JP7343801B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

空気調和装置に関する。
利用ユニット内に設けられた利用熱交換器を2つの熱交換部に分け、一方の熱交換部を凝縮器として機能させるとともに、他方の熱交換部を蒸発器として機能させることで、再熱除湿運転を実行する空気調和装置が知られている。
特許文献1(特開2003-314854号公報)は、第1熱交換器及び第2熱交換器を有する室内熱交換器と、第1熱交換器及び第2熱交換器の間に設けられた利用膨張弁と、利用膨張弁の開度を制御する制御部とを備えた、再熱除湿運転を実行可能な空気調和装置(空気調和機)を開示している。
特許文献1の空気調和機では、再熱除湿運転において、制御部は、利用膨張弁の開度を所定の開度に絞る。
特許文献1の空気調和機では、空調対象空間の外部(室外)における温度が低く、空調対象空間の内部(室内)における温度が高い状態等において再熱除湿運転を実行すると、室外熱交換器で凝縮した冷媒の多くが第1熱交換器で蒸発をしてガスとなった結果、開度の絞られた利用膨張弁を通過することが困難となり、冷媒回路における冷媒の正常な流れが妨げられる現象(以下では、便宜上、この現象をチョーク現象ともよぶ)が発生するという問題があった。
本開示は、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象を抑制できる空気調和装置を提案する。
第1観点の空気調和装置は、対象空間における空調運転を実行する。空気調和装置は、冷媒回路と、制御部とを備える。冷媒回路は、圧縮機、熱源熱交換器、第1利用熱交換部、利用膨張弁、第2利用熱交換部が環状に接続され形成される。制御部は、冷媒回路を制御して、第1利用熱交換部を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する。利用膨張弁は、開度が制御部により制御される。制御部は、再熱除湿運転において、利用膨張弁の開度を所定の第1開度以下に制御し、所定条件が成立すると、一時的に利用膨張弁の開度を第1開度よりも大きい所定の第2開度とする。
本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、所定条件が成立すると、制御部が、一時的に膨張弁の開度を第1開度よりも大きい第2開度とするため、第1利用熱交換部で蒸発をしてガスとなった冷媒の第2利用熱交換部への流入が促される。したがって、空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が抑制される。
第2観点の空気調和装置は、第1観点の空気調和装置であって、制御部が、室温と、第2利用熱交換部の温度との温度差である第1温度差に基づいて所定条件の成否を判断する。
これにより、制御部は、室温と、第2利用熱交換部の温度との温度差に基づいて、空気調和装置がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、本空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
第3観点の空気調和装置は、第1観点の空気調和装置であって、制御部が、室温と、設定温度との温度差である第2温度差に基づいて所定条件の成否を判断する。
これにより、制御部は、室温と、設定温度との温度差に基づいて、空気調和装置がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
第4観点の空気調和装置は、第1観点の空気調和装置であって、制御部が、外気温に基づいて所定条件の成否を判断する。
これにより、制御部は、外気温に基づいて、空気調和装置がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
第5観点の空気調和装置は、第1観点の空気調和装置であって、第1利用熱交換部及び第2利用熱交換部に送風するファンをさらに備える。制御部は、ファンの回転数に基づいて所定条件の成否を判断する。
これにより、制御部は、ファンの回転数に基づいて、空気調和装置がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
第6観点の空気調和装置は、第2観点の空気調和装置であって、制御部が、第1温度差が所定の閾値温度差以下であると、一時的に膨張弁の開度を第2開度よりも大きくする。
これにより、制御部は、空気調和装置による空調運転が低負荷運転であるほど、膨張弁の開度を大きくすることができる。空調運転が低負荷運転であるほどチョーク現象が発生しやすいため、本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
第7観点の空気調和装置は、第1観点から第2観点のいずれか空気調和装置であって、制御部が、所定条件が成立すると、所定条件が成立していない時よりも圧縮機の回転数を大きくする。
これにより、制御部は、所定条件が成立しているときに、圧縮機の回転数を大きくして、冷媒回路における冷媒の循環量を所定条件が成立してないときと比べて増加させることができる。したがって、空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた膨張弁によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
本開示の一実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。 制御部6の制御ブロック図である。 制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。 変形例Aに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。 変形例Bに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。 変形例Cに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。 変形例Dに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。 変形例Eに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。
(1)全体構成
図1は、本開示の一実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷媒サイクルによって、対象空間である建物等の室内(図示省略)の空調を行う。空気調和装置1は、主として、熱源ユニット2と、利用ユニット3と、液冷媒連絡管4と、ガス冷媒連絡管5と、制御部6と、リモコン7と、を有している。液冷媒連絡管4、および、ガス冷媒連絡管5は、熱源ユニット2と利用ユニット3とを接続する。熱源ユニット2と、利用ユニット3と、液冷媒連絡管4と、ガス冷媒連絡管5と、は冷媒配管により環状に接続されて、冷媒回路100を構成する。冷媒回路100は、内部に冷媒が封入されている。
詳細は後述するが、空気調和装置1では、制御部6が、冷媒回路100を制御して冷媒サイクルを実現することにより、暖房運転、冷房運転、再熱除湿運転等の空調運転を実行する。
(2)詳細構成
(2-1)熱源ユニット
熱源ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の外壁面近傍等)に設置されている。熱源ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源熱交換器24と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、を有している。
(2-1-1)圧縮機
圧縮機21は、冷媒回路100において、低圧の冷媒を吸入側21aから吸入して、高圧になるまで圧縮した後、吐出側21bから吐出する。ここでは、圧縮機21として、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(不図示)がモータ22によって回転駆動される密閉式構造の圧縮機が使用されている。また、モータ22は、インバータ等を介して、制御部6により回転数が制御される。圧縮機21の容量は、制御部6がモータ22の回転数を変えることにより制御される。
(2-1-2)四路切換弁
四路切換弁23は、冷媒回路100において、冷媒の流れの方向を切り換える。四路切換弁23は、第1ポートP1と、第2ポートP2と、第3ポートP3と、第4ポートP4と、を有する。四路切換弁23は、制御部6により、第1ポートP1と第4ポートP4が互いに連通して第2ポートP2と第3ポートP3が互いに連通する第1状態(図1の破線で示す状態)と、第1ポートP1と第2ポートP2が互いに連通して第3ポートP3と第4ポートP4が互いに連通する第2状態(図1の実線で示す状態)との間で切り換えられる。
第1ポートP1は、圧縮機21の吐出側21bに接続されている。第2ポートP2は、熱源熱交換器24に接続されている。第3ポートP3は、圧縮機21の吸入側21aに接続されている。第4ポートP4は、ガス冷媒連絡管5に接続されている。
(2-1-3)熱源熱交換器
熱源熱交換器24は、冷媒回路100において、冷媒と室外の空気との熱交換を行う熱交換器である。熱源熱交換器24の一端は、熱源膨張弁25に接続されている。熱源熱交換器24の他端は、四路切換弁23の第2ポートP2に接続されている。
(2-1-4)熱源膨張弁
熱源膨張弁25は、冷媒回路100において、冷媒を減圧する膨張機構である。熱源膨張弁25は、液冷媒連絡管4と、熱源熱交換器24の液側24aと、の間に設けられる。熱源膨張弁25は、開度制御が可能な電動膨張弁である。熱源膨張弁25の開度は、制御部6により制御される。
(2-1-5)熱源ファン
熱源ファン26は、気流を生成し、室外の空気を熱源熱交換器24に供給する。熱源ファン26が室外の空気を熱源熱交換器24に供給することにより、熱源熱交換器24内の冷媒と室外の空気との熱交換が促される。熱源ファン26は、熱源ファンモータ26aによって回転駆動される。熱源ファン26の風量は、制御部6が熱源ファンモータ26aの回転数を変えることにより制御される。
(2-2)利用ユニット
利用ユニット3は、対象空間である室内に設置されている。利用ユニット3は、主として、利用熱交換器31と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、第1温度センサ34と、第2温度センサ35と、第3温度センサ36とを有している。
(2-2-1)利用熱交換器
利用熱交換器31は、冷媒回路100において、冷媒と室内の空気との熱交換を行う。利用熱交換器31は、第1利用熱交換部311と、第2利用熱交換部312と、を有する。
第1利用熱交換部311の一端は、液冷媒連絡管4に接続されている。第1利用熱交換部311の他端は、利用膨張弁32に接続されている。
第2利用熱交換部312の一端は、利用膨張弁32に接続されている。第2利用熱交換部312の他端は、ガス冷媒連絡管5に接続されている。
第1利用熱交換部311及び第2利用熱交換部312は、利用ファン33が生成する気流の流路に配置される。第1利用熱交換部311は、利用ファン33が生成する気流の進行方向において、第2利用熱交換部312よりも下流側に配置される。
(2-2-2)利用膨張弁
利用膨張弁32は、第1利用熱交換部311と、第2利用熱交換部312と、の間において冷媒を減圧する膨張弁である。利用膨張弁32は、開度制御が可能な電動膨張弁である。利用膨張弁32の開度は、制御部6により制御される。より具体的には、利用膨張弁32の開度は、制御部6が出力する駆動パルスにより制御される。利用膨張弁32は、膨張弁の一例である。
(2-2-3)利用ファン
利用ファン33は、気流を生成し、室内の空気を利用熱交換器31に通過させる。室内の空気が利用熱交換器31を通過することにより、利用熱交換器31の冷媒と室外の空気との熱交換が促される。
利用ファン33は、利用ファンモータ33aによって回転駆動される。利用ファン33の風量は、制御部6により利用ファンモータ33aの回転数を変えることにより制御される。
(2-2-4)センサ
第1温度センサ34は、利用ユニット3のケーシング(図示省略)の空気の吸入口に設けられる。第1温度センサ34は、利用ユニット3のケーシングに流入する室内の空気の温度(室温Tr)を検出する。
第2温度センサ35は、熱源ユニット2のケーシング(図示省略)の空気の吸入口に設けられる。第2温度センサ35は、熱源ユニット2のケーシングに流入する室外の空気の温度(外気温To)を検出する。
第3温度センサ36は、第2利用熱交換部312の表面に設けられる。第3温度センサ36は、第2利用熱交換部312の温度(第2利用熱交換部温度Te)を検出する。
(2-3)制御部
図2は、制御部6の制御ブロック図である。制御部6は、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、リモコン7とのそれぞれに、制御信号を送受信可能に接続されている。また、制御部6は、第1温度センサ34と、第2温度センサ35と、第3温度センサ36とのそれぞれに検出信号を受信可能に接続されている。
詳細は後述するが、制御部6は、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、をそれぞれ運転制御することで冷媒回路100を制御する。
制御部6は、典型的には、制御演算装置と、記憶装置と(いずれも図示省略)、を備えるコンピュータにより実現される。制御演算装置は、CPU又はGPUといったプロセッサである。制御演算装置は、記憶装置に記憶されている制御プログラムを読み出し、この制御プログラムに従って運転制御を行う。さらに、制御演算装置は、制御プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。
なお、図1は概略図であって、制御部6は、互いに制御信号を送受信可能な通信線で接続された、熱源ユニット2の内部に設けられた室外制御部と、利用ユニット3の内部に設けられた室内制御部と、により構成されてもよい。
(2-4)リモコン
リモコン7は、ユーザーから暖房運転、冷房運転、および、再熱除湿運転のいずれかの実行指示、空気調和装置1の停止指示、設定温度Ts、並びに設定湿度Hs等を受け付け、受け付けた結果を制御信号として制御部6に送信する。制御部6は、設定温度Ts、定湿度Hsを受信すると記憶装置に記録する。
(3)空調運転
次に、制御部6が実行する空調運転である、暖房運転、冷房運転、および、再熱除湿運転について説明する。
(3-1)暖房運転
制御部6は、リモコン7から暖房運転の実行指示についての制御信号を受信すると暖房運転を開始する。暖房運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第1状態へ切り換える(図1の破線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を、リモコン7から受信した設定温度Tsに対応する開度とし、利用膨張弁32を全開、または、全開に近い開度とし、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24が冷媒の蒸発器として機能し、かつ、利用熱交換器31が冷媒の凝縮器として機能する。
暖房運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、利用熱交換器31で、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して凝縮する。これにより、室内の空気は、加熱され、調和空気として室内に排出される。凝縮した冷媒は、熱源膨張弁25を通過して減圧された後、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して蒸発する。熱源熱交換器24を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-2)冷房運転
制御部6は、リモコン7から冷房運転の実行指示についての制御信号を受信すると冷房運転を開始する。冷房運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第2状態へ切り換える(図1の実線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を、リモコン7から受信した設定温度Tsに対応する開度とし、利用膨張弁32を全開、または、全開に近い開度とし、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24が冷媒の凝縮器として機能し、かつ、利用熱交換器31が(言い換えると、第1利用熱交換部311と第2利用熱交換部312とが)冷媒の蒸発器として機能する。
冷房運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して凝縮する。凝縮した冷媒は、熱源膨張弁25を通過して減圧された後、利用熱交換器31で、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して蒸発する。これにより、室内の空気は冷却され、調和空気として室内に排出される。利用熱交換器31を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-3)再熱除湿運転
再熱除湿運転は、利用熱交換器31の一部で除湿を行い、利用熱交換器31の残りの一部で除湿した空気を加熱する空調運転である。
制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転の実行指示についての制御信号を受信すると再熱除湿運転を開始する。再熱除湿運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第2状態へ切り換える(図1の実線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を全開、または、全開に近い開度とし、利用膨張弁32の開度を絞り、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24および第1利用熱交換部311が冷媒の凝縮器として機能し、かつ、第2利用熱交換部312の少なくとも一部が冷媒の蒸発器として機能する。制御部6による利用膨張弁32の開度制御の詳細については、後述する。
再熱除湿運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して凝縮する。熱源熱交換器24を通過した冷媒は、熱源膨張弁25を通過した後、第1利用熱交換部311でも、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して凝縮する。第1利用熱交換部311で凝縮した冷媒は、利用膨張弁32を通過して減圧された後、第2利用熱交換部312に流入して、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して蒸発する。これにより、室内の空気は、第2利用熱交換部312で除湿された後、第1利用熱交換部311で加熱されることで、除湿されながらも温度低下の抑制された空気が調和空気として室内に排出される。利用熱交換器31を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-3-1)再熱除湿運転における利用側膨張弁の開度制御の詳細
制御部6は、再熱除湿運転において、利用膨張弁32の開度を所定の第1開度以下に制御し、所定条件が成立すると、一時的に利用膨張弁32の開度を第1開度よりも大きい所定の第2開度とする。
所定条件は、熱源熱交換器24で凝縮した冷媒の多くが第1利用熱交換部311で蒸発をしてガスとなった結果、開度の絞られた利用膨張弁32を通過することが困難となり、冷媒回路100における冷媒の正常な流れが妨げられる現象(チョーク現象)が発生しやすい状態にあることを判定するための条件である。所定条件は、たとえば、空気調和装置1の低負荷運転時に成立する条件である。空気調和装置1では、制御部6は、室温Trと、第2利用熱交換部温度Teとの温度差である第1温度差ΔT1に基づいて所定条件の成否を判断する。より具体的には、所定条件が成立する時は、室温Trと、第2利用熱交換部温度Teとの温度差である第1温度差ΔT1があらかじめ設定された第1閾値温度差ΔTth1以下となる時である。
図3は、制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転の実行指示についての制御信号を受信すると再熱除湿運転とともに本制御フローを開始する。
ステップS100において、制御部6は、利用膨張弁32の開度をあらかじめ設定された第1開度以下として、ステップS110に進む。第1開度は、制御部6が再熱除湿運転を実行する際の利用膨張弁32の開度である。より具体的には、第1開度は、第1利用熱交換部311を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部312を蒸発器として機能させる開度である。
ステップS110において、制御部6は、第1温度センサ34が検出する室温Trを取得して、ステップS120に進む。
ステップS120において、制御部6は、第3温度センサ36が検出する第2利用熱交換部温度Teを取得して、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部6は、室温Trと、第2利用熱交換部温度Teとの温度差である第1温度差ΔT1を求めて(Tr-Te→ΔT1)、ステップS140に進む。
ステップS140において、制御部6は、第1温度差ΔT1があらかじめ設定された第1閾値温度差ΔTth1以下であるか否かを判断し(ΔT1≦ΔTth1?)、その結果に応じてステップS110又はステップS150に進む。具体的には、第1温度差ΔT1が第1閾値温度差ΔTth1以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。第1温度差ΔT1が第1閾値温度差ΔTth1以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS110に進む。言い換えると、ステップS140において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
第1閾値温度差ΔTth1は、冷媒回路においてチョーク現象が発生しやすい、室温Trと第2利用熱交換部温度Teとの温度差に設定される。第1閾値温度差ΔTth1は、たとえば、13℃以上30℃以下の範囲で設定される。
ステップS150において、制御部6は、利用膨張弁32の開度を第2開度として、ステップS160に進む。第2開度は、第1開度よりも大きい開度であって、第1利用熱交換部311で蒸発をしてガスとなった冷媒の第2利用熱交換部312への流入を促すことができる開度である。したがって、利用膨張弁32の開度が第2開度の間は、一時的に、第2利用熱交換部312が蒸発器として機能せずに再熱除湿運転が停止してもよい。もっとも、第1利用熱交換部311で蒸発をしてガスとなった冷媒の第2利用熱交換部312への流入を促すことができれば、第2開度は、第1利用熱交換部311を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部312を蒸発器として機能させる開度であってもよい。
ステップS160において、制御部6は、利用膨張弁32の開度を第2開度としてからあらかじめ設定された所定の時間T1が経過したかを判断し、その結果に応じてステップS100又はステップS160に進む。具体的には、利用膨張弁32の開度を第2開度としてから時間T1が経過したと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS100に進む。利用膨張弁32の開度を第2開度としてから時間T1が経過していないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS160に進む。言い換えると、制御部6は、一時的に(時間T1の間)、利用膨張弁32の開度を第2開度とする。時間T1は、第2開度となった利用膨張弁32により、第1利用熱交換部311から第2利用熱交換部312への冷媒の流入が促された結果、冷媒回路100の内部を冷媒が正常に流れることが可能となる時間に設定される。
制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転以外の空調運転の実行指示又は空気調和装置1の停止指示を受信すると本制御フローを終了して、再熱除湿運転を終了する。
(4)特徴
(4-1)
空気調和装置1は、対象空間における空調運転を実行する。空気調和装置1は、冷媒回路100と、制御部6とを備える。冷媒回路100は、圧縮機21、熱源熱交換器24、第1利用熱交換部311、利用膨張弁32、第2利用熱交換部312が環状に接続され形成される。制御部6は、冷媒回路100を制御して、第1利用熱交換部311を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部312を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する。利用膨張弁32は、開度が制御部6により制御される。制御部6は、再熱除湿運転において、利用膨張弁32の開度を所定の第1開度以下で制御し、所定条件が成立すると、一時的に利用膨張弁32の開度を第1開度よりも大きい所定の第2開度とする。
空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、所定条件が成立すると、制御部6が、一時的に利用膨張弁32の開度を第1開度よりも大きい第2開度とするため、第1利用熱交換部311で蒸発をしてガスとなった冷媒の第2利用熱交換部312への流入が促される。したがって、空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が抑制される。
(4-2)
制御部6は、室温Trと、第2利用熱交換部温度Teとの温度差である第1温度差ΔT1に基づいて所定条件の成否を判断する。
これにより、制御部6は、室温Trと、第2利用熱交換部温度Teとの温度差に基づいて、空気調和装置1がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5)変形例
(5-1)変形例A
制御部6が、再熱除湿運転において、一時的に利用膨張弁32の開度を第2開度とする所定条件は、上述の態様に限定されない。
変形例Aに係る空気調和装置1では、制御部6は、室温Trと、設定温度Tsとの温度差である第2温度差ΔT2に基づいて所定条件の成否を判断する。より具体的には、所定条件が成立する時は、室温Trと、設定温度Tsとの温度差である第2温度差ΔT2があらかじめ設定された第2閾値温度差ΔTth2以下となる時である。
図4は、変形例Aに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。図3に示された制御フローと、図4に示された制御フローとの相違点は、図4に示された制御フローにおいて、ステップS120がステップS121に置き換えられ、ステップS130がステップS131に置き換えられ、ステップS140がステップS141に置き換えられた点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS110において、制御部6は、第1温度センサ34が検出する室温Trを取得して、ステップS121に進む。
ステップS121において、制御部6は、記憶装置から設定温度Tsを取得して、ステップS131に進む。
ステップS131において、制御部6は、室温Trと、設定温度Tsとの温度差である第2温度差ΔT2を求めて(Tr-Ts→ΔT2)、ステップS141に進む。
ステップS141において、制御部6は、第2温度差ΔT2があらかじめ設定された第2閾値温度差ΔTth2以下であるか否かを判断し(ΔT2≦ΔTth2?)、その結果に応じてステップS110又はステップS150に進む。具体的には、第2温度差ΔT2が第2閾値温度差ΔTth2以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。第2温度差ΔT2が第2閾値温度差ΔTth2以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS110に進む。言い換えると、ステップS141において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
第2閾値温度差ΔTth2は、冷媒回路においてチョーク現象が発生しやすい室温Trと設定温度Tsとの温度差に設定される。第2閾値温度差ΔTth2は、たとえば、5℃以上15℃以下の範囲で設定される。
変形例Aに係る空気調和装置1の制御部6は、室温Trと、設定温度Tsとの温度差に基づいて、空気調和装置1がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、変形例Aに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5-2)変形例B
変形例Bに係る空気調和装置1では、制御部6は、外気温Toに基づいて所定条件の成否を判断する。より具体的には、所定条件が成立する時は、外気温Toがあらかじめ設定された閾値温度Tth以下となる時である。
図5は、変形例Bに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。図3に示された制御フローと、図5に示された制御フローとの相違点は、図5に示された制御フローにおいて、ステップS110がステップS112に置き換えられ、ステップS140がステップS142に置き換えられ、ステップS120及びステップS130がない点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS100において、制御部6は、利用膨張弁32の開度をあらかじめ設定された第1開度以下として、ステップS112に進む。
ステップS112において、制御部6は、第2温度センサ35が検出する外気温Toを取得して、ステップS142に進む。
ステップS142において、制御部6は、外気温Toがあらかじめ設定された閾値温度Tth以下であるか否かを判断し(To≦Tth?)、その結果に応じてステップS112又はステップS150に進む。具体的には、外気温Toが閾値温度Tth以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。外気温Toが閾値温度Tth以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS112に進む。言い換えると、ステップS142において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
閾値温度Tthは、冷媒回路においてチョーク現象が発生しやすい外気温Toに設定される。閾値温度Tthは、たとえば、10℃以上18℃以下の範囲で設定される。
変形例Bに係る空気調和装置1の制御部6は、外気温Toに基づいて、空気調和装置1がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。したがって、変形例Bに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5-3)変形例C
変形例Cに係る空気調和装置1では、制御部6は、圧縮機21の回転数Rcに基づいて所定条件の成否を判断する。より具体的には、所定条件が成立する時は、圧縮機21のモータ22があらかじめ設定された第1閾値回転数Rth1以下となる時である。
図6は、変形例Cに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。図3に示された制御フローと、図6に示された制御フローとの相違点は、図6に示された制御フローにおいて、ステップS110がステップS113に置き換えられ、ステップS140がステップS143に置き換えられ、ステップS120及びステップS130がない点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS100において、制御部6は、利用膨張弁32の開度をあらかじめ設定された第1開度以下として、ステップS113に進む。
ステップS113において、制御部6は、モータ22の回転数Rcを取得して、ステップS143に進む。
ステップS143において、制御部6は、回転数Rcがあらかじめ設定された第1閾値回転数Rth1以下であるか否かを判断し(Rc≦Rth1?)、その結果に応じてステップS113又はステップS150に進む。具体的には、回転数Rcが第1閾値回転数Rth1以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。回転数Rcが第1閾値回転数Rth1以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS113に進む。言い換えると、ステップS143において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
第1閾値回転数Rth1は、冷媒回路においてチョーク現象が発生しやすい、モータ22の回転数Rcに設定される。第1閾値回転数Rth1は、たとえば、2400rpm以上3600rpm以下の範囲で設定される。
変形例Cに係る空気調和装置1によれば、モータ22の回転数Rcに基づいて、空気調和装置1がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。このため、変形例Cに係る空気調和装置1によっても、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5-4)変形例D
変形例Dに係る空気調和装置1では、制御部6は、利用ファン33の回転数Raに基づいて所定条件の成否を判断する。より具体的には、所定条件が成立する時は、利用ファン33のファンモータ33aがあらかじめ設定された第2閾値回転数Rth2以下となる時である。
図7は、変形例Cに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。図3に示された制御フローと、図7に示された制御フローとの相違点は、図7に示された制御フローにおいて、ステップS110がステップS113に置き換えられ、ステップS140がステップS144に置き換えられ、ステップS120及びステップS130がない点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS100において、制御部6は、利用膨張弁32の開度をあらかじめ設定された第1開度以下として、ステップS114に進む。
ステップS114において、制御部6は、ファンモータ33aの回転数Raを取得して、ステップS144に進む。
ステップS144において、制御部6は、回転数Raがあらかじめ設定された第2閾値回転数Rth2以下であるか否かを判断し(Ra≦Rth2?)、その結果に応じてステップS114又はステップS150に進む。具体的には、回転数Raが閾値回転数Rth以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。回転数Raが閾値回転数Rth以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS114に進む。言い換えると、ステップS144において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
第2閾値回転数Rth2は、冷媒回路においてチョーク現象が発生しやすい、ファンモータ33aの回転数Raに設定される。第2閾値回転数Rth2は、たとえば、900rpm以上1400rpm以下の範囲で設定される。
変形例Dに係る空気調和装置1によれば、ファンモータ33aの回転数Raに基づいて、空気調和装置1がチョーク現象の発生しやすい状態にあることを判定することができる。このため、変形例Dに係る空気調和装置1によっても、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5-5)変形例E
変形例Eに係る空気調和装置1では、制御部6は、第1温度差ΔT1が所定の第3閾値温度差ΔTth3以上であるとき、一時的に利用膨張弁32の開度を第2開度よりも大きくする。
図8は、変形例Eに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において実行する制御フローのフローチャートである。図3に示された制御フローと、図8に示された制御フローとの相違点は、図8に示された制御フローにステップS145及びステップS155が追加された点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS140において、制御部6は、第1温度差ΔT1があらかじめ設定された第1閾値温度差ΔTth1以下であるか否かを判断し(ΔT1≦ΔTth1?)、その結果に応じてステップS110又はステップS145に進む。具体的には、第1温度差ΔT1が第1閾値温度差ΔTth1以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS145に進む。第1温度差ΔT1が第1閾値温度差ΔTth1以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS110に進む。言い換えると、ステップS140において、制御部6は、所定条件の成否を判断する。
ステップS145において、制御部6は、第1温度差ΔT1があらかじめ設定された第3閾値温度差ΔTth3以下であるか否かを判断し(ΔT1≦ΔTth3?)、その結果に応じてステップS150又はステップS155に進む。具体的には、第1温度差ΔT1が第3閾値温度差ΔTth3以下であると判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS155に進む。第1温度差ΔT1が第3閾値温度差ΔTth3以下でないと判断すると(No)、制御部6は、ステップS150に進む。
第3閾値温度差ΔTth3は、第1閾値温度差ΔTth1よりも小さい温度差に設定される。第3閾値温度差ΔTth3は、たとえば、-2℃以上2℃以下の範囲で設定される。第3閾値温度差ΔTth3は、所定の閾値温度差の一例である。
ステップS155において、制御部6は、利用膨張弁32の開度を、第2開度よりも大きい所定の第3開度として、ステップS160に進む。
変形例Eに係る空気調和装置1の制御部6は、所定条件が成立し、かつ、第1温度差ΔT1が第3閾値温度差ΔTth3以下である場合には、利用膨張弁32の開度を、一時的に第2開度よりも大きい第3開度とする。これにより、変形例Eに係る空気調和装置1の制御部6は、空気調和装置1による空調運転が低負荷運転であるほど、利用膨張弁32の開度を大きくすることができる。空調運転が低負荷運転であるほどチョーク現象が発生しやすいため、変形例Eに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
(5-6)変形例F
変形例Fに係る空気調和装置1では、制御部6は、所定条件が成立すると、所定条件が成立していない時よりも圧縮機21の回転数を大きくする。具体的には、変形例Eに係る空気調和装置1の制御部6は、所定条件が成立しているとき、所定条件が成立していないときよりもモータ22の回転数を増加させる。
変形例Fに係る空気調和装置1の制御部6は、所定条件が成立しているときに、圧縮機21の回転数を大きくして、冷媒回路100における冷媒の循環量を所定条件が成立してないときと比べて増加させることができる。したがって、変形例Fに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、開度を絞られた利用膨張弁32によって冷媒回路における冷媒の流れが妨げられるチョーク現象が効果的に抑制される。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和装置
100 冷媒回路
2 熱源ユニット
21 圧縮機
23 四路切換弁
24 熱源熱交換器
25 熱源膨張弁
26 熱源ファン
3 利用ユニット
31 利用熱交換器
311 第1利用熱交換部
312 第2利用熱交換部
32 利用膨張弁(膨張弁)
33 利用ファン(ファン)
4 液冷媒連絡管
5 ガス冷媒連絡管
6 制御部
7 リモコン
Te 第2利用熱交換部の温度
To 外気温
Tr 室温
Ts 設定温度
Tth 閾値温度
ΔT1 第1温度差
ΔT2 第2温度差
ΔTth1 第1閾値温度差
ΔTth2 第2閾値温度差
ΔTth3 第3閾値温度差(閾値温度差)
Ra ファンの回転数
Rth1 第1閾値回転数
Rth2 第2閾値回転数
特開2003-314854号公報

Claims (2)

  1. 対象空間における空調運転を実行する空気調和装置(1)であって、
    圧縮機(21)、熱源熱交換器(24)、第1利用熱交換部(311)、膨張弁(32)、第2利用熱交換部(312)が環状に接続された冷媒回路(100)と、
    前記冷媒回路を制御して、前記第1利用熱交換部を凝縮器として機能させ、かつ、前記第2利用熱交換部を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する制御部(6)と
    を備え、
    前記膨張弁は、
    開度が前記制御部により制御され、
    前記制御部は、
    前記再熱除湿運転において、前記膨張弁の前記開度を所定の第1開度以下に制御し、所定条件が成立すると、一時的に前記膨張弁の前記開度を前記第1開度よりも大きい所定の第2開度とし、
    室温と、設定温度(Ts)との温度差である第2温度差(ΔT2)が所定の第1閾値温度差ΔTth1以下であると前記所定条件が成立したと判断する、
    空気調和装置。
  2. 前記制御部は、
    前記所定条件が成立すると、前記所定条件が成立していない時よりも前記圧縮機の回転数を大きくする、
    請求項1に記載の空気調和装置。
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