JP7357501B2 - アンカ部材及び治具の設置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、アンカ部材及び該アンカ部材を用いた治具の設置方法に係り、特に土間に設置されるアンカ部材及び該アンカ部材を用いて治具を土間に設置する治具の設置方法に関する。
建造物を建築する際には、各種作業を行うために足場が組まれる。このとき、昨今では、安全性を考慮して、先行足場が組まれることが多い。先行足場とは、建造物を建てる前に組まれる足場であり、この足場を利用して作業を行う。このような先行足場を組む方法として様々な方法が提案されている。
特許文献1には、狭小地に先行足場を立設する際に、控えの角度調整及び位置調整を行う倒壊防止治具(足場内控えとも呼ばれる)が開示されている。特許文献1に記載の倒壊防止治具は、基礎となる構造体に固定されるベース部と、ベース部に対して角度調整可能となるように、ベース部に取り付けられたアーム部と、アーム部に固定されるとともに、長尺部材を把持可能なクランプと、を備える。そして、ベース部には設置位置調整を可能とするための複数のボルト孔が、アーム部からの荷重集中地点から等距離に形成されている。
また、鉄骨造又は鉄骨鉄筋コンクリート造等の建物を建てる際、鉄骨柱の鉛直度の精度を確保するため、建て方後に梁や柱などの倒れ、水平度、曲がりなどを修正する、所謂建て入れ直しが行われる。建て入れ直しの方法として、従来、柱や梁にワイヤロープを巻きつけて、一般にレバーブロック(登録商標)と呼ばれるレバーホイスト等によりワイヤロープを緊張させることで鉄骨柱の鉛直精度を所定の精度に収めることが行われてきた。
このような躯体の建て入れ直しを行うために、例えば特許文献2には、柱の下部と中間部において斜めに配置されたワイヤロープ及びチェーンを電動の牽引機により捲取る構成が開示されている。
特開2016-37799号公報 実開平6-78387号公報
特許文献1に記載されるような倒壊防止治具は、ベース部が躯体用のアンカに接合されるか、基礎にホールインアンカを形成して接合されてきた。しかしながら、躯体用のアンカに接合すると、建方開始時に躯体用のアンカから倒壊防止治具を取り外さなくてはならなかった。また、ホールインアンカはその作製に時間と手間がかかるため施工時の負荷が大きいという課題があった。
また、建て入れ直しに用いられるワイヤロープ等は、端部に設けられたフックを基礎又は土間に埋め込まれたオメガ状又はリング状の鉄筋(オメガ筋)に引掛けることにより取り付けられる。基礎又は土間に埋め込まれたオメガ筋は、建て入れ直しの後、不要になるが、そのまま残存させると内装や外装の納まりに影響を与える。そのため、使用後はオメガ筋を切断する必要があるが、その切断作業の業務負荷が大きいことが課題となっていた。
また、倒壊防止治具を設置する方向や、建て入れ直しを行う方向は、それぞれの方向が一致することもあるが、異なっていることが多い。特に、建て入れ直しを行う対象となる柱と梁の接合部が、基準となるオメガ筋に対して異なる方向に複数存在することがある。この場合、1つのオメガ筋では、異なる方向に対する建て入れ直しを行うことができなかった。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、例えば倒壊防止治具又はワイヤロープ等を引掛けるオメガ筋に代わる治具を、異なる方向にも対応可能かつ着脱可能に土間に設置できるアンカ部材を提供することにある。
前記課題は、本発明のアンカ部材によれば、土間に埋め込まれ、治具を着脱可能に固定するアンカ部材であって、上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記土間の表面に対して垂直に埋設され、雌ネジが形成された複数の連結部材と、複数の前記連結部材の下端側に螺入される複数の下側ボルトと、複数の前記連結部材の上端側に螺入される複数の上側ボルトと、隣接する前記連結部材を並列させた状態で連結するよう、前記連結部材の下端側において前記下側ボルトにより固定される下側プレートと、隣接する前記連結部材を連結するとともに、前記連結部材の上端側において前記上側ボルトにより着脱可能に固定される上側プレートと、を有し、複数の前記連結部材は、第1連結部材と、前記第1連結部材から第1方向に離間して配置される第2連結部材と、前記第1連結部材から第2方向に離間して配置される第3連結部材と、を有し、前記第1方向は前記第2方向と直交する方向であり、複数の前記連結部材は、前記第2連結部材から前記第2方向に離間して配置される第4連結部材を更に有し、前記下側プレートは、前記第1連結部材と前記第3連結部材の下端側に固定される第1下側プレート、及び、前記第2連結部材と前記第4連結部材の下端側に固定される第2下側プレートを備え、前記上側プレートは、前記第1連結部材と前記第2連結部材の上端側に固定される第1上側プレート、及び、前記第3連結部材と前記第4連結部材の上端側に固定される第2上側プレートを備えていることによって解決される。
上記のように構成された本発明のアンカ部材は、複数の連結部材の上端側の開口が土間の表面に露出する状態で土間に埋設されるため、例えば倒壊防止治具等の治具やオメガ筋に代わる治具を、ボルトを利用して着脱可能に土間に設置することができる。このとき、複数の連結部材が、第1連結部材に対して第1方向に離間して配置される第2連結部材及び第2方向に離間して配置される第3連結部材を有しており、第1方向と第2方向とが直交する方向であるため、治具を取り付ける方向について、第1方向と第2方向の異なる2つの方向に対応させることが可能となる。
また、上記の構成では、第1方向と第2方向において、4つの連結部材を互いに離間した所定の位置に配置することが可能となるとともに、アンカ部材を土間コンクリートに埋め込む際に、2枚の下側プレートの間に形成される隙間を介して、下側プレートと上側プレートの間へのコンクリートの充填性を確保することが可能となる。
また、上記のアンカ部材において、前記上側プレート及び前記下側プレートは、それぞれL字形状であるとよい。
上記の構成では、第1方向と第2方向において、3つの連結部材を互いに離間した所定の位置に配置することが可能となる。
また、上記のアンカ部材において、前記上側プレート及び前記下側プレートは、それぞれ一体的に形成された矩形状であり、前記下側プレートには、貫通孔が形成されているとよい。
上記の構成では、第1方向と第2方向において、4つの連結部材を互いに離間した所定の位置に配置することが可能となるとともに、アンカ部材を土間コンクリートに埋め込む際に、下側プレートに形成された貫通孔を介して、下側プレートと上側プレートの間へのコンクリートの充填性を確保することが可能となる。
また、前記課題は、本発明の治具の設置方法によれば、アンカ部材を用いて治具を土間に設置する治具の設置方法であって、前記アンカ部材は、土間に埋め込まれ、前記治具を着脱可能に固定するアンカ部材であって、上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記土間の表面に対して垂直に埋設され、雌ネジが形成された複数の連結部材と、複数の前記連結部材の下端側に螺入される複数の下側ボルトと、複数の前記連結部材の上端側に螺入される複数の上側ボルトと、隣接する前記連結部材を並列させた状態で連結するよう、前記連結部材の下端側において前記下側ボルトにより固定される下側プレートと、隣接する前記連結部材を連結するとともに、前記連結部材の上端側において前記上側ボルトにより着脱可能に固定される上側プレートと、を有し、複数の前記連結部材は、第1連結部材と、前記第1連結部材から第1方向に離間して配置される第2連結部材と、前記第1連結部材から第2方向に離間して配置される第3連結部材と、を有し、前記第1方向は前記第2方向と直交する方向であるアンカ部材であり、土間コンクリートを打設した後、硬化前に、前記連結部材の上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記アンカ部材を土間コンクリートに埋め込むことと、土間コンクリートが硬化した後、前記上側プレート及び前記上側ボルトを取り外し土間の表面に露出した前記アンカ部材の上端側の開口を利用して前記治具を取り付けることと、を含むことによって解決される。
本発明の治具の設置方法では、土間コンクリートを打設した後、硬化前にアンカ部材を土間コンクリートに埋め込むことでアンカ部材を容易に設置することができる。また、土間コンクリートが硬化した後はアンカ部材が強固に固定されるため、治具を土間の表面に露出した開口を利用して取り付けることができる。このとき、治具を取り付ける方向が、第1方向と第2方向の異なる方向に対応させることが可能であるため、例えば、異なる方向に対する作業を1つのアンカ部材によって行うことが可能となる。
本発明に係るアンカ部材によれば、治具を、異なる方向にも対応可能かつ着脱可能に土間に設置することが可能となる。また、本発明に係る治具の設置方法によれば、異なる方向に治具を設置可能となるため、例えば、1つの治具の取付方向を変えることで、異なる方向に対する作業(建て入れ直し)を1つのアンカ部材で行うことが可能となる。
本発明の一実施形態に係る土間アンカ(アンカ部材)の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る土間アンカの分解斜視図である。 土間に埋設された土間アンカを示す側面図であり、土間アンカの高さが変更された状態を点線で示す側面図である。 建て入れ調整用治具及び土間アンカを示す分解斜視図である。 土間アンカに建て入れ調整用治具を取り付けた状況を示す三面図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 建て入れ調整用治具の使用状態(その1)を示す斜視図である。 建て入れ調整用治具の使用状態(その2)を示す斜視図である。 倒壊防止治具及び土間アンカを示す分解斜視図である。 土間アンカに倒壊防止治具を固定した状態を示す斜視図である。 土間アンカを設置するための設置補助具を示す斜視図である。 土間アンカを引掛けた状態の設置補助具を示す斜視図である。 設置補助具を土間アンカから取り外す前の状態を示す斜視図である。 第1変形例に係る土間アンカ(アンカ部材)の斜視図である。 第2変形例に係る土間アンカ(アンカ部材)の斜視図である。 第3変形例に係る土間アンカ(アンカ部材)の斜視図である。
以下、図1乃至図15に基づき、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係るアンカ部材及び治具の設置方法について説明する。以下の実施形態において同一又は類似の構成要素には共通の参照符号を付して示し、理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例であり、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら、本発明にはその等価物が含まれ得る。
また、以下の説明中、土間アンカについて、図1に示すように各方向を定義する。なお、以下において各部材の位置、姿勢及び状態について説明する際には、特に断る場合を除き、土間アンカが土間の正規の設置位置に配置された状況を想定して説明することとする。
<土間アンカ10>
図1は、本実施形態の土間アンカ10(アンカ部材の一例)を示す斜視図であり、図2は土間アンカ10の分解斜視図である。図3は土間Dに埋め込まれた状態の土間アンカ10を示す図である。土間アンカ10は土間Dに埋め込まれる部材であり、土間Dに固定された後は、土間アンカ10の高ナットの開口(雌ネジ)を用いて治具を着脱可能に固定することができる。
土間アンカ10は、並列する複数の連結部材、具体的には、並列する第1高ナット11、第2高ナット12及び第3高ナット13と、各高ナット11,12,13の下端側の雌ネジ11a,12a,13aに螺入される3つの固定用ボルト14(下側ボルト)と、各高ナット11,12,13の上端側の雌ネジ11b,12b,13bに螺入される3つの取付用ボルト15(上側ボルト)と、隣接する高ナットを並列させた状態で連結する下側プレート16及び上側プレート17と、を有している。
(高ナット11,12,13)
各高ナット11,12,13は、下端側にそれぞれ雌ネジ11a,12a,13aが形成されており、上端側にそれぞれ雌ネジ11b,12b,13bが形成されている。なお、本実施形態において、連結部材として、高ナット11,12,13を例として用いているが、上端側及び下端側の両方、又は、少なくとも上端側に雌ネジが形成された筒状部材であれば、特に限定されるものではない。
(下側プレート16)
下側プレート16は、L字形状の板状部材であり、隣接する各高ナット11,12,13を互いに並列させた状態で連結するよう、各高ナット11,12,13の下端側において固定用ボルト14(下側ボルト)により固定される。下側プレート16には固定用ボルト14のネジ部を通す不図示のボルト孔が所定の間隔をあけて3つ形成されている。
(上側プレート17)
上側プレート17は、L字形状の板状部材であり、隣接する各高ナット11,12,13を連結するとともに、各高ナット11,12,13の上端側において取付用ボルト15(上側ボルト)により着脱可能に固定される。上側プレート17には取付用ボルト15のネジ部を通すボルト孔17aが所定の間隔をあけて3つ形成されている。
下側プレート16と上側プレート17に固定されることより、各高ナット11,12,13は、所定の間隔をあけて並列した状態が維持されるようになる。各高ナット11,12,13は、上端側の開口、具体的には上端側の雌ネジ11b,12b,13bを土間の表面に露出する状態で、土間の表面に対して垂直に埋設される。
図1に示すように、各高ナット11,12,13は、第1高ナット11(第1連結部材)を基準として、第2高ナット12(第2連結部材)がX方向(第1方向)に離間して配置されており、第3高ナット13(第3連結部材)がY方向(第2方向)に離間して配置されている。ここで、X方向(第1方向)はY方向(第2方向)と同一面内において直交する方向である。
下側プレート16及び上側プレート17は、第1高ナット11(第1連結部材)に対応する第1部分と、第2高ナット12(第2連結部材)に対応する第2部分と、第3高ナット13(第3連結部材)に対応する第3部分と、を有している。そして、第1部分、第2部分及び第3部分が一体的に形成されたL字形状を有していることで、3つの高ナット11,12,13(連結部材)を互いに離間した所定の位置に配置することが可能となっている。
(目印18)
また、土間アンカ10は、その上下が明確となるように上側プレート17の表面に目印18が形成されている。本実施形態の土間アンカ10では上側プレート17の表面に「ウエ」と表記されている。作業者は上側プレート17の表面の目印18を確認して土間に土間アンカ10を配置する。
(固定用ナット19)
本実施形態の土間アンカ10は、各高ナット11,12,13と下側プレート16との間に固定用ナット19を備える。各固定用ボルト14をそれぞれ固定用ナット19により下側プレート16に固定する。各固定用ボルト14を下側プレート16に固定することで、各高ナット11,12,13に螺入される各固定用ボルト14の長さを変更することにより、各固定用ボルト14の頭部14aから上側プレート17までの高さLを設定することができる。
このようにして、例えば図3に示すよう、土間アンカ10の下端(つまり、固定用ボルト14の頭部14aの下端)から、上側プレート17までの高さL、換言すると、各高ナット11,12,13の上端側の開口の位置を調整することができる。土間アンカ10を埋設する際、土間アンカ10の下端側(各固定用ボルト14の頭部14aの下端)は基礎(土間底面Db)に接地していたほうが望ましく上側プレート17の高さLを調整することにより、様々な土間厚DTを有する土間に、土間アンカ10を設置することができるようになる。
例えば、図3に示すように、土間厚の大きさDT1、DT2に合わせて、各高ナット11,12,13と各固定用ボルト14との間の距離を調整して、上側プレート17の高さLを設定する。各高ナット11,12,13が下側プレート16によって固定された状態で、土間Dに埋め込まれることから、埋設した後、土間アンカ10は上方に抜けにくくなる。
土間アンカ10は、土間コンクリートを打設した後、土間コンクリートが硬化する前に、埋め込まれる。この時、土間厚を調べた後、各高ナット11,12,13の上端側の開口が土間表面Daに露出するように土間アンカ10の高さLを調整しておく。
このように、下側プレート16及び上側プレート17により、各高ナット11,12,13の間隔があらかじめ一定に維持されることから、土間Dに設置するときに各高ナット11,12,13間の間隔を調整する必要がない。また、各高ナット11,12,13を下端側で連結する下側プレート16が土間Dに埋設されるため、土間コンクリートが硬化した後、各高ナット11,12,13は土間Dから抜けにくくなり、単に高ナットを埋めた場合よりも治具を強固に固定することができる。
土間コンクリートが硬化した後、例えば図2に示すように、取付用ボルト15を各高ナット11,12,13から外して、上側プレート17を取り外す。その後、例えば図4に示すように、建て入れ調整用治具20のベース部21に形成されたボルト孔23を、第1高ナット11の開口(上端側の雌ネジ11b)と第2高ナット12の開口(上端側の雌ネジ12b)に合わせ、取付用ボルト15を螺合することにより、土間アンカ10に対して建て入れ調整用治具20を固定する。この場合、リング部22に形成された貫通孔22aはX方向(第1方向)に貫通することとなる。つまり、建て入れ調整用治具20のリング部22の平面方向がY方向(第2方向)となる。
そして、本実施形態の土間アンカ10では、建て入れ調整用治具20を、図4に位置から90度回転させ、ボルト孔23を、第1高ナット11の開口(上端側の雌ネジ11b)と第3高ナット13の開口(上端側の雌ネジ13b)に合わせ、取付用ボルト15を螺合することにより、土間アンカ10に対して建て入れ調整用治具20を固定することも可能である。この場合、リング部22に形成された貫通孔22aはY方向(第2方向)に貫通することとなる。つまり、建て入れ調整用治具20のリング部22の平面方向がX方向(第1方向)となる。
<建て入れ調整用治具20>
図4、図5(a)乃至図5(c)に、土間アンカ10に取り付けられる建て入れ調整用治具20を示す。また、図6及び図7に建て入れ調整用治具20の使用状態を示す。建て入れ調整用治具20は、建て入れ調整作業の際に用いられる治具であり、例えば梁104,105の下面から土間Dまで斜め方向に延びるワイヤロープ106を土間D側に取り付けるための治具である。
建て入れ調整用治具20は、図4に示すように平板状のベース部21と、ベース部21の上面に立設するリング部22とを備える。リング部22に形成された貫通孔22aにワイヤロープ106のフック107を通すことにより、ワイヤロープ106が建て入れ調整用治具20に取り付けられる。ベース部21には、図4に示すように土間アンカ10とボルト接合するためのボルト孔23が所定の間隔(土間アンカ10の各高ナット11,12,13の間の間隔と同じ間隔)で形成されている。
建て入れ調整用治具20は、ボルト孔23に取付用ボルト15を通して、各高ナット11,12,13とボルト接合することにより、土間アンカ10に着脱可能に固定される。作業者は、建て入れ調整用治具20のリング部22の平面方向がワイヤロープ106の延びる方向になることを考慮して(換言すると、土間アンカ10のX方向(第1方向)及びY方向(第2方向)が所定の配置となるように考慮して)、土間アンカ10を土間Dに設置する。
<建て入れ調整用治具20の設置方法>
図6及び図7に示すように、建て入れ調整用治具20と、ワイヤロープ106により、三本の柱101,102,103と、それらを支持する梁104,105の建て入れ調整が行われる。柱102,102,103に接続する梁104,105の端部の下面に取付用リング30が設けられる。
ワイヤロープ106は、取付用リング30から、柱101,103の根本付近に固定された建て入れ調整用治具20まで張られる。柱101,103については、柱101,103に接続する梁104,105の端部の下面に設けられた取付用リング30からワイヤロープ106が延び、二本のワイヤロープ106のフックが建て入れ調整用治具20に取り付けられる。ワイヤロープ106のレバーホイスト108により、柱101,102,103及び梁104、105の傾き等が調整される。
(土間アンカ10の埋め込み)
建て入れ調整用治具20とワイヤロープ106を用いた建て入れ調整方法について説明する。以下、図6及び図7の中央に配置された土間アンカ10に着目をして説明を行う。まず、土間アンカ10を土間Dに埋め込む。土間アンカ10の土間Dへの埋め込みは、土間Dの打設時に、すなわち、土間Dのコンクリートが固まる前に行われる。このとき、土間アンカ10のX方向とY方向が、図6に示す方向となるように土間アンカ10を埋め込む。
(第1方向における建て入れ直し)
コンクリートが固まった後、建て入れ調整のために、建て入れ調整用治具20を土間アンカ10にボルト接合により固定する。このとき、図6に示すように、土間アンカ10のY方向に建て入れ調整用治具20のリング部22に形成された貫通孔22aが貫通するように配置する。つまり、建て入れ調整用治具20のリング部22の平面方向(換言すると、ワイヤロープ106の延びる方向)がX方向(第1方向)となる。
図6に示すように、ワイヤロープ106の上方端部を梁104の柱101との接合部付近に設けられた取付用リング30(不図示)に取り付け、建て入れ調整用治具20のリング部22にワイヤロープ106のフック107を掛ける。ワイヤロープ106のレバーホイスト108により、建て入れ調整を行う。このようにして、土間アンカ10のX方向(第1方向)に配置された柱101及び梁104の建て入れ調整を行うことができる(図6)。
(第2方向における建て入れ直し)
次に、建て入れ調整用治具20のリング部22からワイヤロープ106のフック107を取り外した後に、建て入れ調整用治具20を土間アンカ10から取り外す。そして、図7に示すように、土間アンカ10のX方向に建て入れ調整用治具20のリング部22に形成された貫通孔22aが貫通するように配置して、建て入れ調整用治具20を土間アンカ10にボルト接合により固定する。このとき、建て入れ調整用治具20のリング部22の平面方向(換言すると、ワイヤロープ106の延びる方向)がY方向(第2方向)となる。
以下、同様にしてワイヤロープ106の上方端部を梁105の柱103との接合部付近に設けられた取付用リング30(不図示)に取り付け、建て入れ調整用治具20のリング部22にワイヤロープ106のフック107を掛ける。ワイヤロープ106のレバーホイスト108により、建て入れ調整を行う。このようにして、土間アンカ10のY方向(第2方向)に配置された柱103及び梁105の建て入れ調整を行うことができる(図7)。
建て入れ調整後は、土間アンカ10から建て入れ調整用治具20が取り外される。土間アンカ10は、土間Dに、ほぼ埋設されているため内装や外装の納まりに影響を与えることはなく、オメガ筋を用いる場合のように、建て入れ調整後の切断作業は必要ない。
以上のように、本実施形態の土間アンカ10は、X方向(第1方向)及びY方向(第2方向)の異なる方向に建て入れ調整用治具20を設置可能となるため、治具の取付方向を変えることで、互いに直行する異なる方向に対する建て入れ直しを行うことが可能となる。つまり、梁と柱の接合部の箇所が1直線状にはなく、異なる方向に存在する場合であっても、1つの土間アンカ10で対応することが可能となる。
<足場内側控え40の設置方法>
土間に埋設される土間アンカ10は、建て入れ調整のためだけでなく、例えば図8及び図9に示す足場等を建物の内側から支持する足場内側控え40を固定するために利用することもできる。従来、足場内側控え40は、躯体用のアンカに接合されるか、基礎Kにホールインアンカを形成して接合されていた。しかしながら、躯体用のアンカに接合すると、建方開始時に躯体用のアンカから足場内側控え40を取り外さなくてはならなかった。また、ホールインアンカは作製に時間と手間がかかるため施工時の負荷が大きい。
足場内側控え40は、アーム部41、クランプ42、ベース部43、固定クランプ44と、を有して構成されている。アーム部41は、ベース部43に回動可能に取り付けられるベース取付部46と、単管Pを取り付ける単管取付部47とを有する。単管取付部47には、単管Pを保持するクランプ42と固定クランプ44が取り付けられる。
ベース部43は、略矩形平板状の支持部49と、支持部49の上面から垂直に起立する平板状のアーム取付部48とを有して構成される。支持部49には複数のボルト孔49aが形成され、図8に示すように、ボルト孔49aを第1高ナット11の開口(上端側の雌ネジ11b)及び第3高ナット13の開口(上端側の雌ネジ13b)に合わせ、取付用ボルト15をボルト孔49aに通す。そして、取付用ボルト15を第1高ナット11及び第3高ナット13に螺合することにより、足場内側控え40を土間アンカ10に対して固定する。
このように、土間Dを施工する際、土間コンクリートが硬化する前に土間アンカ10を埋めておくことにより、比較的手間をかけることなく、土間アンカ10を介して足場内側控え40を土間Dに対して固定することができる。
以上、土間アンカ10により固定される治具として、建て入れ調整用治具20及び足場内側控え40について説明したが、建て入れ調整用治具20及び足場内側控え40は治具の一例であり、その他の治具を取り付けるために土間アンカ10を用いてもよい。
<設置補助具50>
土間アンカ10を設置するための設置補助具50について、図10乃至図12を用いて説明する。土間アンカ10は、土間コンクリートを打設した後、土間コンクリートが硬化する前に設置するものであるが、土間アンカ10を設置する場所が土間周辺の基礎から離れている場合、作業員が土間に入って設置しなくてはならない。しかしながら、土間コンクリートが硬化する前に作業員が土間に入ると作業員の手が汚れたり、その後土間コンクリートをならしたりしなくてはならない。そこで、図10乃至図12に示す設置補助具50を用いて、土間周辺の基礎の上からも作業員が土間アンカ10を設置することができるようにする。
図10に示すように、設置補助具50は、シャフト51と、シャフト51の先端に取り付けられた平板上の引掛け部52とを備える。シャフト51には引掛け部52から所定距離離れたところに、所定の角度で曲げられた屈曲部51aがある。引掛け部52は、土間アンカ10の隣接する高ナットの間隔に合わせて、引掛け部52の端部からスリット53が二つの形成されている。また、引掛け部52の先端は、上方に向かって折り曲げられた折曲部52a(返し)が形成されている。そして、シャフト51の近位端には、滑り止め加工が施されたグリップ部54が形成されている。
引掛け部52の二つのスリット53のそれぞれに、土間アンカ10の高ナットに螺入された取付用ボルト15のネジ部をスライドさせて挿入することにより、引掛け部52に取付用ボルト15の頭部が引掛かる(図11)。作業者はシャフト51に設けられたグリップ部54を持って、土間アンカ10を引掛け部52に引掛け、土間上の所望の位置に土間アンカ10を移動させる。
土間コンクリートに土間アンカ10を埋設した後、図12に示すように、引掛け部52を上方に回転させ、折曲部52aにて土間アンカ10の上側プレート17を下方に押さえつつ、設置補助具50全体をスライドさせ、取付用ボルト15の頭部から、設置補助具50の引掛け部52を取り外す。作業員は、土間周辺の基礎から手を汚すことなく、土間アンカ10を土間に配置することができる。
設置補助具50では、引掛け部52に折曲部52a(返し)が形成されていることで、土間コンクリートに土間アンカ10を埋設した後、土間アンカ10から設置補助具50を取り外すときに、折曲部52aで土間アンカ10を下方に押さえることが可能である。したがって、設置補助具50を取り外すときに土間アンカ10が、設置補助具50に引っ張られて位置がずれてしまうことが抑制される。
<変形例>
上記実施形態では、主として本発明に係る土間アンカ10(アンカ部材)に関して説明した。ただし、上記形態は、本発明の理解を容易に理解するための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。
以下、図13乃至図15を参照して、変形例に係る土間アンカ(アンカ部材)について説明を行う。なお、上述の実施形態に係る土間アンカ10と重複する部分は説明を省略し、土間アンカ10と異なる部分を中心に説明を行う。
(第1変形例)
図13は、第1変形例に係る土間アンカ10Xの斜視図である。土間厚の大きさが一定の値に決まっていて、各固定用ボルト14の頭部14aから上側プレート17までの高さLを変更しない場合は、図13に示す土間アンカ10Xのように、固定用ナット19を省略して各高ナット11,12,13の下端側に直接下側プレート16を固定用ボルト14により固定してもよい。また、下側プレート16に各高ナット11,12,13の下端部を溶接により固定してもよいし、固定用ボルト14の雄ネジ部を下側プレート16に溶接してもよい。
(第2変形例)
図14は、第2変形例に係る土間アンカ10Yの斜視図である。土間アンカ10Yは、第1高ナット11Y、第2高ナット12Y、第3高ナット13Yに加えて、第2高ナット12YからY方向(第2方向)に離間して配置された第4高ナット14Y(第4連結部材)を備えている。また、高ナットを4本備えることに伴い、下側プレート16Y及び上側プレート17Yは、それぞれ一体的に形成された矩形状となっている。そして、土間アンカ10Yを土間コンクリートに埋め込む際に、下側プレート16Yと上側プレート17Yの間へのコンクリートの充填性を確保する観点から、下側プレート16Yには開口Hが形成されている。
下側プレート16Y及び上側プレート17Yは、第1高ナット11Y(第1連結部材)に対応する第1部分と、第2高ナット12Y(第2連結部材)に対応する第2部分と、第3高ナット13Y(第3連結部材)に対応する第3部分と、第4高ナット14Y(第4連結部材)に対応する第4部分と、を有している。そして、第1部分、第2部分、第3部分及び第4部分が一体的に形成された矩形状を有していることで、4つの高ナット11Y,12Y,13Y,14Y(連結部材)を互いに離間した所定の位置に配置することが可能となっている。
(第3変形例)
図15は、第3変形例に係る土間アンカ10Zの斜視図である。土間アンカ10Zは、第1高ナット11Z、第2高ナット12Z、第3高ナット13Zに加えて、第2高ナット12ZからY方向(第2方向)に離間して配置された第4高ナット14Z(第4連結部材)を備えている。また、下側プレートは、第1高ナット11Zと第3高ナット13Zの下端側に固定される第1下側プレート16Za、及び、第2高ナット12Zと第4高ナット14Zの下端側に固定される第2下側プレート16Zbの分割された2枚の矩形状(長方形状)のプレートで構成されている。さらに、上側プレートは、第1高ナット11Zと第2高ナット12Zの上端側に固定される第1上側プレート17Za、及び、第3高ナット13Zと第4高ナット14Zの上端側に固定される第2上側プレート17Zbの分割された2枚の矩形状(長方形状)のプレートで構成されている。
土間アンカ10Zでは、第1下側プレート16Zaと第2下側プレート16Zbの間に隙間Cが形成されており、土間アンカ10Zを土間コンクリートに埋め込む際に、下側プレートと上側プレートの間へのコンクリートの充填性が確保されている。
また、土間アンカ10Zでは、同一形状の第1下側プレート16Za、第2下側プレート16Zb、第1上側プレート17Za及び第2上側プレート17Zbを用いており、必要となる部品の種類が少なくなっている。なお、土間アンカ10Zは、1方向のみ対応可能な土間アンカ(上側プレート及び下側プレート各1枚と高ナット2本によって主に構成される土間アンカ)を2つ組み合わせることで構成できる。
また、本発明の効果を奏する限りにおいて、上記実施形態及び変形例にかかる土間アンカ(アンカ部材)をさらに変更することも可能である。例えば、下側プレート及び上側プレートの形状を十字形状やT字形状、角張ったS字形状としたり、必要に応じて高ナット(連結部材)を5本以上用いたりすることも可能である。
10 土間アンカ(アンカ部材)
11 第1高ナット(第1連結部材)
11a 雌ネジ
11b 雌ネジ(開口)
12 第2高ナット(第2連結部材)
12a 雌ネジ
12b 雌ネジ(開口)
13 第3高ナット(第3連結部材)
13a 雌ネジ
13b 雌ネジ(開口)
14 固定用ボルト(下側ボルト)
14a 頭部
15 取付用ボルト(上側ボルト)
16 下側プレート
17 上側プレート
17a ボルト孔
18 目印
19 固定用ナット
20 建て入れ調整用治具
21 ベース部
22 リング部
22a 貫通孔
23 ボルト孔
30 取付用リング
40 足場内側控え(倒壊防止用治具)
41 アーム部
42 クランプ
43 ベース部
44 固定クランプ
46 ベース取付部
47 単管取付部
48 アーム取付部
49 支持部
49a ボルト孔
50 設置補助具
51 シャフト
51a 屈曲部
52 引掛け部
52a 折曲部
53 スリット
54 グリップ部
K 基礎
D 土間
Da 土間表面
Db 土間底面
DT1、DT2 土間厚
101,102,103 柱
104,105 梁
106 ワイヤロープ
107 フック
108 レバーホイスト
10X 土間アンカ(アンカ部材)
10Y 土間アンカ(アンカ部材)
11Y 第1高ナット(第1連結部材)
12Y 第2高ナット(第2連結部材)
13Y 第3高ナット(第3連結部材)
14Y 第4高ナット(第4連結部材)
16Y 下側プレート
H 開口
17Y 上側プレート
10Z 土間アンカ(アンカ部材)
11Z 第1高ナット(第1連結部材)
12Z 第2高ナット(第2連結部材)
13Z 第3高ナット(第3連結部材)
14Z 第4高ナット(第4連結部材)
16Za 第1下側プレート
16Zb 第2下側プレート
C 隙間
17Za 第1上側プレート
17Zb 第2上側プレート

Claims (4)

  1. 土間に埋め込まれ、治具を着脱可能に固定するアンカ部材であって、
    上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記土間の表面に対して垂直に埋設され、雌ネジが形成された複数の連結部材と、
    複数の前記連結部材の下端側に螺入される複数の下側ボルトと、
    複数の前記連結部材の上端側に螺入される複数の上側ボルトと、
    隣接する前記連結部材を並列させた状態で連結するよう、前記連結部材の下端側において前記下側ボルトにより固定される下側プレートと、
    隣接する前記連結部材を連結するとともに、前記連結部材の上端側において前記上側ボルトにより着脱可能に固定される上側プレートと、を有し、
    複数の前記連結部材は、
    第1連結部材と、
    前記第1連結部材から第1方向に離間して配置される第2連結部材と、
    前記第1連結部材から第2方向に離間して配置される第3連結部材と、を有し、
    前記第1方向は前記第2方向と直交する方向であり、
    複数の前記連結部材は、前記第2連結部材から前記第2方向に離間して配置される第4連結部材を更に有し、
    前記下側プレートは、前記第1連結部材と前記第3連結部材の下端側に固定される第1下側プレート、及び、前記第2連結部材と前記第4連結部材の下端側に固定される第2下側プレートを備え、
    前記上側プレートは、前記第1連結部材と前記第2連結部材の上端側に固定される第1上側プレート、及び、前記第3連結部材と前記第4連結部材の上端側に固定される第2上側プレートを備えていることを特徴とするアンカ部材。
  2. 前記上側プレート及び前記下側プレートは、それぞれL字形状であることを特徴とする請求項1に記載のアンカ部材。
  3. 記上側プレート及び前記下側プレートは、それぞれ一体的に形成された矩形状であり、
    前記下側プレートには、貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のアンカ部材。
  4. ンカ部材を用いて治具を土間に設置する治具の設置方法であって、
    前記アンカ部材は、土間に埋め込まれ、前記治具を着脱可能に固定するアンカ部材であって、上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記土間の表面に対して垂直に埋設され、雌ネジが形成された複数の連結部材と、複数の前記連結部材の下端側に螺入される複数の下側ボルトと、複数の前記連結部材の上端側に螺入される複数の上側ボルトと、隣接する前記連結部材を並列させた状態で連結するよう、前記連結部材の下端側において前記下側ボルトにより固定される下側プレートと、隣接する前記連結部材を連結するとともに、前記連結部材の上端側において前記上側ボルトにより着脱可能に固定される上側プレートと、を有し、複数の前記連結部材は、第1連結部材と、前記第1連結部材から第1方向に離間して配置される第2連結部材と、前記第1連結部材から第2方向に離間して配置される第3連結部材と、を有し、前記第1方向は前記第2方向と直交する方向であるアンカ部材であり、
    土間コンクリートを打設した後、硬化前に、前記連結部材の上端側の開口が土間の表面に露出する状態で前記アンカ部材を土間コンクリートに埋め込むことと、
    土間コンクリートが硬化した後、前記上側プレート及び前記上側ボルトを取り外し土間の表面に露出した前記アンカ部材の上端側の開口を利用して前記治具を取り付けることと、
    を含むことを特徴とする治具の設置方法。
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