる。
また、回転板カム操作部は、円滑な動作を行わせるために、付勢手段等の必要な要素を適切な数かつ適切な位置に設けるものであってもよい。
また、本開き扉開閉装置において、上記足踏体の上昇時において上記下部カムに作用する回転方向の回転力を減衰させるための回転力減衰手段を備えるものとすることも可能である。
ここで、回転力減衰手段は、下部カムに対して一方向に作用する回転力(足踏体の上昇時において下部カムに作用する回転方向の回転力)を減衰させるための手段であり、本開き扉開閉装置の構成により、各種ダンバ(ロータリーダンパ、単筒式ダンパ等)等の制動手段を用いることができる。
本開き扉開閉装置によれば、足踏体の上昇時において下部カムに作用する回転力を減衰させるための回転力減衰手段を備えており、閉扉時において、開き扉の閉扉動作を緩やかに行わせることができるため、利用者が開き扉に衝突等することを防止することができる。
本発明によれば、簡易な構造であり、簡単な操作により自閉及び自開が可能となる開き扉の開閉装置を提供することができる。
本発明の開き扉の開閉装置が取付けられている開き扉(開扉時)の斜視図である。 本発明の開き扉の開閉装置の斜視図である。 本発明の開き扉の開閉装置を前上方から見た分解斜視図である。 本発明の開き扉の開閉装置を後下方から見た分解斜視図である。 本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す図(ペダルの最上昇時)であり、(a)は、前上方から見た斜視図であり、(b)は、前下方から見た斜視図である(主要部のみを図示)。 本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す図(ペダルの最下降時)であり、(a)は、前上方から見た斜視図であり、(b)は、前下方から見た斜視図である(主要部のみを図示)。 (a)は、本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す斜視図(開扉時におけるペダルの最上昇時)であり、(b)は、(a)における上部カムと下部カムの最高頂部の位置関係(上面視)を模式的に示す説明図である。 (a)は、本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す斜視図(開扉時におけるペダルの最下降時)であり、(b)は、(a)における上部カムと下部カムの最高頂部の位置関係を模式的に示す説明図である。 (a)は、本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す斜視図(開扉時におけるペダルの上昇時)であり、(b)は、(a)における上部カムと下部カムの最高頂部の位置関係(上面視)を模式的に示す説明図である。 (a)は、本発明の開き扉の開閉装置の動作を示す斜視図(閉扉時)であり、(b)は、(a)における上部カムと下部カムの最高頂部の位置関係(上面視)を模式的に示す説明図である。 本発明の開き扉の開閉装置が取付けられている開き扉(閉扉時)を示す斜視図である。 本発明の開き扉の開閉装置の開扉開始時における上部カムと下部カムの最高頂部の位置関係(上面視)を模式的に示す説明図である。
以下、図面を参照しつつ、本開き扉開閉装置の一実施形態について、詳細に説明する。図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)構成
[本開き扉開閉装置の取付箇所]
図1に示すように、本実施形態では、本開き扉開閉装置Hは、トイレブースに設けられることを想定している。
このトイレブースは、壁から垂直方向に設置されている2枚の横仕切りパネル(図示せず)と、入口部を形成するために所定の開口を設けた状態で、当該横仕切りパネルと直交する向きに設置されている左右のパネルL,R(支持部材)により、平面視で長方形形状の一区画のスペースに区切られている。また、左パネルLと右パネルRの上面には、上枠Wが横架されている。そして、入口部において、開き扉であるドアパネルD(開閉体)が、戸尻側の上端部において、公知のヒンジCを用いて上枠Wに支持されることにより、回動自在に取り付けられている。
なお、ドアパネルDは、トイレブースの内側(便器側)に開くタイプであり、入口部が閉まる以上に外側に開放されないように、すなわち、ドアパネルDは、90度範囲で回動するように構成されている。
また、右パネルRの戸先側であり、トイレブースの内側の面における下隅角部には、公知の足操作錠Jが取り付けられている。足操作錠Jは、ペダル部J1を足踏みし、施錠体J2のドアパネルD側への突出と退出(右パネルR側への移動)を切り替えることにより、当該ドアパネルDの施解錠が可能となっている。
[本開き扉開閉装置]
本開き扉開閉装置Hは、筐体10と、当該筐体10の内部に配置されているガイドベース20と、足踏部40と、カム部60と、当該カム部60を動作させるための回転板カム操作部50を主要部としている(図2~図4)。
なお、以下の説明において、左右方向とは、図1の左パネルLから離間する方向と左パネルLに近接する方向に対応し、前後方向とは、上枠Wに沿う右パネルR方向と左パネルL方向に対応する。
(筐体)
筐体10は、底面12及び各側面11b~11fを形成する筐体本体11と、当該筐体本体11の上面を塞ぎ、ピン16により取り付けられている上面板13から形成されている。筐体10は、矩形形状の一つの隅角部が長方形状に切除されている変形六角形形状であり、当該切除部分が、左パネルLの下隅角部への取付部となっている(以下、この部分を「左パネル取付部10a」という場合がある。)。筐体10において、左パネル取付部10aの一側面と、前方における入口部から遠い側の端部において、下記足踏部40のペダル41の先端が突出する箇所が、それぞれ開口している。
なお、上面板13の左パネル取付部10a側の前方隅角部には、回動軸66を挿通するための挿通孔13aが形成されている。
(ガイドベース)
ガイドベース20は、足踏部40、カム部60及び回転板カム操作部50を筐体10に配置するための基台である。そして、ガイドベース20の左側から右側に、足踏部40を設置するための左画設部S1、回転板カム操作部50を設置するための中央空間部S2、及びカム部60を設置するための右画設部S3が、互いに隣接して設けられている(図3、図4)。
ガイドベース底板21は、筐体本体11の底面12と、略同一形状に形成されている。
上記ガイドベース底板21における左パネル取付部10aと対向する側面には、前方が開口するようにコ字状の区画体22が配設されることにより、左画設部S1として画設されており、当該左画設部S1の内部に足踏部40が設置されている。左画設部S1におけるガイドベース底板21には、後方の隅角部を中心として、所定長さの円弧孔21aが形成されている。この円弧孔21aには後記リンクバー51の中央突起51aが挿入されるため、当該中央突起51aに対応する位置に設けられる必要がある。
また、ガイドベース底板21における左画設部S1の後方の左側隅角部には、ピン孔21cが形成されている。
中央空間部S2は、前板23aの一部と、後板24a、円弧状側板25及び隅角部26と、当該前板23a、後板24a、円弧状側板25及び隅角部26の上面に設けられた上面水平板27により囲まれた下部空間部として形成されている。
また、中央空間部S2は、傾斜カム42、リンクバー51、第1付勢バネ44及び第2付勢バネ56の作用により、後記回転板カム操作体52が第2付勢バネ56の伸縮方向に平行移動可能となるよう、当該回転板カム操作体52より大寸法かつ類似の形状である変形6角形形状に形成されている。
円弧状側板25は、45度の円弧部(平面視)に形成されている。また、隅角部26は、後板24aと円弧状側板25の間に設けられており、直角二等辺三角形形状(平面視)に形成されている。そして、直角二等辺三角形形状の長辺部(以下、「長辺部」という。)から垂直となるように、上面水平板27には、長方形形状の開口部(以下、「長方形開口部27a」という。)が形成されており、当該長方形開口部27aは、中央空間部S2と連通している。
隅角部26における長辺部には、上記長方形開口部27aの長手方向に、第2付勢バネ56を挿通するための、円柱形状のバネ捲装部28が2本並設されている。
上面水平板27は、左画設部S1の上縁から所定高さ低い位置に設けられている。また、上面水平板27は、長方形形状から、円弧形状、二等辺三角形形状及び長方形開口部27aを切除した変形形状に形成されている。
右画設部S3は、円弧状側板25に接続する曲面部32と長方形部33から形成される変形水平板31と(図5(a))、前板23aの中央空間部S2の構成部以外の部分と、後板24bと、側板34により、当該変形水平板31の上面に形成されている。右画設部S3の前方隅角部には、扁平である円筒部35が突設しており、その中央には、回転板カム61、下部カム81及び上部カム71の回動軸66を挿通するための中央孔35aが形成されている。
また、曲面部32における前方の隅角部から、長方形部33における後方の隅角部に至る対角線の位置に、ガイド長溝31aが形成されている。このガイド長溝31aに沿って、後記回転板カム61の二等辺三角形部63がスライド移動できるようになっている。
なお、変形水平板31は、中央空間部S2を形成する上面水平板27より低い位置に取り付けられており、円筒部35の上面が、当該上面水平板27と略一致する高さとなるように形成されている。
(足踏部)
足踏部40は、ペダル41(足踏体)と、傾斜カム42と、当該傾斜カム42を付勢するための第1付勢バネ44(付勢手段)を主要部としており、ガイドベース20の左画設部S1に設けられている。
ペダル41は、略山形食パン形状であり、前方の円弧部41aと対向する端辺の両端における突出部41cが、ガイドベース20の左画設部S1における左右の後端上部に形成されている係止部22aに軸支されている。そして、円弧部41aを足踏みすることで昇降可能となっている。また、中央部には、長方形形状の長孔41bが形成されている。
傾斜カム42は、前方に傾斜している台形形状(側面視)であり、斜面が傾斜カム面42aを形成している。傾斜カム面42aの中央部において、その長手方向に突出体43が突設されている。突出体43は、ペダル41の長孔41bにスライド自在に挿設されている。
また、傾斜カム42の底面には、幅方向に、リンクバー51の中央突起51aを挿通するための長溝42bが形成されている(中央部から中央空間部S2側の端部に至る長溝42bがその作用を奏することになる)。
さらに、傾斜カム42の後面には、2体の第1付勢バネ44体を装設するための円形の凹部42cが形成されており、当該凹部42cとガイドベース20の間に、第1付勢バネ44が介装されている。第1付勢バネ44は、当該傾斜カム42に対して、常時、前方に押圧する向きの付勢力を付与している。
上記構成により、傾斜カム42は、ペダル41の昇降動作と連動して、前後方向にスライド自在となっており、当該傾斜カム42はペダル41が下方に押圧されていない場合には、第1付勢バネ44の作用により、最前部に復帰するようになっている。
(回転板カム操作部)
回転板カム操作部50は、リンクバー51(リンク部材)と、回転板カム操作体52と、当該回転板カム操作体52を付勢するための第2付勢バネ56(付勢手段)を主要部としており、主として、ガイドベース20の中央空間部S2に設けられている。
リンクバー51は、細長板状体であり、一端部に端部丸孔51bが形成されるとともに、他端部から長手方向に所定長さである端部長孔51cが形成されており、中間部には、中央突起51aが突設されている。
回転板カム操作体52は、いわゆる略じょうろ形状であり、貯水部に相当する直方体部53と、注ぎ口部に相当するアーム部54を備えている。アーム部54の先端には、板カム操作ピン55が垂設されている。
回転板カム操作体52の直方体部53は、傾斜カム42側に位置し、アーム部54が前側(ドアパネルDの戸先側)から後側(ドアパネルDの戸尻側)に傾斜する向き(平面視)に配設されている。
また、回転板カム操作体52における直方体部53の後側の側面には、2体の第2付勢バネ56の一端を当接させた状態で取り付けるために、当該2体の第2付勢バネ56を装設するための円形の凹部53aが形成されている。第2付勢バネ56は、ガイドベース20のバネ捲装部28が中空部に挿入され、先端部が凹部53aに挿設されることにより、常時、回転板カム操作体52に対して、前方に付勢する付勢力を作用させるように取り付けられている。
さらに、回転板カム操作体52の直方体部53の前側におけるアーム部54との接合部と異なる隅角部には、下方にガイド突起52aが突設されている。
また、ガイドベース底板21のピン孔21cと、リンクバー51の端部丸孔51bに、ピン58が挿通されることにより、リンクバー51が当該ガイドべース底板21に回動自在に取り付けられている。そして、リンクバー51の中央突起51aが、ガイドベース底板21における円弧孔21a及び傾斜カム42の長溝42bにスライド自在に挿設されている。また、回転板カム操作体52のガイド突起52aが、端部長孔51cにスライド自在に挿設されている。
このような構成により、リンクバー50は、傾斜カム42のスライド動作と連動して、スライド移動可能となっている。そして、リンクバー50と連動して、回転板カム操作体52がスライド移動可能であり、当該回転板カム操作体52のアーム部54における板カム操作ピン55が動作できるようになっている。
(カム部)
カム部60は、回転板カム61と、上部カム71及び下部カム81と、ロータリーダンパ65(回転力減衰手段)を主要部としており、ガイドベース20の右画設部S3に設けられている。
回転板カム61は、上面視で円形部62と二等辺三角形部63を組み合わせた形状の平面カムとして形成されている。回転板カム61は、側面視では倒立したL字形状となっており、二等辺三角形部63の厚さ寸法が厚く形成されている。回転板カム61の円形部62には、丸孔62aが形成されており、二等辺三角形部63には、頂部から丸孔62aに近接する位置にまで長溝63aが形成されている。
上記長溝63aにおける二等辺三角形部63の先端には、回転板カム操作体52における板カム操作ピン55が固設されており、当該板カム操作ピン55は、回転板カム61の二等辺三角形部63の位置を右画設部S3のガイド長溝31aに沿って、移動させることができるようになっている。
上部カム71及び下部カム81は、上下一対であり、同一形状に形成されている。すなわち、上部カム71と下部カム81は、それそれ扁平である円筒を斜め方向に切断した、傾斜カム面72,82を有する変形筒状に形成されている。上記傾斜カム面72,82は、最高頂部72a,82aと最低谷部72b,82bが回動中心に対して点対称の位置にあり、当該最高頂部72a,82aと最低谷部72b,82bに至るまで、連続勾配となるように形成されている(図2)。
上部カム71は、傾斜カム面72が下向きとなるように配置されており、上部(基端部)には、円筒形状である埋設用の取付筒部73が設けられている。ドアパネルDの下面端縁部には、円柱形状の取付空間部D1が形成されており、当該取付空間部D1に、カム取付体76の嵌装筒体76aが挿入されている。カム取付体76は、嵌装筒体76aと取付板76bにより形成されており、当該取付板76bは、ネジ77によりドアパネルDに取り付けられている。そして、上面カム71の取付筒部73が、嵌装筒体76aに挿設されることにより、ドアパネルDの下面に取り付けることができるようになっている(図2)。
下部カム81は、傾斜カム面82が上向きとなるように配置され、回転板カム61の丸孔62aに挿設されることで、当該回転板カム61と一体的に動作可能となっている。そして、上部カム71と下部カム81は、相互に傾斜カム面72,82を対向させ、重ね合わせられた状態となるようにして、上部カム71の中央孔71aと下部カム81の中央孔81aが一致するように配設されている。なお、回転板カム61の丸孔62aにおける上部には、後記回動軸66(回動軸)を軸装するためのスラスト軸受84が介設されている。
また、下部カム81の底面と、ガイドベース20の円筒部35の間には、円環形状のロータリーダンパ65が、中央部に、回動軸66が挿通された状態で介装されており、下部カム81が回動軸66に対して、反時計回りに回転(足踏部40のペダル41の上昇時における回転)した場合に、当該一方向の回転を制動し、減速できるようになっている。
そして、上側から順に、上部カム71、下部カム81、回転板カム61及びロータリーダンパ65の順に配置され、上部カム71、下部カム81及びロータリーダンパ65の各中央孔71a,81a,65aが同一位置となるようにして、当該ロータリーダンパ65がガイドベース20の円筒部35に挿設され、上記各中央孔71a,81a,65a(回転板カム61の丸孔62aを含む)に、回動軸66が挿通されている。上記構成により、板カム61と一体となっている下部カム81は、当該回転板カム61の回動動作に連動して回動可能であり、上部カム71と下部カム81は、スラスト軸受84を介して、回動軸66に回動自在に軸支されている。
なお、回動軸66は、直径が異なる2体の円筒を上下に連結した凸状(側面視)であり、筐体10の底面12に垂設(リンクバー51に対して垂直方向)されている。そして、回動軸66の細径部66aがガイドベース20の円筒部35から突出している(符号21bは、ガイドベース底板21に設けられた回動軸66の挿通孔である)。
[本開き扉開閉装置の動作]
続いて、本開き扉開閉装置Hの動作について説明する。
なお、本開き扉開閉装置Hは、左パネル取付部10aにおいて、左パネルLにおける右パネルR側の下部隅角部に取り付けられている。
また、以下の説明において、初期状態におけるドアパネルDは、入口に対して、トイレブースの内側に90度回転した位置となっていることを前提とする(図5(a),(b),図7(a),(b))。そのため、上部カム71の最高頂部72aは、左パネルLに直行する方向であり、かつ、トイレブースの外側方向(以下、「トイレ外側方向」という場合がある。)となっている。また、下部カム81の最高頂部82aは、ドアパネルDを確実に動作させるために、作動時における余裕角度を見込み、左パネルLと平行となる方向から、当該左パネルLからわずかに離間する方向(平面視において、上部カム71の最高頂部72aと、下部カム81の最高頂部82aのなす角が鈍角となる方向)となっている(図7(b))。
そして、上記初期状態では、上部カム71の傾斜カム面72と下部カム81の傾斜カム面82の位置関係により、当該上部カム71及び下部カム81が回転動作しない状態となっている。
(施錠時)
まず、ドアパネルDを閉める場合について説明する。
本開き扉開閉装置Hの足踏部40のペダル41を踏み、下降させる。
すると、足踏部40の傾斜カム42の傾斜カム面42aが押圧されて後方にスライド移動し、リンクバー51の中央突起51aがガイドベース底板21の円弧孔21aの後方に移動する。
さらに、リンクバー51のガイド突起52aが右画設部S3側に移動し、当該ガイドベース20が第2付勢バネ56の付勢力に抗して、左パネルL方向の隅角部側にスライド移動する。そして、回転板カム61の長溝63aに嵌挿されている回転板カム操作部50の板カム操作ピン55が、中央空間部S2から離間する方向に移動し、当該回転板カム61の二等辺三角形部63とともに移動する。それに伴い、回転板カム61と一体となっている下部カム81が回動軸66のまわりを約120度時計回りに回転し、当該下部カム81における傾斜カム面82の最高頂部82aの位置が、上部カム71の初期状態の最高頂部72aの位置を通過する(下部カム81の最高頂部82aと上部カム71の最高頂部72aが歯合する状態となる)(図6(a),(b),図8(a),(b))。
(なお、図8、図9、図10、図12中において、上部カム71の動作に関連する動作は白抜き矢印により図示し、下部カム81の動作に関連する動作は黒塗り矢印により図示する。)
この状態において、足踏部40のペダル41から足を離し、踏み込みをやめると、第1付勢バネ44の付勢力により当該ペダル41は徐々に上昇する。そして、傾斜カム42における傾斜カム面42aへの押圧力が弱まり、徐々に前方にスライド移動する。それに伴い、リンクバー51の中央突起51aがガイドベース底板21の円弧孔21aの前方に移動し、当該リンクバー51のガイド突起52aが足踏部40側に移動する。そして、回転板カム操作体52に、第2付勢バネ56による前方への付勢力が加わり、左画設部S1側にスライド移動する(図9(a),(b))。そして、回転板カム操作部50の板カム操作ピン55が、中央空間部S2側に移動し、回転板カム61及び当該回転板カム61と一体となっている下部カム81が回動軸66のまわりを反時計回りに回転を開始する。このとき、ロータリーダンパ65の作用により、ペダル41の踏込み時(下降時)と比較して、緩やかな回転速度となる。
一方、ドアパネルDの自重が作用することにより、上部カム71の傾斜カム面72が下部カム81の傾斜カム面82に沿って移動し、当該上部カム71が下部カム81と同一方向に回転する。それに伴い、上部カム71に取り付けられているドアパネルDが閉まる方向に回転することになる。
なお、上部カム71は、回転限度90度の位置までしか移動しないことになるが、下部カム81は、第1付勢バネ44及び第2付勢バネ56の付勢力により、初期状態の位置に復帰する(図10(a),(b))。
その後、ドアパネルDが入口部を完全に閉塞した状態で、足操作錠Jのペダル部J1を操作して、施錠体J2をドアパネルD側に突出させることにより施錠する(図11)。
(開扉時)
続いて、ドアパネルDを開ける場合について説明する。
ドアパネルDが入口部を閉塞した状態で、足操作錠Jのペダル部J1を操作して、施錠体J2を右パネルR側に退出させて解錠する。
このとき、上部カム71の最高頂部72aは、下部カム81の最高頂部82aと比べて、トイレ外側方向に位置している。そのため、上部カム71は、下部カム81の最高頂部82aを乗り越えることができず、当該下部カム81におけるトイレ外側方向の傾斜カム面82に沿って移動し、時計回りに回転することになる(図12)。したがって、特段の操作を行うことなく、上部カム71が、初期状態の位置に復帰することになる。そのため、上部カム71に取り付けられているドアパネルDが開放され、本開き扉開閉装置H上に復帰することになる。
[本開き扉開閉装置の作用効果]
本開き扉開閉装置Hによれば、足踏部40を構成するペダル41及び傾斜カム42と、カム部60を構成する回転板カム61と、上部カム71及び下部カム81と、を備え、当該上部カム71と下部カム81とは、相互に傾斜カム面72,82を対向させ、重ね合わせられた状態で、回転板カム61の回動軸66において回動自在に軸支されている。そして、足踏部40の傾斜カム42と回転板カム61との間に、リンクバー51及び回転板カム操作体52を備える回転板カム操作部50が設けられており、足踏部40におけるペダル41の昇降動作に連動して、回転板カム61と一体である下部カム81が回動可能となるように構成されている。
そのため、ペダル41を下降させることで、回転板カム61を介して、下部カム81を所定位置にまで回転させ、その傾斜カム面82を適宜位置に移動させることができ、また、ペダル41を上昇させることにより、下部カム81を反対方向に回転させることができる。そして、ドアパネルDの自重により、当該ドアパネルDに取り付けられている上部カム71を下部カム81の傾斜カム面82に沿って移動させ、上部カム71を回動させることにより、ドアパネルDを自開又は自閉させることができる。
また、本開き扉開閉装置Hによれば、足踏部40のペダル41の上昇時において下部カム81に作用する回転力を減衰させるためのロータリーダンパ65を備えているため、閉扉時において、ドアパネルDの閉扉動作を緩やかに行わせることができる。したがって、利用者が、ドアパネルDに衝突等することを防止することができる。
また、本開き扉開閉装置Hによれば、別途、足操作錠J(施錠装置)を使用して、ドアパネル(開き扉)の施解錠を行う構造としているため、故意に、何者かが本開き扉開閉装置Hを作動させて、トイレブースの外部から退出した等の場合であっても、ドアパネルDが自開することになり、意図しないドアパネルDの動作等を防止することができる。
さらに、本開き扉開閉装置Hによれば、簡易な構造であり、簡易な操作により自閉及び自開を可能とすることができる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
特に、本開き扉の開閉装置の取付個所に定めはなく、取付を行う場所及び開き扉等に応じて、操作性(操作時において邪魔にならないことや、操作者と開き扉が衝突しないこと等を含む)を考慮して、適切に定めることができる。
また、取付を行う開き扉の形態についても制限はなく、個室の外側に開放されるタイプの開き扉であってもよい。なお、その場合には、本開き扉の開閉装置の足踏体は、個室の外側に突出した状態で取り付けられる必要がある。
さらに、請求項に記載する、足踏体、傾斜カム、回転板カム、上部カム、下部カム、回転板カム操作部(リンク部材及び回転板カム操作体)、及び回転力減衰手段は、基本的な構成を備え、その作用効果を奏するものであれば、種々の構成要素を用いることができる。
H 開き扉開閉装置
D ドアパネル
J 足操作錠
S1 左画設部
S2 中央空間部
S3 右画設部
10 筐体
11 筐体本体
20 ガイドベース
21 ガイドベース底板
21a 円弧孔
25 円弧状側板
27 上面水平板
27a 長方形開口部
31 変形水平板
31a 長溝
35 円筒部
35a 中央孔
40 足踏部
41 ペダル(足踏体)
42 傾斜カム
42a 傾斜カム面
43 突出体
44 第1付勢バネ
50 回転板カム操作部
51 リンクバー
51a 中央突起
51b 端部丸孔
51c 端部長孔
52 回転板カム操作体
52a ガイド突起
55 板カム操作ピン
56 第2付勢バネ
60 カム部
61 回転板カム
65 ロータリーダンパ(回転力減衰手段)
66 回動軸
71 上部カム
72,82 傾斜カム面
72a,82a 最高頂部
72b,82b 最低谷部
81 下部カム

Claims (4)

  1. 開き扉を開閉するための開き扉の開閉装置において、
    足踏体と、前記足踏体の昇降動作と連動して、スライド自在である傾斜カムと、
    回動軸が鉛直となるように取り付けられている回転板カムと、
    前記傾斜カムと前記回転板カムとの間に介装され、前記傾斜カムのスライド動作と連動して、前記回転板カムを前記回動軸に対して回動させるための回転板カム操作部と、
    上下一対であり、それぞれ傾斜カム面を有する上部カム及び下部カムと、を備え、
    前記上部カムと前記下部カムとは、相互に前記傾斜カム面を対向させ、重ね合わせられた状態で、前記回転板カムの前記回動軸において回動自在に軸支され、
    前記回転板カムの回動動作に連動して、前記下部カムが回動するように構成されており、
    前記上部カムは、前記開き扉に取り付け可能となっていること、を特徴とする開き扉の開閉装置。
  2. 前記回転板カム操作部は、前記傾斜カムのスライド動作と連動して、スライド移動するリンク部材と、
    前記リンク部材のスライド動作と連動してスライド移動するとともに、前記回転板カムを前記回動軸に対して回動させるための回転板カム操作体と、を有すること、を特徴とする請求項1に記載の開き扉の開閉装置。
  3. 前記上部カム及び前記下部カムにおける前記傾斜カム面は、
    最高頂部と最低谷部が回動中心に対して点対称の位置にあり、前記最高頂部と前記最低谷部に至るまで、連続勾配となるように形成されていること、を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の開き扉の開閉装置。
  4. 前記足踏体の上昇時において前記下部カムに作用する回転力を減衰させるための回転力減衰手段を備えること、を特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の開き扉の開閉装置。

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