JP7366614B2 - 画像形成装置および画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、シートを断裁する断裁装置を備えた画像形成システムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置の下流側にシート断裁装置が配置され、画像形成されたシートの余白部分をシート断裁装置により断裁し、余白レス印刷を実行する画像形成システムが知られている。特許文献1には、画像形成されたシートに対して、予め設定されたカット量に従って断裁処理を実行するカット部を備えた画像形成システムが記載されている。
特開2014-83803号公報
高品位な成果物を求める画像形成システムにおいては、精度良く断裁処理を実行することが要求される。特に、余白部分を断裁してフチなし印刷物を作成する場合には、断裁後に余白が残ることは好ましくない。
本発明の目的は、シート断裁装置により断裁されるシートの断裁位置のずれを抑制することにある。
本発明の一態様に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成手段と、シート搬送路に設けられ、搬送される前記シートの先端と後端を検知する検知手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートに断裁処理を行う断裁手段と、前記検知手段により検知された情報に基づいて算出した前記シートの搬送方向長さと、予め設定された前記シートの余白量情報とに基づいて、前記シートの先端位置から前記シートに対する前記断裁手段による断裁位置までの距離を算出する制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
を有する。
本発明によれば、シート断裁装置により断裁されるシートの断裁位置のずれを抑制することができる。
画像形成システムの全体構成図 シート断裁装置の構成図 先端/後端カッタ部の斜視図 天地カッタ部の側面図 画像形成システムの制御構成を示すブロック図 画像形成システムの動作の流れを示すフローチャート シートと、シート上に形成される画像との関係を示した図
以下、本発明を実施するための例示的な形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成システム100の全体構成を概略的に示している。画像形成システム100は、同図に示すように、画像形成装置A0と、これに併設されるシート断裁装置B0及びシート処理装置C0とから構成される。画像形成装置A0は、装置本体である画像形成ユニットA1と、画像読取装置を構成するスキャナーユニットA2及びフィーダーユニットA3とで構成される。
(1.画像形成装置)
画像形成ユニットA1は、本実施例の画像形成手段として、タンデム型中間転写方式の電子写真ユニットである画像形成部A11を搭載している。画像形成部A11は、4つの感光体1Y,1M,1C,1Kの上に電子写真プロセスによりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成し、中間転写体を介して記録材に転写する。記録材としては、普通紙及び厚紙等の紙、プラスチックフィルム、布、コート紙のような表面処理が施されたシート材、封筒やインデックス紙等の特殊形状のシート材等、サイズ及び材質の異なる様なシートを使用可能である。
各感光体1Y~1Kの周囲には、一次帯電器221、露光装置218、現像装置223、転写帯電器220及びクリーナ装置222が配置されている。一次帯電器221は感光体1Y~1Kの表面を一様に帯電させ、露光装置218は印刷すべき画像データに基づいて画像形成装置A0の制御部から送られる信号に基づいて感光体1Y~1Kを露光し、感光体表面に静電潜像を書き込む。現像装置223は、感光体1Y~1Kに各色のトナーを供給し、静電潜像をトナー像として可視化する。現像装置223によって現像され感光体1Y~1Kに担持された各色のトナー像は、転写帯電器220によって中間転写体としての転写ベルト226に多重転写されて、4色のトナー像が重ね合わされることでフルカラーのトナー像が形成される。転写ベルト226に転写されずに感光体1Y~1Kに残留した転写残トナー等の付着物は、クリーナ装置222によって除去される。また、感光体1Y~1Kの表面は、除電装置によって電荷を除去されることで次の電子写真プロセスに備える。
カセット240,241に格納され又は手差し給送部253にセットされた記録用のシートは、1枚ずつ給送パス266を介して給送され、給送パス266に配置されたレジストレーションローラ(以後、レジローラと略す)255に搬送される。レジローラ255の直前に配置されたレジセンサ256によりシートの通過が検知されると、適当な時間が経過した後にレジローラ255よりも上流の搬送ローラによるシートの搬送が中断される。その結果、シートは停止しているレジローラ255に突き当たり、搬送方向におけるシートの先端がレジローラ255のニップに倣って搬送方向に垂直になるように先端位置が固定されることで、シートの斜行が補正される。この斜行補正処理(レジ取り処理とも呼ばれる)の後、レジローラ255を起動させることにより、シートは二次転写装置231へ供給される。
二次転写装置231では、上述のように給送されるシートに対し、転写ベルト226に担持されているトナー像が二次転写される。未定着のトナー像が転写された状態のシートは、定着搬送ベルト230を介して、定着装置234へと搬送される。定着装置234は、シートを挟持する回転体対と、シート上のトナー像を加熱するハロゲンランプ等の熱源とを有し、トナー像に熱及び圧力を付与して溶融させることで定着処理を行う。定着装置234を通過したシートは、そのまま排出される場合、排出フラップ257により排出パス258に案内されてシート断裁装置B0に排出される。
なお、画像形成ユニットA1は、カセット240,241及び手差し給送部253よりシートを連続的に給送させることが可能である。この場合、先行するシートのシート長を考慮し、シートが重なり合わないような最短の間隔でカセット240,241又は手差し給送部253からのシートの給送タイミング及び搬送速度が制御される。レジローラ255は、先行シートを二次転写装置231に送り出した後、クラッチからの駆動伝達を停止されることによって一時停止して後続シートのレジ取りに備える。
シートの両面に画像を形成する場合の動作について説明する。上述のようにシートの第1面に画像形成された後、シートの第2面に画像を形成する場合には排出フラップ257によりシートは裏面パス259に案内される。裏面パス259に配置された反転ローラ260はシートを一旦反転パス261に搬送し、その後逆転することでシートをスイッチバックさせて両面パス263に送り込む。
続いてシートは両面パス263を介して再給送ローラ264に向けて搬送される。再給送ローラ264の直前の再給送センサ265によりシートの通過が検知されると、両面パス263におけるシートの搬送が中断され、シートは停止状態の再給送ローラ264に突き当たった状態で一時停止する。これにより、第1面に対するトナー像の転写から再給送ローラ264への到達までに生じたシートの斜行が補正される(再給送レジ取り)。その後、再給送ローラ264を起動させることにより、シートは第1面と第2面とが逆転した状態で再度、レジローラ255に到達し、二次転写装置231及び定着装置234を通過することで第2面に画像を形成される。そして、両面に画像形成された状態のシートは、排出フラップ257により排出パス258に案内され、シート断裁装置B0に排出される。
上記画像形成ユニットA1に設けられた画像形成部A11は画像形成手段の一例であり、例えば感光体に形成したトナー像を中間転写体を介さずにシートに転写する直接転写方式の電子写真ユニットを用いてもよい。また、電子写真方式に限らず、インクジェット方式の印刷機構やオフセット印刷機構を画像形成手段として採用してもよい。
画像形成ユニットA1の上部に設置されるスキャナーユニットA2は、原稿を載置するプラテン17と、プラテン17に沿って往復動するキャリッジ18とを備える。スキャナーユニットA2は、さらに電荷結合素子等の光電変換手段19と、キャリッジ18によるプラテン17上の原稿からの反射光を光電変換手段19に案内する縮小光学系20とを備える。光電変換手段19は、縮小光学系20からの光学出力を画像データに光電変換して、電気信号として画像形成ユニットA1へ出力する。
また、スキャナーユニットA2は、フィーダーユニットA3から送られてくるシートを読み取るために、走行プラテン21を備えている。フィーダーユニットA3は、給送トレイ22と、給送トレイ22から送り出したシートを走行プラテン21に案内する給送経路23と、走行プラテン21を通過した原稿を収納する排出トレイ24で構成される。給送トレイ22から1枚ずつ給送される原稿は、走行プラテン21を通過する際に、キャリッジ18と縮小光学系20とで光学的に走査され、光電変換手段19により光電変換された画像データが画像形成ユニットA1に送られる。
(2.シート断裁装置)
図2は、画像形成装置A0によって画像形成されたシートを断裁するシート断裁装置B0の構成を示している。シート断裁装置B0は、先端/後端カッタ部305、天地カッタ部307、搬送パス310、及び屑ボックス319を備えている。先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307は、シート断裁装置B0においてシートの断裁処理を行う断裁部B1を構成している。
先端/後端カッタ部305は、搬送パス310におけるシートの搬送方向(図中左方向)に対して垂直なシートの幅方向(画像形成時の主走査方向)にシートを断裁する。先端/後端カッタ部305は、搬送方向におけるシートの先端部又は後端部をトリミングする他、シートを所定の長さで分割することもできる。
天地カッタ部307は、搬送パス310におけるシートの搬送方向(画像形成時の副走査方向)にシートを断裁する。天地カッタ部307は、シート処理装置C0によって中折り処理を施した際の天部及び地部をトリミングする他、カッタ刃の交換により、シートを所定の幅で分割することもできる。
搬送パス310は、先端/後端カッタ部305によるシートの切断が行われる位置X1から天地カッタ部307によるシートの切断が行われる位置X2までの水平方向の範囲にわたって、直線状に延びたシート搬送路である。言い換えれば、これらの位置X1,X2を結んだ仮想線に対して、搬送パス310の上側又は下側のガイド面を構成する部材が交差しない配置となっている。従って、先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307は、搬送パス310において平面的に伸びた状態のシートを断裁することができる。このことは、剛度の高い紙について断裁精度の向上や搬送負荷の低減を図ることができる利点がある。搬送パス310は、実際にはシート断裁装置B0の枠体に支持されるガイド部材並びに先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307に設けられたガイド部材によって形成されている。
シート断裁装置B0は、水平方向における画像形成装置A0とシート処理装置C0との間に設置されており(図1)、搬送パス310は水平方向における一方側から他方側(図中右側から左側)に向かって延びている。搬送パス310は、画像形成ユニットA1から画像形成済みのシートが排出される排出口に対向する受入口312と、シート処理装置C0がシートを受け入れる受入口に対向する排出口313とを備えている。受入口312は水平方向におけるシート断裁装置B0の一方側の側面に設けられ、排出口313は水平方向におけるシート断裁装置B0の他方側の側面に設けられている。そして、略水平方向に延びる搬送パス310に2つのカッタ部が配置されることから、受入口312の開口位置Zinと排出口313の開口位置Zoutとを結んだ直線上に先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307が位置している。ただし、受入口312及び排出口313の開口位置Zin、Zoutとは、各開口部をシートが通常の姿勢で通過するときの通過位置である。
搬送パス310には、先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307の他に、シートを搬送する搬送手段として、入口ローラ302、レジローラ(レジストレーションローラ)303、中間ローラ306及び排出ローラ308が設けられている。また、搬送パス310には、レジローラ303と断裁部B1との間に、横レジ検知センサ304が配置されている。さらに、搬送パス310の受入口312の付近にはシートの搬入を検知する入口センサ301が配置され、排出口313の付近にはシートの搬出を検知する出口センサ309が配置されている。
画像形成ユニットA1の排出パス258(図1)に設けられた排出ローラによって1枚ずつ排出されるシートは、搬送パス310の受入口312を介してシート断裁装置B0の入口ローラ302に受け取られ、レジローラ303へ向けて搬送される。このとき、入口センサ301が各シートの通過を検知する。
入口センサ301がシートの通過を検知した時点から所定時間が経過した時に入口ローラ302はシートの搬送を一時停止する。その結果、シートは停止しているレジローラ303に突き当たり、シート先端がレジローラ303のニップ部に倣うようにして搬送方向に対して垂直に固定されることで、後続シートの斜行補正が行われる(レジ取り)。その後、レジローラ303を起動させることにより、シートは先端/後端カッタ部305へ搬送される。
図3は先端/後端カッタ部305の斜視図である。先端/後端カッタ部305は、シートの搬送方向と直交する幅方向に延びるギロチン刃305aを有し、駆動手段によりギロチン刃305aを対向刃305bに対して上下に移動させることにより、搬送パスのシートを幅方向に沿って断裁する。つまり、本実施例の第1切断刃であるギロチン刃305aの移動方向は上下である。シートの断裁位置は、後述する画像形成装置A0の制御部からのシート断裁装置B0に通知される断裁量の指示情報に基づいて決定される。本実施例では、図2に示すレジローラ303及び中間ローラ306が断裁量に応じた送り量で搬送した後に一旦シートを停止させ、その位置で断裁を行う。先端/後端カッタ部305によりシートが幅方向に断裁されることで、搬送パスにおける搬送方向(シート処理装置C0で中折りされたシートの天地方向)に測った場合のシートの長さが定まる。
1枚のシートに対して複数回の断裁を行う際は、レジローラ303及び中間ローラ306の駆動及び一時停止を繰り返しながらギロチン刃305aを複数回上下に移動させて断裁を行う。また、搬送方向における切断後のシートの長さが短い場合、必要に応じて、天地カッタ部307によってシートの天地部を断裁した後に中間ローラ306によってシートを逆送し、ギロチン刃305aによってシートの後端部を断裁する。先端/後端カッタ部305によって断裁されたシートは、中間ローラ306によって天地カッタ部307に搬送される。
図4は天地カッタ部307を搬送方向の下流側(図2の矢印Xの視点)から見た図である。天地カッタ部307は、円盤状のカッタ刃307aと突き当てコマ307bと有する。本実施例の第2切断刃であるカッタ刃307aは、回転しながらシートを切断する切断刃である。カッタ刃307a及び突き当てコマ307bは、それぞれ回転軸307c、307dによって回転可能に支持され、かつ、搬送パス内で互いに当接している。シートを断裁する際は、カッタ刃307aが付勢バネ307eによって突き当てコマ307bに付勢された状態でカッタ刃307a及び突き当てコマ307bの噛合い部にシートを受け入れ、シートを搬送させながら連続的に断裁する。天地カッタ部307によりシートが断裁方向に断裁されることで、搬送パスにおける幅方向(シート処理装置C0で中折りされたシート束の天地方向)に測った場合のシートの長さが定まる。
天地カッタ部307において、カッタ刃307a及び突き当てコマ307bの組は、幅方向における少なくとも1箇所に配置される。図示した構成例では、2組のカッタ刃307a及び突き当てコマ307bが幅方向における搬送パスのセンター位置に対して一方側と他方側に配置されている。また、各組のカッタ刃307a及び突き当てコマ307bは駆動手段により幅方向に移動可能に構成される。ただし、変形例として、1つ又は3つ以上のカッタ刃を配置してもよく、カッタ刃が幅方向に移動しない構成としてもよい。また、天地カッタ部307をシート断裁装置B0に対して着脱可能とするとともに、カッタ刃の配置が異なる複数タイプの天地カッタ部を用意して、ユーザ又はサービスマンが使用目的に応じて交換するようにしてもよい。
図2において、先端/後端カッタ部305の上流に配置される横レジ検知センサ304は、搬送パス310を搬送されるシートの幅方向における端部位置を検知する。天地カッタ部307による断裁処理においては、横レジ検知センサ304によって検出されたシートの端部位置を基準として断裁位置が決定される。つまり、カッタ刃307a及び突き当てコマ307bが、後述する画像形成装置A0の制御部から通知される断裁量の指示情報と、横レジ検知センサ304によって検出されたシートの端部位置とに基づいて断裁位置に移動し、シートの天地部を断裁する。天地カッタ部307によって断裁されたシートは、排出ローラ308によってシート処理装置C0に排出される。
以上より、先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307によってシートを断裁する場合の動作を説明した。
ところで、先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307による断裁処理に伴って、画像形成ユニットA1からシート断裁装置B0が受け取ったシートからは、成果物を構成するシート片と、成果物を構成しない不要な断片(切り屑)が発生する。このシート屑は、断裁部B1の下方に配置された回収容器としての屑ボックス319に落下して回収される。本実施例では略水平方向に先端/後端カッタ部305及び天地カッタ部307が隣接して配置されるため、屑ボックス319は2つのカッタ部に対して共通化することができる。
(3.シート処理装置)
シート断裁装置B0から排出されるシートは、シート処理装置C0に受け渡される。シート処理装置C0は、シートに対して後処理を実行する後処理部を備えており、シート断裁装置B0から搬送されたシートに対して後処理を実行する。後処理は、例えば、シートを2つ折りする折り処理、複数枚のシートからなるシート束にステープル針を打ち込んでシート束を綴じ処理する綴じ処理、等である。後処理部により後処理が実行されたシートは、装置ハウジング27の外側に設けられた積載トレイ36又はサドルトレイ44に排出される。
後処理を行わない場合、シート処理装置C0は、シート断裁装置B0から排出されるシートを装置ハウジング27の外側に設けられた積載トレイ46に排出する。
なお、図1に示す本実施例の画像形成システム100では、シート断裁装置B0から排出されるシートは、後処理を行うか否かに関わらず、全てシート処理装置C0に受け渡される。しかしながら、シート断裁装置B0に排出トレイを設置し、排出口313から排出されるシートを画像形成システムの成果物として当該排出トレイに積載する構成とすることも可能である。
(4.画像形成システムの制御)
次に、画像形成システム100の制御構成と動作の流れについて説明する。図5は、画像形成装置A0、シート断裁装置B0の制御ブロック図である。ここでは、シート後処置装置C0は省略する。画像形成装置A0、シート断裁装置B0は、それぞれ、画像形成制御部A01、断裁制御部B01を有している。
画像形成制御部A01及び断裁制御部B01は、電気的に接続されて相互に通信可能に構成されており、協働して画像形成システム100の動作を制御する。つまり、互いに連携する画像形成制御部A01及び断裁制御部B01は、シート断裁装置B0を含む画像形成システム100の動作を制御する制御手段として機能する。
画像形成制御部A01は、プログラムを実行する実行手段としての演算装置と、情報を記憶する記憶手段としてのメモリとを有する。演算装置は、メモリに格納されたプログラムを読み出して実行し、画像形成ユニットA1の各部の動作を制御する。メモリは、読取専用メモリ又は磁気ディスク等の不揮発性の記憶媒体及びランダムアクセスメモリのような揮発性の記憶媒体を含み、プログラム及びデータの保管場所となると共に演算装置がプログラムを実行する際の作業スペースとなる。このようなメモリは、画像形成装置を制御するためのプログラムを格納した非一過性の記憶媒体の例である。
断裁制御部B01についても、プログラムを実行する実行手段としての演算装置と、情報を記憶する記憶手段としてのメモリとを備えている。
断裁制御部B01は、電源B02、搬送駆動部B03、先端/後端カッタ駆動部B04及び天地カッタ駆動部B05に指令信号を送り、各部の動作を制御する。電源B02は、搬送駆動部B3、先端/後端カッタ駆動部B04及び天地カッタ駆動部B05を動作させるために電力を供給する。搬送駆動部B3は、シート断裁装置B0に配置された搬送ローラ(例えば、入口ローラ302やレジローラ303)を駆動する駆動モータ及びその駆動回路を含む。先端/後端カッタ駆動部B04は、先端/後端カッタ部305のギロチン刃305aを上下に移動させる駆動モータ及びその駆動回路を含む。天地カッタ駆動部B05は、天地カッタ部307のカッタ刃の回転駆動及び幅方向の移動を行う駆動モータ及びその駆動回路を含む。
断裁制御部B01は、画像形成制御部A01から通知される情報に基づいて、画像形成装置A0から受け渡されるシートに対する処理の内容及び処理を実行するタイミングを変更する。画像形成制御部A01から通知される情報には、実行中のジョブで使用するシートのサイズ情報、坪量情報、紙種情報、枚数情報、シート毎の断裁量、余白量情報(x)、等が含まれる。なお余白量情報は、ユーザにより予め設定される情報である。余白量は、画像の左側、右側、上側、下側を個別に設定することもできる。また、画像形成制御部A01は、ジョブの実行を開始した時刻、各シートが画像形成装置A0から排出される見込み時刻、ジョブの中断を表す信号等、シート断裁装置B0及びシート処理装置C0が動作タイミングを決定するために必要な情報も通知する。
断裁制御部B01は、例えばシート断裁装置Bが余白レス断裁を行なう場合、画像形成制御部A01から通知されたサイズ情報、坪量情報、紙種情報、枚数情報、余白量情報(x)等の情報を受信する。そして断裁制御部B01は、適切なタイミングおよび位置で、シートの断裁を実行するように各部を制御する。画像形成制御部A01から受信する上記の情報は、ユーザにより設定された情報や、もしくはそれに基づき画像形成制御部A01により選択された情報である。
ところで、前述のとおり、シートの長さはばらつきを持っており、余白設定量優先で画像長さが調整された成果物の場合、称呼長さに基づいて断裁位置を決定すると、余白レス成果物を作成しようとしても、断裁後に余白が残る可能性がある。
そこで、本実施例は、画像形成装置A0内のシート搬送路に設けられた紙端部検知センサによって得られる情報を用いて、シートの搬送方向の長さ情報とする構成としている。画像形成プロセスによるシートの伸縮後の情報が望ましいため、本実施例では、定着装置234で2面目のトナー画像が熱定着された後、シート搬送路である排紙パス258に位置する排紙センサ270の情報を用いるものとする。排紙センサ270は、シートの先端と後端を検知する検知手段の一例である。
図6は、画像形成システム100における、画像形成から断裁までの動作の流れを示すフローチャートである。また図7は、シートと、シート上に形成される画像との関係を模式的に示す図である。図6及び図7を用いて、以下にシートを連続して画像形成し、シートの4辺すべてを断裁し、シート束にして折り処理を行う際の動作を説明する。
まず画像形成装置A0の2次転写装置231は、シートに画像を形成する(F1)。画像が形成されたシートは、画像形成装置内A0のシート搬送路である排紙パス258へと搬送される。ここで、排紙センサ270がシート先端とシート後端を検知し(F2)、そのタイミング情報が画像形成制御部A01へと送られる。シート先端検知タイミングt1(sec.)と、シート後端タイミングt2(sec.)と、予めわかっているシート搬送速度v(mm/sec.)とから、画像形成制御部A01は、以下の式でシートの搬送方向長さL(mm)を算出する。
L=(t2-t1)×v
余白レス断裁の場合、通常、断裁余裕Δx(mm)をとるため、シート先端から先端断裁位置までの距離L1および先端断裁位置から後端断裁位置までの距離L2は、次の式から算出される。
L1=x+Δx
L2=L-L1-(x+Δx)
一方、画像形成装置Aの排紙パス258を通過したシートは、画像形成装置A0から排出される(F4)。画像形成装置A0から排出されたシートは、シート断裁装置Bに搬送され(F5)、レジローラ303に突き当たって停止かつレジ取りされる(F6)。その後、シート断裁装置B0は、シート先端から画像形成制御部A01より指示された所定距離y1だけ搬送し(F7)、一旦シート搬送を停止した後、シート先端側の主走査方向断裁処理を実行する(F8)。所定距離y1とは、レジローラ303のローラニップ位置から先端/後端カッタ部305の距離zを用いて、以下の式により算出される。
y1=z+L1
先端側の主走査方向の断裁を実行した後、シート断裁措置B0は、シートの搬送を再開し(F9)、シートが搬送された状態でシートの副走査方向の断裁を開始する(F10)。そして、シート先端側の断裁から距離L2だけ搬送された(F11)ところで、一旦シート搬送を停止した後、シート後端側の主走査方向断裁処理を実行する(F12)。その後、シート搬送を再開し、シートはシート後処理装置C0に搬送される(F13)。
以上の構成および動作により、シートの長さにばらつきが生じ、その結果、シート先端から画像後端までの距離がシート一枚ごとに変化した場合においても、精度良く余白レス断裁を行うことができる。また、画像形成装置内のセンサを検知手段として用いることにより、シート断裁装置のコストアップ、大型化を防ぐことができる。さらに、画像形成装置内において検知することにより、シート断裁処理までに十分な処理時間を確保することが可能となり、シート断裁装置で生産性が落ちることを防ぐことができる。
上記実施例において、シート断裁装置B0は、水平方向における画像形成装置A0とシート処理装置C0との間に設置される、所謂床置き型のオプション装置として説明した。しかしながら、例えば画像形成装置A0がいわゆる胴内排出型の構成である場合に、画像形成装置A0の胴内排出空間にシート断裁装置B0を設置してもよい。胴内排出型の構成とは、鉛直方向における画像形成ユニットA1と画像読取装置との間に排出空間が形成されており、画像形成ユニットA1によって画像形成されたシートを当該排出空間に排出するものである。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
46 積載トレイ
100 画像形成システム
305 先端/後端カッタ部
305a ギロチン刃
307 天地カッタ部
307a カッタ刃
310 搬送パス
312 受入口
313 排出口
319 屑ボックス
A0 画像形成装置
A1 画像形成制御部
B1 断裁制御部
B0 シート断裁装置
C0 シート処理装置

Claims (9)

  1. シートに画像を形成する画像形成手段と、
    シート搬送路に設けられ、搬送される前記シートの先端と後端を検知する検知手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された前記シートに断裁処理を行う断裁手段と、
    前記検知手段により検知された情報に基づいて算出した前記シートの搬送方向長さと、予め設定された前記シートの余白量情報とに基づいて、前記シートの先端位置から前記シートに対する前記断裁手段による断裁位置までの距離を算出する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段は、前記シートに画像を定着させる定着手段を有し、
    前記検知手段は、前記定着手段より搬送方向において下流、かつ、前記断裁手段より搬送方向において上流に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記断裁手段は、シートの搬送方向に交差する幅方向にシートを断裁することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記断裁手段は、前記搬送方向及び前記幅方向に交差する移動方向に移動する切断刃を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記断裁手段によって断裁されたシートに折り処理または綴じ処理を実行するシート処理手段を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記断裁手段によって断裁されたシートを1枚ずつ排出して積載するための積載トレイを備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段は、前記シートの搬送方向長さを、前記検知手段によりシートの先端を検知した時間と、前記検知手段によりシートの後端を検知した時間と、前記シート搬送路を搬送するシートの搬送速度と、に基づいて、算出することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、算出した前記シートの搬送方向長さと、予め設定された、前記シートの先端側の余白量と前記シートの後端側の余白量とを含んだ前記余白量情報とに基づいて、前記シートの先端位置から前記シートの後端部に対する前記断裁手段による断裁位置までの距離を算出することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成装置と、
    前記画像形成装置から搬送されたシートに断裁処理を行うシート断裁装置と、
    前記画像形成装置のシート搬送路に設けられ、搬送される前記シートの先端と後端を検知する検知手段と、
    前記検知手段により検知された情報に基づいて算出した前記シートの搬送方向長さと、予め設定された前記シートの余白量情報とに基づいて、前記シートの先端位置から前記シートに対する前記断裁装置による断裁位置までの距離を算出する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成システム。
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