JP2024019023A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2024019023000001
【課題】シート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断する。
【解決手段】画像形成装置1は、装置本体2と、画像形成部と、定着装置6と、カッター7と、を備える。画像形成部は、シートに画像を形成する。定着装置6は、加熱回転体61と、加熱回転体61との間でニップ部NPを形成する加圧回転体62と、を有し、画像をシートSに定着させる。カッター7は、定着装置6のシートSの搬送方向の下流側に配置され、シートSを切断可能である。カッター7は、切断するシートSを、搬送方向におけるシートSの中央位置PPで切断可能である。ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される距離D1は、シートSの搬送方向における寸法LSの半分より大きい(D1>LS/2)。
【選択図】図4

Description

本発明は、カッターを備えた画像形成装置に関する。
従来、カッターを備えた画像形成装置が知られている(特許文献1)。この画像形成装置は、シートの切断が必要であると判断された場合に、1枚のシートを2枚に切断することができる。
特開2021-160228号公報
ところで、画像形成したトナー像を定着装置のニップ部で加熱・加圧して定着させる画像形成装置においては、シート全体がニップ部を通過しない状態でシートの搬送を停止して、シートを切断すると、シートがニップ部で必要以上に加熱・加圧されてしまうという問題点があった。
そこで、本発明は、シート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断することを目的とする。
前記した目的を達成するための画像形成装置は、装置本体と、画像形成部と、定着装置と、カッターと、を備える。画像形成部は、シートに画像を形成する。定着装置は、加熱回転体と、加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体と、を有し、画像をシートに定着させる。カッターは、定着装置のシートの搬送方向の下流側に配置され、シートを切断可能である。カッターは、シートを、搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能である。ニップ部からカッターまでのシートが搬送される距離は、切断するシートの搬送方向における寸法の半分より大きい。
このような構成によれば、シート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断できる。このため、シートの搬送を停止した状態で、シートを切断しても、シートがニップ部で必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、カッターは、少なくともA4サイズのシートを、搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能であり、搬送方向において、ニップ部からカッターまでのシートが搬送される距離は、A4サイズのシートの搬送方向における寸法の半分より大きい構成としてもよい。
これによれば、A4サイズのシート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断できる。このため、シートの搬送を停止した状態で、シートを切断しても、シートがニップ部で必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、カッターは、少なくともレターサイズのシートを、搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能であり、搬送方向において、ニップ部からカッターまでのシートが搬送される距離は、レターサイズのシートの搬送方向における寸法の半分より大きい構成としてもよい。
これによれば、レターサイズのシート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断できる。このため、シートの搬送を停止した状態で、シートを切断しても、シートがニップ部で必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、カッターに対してシートの搬送方向における上流側に位置し、軸方向について回転可能な搬送ローラであって、シートをカッターに向けて搬送する搬送ローラと、カッターに対してシートの搬送方向における下流側に位置し、軸方向について回転可能な排出ローラであって、シートを装置本体外に排出する排出ローラと、をさらに備え、搬送ローラおよび排出ローラの軸方向の寸法は、画像形成装置が搬送可能な最大幅のシートの幅の半分よりも大きい構成としてもよい。
これによれば、シートの切断時に、搬送ローラまたは排出ローラがシートを幅方向の広い領域でシートを保持することで、切断時におけるシートの位置ずれを抑制できる。
また、搬送ローラおよび排出ローラの少なくとも一方の軸方向の寸法は、画像形成装置が搬送可能な最大幅のシートの幅よりも大きい構成としてもよい。
これによれば、シートの切断時に、搬送ローラまたは排出ローラがシートを幅方向の広い領域でシートを保持することで、切断時におけるシートの位置ずれを抑制できる。
また、シートの搬送方向において、カッターの上流側に位置し、シートをカッターに向けて搬送する搬送ローラと、定着装置を通過したシートを再び画像形成部に向けて案内する再搬送経路と、制御部と、をさらに備え、制御部は、カッターにより1枚のシートを2枚に切断し、搬送ローラを逆転させることで、切断されたシートのうち、搬送方向の上流側のシートを再搬送経路に搬送することが可能である構成としてもよい。
これによれば、切断されたシートを再搬送し、画像形成することができる。
また、制御部をさらに備え、制御部は、シートを切断する指令を受信した場合、シートの搬送を停止した状態でシートを切断する構成としてもよい。
これによれば、シートを軸方向に真っすぐに切断できる。
また、定着装置で定着されたシートを装置本体外に案内する第1搬送経路と、第1搬送経路とは異なる第2搬送経路であって、定着装置で定着されたシートを装置本体外に案内する第2搬送経路と、制御部と、を備え、制御部は、カッターによってシートを切断しない場合第1搬送経路にシートを搬送し、カッターによってシートを切断する場合第2搬送経路にシートを搬送する構成としてもよい。
また、第1搬送路からシートを装置本体外に排出する第1排出口と、第2搬送路からシートを装置本体外に排出する第2排出口と、をさらに備え、第1排出口は、第2排出口よりも定着装置の近くに位置する構成としてもよい。
これによれば、第2排出ローラはカッターによって切断されたシートを排出するため、定着装置から所定距離離れていることが望ましいため、第1排出ローラが第2排出ローラよりも定着装置の近くに位置することで、装置本体を小型化できる。
また、制御部を備え、制御部は、シートを切断する指令を受信した場合、シートの切断予定箇所からシートの後端位置までの搬送方向の寸法がニップ部からカッターまでのシートの搬送距離より短い場合に、カッターによりシートを切断する構成としてもよい。
これによれば、シート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断できるため、シートの搬送を停止した状態でシートを切断しても、シートがニップ部で必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、シートの切断箇所を入力可能な入力部を備え、制御部は、入力部に入力された指令に基づいてシートを切断する構成としてもよい。
また、シートの搬送方向において、カッターの上流側に位置し、シートをカッターに搬送する搬送ローラと、制御部と、をさらに備え、制御部は、シートをカッターに搬送する場合、搬送方向におけるシートの前端が搬送ローラに接触した後に搬送ローラの回転を開始する構成としてもよい。
これによれば、シートが搬送方向に対して斜行して搬送された場合であっても、搬送ローラに接触させることによって、斜行を抑制することができる。
また、シートの搬送方向において、カッターの上流側に位置し、シートをカッターに向けて搬送する搬送ローラと、シートの搬送方向において、カッターの下流側に位置し、シートを装置本体外に排出する排出ローラと、をさらに備え、排出ローラの搬送速度は、搬送ローラの搬送速度より大きい構成としてもよい。
これによれば、搬送ローラと排出ローラの間でシートの弛みを抑制することができる。また、切断されたシート同士が干渉することを抑制できる。
本発明によれば、シート全体がニップ部を通過した状態でシートを切断することができる。
実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 カッターの斜視図である。 図2の部分拡大図である。 ニップ部からカッターまでの搬送距離を示す図である。 シート、スイッチバックローラおよび第2排出ローラの軸方向の寸法を比較する図である。 制御部と各モータ、フラッパおよび各センサの電気的な接続を示す図である。 ジョブを受信した後に制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 制御部が制御する、シート供給、シート搬送、切断のタイミングを説明するためのタイムチャートである。 切断されたシートが排出された画像形成装置を示す図である。 第2排出トレイを備える形態における画像形成装置を示す図である。 スキャナユニットを備える形態における画像形成装置を示す図である。 カッターにより2枚に切断されたシートを示す図(a)と、排出されたシートおよび再搬送路に案内されたシートを示す図(b)である。 後端回避処理におけるシートの動きを説明する図であり、シート後端がニップ部に位置する状態を示す図(a)と、シートの切断予定箇所がカッターよりも下流側に位置する状態を示す図(b)と、シートの後端が再搬送路に入った状態を示す図(c)である。 変形例における、制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 変形例における、シート供給、シート搬送、切断のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
次に、本開示の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、感光体ドラム51の軸方向を「軸方向」という。また、第1排出ローラ84によるシートSの排出方向(図1の矢印方向)を「排出方向」という。
図1に示すように、画像形成装置1は、レーザプリンタである。
画像形成装置1は、装置本体2と、供給部3と、露光装置4と、ドラムカートリッジ5と、定着装置6と、カッター7と、シート搬送部8と、入力部の一例としての操作パネルPAと、センサSEと、制御部CUと、を備える。露光装置4およびドラムカートリッジ5は、画像形成部の一例であり、シートSに画像を形成する。
装置本体2は、フロントカバー21と、排出トレイ22と、第1排出口23と、第2排出口24と、を有する。フロントカバー21は、装置本体2において排出方向の下流側に位置する。排出トレイ22は、装置本体2の上面に形成されている。排出トレイ22は、排出されたシートが載置されるトレイである。
第1排出口23は、シートSを装置本体2外に排出するための排出口である。第1排出口23は、第2排出口24より下方に位置する。別の言い方をすると、第1排出口23は、第2排出口24よりも後述する定着装置6の近くに位置する。本実施形態では、第1排出口23は、カッター7によって切断されていないシートSを装置本体2外に排出する。第1排出口23から排出されたシートSは、排出トレイ22に載置される。
第2排出口24は、シートSを装置本体2外に排出するための第1排出口23とは異なる排出口である。第2排出口24は、第1排出口23より上方、かつ、排出方向の下流側に位置する。本実施形態では、第2排出口24は、主として、カッター7によって切断されたシートSを装置本体2外に排出する。第2排出口24から排出されたシートSは、排出トレイ22に載置される。
供給部3は、装置本体2内に位置する。供給部3は、供給トレイ31と、シート押圧板32と、ピックアップローラ33と、分離ローラ34と、レジストレーションローラ35とを有する。
供給トレイ31は、シートSが載置されるトレイである。シート押圧板32は、供給トレイ31内のシートSを上方に押し上げる。ピックアップローラ33は、供給トレイ31のシートSをピックアップする。分離ローラ34は、ピックアップローラ33がピックアップしたシートSを1枚ずつ分離する。レジストレーションローラ35は、シートSを感光体ドラム51と転写ローラ53との間に搬送する。
露光装置4は、装置本体2内の上部に位置する。露光装置4は、図示しないレーザ発光部や、ポリゴンミラー、レンズ、反射鏡などを備える。この露光装置4では、レーザ発光部から出射される画像データに基づくレーザ光(鎖線参照)が、感光体ドラム51の表面で高速走査されることで、感光体ドラム51の表面を露光する。
ドラムカートリッジ5は、装置本体2に対して着脱可能である。ドラムカートリッジ5が装置本体2に装着された場合、ドラムカートリッジ5は、露光装置4の下方に位置する。ドラムカートリッジ5は、フロントカバー21を開いた状態で着脱される。
ドラムカートリッジ5は、感光体ドラム51と、帯電器52と、転写ローラ53と、ピンチローラ54と、現像ローラ55と、供給ローラ56と、トナー収容部57とを有する。
感光体ドラム51は、第1方向に延びるドラム軸51Xについて回転可能である。帯電器52は、感光体ドラム51の表面を帯電させる。転写ローラ53は、感光体ドラム51と向かい合って位置する。転写ローラ53は、感光体ドラム51上に形成されたトナー像をシートSに転写する。帯電器52は、スコロトロン型の帯電器である。ピンチローラ54は、レジストレーションローラ35と向かい合って位置する。ピンチローラ54は、レジストレーションローラ35の回転に従動回転して、レジストレーションローラ35とともにシートSを搬送する。
現像ローラ55は、感光体ドラム51に接触した状態で感光体ドラム51にトナーを供給する。供給ローラ56は、トナー収容部57内のトナーを現像ローラ55に供給する。
ドラムカートリッジ5では、感光体ドラム51の表面が、帯電器52により一様に帯電される。その後、露光装置4からのレーザ光の高速走査によって感光体ドラム51の表面が露光されることで、感光体ドラム51上に画像データに基づく静電潜像が形成される。現像ローラ55上に担持されたトナーは、現像ローラ55から感光体ドラム51上に形成された静電潜像に供給される。これにより、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム51上にトナー像が形成される。その後、感光体ドラム51と転写ローラ53の間をシートSが搬送されることで感光体ドラム51上のトナー像がシートS上に転写される。
定着装置6は、ドラムカートリッジ5の後方に位置する。定着装置6は、加熱回転体の一例としての加熱ユニット61と、加圧回転体の一例としての加圧ローラ62とを有する。加熱ユニット61は、符号を省略して示すハロゲンヒータ、定着ベルト、ニップ板などを有する。加圧ローラ62は、加熱ユニット61のニップ板との間で定着ベルトを挟持する。加圧ローラ62は、加熱ユニット61との間でニップ部NPを形成する。この定着装置6では、シートS上に転写されたトナー像を、シートSが加熱ユニット61と加圧ローラ62との間を通過する間にシートSに熱定着させている。
カッター7は、シートSを切断可能であり、装置本体2の上部に位置する。本実施形態では、カッター7は、後述する第2搬送経路82に配置されている。
本実施形態における画像形成装置は、画像形成が可能なシートサイズの内、特定のサイズとしてレターサイズのシートのみ、カッター7で切断可能となっている。例えば、A4、レター、リーガル、B5、A5、A6、はがき、のシートは、画像形成可能であるが、これらのシートの内、特定サイズであるレターサイズのシートのみが、画像形成後に切断可能な構成である。図4に示すように、カッター7は、レターサイズのシートSを、搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能である。少なくとも、画像形成するシートSの長さが、後述する第2排出ローラ85と、スイッチバックローラ86との搬送方向における距離よりも短い場合には、切断後に搬送ができなくなる。上述したシートのうち、例えば、A4、レター、リーガルサイズのシートは、第2排出ローラ85と、スイッチバックローラ86との搬送方向における距離よりも搬送方向の寸法が長いため、切断後に搬送ができる。さらに、本実施形態の画像形成装置においては、搬送方向におけるシートサイズが一番小さい、レターサイズのシートSが切断可能に設計されている。すなわち、レターサイズのシートSの搬送方向中央がカッター7の位置に搬送された状態で、ニップ部NPからシートの後端が抜けている状態である必要がある。そのため、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、レターサイズのシートSの搬送方向における寸法LSの半分より大きくなるように設計されている。(D1>LS/2)。なお、レターサイズのシートSは、215.9mm×279.4mmであるため、レターサイズのシートの搬送方向における寸法LSの半分は、139.7mmである。したがって、D1は、139.7mmよりも大きい値に設定されている。なお、本実施形態の画像形成装置においては、シートの長辺が搬送方向に沿う方向となるよう搬送して画像形成する構成となっている。
図2、図3に示すように、カッター7は、カッターフレーム71と、スライドレール72と、固定刃73と、シート通過部74と、移動刃75と、スライドホルダ76と、駆動プーリー77と、従動プーリー78と、プーリーベルト79と、切断モータM1と、を有している。
カッターフレーム71は、軸方向に延びている。スライドレール72は、カッターフレーム71に形成された軸方向に延びるレールである。固定刃73は、カッターフレーム71に固定された軸方向に延びる平板状の刃である。シート通過部74は、カッターフレーム71に形成されたシートSが通過する空間である。本実施形態では、シート通過部74は、スライドレール72と固定刃73との間に形成されている。移動刃75は、円板状の刃であり、スライドホルダ76に回転可能に固定されている。
スライドホルダ76は、スライドレール72と係合し、スライドレール72に沿って、スライド移動可能にカッターフレーム71に取り付けられている。スライドホルダ76は、図2に実線で示す初期位置から破線で示す切断完了位置まで移動可能である。スライドホルダ76は、シートSを切断する前は、図2において実線で示す初期位置に位置している。スライドホルダ76がスライドレール72に沿って切断完了位置まで移動すると、1枚のシートSが固定刃73と移動刃75と挟まれて2枚に切断される。スライドホルダ76は、次のシートSの切断を開始する前までに切断完了位置から初期位置に戻される。
駆動プーリー77は、カッターフレーム71の軸方向の他方側に配置されている。駆動プーリー77は、切断モータM1の駆動力を受けて、正転および逆転に回転可能である。従動プーリー78は、カッターフレーム71の軸方向の一方側に配置されている。プーリーベルト79は、駆動プーリー77および従動プーリー78に巻き掛けられている。また、プーリーベルト79には、スライドホルダ76が固定されている。これにより、プーリーベルト79の回転に対応してスライドホルダ76が軸方向にスライド移動するようになっている。詳しくは、切断モータM1を正転させると、スライドホルダ76が軸方向の一方側から他方側に向けてスライド移動し、切断モータM1を逆転させると、スライドホルダ76が軸方向の他方側から一方側に向けてスライド移動するようになっている。
カッター7では、シートSを切断する場合、切断モータM1を正転させて、初期位置に位置するスライドホルダ76を切断完了位置に向けて移動させる。
すると、移動刃75がスライドホルダ76と共に移動するので、シート通過部74に位置するシートSが、固定刃73と移動刃75と挟まれ、切断される。
スライドホルダ76が切断完了位置に位置すると、切断モータM1は停止する。切断されたシートSが排出された後、切断モータM1は逆転し、スライドホルダ76は、切断完了位置から初期位置に戻される。
図1に戻り、シート搬送部8は、画像形成されたシートSを装置本体2外または再び画像形成部に搬送する機能を有している。シート搬送部8は、第1搬送経路81と、第2搬送経路82と、再搬送経路83と、第1排出ローラ84と、第2排出ローラ85と、搬送ローラの一例としてのスイッチバックローラ86と、フラッパ87と、を備えている。
第1搬送経路81は、画像形成されたシートSを装置本体2外に案内する経路である。具体的には、第1搬送経路81は、フラッパ87から第1排出口23までの経路である。本実施形態では、第1搬送経路81は、カッター7によって切断されていないシートSが通る。
第2搬送経路82は、第1搬送経路81とは異なる経路である。第2搬送経路82は、画像形成部で画像形成されたシートを装置本体外に案内する経路である。具体的には、第2搬送経路82は、フラッパ87から第2排出口24までの経路である。本実施形態では、第2搬送経路82は、主として、カッター7によって切断されたシートが通る経路である。第2搬送経路82は、第1搬送経路81よりも搬送経路が長い。より詳細には、第1搬送経路81と第2搬送経路とは、搬送方向に湾曲した形状となっており、定着器6を通過したシートSの搬送向きと反対の搬送向きで第1排出口23または第2排出口24から排出される。また、第1搬送経路81のほうが、第2搬送経路82よりも湾曲の内側に配置されており、かつ、第1搬送経路81の排出口である第1排出ローラ84よりも、第2搬送経路82の排出口である第2排出ローラ85及びカッター7は、上方に位置している。さらに、第2排出ローラ85は、第1排出ローラ84よりも排出方向下流側に位置する。したがって、定着器6のニップNPから出たシートSが、第1搬送経路81の第1排出ローラ84から排出されるまでに搬送される距離よりも、第2搬送経路82の第2排出ローラ85から排出されるまでに搬送される距離のほうが、長い。なお、図4に記載の通り、本実施形態においては、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1とは、搬送方向における、ニップ部NPから、カッター7の固定刃73まで、シートが搬送される距離である。ニップ部NPが搬送方向において長さをもったニップ状態で形成される場合には、ニップ部NPの搬送方向における最下流端からの距離として、搬送距離D1が決定されることが好ましい。さらに、第2搬送経路82は、搬送されるシートSの紙面と直交する方向(シートの厚み方向)に空間をもつ構成となっている。そのため、シートSの厚みや種類によって、第2搬送経路82の、シートSの厚み方向におけるどの部分を通るかが異なる。そのため、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、例えば、一番搬送量が大きい場合を考慮して搬送距離D1を定義することが好ましい。しかしながら、搬送量のばらつきが小さい場合には、搬送距離D1は、ニップ部NPからカッター7までの設計上の最短距離によって、搬送距離D1を定義してもよい。
図1に破線でシートSを示すように、再搬送経路83は、定着装置6を通過したシートを再び画像形成部に向けて案内する経路である。具体的には、フラッパ87から定着装置6の下方を通り、ドラムカートリッジ5までの経路である。
第1排出ローラ84は、第1搬送経路81に配置され、シートSを装置本体2外に排出するローラである。本実施形態では、第1排出ローラ84は、上下方向に並んだローラ対であり、駆動ローラ84Aと、従動ローラ84Bを有している。第1排出ローラ84は、軸方向に平行な軸周りに回転可能である。第1排出ローラ84は、カッター7によって切断されていないシートSを装置本体2外に排出する。第1排出ローラ84は、第2排出ローラ85よりも定着装置6の近くに位置する。第1排出ローラ84は、搬送モータM2(図6参照)の駆動により、回転可能である。
第2排出ローラ85は、第2搬送経路82に配置され、シートSを装置本体2外に排出するローラである。本実施形態では、第2排出ローラ85は、上下方向に並んだローラ対であり、駆動ローラ85Aと、従動ローラ85Bを有している。第2排出ローラ85は、軸方向について回転可能である。第2排出ローラ85は、主として、カッター7によって切断されたシートSを装置本体2外に排出する。第2排出ローラ85は、第1排出ローラ84よりも上方で、かつ、シートSの排出方向の下流側に位置する。第2排出ローラ85は、搬送モータM2の駆動により、回転可能である。第2排出ローラ85のシートSの搬送速度は、スイッチバックローラ86の搬送速度よりも大きい。
スイッチバックローラ86は、第2搬送経路82に配置され、シートSを搬送するローラである。スイッチバックローラ86は、フラッパ87とカッター7の間に位置する。本実施形態では、スイッチバックローラ86は、ローラ対であり、駆動ローラ86Aと、従動ローラ86Bを有している。スイッチバックローラ86は、搬送モータM2の駆動により、正転および逆転可能である。搬送モータM2が正転すると、スイッチバックローラ86は、フラッパ87を通過したシートSをカッター7に向けて搬送する。また、搬送モータM2が逆転すると、スイッチバックローラ86は、第2搬送経路82に位置するシートSを再搬送経路83に搬送する。
図5に示すように、第2排出ローラ85の駆動ローラ85Aにおける軸方向の寸法W1は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSの半分よりも大きい(W1>WS/2)。本実施形態では、画像形成装置1が搬送可能な最大幅は、215.9mmである。
同様に、第2排出ローラ85の従動ローラ85Bにおける軸方向の寸法W2は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートの幅WSの半分よりも大きい(W2>WS/2)。また、第2排出ローラ85の駆動ローラ85Aの軸方向の寸法W1は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSよりも大きい(W1>WS)。また、第2排出ローラ85の従動ローラ85Bの軸方向の寸法W2は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSよりも小さい(W2<WS)。
スイッチバックローラ86の駆動ローラ86Aにおける軸方向の寸法W3は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSの半分よりも大きい(W3>WS/2)。
同様に、スイッチバックローラ86の従動ローラ86Bにおける軸方向の寸法W4は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートの幅WSの半分よりも大きい(W4>WS/2)。また、スイッチバックローラ86の駆動ローラ86Aの軸方向の寸法W3は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSよりも大きい(W3>WS)。また、スイッチバックローラ86の従動ローラ86Bの軸方向の寸法W4は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSよりも小さい(W4<WS)。
フラッパ87は、第1搬送経路81と第2搬送経路82の分岐部分に位置する。フラッパ87は、図1において実線で示す第1位置と、図1において二点鎖線で示す第2位置と、に移動可能である。フラッパ87は、第1位置に位置した場合、定着装置6を通過したシートSを第1搬送経路81に案内する。フラッパ87は、第2位置に位置した場合、定着装置6を通過したシートSを第2搬送経路82に案内する。
センサSEは、シートSの搬送経路に配置され、シートSの有無を検知可能なセンサである。詳しくは、センサSEは、第1センサSE1と、第2センサSE2と、第3センサSE3と、を有する。第1センサSE1は、シートの搬送方向において、分離ローラ34とレジストレーションローラ35の間に位置する。第1センサSE1は、レジストレーションローラ35の直前に位置する。第2センサSE2は、シートの搬送方向において、レジストレーションローラ35と、感光体ドラム51との間に位置する。第3センサSE3は、シートの搬送方向において、定着装置6とフラッパ87の間に位置する。
操作パネルPAは、装置本体2の外表面に位置する。操作パネルPAは、ユーザが画像形成する指令や、シートSを切断する指令などを入力可能である。本実施形態では、例えば、操作パネルPAは、シートSの切断箇所を入力可能である。
制御部CUは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random access Memory)、ROM(Read only Memory)および入出力回路を備えており、ROM等に記憶されたプログラムやデータに基づいて各種演算処理を行うことによって、画像形成装置1の制御を実行する。
図6に示すように、制御部CUは、第1センサSE1、第2センサSE2および第3センサSE3と電気的に接続され、それぞれの検知信号を受信可能である。制御部CUは、操作パネルPAおよび各センサから受信した情報に基づいて、ピックアップローラ33、切断モータM1、搬送モータM2およびフラッパ87を制御する。
制御部CUは、カッター7によってシートSを切断しない場合、原則として、第1搬送経路81にシートを搬送し、カッター7によってシートを切断する場合、第2搬送経路82にシートを搬送する。
制御部CUは、シートSをカッター7に搬送する場合、搬送方向におけるシートSの前端がスイッチバックローラ86に接触した後に、スイッチバックローラ86の回転を開始する。具体的には、制御部CUは、第3センサSE3がシートSの前端を検知したことを示す検知信号を受信する。制御部CUは、第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過後に、搬送モータM2を正転させ、スイッチバックローラ86の回転を開始する。所定時間は、シートSの前端がスイッチバックローラ86に接触し、シートSの斜行が修正されるのに十分な時間である。
図4に示すように、制御部CUは、シートSを切断する指令を受信した場合、シートSの切断予定箇所PPからシートSの後端位置までの搬送方向の寸法L1がニップ部NPからカッター7までのシートSの搬送距離D1より短い場合に、カッター7によりシートSを切断する。すなわち、制御部CUは、シートSの切断予定箇所PPからシートSの後端位置までの搬送方向の寸法L1がニップ部NPからカッター7までのシートSの搬送距離D1以上である場合には、カッター7によりシートSを切断しない
制御部CUは、操作パネルPAに入力された指令に基づいてシートSを切断する。具体的には、制御部CUは、シートSを切断する指令を受信した場合、カッター7により、シートSの搬送を停止した状態でシートSを切断する。一例として、搬送方向の寸法が215.9mmのレターサイズのシートSを半分に切断する指令を受信した場合、切断された後は、搬送方向の寸法が139.7mmのシートSが2枚になる。
制御部CUは、センサSEからの検知信号に基づいて、シートSの搬送方向の寸法を取得可能である。具体的には、制御部CUは、シートSが第1センサSE1を通過する通過時間からシートSの搬送方向の寸法を算出すればよい。本実施形態では、制御部CUは、第1センサSE1からの検知信号に基づいてシートSの寸法を取得しているが、他のセンサ(第2センサSE2、第3センサSE3など)の検知信号に基づいてシートSの寸法を取得してもよい。
制御部CUは、センサSEからの検知信号に基づいて、搬送方向におけるシートSの寸法が所定値より小さいと判定した場合、シートSを第2搬送経路82に搬送し、シートSを切断せずに装置本体2外に排出する。
また、制御部CUは、受信した印刷ジョブ(以下、単に「ジョブ」という。)に含まれるシートの搬送方向におけるシートSの寸法が所定値より小さいと判定した場合、シートSを第2搬送経路82に搬送し、シートSを切断せずに装置本体2外に排出する。
このように、制御部CUが、センサSEからの検知信号や受信したジョブの情報に基づいて、搬送方向におけるシートSの寸法が所定値より小さいと判定した場合には、カッター7によって、シートSを切断しない場合であっても、シートSが第2搬送経路82に搬送される。
制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、先行するシートSの切断が完了する前に次のシートSの供給を開始する。制御部CUは、ピックアップローラ33を駆動させることにより、シートSの供給を開始する。制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、先行するシートSの後端と、次のシートの前端の間に所定の間隔を空けてシートを搬送する
次に、図7を参照して、ジョブを受信した制御部CUが実行する処理の一例を説明する。
制御部CUは、ジョブを受信したと判定した場合(S1,Yes)、操作パネルPAで入力された指令やジョブの情報に基づいて、シートSを切断するかを判定する(S2)。
ステップS2において、制御部CUは、シートSを切断すると判定した場合(S2,Yes)、シートSの切断予定箇所PPから後端位置までの寸法L1がニップ部NPからカッター7までの距離であるROM等に記憶されているD1より長いかを判定する(L1>D1?)(S3)
ステップS2においてシートSを切断すると判定しなった場合(S2,No)、または、ステップS3においてシートSの切断予定箇所PPから後端位置までの寸法L1がニップ部NPからカッター7までより長いと判定した場合(L1>D1)(S3,Yes)、制御部CUは、シートSの寸法が所定値(レターサイズの半分の寸法139.7mm)以上であるかを判定する(S4)。制御部CUがシートSの寸法を判定する方法は、受信したジョブの情報から判定する方法と、センサSEの検知結果に基づいてシートSの寸法を取得する方法とがある。
ステップS4において、制御部CUは、搬送方向におけるシートSの寸法が所定値(137.9mm)以上であると判定した場合(S4,Yes)、フラッパ87を第1位置に位置させ、シートSを第1搬送経路81に案内し、搬送モータM2を正転させる(S5)。これにより第1排出ローラ84が駆動されて第1排出口23からシートが排出される。
ステップS5の後、制御部CUは、受信したジョブが終了したか判定し(S7)、受信したジョブが終了したら(S7,Yes)、処理を終了し、受信したジョブが終了していければ(S7,No)、ステップS2に戻る。
ステップS4において、制御部CUは、搬送方向におけるシートSの寸法が所定値(137.9mm)以上であると判定しなかった場合(S4,No)、フラッパ87を第2位置に位置させ、シートSを第2搬送経路82に案内し、搬送モータM2を正転させる(S6)。
ステップS6の後、制御部CUは、受信したジョブが終了したか判定し(S7)、受信したジョブが終了したら(S7,Yes)、処理を終了し、受信したジョブが終了していければ(S7,No)、ステップS2に戻る。
一方、ステップS3においてシートSの切断予定箇所PPから後端位置までの寸法L1がニップ部NPからカッター7までより長くないと判定した場合(L1≦D1)(S3,No)、制御部CUは、フラッパ87を第2位置に位置させ、シートSを第2搬送経路82に案内する(S8)。
ステップS8の後、制御部CUは、第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過したかを判定する(S9)。
ステップS9において、制御部CUは、第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過したと判定しなかった場合(S9,No)、第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過するまで待つ。第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過すると、シートSの前端がスイッチバックローラ86に接触して斜行が修正される。
制御部CUは、第3センサSE3の検知信号を受信してから所定時間経過したと判定した場合(S9,Yes)、搬送モータM2を正転に駆動させる。これにより、スイッチバックローラ86を正転させ、シートSをカッター7に搬送する(S10)。
ステップ10の後、搬送モータM2を正転させ始めてから所定時間経過後のシートSの切断予定箇所PPがカッター7に位置したときに、搬送モータM2を一時停止し、切断モータM1を正転させる(S11)。
ステップS11の後、制御部CUは、次のシートSのジョブがあるかを判定し(S12)、次のシートSのジョブがあると判定した場合(S12,Yes)、次のシートSの供給を開始し(S13)、S14へ移行する。次のシートSのジョブがあると判定しなかった場合(S12,Yes)、次のシートSを供給することなく、S14へ移行する。
ステップS12またはステップS13の後、制御部CUは、切断開始から所定時間経過後、切断モータM1を停止し、搬送モータM2を正転させる(S14)。これにより、カッター7のスライドホルダ76が切断完了位置で停止し、シートSが第2排出ローラ85によって排出される。
ステップS14の後、制御部CUは、搬送モータM2を停止し、切断モータM1を逆転させる(S15)。これにより、カッター7のスライドホルダ76が初期位置に戻る。
ステップS15の後、制御部CUは、受信したジョブが終了したか判定し(S7)、受信したジョブが終了したら(S7,Yes)、処理を終了し、受信したジョブが終了していなければ(S7,No)、ステップS2に戻る。
次に、図8を参照して、複数のシートSを切断するジョブを受信した場合におけるシートSのピックアップ、搬送モータM2(スイッチバックローラ86および第2排出ローラ85)によるシートSの搬送、切断モータM1によるシートSの切断の動作を説明する。
制御部CUは、ピックアップローラ33を駆動させ、1枚目のシートSの供給を開始する(時刻t1)。供給された1枚目のシートSは、画像形成され、カッター7に向けて搬送される。
制御部CUは、第3センサSE3から検知信号を受信してから所定時間経過後、搬送モータM2を正転させ、シートSをカッター7に搬送する(時刻t2)。
制御部CUは、搬送モータM2を正転させてから所定時間経過後、搬送モータM2を一時停止し、切断モータM1を正転させる(時刻t3)。これにより、シートSが停止した状態で、切断が開始される。
制御部CUは、切断モータM1を正転させた後、シートSの切断が完了する前に、ピックアップローラ33を駆動させ、2枚目のシートSの供給を開始する(時刻t4)。このように、2枚目のシートSは、1枚目にシートSの切断中に搬送が開始される。
制御部CUは、切断開始から所定時間経過後、切断モータM1を停止し、搬送モータM2を正転させる(時刻t5)。これにより、1枚目のシートSの切断された各部分は排出される。
制御部CUは、時刻t5から所定時間経過した後、搬送モータM2を停止し、切断モータM1を逆転させる(時刻t6)。これにより、カッター7のスライドホルダ76が切断完了位置から初期位置に向けて移動を開始する。
制御部CUは、時刻t6から所定時間経過することで、スライドホルダ76が初期位置に戻ると、切断モータM1を停止する(時刻t7)。このとき、第3センサSE3から2枚目のシートSの検知信号を受信してから所定時間経過していれば、搬送モータM2を同時に正転させ、所定時間経過していなければ、所定時間経過するまで待ってから正転させる。
制御部CUは、2枚目、3枚目のシートSに対しても、1枚目のシートSと同様のタイミングで搬送、切断の動作を行う。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
画像形成装置1では、第2排出ローラ85は、第1排出ローラ84よりも排出方向の下流側に位置する。このため、図9に示すように、切断されたシートSは、切断されていないシートSよりも排出方向の下流側に排出される。この結果、切断されたシートSを取りやすい。
また、第2排出口24は、第1排出口23よりも排出方向の下流側に位置する。このため、切断されたシートは、切断されていないシートSよりも排出方向の下流側に排出される。この結果、切断されたシートSを取りやすい。
また、画像形成装置1は、定着装置6を通過したシートSを第1搬送経路81に案内する第1位置と、定着装置6を通過したシートSを第2搬送経路82に案内する第2位置と、に移動可能なフラッパ87と、を備える。これため、フラッパ87によってシートSを第1搬送経路81と第2搬送経路82のいずれかに案内できる。
ここで、カッター7は、シートSの後端が定着装置6を通過した状態でシートSを切断するため、定着装置6から所定距離以上離れて位置している。このため、第1排出ローラ84が切断されたシートSを排出する第2排出ローラ85よりも定着装置6から離れて位置した場合には、装置本体が大型化してしまう。しかし、本実施形態では、第1排出ローラ84は、第2排出ローラ85よりも定着装置6の近くに位置することで、装置本体2の大型化を抑制できる。同様に、第1排出口23が第2排出口24よりも定着装置6の近くに位置することで、装置本体2を小型化できる。
また、第2排出ローラ85の軸方向の寸法W1,W2およびスイッチバックローラ86の軸方向の寸法W3,W4は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅の半分WS/2よりも大きい(W1>WS/2、W2>WS/2、W3>WS/2、W4>WS/2)。このため、シートSの切断時に、第2排出ローラ85およびスイッチバックローラ86がシートSを幅方向の広い領域でシートSを保持することで、切断時におけるシートSの位置ずれを抑制できる。
また、第2排出ローラ85の軸方向の寸法W1およびスイッチバックローラ86の軸方向の寸法W3の少なくとも一方は、画像形成装置1が搬送可能な最大幅のシートSの幅WSよりも大きい。このため、シートSの切断時に、第2排出ローラ85またはスイッチバックローラ86がシートSを幅方向の広い領域でシートSを保持することで、切断時におけるシートSの位置ずれを抑制できる。
また、制御部CUは、センサSEからの検知信号またはジョブの情報に基づいて、シートSの搬送方向の寸法を取得し、搬送方向におけるシートSの寸法が所定値(139.7mm)より小さいと判定した場合、シートSを第2搬送経路82に搬送し、シートSを切断せずに装置本体2外に排出する。このため、小サイズのシートSを排出する場合、第2搬送経路82を通ってシートSが排出されるため、小サイズのシートSを取りやすい。
また、図4に示すように、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、レターサイズのシートSの搬送方向における寸法LS(279.4mm)の半分より大きい(D1>LS/2=139.7mm)。このため、レターサイズのシートS全体がニップ部NPを通過した状態でシートSを切断できる。この結果、シートSの搬送を停止した状態で、シートSを切断しても、シートSがニップ部NPで必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、制御部CUは、シートSを切断する指令を受信した場合、シートSの搬送を停止した状態でシートSを切断する。このため、シートSを軸方向に真っすぐに切断できる。
また、制御部CUは、シートSを切断する指令を受信した場合、シートSの切断予定箇所PPからシートSの後端位置までの搬送方向の寸法L1がニップ部NPからカッター7までのシートの搬送距離D1より短い場合に、カッター7によりシートSを切断する。これによれば、制御部CUは、シートSの切断予定箇所PPからシートSの後端位置までの搬送方向の寸法L1がニップ部NPからカッター7までのシートSの搬送距離D1以上である場合には、カッター7によりシートSを切断しないので、シートSがニップ部NPで必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
また、制御部CUは、シートSをカッター7に搬送する場合、搬送方向におけるシートSの前端がスイッチバックローラ86に接触した後にスイッチバックローラ86の回転を開始する。このため、シートSが搬送方向に対して斜行して搬送された場合であっても、スイッチバックローラ86に接触させることによって、斜行を抑制することができる。
第2排出ローラ85の搬送速度は、スイッチバックローラ86の搬送速度より大きい。このため、第2排出ローラ85とスイッチバックローラ86の両方にシートSが接触している場合には、シートSが第2排出ローラ85およびスイッチバックローラ86に引っ張られるため、スイッチバックローラ86と第2排出ローラ85の間で、シートSの弛みを抑制することができる。また、シートSが切断された後には、切断されたシートS同士が接触して、シート同士が干渉することを抑制できる。
また、制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、先行するシートSの切断が完了する前に次のシートSの供給を開始する。このため、複数のシートを切断する場合であっても、作業の完了が遅くなるのを抑制できる。
また、制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、先行するシートSの後端と、次のシートSの前端の間に所定の間隔を空けてシートSを搬送する。このため、先行するシートSと次のシートSが干渉することを抑制できる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、第1排出口23および第2排出口24から排出されたシートSは、共に1つの排出トレイ22に載置される構成であったがこの構成に限定されない。
例えば、図10に示す画像形成装置1Aは、第1排出トレイの一例としての排出トレイ22と、第2排出トレイ25とを備える。排出トレイ22は、第1搬送経路81を通って排出されたシートSを積載可能である。第2排出トレイ25は、第2搬送経路82を通って排出されたシートSを積載可能である。第2排出トレイ25は、第2排出口24の外側に設けられている。このため、画像形成装置1Aでは、第1搬送経路81から排出されたシートSと、第2搬送経路82から排出されたシートSを別々のトレイに収容できる。この結果、切断されたシートSを取りやすい。
上述した実施形態では、第1排出口23および第2排出口24から排出されたシートSは、共に排出トレイ22に載置される構成であったが、排出トレイを有さない構成としてもよい。図示は省略するが、例えば、第1排出口23および第2排出口24から排出されたシートSが直接、机上や床上などに排出され、机上や床上にシートSが載置されてもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置1がスキャナユニットを備えていない構成であったが、この構成に限定されない。例えば、図11に示す画像形成装置1Bは、スキャナユニット9をさらに備える。スキャナユニット9は、シートSなどの文字や画像を読み取るための装置である。この画像形成装置1Bでは、排出トレイ22の上方にスキャナユニット9が配置されているため、シートSを取り出すための隙間が狭く、仮に、切断されたシートSが切断されていないシートSと同じ位置に排出されると、非常にシートSを取りにくい。しかし、第2排出ローラ85が第1排出ローラ84よりも排出方向の下流側に位置し、第2排出口24が第1排出口23よりも排出方向の下流側に位置することで、切断されたシートSが切断されていないシートSよりも搬送方向の下流側に排出され、切断されたシートSを取りやすい。
上述した実施形態では、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、レターサイズのシートSの搬送方向における寸法LSの半分(139.7mm)より大きい構成であったが、レターサイズ以外のシートSを基準としてもよい。
例えば、A4サイズ(210mm×297mm)を基準として、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、A4サイズのシートSの搬送方向における寸法LSの半分(148.5mm)より大きい構成としてもよい。
これによれば、レターサイズに加えて、A4サイズのシートS全体がニップ部NPを通過した状態でシートSを切断できる。この結果、シートSの搬送を停止した状態で、シートSを切断しても、シートSがニップ部NPで必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。換言すると、切断可能としたいシートサイズの搬送方向における寸法の半分よりも、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1が大きくなるように、定着器6及びカッター7を配置する。
例えば、リーガルサイズ(215.9mm×355.6mm)を基準として、ニップ部NPからカッター7までのシートSが搬送される搬送距離D1は、リーガルサイズのシートSの搬送方向における寸法LSの半分(177.8mm)より大きい構成としてもよい。
これによれば、リーガルサイズのシートS全体がニップ部NPを通過した状態でシートSを切断できる。このため、シートSの搬送を停止した状態で、シートSを切断しても、シートSがニップ部NPで必要以上に加熱・加圧されてしまうことを抑制できる。
上述した実施形態では、カッター7が1枚のシートSを2枚に切断した後、切断後すぐに2枚とも排出していたが、この構成に限定されない。
例えば、図12(a),(b)に示すように、制御部CUは、カッター7により1枚のシートSを2枚(S1,S2)に切断し、スイッチバックローラ86を逆転させることで、切断されたシートSのうち、搬送方向の上流側のシートS2を再搬送経路83に搬送する構成としてもよい。
具体的に、制御部CUは、図12(a)に示すように、カッター7により1枚のシートSを2枚(S1,S2)に切断する。図12(b)に示すように、切断されたシートSのうち、下流側のシートS1は、切断後、第2排出口24から排出される。切断されたシートSのうち、上流側のシートS2は、再搬送経路83に搬送される。そして、上流側のシートS2は、図12(b)に二点鎖線で示すように、再搬送経路83にキープされる。制御部CUは、シートS2に対応したジョブを受信した場合、キープされたシートS2を画像形成部に搬送して、画像形成を実行する。制御部CUは、シートS2が再搬送経路83にキープされたままであると、受信したジョブを実行できないと判定した場合には、シートS2を画像形成することなく排出する。以上に説明した通り、この図12に示す形態では、切断されたシートSのうち上流側のシートS2を再搬送経路83に再搬送し、再び、画像形成することができる。
上述した実施形態では、制御部CUは、シートSの切断予定箇所PPからシートの後端位置ENまでの搬送方向の寸法が、ニップ部NPの位置からカッター7までのシートSの搬送距離D1よりも長い場合、シートSを切断しない構成であったが、この構成に限定されない。
例えば、制御部CUは、シートSの切断予定箇所PPからシートSの後端位置ENまでの搬送方向の寸法が、ニップ部NPの位置からカッター7までのシートSの搬送距離D1よりも長い場合であっても、シートSを切断する構成としてもよい。
図13(a)に示すように、制御部CUは、シートSの切断予定箇所PPから後端位置ENまでの寸法が、搬送距離D1よりも長い場合に後端回避制御を実行する。なお、図13(a),(b),(c)では、切断予定箇所PPを、黒塗りの三角形で示している。
後端回避制御では、図13(b)に示すように、シートSの切断予定箇所PPがカッター7よりも下流側に位置し、後端ENが定着装置6からフラッパ87までの経路と再搬送経路の分岐点BPよりも下流側に位置するまでシートSを搬送させる。そして、図13(c)に示すように、スイッチバックローラ86を逆転させることで、シートSの後端位置ENを再搬送経路83に入れ、シートSの後端位置ENが再搬送経路に入った状態でシートSを切断する。
これによれば、搬送距離D1が、シートの切断予定箇所PPからシートの後端位置ENまでの寸法より短い場合であっても、シートSの後端位置ENが定着装置6を通過した状態でシートSを切断できる。このため、シートSの切断予定箇所PPをカッター7で切断するときに、シートSが加熱ユニット61と加圧ローラ62で挟まれた状態となるのを抑制できる。この結果、画像形成装置1が大型化することを抑制できる。
上述した実施形態では、制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、先行するシートSの切断が完了する前に次のシートSの供給を開始する構成であったが、この構成に限定されない。
例えば、制御部CUは、複数のシートSを切断する指令を受信した場合、移動刃75を初期位置からシートSの幅方向に移動させてシートSを切断し、先行するシートSの切断が完了した後、移動刃75が初期位置に到達する前に次のシートSの供給を開始する構成としてもよい。
具体的には、図14に示すように、制御部CUは、ステップS15において、切断モータM1を逆転させた後、次のシートSのジョブがあった場合(S22,Yes)、次のシートSの供給を開始する(S23)。そして、制御部CUは、ステップS23の後、カッター7のスライドホルダ76が初期位置に戻ったら、切断モータM1を停止する。
この場合の複数のシートSを切断するジョブを受信した場合におけるシートSのピックアップ、搬送モータM2(スイッチバックローラ86および第2排出ローラ85)によるシートSの搬送、切断モータM1によるシートSの切断の動作を、図15を参照して説明する。
制御部CUは、ピックアップローラ33を駆動させ、1枚目のシートSの供給を開始する(時刻t21)。供給された1枚目のシートSは、画像形成され、カッター7に向けて搬送される。
制御部CUは、第3センサSE3から検知信号を受信してから所定時間経過後、搬送モータM2を正転させ、シートSをカッター7に搬送する(時刻t22)。
制御部CUは、搬送モータM2を正転させてから所定時間経過後、搬送モータM2を一時停止し、切断モータM1を正転させる(時刻t23)。これにより、シートSが停止した状態で、切断が開始される。
制御部CUは、切断開始から所定時間経過後、切断モータM1を停止し、搬送モータM2を正転させる(時刻t24)。これにより、1枚目のシートSの切断された各部分は排出される。
制御部CUは、時刻t24から所定時間経過することで、搬送モータM2を停止し、切断モータM1を逆転させる(時刻t25)。これにより、カッター7の移動刃75が切断完了位置から初期位置に向けて移動を開始する。
制御部CUは、切断モータM1を逆転させた後、移動刃75が初期位置に到達する前に、ピックアップローラ33を駆動させ、2枚目のシートSの供給を開始する(時刻t26)。このように、2枚目のシートSは、移動刃75の移動中に搬送が開始される。
制御部CUは、時刻t25から所定時間経過後、スライドホルダ76が初期位置に戻ると切断モータM1を停止する(t27)。
制御部CUは、2枚目、3枚目のシートSに対しても、1枚目のシートSと同様のタイミングで搬送、切断の動作を行う。
以上にように説明した構成であっても、移動刃75が初期位置に到達する前に次のシートSの搬送を開始するので、複数のシートSを切断する場合であっても、作業の完了が遅くなるのを抑制できる。
上述した実施形態では、カッター7は、第2搬送経路82に配置されていたが、この構成に限定されない。例えば、カッター7は、フラッパ87と定着装置6の間に配置されていてもよい。
上述した実施形態では、入力部として操作パネルPAを例示したが、印刷指令や切断指令をコンピュータやネットワーク経由で入力される構成としてもよい。
上述した実施形態では、第1排出ローラ84、第2排出ローラ85およびスイッチバックローラ86がそれぞれ2つのローラからなるローラ対であったが、これに限定されず、1つのローラから構成されていてもよく、3つ以上のローラで構成されていてもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置1が搬送可能な最大幅を、レターサイズ(215.9mm×279.4mm)を一例として、215.9mmとしていたが、この寸法に限定されず、A4サイズ(210mm×297mm)を基準としてもよいし、A3サイズ(297mm×420mm)を基準としてもよい。
上述した実施形態では、画像形成装置は、モノクロ画像を形成するレーザプリンタであったが、これに限定されない。例えば、画像形成装置は、カラー画像を形成するプリンタであってもよい。また、画像形成装置は、プリンタに限定されない。例えば、画像形成装置は、複写機や複合機などであってもよい。
上述した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。
1 画像形成装置
2 装置本体
3 供給部
4 露光装置
5 ドラムカートリッジ
6 定着装置
7 カッター
8 シート搬送部
22 排出トレイ
23 第1排出口
24 第2排出口
51 感光体ドラム
61 加熱ユニット
62 加圧ローラ
81 第1搬送経路
82 第2搬送経路
83 再搬送経路
84 第1排出ローラ
85 第2排出ローラ
86 スイッチバックローラ
87 フラッパ
CU 制御部
D1 搬送距離
NP ニップ部
PA 操作パネル
PP 切断予定箇所
S シート

Claims (13)

  1. 画像形成装置であって、
    装置本体と、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    加熱回転体と、前記加熱回転体との間でニップ部を形成する加圧回転体と、を有し、画像をシートに定着させる定着装置と、
    前記定着装置のシートの搬送方向の下流側に配置され、シートを切断可能なカッターと、を備え、
    前記カッターは、前記搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能であり、
    前記ニップ部から前記カッターまでのシートが搬送される距離は、切断するシートの前記搬送方向における寸法の半分より大きいことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カッターは、少なくともA4サイズのシートを、前記搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能であり、
    前記搬送方向において、前記ニップ部から前記カッターまでのシートが搬送される距離は、A4サイズのシートの前記搬送方向における寸法の半分より大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記カッターは、少なくともレターサイズのシートを、前記搬送方向におけるシートの中央位置で切断可能であり、
    前記搬送方向において、前記ニップ部から前記カッターまでのシートが搬送される距離は、リーガルサイズのシートの前記搬送方向における寸法の半分より大きいことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記カッターに対してシートの搬送方向における上流側に位置し、軸方向について回転可能な搬送ローラであって、シートを前記カッターに向けて搬送する搬送ローラと、
    前記カッターに対してシートの搬送方向における下流側に位置し、前記軸方向について回転可能な排出ローラであって、シートを前記装置本体外に排出する排出ローラと、をさらに備え、
    前記搬送ローラおよび前記排出ローラの前記軸方向の寸法は、前記画像形成装置が搬送可能な最大幅のシートの幅の半分よりも大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記搬送ローラおよび前記排出ローラの少なくとも一方の前記軸方向の寸法は、前記画像形成装置が搬送可能な最大幅のシートの幅よりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. シートの搬送方向において、前記カッターの上流側に位置し、シートを前記カッターに向けて搬送する搬送ローラと、
    前記定着装置を通過したシートを再び前記画像形成部に向けて案内する再搬送経路と、
    制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記カッターにより1枚のシートを2枚に切断し、
    前記搬送ローラを逆転させることで、切断されたシートのうち、前記搬送方向の上流側のシートを前記再搬送経路に搬送することが可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 制御部をさらに備え、
    前記制御部は、シートを切断する指令を受信した場合、シートの搬送を停止した状態でシートを切断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記定着装置で定着されたシートを前記装置本体外に案内する第1搬送経路と、
    前記第1搬送経路とは異なる第2搬送経路であって、前記定着装置で定着されたシートを前記装置本体外に案内する第2搬送経路と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記カッターによってシートを切断しない場合、前記第1搬送経路にシートを搬送し、
    前記カッターによってシートを切断する場合、前記第2搬送経路にシートを搬送することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1搬送路からシートを前記装置本体外に排出する第1排出口と、前記第2搬送路からシートを前記装置本体外に排出する第2排出口と、をさらに備え、
    前記第1排出口は、前記第2排出口よりも前記定着装置の近くに位置することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 制御部を備え、
    前記制御部は、シートを切断する指令を受信した場合、シートの切断予定箇所からシートの後端位置までの搬送方向の寸法が前記ニップ部から前記カッターまでのシートの搬送距離より短い場合に、前記カッターによりシートを切断することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. シートの切断箇所を入力可能な入力部を備え、
    前記制御部は、前記入力部に入力された指令に基づいてシートを切断することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. シートの搬送方向において、前記カッターの上流側に位置し、シートを前記カッターに搬送する搬送ローラと、
    制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、シートを前記カッターに搬送する場合、搬送方向におけるシートの前端が前記搬送ローラに接触した後に前記搬送ローラの回転を開始することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. シートの搬送方向において、前記カッターの上流側に位置し、シートを前記カッターに向けて搬送する搬送ローラと、
    シートの搬送方向において、前記カッターの下流側に位置し、シートを前記装置本体外に排出する排出ローラと、をさらに備え、
    前記排出ローラの搬送速度は、前記搬送ローラの搬送速度より大きいことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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