JP7416067B2 - 車載装置及びその制御方法、並びに車両 - Google Patents

車載装置及びその制御方法、並びに車両 Download PDF

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Description

この開示は、車載装置及びその制御方法、並びに車両に関する。この出願は、2019年 7月 1日出願の日本出願第2019―122834号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての記載内容をここに参照により援用する。
車両に各種のセンサを搭載し、路側等にもインフラストラクチャ設備のセンサ(以下「インフラセンサ」という)を設置して、サーバでそれらからのセンサデータを集約し解析して運転支援に利用するシステムが普及しつつある。そうしたシステムでは、車両は無線通信を使って近傍の無線基地局に接続し、その無線基地局を介してサーバと通信を行う。
運転支援システムの場合には、通信による遅延が問題となる。車両-サーバ間の無線通信の低遅延化を目的に、車両が走行する現場に近い位置にサーバを設置してこのサーバによりセンサデータを処理することが行われる。現場に近い位置に設置されるサーバという意味で、このサーバをエッジサーバと呼ぶ。
エッジサーバをどこに設置するかは設計思想により異なるが、無線基地局(モバイルエッジ)の付近にエッジサーバを設置することが効率的と考えられる。
図1を参照して、後掲の特許文献1に開示された運転支援システム50は、例えば一本の幹線道路の異なるエリア110、112、及び114をそれぞれカバーする無線基地局60、64及び68と、これら無線基地局60、64及び68にそれぞれ近い位置に設置され、無線基地局60、64及び68にそれぞれ接続されているエッジサーバ62、66及び70とを含む。無線基地局60、64及び68は、バックホール80により基幹ネットワーク(コアネットワーク)82に接続されている。
例えば無線基地局60及び無線基地局68はそれぞれ光ファイバ120及び光ファイバ124でバックホール80に接続されている。一方、無線基地局64はメタル線122に接続されている。バックホール80はさらに光ファイバ126によって、より広範囲なコアネットワーク82に接続されている。またコアネットワーク82は、光ファイバ128及び130により、広範囲に存在するサーバ及び無線基地局に接続されている。
エリア110内の交差点にはカメラ90及びLiDAR(light detection and ranging)92が、エリア112内の交差点にはカメラ94及びLiDAR96が、エリア114内の交差点にはカメラ98及びLiDAR100が、それぞれ設けられており、エッジサーバ62、66及び70では、それぞれこれら、及び各エリア110、112及び114に存在する車両から送信されてくるセンサデータを処理する運転支援サーバが稼働している。各運転支援サーバからの運転支援情報は、エッジサーバ62、66及び70から無線基地局60、無線基地局64、及び無線基地局68等を介して各車両に送信される。
例えば特許文献1に開示された技術では、エリア110に存在する車両140は無線通信102により無線基地局60に接続する。車両140はさらにこの無線基地局60を介してこの無線基地局60に近接して設けられたエッジサーバ62と通信し、運転支援情報を受信する。
特開2018-18284号公報
この開示の第1の局面に係る車載装置は、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置と、運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバと、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットを運転支援装置に与える第1の切替装置と、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットに代えて、運転支援サーバからの運転支援情報を運転支援装置に与えるための第2の切替装置とを含む。
この開示の第2の局面に係る車両は、上記した車載装置と、運転支援装置による支援の対象となる車両制御装置とを含む。
この開示の第3の局面に係る車載装置の制御方法は、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行するステップと、運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバを起動するステップと、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットを運転支援装置に与えるステップと、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットに代えて、運転支援サーバからの運転支援情報を運転支援装置に与えるステップとを含む。
この開示の目的、構成、及び効果は、この明細書と添付の図面とにより明らかとなるだろう。
図1は、従来の車載装置を含む運転支援システムの概略構成図である。 図2は、この開示の実施の形態に係る車載装置及び車載装置が制御する車両各部の概略ブロック図である。 図3は、この開示の実施の形態における車載装置とエッジサーバとの接続例を示す図である。 図4は、この開示の実施の形態のミニエッジサーバの機能的ブロック図である。 図5は、この開示の実施の形態に係るミニエッジサーバによる協調ノードの選択方法を説明するための模式図である。 図6は、図4に示すミニエッジサーバを車載装置にインストールするプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図7は、コンピュータを、図4に示すミニエッジサーバとして機能させるプログラムの制御構造を示すフローチャートである。 図8は、図4に示す車載装置の機能を実現するためのコンピュータの概略ハードウェア構成を示すブロック図である。 図9は、この開示の第2の実施の形態に係るミニエッジサーバの機能的構成を示すブロック図である。
[開示が解決しようとする課題]
ところが、こうしたシステムで、何らかの原因により車両140がエッジサーバ62と通信できなくなると、車両140が運転支援装置を持っていてもそれが役に立たなくなるという問題がある。他のエッジサーバ66、70等に接続することも考えられるが、これらエッジサーバが管理しているエリア112及び114は、車両140が存在している領域から離れており、それらから運転支援情報を受信できたとしても、車両140には役に立たない可能性が高い。
車両140の近くにカメラ90及びLiDAR92があったとしても、それらからのセンサデータを車両140が利用することはできず、車両140が十分な運転支援を受けることができないという問題がある。
したがってこの開示は、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用可能な車載装置及びその制御方法、並びに車両を提供することを目的とする。
[開示の効果]
以上のようにこの開示によれば、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用可能な車載装置及びその制御方法、並びに車両を提供することができる。
[この開示の実施の形態の説明]
以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照番号を付してある。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。なお、以下の開示の少なくとも一部を任意に組合せても良い。
(1)この開示の第1の局面に係る車載装置は、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置と、運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバと、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットを運転支援装置に与える第1の切替装置と、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットに代えて、運転支援サーバからの運転支援情報を運転支援装置に与えるための第2の切替装置とを含む。
運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断すると、第1の切替装置により、サブ運転支援サーバが出力する、運転支援情報のサブセットが運転支援装置に与えられる。運転支援情報が得られなくても、そのサブセットを用いて運転支援装置が動作する。その結果、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用可能な車載装置が提供できる。
(2)車載装置のサブ運転支援サーバは、コンピュータと、コンピュータが実行するプログラムを記憶するための記憶装置と、を含んでもよく、車載装置はさらに、サブ運転支援サーバのインストール指示に応答して、コンピュータにサブ運転支援サーバを実現させるためのプログラムを記憶装置にインストールするためのインストーラをんでもよい
サブ運転支援サーバはコンピュータと記憶装置とを含み、インストール指示に応答して車載装置にインストールされる。コンピュータにサブ運転支援サーバをインストールすることで、車載装置が、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用可能な車載装置として機能する。
(3)車載装置は、サブ運転支援サーバを、所定の時間間隔で再構築するためのサーバ再構築装置をさらに含んでもよい
サブ運転支援サーバが所定の時間間隔で再構築される。その結果、サブ運転支援サーバは、所定の時間間隔で最新の運転支援情報のサブセットを提供できるようになる。
(4)車載装置は、運転支援情報に基づき、車載装置の内外の状況及び他のセンサ装備装置との協調状態を記憶するための状態記憶装置と、状態記憶装置が記憶した車載装置の内外の状況及び他のセンサ装備装置との協調状態のいずれかが変化したことに応答して、サブ運転支援サーバを再構築するためのサーバ再構築装置をさらに含んでもよい
車載装置の内外の状況、及び他のセンサ装備装置との協調状態とのいずれかに変化が生じると、サブ運転支援サーバが再構築される。その結果、サブ運転支援サーバは、周囲の環境の変化に応じて最新の運転支援情報のサブセットを提供できるようになる。
(5)車載装置は、サブ運転支援サーバを、車載装置の起動とともに起動してもよく、運転支援サーバからの運転支援情報の受信のバックグラウンドで動作させるためのバックグラウンド処理実行装置をさらに含んでもよい
サブ運転支援サーバがバックグラウンドで実行されている。そのため、運転支援サーバから運転支援情報の配信が受けられなくなったときにも、第1の切替装置による切替がシームレスに行える。車両は、少なくとも運転支援情報のサブセットによる支援を引き続き受けることができる。
(6)サブ運転支援サーバは、車載装置の起動時には起動しないようにされていてもよく、車載装置はさらに、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、サブ運転支援サーバを起動するためのサーバ起動装置を含んでもよい
サブ運転支援サーバはバックグラウンドで動作するのではなく、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したときに起動される。運転支援サーバから運転支援情報が受信できているときに車載装置にサブ運転支援サーバによる負荷が加わることがない。そのため、処理能力の低い車載装置でもこのサブ運転支援サーバを利用できる。
(7)この開示の第2の局面に係る車両は、上記したいずれかの車載装置と、運転支援装置による支援の対象となる車両制御装置とを含む。
この車両では、(1)と同様、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断すると、第1の切替装置によりサブ運転支援サーバが出力する、運転支援情報のサブセットが運転支援装置に与えられる。運転支援情報が得られなくても、そのサブセットを用いて運転支援装置が運転支援を行える。その結果、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用可能な車両が提供できる。
(8)この開示の第3の局面に係る車載装置の制御方法は、コンピュータが、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置に与える処理を実行するステップと、コンピュータが、運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバを起動するステップと、コンピュータが、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットを運転支援装置に与える処理を開始するステップと、コンピュータが、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、サブ運転支援サーバからの運転支援情報のサブセットに代えて、運転支援サーバからの運転支援情報を運転支援装置に与える処理を再開するステップとを含む。
この方法によれば、運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断すると、サブ運転支援サーバが出力する、運転支援情報のサブセットが運転支援装置に与えられる。運転支援情報が得られなくても、そのサブセットを用いて運転支援装置が運転支援を行える。その結果、エッジサーバとの接続ができないときにも、運転支援情報を利用できるような、車載装置の制御方法が提供できる。
[この開示の実施の形態の詳細]
この開示の実施の形態に係る車載装置及びその制御方法、並びに車両の具体例を、以下に図面を参照しながら説明する。なお、この開示はこれらの例示に限定されるものではなく、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。また、以下の開示の一部を任意に組合せてもよい。
〈構成〉
図2に、この開示の第1の実施の形態に係る車両160の概略構成図を示す。図2を参照して、車両160は、LiDAR204、車載カメラ202、及びミリ波レーダ200等の各種のセンサ、及びこれらセンサからセンサデータを収集しエッジサーバに無線通信により送信するための車載装置210と、車載装置210による制御の対象である各種ECU212とを含む。車載装置210が後述するようにミニエッジサーバの機能を持つため、この車両160は、エッジサーバからの配信データが受信できなくなっても周囲のノードからセンサ情報を受信してミニエッジサーバに処理させることにより、運転支援を享受できる。
図3に、車両160の構成の中で、運転支援に関するものの機能的構成をブロック図形式で示す。図3を参照して、車両160は、無線通信を介してエッジサーバ62、インフラ設備232、及び他車両230と通信を行う車載装置210と、車載装置210に接続され、各種のセンサデータを車載装置210に与えるための各種センサ270と、車載装置210に接続され、車載装置210による情報にしたがって車両160の各部を駆動する各種ECU212とを含む。
各種ECU212は、エッジサーバ62から与えられる運転支援情報にしたがって、運転支援のために車両160の各部を制御するための自動運転ECU272と、同じくエッジサーバ62から与えられる運転支援情報、及び運転者の指示にしたがって運転支援のために車両各部を制御するための各種ECU274とを含む。運転支援情報は、車両を運転する主体にとって車両を安全に運転するために有益な情報であればどのようなものを含んでもよい。交通環境における車両160の進行方向に存在する動的物体の位置及び属性がその例である。属性は、具体的には、車両160の進行方向に存在する車両、歩行者、及び落下物等のような物体の分類を含む。
車載装置210は、外部との無線通信を行うための車外通信機262と、後述するように、車外通信機262を介した一部のノードとの通信により収集したセンサデータに基づき、エッジサーバ62の提供する機能のサブセットの機能を実現し、エッジサーバ62が出力する運転支援情報のサブセットを生成するミニエッジサーバ266とを含む。エッジサーバ62の提供する主たる機能は、車両及びインフラセンサからのセンサデータの収集とそのセンサデータに対する解析処理による交通環境上の動的物体の位置及びその属性の検出である。
車載装置210はさらに、エッジサーバ62との通信が可能か否かに基づいて、各種センサ270、自動運転ECU272及び各種ECU274と、エッジサーバ62又はミニエッジサーバ266との通信を切替えて行うための車載GW(ゲートウェイ)260と、車外通信機262及び車載GW260に接続され、車両160の車内と車外との情報に基づく連携処理を行うための車内外連携部264とを含む。
車載GW260は、エッジサーバ62との通信が可能であるときにはエッジサーバ62からの運転支援情報を自動運転ECU272及び各種ECU274等に与えるが、不可能になったときには、ミニエッジサーバ266からの運転支援情報を自動運転ECU272及び各種ECU274等に与えるよう通信経路を切替える。エッジサーバ62との通信が復旧したときには、車載GW260はエッジサーバ62からの運転支援情報を自動運転ECU272及び各種ECU274等に与える処理を再開するよう通信経路を切替える。
図4を参照して、ミニエッジサーバ266は、車両160が通信しているネットワークの各ノードに関する情報を記憶するノード情報DB302と、外部から受信したセンサデータ、車両情報、及びインフラ設備情報にしたがって、ノード情報DB302に記憶されている情報を更新するためのノード情報更新部300と、一定周期でミニエッジサーバ266を再構築することを指示する信号を出力するためのタイマ312とを含む。ここで、ミニエッジサーバ266の再構築とは、車両の進行に伴う周囲の環境変化と後述するような車内状況の変化とに応じて、ミニエッジサーバ266がセンサデータを収集するノード数を再決定しノードを選択し直し、これらノードからのセンサデータに基づいて、ノード情報DB302に記憶されている情報の更新を開始することをいう。なお、このようにして選択された、ミニエッジサーバ266が利用するノードを「協調ノード」という。
ミニエッジサーバ266はさらに、車両160に関する車両リソースに関する情報(車載装置210を構成する後述するコンピュータの能力、コンピュータのCPUの負荷、メモリプレシャ、及び通信速度等)を記憶するための車両リソースDB310と、タイマ312からの信号に応答して、ミニエッジサーバ266を再構築するために、車両リソースDB310に記憶されている車両リソースに基づいて、ミニエッジサーバ266が通信すべきノード数を決定するためのノード数決定部314と、同じくタイマ312からの信号に応答し、ミニエッジサーバ266を再構築するために、ノード数決定部314が決定した協調ノード数と、ノード情報DB302に記憶されているノード情報とに基づいて、どのノードと通信してミニエッジサーバ266の更新に使用するセンサデータ等を受信するかを決定するためのノード決定部316とを含む。
ミニエッジサーバ266はさらに、ノード決定部316により決定された協調ノードとの通信により収集したセンサデータに基づき、エッジサーバ62の提供する機能のサブセットの機能を実現し、エッジサーバ62が出力する運転支援情報のサブセットを出力するサブエッジサーバ318と、車内外連携部264から受信した、外部からのセンサデータを受信して一時記憶しておくためのセンサデータバッファ320と、センサデータ解析部352が出力する運転支援情報の中で、センサデータバッファに記憶されていない運転支援情報のみを車載GW260を介して自動運転ECU272及び各種ECU274等に転送するための出力判定部322とを含む。
なお、エッジサーバ62が解析処理により提供する機能は、上記したとおり動的物体の位置及び属性の検出である。サブエッジサーバ318の提供するその解析処理のサブセットの機能とは、協調ノードから得られる、限定された範囲での動的物体の位置の検出、及びエッジサーバ62が解析により検出する属性の一部を検出することをいう。
サブエッジサーバ318は、ノード決定部316により指示されたノードからセンサデータを収集するセンサデータ収集部350と、センサデータ収集部350により収集されたセンサデータに対し、エッジサーバ62が行う解析処理のサブセットを実行し、解析結果を出力判定部322に出力するセンサデータ解析部352とを含む。
上記したミニエッジサーバの再構築は、具体的には、ノード数決定部314が協調ノード数を決定してノード決定部316に通知すること、ノード決定部316が協調ノード数だけの協調ノードを決定してセンサデータ収集部350に通知すること、センサデータ収集部350が、それまでの協調ノードに代えて、ノード決定部316から通知された協調ノードからのセンサデータの収集を開始すること、及びセンサデータ解析部352が、このように新たに収集が開始されたセンサデータに対して上記した解析処理のサブセットを実行し、その結果に基づいてノード情報DB302に記憶される情報を生成し更新を開始することを意味する。
ここで、図5を参照して、図4に示すノード数決定部314による協調ノード数の決定、及びノード決定部316による協調ノードの決定方法について説明する。
一般に、車載装置210の処理能力はエッジサーバ62の処理能力と比較してはるかに低い。したがって、あまり大量のセンサデータを処理することはできない。ノード数決定部314はこのため、車載装置210を構成するコンピュータの処理能力、現在の負荷、メモリプレシャ、及び車内ネットワーク内のデータ中継経路の転送速度のボトルネック等の、車内状況に関するデータと、車外との通信の回線速度及び受信するセンサデータの予測サイズ等の車外状況に関するデータとに基づいて、ある協調ノード数を選択する。この協調ノード数は、上記した各変数の関数として定めることができる。ノード数決定部314はこの関数に基づいて協調ノード数を決定する。
ノード決定部316は、車外通信機262が通信可能なノードの中で、ノード数決定部314により決定されたノード数の協調ノードを以下のようにして定める。
図5を参照して、ノード数決定部314は、自己と通信可能で、自己の予定進行経路374に沿った領域にあるインフラカメラ370及び372等に関する情報、及び予定進行経路374上を車両160の予定進行経路374と同じ方向に進行している車両162、164等に関する情報をノード情報DB302から読出す。ノード決定部316はさらに、これらのセンサデータの検知範囲を以下の基準にしたがってスコアリングする。(1)インフラカメラ等のインフラセンサのノードには車両センサのノードより高いスコアを与える。(2)車両160の進行方向に沿った検知範囲を持つセンサであってかつその検知範囲と車両160のセンサの検知範囲とが重複していない部分が大きなものほど、かつ近いものほど、高いスコアを与える。(3)事故情報(事故の予兆又は事後現場)を検知範囲に含むセンサには高いスコアを与える。
インフラセンサに高いスコアを与えるのは、一般的にインフラセンサが高所等の見通しの良い場所に設置され、センサの検知範囲が広いためである。
図5に示すような配置の場合、車両162、インフラカメラ370及び372、車両164が協調ノードの候補になる。例えばノード数決定部314の決定した協調ノード数が2個である場合、これら4個の候補から2個を選択しなければならない。
インフラカメラ370及び372、並びに車両162は、車両160の進行方向と重複した検知範囲を持つが、車両162の持つセンサ(例えば車載カメラ)はインフラセンサではない。インフラカメラ372の車両160の予定進行経路374に沿った検知範囲は、インフラカメラ370の検知範囲より狭い。したがってこれら3つの中ではインフラカメラ370に最も大きなスコアが与えられ、インフラカメラ372及び車両162には小さなスコアしか与えられない。一方、車両164のセンサ(例えば車載カメラ)の検知範囲は、予定進行経路374に沿った領域が大きく、かつ立木378及びビル376の存在等によって、車両160のセンサの検知範囲と重複していない部分が大きい。したがって、車両164には大きなスコアが与えられる。以上から、図5のような場合にはインフラカメラ370及び車両164が協調ノードとして選択される。
なお、以上のようなスコアは、予定進行経路374が定まっており、各車両センサ及びインフラセンサの検知範囲が分かり、かつ高精度マップに基づいて車両160から見通せない範囲が分かっていれば計算できる。
図6は、車載装置210に上記したミニエッジサーバ266をインストールするインストーラプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このインストーラプログラムは手動でも起動できるし、定期的にも起動できる。又は、毎日、最初に車両が起動されたときにもこのプログラムを起動できる。さらに、サーバと通信可能なときに、サーバからの指示によってこのプログラムを起動してもよい。
図6を参照して、このプログラムは、起動と同時にミニエッジサーバが車載装置210にインストール済か否かを判定するステップ400と、ステップ400の判定が肯定であることに応答して、所定のアドレス(例えばエッジサーバ62又は予め車両の販売者から指定されたURL等)にアクセスしてミニエッジサーバの最新版のバージョンを確認するステップ402と、車載装置210にインストール済のミニエッジサーバのプログラムと所定のアドレスに存在するミニエッジサーバのプログラムとのバージョンを比較し、最新版のプログラムのインストールが必要か否かを判定し判定に応じて制御の流れを分岐させるステップ404とを含む。
このプログラムはさらに、ステップ404の判定が肯定であることに応答して、ミニエッジサーバのプログラムを所定アドレスからダウンロードし、後述する補助記憶装置528(図8参照)等に保存し車載装置210にインストールするステップ406と、ステップ406の実行後、及びステップ404の判定が否定であるときに、車載装置210にインストールされたミニエッジサーバ266のプログラムを起動してこのプログラムの実行を終了するステップ408とを含む。
図6のステップ400の判定が否定のときにもステップ406及び408の処理が実行される。このプログラムを利用することで、この車載装置を搭載した車両が運転支援サーバから配信情報を受信できなくなっても、ミニエッジサーバを起動し、周囲のノードからセンサ情報を受信してミニエッジサーバ内のサブ運転支援サーバで処理することにより、運転支援を享受できる。
図7は、この開示の実施の形態に係る、ミニエッジサーバの起動を行うためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。このプログラムは、図4に示すタイマ312により一定期間ごとに繰返し起動される。その際、前に実行されていたプログラムはキャンセルされる。
図7を参照して、このプログラムは、起動直後に車内外の状況を観測するステップ450と、協調ノード数を決定するステップ452と、ステップ452で決定された数だけの協調ノードを決定するステップ454とを含む。
ステップ450では、図4に示す車両リソースDB310を参照し、車載装置210を構成するコンピュータの処理能力、現在の負荷、メモリプレシャ、及び車内ネットワーク内のデータ中継経路の転送速度のボトルネック等の、車内状況に関するデータと、車外との通信の回線速度及び受信するセンサデータの予測サイズ等の車外状況に関するデータとを読出す。
ステップ452では、上記した情報に基づき、予め定められた関数にしたがって協調ノード数を決定する。
ステップ454では、図に示すノード情報DB302から、車載装置210が通信可能なインフラセンサ及び車両等のノードに関する情報を読出し、既に述べた基準と、ステップ452において決定されたノード数とにしたがって、協調ノードを選択する。
このプログラムはさらに、ステップ452で決定された協調ノードの各々から、それらのセンサデータを収集するステップ456と、ステップ456で収集されたセンサデータをエッジサーバ62の機能のサブセットを用いて解析し、エッジサーバ62が生成する情報のサブセットを出力するステップ458とを含む。ステップ458で行われる処理は、エッジサーバ62の処理のサブセットである。車載装置210の処理能力はエッジサーバ62の処理能力と比較して低いため、このようにエッジサーバ62の処理の一部のみを実行する。例えば移動体の属性の検出処理等のように複雑で大量の計算が必要な処理については車載装置210は実行しない。
このプログラムはさらに、ステップ458で生成された解析結果の各々について、以下の処理462を実行するステップ460を含む。
処理462は、処理対象の解析結果がエッジサーバ62からの配信情報に含まれるか否かを判定し、含まれている場合には処理462の実行を終了するステップ480と、ステップ480の判定が否定のときに、処理対象の解析結果を自動運転ECU272に転送するステップ482とを含む。ステップ480では図4に示すセンサデータバッファ320に記憶されている、エッジサーバ62からの配信情報との比較が行われる。エッジサーバ62が正常に動作している場合には、処理対象の解析結果はセンサデータバッファにも記憶されている。したがってミニエッジサーバ266の解析結果は自動運転ECU272には転送されない。しかしエッジサーバ62との通信が中断していると、ミニエッジサーバ266による解析結果はセンサデータバッファには保存されておらず、したがって自動運転ECU272に転送されることになる。
〈動作〉
上記した車載装置210は以下のように動作する。
-ミニエッジサーバ266のインストール-
例えば車両160(図2を参照)を起動すると、図6に示すプログラムが車載装置210により実行される。既にミニエッジサーバ266がインストールされていれば、図6のステップ400からステップ402を経てステップ404の判定が行われる。最新版をインストールする必要があれば、ステップ406でそのプログラムが車載装置210にダウンロードされインストールされる。ステップ408でそのプログラムが起動され、ミニエッジサーバ266が処理を開始する。
車載装置210に既に最新版のミニエッジサーバ266がインストールされていればプログラムのインストール(ステップ406)はスキップされ、ミニエッジサーバ266が起動される(ステップ408)。
車載装置210にミニエッジサーバ266がインストールされていなければ、ステップ400からステップ406に制御が移動し、ステップ406でそのプログラムが車載装置210にダウンロードされインストールされる。ステップ408でそのプログラムが起動され、ミニエッジサーバ266が処理を開始する。
したがってこの実施の形態では、ミニエッジサーバ266はエッジサーバ62からの配信情報の処理とは別に常にバックグラウンドで動作することになる。この処理は、ミニエッジサーバのOS(Operating System)の基本機能であるバックグラウンド処理機能により実現される。
-エッジサーバ62との通信が正常に行われている時-
図3を参照して、車載装置210がエッジサーバ62からの配信情報を正常に受信しているときには、この配信情報は車外通信機262、車内外連携部264及び車載GW260を介して自動運転ECU272に与えられる。自動運転ECU272はこの情報にしたがって車両160の各部を制御する。この配信情報は、車内外連携部264からミニエッジサーバ266にも与えられる。この情報の中で、ノードに関する情報はノード情報更新部300に与えられ、ノード情報DB302に保存される。センサデータはセンサデータバッファに与えられ一時的に保存される。
一方、ミニエッジサーバ266は定期的に再構築される。すなわち、図4に示すタイマ312が、定期的にノード数決定部314及びノード決定部316にミニエッジサーバ266を再構築することを示す信号を送信する。この信号に応答して、ノード数決定部314が車両リソースDB310に記憶された情報を用いて協調ノードの数を決定する。応答して、ノード決定部316が、ノード情報DB302に記憶されたノード情報にしたがい、前述した方法により、ノード数決定部314により決定された数だけの協調ノードを決定しサブエッジサーバ318のセンサデータ収集部350に指示する。
センサデータ収集部350は、ノード決定部316により指示されたノードからセンサデータを収集しセンサデータ解析部352に与える。センサデータ解析部352は、収集されたセンサデータに対し、エッジサーバ62が行う解析処理のサブセットを実行し、限定された範囲に存在する動的物体の位置の検出、及びそれらの属性の一部を含む解析結果を出力する。出力判定部322は、センサデータ解析部352の出力する解析結果がセンサデータバッファ320に存在するか否かを判定する。エッジサーバ62と車載装置210との通信が正常であれば、センサデータ解析部352の出力はセンサデータ解析部352にも格納されている。したがって出力判定部322はセンサデータ解析部352の解析結果は自動運転ECU272には転送しない。
図7のフローチャートで制御の流れを示すと、ステップ450からステップ458までの処理が実行された後、ステップ460で処理462が各解析結果に対して実行される。処理462ではステップ480の判定が常に肯定となる。したがってステップ482の処理は実行されない。つまり、センサデータ解析部352の解析結果は自動運転ECU272には配信されず、自動運転ECU272はエッジサーバ62からの配信情報にしたがって動作する。
-エッジサーバ62との通信が正常に行われていない場合-
何らかの原因で車載装置210がエッジサーバ62の配信情報を受信できない場合、車載装置210は以下のように動作する。この場合でも、基本的にミニエッジサーバ266の動作はエッジサーバ62との通信が正常に行われているときと同様である。異なるのは、エッジサーバ62からの配信情報が受信できないため、図4に示すセンサデータバッファの内容が更新されないことである。その結果、センサデータ解析部352の解析結果が出力されたときに、同じ情報がセンサデータバッファに保存されていることはない。したがって出力判定部322はセンサデータ解析部352の解析結果を自動運転ECU272に転送する。自動運転ECU272は、センサデータ解析部352の解析結果にしたがって車両160の各部を制御する。
図7のフローチャートで考えると、ステップ450からステップ458までの処理はエッジサーバ62との通信が正常に行われているときと同一である。異なるのは、ステップ480の判定が否定となることである。その結果、ステップ482でセンサデータ解析部352の解析結果が自動運転ECU272に転送される。
〈コンピュータによる実現〉
図8を参照して、車載装置210は実質的にはコンピュータ500を含むプロセッサであって、CPU(Central Processing Unit)520と、CPU520とコンピュータ500内の各部との間のデータ及び命令の伝送経路となるバス522とを含む。コンピュータ500はさらに、いずれもバス522に接続されたROM(Read-Only Memory)524、RAM(Random Access Memory)526、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等からなる不揮発性の補助記憶装置528、無線通信により外部との通信を提供する無線通信部530、バス522に接続された入出力インターフェイス(I/F)532、ユーザとの音声によるインタラクションを提供するための音声処理I/F540、及びUSBメモリ512が着脱可能で、USBメモリ512とコンピュータ500内の他の各部との通信を可能にするUSBメモリポート534を含む。
車載装置210はさらに、いずれもバス522に接続されたタッチパネル502及び表示制御装置を含む液晶等のモニタ504とを含む。
入出力I/F532には、前述の自動運転ECU272、各種ECU274及び各種センサ270が接続される。音声処理I/F540には、スピーカ及びマイク510が接続される。ROM524にはコンピュータ500の起動プログラム等が記憶されている。RAM526はCPU520による処理の際に様々な変数を記憶するための作業領域として使用される。
上記開示の第1の実施の形態では、図4に示すノード情報DB302、車両リソースDB310、センサデータバッファ、及び図示しないがセンサデータ収集部350が収集したセンサデータの記憶部は、いずれも図8に示す補助記憶装置528又はRAM526により実現される。典型的には、これらは車載装置210の稼働時にはRAM526に記憶されており、定期的にバックアップとして補助記憶装置528に保存される。
このコンピュータ500を車載装置210及びその構成要素の機能として動作させるためのコンピュータプログラムは、USBメモリ512に記憶され、USBメモリ512をUSBメモリポート534に装着し、プログラムを補助記憶装置528に転送する。又は、このプログラムは無線通信部530による無線通信を介して図示しないネットワークを介して他のコンピュータからコンピュータ500に送信され補助記憶装置528に記憶されてもよい。
プログラムは実行の際にRAM526にロードされる。CPU520は、その内部のプログラムカウンタと呼ばれるレジスタ(図示せず)により示されるアドレスにしたがってRAM526からプログラムを読出して命令を解釈し、命令の実行に必要なデータを命令により指定されるアドレスにしたがってRAM526、補助記憶装置528又はそれ以外の入出力I/F532及び音声処理I/F540等の機器から読出して命令を実行する。CPU520は、実行結果のデータを、RAM526、補助記憶装置528、CPU520内のレジスタ等、プログラムにより指定されるアドレスに格納する。コンピュータプログラムは、USBメモリ512から、又はネットワークを介して、直接にRAM526にロードしてもよい。
車載装置210の各機能を実現するプログラムは、コンピュータ500にこの開示の実施の形態に係るミニエッジサーバ266として動作を行なわせる複数の命令、及びミニエッジサーバ266をコンピュータ500にインストールするための複数の命令を含む。この動作を行なわせるのに必要な基本的機能のいくつかはコンピュータ500上で動作するオペレーティングシステム(OS)若しくはサードパーティのプログラム、又はコンピュータ500にインストールされる各種ツールキットのモジュールにより提供される。したがって、このプログラムはこの実施の形態のシステム及び方法を実現するのに必要な機能の全てを必ずしも含まなくてよい。このプログラムは、命令の中で、所望の結果が得られるように制御されたやり方で適切な機能又は「プログラミング・ツール・キット」を呼出すことにより、上記したミニエッジサーバ266及びその構成要素としての動作を実行する命令のみを含んでいればよい。
この実施の形態では、ミニエッジサーバ266が定期的に再構築され、エッジサーバ62との通信が正常に行われているか否かにかかわらず、常にバックグラウンドで動作している。エッジサーバ62からの配信情報が正常に受信されている場合には、ミニエッジサーバ266による解析結果は車両の制御等の運転支援には使用されない。エッジサーバ62からの配信情報が受信できなくなったときに限り、ミニエッジサーバ266による解析結果がエッジサーバ62からの配信情報に代わって運転支援に利用される。
ミニエッジサーバ266による解析結果は、エッジサーバ62による解析結果のサブセットであり、しかも限定された範囲ではあるが車両の運転支援のために有効なノードからの情報に基づいて生成される。そのため、車載装置210とエッジサーバ62との通信が一時的にできない状況が発生したときも、車両はシームレスにミニエッジサーバ266の解析結果を利用でき、有効な運転支援を享受できる。ミニエッジサーバ266による解析結果はあくまでエッジサーバ62による配信上のサブセットであり、例えばエッジサーバ62が解析により提供する属性の全てを提供するわけではない。そのため、ミニエッジサーバ266によってエッジサーバ62を完全に代替することはできない。しかし、ミニエッジサーバ266の処理機能をエッジサーバ62の処理機能の中で特に必要なサブセットとし、必要な属性を検出することで、エッジサーバ62からの配信情報が得られないときでも車載装置210に対して有効な運転支援を提供できる。
またエッジサーバ62との通信が復旧すると、ミニエッジサーバ266の出力判定部322(図4参照)がミニエッジサーバ266の出力を抑制するので、エッジサーバ62の更新情報に基づく処理にシームレスに復帰できる。
なお、上記実施の形態では、ノードを選択するときには一定の基準にしたがって各ノードをスコアリングし、高いスコアのノードを選択している。しかしこの開示はそのような実施の形態には限定されない。例えば、単に自車両からの距離が小さなものから順番に所定数だけノードを選択してもよい。又は、自車両の進行方向に沿って存在しているものの中で、自車両からの距離が小さいものを順番に選択してもよい。さらには、自車両の進行予定方向に沿って存在しているものの中で、自車両からの距離が小さいものから順番に、検知範囲が大きく重複するものを除いて選択してもよい。これ以外にもノードの選択基準には様々な基準が考えられる。
[第2の実施の形態]
上記第1の実施の形態では、ミニエッジサーバ266が常にバックグラウンドで動作しており、タイマ312により定期的に再構築される。しかしこの開示はそのような実施の形態には限定されない。周囲の状況が変化したときのみ、ミニエッジサーバを再構築してもよい。この第2の実施の形態はそのようなミニエッジサーバに関する。
図9に、この開示の第2の実施の形態に係るミニエッジサーバ600のブロック図を示す。図9を参照して、このミニエッジサーバ600が図4に示すミニエッジサーバ266と異なるのは、図4のタイマ312に代えて、ノード情報DB302に接続され、ノード情報DB302に記憶されているノード情報に変化があったとき(例えば新たなノードが追加されたり、ノードが削除されたりしたとき)に、ミニエッジサーバ600を再構築するためにノード数決定部314に対してノード数決定を行うように指示する信号を出力するための状況変化検出部610を含む点である。
この他の点では、ミニエッジサーバ600は第1の実施の形態に係るミニエッジサーバ266と同じである。
またミニエッジサーバ600の動作は、ミニエッジサーバ600がいつ再構築されるかという点を除きミニエッジサーバ266と同様である。ミニエッジサーバ266では、エッジサーバ62から周囲のノードに関する情報が配信されたときに、ノード情報更新部300がそれを受信し、ノード情報DB302を新たな情報で更新する。ノードの追加又は削除等があると、状況変化検出部610がそれを検出し、ノード決定部31に対してノード数を決定することを指示する信号を与える。この信号に応答して、ノード決定部31が新たなノード数を決定し、ノード決定部316がノード情報DB302に記憶されたノード情報に基づき、ノード数決定部314が決定した数だけのノードを協調ノードとして選択する。
以後のミニエッジサーバ600の動作は第1の実施の形態に係るミニエッジサーバ266と同じである。
この実施の形態によれば、定期的にミニエッジサーバを再構築するのではなく、ノード情報(ネットワーク構成)に変更があったときのみ、ミニエッジサーバを再構築する。例えば市街地のようにノード構成に変化が頻繁にあるときには第1の実施の形態と同様に動作するが、高速道路を安定して走行しており、周囲の車両構成にも変化が少ないとき等には、ミニエッジサーバの再構築の頻度は低くなり、コンピュータに対する負荷を小さくしながら、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、ノード情報の変化があまり短期間に頻発するためにミニエッジサーバが頻繁に再構築されてしまう場合には、ミニエッジサーバを再構築してから次の再構築を行うまでの最低時間を設けるようにしてもよい。又は、ノード情報の変化がある程度蓄積されたときにエッジサーバの再構築を開始してもよい。さらに、協調ノード選択は周囲の状況に変化があった場合のみ行い、協調ノードからのセンサデータ収集と解析結果をECU等に転送すべきか否かに関する判断については、協調ノードの選択よりも短い周期で定期的に行うようにしてもよい。
以上のようにこの開示によれば、車載装置がエッジサーバ等からの配信情報を受信できなくなったときでも、車載装置の周囲のノードからのセンサデータに基づいて車両支援のための情報を得ることができる。ミニエッジサーバの解析機能を適切に設定しておくことで、エッジサーバ等からの配信情報が受信できない間も適切に車両の運転支援を行うことができる。エッジサーバからの配信情報とミニエッジサーバの解析結果との切替はシームレスに行われ、運転者を煩わすことはない。
上記開示では、ミニエッジサーバは常にバックグラウンドで動作している。このようにバックグラウンドで動作していると、エッジサーバからの配信情報の受信がされなくなったときにシームレスにミニエッジサーバの解析結果を利用できるので、運転支援のためには都合がよい。しかしこの開示はそのような実施の形態には限定されない。例えば、バックグラウンドでは動作させず、エッジサーバからの配信情報の受信がされなくなったときにミニエッジサーバを起動し再構築させるようにしてもよい。この場合、エッジサーバからの配信情報の受信が復旧した時点でミニエッジサーバの実行を終了する。
こうした実装を行うと、ミニエッジサーバが常にバックグラウンドで動作することによる負荷がなくなるので、特に車載装置を実現するコンピュータの能力にあまり余裕がないときに都合がよい。また、コンピュータの能力がかなり高く、ミニエッジサーバをバックグラウンドで動作させる場合でも、他の処理により車載装置にかかる負荷が大きいときにはミニエッジサーバの動作を停止させてもよい。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この開示の範囲は、開示の詳細な説明の記載により示されるわけではなく、請求の範囲の各請求項によって示され、請求の範囲の文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
50 運転支援システム
60、64、68 無線基地局
62、66、70 エッジサーバ
80 バックホール
82 コアネットワーク
90、94、98 カメラ
92、96、100、204 LiDAR
110、112、114 エリア
120、124、126、128、130 光ファイバ
122 メタル線
140、160、162、164 車両
200 ミリ波レーダ
202 車載カメラ
210 車載装置
212、274 各種ECU
230 他車両
232 インフラ設備
260 車載GW
262 車外通信機
264 車内外連携部
266、600 ミニエッジサーバ
270 各種センサ
272 自動運転ECU
300 ノード情報更新部
302 ノード情報DB
310 車両リソースDB
312 タイマ
314 ノード数決定部
316 ノード決定部
318 サブエッジサーバ
320 センサデータバッファ
322 出力判定部
350 センサデータ収集部
352 センサデータ解析部
370、372 インフラカメラ
374 予定進行経路
376 ビル
378 立木
400、402、404、406、408、450、452、454、456、458、460、480、482 ステップ
462 処理
500 コンピュータ
502 タッチパネル
504 モニタ
510 スピーカ及びマイク
512 USBメモリ
520 CPU
522 バス
524 ROM
526 RAM
528 補助記憶装置
530 無線通信部
532 入出力I/F
534 USBメモリポート
540 音声処理I/F
610 状況変化検出部

Claims (8)

  1. 運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置と、
    前記運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、前記運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバと、
    前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、前記運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットを前記運転支援装置に与える第1の切替装置と、
    前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットに代えて、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報を前記運転支援装置に与えるための第2の切替装置と
    前記サブ運転支援サーバを、所定の時間間隔で再構築するためのサーバ再構築装置とを含む、車載装置。
  2. 運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置と、
    前記運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、前記運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバと、
    前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、前記運転支援サーバからの運転支援情報に代えて、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットを前記運転支援装置に与える第1の切替装置と、
    前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットに代えて、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報を前記運転支援装置に与えるための第2の切替装置と、を含む車載装置であって、さらに、
    前記運転支援情報に基づき、前記車載装置の内外の状況および他のセンサ装備装置との協調状態を記憶するための状態記憶装置と、
    前記状態記憶装置が記憶した前記車載装置の内外の状況および前記他のセンサ装備装置との協調状態のいずれかが変化したことに応答して、前記サブ運転支援サーバを再構築するためのサーバ再構築装置とを含む、車載装置。
  3. 前記サブ運転支援サーバは、
    コンピュータと、
    前記コンピュータが実行するプログラムを記憶するための記憶装置と、を含み、
    前記車載装置はさらに、前記サブ運転支援サーバのインストール指示に応答して、前記コンピュータに前記サブ運転支援サーバを実現させるためのプログラムを前記記憶装置にインストールするためのインストーラを含む、請求項1または請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記サブ運転支援サーバを、前記車載装置の起動とともに起動し、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信のバックグラウンドで動作させるためのバックグラウンド処理実行装置をさらに含む、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車載装置。
  5. 前記サブ運転支援サーバは、前記車載装置の起動時には起動しないようにされており、
    前記車載装置はさらに、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、前記サブ運転支援サーバを起動するためのサーバ起動装置を含む、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車載装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載の車載装置と
    前記運転支援装置による支援の対象となる車両制御装置とを含む、車両。
  7. コンピュータが、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置に与える処理を実行するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、前記運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバを起動するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報に代えて、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットを前記運転支援装置に与える処理を開始するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットに代えて、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報を前記運転支援装置に与える処理を再開するステップと、
    コンピュータが、前記サブ運転支援サーバを、所定の時間間隔で再構築するステップとを含む、車載装置の制御方法。
  8. コンピュータが、運転支援サーバから運転支援情報を受信し、運転支援のための所定の処理を実行する運転支援装置に与える処理を実行するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバの機能のサブセットを備え、外部のセンサからセンサデータを受信し、前記運転支援情報のサブセットを出力するサブ運転支援サーバを起動するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が中断したことに応答して、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報に代えて、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットを前記運転支援装置に与える処理を開始するステップと、
    コンピュータが、前記運転支援サーバからの運転支援情報の受信が復旧したことに応答して、前記サブ運転支援サーバからの前記運転支援情報の前記サブセットに代えて、前記運転支援サーバからの前記運転支援情報を前記運転支援装置に与える処理を再開するステップとを含む、車載装置の制御方法であって、さらに、
    コンピュータが、前記運転支援情報に基づき、前記車載装置の内外の状況および他のセンサ装備装置との協調状態を状態記憶装置に記憶するステップと、
    コンピュータが、前記状態記憶装置に記憶した前記車載装置の内外の状況および前記他のセンサ装備装置との協調状態のいずれかが変化したことに応答して、前記サブ運転支援サーバを再構築するステップとを含む、車載装置の制御方法
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