JP7393908B2 - シングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法 - Google Patents

シングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法 Download PDF

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Description

本開示は、片面段ボールシートを製造するシングルフェーサ、シングルフェーサを備える段ボールシートの製造装置、段ロールの平行度を調整するロールの平行度調整方法に関するものである。
段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンは、シングルフェーサと、ダブルフェーサとを備える。シングルフェーサは、芯紙を波形に加工し、裏ライナを貼合せて片面段ボールシートを形成する。ダブルフェーサは、片面段ボールシートに表ライナを貼り合わせて両面段ボールシートを形成する。ダブルフェーサにより製造されて連続する両面段ボールシートは、スリッタスコアラにより所定の幅に切断され、カットオフ装置により所定の長さに切断されて段ボールシートが製造される。
シングルフェーサは、ベルトロールと、張力ロールと、加圧ベルトと、上段ロールと、下段ロールと、糊付け装置とを有する。裏ライナは、プレヒータにより加熱され、加圧ベルトと上段ロールとのニップ部に移送される。芯紙は、プレヒータにより加熱され、上段ロールと下段ロールとの噛み合い部で波状に加工されて中芯が形成される。中芯は、糊付け装置により段頂部に糊付けがなされた後、ニップ部に移送される。裏ライナと中芯は、ニップ部で貼り合わされて片面段ボールシートとなる。
このようなシングルフェーサとしては、例えば、下記引用文献1に記載されたものがある。
特開2018-118390号公報
糊付け装置は、糊付けロールを有し、糊付けロールは、上段ロールに隣接して配置される。糊付け装置は、糊付けロールが上段ロールとの間を搬送される波状の中芯の段頂部に接触して糊付けする。糊付けロールは、波状の中芯の段頂部に対して、軸方向に対して均一に糊付けを行う必要がある。従来、糊付けロールに対して上段ロールの位置を調整することで、両者の平行度を調整する。そのため、糊付けロールに対する上段ロールの平行度を調整した後に、上段ロールに対する下段ロールの平行度を調整する必要性が発生する。その結果、シングルフェーサでの上段ロールおよび下段ロールの平行度の調整作業が煩雑なものとなり、作業時間が長くなってしまうという課題がある。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、糊付けロールと段ロールとの調整作業の作業性の向上を図るシングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本開示のシングルフェーサは、一対の支持ロールに掛け回される加圧ベルトと、波形加工された中芯の段頂部に糊を塗布する糊付けロールとが装着された本体フレームに対して、交換フレームに上段ロールと下段ロールが装着された段ロールカセットが着脱自在なシングルフェーサにおいて、前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の一方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第1位置決めブロックと、前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の他方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第2位置決めブロックと、前記第1位置決めブロックと前記第2位置決めブロックの少なくともいずれか一方を前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に移動するブロック移動装置と、を有する。
また、本開示の段ボールシートの製造装置は、波形加工された中芯に第2ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを製造する前記シングルフェーサと、前記片面段ボールシートにおける中芯側に第1ライナを貼り合わせて段ボールシートを製造するダブルフェーサと、を備える。
また、本開示のロールの平行度調整方法は、一対の支持ロールに掛け回される加圧ベルトと、波形加工された中芯の段頂部に糊を塗布する糊付けロールとが装着された本体フレームに対して、交換フレームに上段ロールと下段ロールが装着された段ロールカセットが着脱自在なシングルフェーサにおいて、前記本体フレームに対して前記段ロールカセットを上昇させる工程と、前記本体フレームに対して前記段ロールカセットが組付位置に到達したときに前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う工程と、前記本体フレームに前記段ロールカセットが組付けられた状態で前記本体フレームと前記段ロールカセットとの相対位置を変更することで前記糊付けロールと前記上段ロールとの平行度を調整する工程と、を有する。
本開示のシングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法によれば、糊付けロールと段ロールとの調整作業の作業性の向上を図ることができる。
図1は、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。 図2は、シングルフェーサを表す概略構成図である。 図3は、シングルフェーサにおけるロール支持構造を表す概略図である。 図4は、段ロールカセットを表す斜視図である。 図5は、位置決め装置における位置決めブロックの配置構成を表す斜視図である。 図6は、位置決め装置および平行度調整装置の要部を表す正面概略図である。 図7は、位置決め装置および平行度調整装置の要部を表す平面概略図である。 図8は、平行度調整装置の第1変形例を表す概略図である。 図9は、平行度調整装置の第2変形例を表す概略図である。
以下に図面を参照して、本開示の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本開示が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。また、実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。
[コルゲートマシン]
図1は、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシンを表す概略図である。なお、以下の説明では、段ボールシートの搬送方向における前後方向をX方向、段ボールシートの搬送方向における前後方向(X方向)に直交する水平方向をY方向(段ボールシートの幅方向)、段ボールシートの搬送方向における前後方向(X方向)に直交する鉛直方向(段ボールシートの厚さ方向)をZ方向として説明する。
図1に示すように、段ボールシートの製造装置としてのコルゲートマシン10は、波形加工された中芯Bに裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを製造し、製造される片面段ボールシートDにおける中芯B側に表ライナAを貼り合わせて両面段ボールシートEとし、連続した両面段ボールシートEを所定長さに切断してシート状の両面段ボールシートFを製造するものである。
コルゲートマシン10は、中芯Bのミルロールスタンド11およびプレヒータ12と、裏ライナCのミルロールスタンド13およびプレヒータ14と、シングルフェーサ15と、ブリッジ16と、表ライナAのミルロールスタンド17およびプレヒータ18と、グルーマシン19と、ダブルフェーサ20と、ロータリシャ21と、スリッタスコアラ22と、カットオフ23と、不良品排出装置24と、スタッカ25とを備える。
ミルロールスタンド11は、X方向の両側にそれぞれ中芯Bがロール状に巻かれたロール紙が装着され、そのZ方向の上方に紙継ぎを行なうスプライサ11aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなると、スプライサ11aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド11から下流側へ向けて連続的に中芯Bを繰り出すことができる。
ミルロールスタンド13は、X方向の両側にそれぞれ裏ライナCがロール状に巻かれたロール紙が装着され、そのX方向の上方に紙継ぎを行なうスプライサ13aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなると、スプライサ13aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド13から下流側へ向けて連続的に裏ライナCを繰り出すことができる。
プレヒータ12,14は、中芯Bと裏ライナCをそれぞれ予熱する。プレヒータ12,14は、内部に蒸気が供給される予熱ロール31,32を有し、ミルロールスタンド11,13から連続的に繰り出される中芯Bや裏ライナCを、予熱ロール31,32により加熱しながら搬送することで、中芯Bや裏ライナCを所定温度まで昇温する。
シングルフェーサ15は、プレヒータ12で加熱された中芯Bを波形状に加工した後に各段頂部に糊付けし、プレヒータ14で加熱された裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを形成する。シングルフェーサ15は、搬送方向下流側の斜め上方に取上げコンベア15aが設けられる。取上げコンベア15aは、一対の無端ベルトで構成され、シングルフェーサ15により形成された片面段ボールシートDを挟持してブリッジ16に搬送する。ブリッジ16は、シングルフェーサ15とダブルフェーサ20との速度差を吸収するために、片面段ボールシートDを一次的に滞留させる。
ミルロールスタンド17は、両側にそれぞれ表ライナAがロール状に巻かれたロール紙が装着され、その上方に紙継ぎを行なうスプライサ17aが設けられる。一方のロール紙が残り少なくなると、スプライサ17aにより他方のロール紙に紙継ぎされることで、ミルロールスタンド17から下流側へ向けて連続的に表ライナAを繰り出すことができる。
プレヒータ18は、片面段ボールシートDと表ライナAをそれぞれ予熱する。プレヒータ18は、内部に蒸気が供給される予熱ロール33,34を有し、片面段ボールシートDやミルロールスタンド17から連続的に繰り出される表ライナAを、予熱ロール33,34により加熱しながら搬送することで、片面段ボールシートDや表ライナAを所定温度まで昇温する。
グルーマシン19は、糊付け装置を有する。予熱ロール33で加熱された片面段ボールシートDは、途中でグルーマシン19内に案内され、ライダロールと糊付ロールとの間を通過するときに、中芯Bの段の各頂部に糊付けされる。グルーマシン19により糊付けされた片面段ボールシートDは、ダブルフェーサ20に移送される。また、予熱ロール34で加熱された表ライナAもグルーマシン19内を通ってダブルフェーサ20に移送される。
ダブルフェーサ20は、片面段ボールシートDおよび表ライナAの走行ラインに沿って、上流側のヒーティングセクション20Aと、下流側のクーリングセクション20Bとに分かれる。グルーマシン19で糊付けされた片面段ボールシートDは、ヒーティングセクション20Aにて、加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入され、表ライナAは、片面段ボールシートDの中芯B側に重なるように加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入される。片面段ボールシートDと表ライナAは、加圧ベルト20aと熱板20bとの間に搬入された後、上下に重なりあった状態で一体となってクーリングセクション20Bへ向けて移送される。この移送中、片面段ボールシートDと表ライナAは、加圧されながら加熱されることで、互いに貼り合わされて連続した両面段ボールシートEが形成される。両面段ボールシートEは、クーリングセクション20Bにて、加圧ベルト20aと搬送ベルト20cで挟持されながら搬送されるときに自然冷却され、ロータリシャ21に移送される。
ロータリシャ21は、稼動初期段階で貼合せが安定するまでの間に、両面段ボールシートEを幅方向(Y方向)に全幅切断あるいは部分切断する。スリッタスコアラ22は、幅広の両面段ボールシートEを所定の幅を持つように搬送方向(X方向)に沿って裁断し、且つ、搬送方向に延在する罫線を加工する。スリッタスコアラ22は、両面段ボールシートEの搬送方向に沿って配列された略同一構造をした第1スリッタスコアラユニット22aと第2スリッタスコアラユニット22bとから構成される。第1スリッタスコアラユニット22aおよび第2スリッタスコアラユニット22bは、両面段ボールシートEを挟んで対向配置される上罫線ロールと下罫線ロールとの組を幅方向に複数組有すると共に、両面段ボールシートEの下側に配置されるスリッタナイフを幅方向に複数組有する。
カットオフ23は、スリッタスコアラ22によって搬送方向に裁断された両面段ボールシートEを幅方向(Y方向)に沿って切断し、所定長さをもった板状の両面段ボールシートFに形成する。不良品排出装置24は、不良検出装置により不良品と判定された両面段ボールシートFを搬送ラインから排出する。スタッカ25は、良品の両面段ボールシートFを積み上げて製品として機外に排出する。
[シングルフェーサ]
図2は、シングルフェーサを表す概略構成図である。
図2に示すように、シングルフェーサ15は、ベルトロール41と、張力ロール42と、加圧ベルト43と、上段ロール44と、下段ロール45を備える。
ベルトロール41は、図示しない駆動装置により駆動回転可能である。張力ロール42は、ベルトロール41と所定間隔を空けて回転自在に支持される。加圧ベルト43は、無端のベルトであって、ベルトロール41と張力ロール42との間に掛け回される。上段ロール44は、図示しない駆動装置により駆動回転可能であり、外周面が波形状に形成される。上段ロール44は、ベルトロール41と張力ロール42との間で、加圧ベルト43のZ方向における下方に配置され、波形状の外周面が加圧ベルト43の下面に加圧状態で当接する。下段ロール45は、上段ロール44と同様に、外周面が波形状に形成され、上段ロール44のZ方向における下方で、この上段ロール44の外周面に噛み合う。
そのため、裏ライナCは、ガイドロール46に巻き付けられた後、ベルトロール41により案内される加圧ベルト43と共に、加圧ベルト43と上段ロール44とのニップ部に移送される。一方、中芯Bは、上段ロール44と下段ロール45との噛み合い部で波形状に加工された後、上段ロール44により案内されて加圧ベルト43と上段ロール44とのニップ部に移送される。
また、シングルフェーサ15は、糊付け装置51を備える。糊付け装置51は、上段ロール44のX方向における近傍に配置される。糊付け装置51は、糊ダム52と、糊付けロール53と、メータロール54と、糊掻きブレード55を備える。
糊ダム52は、所定量の糊を貯留する。糊付けロール53は、糊ダム52に貯留された糊を上段ロール44により搬送される中芯Bに付着させて糊付けを行う。メータロール54は、糊付けロール53の外周面に接触して同期して回転することで、糊付けロール53の外周面への糊の付着量を調整する。糊掻きブレード55は、メータロール54の外周面に接触することで、糊付けロール53から除去してメータロール54の外周面に付着した余分な糊を掻き取る。
そのため、糊ダム52に貯留された糊は、回転する糊付けロール53に付着し、メータロール54により外周面の糊の付着量が調整される。上段ロール44と下段ロール45との噛み合い部で波形状に加工された中芯Bは、糊付けロール53に接触することで、各段頂部に糊付けされる。糊付けされた中芯Bは、加圧ベルト43と上段ロール44とのニップ部に移送されたとき、裏ライナCに貼り合わされ、片面段ボールシートDが形成される。
なお、ベルトロール41、張力ロール42、上段ロール44、下段ロール45は、内部に蒸気が流通して加熱される。そのため、裏ライナCは、加圧ベルト43を介してベルトロール41と張力ロール42に接触するときに加熱される。中芯Bは、上段ロール44と下段ロール45との噛み合い部で加圧されて波形状に加工されるときに加熱される。また、中芯Bは、この噛み合い部から、加圧ベルト43と上段ロール44とで裏ライナCに重ねられるまで加熱される。中芯Bは、加熱されながら、糊付けロール53により各段頂部に糊が塗布され、加圧ベルト43と上段ロール44とのニップ部に移送される。ここで、裏ライナCと中芯Bに対して加圧されて接合される。糊は、所定量の熱を受けて粘着力が増加して固化するものであり、中芯Bと裏ライナCは、糊が熱をもらって固化することで貼り合わされ、片面段ボールシートDが形成される。
また、図示しないが、上段ロール44と加圧ベルト43とによる中芯Bおよび裏ライナCの加圧力を調整可能な加圧力調整装置が設けられる。加圧力調整装置は、油圧シリンダを有し、駆動ロッドの先端部が張力ロール42の支持軸に連結される。そのため、ベルトロール41に対して、油圧シリンダにより張力ロール42を接近離反させることで加圧ベルト43の張力を調整し、上段ロール44と加圧ベルト43の間に搬送される中芯Bおよび裏ライナCの加圧力を調整することができる。
シングルフェーサ15は、上段ロール44および下段ロール45が交換可能である。上段ロール44および下段ロール45がフレームに回転自在に支持されることで、段ロールカセットが構成される。段ロールカセットは、シングルフェーサ15に対して着脱自在である。シングルフェーサ15は、波形状が異なる複数種類の中芯Bを形成する必要がある。そのため、形成する中芯Bの種類に応じて複数種類の上段ロール44および下段ロール45がある。そこで、上段ロール44および下段ロール45の形状が異なる複数の段ロールカセットが用意される。シングルフェーサ15に対して所定の段ロールカセット70を装着することで、シングルフェーサ15は、所定形状の片面段ボールシートDを形成することができる。
[シングルフェーサにおけるロール支持構造]
図3は、シングルフェーサにおけるロール支持構造を表す概略図、図4は、段ロールカセットを表す斜視図である。
図3に示すように、シングルフェーサ15は、Y方向における一方側(駆動側)と他方側(操作側)に本体フレーム61,62が設置される。上述したベルトロール41と張力ロール42と加圧ベルト43(いずれも図2参照)と上段ロール44と下段ロール45は、本体フレーム61,62の間に配置される。ベルトロール41と張力ロール42は、本体フレーム61,62に回転自在に支持される。ベルトロール41と張力ロール42は、回転軸心がY方向に沿う。また、糊付け装置51は、本体フレーム61,62の間に配置される。糊付けロール53は、本体フレーム61,62に回転自在に支持される。糊付けロール53は、回転軸心がY方向に沿う。
図4に示すように、段ロールカセット70は、交換フレーム71,72と、連結部材73と、上段ロール44と、下段ロール45とを有する。交換フレーム71,72は、所定間隔を空けて互いに平行をなすように配置される。交換フレーム71,72は、上交換フレーム71A,72Aと、下交換フレーム71B,72Bと有する。上交換フレーム71A,72Aと下交換フレーム71B,72Bは、複数の固定ボルト74(図3参照)により連結される。交換フレーム71,72は、下交換フレーム71B,72Bが2個(図示は1個)の連結部材73により連結される。上段ロール44と下段ロール45は、交換フレーム71,72の間に配置される。上段ロール44は、軸受75,76を介して上交換フレーム71A,72Aに回転自在に支持される。下段ロール45は、軸受77,78を介して下交換フレーム71B,72Bに回転自在に支持される。
図3および図4に示すように、段ロールカセット70は、本体フレーム61,62に対して着脱自在である。段ロールカセット70は、本体フレーム61,62に装着されたとき、交換フレーム71,72が本体フレーム61,62に固定される。交換フレーム71が本体フレーム61に固定され、交換フレーム72が本体フレーム62に固定される。このとき、上段ロール44と下段ロール45は、本体フレーム61,62の間に配置される。上段ロール44と下段ロール45は、回転軸心がY方向に沿う。また、上段ロール44が糊付けロール53に接触する。
本体フレーム61,62は、ほぼ同様の構成をなし、上交換フレーム71A,72Aは、ほぼ同様の構成をなし、下交換フレーム71B,72Bは、ほぼ同様の構成をなす。そのため、本体フレーム62および交換フレーム72(上交換フレーム72A、下交換フレーム72B)についてのみ説明し、本体フレーム61および交換フレーム71(上交換フレーム71A、下交換フレーム71B)についての説明は省略する。
図3に示すように、本体フレーム62は、床面(図示略)に設置され、取付開口部63が設けられる。取付開口部63は、矩形状なし、段ロールカセット70を挿入可能である。本体フレーム62は、取付開口部63のZ方向における下方に2個の昇降装置64が設けられる。2個の昇降装置64は、X方向に所定間隔を空けて配置され、駆動ロッド64aがZ方向に沿って移動可能である。昇降装置64は、例えば、油圧シリンダであるが、これに限定されない。
下交換フレーム72Bは、矩形状をなし、本体フレーム62の取付開口部63に配置される。下交換フレーム72Bは、中央部に開口部81が形成される。開口部81は、半円形状をなし、Z方向における上方が開放される。下段ロール45は、軸受78が開口部81に配置される。軸受78は、2個のフランジ部78a,78bが固定ボルト82により下交換フレーム72Bに固定される。下交換フレーム72Bは、Z方向における上部で、開口部81の両側に水平方向に沿う第1取付面83,84が形成される。また、下交換フレーム72Bは、Z方向における上部で、第1取付面83,84の両側に水平方向に沿う第2取付面85,86が形成される。なお、下交換フレーム72Bは、X方向における両側部と本体フレーム62との間に空間部が確保される。
上交換フレーム72Aは、本体フレーム62の取付開口部63で、下交換フレーム72BのZ方向における上方に配置される。上交換フレーム72Aは、中央部に開口部91か形成される。開口部91は、円形状をなす。上段ロール44は、軸受76が開口部91に嵌合するように配置される。軸受76は、2個のフランジ部76a,76bが固定ボルト92により上交換フレーム72Aに固定される。上交換フレーム72Aは、Z方向における下部で、開口部91の両側に水平方向に沿う取付面93,94が形成される。なお、上交換フレーム72Aは、X方向における両側部と本体フレーム62との間に空間部が確保される。上交換フレーム72Aは、下交換フレーム72Bの上部に複数の固定ボルト74により固定される。このとき、上交換フレーム72Aは、取付面93,94が下交換フレーム72Bの第1取付面83,84に密着する。
本体フレーム61,62と段ロールカセット70との間に位置決め装置100および平行度調整装置150が設けられる。位置決め装置100は、本体フレーム61,62と交換フレーム71,72との間で、X方向およびY方向に対する位置決めを行う。平行度調整装置150は、本体フレーム61,62に段ロールカセット70が装着された状態で、糊付けロール53と上段ロール44との平行度を調整する。
[位置決め装置]
図5は位置決め装置における位置決めブロックの配置構成を表す斜視図である。
図3および図5に示すように、位置決め装置100は、第1位置決めブロック101と、第2位置決めブロック102と、第3位置決めブロック103と、第4位置決めブロック104とを有する。
第1位置決めブロック101は、第1位置決め上ブロック111と、第1位置決め下ブロック112とを有する。第1位置決め上ブロック111は、本体フレーム61の切欠部61aに固定される。第1位置決め下ブロック112は、交換フレーム71(下交換フレーム71B)の第2取付面85aに固定される。第1位置決め上ブロック111は、Z方向における下部に第1位置決め上部113が設けられる。第1位置決め上部113は、三角形状をなす凹部であり、頂点がY方向に沿って所定長さを有する。第1位置決め下ブロック112は、Z方向における上部に第1位置決め下部114が設けられる。第1位置決め下部114は、三角形状をなす凸部であり、頂点がY方向に沿って所定長さを有する。第1位置決め上ブロック111の第1位置決め上部113と、第1位置決め下ブロック112の第1位置決め下部114とは、くさび嵌合可能である。第1位置決め上ブロック111と第1位置決め下ブロック112は、X方向における位置決めを行う。
第2位置決めブロック102は、第2位置決め上ブロック121と、第2位置決め下ブロック122とを有する。第2位置決め上ブロック121は、本体フレーム62の切欠部62aに固定される。第2位置決め下ブロック122は、交換フレーム72(下交換フレーム72B)の第2取付面85bにX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に沿って移動可能に支持される。第2位置決め上ブロック121は、Z方向における下部に第2位置決め上部123が設けられる。第2位置決め上部123は、三角形状をなす凹部であり、頂点がY方向に沿って所定長さを有する。第2位置決め下ブロック122は、Z方向における上部に第2位置決め下部124が設けられる。第2位置決め下部124は、三角形状をなす凸部であり、頂点がY方向に沿って所定長さを有する。第2位置決め上ブロック121の第2位置決め上部123と、第2位置決め下ブロック122の第2位置決め下部124とは、くさび嵌合可能である。第2位置決め上ブロック121と第2位置決め下ブロック122は、X方向における位置決めを行う。
そのため、第1位置決め上ブロック111の第1位置決め上部113の頂点と、第1位置決め下ブロック112の第1位置決め下部114の頂点とは、Y方向に沿う直線L1に沿う。また、第2位置決め上ブロック121の第2位置決め上部123の頂点と、第2位置決め下ブロック122の第2位置決め下部124の頂点とは、Y方向に沿う直線L2に沿う。第1位置決め上部113と第1位置決め下部114とがくさび嵌合すると共に、第2位置決め上部123と第2位置決め下部124とがくさび嵌合すると、直線L1と直線L2が一致し、本体フレーム61,62と交換フレーム71,72とは、X方向に対して位置決めがなされる。
第3位置決めブロック103は、第3位置決め上ブロック131と、第3位置決め下ブロック132とを有する。第3位置決め上ブロック131は、本体フレーム61の切欠部61bに固定される。第3位置決め下ブロック132は、交換フレーム71(下交換フレーム71B)の第2取付面86aに固定される。第3位置決め上ブロック131は、Z方向における下部に第3位置決め上部133が設けられる。第3位置決め上部133は、四角形状をなす凹部であり、X方向に沿う。第3位置決め下ブロック132は、Z方向における上部に第3位置決め下部134が設けられる。第3位置決め下部134は、四角形状をなす凸部であり、X方向に沿う。第3位置決め上ブロック131の第3位置決め上部133と、第3位置決め下ブロック132の第3位置決め下部134とは、くさび嵌合可能である。第3位置決め上ブロック131と第3位置決め下ブロック132は、Y方向における位置決めを行う。
そのため、第3位置決め上ブロック131の第3位置決め上部133と、第3位置決め下ブロック132の第3位置決め下部134とが嵌合すると、本体フレーム61,62と交換フレーム71,72とは、Y方向に対して位置決めがなされる。なお、第3位置決め上部133と第3位置決め下部134とが嵌合したとき、両者の間にY方向に対して若干の隙間が確保される。
第4位置決めブロック104は、第4位置決め上ブロック141と、第4位置決め下ブロック142とを有する。第4位置決め上ブロック141は、本体フレーム62の切欠部62bに固定される。第4位置決め下ブロック142は、交換フレーム72(下交換フレーム72B)の第2取付面86bに固定される。第4位置決め上ブロック141は、Z方向における下部に第4位置決め上部143が設けられる。第4位置決め上部143は、平坦面である。第4位置決め下ブロック142は、Z方向における上部に第4位置決め下部144が設けられる。第4位置決め下部144は、平坦面である。第4位置決め上ブロック141の第4位置決め上部143と、第4位置決め下ブロック142の第4位置決め下部144とは、接触可能である。第4位置決め上ブロック141と第4位置決め下ブロック142は、各位置決めブロック101,102,103による位置決めに倣う。
[平行度調整装置]
図6は、位置決め装置および平行度調整装置の要部を表す正面概略図、図7は、位置決め装置および平行度調整装置の要部を表す平面概略図である。
図6および図7に示すように、平行度調整装置150は、ブロック移動装置151を有する。ブロック移動装置151は、第2位置決めブロック102(第2位置決め下ブロック122)をX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に移動可能である。
ブロック移動装置151は、第2位置決め下ブロック122と交換フレーム72(上交換フレーム72A)との間に配置される。第2位置決め下ブロック122を移動することで、糊付けロール53と上段ロール44(いずれも図3参照)の平行度を調整する。すなわち、ブロック移動装置151は、糊付けロール53の中心軸O1と、上段ロール44の中心軸O2が平行になるように調整可能である。
第2位置決め上ブロック121は、本体フレーム62の切欠部62aに嵌合し、複数の固定ボルト65により固定される。第2位置決め下ブロック122は、下交換フレーム72Bの第2取付面85a上に載置される。ブロック移動装置151は、第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aとの間に配置される。
ブロック移動装置151は、固定側くさび部材152と、移動側くさび部材153と、くさび部材移動部材154とを有する。固定側くさび部材152は、上交換フレーム72A側に設けられ、移動側くさび部材153は、第2位置決め下ブロック122側に設けられる。固定側くさび部材152は、平面視がL字形状をなし、平面部152aと、傾斜面部152b(第1くさび面)とを有する。平面部152aと傾斜面部152bとは、互いに逆方向を向いて設けられる。また、固定側くさび部材152は、Y方向の一方側に延出した後にX方向の一方側に屈曲するフランジ部152cを有する。一方、移動側くさび部材153は、平面視が四角形状をなし、平面部153aと、傾斜面部153b(第2くさび面)とを有する。平面部153aと傾斜面部153bとは、互いに逆方向を向いて設けられる。
固定側くさび部材152は、平面部152aが上交換フレーム72Aの側面部に接触する。移動側くさび部材153は、平面部153aが第2位置決め下ブロック122の側面部に接触する。固定側くさび部材152の傾斜面部152bと、移動側くさび部材153の傾斜面部153bとは、同方向に傾斜し、互いに接触する。そして、固定側くさび部材152は、固定ボルト155により上交換フレーム72Aに固定される。移動側くさび部材153は、Y方向に移動自在である。くさび部材移動部材154は、調整ボルトであり、固定側くさび部材152のフランジ部152cを貫通し、先端部が移動側くさび部材153に螺合する。また、くさび部材移動部材154は、フランジ部152cの両側にロックナット156,157が設けられると共に、移動側くさび部材153側にロックナット158が設けられる。
そのため、ロックナット156,157を緩めると共に、ロックナット158を緩めた状態とし、くさび部材移動部材154を一方方向に回転する。くさび部材移動部材154が一方方向に回転すると、くさび部材移動部材154は、軸方向移動せず、螺合する移動側くさび部材153がY方向の一方側(図7の上方側)に移動する。移動側くさび部材153がY方向の一方側に移動すると、移動側くさび部材153の傾斜面部153bが固定側くさび部材152の傾斜面部152bを押圧し、ブロック移動装置151のX方向における全体の長さが長くなる。すると、ブロック移動装置151は、第2位置決め下ブロック122をX方向における一方側(図6の左方側)へ押圧し、上交換フレーム72AをX方向における他方側(図6の右方側)へ押圧する。その結果、第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aは、この押圧方向へそれぞれ移動する。
また、くさび部材移動部材154を他方方向に回転する。くさび部材移動部材154が他方方向に回転すると、くさび部材移動部材154は、軸方向移動せず、螺合する移動側くさび部材153がY方向の他方側(図7の下方側)に移動する。移動側くさび部材153がY方向の他方側に移動すると、移動側くさび部材153の傾斜面部153bにより固定側くさび部材152の傾斜面部152bの押圧が解除され、ブロック移動装置151のX方向における全体の長さが短くなる。すると、ブロック移動装置151による第2位置決め下ブロック122および上交換フレーム72Aへの押圧力が低下する。その結果、第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aは、この押圧方向とは逆方向へ移動する。
図3および図5に示すように、本体フレーム61,62と交換フレーム71,72は、第1位置決めブロック101と第2位置決め下ブロック102によりX方向の位置決めがなされる。つまり、糊付けロール53と上段ロール44の平行度は、第1位置決めブロック101と第2位置決め下ブロック102により設定される。
ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが互いに離間する方向に移動させると、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2は、第1位置決めブロック101側を支点として、第2位置決め下ブロック102側が離間するように変動する。一方、ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが互いに接近する方向に移動させると、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2は、第1位置決めブロック101側を支点として、第2位置決め下ブロック102側が接近するように変動する。すなわち、ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aを接近離間させることで、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2の平行度を調整することができる。
第2位置決め下ブロック122は、下交換フレーム72Bの第2取付面85a上に載置され、固定装置としての複数の固定ボルト161により上交換フレーム72Aに固定される。複数の固定ボルト161は、第2位置決め下ブロック122およびブロック移動装置151(固定側くさび部材152、移動側くさび部材153)を貫通し、先端部が上交換フレーム72Aに螺合する。なお、固定側くさび部材152および移動側くさび部材153は、複数の固定ボルト161が貫通する長孔がY方向に沿って形成される。
そのため、ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122を移動することで、糊付けロール53と上段ロール44(いずれも図3参照)の平行度が調整される。複数の固定ボルト161により第2位置決め下ブロック122を上交換フレーム72Aに固定することで、平行度が調整された糊付けロール53と上段ロール44の位置が維持される。
ここで、本実施形態のシングルフェーサ15における糊付けロール53と上段ロール44の平行度調整方法について説明する。
本実施形態のロールの平行度調整方法は、本体フレーム61,62に対して段ロールカセット70を上昇させる工程と、本体フレーム61,62に対して段ロールカセット70が組付位置に到達したときにX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)における位置決めを行う工程と、本体フレーム61,62に段ロールカセット70が組付けられた状態で本体フレーム61,62と段ロールカセット70との相対位置を変更することで糊付けロール53と上段ロール44との平行度を調整する工程とを有する。
図3に示すように、シングルフェーサ15を作動させるとき、本体フレーム61,62に所定の段ロールカセット70を装着する。このとき、段ロールカセット70を搬送台車(図示略)に搭載し、シングルフェーサ15の隣接位置まで搬送する。そして、まず、段ロールカセット70を軸方向に移動し、本体フレーム61,62に挿入する。次に、昇降装置64により段ロールカセット70を上昇させる。すると、段ロールカセット70は、位置決め装置100により本体フレーム61,62に対して位置決めされる。
すなわち、図5に示すように、本体フレーム61,62側の位置決め上ブロック111、121,131に対して、交換フレーム71,72が位置決め下ブロック112、122,132に嵌合する。そのため、段ロールカセット70は、位置決め装置100により本体フレーム61,62に対してX方向およびY方向の位置決めがなされる。
ここで、糊付けロール53と上段ロール44との平行度を調整する。図3および図5に示すように、糊付けロール53と上段ロール44との平行度は、位置決め装置100による本体フレーム61,62と交換フレーム71,72との位置決めにより設定される。ここで、糊付けロール53と上段ロール44との平行度が規定値内ないとき、平行度調整装置150により平行度を調整する。なお、上段ロール44と下段ロール45とは、事前に平行度の調整がなされている。
まず、複数の固定ボルト161を弛緩することで、交換フレーム72に対する第2位置決め下ブロック122の固定を解除する。次に、ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが互いに離間する方向に移動させる。すると、第2位置決め下ブロック122は、第2位置決め下部124が第2位置決め上ブロック121の第2位置決め上部123を図3にて左方に押圧するように移動する。また、上交換フレーム72Aは、第2位置決め下ブロック122から離間するように移動する。なお、第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aの移動量は、第2位置決め上部123と第2位置決め下部124との嵌合位置のずれ、あるいは、第1位置決め上部113と第1位置決め下部114との嵌合位置のずれ、第3位置決め上部133と第3位置決め下部134とが嵌合したときの、両者の間に確保されたY方向に対する若干の隙間、上交換フレーム72Aの変形量などより確保される。第2位置決め下ブロック122および上交換フレーム72Aの移動により糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2の平行度が一方方向に調整される。ここで、実際の移動量は、例えば、0.1mm程度である。
また、ブロック移動装置151により第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが互いに接近する方向に移動させる。すると、第2位置決め下ブロック122は、第2位置決め下部124が第2位置決め上ブロック121の第2位置決め上部123を図3にて右方に押圧するように移動する。また、上交換フレーム72Aは、第2位置決め下ブロック122に接近するように移動する。第2位置決め下ブロック122および上交換フレーム72Aの移動により糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2の平行度が他方方向に調整される。糊付けロール53と上段ロール44との平行度が適正値内に調整されると、複数の固定ボルト161により第2位置決め下ブロック122を交換フレーム72に固定する。
このように糊付けロール53と上段ロール44との平行度が段ロールカセット70側に設けられた平行度調整装置150により調整され、本体フレーム61,62から段ロールカセット70を取り外しても、ブロック移動装置151による調整量は維持される。すなわち、同じ段ロールカセット70を本体フレーム61,62に装着した場合、位置決め装置100により本体フレーム61,62に対して段ロールカセット70が適正位置に位置決めされるので、糊付けロール53と上段ロール44との平行度が適正値内となる。従って、再び、平行度調整装置150による糊付けロール53と上段ロール44との平行度調整が不要となる。
[平行度調整装置の変形例]
図8は、平行度調整装置の第1変形例を表す概略図、図9は、平行度調整装置の第2変形例を表す概略図である。
第1変形例において、図8に示すように、平行度調整装置170は、ブロック移動装置171を有する。ブロック移動装置171は、第2位置決めブロック102(第2位置決め下ブロック122)をX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に移動することができる。
ブロック移動装置171は、第2位置決め下ブロック122と交換フレーム72(上交換フレーム72A)との間に配置される。ブロック移動装置171は、第2位置決め下ブロック122を移動することで、糊付けロール53と上段ロール44(いずれも図3参照)の平行度を調整する。
ブロック移動装置171は、調整ボルト172と、ロックナット173,174とを有する。調整ボルト172は、軸方向の一方側と他方側に両側にねじ部172a,172bを有する。ねじ部172a,172bは、逆ねじである。調整ボルト172は、ねじ部172aが第2位置決め下ブロック122に螺合し、ねじ部172bが上交換フレーム72Aに螺合する。そして、ロックナット173は、ねじ部172aに螺合し、ロックナット174は、ねじ部172bに螺合する。
そのため、ロックナット173,174を緩めた状態とし、調整ボルト172を一方方向に回転する。調整ボルト172が一方方向に回転すると、各ねじ部172a,172bが螺合する第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが離間する方向に移動する。また、調整ボルト172を他方方向に回転する。調整ボルト172が他方方向に回転すると、各ねじ部172a,172bが螺合する第2位置決め下ブロック122と上交換フレーム72Aが接近する方向に移動する。
なお、ブロック移動装置171として、ロックナット173,174に代えて、固定ボルト175を設けてもよい。すなわち、図8に二点鎖線で示すように、下交換フレーム72Bに切欠部176を設け、固定ボルト175は、切欠部176から下交換フレーム72Bを貫通し、先端部が第2位置決め下ブロック122に螺合する。
第2変形例において、図9に示すように、平行度調整装置180は、ブロック移動装置181を有する。ブロック移動装置181は、第2位置決めブロック102(第2位置決め上ブロック121)をX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に移動することができる。
第2位置決めブロック102は、第2位置決め上ブロック121と、第2位置決め下ブロック122とを有する。第2位置決め上ブロック121は、本体フレーム62の切欠部62aにX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に沿って移動可能に支持される。第2位置決め下ブロック122は、交換フレーム72(上交換フレーム72A)の第2取付面85bに載置され、固定ボルト182により上交換フレーム72Aに固定される。
ブロック移動装置181は、第2位置決め上ブロック121と本体フレーム62との間に配置される。ブロック移動装置181は、第2位置決め上ブロック121を移動することで、糊付けロール53と上段ロール44(いずれも図3参照)の平行度を調整する。ブロック移動装置181は、上述した実施形態のブロック移動装置151と同様である。
なお、糊付けロール53と上段ロール44の平行度調整方法については、上述した実施形態と同様であることから、説明は省略する。
[本実施形態の作用効果]
第1の態様に係るシングルフェーサ15は、交換フレーム71における糊付けロール53および上段ロール44の軸方向の一方側に設けられてX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)に対する位置決めを行う第1位置決めブロック101と、交換フレーム72における糊付けロール53および上段ロール44の軸方向の他方側に設けられてX方向に対する位置決めを行う第2位置決めブロック102と、第2位置決めブロック102をX方向に移動するブロック移動装置151とを有する。
第1の態様に係るシングルフェーサ15は、ブロック移動装置151により第2位置決めブロック102をX方向に移動すると、第1位置決めブロック101に対して第2位置決めブロック102がX方向に移動する。すなわち、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2との平行度が変動する。ここで、ブロック移動装置151による第2位置決めブロック102の移動方向および移動量を調整することで、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2との平行度を適正値に調整することができる。このとき、上段ロール44と下段ロール45が一体に移動することから、調整済の上段ロール44と下段ロール45との平行度が変動することはない。その結果、糊付けロール53と上段ロール44との調整作業の作業時間を短縮することができ、作業性の向上を図ることができる。
第2の態様に係るシングルフェーサ15は、第1位置決めブロック101として、交換フレーム71に設けられて本体フレーム61の第1位置決め上部113にくさび嵌合する第1位置決め下部114を有する第1位置決め下ブロック112と、第2位置決めブロック102として、交換フレーム72に設けられて本体フレーム62の第2位置決め上部123にくさび嵌合する第2位置決め下部124を有する第2位置決め下ブロック122を設け、ブロック移動装置151は、第2位置決め下ブロック122をX方向に移動可能である。これにより、ブロック移動装置151により交換フレーム71に設けられた第2位置決めブロック102をX方向に移動することで、糊付けロール53の中心軸O1と上段ロール44の中心軸O2との平行度を適正値に調整することとなる。すなわち、糊付けロール53の中心軸O1の位置(調整量)は変動せず、上段ロール44の中心軸O2の位置を変動させて平行度を調整する。そのため、異なる種類の段ロールカセット70を本体フレーム61,62に装着しても、再度、糊付けロール53と上段ロール44との平行度を調整する必要がなく、調整作業の作業性の向上を図ることができる。
第3の態様に係るシングルフェーサ15は、ブロック移動装置151を第2位置決め下ブロック122と交換フレーム72との間に配置する。これにより、装置の大型化を抑制することができる。
第4の態様に係るシングルフェーサ15は、ブロック移動装置151が第2位置決め下ブロック122を移動することで、糊付けロール53と上段ロール44の平行度を調整する。これにより、糊付けロール53の中心軸O1の位置を変更せずに、上段ロール44の中心軸O2の位置を容易に変更することができる。
第5の態様に係るシングルフェーサ15は、ブロック移動装置151により移動された第2位置決め下ブロック122を交換フレーム72に固定する固定装置としての固定ボルト161を設ける。これにより、ブロック移動装置151による第2位置決め下ブロック122の移動により調整された糊付けロール53と上段ロール44の平行度を、固定ボルト161により適正に維持することができる。
第6の態様に係るシングルフェーサ15は、ブロック移動装置151として、交換フレーム72に固定されて傾斜面部(第1くさび面)152bを有する固定側くさび部材152と、Y方向に移動自在で傾斜面部152bに接触する傾斜面部(第2くさび面)153bを有する移動側くさび部材153と、移動側くさび部材153を移動するくさび部材移動部材154とを設ける。これにより、移動側くさび部材153のY方向の移動力が、各傾斜面部152b,153bを介して移動側くさび部材153におけるX方向の移動力に変換される。そのため、小さな操作力で移動側くさび部材153をX方向に移動することができ、操作性を向上することができる。
第7の態様に係るシングルフェーサ15は、第1位置決めブロック101と第2位置決めブロック102をX方向の一方側に配置し、X方向の他方側に糊付けロール53と上段ロール44のY方向に対する位置決めを行う第3位置決めブロック103配置する。これにより、各位置決めブロック101,102,103が糊付けロール53と上段ロール44におけるX方向とY方向の位置決めを行うことができ、組付精度を向上することができる。
第8の態様に係るコルゲートマシン(段ボールシートの製造装置)10は、波形加工された中芯Bに裏ライナCを貼り合わせて片面段ボールシートDを製造するシングルフェーサ15と、片面段ボールシートDにおける中芯B側に表ライナAを貼り合わせて両面段ボールシートEを製造するダブルフェーサ20とを備える。ここで、シングルフェーサ15は、上述した第1位置決めブロック101と、第2位置決めブロック102と、ブロック移動装置151とを有する。これにより、シングルフェーサ15にて、糊付けロール53と上段ロール44との調整作業の作業時間を短縮することができ、作業性の向上を図ることができる。
第9の態様に係るロールの平行度調整方法は、本体フレーム61,62に対して段ロールカセット70を上昇させる工程と、本体フレーム61,62に対して段ロールカセット70が組付位置に到達したときにX方向(糊付けロール53と上段ロール44の配列方向)における位置決めを行う工程と、本体フレーム61,62に段ロールカセット70が組付けられた状態で本体フレーム61,62と段ロールカセット70との相対位置を変更することで糊付けロール53と上段ロール44との平行度を調整する工程とを有する。これにより、糊付けロール53と上段ロール44との平行度を適正値に調整しても、調整済の上段ロール44と下段ロール45との平行度が変動することはない。その結果、糊付けロール53と上段ロール44との調整作業の作業時間を短縮することができ、作業性の向上を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、第2位置決めブロック102の第2位置決め下ブロック122を交換フレーム72に対してX方向に移動可能とし、第2位置決め下ブロック122と交換フレーム72との間にブロック移動装置151を配置したが、この構成に限定されるものではない。例えば、第1位置決めブロック101の第1位置決め下ブロック112を交換フレーム71に対してX方向に移動可能とし、第1位置決め下ブロック112と交換フレーム71との間にブロック移動装置151を配置してもよい。また、第1位置決めブロック101と第2位置決めブロック102の両方に対してブロック移動装置151を配置してもよい。
また、上述した実施形態では、第1位置決め上ブロック111と第1位置決め下ブロック112とをくさび嵌合可能とし、第2位置決め上ブロック121と第2位置決め下ブロック122とをくさび嵌合可能とした。ここで、くさび嵌合の形状を、三角形状の凸部と三角形状の凹部との嵌合にしたが、この形状に限定されるものでない。例えば、くさび嵌合の形状を、半円形状の凸部と三角形状の凹部との嵌合にしたり、半円形状の凸部と半円形状の凹部との嵌合にしたりしてもよい。
また、上述した実施形態では、ブロック移動装置151,181として、固定側くさび部材152と、移動側くさび部材153と、くさび部材移動部材154とを有するものとしたり、ブロック移動装置171として、調整ボルト172と、ロックナット173,174とを有するものとしたりしたが、この構成に限定されるものではない。例えば、ブロック移動装置として、スペーサやシムを用いてもよい。
また、上述した実施形態では、交換フレーム71,72を、上交換フレーム71A,72Aと下交換フレーム71B,72Bとから構成したが、上下一体の交換フレーム71,72としてもよい。
10 コルゲートマシン(段ボールシートの製造装置)
11 ミルロールスタンド
12 プレヒータ
13 ミルロールスタンド
14 プレヒータ
15 シングルフェーサ
16 ブリッジ
17 ミルロールスタンド
18 プレヒータ
19 グルーマシン
20 ダブルフェーサ
21 ロータリシャ
22 スリッタスコアラ
23 カットオフ
24 不良品排出装置
25 スタッカ
41 ベルトロール(支持ローラ)
42 張力ロール(支持ローラ)
43 加圧ベルト
44 上段ロール
45 下段ロール
51 糊付け装置
52 糊ダム
53 糊付けロール
54 メータロール
55 糊掻きブレード
61,62 本体フレーム
61a,61b,62a,62b 切欠部
63 取付開口部
64 昇降装置
64a 駆動ロッド
65 固定ボルト
70 段ロールカセット
71,72 交換フレーム
71A,72A 上交換フレーム
71B,72B 下交換フレーム
73 連結部材
74 固定ボルト
75,76,77,78 軸受
81 開口部
82 固定ボルト
83,84 第1取付面
85,85a,85b,86,86a,86b 第2取付面
91 開口部
92 固定ボルト
93,94 取付面
100 位置決め装置
101 第1位置決めブロック
102 第2位置決めブロック
103 第3位置決めブロック
104 第4位置決めブロック
111 第1位置決め上ブロック
112 第1位置決め下ブロック
113 第1位置決め上部
114 第1位置決め下部
121 第2位置決め上ブロック
122 第2位置決め下ブロック
123 第2位置決め上部
124 第2位置決め下部
131 第3位置決め上ブロック
132 第3位置決め下ブロック
133 第3位置決め上部
134 第3位置決め下部
141 第4位置決め上ブロック
142 第4位置決め下ブロック
143 第4位置決め上部
144 第4位置決め下部
150 平行度調整装置
151 ブロック移動装置
152 固定側くさび部材
152a 平面部
152b 傾斜面部
152c フランジ部
153 移動側くさび部材
153a 平面部
153b 傾斜面部
154 くさび部材移動部材
155 固定ボルト
156,157,158 ロックナット
161 固定ボルト(固定装置)
170 平行度調整装置
171 ブロック移動装置
172 調整ボルト
173,174 ロックナット
175 固定ボルト
176 切欠部
180 平行度調整装置
181 ブロック移動装置
182 固定ボルト

Claims (9)

  1. 一対の支持ロールに掛け回される加圧ベルトと、波形加工された中芯の段頂部に糊を塗布する糊付けロールとが装着された本体フレームに対して、交換フレームに上段ロールと下段ロールが装着された段ロールカセットが着脱自在なシングルフェーサにおいて、
    前記本体フレームと前記段ロールカセットとの間に設けられ、前記本体フレームと前記交換フレームとの位置を決める位置決め装置と、
    前記本体フレームと前記段ロールカセットとの間に設けられ、前記糊付けロールと前記上段ロールとの平行度を調整する平行度調整装置と、
    を有し、
    前記位置決め装置は、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の一方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第1位置決めブロックと、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の他方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第2位置決めブロックと、
    を備え、
    前記平行度調整装置は、前記第1位置決めブロックと前記第2位置決めブロックの少なくともいずれか一方を前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に移動するブロック移動装置を有し、
    前記第1位置決めブロックは、前記交換フレームに設けられて前記本体フレームの第1位置決め上部にくさび嵌合する第1位置決め下部を有する第1位置決め下ブロックを有し、
    前記第2位置決めブロックは、前記交換フレームに設けられて前記本体フレームの第2位置決め上部にくさび嵌合する第2位置決め下部を有する第2位置決め下ブロックを有し、
    前記ブロック移動装置は、第1位置決め下ブロックと第2位置決め下ブロックの少なくともいずれか一方を前記配列方向に移動可能である、
    シングルフェーサ。
  2. 一対の支持ロールに掛け回される加圧ベルトと、波形加工された中芯の段頂部に糊を塗布する糊付けロールとが装着された本体フレームに対して、交換フレームに上段ロールと下段ロールが装着された段ロールカセットが着脱自在なシングルフェーサにおいて、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の一方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第1位置決めブロックと、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の他方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第2位置決めブロックと、
    前記第1位置決めブロックと前記第2位置決めブロックの少なくともいずれか一方を前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に移動するブロック移動装置と、
    を有し、
    前記第1位置決めブロックは、前記交換フレームに設けられて前記本体フレームの第1位置決め上部にくさび嵌合する第1位置決め下部を有する第1位置決め下ブロックを有し、
    前記第2位置決めブロックは、前記交換フレームに設けられて前記本体フレームの第2位置決め上部にくさび嵌合する第2位置決め下部を有する第2位置決め下ブロックを有し、
    前記ブロック移動装置は、第1位置決め下ブロックと第2位置決め下ブロックの少なくともいずれか一方を前記配列方向に移動可能である、
    シングルフェーサ。
  3. 前記ブロック移動装置は、前記第1位置決め下ブロックまたは前記第2位置決め下ブロックと前記交換フレームとの間に配置される、
    請求項1または請求項2に記載のシングルフェーサ。
  4. 前記ブロック移動装置は、前記第1位置決め下ブロックまたは前記第2位置決め下ブロックを移動することで、前記糊付けロールと前記上段ロールの平行度を調整する、
    請求項3に記載のシングルフェーサ。
  5. 前記ブロック移動装置により移動された前記第1位置決め下ブロックまたは前記第2位置決め下ブロックを前記交換フレームに固定する固定装置が設けられる、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のシングルフェーサ。
  6. 前記ブロック移動装置は、前記交換フレームに固定されて第1くさび面を有する固定側くさび部材と、
    前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向に移動自在で第1くさび面に接触する第2くさび面を有する移動側くさび部材と、
    前記移動側くさび部材を移動するくさび部材移動部材と、
    を有する、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のシングルフェーサ。
  7. 一対の支持ロールに掛け回される加圧ベルトと、波形加工された中芯の段頂部に糊を塗布する糊付けロールとが装着された本体フレームに対して、交換フレームに上段ロールと下段ロールが装着された段ロールカセットが着脱自在なシングルフェーサにおいて、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の一方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第1位置決めブロックと、
    前記本体フレームまたは前記交換フレームにおける前記糊付けロールおよび前記上段ロールの軸方向の他方側に設けられて前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う第2位置決めブロックと、
    前記第1位置決めブロックと前記第2位置決めブロックの少なくともいずれか一方を前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に移動するブロック移動装置と、
    を有し、
    前記第1位置決めブロックと前記第2位置決めブロックは、前記上段ロールの軸方向に直交する水平方向の一方側に配置され、
    前記上段ロールの軸方向に直交する水平方向の他方側に前記糊付けロールと前記上段ロールの軸方向に対する位置決めを行う第3位置決めブロックが配置される、
    シングルフェーサ。
  8. 波形加工された中芯に第2ライナを貼り合わせて片面段ボールシートを製造する請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のシングルフェーサと、
    前記片面段ボールシートにおける中芯側に第1ライナを貼り合わせて段ボールシートを製造するダブルフェーサと、
    を備える段ボールシートの製造装置。
  9. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のシングルフェーサにおいて、
    前記本体フレームに対して前記段ロールカセットを上昇させる工程と、
    前記本体フレームに対して前記段ロールカセットが組付位置に到達したときに前記糊付けロールと前記上段ロールの配列方向に対する位置決めを行う工程と、
    前記本体フレームに前記段ロールカセットが組付けられた状態で前記本体フレームと前記段ロールカセットとの相対位置を変更することで前記糊付けロールと前記上段ロールとの平行度を調整する工程と、
    を有するロールの平行度調整方法。
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