JP7349414B2 - エアフィルタ用濾材及びその製造方法 - Google Patents
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Description
平均繊維径0.65μmのガラスウール繊維(B-06-F、Unifrax Co.製)42部、平均繊維径2.44μmのガラスウール繊維(B-26-R、Unifrax Co.製)5部、繊維径6μm、カット長6mmのチョップドガラス繊維(EC-6-6-SP、Unifrax Co.製)5部、繊度1.1dtex、カット長5mmの芯/鞘がポリエステル/ポリエステルである芯鞘バインダー繊維(メルティ4080、ユニチカ(株)製)18部及び繊度2.2dtex、カット長5mmのポリエステル全融バインダー繊維(メルティ4000、ユニチカ(株)製)30部を、テーブル離解機にてpH3.0の酸性水を用いて離解し、原料スラリーを得た。次に、pH3.0の酸性水を張った手抄装置に原料スラリーを投入し、脱水して湿潤シートを得た。次に、フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)40部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)60部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を湿潤シートに含浸付与し、130℃のロータリードライヤーを用いて乾燥して、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.12%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)60部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)40部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.30%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)80部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)20部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.39%であった。
平均繊維径0.65μmのガラスウール繊維(B-06-F、Unifrax Co.製)42部、平均繊維径2.44μmのガラスウール繊維(B-26-R、Unifrax Co.製)53部、繊維径6μm、カット長6mmのチョップドガラス繊維(EC-6-6-SP、Unifrax Co.製)5部を、テーブル離解機にてpH3.0の酸性水を用いて離解し、フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)60部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)40部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量70g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.27%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E550D、AGC(株)製)60部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)40部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.20%であった。
カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)100部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.20%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)20部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)80部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.12%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)90部、カチオン性界面活性剤(カチオーゲンTMP、第一工業製薬(株)製)10部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.92%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)100部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は1.0%であった。
含浸を行わなかった以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)60部、ノニオン性界面活性剤(ノイゲンEA-137、第一工業製薬(株)製)40部及び水を混合して濃度0.10%に調製した含浸液を用いた以外は、実施例1と同様にして、坪量75g/m2のエアフィルタ用濾材を得た。尚、濾材中の含浸成分の含有率は0.39%であった。
フッ素樹脂(アサヒガードAG-E060、AGC(株)製)60部、アニオン性界面活性剤(ハイテノール330T、第一工業製薬(株)製)40部及び水を濃度0.10%となるように混合したところ凝集物を発生した。そのため、この含浸液を用いたエアフィルタは作製しなかった。
圧力損失は、有効面積100cm2のエアフィルタ用濾材に面風速5.3cm/秒で通風した際の差圧として、マノメーター(マノスターゲージWO81、(株)山本電機製作所社製)を使用して測定した。
透過率は、ラスキンノズルで発生させた多分散ポリアルファオレフィン(PAO)粒子を含む空気が有効面積100cm2のエアフィルタ用濾材に面風速5.3cm/秒で通風した際の上流及び下流のPAO粒子の個数をレーザーパーティクルカウンター(KC-18、リオン(株)社製)を用いて測定し、上流と下流の粒子数の比から求めた。対象粒子径は0.10~0.15μm及び0.30~0.40μmとした。
PF値は、圧力損失及び透過率の値から、数1に示す式を用いて計算した。対象粒子径は0.10~0.15μm及び0.30~0.40μmとした。
引張強度はオートグラフAGX-S((株)島津製作所社製)を用いて試験幅1inch、試験長100mm、引張速度15mm/minの条件で測定を行った。
撥水性はMIL-STD-282に準拠して測定を行った。
Claims (6)
- ガラス繊維を含む湿式不織布からなるエアフィルタ用濾材において、
該濾材は、フッ素樹脂及びカチオン性の界面活性剤を含み、且つバインダー樹脂を含まず、
前記フッ素樹脂と前記界面活性剤との固形分質量比率が40/60~80/20の範囲にあることを特徴とするエアフィルタ用濾材。 - 前記湿式不織布が、更に溶融接着バインダー繊維を含み、
前記溶融接着バインダー繊維は、繊維状態で前記ガラス繊維に溶融接着していることを特徴とする請求項1に記載のエアフィルタ用濾材。 - 前記フッ素樹脂がノニオン性又はカチオン性のフッ素樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載のエアフィルタ用濾材。
- 前記濾材に含まれる前記フッ素樹脂と前記界面活性剤を合計した固形分質量含有率は、濾材全体に対して0.01~2.00%であることを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載のエアフィルタ用濾材。
- 前記湿式不織布は、前記ガラス繊維として、繊維径が1~10μmのガラスウール繊維、繊維径が1μm未満のガラスウール繊維及び繊維径が4~30μmのチョップドガラス繊維を含むことを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載のエアフィルタ用濾材。
- ガラス繊維を含むスラリーを湿式抄紙法によりシート化して、湿潤状態のシートを形成する工程と、
前記湿潤状態のシートを、フッ素樹脂及びカチオン性の界面活性剤を含み、前記フッ素樹脂と前記界面活性剤との固形分質量比率が40/60~80/20の範囲にあり、且つバインダー樹脂を含まない水性分散液に含浸する工程と、
前記水性分散液に含浸した湿潤状態のシートを乾燥して、乾燥シートを得る工程と、を有することを特徴とするエアフィルタ用濾材の製造方法。
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