JP2014210632A - シート材の位置調整方法 - Google Patents

シート材の位置調整方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014210632A
JP2014210632A JP2013086798A JP2013086798A JP2014210632A JP 2014210632 A JP2014210632 A JP 2014210632A JP 2013086798 A JP2013086798 A JP 2013086798A JP 2013086798 A JP2013086798 A JP 2013086798A JP 2014210632 A JP2014210632 A JP 2014210632A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
roller
width direction
pair
moved
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013086798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5548291B1 (ja
Inventor
信一 毛利
Shinichi Mori
信一 毛利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PHONIC KK
Phonic Co Ltd
Original Assignee
PHONIC KK
Phonic Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PHONIC KK, Phonic Co Ltd filed Critical PHONIC KK
Priority to JP2013086798A priority Critical patent/JP5548291B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5548291B1 publication Critical patent/JP5548291B1/ja
Publication of JP2014210632A publication Critical patent/JP2014210632A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/06Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H9/00Registering, e.g. orientating, articles; Devices therefor

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Abstract

【課題】走行するシート材の幅方向の位置のずれを、シート材の幅方向の端辺をガイドするガイド部材を使用することなく、且つ、正確に修正することができるシート材の位置調整方法を提供する。【解決手段】第一ローラ対11でシート材Sを上下から挟持し、第一上ローラ21及び第一下ローラ22を幅方向に同距離移動させ、その間第二ローラ対12は第二上ローラ23及び第二下ローラ24がシート材に当接しない待機位置で待機させる。第一上ローラ及第一下ローラをそれぞれシート材から離隔させてシート材を開放する際に、待機位置にあった第二上ローラ及び前第二下ローラをそれぞれシート材に接近させてシート材を上下から挟持し、幅方向に同距離移動させると共に、シート材を開放した第一ローラ対を待機位置に移動させることにより、シート材の挟持及び幅方向への移動を、第一ローラ対及び第二ローラ対で交代して行いシート材を継続的に幅方向に移動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、段ボールシートの製造ラインにおいて、走行するシート材の幅方向の位置を調整するシート材の位置調整方法に関するものである。
段ボールシートは、一般的にコルゲータと称される装置で製造される。コルゲータでは、シングルフェーサにおいて、波形に成形された中芯と裏ライナとの貼合により片面段ボールシートが製造され、ダブルフェーサにおいて、片面段ボールシートと表ライナとの貼合、または複数の片面段ボールシートと表ライナの貼合が行われ、両面段ボールシート、複両面段ボールシート等の段ボールシートが製造される。製造された段ボールシートは、スリッタスコアラにおいて走行方向と平行に罫線入れ及び溝切りが行われた後、所定の長さで流れ方向と直交する方向に裁断される。
上記の工程は、中芯、ライナ、片面段ボールシート、両面段ボールシート等のシート材を走行させながら行われるが、シート材が走行する位置が幅方向(走行方向と直交する方向)にずれることにより、不具合が生じることがある。例えば、貼合前のシート材が幅方向にずれると、貼合されたシート材同士で幅方向の端辺が不揃いとなることがある。一般的に、段ボールシートの幅方向の寸法精度を確保するために、両端を化粧断ちするための落し代が予め設定されているが、端辺における不揃い幅が落し代を超えると、その部分の段ボールシートは廃棄対象となり大きな無駄となる。また、スリッタスコアラの上流でシート材が幅方向にずれていると、ずれた位置で罫線入れや溝切りが行われることになり、製造された段ボールブランクの寸法が不正確となる。
これに対し、鉛直に立てた板状のガイド部材の一対を、シート材の幅長さ分だけ離隔させて対面させることにより、走行するシート材の幅方向の端辺を位置決めする方法が、従前より採用されている。しかしながら、段ボールシートには種々の規格があり、幅長さもmm単位で多数の種類があることに加え、糊剤の水分や加熱乾燥によって段ボールシートは伸縮し、その伸縮量は一定ではない。また、上記のように、貼合されたシート材同士で幅方向の端辺が不揃いとなることがある。そのため、シート材の幅長さとして、一対のガイド部材の間隔を正確に設定すること自体がそもそも困難であり、一対のガイド部材によってシート材の幅方向の位置を正確に制御することは困難であった。加えて、ガイド部材との摩擦によって、シート材の端辺が損傷する不都合や、シート材が端辺近傍でガイド部材に沿って折れ曲がる等の不都合があった。
そこで、本出願人は過去に、シート材が走行する幅方向の位置を調整する方法及び装置を、種々提案している(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術では、ホイール主軸(ホイールの回転軸)と直角をなす軸周りにそれぞれ回転自在な複数のローラでホイールを構成し、ホイール主軸がシート材の走行方向に一致する状態でホイールをシート材に当接させる。そして、シート材の幅方向における位置を変化させない場合は、ホイールをホイール主軸周りに回転させることなく、ローラにシート材の走行に従動する回転をさせ、シート材の位置を幅方向にある距離だけ移動させる場合は、ローラにシート材の走行に従動する回転をさせつつ、ホイール主軸の方向を変化させることなく、幅方向に移動させようとする距離に応じた角度分、ホイールをホイール主軸周りに回転させるものである。
この技術によれば、ホイール主軸の方向を変化させることなく、ホイールをホイール主軸周りに回転させるのみで、極めて簡易にシート材の幅方向の位置を調整することができる。そして、ホイールを構成する複数のローラは、走行するシー材に従動して自由回転するため、ホイールを常時シート材に当接させておいても、シート材の走行を妨げることがない。加えて、ホイールの回転によってシート材に加えられる力の方向はシート材の幅方向であり、シート材を移動させたい方向と一致している。これにより、移動させる距離の制御が容易で、かつ正確であるという利点がある。
本発明は、本出願人によるシート材の幅方向の位置調整方法及び装置の開発の過程で、上記の技術とは別の手段によって、同様の作用効果を奏する技術を開発することを目的としてなされたものである。
そこで、本発明は、走行するシート材の幅方向の位置のずれを、シート材の幅方向の端辺をガイドするガイド部材を使用することなく、且つ、正確に修正することができるシート材の位置調整方法の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる段ボールシートの位置調整方法は、
「それぞれ走行するシート材の幅方向に平行な軸周りに回転自在な上ローラ及び下ローラからなるローラ対を複数備えるシート材の位置調整装置を使用し、
シート材を幅方向に移動させるときは、
複数の前記ローラ対のうちの一対で、前記上ローラ及び前記下ローラにシート材の走行に従動する回転をさせつつシート材を上下から挟持し、シート材を挟持した前記上ローラ及び前記下ローラをシート材の幅方向に同距離移動させ、
複数の前記ローラ対のうちの一対でシート材を挟持している間は、他の前記ローラ対は、前記上ローラ及び前記下ローラがシート材に当接しない待機位置で待機させ、
それまでシート材を挟持していた前記ローラ対の前記上ローラ及び前記下ローラを、それぞれシート材から離隔させてシート材を開放する際に、シート材が開放される位置とは異なる位置で、前記待機位置にあった前記ローラ対の前記上ローラ及び前記下ローラをそれぞれシート材に接近させてシート材を上下から挟持し、シート材を挟持した前記上ローラ及び前記下ローラをシート材の幅方向に同距離移動させると共に、シート材を開放した前記ローラ対を前記待機位置に移動させることにより、
シート材の挟持及び幅方向への移動を複数の前記ローラ対で交代して行い、シート材を継続的に幅方向に移動させる」ものである。
「シート材」は、表・裏ライナ、波形に成形された中芯、片面段ボールシート、両面段ボールシート、及び、二層以上が貼合された片面段ボールシートに表ライナが貼合されたシートを指している。
本発明では、それぞれシート材の幅方向(以下、単に「幅方向」と称することがある)に平行な軸周りに回転自在な上ローラ及び下ローラからなるローラ対を複数使用する。そして、これら複数のローラ対の一対をまず使用し、その上ローラと下ローラとでシート材を上下から挟持する。すなわち、上ローラをシート材の上面に当接させ、その位置におけるシート材の下面に下ローラを当接させる。この状態で、上ローラと下ローラとを同時に同距離だけ幅方向に移動させると、上ローラ及び下ローラに挟持されたシート材が幅方向に移動する。従って、走行するシート材において幅方向の位置にずれが生じたとき、すれた方向とは反対の幅方向に、ずれ量に相当する距離だけシート材を挟持しているローラ対を移動させることにより、シート材の幅方向の位置ずれを修正することができる。
かかる方法では、シート材の位置ずれの修正のためにローラ対を移動させる方向が、シート材がずれている方向とは反対の幅方向である。そのため、シート材に直交する軸周りに旋回するローラや、シート材の走行方向に平行な軸周りに回転するローラによって幅方向の位置ずれを修正する場合は、ローラの旋回角度あるいはローラの回転角度を、シート材を移動させるべき距離に基づいて演算する必要があるのに対し、本方法ではシート材のずれ量に応じたローラ対の移動距離の制御が容易である。
また、シート材を幅方向に移動させる際、シート材は上ローラ及び下ローラによって上下から挟持された状態であるため、上ローラ及び下ローラを幅方向に移動させる力をシート材に効率よく伝えることができ、高い応答性でシート材を移動させることができる。更に、シート材を挟持している上ローラ及び下ローラは、シート材の幅方向に平行な軸周りに自由回転するローラであるため、シート材の走行に従動して回転する。これにより、シート材の走行を妨げることなく、シート材の幅方向の位置ずれを修正することができる。
ところで、プリンタ用紙やコピー用紙のようにカットされた状態のシート材が供給される場合は、シート材の幅方向の位置にずれが生じたとき、ずれを修正する動作はそのシート材に対してのみ行えばよい。これに対して、段ボールシートの製造ラインにおいて走行するシート材は、上流端でミルロールスタンド(原紙掛け)に巻き掛けられている非常に長い原紙が、連続的に供給されて製造されるものであるため、いったん幅方向に位置ずれが生じた後は、原紙のロットが切り換えられるまでは、幅方向に位置ずれが生じたままシート材が走行し続けるのが通常である。そのため、走行するシート材に対して、幅方向の位置ずれを修正する動作は、継続的に行われる必要がある。
これに対し、本発明では、それぞれ上ローラ及び下ローラからなるローラ対を複数使用し、一つのローラ対でシート材を挟持して幅方向に移動させている間は、他のローラ対を上ローラ及び下ローラがシート材に当接しない待機位置に待機させておき、シート材を挟持した状態でシート材を所定距離だけ幅方向に移動させたローラ対がシート材を開放する際に、それまで待機位置にあったローラ対でシート材を挟持する。そして、新たにシート材を挟持したローラ対でシート材を幅方向に移動させている間、シート材を開放したローラ対は待機位置に移動させる。このように、本方法では、待機位置での待機と、シート材の挟持及び幅方向の移動とを、複数のローラ対に交代で行わせているため、シート材の幅方向への移動を継続的に行うことができる。従って、段ボールシートの製造ラインで走行する、非常に長いシート材の幅方向への位置ずれを、効果的に修正することができる。
なお、これからシート材を挟持するローラ対の上ローラ及び下ローラがシート材に当接する瞬間と、これまでシート材を挟持していたローラ対の上ローラ及び下ローラがシート材を開放する瞬間とが厳密に一致している必要はなく、二つのローラ対が共にシート材を挟持している状態となる時間が、短時間存在するものであっても良い。
本発明にかかるシート材の位置調整方法は、上記構成に加え、
「前記待機位置にあった前記ローラ対でシート材を挟持するとき、前記上ローラ及び前記下ローラのそれぞれを、他の前記ローラ対によりシート材が移動させられている方向と同一の幅方向に移動させつつシート材に接近させ、
シート材を挟持していた前記ローラ対にシート材を開放させるとき、前記上ローラ及び前記下ローラのそれぞれを、それまでシート材が移動させられていた方向と同一の幅方向に移動させつつシート材から離隔させる」ものとすることができる。
仮に、これからシート材を挟持しようとするローラ対の上ローラ及び下ローラが、シート材に対して垂直な方向で接近する場合は、両ローラによってシート材を挟持する際に、それまで他のローラ対によって幅方向に移動させられていたシート材の動きの抵抗となるおそれがある。これに対し、本方法では、これからシート材を挟持しようとするローラ対の上ローラ及び下ローラを、それまで他のローラ対によって移動させられていた方向と同一の幅方向に移動させる。これにより、これからシート材を挟持しようとするローラ対の上ローラ及び下ローラが、シート材に当接する際の抵抗を低減することができる。また、仮に、それまでシート材を挟持していたローラ対がシート材を開放する際、上ローラ及び下ローラをシート材に対して垂直な方向に離隔させる場合は、上ローラ及び下ローラの幅方向への移動速度がゼロとなる瞬間が生じるため、それまで幅方向に移動させられていたシート材の動きに、瞬間的にブレーキがかかることとなる。これに対し、本方法では、それまでシート材を挟持していたローラ対の上ローラ及び下ローラを、それまでシート材が移動させられていた方向と同一の幅方向に移動させつつシート材から離隔させるため、シート材の動きにブレーキをかけるおそれを低減して、上ローラ及び下ローラを離隔させることができる。
従って、本方法によれば、異なるローラ対の間で、スムーズにシート材の挟持を交代することができる。
本発明にかかるシート材の位置調整方法は、上記構成に加え、
「前記位置調整装置は、シート材を走行方向に平行に切断するスリッタ装置の上流及び下流それぞれに配され、
少なくとも前記スリッタ装置の下流に配される前記位置調整装置では、前記上ローラ及び前記下ローラとして、軸方向に長い長尺ローラを使用する」ものとすることができる。
スリッタ装置の下流では、シート材は走行方向に平行に分断された状態にある。そのため、上ローラ及び下ローラが軸方向に短いローラである場合は、分断されたシート材の一部のみが上ローラ及び下ローラで挟持され、切断線を挟んだ他の部分は上ローラ及び下ローラで挟持されない状態となるおそれがある。その場合、シート材に対して部分的に幅方向に移動させる力が作用し、切断線を挟んだ他の部分には幅方向に移動させる力が作用しないため、シート材にシワや破れが生じるのみで、シート材の全体を幅方向に移動させることができない。これに対し、本構成では、上ローラ及び下ローラとして、軸方向に長い長尺ローラを使用するため、一つの上ローラまたは下ローラを、切断線をまたいでシート材に当接させることが可能となる。これにより、スリッタ装置を経て走行方向に平行に分断されているシート材におけるシワや破れの発生を抑制して、シート材の全体を幅方向に移動させることができる。
以上のように、本発明の効果として、走行するシート材の幅方向の位置のずれを、シート材の幅方向の端辺をガイドするガイド部材を使用することなく、且つ、正確に修正することができるシート材の位置調整方法を、提供することができる。
本発明の第一実施形態のシート材の位置調整方法に使用する位置調整装置の斜視図である。 図1の位置調整装置における第一上ローラ及び第一上ローラ支持装置の斜視図である。 図1の位置調整装置の平面図である。 図1の位置調整装置におけるA−A線断面図である。 本発明の第二実施形態のシート材の位置調整方法に使用する二つの位置調整装置の側面図である。 図5の位置調整装置の平面図である。
以下、本発明の第一実施形態であるシート材の位置調整方法(以下、単に「位置調整方法」と称することがある)、及び、この位置調整方法に適したシート材の位置調整装置1(以下、単に「位置調整装置1」と称する)の構成について、図1乃至図4に基づいて説明する。
位置調整装置1は、段ボールシートの製造ラインにおいて、走行するシート材Sを載置する載置台96で構成されるシート材Sの走行路の一部で、上下の空間を連通させている開放部97に配置される。ここで、載置台96は、シート材Sを載置し滑らせるプレートの上面や、シート材Sを載置し搬送するコンベアの上面で構成させることができる。また、ここでは開放部97として、載置台96を上流側と下流側とに分断して間隙を設けることにより形成されたものを例示するが、その他、載置台を左右に分断して中央部に間隙を設けることにより、或いは、載置台の一部に貫通孔を設けることにより、開放部を形成することもできる。
位置調整装置1は、走行するシート材Sの幅方向に平行な軸21p、すなわち、走行するシート材Sを載置する載置台96の幅方向に平行な軸21p周りに回転自在で、シート材Sの上面に当接させる第一上ローラ21、及び、載置台96の幅方向に平行な軸22p周りに回転自在で、シート材Sの下面に当接させる第一下ローラ22からなる第一ローラ対11と、載置台96の幅方向に平行な軸23p周りに回転自在で、シート材Sの上面に当接させる第二上ローラ23、及び、載置台96の幅方向に平行な軸24p周りに回転自在で、シート材Sの下面に当接させる第二下ローラ24からなる第二ローラ対12を備えている。
第一ローラ対11及び第二ローラ対12は、ローラ支持フレームに支持されている。ローラ支持フレームは、開放部97においてシート材Sの走行路の両外側に近接して立設された二対の支柱69と、二対のうち下流側の一対の支柱69間に、それぞれシート材Sより上方及び下方で架け渡された第一上横架材60a及び第一下横架材60bと、二対のうち上流側の一対の支柱69間に、それぞれシート材Sより上方及び下方で架け渡された第二上横架材60c及び第二下横架材60dを備えている。ここで、第一上横架材60a、第一下横架材60b、第二上横架材60c、及び第二下横架材60dの延びる方向は、走行するシート材Sの幅方向(載置台96の幅方向)に一致している。
第一上横架材60aには第一上ローラ21を支持する第一上ローラ支持装置20aが、第一下横架材60bには第一下ローラ22を支持する第一下ローラ支持装置20bが、第二上横架材60cには第二上ローラ23を支持する第二上ローラ支持装置20cが、第二下横架材60dには第二下ローラ24を支持する第二下ローラ支持装置20dが、それぞれ取り付けられている。
まず、第一上ローラ支持装置20aについて説明する。第一上ローラ支持装置20aは、主に図2に示すように、第一上横架材60aと平行にスライドする第一上スライド体31と、第一上スライド体31に対して昇降する第一上昇降体41を備えており、この第一上昇降体41に第一上ローラ21が支持されている。より具体的には、第一上スライド体31は平面視四角形の枠状であり、第一上スライド体31に形成された螺子孔と螺合するボール螺子56の回転によってスライドする。このボール螺子56の一端は、第一上横架材60aから上流側に向かって突出するように第一上横架材60aに固定された一対の支持板51の一方に、他端は一対の支持板51の他方に回転自在に支持されている。そして、ボール螺子56を回転駆動するモータ56mが、一方の支持板51の近傍で第一上横架材60aに支持されている。かかる構成により、モータ56mに駆動されてボール螺子56が回転することにより、第一上スライド体31が一対の支持板51間で第一上横架材60aと平行な方向、すなわち、シート材Sの幅方向にスライドする。
なお、一対の支持板51間にはボール螺子56と平行にガイド棒59が取り付けられており、ガイド棒59は第一上スライド体31に設けられた貫通孔を挿通している。これにより、第一上スライド体31は、ボール螺子56の回転に伴いボール螺子56の軸周りに回転することなく、シート材Sの幅方向にスライドする。
第一上スライド体31には、上方に突出する突出片61が取り付けられており、この突出片61を介して、エアまたは油圧により作動し、ピストンロッド71bを上下方向に進退させるシリンダ装置71が、第一上スライド体31に支持されている。そしてピストンロッド71bの先端は、連結片66を介して第一上昇降体41に連結されている。これにより、第一上昇降体41は、第一上スライド体31と共にシート材Sの幅方向に移動すると共に、シリンダ装置71によるピストンロッド71bの駆動により昇降する。なお、第一上昇降体41の側面には上下方向に延びるレール46が形成されており、第一上スライド体31には、レール46と係合する凸条36が上下方向に延びるように形成されている(図4参照)。これにより、シリンダ装置71がピストンロッド71bを進退させた際に、第一上昇降体41が安定的に昇降する。
第一上ローラ21は、コ字形のローラ支持部81に回転自在に支持されている。そして、ローラ支持部81においてコ字の中央に相当する平板部には、上方に突出する二本のシャフト86が固定されており、シャフト86はそれぞれ第一上昇降体41を上下に貫通する孔部を挿通している。それぞれのシャフト86の先端にはフランジ部86bが形成されており、フランジ部86bと第一上昇降体41との間にはコイルバネ85が配されている。このコイルバネ85は、一端がフランジ部86bに固定されていると共に、他端が第一上昇降体41に固定されている。
上記構成により、モータ56mの駆動によりボール螺子56が回転すると、第一上スライド体31及び第一上昇降体41を介して、第一上ローラ21がシート材Sの幅方向に移動する。また、シリンダ装置71の駆動によりピストンロッド71bが上下に進退すると、第一上昇降体41を介して第一上ローラ21が昇降する。
第一下ローラ支持装置20bは、第一上ローラ支持装置20aを上下に反転させた構成であり、モータ(図示しない)に駆動されたボール螺子57の回転により、一対の支持板52間で第一下横架材60bに平行にスライドする第一下スライド体32と、第一下スライド体32から下方に突出した突出片62を介して第一下スライド体32に支持され、ピストンロッド72bを上下方向に進退させるシリンダ装置72と、ピストンロッド72bの先端が連結された第一下昇降体42を備えており、ローラ支持部82に支持された第一下ローラ22が、シャフト87を介して第一下昇降体42に支持されている。
第二上ローラ支持装置20cは、第一上ローラ支持装置20aと同様の構成であり、モータ57mに駆動されたボール螺子58の回転により、一対の支持板53間で第二上横架材60cに平行にスライドする第二上スライド体33と、第二上スライド体33から上方に突出した突出片63を介して第二上スライド体33に支持され、ピストンロッド73bを上下方向に進退させるシリンダ装置73と、ピストンロッド73bの先端が連結された第二上昇降体43を備えており、ローラ支持部83に支持された第二上ローラ23が、シャフト88を介して第二上昇降体43に支持されている。
第二下ローラ支持装置20dは、第一下ローラ支持装置20bと同様の構成であり、モータ(図示しない)に駆動されたボール螺子59の回転により、一対の支持板54間で第二下横架材60dに平行にスライドする第二下スライド体34と、第二下スライド体34から下方に突出した突出片64を介して第二下スライド体34に支持され、ピストンロッド74bを上下方向に進退させるシリンダ装置74と、ピストンロッド74bの先端が連結された第二下昇降体44を備えており、ローラ支持部84に支持された第二下ローラ24が、シャフト89を介して第二下昇降体44に支持されている。
更に、位置調整装置1は、主記憶装置と、主記憶装置に記憶されたプログラムに従って処理を行う中央処理装置(CPU)と、ハードディスク等の補助記憶装置とを具備するコンピュータ(図示しない)を備えており、主記憶装置にはカメラ91による撮像に基づきシート材Sの幅方向のずれを算出し、算出されたずれ量に基づいてモータを制御し、それぞれボルト螺子56,57,58,59の回転による第一上スライド体31、第一下スライド体32、第二上スライド体33、及び第二下スライド体34の幅方向への移動を制御する位置制御プログラムが記憶されている。
また、コンピュータは、段ボールシートの製造ラインの生産管理装置または事業者の事務所コンピュータと、有線通信または無線通信可能に接続することにより、シート材Sの種類や厚さに関する情報を、生産管理装置や事務所コンピュータから随時取得することができる。或いは、シート材Sの種類や厚さに関する情報を、生産管理装置や事務所コンピュータから予め取得して補助記憶装置に記憶させておき、これを読み出して使用する構成とすることができる。そして、コンピュータには、シリンダ装置71,72,73,74の駆動を制御して第一上ローラ21、第一下ローラ22、第二上ローラ23、及び第二下ローラ24の高さ位置を調整する、ローラ高さ調整プログラムを記憶させておくことができる。
上記構成の位置調整装置1を使用して行う位置調整方法は、シート材Sを幅方向に移動させるとき、第一ローラ対11の第一上ローラ21及び第一下ローラ22にシート材Sの走行に従動する回転をさせつつシート材Sを上下から挟持させ、シート材Sを挟持した第一上ローラ21及び第一下ローラ22をシート材Sの幅方向に同距離移動させ、第一ローラ対11でシート材Sを挟持している間は、第二ローラ対12は第二上ローラ23及び第二下ローラ24がシート材Sに当接しない待機位置で待機させ、第一上ローラ21及び第一下ローラ22をそれぞれシート材Sから離隔させてシート材Sを開放させる際に、シート材Sが開放される位置とは異なる位置で、待機位置にあった第二ローラ対12の第二上ローラ23及び第二下ローラ24をそれぞれシート材Sに接近させてシート材Sを上下から挟持させ、シート材Sを挟持した第二上ローラ23及び第二下ローラ24をシート材Sの幅方向に同距離移動させと共に、シート材Sを開放した第一ローラ対11を待機位置に移動させることにより、シート材Sの挟持及び幅方向への移動を、第一ローラ対11と第二ローラ対12との間で交代して行い、シート材Sを継続的に幅方向に移動させるものである。
より詳細に説明すると、シート材Sに幅方向の位置ずれが生じていないときは、第一ローラ対11及び第二ローラ対12は、共に待機位置におく。本実施形態では、第一ローラ対11及び第二ローラ対12の待機位置は何れも、載置台96の幅方向の中央線の延長線上に各ローラ21,22,23,24の幅方向の中心が位置し、且つ、第一上ローラ21及び第二上ローラ23が上昇端にあり、第一下ローラ22及び第二下ローラ24が下降端にある位置としている。
位置調整装置1より下流側に配置されたカメラ91による撮像に基づいて、シート材Sの幅方向に位置のずれが生じたことを検知すると、コンピュータはシリンダ装置71を制御し、第一上昇降体41を介して第一上ローラ21を降下させてシート材Sの上面に当接させると共に、第一下昇降体42を介して第一下ローラ22を上昇させてシート材Sの下面に当接させ、同じ位置で上下からシート材Sを挟持させる。このとき、シート材Sの厚さに応じて、第一上ローラ21の降下位置、及び、第一下ローラ22の上昇位置が制御される。なお、本実施形態ではカメラ91はシート材Sの上方に配置されており、照明装置95によって下方から光を当てたシート材Sを撮像する。
このとき、第一上ローラ21を第一上昇降体41と連結しているシャフト86、第一下ローラ22を第一下昇降体42と連結しているシャフト87には、それぞれコイルバネ85が配されているため、その弾性により、シート材Sを過度に押圧することなく、且つ、しっかりと、第一上ローラ21及び第一下ローラ22でシート材Sを挟持することができる。
そして、シート材Sを挟持した第一上ローラ21及び第一下ローラ22を、それぞれコンピュータによるモータの制御により、第一上スライド体31及び第一下スライド体32を介して、シート材Sがずれている方向とは反対の幅方向に、ずれ量に相当する距離だけ同時に移動させる。すなわち、第一上スライド体31及び第一下スライド体32は、それぞれ異なるモータの駆動により回転する異なるボール螺子56,57によって移動させる構成であるが、両者の移動は同期して行われる。
これにより、シート材Sの幅方向の位置ずれが修正される。ただし、シート材Sに幅方向の位置ずれが生じた原因(例えば、ミルロールスタンドの位置が不適切である等)が除かれた訳ではないため、位置調整装置1が配置された部分でシート材Sの幅方向の位置ずれを修正しても、次々と走行してくるシート材Sは、依然として幅方向に位置ずれが生じた状態である。そのため、シート材Sの幅方向の位置ずれを修正する動作は、継続して行う必要がある。ところが、シート材Sを挟持した第一ローラ対11の第一上ローラ21及び第一下ローラ22が幅方向に移動できる範囲は、それぞれ一対の支持板51,52間に制限されるため、シート材Sを継続的に一方向に移動させ続けることは不可能である。
そこで、第一ローラ対11が予め定めた切替位置に到達すると、それまで待機位置にあった第二ローラ対12がシート材Sを挟持する。このとき、第二ローラ対12の第二上ローラ23と第二下ローラ24は、それまで第一ローラ対11がシート材Sを移動させていた方向と同一の方向で、且つ、に第一ローラ対11がシート材Sを移動させていた速度と同一の速度で幅方向に移動しながら、それぞれ降下及び上昇してシート材Sに接近し、シート材Sを挟持する。一方、それまでシート材Sを挟持していた第一ローラ対11の第一上ローラ21及び第一下ローラ22は、同一方向に同一速度で移動しつつ、それぞれ上昇及び下降してシート材Sから離隔し、シート材Sを開放する。
これにより、シート材Sの幅方向の移動に対して抵抗となるおそれを低減して、シート材Sの挟持を第一ローラ対11から第二ローラ対12に交代することができる。なお、第二ローラ対12がシート材Sに接近してシート材Sを挟持する瞬間と、第一ローラ対11がシート材Sから離隔してシート材Sを開放する瞬間とは、必ずしも厳密に一致する必要はなく、第一ローラ対11と第二ローラ対12との双方でシート材Sを挟持して幅方向に移動させる時間が存在してもよい。シート材Sを一対のローラ対で挟持する場合と二対のローラ対で挟持する場合とでは、シート材Sに加えられる力が異なるが、カメラ91による撮像でシート材Sの幅方向の位置ずれを常時検出し、これをフィードバックして第一ローラ対11及び第二ローラ対12の移動を制御すれば、シート材Sを挟持するローラ対が一対であっても二対であっても、問題なくシート材Sの位置ずれを修正することができる。
その後、新たにシート材Sを挟持した第二ローラ対12の第二上ローラ23及び第二下ローラ24を、それぞれコンピュータの制御により第二上スライド体33及び第二下スライド体34をスライドさせることにより、幅方向に移動させる。上記のように、シート材Sに幅方向の位置ずれが生じた原因が除かれた訳ではないため、幅方向に移動させられたシート材Sは元の位置に戻ろうとする。そのため、ここで言う「ローラの幅方向への移動」とは、元の位置に戻ろうとするシート材Sに対する相対的な動きである。
一方、シート材Sから離隔した第一ローラ対11では、第一上ローラ21が上昇端まで上昇すると共に、第一下ローラ22が下降端まで下降し、共に幅方向の中央位置まで移動して待機位置で待機する。以降は、上記の動作を繰り返すことにより、シート材Sの挟持及び幅方向への移動を、第一ローラ対11と第二ローラ対12とで交互に行い、シート材Sの幅方向の位置ずれの修正を継続的に行うことができる。
上記のように、本実施形態の位置修正方法によれば、シート材Sの位置ずれの修正のために第一ローラ対11及び第二ローラ対12を移動させる方向が、シート材Sがずれている方向と反対の幅方向である。そのため、シート材Sのずれ量に応じた第一ローラ対11及び第二ローラ対12の移動距離の制御が容易である。
また、シート材Sを幅方向に移動させる際、シート材Sは上下から挟持された状態であるため、モータの駆動により回転するボール螺子56,57,58,59を介してスライド体(第一上スライド体31、第一下スライド体32、第二上スライド体33、及び第二下スライド体34)を幅方向に移動させる力をシート材Sに効率よく伝えることができ、高い応答性でシート材Sを移動させることができる。更に、シート材Sを挟持している各ローラ21,22,23,24は、何れもシート材Sの幅方向に平行な軸周りに自由回転するローラであり、シート材Sの走行に従動して回転するため、シート材Sの走行を妨げることなく、シート材Sの幅方向の位置ずれを修正することができる。
加えて、二対のローラ対(第一ローラ対11、第二ローラ対12)で交互にシート材Sを挟持し、シート材Sを幅方向に移動させる構成を採用している。そのため、非常に長いシート材Sであって、いったん幅方向の位置ずれが生じるとそのずれが生じたままで走行し続けるシート材Sを、継続的に幅方向に移動させ、幅方向の位置ずれを修正することができる。
次に、第二実施形態の位置調整方法、及び、この位置調整方法に使用される位置調整装置1,2について、図5及び図6を用いて説明する。第二実施形態では二つの位置調整装置1,2を使用し、一方はスリッタ装置99の上流に、他方はスリッタ装置99の下流に配置する。
スリッタ装置99の上流に配置する位置調整装置1は、第一実施形態の位置調整装置1を使用することができ、位置調整装置1とスリッタ装置99との間に配置されたカメラ92による撮像に基づき、シート材Sの幅方向の位置ずれを検知し、上記と同様にシート材Sの幅方向の位置ずれの修正を行う。一方、スリッタ装置99の下流に配置される位置調整装置2は、スリッタ装置99と位置調整装置2との間に配置されたカメラ93による撮像に基づき、シート材Sの幅方向の位置ずれを検知し、シート材Sの幅方向の位置ずれの修正を行う。なお、本実施形態ではカメラ92,93はシート材Sの上方に配置されており、それぞれ照明装置95b,95cによって下方から光を当てたシート材Sを撮像する。
位置調整装置2がシート材Sの幅方向の位置ずれの修正を行う動作は、位置調整装置1と同様であり、装置の構成も位置調整装置1とほぼ同様である。位置調整装置2が位置調整装置1と異なる点は、第一上ローラ21bは軸21p方向に長い長尺ローラであり、一対の支持板51間の距離は第一実施形態より大きく、第一下ローラ22bは軸22p方向に長い長尺ローラであり、一対の支持板52間の距離は第一実施形態より大きく、第二上ローラ23bは軸23p方向に長い長尺ローラであり、一対の支持板53間の距離は第一実施形態より大きく、第二下ローラ24bは軸24p方向に長い長尺ローラであり、一対の支持板54間の距離は第一実施形態より大きい点である。ここでは、長尺ローラは何れも、シート材Sの幅長さに近い長さを有している。
スリッタ装置99を通過したシート材Sは、走行方向に平行な切断線CLによって複数に分断されている。そのため、仮に位置調整装置2の第一上ローラ、第一下ローラ、第二上ローラ、及び第二下ローラが、それぞれの軸方向に短いローラである場合は、分断されたシート材Sの一部のみがローラによって挟持され、切断線CLを挟んだ他の部分は挟持されない状態となるおそれがある。その場合、シート材Sに対して幅方向に移動させる力が部分的に作用し、切断線CLを挟んだ他の部分には幅方向に移動させる力が作用しないため、シート材Sにシワや破れが生じるのみで、シート材Sの全体を幅方向に移動させることができない。これに対し、位置調整装置2では、第一上ローラ21b、第一下ローラ22b、第二上ローラ23b、及び第二下ローラ24bとして、何れも軸方向に長い長尺ローラを使用しているため、一つのローラを、切断線CLをまたいでシート材Sに当接させることが可能となる。これにより、スリッタ装置99を経て走行方向に平行に分断されているシート材Sにおけるシワや破れの発生を抑制して、シート材Sの全体を幅方向に移動させることができる。
そして、スリッタ装置99を通過する際のシート材Sに幅方向の位置ずれが生じている場合は、スリッタ装置99においてシート材Sを走行方向に平行に切断する加工の精度が低下し、製造されたシート材Sが不良品となるおそれがあるところ、第二実施形態の位置調整方法では、スリッタ装置99の上流と下流との両方でカメラ92,93による位置ずれの検知を行い、その検知に基づきスリッタ装置99の上流と下流との両方でシート材Sの幅方向の位置ずれの修正を行っている。これにより、スリッタ装置99において、高い精度でシート材Sを切断することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、シート材を挟持して幅方向に移動させる動作を、二対のローラ対が交互に行う場合を例示したが、これに限定されず、三対以上のローラ対を使用し、シート材を挟持して幅方向に移動させる動作を交代で行う構成とすることができる。
1,2 位置調整装置(段ボールシートの位置調整装置)
11 第一ローラ対(ローラ対)
12 第二ローラ対(ローラ対)
21 第一上ローラ(上ローラ)
22 第一下ローラ(下ローラ)
23 第二上ローラ(上ローラ)
24 第二下ローラ(下ローラ)
21p,22p,23p,24p シート材の幅方向に平行な軸
99 スリッタ装置
S シート材
特開2011−245709号公報

Claims (3)

  1. それぞれ走行するシート材の幅方向に平行な軸周りに回転自在な上ローラ及び下ローラからなるローラ対を複数備えるシート材の位置調整装置を使用し、
    シート材を幅方向に移動させるときは、
    複数の前記ローラ対のうちの一対で、前記上ローラ及び前記下ローラにシート材の走行に従動する回転をさせつつシート材を上下から挟持し、シート材を挟持した前記上ローラ及び前記下ローラをシート材の幅方向に同距離移動させ、
    複数の前記ローラ対のうちの一対でシート材を挟持している間は、他の前記ローラ対は、前記上ローラ及び前記下ローラがシート材に当接しない待機位置で待機させ、
    それまでシート材を挟持していた前記ローラ対の前記上ローラ及び前記下ローラを、それぞれシート材から離隔させてシート材を開放する際に、シート材が開放される位置とは異なる位置で、前記待機位置にあった前記ローラ対の前記上ローラ及び前記下ローラをそれぞれシート材に接近させてシート材を上下から挟持し、シート材を挟持した前記上ローラ及び前記下ローラをシート材の幅方向に同距離移動させると共に、シート材を開放した前記ローラ対を前記待機位置に移動させることにより、
    シート材の挟持及び幅方向への移動を複数の前記ローラ対で交代して行い、シート材を継続的に幅方向に移動させる
    ことを特徴とするシート材の位置調整方法。
  2. 前記待機位置にあった前記ローラ対でシート材を挟持するとき、前記上ローラ及び前記下ローラのそれぞれを、他の前記ローラ対によりシート材が移動させられている方向と同一の幅方向に移動させつつシート材に接近させ、
    シート材を挟持していた前記ローラ対にシート材を開放させるとき、前記上ローラ及び前記下ローラのそれぞれを、それまでシート材が移動させられていた方向と同一の幅方向に移動させつつシート材から離隔させる
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート材の位置調整方法。
  3. 前記位置調整装置は、シート材を走行方向に平行に切断するスリッタ装置の上流及び下流それぞれに配され、
    少なくとも前記スリッタ装置の下流に配される前記位置調整装置では、前記上ローラ及び前記下ローラとして、軸方向に長い長尺ローラを使用する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシート材の位置調整方法。
JP2013086798A 2013-04-17 2013-04-17 シート材の位置調整方法 Active JP5548291B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013086798A JP5548291B1 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 シート材の位置調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013086798A JP5548291B1 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 シート材の位置調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5548291B1 JP5548291B1 (ja) 2014-07-16
JP2014210632A true JP2014210632A (ja) 2014-11-13

Family

ID=51416728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013086798A Active JP5548291B1 (ja) 2013-04-17 2013-04-17 シート材の位置調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5548291B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102019108874B3 (de) * 2019-04-04 2020-03-19 Koenig & Bauer Ag Transportvorrichtung für ein bogenförmiges Substrat und Verfahren zum Transport zumindest eines bogenförmigen Substrats
JP7062297B2 (ja) 2019-06-28 2022-05-06 株式会社ホニック シート材の位置調整方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826545A (ja) * 1994-07-12 1996-01-30 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼帯のセンタリング装置及びその方法
JP2008260867A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 General Technology Kk 感圧転写粘着テープの製造方法、および感圧転写粘着テープの製造装置
JP2009091139A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Konica Minolta Business Technologies Inc シート搬送装置及びシート搬送装置を備えた画像形成装置
JP2010177407A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Fuji Electric Holdings Co Ltd 薄膜積層体の製造装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0826545A (ja) * 1994-07-12 1996-01-30 Sumitomo Metal Ind Ltd 鋼帯のセンタリング装置及びその方法
JP2008260867A (ja) * 2007-04-12 2008-10-30 General Technology Kk 感圧転写粘着テープの製造方法、および感圧転写粘着テープの製造装置
JP2009091139A (ja) * 2007-10-12 2009-04-30 Konica Minolta Business Technologies Inc シート搬送装置及びシート搬送装置を備えた画像形成装置
JP2010177407A (ja) * 2009-01-29 2010-08-12 Fuji Electric Holdings Co Ltd 薄膜積層体の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5548291B1 (ja) 2014-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2018135054A1 (ja) 段ロールユニット搬送装置並びに段ロールユニットの交換装置及び方法
US8870174B2 (en) Machine for producing books, in particular photo books and/or illustrated books
US8790060B2 (en) Device for joining book block and book cover
JP4718981B2 (ja) コルゲートマシンおよびこれに用いる生産管理装置
JP2014217972A (ja) 段ボールシート製函機
JP2008081258A (ja) 用紙加工装置
JP4512019B2 (ja) 紙継ぎ装置
JP5548291B1 (ja) シート材の位置調整方法
JP2011502909A (ja) 多重ウェブ貼り合わせのための整列装置およびその方法
JP5740340B2 (ja) シート材の位置調整方法
JP5887800B2 (ja) 脆性材料製板の折割装置
US20070187022A1 (en) Device and method for stiffening a web destined to be wound in logs
JP6091177B2 (ja) 製函機及び製函方法
CN116729706A (zh) 带有导向机构的显示面板用自动覆膜设备及其方法
JP6039610B2 (ja) シート材の加工位置調整方法
JP5343038B2 (ja) 段ボールシートの位置調整方法及び位置調整装置
CN210619661U (zh) 不停机定位拼接纸张调整定位装置
JP2004338126A (ja) シート状ワークのダイカッタユニット及びフォールディングユニット
JP6043267B2 (ja) 段ボールシートの製造方法
CN211605281U (zh) 贴合设备
JP4921895B2 (ja) スリッタ装置
JP5953267B2 (ja) シート材の位置調整方法及びシート材の位置調整装置
JP4562350B2 (ja) ウェブを巻取る装置および方法
JP7393908B2 (ja) シングルフェーサおよび段ボールシートの製造装置並びにロールの平行度調整方法
JP7062297B2 (ja) シート材の位置調整方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140407

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140516

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5548291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250