JP7424902B2 - 自動車のシール構造 - Google Patents
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Description
これによれば、センターピラー90の車両前後方向の幅を細くすることで開口幅を広くして乗降性の向上を図ることができる。
また、シール機能に優れるとともにドアの開閉順に囚われることなく簡易な構成でセンターピラーの細型化を図ることができる自動車のシール構造を提供することにある。
前記ボディ(50)に押出成形されてなり、ボディシール部(63,64)を有するボディ側ウェザーストリップ(60)を取付け、
前記ボディ側ウェザーストリップ(60)は、前記自動車のセンターピラー(50)の車外側に取付けられる取付基部(61)を有し、前記ボディシール部(63,64)は、車両前側に設けられた第1中空部(63)と車両後側に設けられた第2中空部(64)からなり、
前記第1中空部(63)は、前記取付基部(61)の車両前側端部の車内側から車両前側に延びた後、前記センターピラー(50)の車両前側のコーナー部(50a)に沿って車内側に湾曲する第1壁(63a)と、前記第1壁(63a)の端部から車両前側でかつ車外側に延びる第2壁(63b)と、前記取付基部(61)の車両前側端部の車外側から車両前側でかつ車外側に延びる第3壁(63c)と、前記第2壁(63b)の端部と前記第3壁(63c)の端部を接続する第4壁(63d)からなり、
前記第2中空部(64)は、取付基部(61)の車両後側端部の車内側から車両後側に延びた後、前記センターピラー(50)の車両後側のコーナー部(50b)に沿って車内側に湾曲する第1壁(64a)と、前記第1壁(64a)の端部から車両後側でかつ車外側に延びる第2壁(64b)と、前記取付基部(61)の車両後側端部の車外側から車両後側でかつ車外側に延びる第3壁(64c)と、前記第2壁(64b)の端部と前記第3壁(64c)の端部を接続する第4壁(64d)からなるもので、
前記ドア側ウェザーストリップ(10,20,30,40)のシール部(12,22,32,42)は、中空状で、
前記フロントドア(1,3)の閉時には、前記フロントドア(1,3)に取付けられた前記ドア側ウェザーストリップ(10,30)のシール部(12,32)が、前記ボディ側ウェザーストリップ(60)の前記ボディシール部の前記第1中空部(63)を構成する前記第4壁(63d)に車外側から弾接して撓み、
前記リヤドア(2,4)の閉時には、前記リヤドア(2,4)に取付けられた前記ドア側ウェザーストリップ(20,40)のシール部(22,42)が、前記ボディ側ウェザーストリップ(60)の前記ボディシール部の前記第2中空部(64)を構成する前記第4壁(64d)に車外側から弾接して撓むようにしたことを特徴とする。
また本発明は、自動車のフロントドア(1)のドア外周縁部及びリヤドア(2A)のドア外周縁部に沿ってそれぞれ取付けられた、押出成形されてなるドア側ウェザーストリップ(10,20)が有するシール部(12,22)をボディ(50)に弾接させてドア(1,2A)とボディ(50)間を塞ぐシール構造であって、
前記ボディ(50)に押出成形されてなり、ボディシール部(63,64)を有するボディ側ウェザーストリップ(60)を取付け、
前記ボディ側ウェザーストリップ(60)は、前記自動車のセンターピラー(50)の車外側に取付けられる取付基部(61)を有し、前記ボディシール部(63,64)は、車両前側に設けられた第1中空部(63)と車両後側に設けられた第2中空部(64)からなり、
前記第1中空部(63)は、前記取付基部(61)の車両前側端部の車内側から車両前側に延びた後、前記センターピラー(50)の車両前側のコーナー部(50a)に沿って車内側に湾曲する第1壁(63a)と、前記第1壁(63a)の端部から車両前側でかつ車外側に延びる第2壁(63b)と、前記取付基部(61)の車両前側端部の車外側から車両前側でかつ車外側に延びる第3壁(63c)と、前記第2壁(63b)の端部と前記第3壁(63c)の端部を接続する第4壁(63d)からなり、
前記第2中空部(64)は、取付基部(61)の車両後側端部の車内側から車両後側に延びた後、前記センターピラー(50)の車両後側のコーナー部(50b)に沿って車内側に湾曲する第1壁(64a)と、前記第1壁(64a)の端部から車両後側でかつ車外側に延びる第2壁(64b)と、前記取付基部(61)の車両後側端部の車外側から車両後側でかつ車外側に延びる第3壁(64c)と、前記第2壁(64b)の端部と前記第3壁(64c)の端部を接続する第4壁(64d)からなるもので、
前記ドア側ウェザーストリップ(10,20)のシール部(12,22)は、中空状で、
前記フロントドア(1)の閉時には、前記フロントドア(1)に取付けられた前記ドア側ウェザーストリップ(10)のシール部(12)が、前記ボディ側ウェザーストリップ(60)の前記ボディシール部の前記第1中空部(63)を構成する前記第4壁(63d)に車外側から弾接して撓み、
前記リヤドア(2A)の閉時には、前記リヤドア(2A)に取付けられた前記ドア側ウェザーストリップ(20)のシール部(22)が、前記ボディ側ウェザーストリップ(60)の前記ボディシール部の前記第2中空部(64)を構成する前記第4壁(64d)に車両後側から弾接して撓むようにしたことを特徴とする。
これを特にセンターピラーに適用した場合には、ドア側ウェザーストリップのシール相手面を確保しつつパネルの成形性を良好に保ったままセンターピラーの車両前後方向の幅を細くすることができる。
しかもボディ側ウェザーストリップのボディシール部はドア側ウェザーストリップのシール部よりも剛性が高く、ドア側ウェザーストリップのシール部はボディ側ウェザーストリップのボディシール部より大きく撓むのでドアとボディ間を塞ぐ上で安定したシール機能が得られる。
さらに、ドア側ウェザーストリップ及びボディ側ウェザーストリップはともに押出成形品であるのでドアのコーナー部を除く部分に簡単に使用することができるとともに製造も容易である。
また、ボディ側ウェザーストリップの第1中空部が、前方にヒンジが位置するスイング式のフロントドアに設けられたドア側ウェザーストリップのシール部に弾接し、ボディ側ウェザーストリップの第2中空部が、車両前後方向に移動するスライド式のリヤドアに設けられたドア側ウェザーストリップのシール部に弾接するものであるので、いわゆるスライドドア車においてセンターピラーの車両前後方向の幅を細くすることができる。
これにより乗員の乗降時の開口幅をフロントドア側においてもリヤドア側においても広くすることができる。
また、ボディ側ウェザーストリップの第2中空部が、前方にヒンジが位置するスイング式のリヤドアに設けられたドア側ウェザーストリップのシール部に弾接するものであるので、一般的なセダン車においてもセンターピラーの車両前後方向の幅を細くすることができる。
図1,2及び図6を参照して、本発明の第1実施形態に係る自動車のシール構造について説明する。従来例と同じ部分には同一の符号を付した。
この自動車のシール構造は、図6に示すように、前方にヒンジ(図示しない)が位置するスイング式のフロントドア3と、車両前後方向に移動するスライド式のリヤドア(スライドドア)4を有するハイルーフ車において、ドア3,4と、ボディここではセンターピラー50との間を塞いで車内外をシールするものに適応した例を示している。図2は、ドア3,4が閉じた状態を示し、図1はドア3,4が開いた状態(ドア3,4及びドア側ウェザーストリップ30、40については仮想線とした)を示している。
ドア側ウェザーストリップ30は、ドア外周縁部に沿って取付けられる取付基部31と、その取付基部31の車内側に一体成形され、フロントドア3の閉時にセンターピラー50側に弾接する中空状のシール部32と、取付基部31の車外側に一体成形され、フロントドア3の車内側面に弾接するリップ部33を備えている。
取付基部31は、フロントドア3に形成された車内側から車外側に延びる第1鉛直面30Xに取付けられている。
ドア側ウェザーストリップ30は押出成形されたものであり、フロントドア3を取り囲むように回されコーナー部において型成形接続されている。
なお、フロントドア3の閉時にはフロントドア3のドア側ウェザーストリップ30が取付けられた後部は符号3Kに示す進入軌跡に沿って閉じられる。進入軌跡3Kは自動車の車内外方向で、車両前後方向に略垂直である。
ドア側ウェザーストリップ40は、ドア外周縁部に沿って取付けられる取付基部41と、その取付基部41の車内側に一体成形され、スライドドア4の閉時にセンターピラー50側に弾接する中空状のシール部42と、取付基部41の車外側に一体成形され、スライドドア4の車内側面に弾接するリップ部43を備えている。
取付基部41は、スライドドア4に形成された車内側から車外側に延びる第2鉛直面40Xに取付けられている。
ドア側ウェザーストリップ40は押出成形されたものであり、上端及び下端は型成形されている。
なお、スライドドア4の閉時にはスライドドア4のドア側ウェザーストリップ40が取付けられた前部は符号4Kに示す進入軌跡に沿って閉じられる。進入軌跡4Kは自動車の車内外方向で、車両前後方向に略垂直である。
ボディ側ウェザーストリップ60は、センターピラー50の車外側に取付けられる取付基部61と、その取付基部61の車両前側に設けられた、ボディシール部を構成する第1中空部63と、取付基部61の車両後側に設けられた、同じくボディシール部を構成する第2中空部64を備えている。
ボディ側ウェザーストリップ60の車両前後方向の幅60Lは、センターピラー50の最も車外側に位置する面の車両前後方向の幅50Lよりも大きい。
取付基部61がボディシール部(第1中空部63、第2中空部64)を連結することによりボディに荷重が入力された場合にボディシール部(63、64)が撓むことによる車両前後の位置変化を抑制できる。また取付基部61の厚み61Sが厚くなるほど位置変化が発生し難くなる。
第1壁63aと第3壁63cの厚さ63aS,63cSは同一であるが、第2壁63bの厚さ63bSは第1壁63a,第3壁63cの厚さ63aS,63cSの2倍としている。
そして、第4壁63dは第2壁63bの厚さ63bSと同じ厚さからその厚さを徐々に薄く変化させて第3壁63cの厚さ63cSと同一となっている。
第1壁64aと第3壁64cの厚さ64aS,64cSは同一であるが、第2壁64bの厚さ64bSは第1壁64a,第3壁64cの厚さ64aS,64cSの2倍としている。そして、第4壁64dは第2壁64bの厚さ64bSと同じ厚さからその厚さを徐々に薄く変化させて第3壁64cの厚さ64cSと同一となっている。
ここでは、ドア側ウェザーストリップとボディ側ウェザーストリップの材質は同じとしているが、ドア側ウェザーストリップの材質よりボディ側ウェザーストリップの材質の方が硬い方が好ましい。
なお、取付基部61に対して第1中空部63,第2中空部64を異なる材質で形成することもできるが、その場合にも第1中空部63,第2中空部64の材質の硬度は、ドア側ウェザーストリップ30,40のシール部32,42の硬度よりも高くなる材質で形成される方が好ましい。
また、リヤドア(スライドドア)4の閉時には、同じく、図2に示すように、ドア側ウェザーストリップ40のシール部42が、ボディ側ウェザーストリップ60の第2中空部64を構成する第4壁64dに車外側から弾接するようにされている。
シール部32,42が弾接する第1中空部63の第4壁63d及び第2中空部64の第4壁64dの表面には摩耗防止のための処理が施されている。
また、ここでは、その表面色としてマンセル表色系の明度N3以下のものが使用されている。
ここで第3壁64cおよび第4壁64dは、ドア締まりを成立させながら、取付基部61から車幅方向外側に対して飛び出るような突出形状を有するため、第4壁64dはシール性能向上に寄与する。
さらに、第3壁64cまたは第4壁64dの一部を薄くまたは厚く変化させてもよい。これはボディシール部63についても同様のことがいえる。また、ボディシール部(63、64)の一部が、取付基部61から車両外側に突出していればよく、第1中空部63および第2中空部64が中実であっても良い。
本実施形態例のように、特にセンターピラー50にシール構造を適用したものでは、ドア側ウェザーストリップ30、40のシール相手面を確保しつつパネルの成形性を良好に維持したままセンターピラー50の車両前後方向の最大幅70Lを細くすることができる。
また、センターピラー50の最も外側に位置する面が、フロントドア3が有する屈曲部R3とスライドドア4が有する屈曲部R4を結ぶ線(100Lの仮想線)より、少しでも車両内側に位置させることでセンターピラー50を車幅方向に細くすることができるが、本実施形態によりシール性を向上させることができる。
特に第1中空部63の第3壁63cおよび第4壁63d,第2中空部64の第3壁64cおよび第4壁64dは、車幅方向外側に対して飛び出るような突出形状であるためその突出分、センターピラー50の最も外側に位置する面を車両内側に位置させることができる。
また、ボディ側ウェザーストリップ60は、センターピラー50の車外側に取付けられるので、これによりセンターピラー50の車外側が覆われることであたかもピラーレスかの如く見え外観上見栄えがよい。
次に図3及び図5を参照して、本発明の第2実施形態に係る自動車のシール構造について説明する。
この自動車のシール構造は、図5に示すように、前方にヒンジ(図示しない)が位置するスイング式のフロントドア1と、後方にヒンジ(図示しない)が位置するスイング式のリヤドア2を有する観音開きドア車において、ドア1,2と、センターピラー50との間を塞いで車内外をシールするものに適応した例を示している。図3は、ドア1,2が開いた状態(ドア1,2及びドア側ウェザーストリップ10、20については仮想線とした)を示している。
リヤドア2にはその外周縁部に沿ってドア側ウェザーストリップ20が取付けられている。ドア側ウェザーストリップ20は、ドア側ウェザーストリップ40と同様に、リヤドア2に形成された車内側から車外側に延びる第2鉛直面20Xに取付けられた取付基部21と、その取付基部21の車内側に一体成形され、リヤドア2の閉時にセンターピラー50側に弾接する中空状のシール部22と、取付基部21の車外側に一体成形され、リヤドア2の車内側面に弾接するリップ部23を備えている。
第1中空部63は、第1実施形態(図1)と同様に、第1壁63a,第2壁63b,第3壁63c,第4壁63dからなっていて形状も同一である。
第2中空部64は、第1壁64a,第2壁64b,第3壁64c,第4壁64dからなっていて形状は、取付基部61を車両前後方向で均等に2分割する線を中心に、図3の第1中空部63と線対称となっている。よって、前述した第1実施形態では、第2中空部64の第2壁64bの方が、第1中空部63の第2壁63bよりも断面形状における長さが少し長いものであったが、第2実施形態では、第2中空部64の第2壁64bと、第1中空部63の第2壁63bの長さは同一である。
また、センターピラー50の最も外側に位置する面が、フロントドア1が有する屈曲部R1とリヤドア2が有する屈曲部R2を結ぶ線(100Lの仮想線)より、少しでも車両内側に位置させることでセンターピラー50を車幅方向に細くすることができるが、本実施形態によりシール性を向上させることができる。
特に第1中空部63の第3壁63cおよび第4壁63d,第2中空部64の第3壁64cおよび第4壁64dは、車幅方向外側に対して飛び出るような突出形状であるためその突出分、センターピラー50の最も外側に位置する面を車両内側に位置させることができる。
次に図4を参照して、本発明の第3実施形態に係る自動車のシール構造について説明する。
この自動車のシール構造は、前方にヒンジ(図示しない)が位置するスイング式のフロントドア1と、同じく前方にヒンジ(図示しない)が位置するスイング式のリヤドア2A(2)を有する一般的なセダン車において、ドア1,2Aと、センターピラー50との間を塞いで車内外をシールするものに適応した例を示している。図4は、ドア1,2Aが開いた状態(ドア1,2A及びドア側ウェザーストリップ10、20については仮想線とした)を示している。
フロントドア1の閉時にはフロントドア1のドア側ウェザーストリップ10が取付けられた後部は符号1Kに示す進入軌跡に沿って閉じられ、リヤドア2Aの閉時にはリヤドア2Aのドア側ウェザーストリップ20が取付けられた前部は符号5Kに示す進入軌跡に沿って閉じられる。進入軌跡5Kは、車外側から車内側でセンターピラー50に接近するようにカーブしている。そして、センターピラー50直前では車両後方から前方に向かっている。
第1中空部63は、第1実施形態(図1)と同様に、第1壁63a,第2壁63b,第3壁63c,第4壁63dからなっていて形状も同一である。
第2中空部64は、第1壁64a,第2壁64b,第3壁64c,第4壁64dからなるものであるが、第1実施形態(図1)とはリヤドア2Aの進入軌跡が相違するので第1実施形態の第2中空部64の形状とは相違している。
第1壁64aと第3壁64cの厚さ64aS,64cSは同一であるが、第4壁64dの厚さ64dSは第1壁64a,第3壁64cの厚さ64aS,64cSよりも厚く、第2壁64bの厚さ64bSは第4壁64dの厚さ64dSよりもさらに厚い。第2壁64bの厚さ64bSは第1壁64a,第3壁64cの厚さ64aS,64cSの2倍としている。
そして、第2壁64bの断面形状における長さは、第1壁64a,第3壁64c,第4壁64dの長さよりも短く、第1中空部63の第2壁63bの断面形状における長さの半分である。
また、センターピラー50の最も外側に位置する面が、フロントドア1が有する屈曲部R1とリヤドア2が有する屈曲部R2を結ぶ線(100Lの仮想線)より、少しでも車両内側に位置させることでセンターピラー50を車幅方向に細くすることができるが、本実施形態によりシール性を向上させることができる。
特に第1中空部63の第3壁63cおよび第4壁63d,第2中空部64の第3壁64cおよび第4壁64dは、車幅方向外側に対して飛び出るような突出形状であるためその突出分、センターピラー50の最も外側に位置する面を車両内側に位置させることができる。
ドア側ウェザーストリップのシール部は、中空状のものに限らずリップ状のものであってもよい。
2,2A リヤドア
3 フロントドア
4 スライドドア
1K,2K,3K,4K,5K 進入軌跡
10,20,30,40 ドア側ウェザーストリップ
11,21,31,41 取付基部
12,22,32,42 シール部
13,23,33,43 リップ部
10X,30X 第1鉛直面
20X,40X 第2鉛直面
50 センターピラー(ボディ)
50a,50b コーナー部
50L センターピラーの最も車外側に位置する面の車両前後方向の幅
50S センターピラーの厚さ
60 ボディ側ウェザーストリップ
60L ボディ側ウェザーストリップの幅
61 取付基部
61S ボディ側ウェザーストリップの厚さ
63 ボディシール部(第1中空部)
63a 第1壁
63b 第2壁
63c 第3壁
63d 第4壁
63aS,63bS,63cS 厚さ
64 ボディシール部(第2中空部)
64a 第1壁
64b 第2壁
64c 第3壁
64d 第4壁
64aS,64bS,64cS,64dS 厚さ
70L センターピラーの車両前後方向の最大幅
80 センターピラー
80b,80c シール面
80L センターピラーの幅
81,82 ドア側ウェザーストリップ
83,84 シール部
90 センターピラー
91 シール部材
92 リップ部
100L ドア屈曲部の車両前後方向の幅
R1,R2,R3,R4 ドア屈曲部
Claims (5)
- 自動車のフロントドアのドア外周縁部及びリヤドアのドア外周縁部に沿ってそれぞれ取付けられた、押出成形されてなるドア側ウェザーストリップが有するシール部をボディに弾接させてドアとボディ間を塞ぐシール構造であって、
前記ボディに押出成形されてなり、ボディシール部を有するボディ側ウェザーストリップを取付け、
前記ボディ側ウェザーストリップは、前記自動車のセンターピラーの車外側に取付けられる取付基部を有し、前記ボディシール部は、車両前側に設けられた第1中空部と車両後側に設けられた第2中空部からなり、
前記第1中空部は、前記取付基部の車両前側端部の車内側から車両前側に延びた後、前記センターピラーの車両前側のコーナー部に沿って車内側に湾曲する第1壁と、前記第1壁の端部から車両前側でかつ車外側に延びる第2壁と、前記取付基部の車両前側端部の車外側から車両前側でかつ車外側に延びる第3壁と、前記第2壁の端部と前記第3壁の端部を接続する第4壁からなり、
前記第2中空部は、取付基部の車両後側端部の車内側から車両後側に延びた後、前記センターピラーの車両後側のコーナー部に沿って車内側に湾曲する第1壁と、前記第1壁の端部から車両後側でかつ車外側に延びる第2壁と、前記取付基部の車両後側端部の車外側から車両後側でかつ車外側に延びる第3壁と、前記第2壁の端部と前記第3壁の端部を接続する第4壁からなるもので、
前記ドア側ウェザーストリップのシール部は、中空状で、
前記フロントドアの閉時には、前記フロントドアに取付けられた前記ドア側ウェザーストリップのシール部が、前記ボディ側ウェザーストリップの前記ボディシール部の前記第1中空部を構成する前記第4壁に車外側から弾接して撓み、
前記リヤドアの閉時には、前記リヤドアに取付けられた前記ドア側ウェザーストリップのシール部が、前記ボディ側ウェザーストリップの前記ボディシール部の前記第2中空部を構成する前記第4壁に車外側から弾接して撓むようにしたことを特徴とする自動車のシール構造。 - 自動車のフロントドアのドア外周縁部及びリヤドアのドア外周縁部に沿ってそれぞれ取付けられた、押出成形されてなるドア側ウェザーストリップが有するシール部をボディに弾接させてドアとボディ間を塞ぐシール構造であって、
前記ボディに押出成形されてなり、ボディシール部を有するボディ側ウェザーストリップを取付け、
前記ボディ側ウェザーストリップは、前記自動車のセンターピラーの車外側に取付けられる取付基部を有し、前記ボディシール部は、車両前側に設けられた第1中空部と車両後側に設けられた第2中空部からなり、
前記第1中空部は、前記取付基部の車両前側端部の車内側から車両前側に延びた後、前記センターピラーの車両前側のコーナー部に沿って車内側に湾曲する第1壁と、前記第1壁の端部から車両前側でかつ車外側に延びる第2壁と、前記取付基部の車両前側端部の車外側から車両前側でかつ車外側に延びる第3壁と、前記第2壁の端部と前記第3壁の端部を接続する第4壁からなり、
前記第2中空部は、取付基部の車両後側端部の車内側から車両後側に延びた後、前記センターピラーの車両後側のコーナー部に沿って車内側に湾曲する第1壁と、前記第1壁の端部から車両後側でかつ車外側に延びる第2壁と、前記取付基部の車両後側端部の車外側から車両後側でかつ車外側に延びる第3壁と、前記第2壁の端部と前記第3壁の端部を接続する第4壁からなるもので、
前記ドア側ウェザーストリップのシール部は、中空状で、
前記フロントドアの閉時には、前記フロントドアに取付けられた前記ドア側ウェザーストリップのシール部が、前記ボディ側ウェザーストリップの前記ボディシール部の前記第1中空部を構成する前記第4壁に車外側から弾接して撓み、
前記リヤドアの閉時には、前記リヤドアに取付けられた前記ドア側ウェザーストリップのシール部が、前記ボディ側ウェザーストリップの前記ボディシール部の前記第2中空部を構成する前記第4壁に車両後側から弾接して撓むようにしたことを特徴とする自動車のシール構造。 - 前記ボディ側ウェザーストリップは、センターピラーの車外側に取付けられ、前記ボディシール部は、車両前側に設けられた第1中空部と車両後側に設けられた第2中空部からなり、前記第1中空部は、前方にヒンジが位置するスイング式のフロントドアに設けられた前記ドア側ウェザーストリップが有するシール部に弾接し、前記第2中空部は、車両前後方向に移動するスライド式のリヤドア又は後方にヒンジが位置するスイング式のリヤドアに設けられた前記ドア側ウェザーストリップが有するシール部に弾接することを特徴とする請求項1に記載の自動車のシール構造。
- 前記ボディ側ウェザーストリップは、センターピラーの車外側に取付けられ、前記ボディシール部は、車両前側に設けられた第1中空部と車両後側に設けられた第2中空部からなり、前記第1中空部は、前方にヒンジが位置するスイング式のフロントドアに設けられた前記ドア側ウェザーストリップが有するシール部に弾接し、前記第2中空部は、前方にヒンジが位置するスイング式のリヤドアに設けられた前記ドア側ウェザーストリップが有するシール部に弾接することを特徴とする請求項2に記載の自動車のシール構造。
- 前記ボディ側ウェザーストリップの車両前後方向の幅は、前記センターピラーの最も車外側に位置する面の車両前後方向の幅よりも大きいことを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車のシール構造。
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