JP7376902B2 - コイル接合体およびコイル接合体の製造方法 - Google Patents

コイル接合体およびコイル接合体の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、コイル接合体およびコイル接合体の製造方法に関する。
従来、モータを構成するステータ(固定子)を製造する場合、一般的には、環状のステータコアの内周面に設けられた複数のスロット(ティース)に巻回されたコイルを順次装着し、あるいは、個々のスロットに順次コイル部材(例えば銅線など)を巻回して、複数のコイルを環状に配置する。この場合、環状に配置されたコイルは、巻回の両端部(始端部および終端部)をステータコアの軸方向の一方(例えば上方)に突出させるように構成され、当該両端部を直接的に、あるいは連結部材を介して、ステータコアの円周方向に延在する棒状(弧状)または環状のバスバーなどの配線部材に溶接あるいはねじ止めにより接続する(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
特許第5904698号公報 特許第4661849号公報
しかしながら、溶接やねじ止めによる接続方法は、接合部の構成が複雑になるため完成したステータの小型化には限界があった。また、ステータコアにコイルを取り付けた後に配線部材(バスバー)とコイルを接続するための装置が必要であり、ステータの製造装置が大型化し、接続の作業も煩雑となる問題もあった。
また、コイルの端子と配線部材(バスバー)とをねじ止めで接続したり、連結部材を介して接続する場合、金属同士の直接的な接合と比較して接合部分の抵抗の増大は避けられない。近年、コイルの開発が進みコイル自体の低抵抗化が可能となっているが、接合部における抵抗が増大してしまうのでは、低抵抗のコイルを採用する意味をなさない。
更に、部品点数の増加や、接続工程が煩雑(工数が増加)する問題がある。
本発明は、斯かる実情に鑑み、コイルと配線部材(バスバー)接続部の構成を簡素化し、部品点数や接続工程を簡素化するとともに接続部における抵抗の増加を抑制し、接続状態も良好にできるコイル接合体およびその製造方法を提供しようとするものである。
本発明は、巻回される第一の金属部材からなるコイルと、前記コイルの巻回の開始および/または終了の端部に接続する第二の金属部材からなるバスバーを備えるコイル接合体であって、前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、前記端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、前記コイルと前記バスバーとの接合部は端面同士を突合せた圧接により構成され、前記コイルは、帯状の複数の平導体を連続して接合することにより螺旋構造体を構成したものであり、接合体直線部を有し、前記接合体直線部は、前記接合部と、接合後コイル直線部と、接合後バスバー直線部を含み、前記接合後コイル直線部は、前記接合部に連続して前記コイルの前記端面に交差する押圧方向に沿って延在する直線領域であり、前記接合後バスバー直線部は、前記接合部に連続して前記バスバーの前記端面に交差する押圧方向に沿って延在する直線領域であり、前記接合体直線部の長さは、押圧前の前記コイルにおけるコイル直線部と押圧前の前記バスバーにおけるバスバー直線部を当接させた長さよりも短い、ことを特徴とするコイル接合体に係るものである。
また、本発明は、巻回される第一の金属部材からなるコイルの巻回の開始および/または終了の端面に、第二の金属部材からなるバスバーの端面を接続するコイル接合体の製造方法であって、前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、該コイルの端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、前記コイルは、帯状の複数の平導体を連続して接合することにより螺旋構造としたものであり、該前記コイルの前記端面に連続し、該端面に交差する方向に延在するコイル直線部を含み、前記コイル直線部は、圧接の工程における押圧方向に沿う直線領域であって、該直線領域の長さが押圧量よりも長い領域であり、前記バスバーは、該バスバーの前記端面に連続し、該端面に交差する方向に延在するバスバー直線部を含み、前記バスバー直線部は、圧接の工程における押圧方向に沿う直線領域であって、該直線領域の長さが押圧量よりも長い領域であり、前記バスバー直線部と前記コイル直線部の延在方向が揃うように、前記端面同士を突合せて前記押圧量の分短縮するように圧接し、接合部を形成する工程とを有する、ことを特徴とするコイル接合体の製造方法に係るものである。
本発明によれば、コイルと配線部材(バスバー)接続部の構成を簡素化し、部品点数や接続工程を簡素化するとともに接続部における抵抗の増加を抑制し、接続状態も良好にできるコイル接合体およびその製造方法を提供することができる。
本実施形態のコイル接合体の外観を示す概略図であり、(A)正面図、(B)側面図、(C)側面図である。 本実施形態のコイルを説明する図であり、(A)コイルの正面図、(B)コイル片の正面図、(C)コイル片の断面図、(D)~(G)コイル片の正面図である。 本実施形態のバスバーの概略を示す図であり、(A)正面図、(B)側面図、(C)斜視図、(D)斜視図である。 本実施形態のバスバーの概略を示す図であり、(A)正面図、(B)正面図、(C)斜視図である。 本実施形態のコイルの製造方法を示す概略正面図である。 本実施形態のコイル接合体の製造方法を示す図であり(A)~(C)概略正面図、(D)~(G)側面図である。 本実施形態のコイル接合体の製造方法を示す概略正面図である。 本実施形態のコイル接合体の製造方法を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
<コイル接合体(バスバー付きコイル)>
図1は、本実施形態のコイル接合体10の外観概略図であり、同図(A)が螺旋軸方向から見た正面図、同図(B)が同図(A)を図示の左方向から見た側面図、同図(C)が同図(A)を図示の下方向から見た側面図である。
図2は、本実施形態のコイル11(螺旋構造体50)およびコイル11を構成する平導体C(C0)の一例を示す図であり、同図(A)が完成状態のコイル11(螺旋構造体50)を螺旋構造の軸方向から見た正面図であり、同図(B)が平導体Cの正面図であり、同図(C)は同図(B)のX-X線断面を拡大した図である。また、同図(D)~同図(G)は平導体Cの形状の一例を示す正面図である。
図3は、バスバー12を示す概要図である。同図(A)~同図(C)はバスバー12の図1(A)に対応する正面図であり、同図(D)は図1(C)に対応する側面図である。
図1に示すように、本実実施形態のコイル接合体10は、巻回される第一の金属部材13からなるコイル11と、第二の金属部材14からなるバスバー12を備えている。
本実施形態のコイル接合体10は、コイル11の巻回の端部11E(以下、コイル端部11Eという。)に任意の形状のバスバー(配線部材)12が圧接されたものである。以下、本実施形態のコイル接合体10をバスバーつきコイル10と称する。より具体的には、コイル11は、一組のコイル端部11E(始端部11ESおよび終端部11EE)を有しており、該コイル端部11Eの少なくとも一方にバスバー12が接続されている。本実施形態では一例として、バスバー付きコイル10はコイル11の両方のコイル端部11E(始端部11ESおよび終端部11EE)のいずれにもバスバー12が接続されている構成を例に説明する。なお、バスバー12の形状は任意であり、図示した形状に限らない。また、この例では、バスバー12はいずれも同様の構成(形状)とするが、始端部11ESと終端部11EEにそれぞれ接続するバスバー12が異なる形状であってもよい。また、バスバー12は、コイル端部11Eのいずれか(始端部11ESまたは終端部11EE)に接続されるものであってもよい。
コイル11の部材(第一の金属部材13)はここでは軽量な金属であり、例えば、アルミニウム(Al)である。また、バスバー12の部材(第二の金属部材14)はこの例では第一の金属部材13とは異なる金属であって、好適には導電性の高い金属であり、例えば銅(Cu)である。なお、第一の金属部材13と第二の金属部材14は、同種(例えば、銅など)の金属部材であってもよい。
本実施形態のコイル11は、一例としてステータコアのティース部分に取り付けられてステータ(固定子)を構成するものであり、この場合、一つのコイル11の螺旋構造の周回部分の全てが一つのティース部分に装着可能となるように巻回されている。換言すると、コイル11は、螺旋構造の周回部分の軸が略一致するように(周回部分がコイル11の螺旋軸方向に略重畳するように)巻回された、所謂、集中巻きのコイルである。また、この例では、コイル11は、平導体を巻回したいわゆるエッジワイズコイルであり、より具体的には、それぞれ直線部分を有する帯状の複数の平導体(コイル片)を連続して接続し、螺旋構造体50を形成したものである。
図2を参照して、コイル11の構成について更に説明する。既に述べたように、本実施形態のコイル11は、帯状の複数の平導体Cをそれらの直線部において帯長手方向(螺旋進行方向)に沿ってつなぎ合わせ、それら平導体Cの螺旋進行方向の端面同士を突き合わせて押圧(圧接、例えば、冷間圧接)し、所望の巻き数となるように連続させて螺旋構造体50としたものである。螺旋構造体50の1周分の領域(以下、1周分領域CRという)は、巻回の角部が略直角であり、螺旋構造体50の軸方向から見た正面視(同図(A),図1(A))において外周側および内周側のいずれも(略)矩形状となる。またこのコイル11を構成する平導体Cを、以下の説明ではコイル片Cとも称する。
同図(B)に示すように本実施形態の平導体(コイル片)Cは、例えば、帯長手方向BL(螺旋構造の進行方向)の直線部に交差(直交)する方向(帯短手方向BS)に切断した場合の切断面(X-X線断面)が、同図(C)に示すように矩形状または角丸矩形状の導体である。すなわち、コイル片Cは、対向する2つの幅広面WSと、対向する2つの幅狭面WTを有し、所定方向に長い帯状部材であって、以下の説明では平導体の一例として帯長手方向に直交する断面が、同図(C)の上図に示すように(略)矩形状の平導体を例に説明する。またコイル11の端面TSとは、螺旋構造の進行方向(帯長手方向)に延びる直線部に交差(直交)する方向に切断した場合の切断面に平行なコイル端部11E(始端部11ESおよび終端部11EE)の面をいう。
同図(D)~同図(G)に示すように、平導体(コイル片)Cはそれぞれ、例えばアルミニウム板(例えば、厚さ0.1mm~5mm程度)を所望の形状に打ち抜いて得られたものであり、少なくとも直線部STRを有する。より詳細に、コイル片Cは、直線部と、少なくとも1つの方向変換部TNを有する。ここで、方向変換部TNは、帯長手方向の延在方向を変化させるように曲折した部位である。より詳細には、コイル片Cは、帯長手方向に沿って第一の方向に延在する第一直線部STR1と、第二の方向に延在する第二直線部STR2と、第一直線部STR1と第二直線部STR2との間に配置された方向変換部TNを少なくとも有している。ここで、直線部STR(第一直線部STR1と第二直線部STR2)とは、それぞれ端面TSに連続し、且つ押圧による圧接量(押圧長さ)よりも長い直線領域を有する部位である。
方向変換部TNを有するコイル片Cは、連続させた場合に螺旋形状となるように、帯長手方向に沿って同一方向(平面視において常に右方向、または左方向)に曲折しているものとする。またその方向変換部TNの少なくとも1つ(好適には全て)は、非湾曲(例えば、略直角)形状の角部であることが望ましい。この例では、方向変換部TNは同図(D)にハッチングで示すように、略正方形状領域である。また、本実施形態のコイル片Cの端面TSは、コイル片Cの方向変換部TNを除いた直線部に位置するものとする。
より具体的に、コイル片Cは、方向変換部TNが1個のL字状(同図(D)),方向変換部TNが2個のU字状(同図(E)),方向変換部TNが3個のC字状(同図(F))、方向変換部TNが4個のC字状(同図(G))のいずれかの形状である。複数のコイル片Cは、全てのコイル片Cが同じ形状であってもよいし、同図(D)~同図(G)の少なくともいずれかの形状の組合せであってもよい。また、同図(D)~同図(G)の少なくともいずれかの形状のコイル片Cと、方向変換部TNを有しない直線状(I字状のコイル片Cの組合せであってもよい。さらに図示は省略するが、方向変換部TNが4個のO字状のコイル片Cであってもよい。以下の例では、全てのコイル片Cが同図(E)に示すU字状である場合を例に説明する。
このような複数の平導体Cは螺旋進行方向の端面TS同士を突合せて圧接(例えば、冷間圧接)により接合される。つまり、コイル11は、螺旋構造体50(1周分領域CR)の、方向変換部TN(図1(A)にドットのハッチングで示す)を除く直線部STRに圧接による接合部15(同図(A)参照)が設けられている(接合部15は、方向変換部TN(角部)に含まれない)。
また、コイル端部11Eはそれぞれ、コイル直線部11STを有している。コイル直線部11STとは、コイル11の端面TSに連続し、押圧(圧接)の工程における押圧方向Pに沿う直線領域であって、当該直線領域の長さが押圧長さ(圧接量)CPLよりも長い部位である。押圧長さCPLは押圧の工程で短縮される長さであり、これについては後述する。コイル直線部11STも単位コイル片Cの直線部STRである。
なお、同図(A)では説明の便宜上接合部15を破線で示したが、特に冷間圧接の場合には金属の原子結合となるため、接合部15は外観の目視では認識困難(略視認不可)となる程度に一体的に確実に接合されている。これにより、複数のコイル片Cを接着材(固着材、ロウ付けなど)で平面接続したり、溶接などにより接続するような構成と比較して、接合部15の安定性を圧倒的に高めることができる。
また、コイル11の平面視(同図(A))の形状(特に内周側の形状)を略矩形状にすることができるので、例えば、モータのステータに取り付ける場合においてコイル11の占積率を高めることができる。これにより、当該コイル11を採用したモータの低抵抗化・高効率化を実現できる。
更にアルミニウムで構成されたコイル11は、例えば銅で構成された同形状のコイルと比較してその重量を1/3に、またコストも1/3に低減することができる。
図3および図4は、バスバー12の例を示す概要図である。同図(A)はバスバー12の図1(A)に対応する正面図であり、同図(B)は図1(C)に対応する側面図であり、同図(C)および同図(D)は斜視図である。また、図4(A)および同図(B)は、バスバー12の図1(A)に対応する正面図であり、同図(C)は斜視図である。
図1および図3を参照して、バスバー12は、コイル11とコイル11の外部の構成(例えば、他の配線部材(他のバスバー)、他の部品、端子等)とを接続する配線部材であり、導電性の良好な例えば銅などの金属部材により構成され、コイル端部11Eに接続する第1端部12Aと、外部の構成と接続する第2端部12Bを有する。第1端部12Aには端面12ASが露出し、第2端部12Bには端面12BSが露出する。
バスバー12の形状はコイル11の導出側の構成に応じて任意であるが、例えば、同図(A)に示すように、コイル端部11Eに接続する側の第1端部12Aの形状がコイル端部11Eと同等の平導体の形状で、第2端部12Bが第1端部12Aよりも細い(太い)平導体などの異形状であってもよい。また、第1端部12Aから第2端部12Bに至るまで、二次元平面内で1または複数の曲折部12Dを含んで構成されていてもよいし、同図(B)~同図(D)に示すように三次元空間内で1または複数の曲折部12Dを含んで構成されてもよく、また、二次元空間内の曲折部12Dと三次元空間内の曲折部12Dとが組合わせて構成されていてもよい。
更に、同図(C)および同図(D)に示すように、第2端部12Bに他の構成との端子(または係合部)20などが設けられていても良い。同図(C)ではバスバー12と端子20は同じ金属部材(例えば、銅)である場合を例示している。
また、同図(D)に示すように、バスバー12の第2端部12Bに端子20が設けられる場合、バスバー12と端子20は異なる金属部材であってもよい。一例を挙げると、バスバー12はコイル11と同じ第一の金属部材13(例えば、アルミニウム)であり、端子20は、それとは異なる金属部材(例えば、銅)であってもよい。
更に、図4(A)に示すように、第1端部12Aの形状がコイル端部11Eと同等の平導体の形状で、第2端部12Bが丸線などの異形状であってもよい。また、同図(B)に示すように、曲線部12Eを含んでもよい。また、同図(C)に示すように、第1端部12Aの他に複数の端部12B,12Xが存在するように、複数方向に曲折する(分岐する)構成であってもよく、この場合、第2端部12Bと他の端部12Xの少なくとも何れかに端子20が接続されてもよい。またこれら(図3および図4の少なくともいずれかを組合わせて構成されていてもよい。
バスバー12は、第1端部12Aと第2端部12Bとを繋ぐ(その間の)バスバー配線部12Wを含んで構成される。またバスバー配線部12Wは少なくともバスバー直線部12STを含む。ここで、本実施形態のバスバー直線部12STは、第1端部12Aに連続し、押圧(圧接)の工程における押圧方向Pに沿う直線領域を有しており、当該直線領域の長さが押圧長さ(圧接量)CPLよりも長い部位である。また、バスバー配線部12Wはバスバー直線部STに加えて他のバスバー直線部12ST´を有しても良い。
具体的には、バスバー配線部12Wは、バスバー直線部12STのみ(図4(A))、またはバスバー直線部12STおよび他のバスバー直線部12ST´と少なくとも1つの方向変換部TNを含む形状(図3、図4(B)、図4(C))、または図3および図4に示す形状の少なくとも何れかの組合せの形状を有する。
ここで、方向変換部TNは、帯長手方向の延在方向(電流経路となる方向)を変化させるように曲折(湾曲)した部位である。より詳細には、バスバー配線部12Dが曲折する形状の場合(図3、図4(B)、図4(C)),バスバー配線部12Wは、電流経路において異なる方向に延在する2つの直線部(例えば、第一の方向に延在するバスバー直線部12STと、第二の方向に延在する他のバスバー直線部12ST´)と、これらの間に配置された方向変換部TNを少なくとも有している(2つの異なる他のバスバー直線部12ST´間とこれらの間の方向変換部TNも存在している場合がある)。なお、図4(B)に示す曲線部12Eは、方向変換部TNの一部である。
例えば、図4(C)に示すバスバー12の場合、側面視において略T字状となるように、第1端部12Aから方向変換部TNを経て第2端部12Bと他の端部12Xが分岐するような構成を有しており、図示の下方向に押圧される。このため第1端部12Aには、押圧方向Pに沿って、押圧量CPLより長いバスバー直線部12STが設けられている。
そして、本実施形態では、コイル端部11Eとバスバー12の第1端部12Aとが、直接突き合わされて接合される。詳細には、図1(A)に示すようにコイル端部11Eのコイル直線部11STにおける端面TSと、第1端部12Aのバスバー直線部12STにおける端面12AS同士を突き合わせて押圧(例えば、冷間圧接)し、接合部16を形成する。
ここで、バスバー12の端面12ASは、第1端部12A(バスバー直線部12ST)において、押圧工程における押圧方向Pに交差(直交)する方向に切断した場合の切断面と平行な終端の面である。
つまり、コイル端部11Eとバスバー12の第1端部12Aとの圧接による接合部16は、接合後のバスバー付きコイル10における直線部10ST(バスバー付きコイル10の方向変換部TNを除く直線部10ST)に形成される。換言すると、接合部16は、バスバー付きコイル10における方向変換部TN(角部)には含まれない位置に存在する(図1(A))。
バスバー12の第1端部12Aは、その端面12ASが例えば、コイル端部11Eのコイル片Cの形状に合わせた形状(サイズ)に構成される。
具体的には、第1端部12A(バスバー直線部12ST)の端面12ASは、コイル端部11Eのコイル直線部11STにおける端面TSの形状(この例では平角形状)と略一致するように、矩形状で同等のサイズ(略一致する矩形状)に構成される。一方、第2端部12B(の端面12BS)の形状は接続する配線等の形状に応じて任意に選択される。
図1において、説明の便宜上、接合部16を点線で明示しているが、冷間圧接の場合、接合部16はコイル端部11Eの端面TSとバスバー12の端面12ASの位置が外観の目視では認識困難(略視認不可)となる程度に一体的に確実に接合されている。
本実施形態の例のように、コイル11(第一の金属部材13)が例えばアルミニウムであり、バスバー12(第二の金属部材14)が例えば銅である場合、アルミニウムは酸化膜がつきやすく変形もし易いため、はんだ(ロウ付け)による接合や一般的な溶接では、クリープ変形が生じたり、十分な接合強度が得られないなど、特に大電流領域での使用において問題があった。あるいは、溶接でも十分な接合強度を得るためには特殊な方法や装置が必要となるなど、容易には行うことができなかった。このため、従来では両者の接合はねじ止めなどで行われる場合が多かった。
しかしながら、ねじ止めによる接合の場合には、接合部16の構成が複雑化、大型化するためコイル11の抵抗の低減には限界があり、また部品点数が増加するなどの問題があった。
本実施形態によれば、バスバー12とコイル11を直接圧接するため、接着材(固着材、ロウ付けなど)で接続したり、溶接あるいはねじ止めなどにより接続するような構成と比較して、接合部16の安定性を圧倒的に高め、十分な接続強度を得ることができる。
また、コイル11とバスバー12を一体的(連続的且つ滑らかに)に接続できるため、溶接や接着あるいはねじ止めなどで両者を接合する場合と比較して接合部16の構造の複雑化を回避でき(接合部16を必要最小限の構成にすることができ)、接合部16における抵抗の増加を抑制できる。
なお、図3(D)、図4(C)などに示した、アルミニウムのバスバー12と銅の端子20の接合部21も、本実施形態で説明したコイル11とバスバー12の接合部16と同様に圧接(冷間圧接)で構成される。つまり、バスバー12の第2端部1Bの端面と端子20のバスバー12側の端面とを突き合わせて(冷間)圧接して両者が接合される。
このように本実施形態のバスバー付きコイル10によれば、コイル11を例えば軽量な第一の金属部材13(例えばアルミニウムなど)で構成し、バスバー12は導電性の良好な第二の金属部材14(例えば銅など)で構成することができる。従って、コイル11を例えば、銅などで製造する場合と比較して、コストを1/3に、重量も1/3にすることができる。また、コイル11とバスバー12とが異素材であっても十分な接合強度を得ることができる。従って、大電流領域での使用も可能であり、当該コイルをモータなどに採用した場合には、軽量かつ安価でさらに高効率化を図ることができる。
さらに、コイル11とバスバー12をユニット化できるため、例えばステータ(モータ)の製造工程において、ステータコアに本実施形態のバスバー付きコイル10を装着すれば、コイルとバスバーの接続工程が不要となる。つまり、コイルをステータに取り付ける際の装置(コイルとバスバーの接続装置)が不要となり、ステータの製造装置の小型化とステータの製造工程の簡素化が実現できる。なお、この点については、第一の金属部材13と第二の金属部材14が異素材の場合に限らず、同素材(例えば、銅など)であっても同様の効果を奏する。
なお、このバスバー付きコイル10は、バスバー12が露出した状態でコイル11が樹脂にて皮膜される。
<バスバー付きコイルの製造方法>
図5から図8を参照して、本実施形態のバスバー付きコイル10の製造方法について説明する。図5はコイル11の螺旋軸方向から見たコイル片Cの正面概要図である。図6はコイル11とバスバー12の接続の状態を示す図であり、同図(A)~同図(C)がコイル11の螺旋軸方向から見たコイル片Cとバスバー12の正面概要図であり、同図(D)は同図(A)の、同図(E)は同図(B)の、同図(F)および同図(G)は同図(C)のそれぞれ図示左方向から見た側面図である。また、図7はコイル11の螺旋軸方向から見たコイル片Cおよびバスバー12の正面概要図であり、図8は、複数のコイル片Cの接続の状態を説明するための図であり、複数のコイル片Cが接合された状態を正面図として展開した概要図である。ここでは一例として図2(E)に示すようなU字形状の複数のコイル片を順次圧接してコイル11を形成する方法について説明する。なお、以下の説明において接合前のコイル片を単位コイル片Cといい、接合済みのコイル片を接合コイル片CCという。
また、以下の説明において、複数のコイル片(平導体)Cを連続(接続)させた螺旋構造体であって、コイル(完成状態の螺旋構造体50)11として完成する以前の螺旋構造体(コイル片Cを引き続き接続する予定の螺旋構造体)もコイル片Cに含まれるものとする。つまり、以下の説明において、コイル片Cには、直線状、または帯長手方向において一または複数の方向変換部TNを有する最小単位のコイル片(接続前のコイル片)と、該最小単位のコイル片を複数接続し、コイル11(完成予定の螺旋構造体50)の1周分領域CRより長い螺旋構造が形成されたコイル片とが含まれる。また、説明の便宜上、これらの区別が必要な場合には、最小単位のコイル片を単位コイル片C0(C01、C02、C03・・・C0N)といい、単位コイル片C0を複数接続したものであってコイル11(完成予定の螺旋構造体50)となる以前のコイル片の接合体を接合コイル片CC(CC1,CC2…、CCN)といい、完成予定(完成状態)の螺旋構造体50をコイル11、という。
まず、図4(A)に示すように螺旋構造体50の1周目の1周分領域CR1を形成するために2つのU字状の単位コイル片C01,C02を準備する。この例では、コイル端部11E(始端部11ES)を含む単位コイル片C01は2つの長辺領域の長さが非対称なU字状を呈しており(同図(A)上図)、他の単位コイル片C02は2つの長辺領域の長さが対称なU字状を呈している(同図(A)下図)。
2つのU字状の単位コイル片C01,C02は、それぞれの帯長手方向(螺旋進行方向)の一方側の端面TS12,TS21同士を当接させた状態(圧接前の状態)で仮想的な螺旋構造体の1周分領域(以下、仮想1周分領域CR´)を形成可能である(同図(B))。
そして、不図示の接合装置(圧接装置)によって、単位コイル片C01,C02を保持し、単位コイル片C01の一方の端面TS12と、単位コイル片C02の一方の端面TS21同士を突き合わせ、押圧(冷間圧接)して接合コイル片CC1を形成する。このとき、接合装置は例えば、単位コイル片C01と単位コイル片C02のそれぞれの直線部分において端面TS12,TS21同士を押圧し、直線部分の長さを短縮することで、接合コイル片CC1の1周分領域(接合1周分領域)の長さをコイル11の1周分領域CRの長さに一致させる(同図(C))。
単位コイル片C01,C02を突き合わせて押圧すると接合部15が形成されるとともに、当該接合部15には押し出しによってコイル片Cの幅広面WSに対して垂直方向に突出するバリ(不図示)が生じる。従って、接合部15の形成後には、そのバリを切断や切削により除去する。なお、既述のとおり接合部15は実際には視認困難(不能)であるが説明の便宜上実線で示している(以下同様)。
引き続き、例えば、単位コイル片C02と同形状の単位コイル片C03を準備し(同図(D))、接合コイル片CC1(例えば、単位コイル片C02)の他方の端面TS22と、単位コイル片C03の一方の端面TS31とを同様に冷間圧接し、接合コイル片CC2を形成する(同図(E))。なお、同図(D)、同図(E)以降の図では単位コイル片C01(接合済みの単位コイル片C,接合コイル片CC)の図示は省略している。また、圧接後に接合部15のバリを除去する。
以降必要に応じて圧接とバリの除去を所定の巻き数N分繰り返すことにより、Nターンの1周分領域CRを有する螺旋構造のコイル11が形成される(図8(A))。なお、図7に示すように、最終の単位コイル片C0N(コイル端部11E(終端部11EE)を含む単位コイル片C0N)も、最初の単位コイル片C01と同様、2つの長辺領域の長さが非対称なU字状を呈している。
次に、図6(A)、同図(D)に示すように、接合装置によってコイル11の始端部11ES側とバスバー12を保持し、同図(B)、同図(E)に示すように、コイル片C同士の圧接の場合と同様に、始端部11ES(端面TS11)とバスバー12の第1端部12Aの端面12AS同士を突き合わせる。既に述べているように、コイル11(コイル端部11E)は、押圧方向P(同図(A)、同図(B)、同図(D),同図(E)に白抜き矢印で示す)に沿う直線領域であってその長さが押圧長さ(圧接量)CPLよりも長いコイル直線部11STを有している。また、バスバー12は、押圧方向Pに沿う直線領域であってその長さが押圧長さ(圧接量)CPLよりも長いバスバー直線部12STを有している。つまり、コイル端部11E(始端部11ES)のコイル直線部11STにおける端面TS11と、第1端部12Aのバスバー直線部12STにおける端面12AS同士を突き合わせ当接させる。
そして、同図(C)、同図(F)に示すように、両者を付き合わせた状態でコイル直線部11STとバスバー直線部12STをそれぞれ所定の圧接量(押圧長さ)CPL分、コイル直線部11STとバスバー直線部12STの直線の延在方向に沿って互いに押し込み、(冷間)圧接する。
つまり、接合前の単位コイル片C01は、バスバー12と接合される領域の押圧方向Pに沿う長さ(長辺領域の長さ)11LSが、バスバー12と接合後の(完成状態の)押圧方向Pに沿う長さ(長辺領域の長さ)11LEより圧接量CPL分長くなるように設定されている。同様に、接合前のバスバー12は、その押圧方向Pに沿う長さ12LSが、コイル11と接合後の(完成状態の)の押圧方向Pに沿う長さ12LEより圧接量CPL分長くなるように設定されている(同図(B),同図(E)、同図(C)および同図(F))。
このため、既述のとおり、バスバー12のバスバー直線部12STは、圧接量CPLよりも長い直線領域を有するように、設定されている。
このように、コイル直線部11STにおける端面TS11と、バスバー直線部12STにおける端面12AS同士を突き合わせ押圧し、互いに圧接量CPLの分、短縮させて、コイル11とバスバー12の接合部16を形成する。従って、コイル11とバスバー12の接合部16も、バスバー付きコイル10の直線部10ST(方向変換部TN(角部;同図にドットのハッチングで示す)を除く領域)に形成される。換言すると、接合部16は、バスバー付きコイル10の方向変換部TN(角部)には含まれない。
また当該接合部16には押し出しによってコイル片Cの幅広面WSに対して垂直方向に突出するバリ60が生じる。従って、接合部16の形成後には、そのバリ60を切断や切削などにより除去する(同図(G))。なお、既述のとおり接合部16は実際には視認困難(不能)であるが説明の便宜上実線で示している(以下同様)。
また、図7に示すように、接合装置によって同様に、コイル11の終端部11EE側と他のバスバー12を保持し(同図(A))、終端部11EE(端面TSN2)とバスバー12の第1端部12Aの端面12AS同士を突き合わせる。より詳細には、コイル端部11E(終端部11EE)のコイル直線部11STにおける端面TSN2と、第1端部12Aのバスバー直線部12STにおける端面12AS同士を突き合わせ当接させる(同図(B))。
そして、同図(C)に示すように、両者を付き合わせた状態でコイル直線部11STとバスバー直線部12STをそれぞれ所定の圧接量(押圧長さ)CPL分、押圧方向P(白抜き矢印で示す)に沿って互いに押し込み、(冷間)圧接する。これによりコイル11とバスバー12の接合部16を形成し、圧接後に接合部16のバリ60を除去する。このようにして、コイル11の始端部11ESと終端部11EEとにそれぞれバスバー12が接続されたバスバー付きコイル10が得られる(図8(B))。
なお、コイル11の終端部11EEとなる単位コイル片C0Nのバスバー12と接続する長辺領域の接続前の長さ11LSとバスバー12の接続前の長さ12LS、押圧量CPLおよび接続後のそれぞれの長さ11LE、12LEの設定については、図6で説明したコイル11の始端部11ES側と同様であるので説明は省略する。
なお、ここではバスバー12は完成したコイル11に接続する場合を説明したが、図8(C)~同図(E)に示すように始端部11ESとなる単位コイル片C01および終端部11EEとなる単位コイル片C0Nにそれぞれ予めバスバー12を圧接しておき、バスバー12が接続された単位コイル片C01、C0Nを用いて、上述の方法によりコイル11を製造してもよい。具体的には、まずバスバー12の第1端部12Aのバスバー直線部12STにおける端面12ASと1つめの単位コイル片C01の一方のコイル直線部11STにおける端面TS11とを圧接して接合コイル片CC1を形成し、圧接後に接合部16のバリを除去する。また、他のバスバー12の第1端部12Aのバスバー直線部12STにける端面12ASと最後となる単位コイル片C0Nの一方のコイル直線部11STにおける端面TSN2と圧接して接合コイル片CCNを形成し、圧接後に接合部16のバリを除去する(図6(C))。
そして、接合コイル片CC1の他方の端部(単位コイル片01の他方の端部)TS12に次の単位コイル片C02の一方の端面TS21を接続あい、圧接後に接合部15のバリを除去する。その後順次単位コイル片Cを接続し(図6(D))、最後に接合コイル片CCNを圧接し、バリを除去してバスバー付きコイル10を形成してもよい(図6(E))。
なお、バスバー12は、予め図3に示すような所定の形状に加工(例えば、曲げ加工など)された完成形状のものを接続してもよいし、、コイル11に接合した後、所定の形状に加工されるものであってもよい。具体的には、完成形状よりも長い(大きい)バスバー片をコイル11(またはコイル片C)に圧接した後、切断、打ち抜き、切除などによってバスバー片を所望の(完成形状として予定される)形状に加工してもよい。
なお、コイル11とバスバー12とを圧接した後、バスバー12部分を露出させた状態で、コイル11を樹脂にて皮膜する。
以上、本実施形態のコイル11は複数のコイル片Cを圧接して螺旋構造を形成したエッジワイズコイルを例に説明したが、これに限らず、長手方向に交差(直交)する断面形状が略円形の丸線状のコイル片(導体)Cを複数準備し、これらの帯長手方向両端の端面同士を圧接して螺旋構造を形成したコイル11であってもよい。また、連続する長尺の平導体や丸線導体を所望の巻き数で巻回してなるコイル11であってもよいし、一部は複数の平導体(丸線導体)の端面同士を突き合わせ圧接して構成され、一部は巻回してなるコイル11であってもよい。
また、上記の例では、コイル11がアルミニウムで、バスバー12が銅である場合を説明したが、コイル11およびバスバー12の金属部材は、非鉄金属系材料など冷間圧接できる金属部材であればよい。具体的には、第一の金属部材13と第二の金属部材14はそれぞれ、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、銅ニッケル合金、真鍮、亜鉛、銀、銀合金、ニッケル、金、その他合金等の金属部材であってもよく、錫メッキ、銀メッキ、ニッケルメッキを含む部材であってもよい。また、コイル11(第一の金属部材13)とバスバー12(第二の金属部材14)は同種(同じ)金属部材であってもよい。
また、本実施形態のバスバー付きコイル10に、第一の金属部材13および第二の金属部材14のいずれとも異なる第三の金属部材が含まれていてもよく、その場合、第三の金属部材はその端部の端面を、コイル11の端面および/またはバスバー12の端面に突き合わせて(冷間)圧接されたものであってもよい。
また、方向変換部TNは、平面視において略正方形状に限らず、所定の曲率の湾曲形状であってもよい。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明は、ステータ及びモータに適用することができる。
10 コイル接合体(バスバー付きコイル)
10ST 直線部
11 コイル
11E コイル端部
11ST コイル直線部
12A 第1端部
12B 第2端部
12D 曲折部
12D バスバー配線部
12E 曲線部
12ST バスバー直線部
12W バスバー配線部
15 接合部
16 接合部
20 端子
21 接合部
50 螺旋構造体
60 バリ

Claims (13)

  1. 巻回される第一の金属部材からなるコイルと、
    前記コイルの巻回の開始および/または終了の端部に接続する第二の金属部材からなるバスバーを備えるコイル接合体であって、
    前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、前記端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、
    前記コイルと前記バスバーとの接合部は端面同士を突合せた圧接により構成され、
    前記コイルは、帯状の複数の平導体を連続して接合することにより螺旋構造体を構成したものであり、
    接合体直線部を有し、
    前記接合体直線部は、前記接合部と、接合後コイル直線部と、接合後バスバー直線部を含み、
    前記接合後コイル直線部は、前記接合部に連続して前記コイルの前記端面に交差する押圧方向に沿って延在する直線領域であり、
    前記接合後バスバー直線部は、前記接合部に連続して前記バスバーの前記端面に交差する押圧方向に沿って延在する直線領域であり、
    前記接合体直線部の長さは、押圧前の前記コイルにおけるコイル直線部と押圧前の前記バスバーにおけるバスバー直線部を当接させた長さよりも短い、
    ことを特徴とするコイル接合体。
  2. 前記第一の金属部材と前記第二の金属部材は同種の金属部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコイル接合体。
  3. 前記第一の金属部材と前記第二の金属部材は異種の金属部材である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコイル接合体。
  4. 前記螺旋構造体の1周分の領域は、少なくとも内周側が角部を有する略矩形状である、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコイル接合体。
  5. 前記接合部は、前記角部を除く領域に設けられる、
    ことを特徴とする請求項4に記載のコイル接合体。
  6. 前記コイルは樹脂で覆われる、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のコイル接合体。
  7. 巻回される第一の金属部材からなるコイルの巻回の開始および/または終了の端面に、第二の金属部材からなるバスバーの端面を接続するコイル接合体の製造方法であって、
    前記コイルは一の方向に曲折しながら巻回され、該コイルの端部は曲折の方向を変えることなく該コイルの周回領域における長辺の延長線上に導出され、
    前記コイルは、帯状の複数の平導体を連続して接合することにより螺旋構造としたものであり、該前記コイルの前記端面に連続し、該端面に交差する方向に延在するコイル直線部を含み、
    前記コイル直線部は、圧接の工程における押圧方向に沿う直線領域であって、該直線領域の長さが押圧量よりも長い領域であり、
    前記バスバーは、該バスバーの前記端面に連続し、該端面に交差する方向に延在するバスバー直線部を含み、
    前記バスバー直線部は、圧接の工程における押圧方向に沿う直線領域であって、該直線領域の長さが押圧量よりも長い領域であり、
    前記バスバー直線部と前記コイル直線部の延在方向が揃うように、前記端面同士を突合せて前記押圧量の分短縮するように圧接し、接合部を形成する工程とを有する、
    ことを特徴とするコイル接合体の製造方法。
  8. 前記第一の金属部材と前記第二の金属部材は同種の金属部材である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のコイル接合体の製造方法。
  9. 前記第一の金属部材と前記第二の金属部材は異種の金属部材である、
    ことを特徴とする請求項7に記載のコイル接合体の製造方法。
  10. 連続させると螺旋構造体となり得る帯状の平導体を複数用意し、複数の前記平導体の螺旋進行方向の端面同士を突き合わせて圧接し、前記コイルを形成する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項9のいずれかに記載のコイル接合体の製造方法。
  11. 前記コイルの1周分の領域の少なくとも内周側を、角部を有する略矩形状に形成し、該角部を除く領域に前記接合部を形成する、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれかに記載のコイル接合体の製造方法。
  12. 前記コイルを樹脂で被覆する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項11のいずれかに記載のコイル接合体の製造方法。
  13. 前記接合部に形成されるバリを除去する工程を有する、
    ことを特徴とする請求項7乃至請求項12のいずれかに記載のコイル接合体の製造方法。
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