JP2003139436A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003139436A
JP2003139436A JP2001334310A JP2001334310A JP2003139436A JP 2003139436 A JP2003139436 A JP 2003139436A JP 2001334310 A JP2001334310 A JP 2001334310A JP 2001334310 A JP2001334310 A JP 2001334310A JP 2003139436 A JP2003139436 A JP 2003139436A
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JP
Japan
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heat exchanger
indoor heat
air conditioner
air
indoor
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Application number
JP2001334310A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Nanatane
哲二 七種
Toshihiko Enomoto
寿彦 榎本
Hiroshi Yokoyama
博 横山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再熱除湿運転時は、室外熱交換器を経て室内
熱交換器の再熱熱交換器に流入するので、再熱熱交換器
での放熱量が小さくなり室内空気の加熱が不足し、除湿
熱交換器で冷却された空気を十分加熱することができ
ず、吹出し空気温度は吸込み空気温度よりも温度が低下
する。 【解決手段】 室内熱交換器は、第1室内熱交換器及び
第2室内熱交換器から構成され、また、送風機とともに
室内ユニットを構成し、第1室内熱交換器は、第1圧縮
機、第1室外熱交換器及び第1絞り装置とともに第1冷
凍サイクルを構成し、第2室内熱交換器は、第2圧縮
機、第2室外熱交換器及び第2絞り装置とともに第2冷
凍サイクルを構成し、第1冷凍サイクルで暖房運転を行
い、同時に前記第2冷凍サイクルで冷房運転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機に関す
るものであり、特に再熱除湿運転をする空気調和機に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来の空気調和機の冷凍サイク
ルを示す冷媒回路図であり、図において、1は低温低圧
のガス冷媒を吸入して圧縮し高温高圧のガス冷媒を吐出
する圧縮機、2は四方弁、3aは第1室内熱交換器、3
bは第2室内熱交換器、30は第1室内熱交換器3aと
第2室内熱交換器3bの間に配設された二方弁、31は
二方弁30のバイパス回路32に配設された除湿用絞り
装置、5は主絞り装置、6は室外熱交換器、7は室外送
風機である。
【0003】前記のように構成された従来の空調調和機
において、例えば再熱除湿運転の場合について動作を説
明する。圧縮機1より高温高圧のガス冷媒が吐出し、四
方弁2を通った後、室外熱交換器6へ流入する。ここ
で、室外送風機7はインバータ基板(図示せず)などの
電気基板冷却のため低回転数で運転され送風するため、
室外熱交換器6に流入したガス冷媒は、乾き度が比較的
高い二相冷媒に凝縮され室外熱交換器6を流出する。室
外熱交換器6を流出した高乾き度の高温二相冷媒は主絞
り装置5で若干減圧された後、第1室内熱交換器3aに
流入する。ここで、高温二相冷媒は、第1室内熱交換器
3aを通る室内空気と熱交換され、低乾き度の二相冷媒
または液冷媒に凝縮され第1室内熱交換器3aを流出す
る。なお第1室内熱交換器3aを通った室内空気は高温
となる。
【0004】第1室内熱交換器3aを流出した低乾き度
二相冷媒または液冷媒は、二方弁30を閉止しているた
め、除湿用絞り装置31側へ流れ、ここで低圧低温の二
相冷媒となって第2室内熱交換器3bに流入する。ここ
で第2室内熱交換器3bを通った室内空気と熱交換さ
れ、高乾き度の二相冷媒またはガス冷媒まで蒸発する。
なお、第2室内熱交換器3bを通った室内空気は冷却さ
れて低温となり、さらに露点温度以下の熱交換器表面に
て室内空気中の水蒸気が凝縮し、第2室内熱交換器を通
ったあとの室内空気は低温かつ低湿度の状態となる。第
2室内熱交換器3bを流出した冷媒は四方弁2を通って
圧縮機1に吸入される。また、第1室内熱交換器3aを
通った高温空気と第2室内熱交換器3bを通った低温低
湿度の空気は、それぞれの室内熱交換器を出た後混合さ
れ、吸込み空気よりも温度がわずかに低く、湿度は低下
した状態となり再熱除湿運転が実現される。
【0005】また、他の運転として冷房運転について説
明する。圧縮機1より高温高圧のガス冷媒が吐出し、四
方弁2を通った後室外熱交換器6へ流入する。ここで、
室外送風機7は高回転で運転され、室外熱交換器6に流
入したガス冷媒は、乾き度が低乾き度の二相冷媒または
液冷媒に凝縮され室外熱交換器6を流出する。室外熱交
換器6を流出した冷媒は主絞り装置5で低圧に減圧され
た低圧低温の二相冷媒となる。第1室内熱交換器3aと
第2室内熱交換器3bをつなぐ二方弁30は開状態とな
っており、第1室内熱交換器3aおよび第2室内熱交換
器3bはどちらも蒸発器として動作し、第1室内熱交換
器3aおよび第2室内熱交換器3bに流入した低温低圧
の二相冷媒と第1室内熱交換器3aおよび第2室内熱交
換器3bを通る室内空気は熱交換し、冷媒は第1室内熱
交換器3aにて中間の乾き度の二相冷媒まで蒸発し、第
2室内熱交換器3bにて高乾き度の二相冷媒またはガス
冷媒となり、第2室内熱交換器3bを流出し、四方弁2
を通って圧縮機1に吸入される。一方第1室内熱交換器
3aおよび第2室内熱交換器3bを通る室内空気は吸込
み空気よりも低温となり、冷房運転が実現する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来の空
気調和機の再熱除湿運転においては、電気基板の冷却な
どの目的のために室外送風機7を運転せざるえなく、室
外熱交換器6にて冷媒から外気へのかなりの放熱が発生
する。室外熱交換器6にて放熱があると、冷媒は凝縮さ
れ比エンタルピーが小さくなるため、そのあとの再熱熱
交換器となる第1室内熱交換器3aでの放熱量が小さく
なり室内空気の加熱が不足してしまう。結果的に第2室
内熱交換器3bを通り冷却された空気を十分加熱するこ
とができず、必然的に吹出し空気温度は吸込み空気温度
よりも温度が低下してしまい、特に室内空気温度がそれ
ほど高くない中間期や室内温度の低い冬期などにおいて
は、快適性の面で問題があった。
【0007】また、通常の冷房運転を行う際、第1室内
熱交換器3aにて蒸発した中間の乾き度の二相冷媒が二
方弁30を通って第2室内熱交換器3bへ流れるため、
二方弁30において冷媒の圧力損失が発生し冷凍サイク
ルの運転効率が低下するとともに、第1室内熱交換器3
aと第2室内熱交換器3bで蒸発温度が異なり、出口空
気温度に温度差が生じるなどの問題もあった。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、再熱除湿運転において、吹出し空気温度
が吸込み空気温度よりも高くできる空気調和機を得るこ
とを目的とする。また、再熱除湿運転において、吹出し
空気の除湿量と温度とを自由に調整可能な空気調和機を
得ることを目的とする。また、再熱除湿運転において、
熱ロスが小さく、効率の良い空気調和機を得ることを目
的とする。また、再熱除湿運転において、吹出し空気の
温度、湿度が一様である空気調和機を得ることを目的と
する。さらに、再熱除湿運転が可能であるとともに、吹
出し空気の状態を自由に調整可能な空気調和機を得るこ
とを目的とする。さらに、再熱除湿運転とともに通常の
冷房運転が可能であり、通常の冷房運転においても効率
の低下がない空気調和機を得ることを目的とする。さら
に、信頼性の高い空気調和機を得ることを目的とする。
さらに、地球環境に悪影響を与えない空気調和機を得る
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、絞り装置及び室
内熱交換器を備えた空気調和機であって、室内熱交換器
は、第1室内熱交換器及び第2室内熱交換器から一体構
成され、第1室内熱交換器は、第1圧縮機、第1室外熱
交換器及び第1絞り装置とともに第1冷凍サイクルを構
成し、第2室内熱交換器は、第2圧縮機、第2室外熱交
換器及び第2絞り装置とともに第2冷凍サイクルを構成
し、第1冷凍サイクルで暖房運転を行い、同時に第2冷
凍サイクルで冷房運転を行うものである。
【0010】また、本発明の請求項2に係る空気調和機
は、請求項1記載の空気調和機において、第1室内熱交
換器を再熱用熱交換器とし、第2室内熱交換器を除湿用
熱交換器とするものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係る空気調和機
は、請求項1または請求項2記載の空気調和機におい
て、第1圧縮機及び第2圧縮機は、容量制御装置を備え
たものである。
【0012】また、本発明の請求項4に係る空気調和機
は、請求項3の空気調和機において、除湿量は第2圧縮
機の容量制御装置で調節し、空気温度は第1圧縮機の容
量制御装置で調整するものである。
【0013】また、本発明の請求項5に係る空気調和機
は、請求項1〜4のいずれかの空気調和機において、室
内熱交換器は、上段側を第1室内熱交換器とし、下段側
を第2室内熱交換器としたものである。
【0014】また、本発明の請求項6に係る空気調和機
は、請求項5の空気調和機において、第1室内熱交換器
の冷媒の流れ方向は、風向に対して対向流とし、第2室
内熱交換器の冷媒の流れ方向は、風向に対して並行流と
したものである。
【0015】また、本発明の請求項7に係る空気調和機
は、請求項1〜4のいずれかにの空気調和機において、
室内熱交換器を風上側に第2室内熱交換器、風下側に第
1熱交換器の配置としたものである。
【0016】また、本発明の請求項8に係る空気調和機
は、請求項1〜7の空気調和機において、箱体の中に室
内熱交換器、送風機を収納して室内ユニットを構成し、
室内熱交換器で熱交換した空気を室内ユニットに接続さ
れたダクトから室内へ送風するダクト式室内ユニットを
備えたものである。
【0017】また、本発明の請求項9に係る空気調和機
は、請求項1〜8のいずれかの空気調和機において、第
1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクル共に冷房運転する
か、またはどちらか一方で冷房運転し、他方は運転停止
とするものである。
【0018】本発明の請求項10に係る空気調和機は、
請求項1〜9のいずれかの空気調和機において、圧縮機
の冷凍機油として、冷媒に弱溶解性の冷凍機油を用いた
ものである。
【0019】また、本発明の請求項11に係る空気調和
機は、請求項1〜10のいずれかの空気調和機におい
て、冷凍サイクルに使用する冷媒として、HFC冷媒ま
たはHC冷媒を用いたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る空気調和機の冷凍サイクルを示す冷
媒回路図である。なお、図1の冷凍サイクルは再熱除湿
運転時の状態を示しており、図10で説明した従来と同
一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0021】図において、1aは第1圧縮機、1bは第
2圧縮機、2aは第1四方弁、2bは第2四方弁、5a
は第1絞り装置、5bは第2絞り装置、6aは第1室外
熱交換器、6bは第2室外熱交換器、10aは第1冷凍
サイクル、10bは第2冷凍サイクルである。なお、再
熱除湿運転時は第1四方弁2aは暖房モード、第2四方
弁2bは冷房モードとなっている。
【0022】次に、このように構成された冷凍サイクル
において、再熱除湿運転時の動作を図1を参照しながら
説明する。まず、第1冷凍サイクル10aは暖房モード
で運転されており、第1圧縮機1aより高温高圧のガス
冷媒が吐出し、第1四方弁2aを通ったのち、第1室内
熱交換器3aに流入する。第1室内熱交換器3aに流入
した高温高圧ガス冷媒は、第1室内熱交換器3aを通る
室内空気と熱交換され、低乾き度の二相冷媒または液冷
媒に凝縮され第1室内熱交換器3aを流出する。なお第
1室内熱交換器3aを通った室内空気は高温となる。第
1室内熱交換器3aを流出した低乾き度二相冷媒または
液冷媒は、第1絞り装置5aで低圧低温の二相冷媒とな
って第1室外熱交換器6aに流入する。ここで第1室外
熱交換器6aを通った外気と熱交換され、高乾き度の二
相冷媒またはガス冷媒まで蒸発され、第1四方弁2aを
通って第1圧縮機1aに吸入される。
【0023】次に、第2冷凍サイクル10bは冷房モー
ドで運転されており、第2圧縮機2bより高温高圧のガ
ス冷媒が吐出し、第2四方弁2bを通ったのち、第2室
外熱交換器6bに流入する。第2室外熱交換器6bに流
入した高温高圧ガス冷媒は、第2室外熱交換器6bを通
る外気と熱交換され、低乾き度の二相冷媒または液冷媒
に凝縮され、第2室外熱交換器6bを流出する。第2室
外熱交換器6bを流出した低乾き度二相冷媒または液冷
媒は、第2絞り装置5bで低圧低温の二相冷媒となって
第2室内熱交換器3bに流入する。ここで第2室内熱交
換器3bを通った室内空気と熱交換され、高乾き度の二
相冷媒またはガス冷媒まで蒸発され、第2四方弁2bを
通って第2圧縮機2bに吸入される。なお、第2室内熱
交換器3bを通った室内空気は冷却されて低温となり、
さらに露点温度以下の熱交換器表面にて室内空気中の水
蒸気が凝縮し、第2室内熱交換器を通ったあとの室内空
気は低温かつ低湿度の状態となる。第1室内熱交換器3
aで加熱された室内空気と第2室内熱交換器3bで冷却
除湿された室内空気は出口で混合され室内ユニットより
吹出される。
【0024】ここで、図2に示すように第1圧縮機1a
および第2圧縮機1bは、それぞれインバータ駆動装置
60a、60bにて駆動される容量可変型である場合の
運転制御について図3のフローチャートを用いて説明す
る。除湿用熱交換器となる第2室内熱交換器3bの蒸発
温度は、第2圧縮機の運転周波数を調整することによ
り、広範囲に設定することが可能となり、それに伴なっ
て除湿量も広い範囲で調整することが可能となる。した
がって再熱除湿運転開始時、要求される除湿量に対して
目標蒸発温度Teoを設定し、現在の蒸発温度Teが目標蒸
発温度Teoに近づくように第2圧縮機運転周波数を制御
する。即ち、図3に示すように、目標蒸発温度Teoと検
出蒸発温度Teの差(ΔTe)を算出し、Δte<0の場合
は、第2圧縮機の周波数を大きくし、Δte>0の場合
は、第2圧縮機の周波数を小さくする。
【0025】一方、再熱用熱交換器となる第1室内熱交
換器3aの凝縮温度は、第1圧縮機の運転周波数を調整
することにより、広範囲に設定することが可能となり、
それに伴なって再熱量を広い範囲で調整して吹出し空気
温度を変え、結果的に室内空気温度を調節することが可
能となる。したがって再熱除湿運転開始時、要求される
室内空気温度に対して目標凝縮温度Tcoを設定し、現在
の凝縮温度Tcが目標凝縮温度Tcoに近づくように第1圧
縮機運転周波数を制御する。即ち、図3に示すように、
目標凝縮温度Tcoと検出凝縮温度Tcの差(ΔTc)を算出
し、ΔTc>0の場合は、第1圧縮機の周波数を小さく
し、ΔTc<0の場合は、第1圧縮機の周波数を大きくす
る。以上のように、第1圧縮機と第2圧縮機の運転周波
数を組合せることにより、除湿量と室内空気温度を広範
囲で調整することが可能となり、さらに従来不可能であ
った吸込み空気温度よりも吹出し空気温度を高くするこ
とも可能となる。
【0026】前記のように実施の形態1によれば、再熱
除湿運転を実施する場合、第1冷凍サイクルと第2冷凍
サイクルが冷凍サイクル上完全に独立しており、第2圧
縮機運転周波数により除湿用熱交換器の蒸発温度を自由
に制御し、第1圧縮機運転周波数により再熱用熱交換器
の凝縮温度を自由に制御できるため、除湿量と吹出し空
気温度を広範囲に、かつ任意に設定することが可能とな
り、使用者の要求にあった空気状態を作り出し、快適感
を与えることができる。また、中間期冬期など室温が低
い時も除湿運転が可能となるため、窓への結露防止など
新しい機能を提供することができる。
【0027】なお、図3で説明した制御フローチャート
は、図4で示す制御フローチャートのように第2圧縮機
運転周波数は除湿用熱交換器の蒸発温度を制御する代わ
りに、除湿運転により結果的に変化する吸込み空気湿度
Haが目標空気湿度Haoとなるように制御しても同様の効
果が得られる。即ち、図4で、目標空気湿度Haoと検出
吸込み空気湿度Haの差(ΔHa)を算出し、Δha<0の場
合は、第2圧縮機の周波数を大きくし、ΔTc>0の場合
は、第2圧縮機の周波数を小さくする。また、第1圧縮
機運転周波数は、再熱用熱交換器の凝縮温度を制御する
代わりに再熱運転により結果的に変化する吸込み空気温
度Taが目標空気温度Taoとなるように制御しても同様の
効果が得られる。即ち、図4で、目標空気温度Taoと検
出吸込み空気温度Taの差(ΔTa)を算出し、ΔTa<0の
場合は、第1圧縮機の周波数を小さくし、ΔTa>0の場
合は、第1圧縮機の周波数を大きくする。
【0028】なお、第1、第2圧縮機1a、1bの容量
を制御する容量制御装置は、インバータ駆動装置60
a、60bの他、公知の圧縮機の容量を制御する容量制
御装置を使ってもよい。
【0029】また、図1の冷凍サイクルの空気調和機に
おいて、第1、第2圧縮機は容量制御装置を備えていな
くても、図2の冷凍サイクルと同様に、目標温度又は目
標湿度の設定、現状の温度又は湿度の検知、両者の比
較、比較結果により第1、第2圧縮機のON−OFF制
御を組合せることにより、ほぼ同様の効果を得ることが
できる。
【0030】また、前記の目標凝縮温度の設定、目標蒸
発温度の設定、目標空気温度の設定及び目標空気湿度の
設定、前記の凝縮温度の検知、蒸発温度の検知、吸込み
空気温度の検知及び吸込み空気湿度の検知、前記の設定
目標値と検出値との比較と比較結果による容量制御装置
の制御等は、それぞれ、公知の設定手段、検知手段及び
制御手段で行う。
【0031】また、通常の冷房運転においては、負荷の
大小に応じて、第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクル
を共に冷房運転するか、一方で冷房運転し、他方の運転
は停止する。本実施の形態では、従来の除湿用絞り装置
など通常冷房運転時に効率を悪化させる部品を用いてい
ないため、通常冷房運転時においても本来の冷凍サイク
ルにおける効率にて運転することができる。
【0032】実施の形態2.図5は、本発明の実施の形
態2に係る空気調和機に用いられる室内熱交換器の再熱
除湿運転時の構成図であり、実施の形態1の室内熱交換
器3の具体的な構成例を示す。図5において、白抜き矢
印は風の流れ方向、黒矢印は冷媒の流れ方向を示す。室
内熱交換器3は、段方向で2分割されており、上段側の
第1室内熱交換器3aは再熱用熱交換器、下段側の第2
熱交換器3bは除湿用熱交換器として用いられている。
また、再熱用熱交換器である第1室内熱交換器3aの冷
媒の流れ方向は風向に対して対向流であり、除湿用熱交
換器である第2室内熱交換器3bの冷媒の流れ方向は風
向に対して並行流となっている。
【0033】図6は、再熱用熱交換器内を流れる冷媒の
温度変化と空気の温度変化を示しており、過熱ガスで入
った冷媒は熱交換が進むにつれて温度が低下し、熱交換
器中間ではほぼ温度が一定の二相冷媒となる。さらに出
口側では過冷却液冷媒となり、再び温度が低下する。一
方空気側は冷媒によって加熱され、入口から出口へ向か
って温度が上昇する。
【0034】図7は、除湿用熱交換器内を流れる冷媒の
温度変化と空気の温度変化を示す。除湿用熱交換器には
二相冷媒として流入するが、熱交換器内の圧力損失によ
り冷媒温度は入口から出口へ向かって低下する。一方空
気側は冷媒によって冷却され、入口から出口へ向かって
温度が低下する。
【0035】以上のように、室内熱交換器を段方向で分
割し、上段側の第1室内熱交換器3aを再熱用熱交換
器、下段側の第2熱交換器3bを除湿用熱交換器として
いるため、再熱用熱交換器と除湿用熱交換器の接触部の
面積が小さく、再熱用熱交換器と除湿用熱交換器の間の
熱ロスを小さくすることが可能となり、効率の良い再熱
除湿運転をすることができる。さらに、分割部に断熱材
を挿入することにより、熱ロスを抑えることができる。
また、除湿用熱交換器を再熱用熱交換器の下側に位置す
ることにより、除湿用熱交換器の表面に結露した露が再
熱用熱交換器に触れることを防ぎ、結露水の再蒸発を防
止することができる。また、再熱用熱交換器である第1
室内熱交換器3aの冷媒の流れ方向は風向に対して対向
流、除湿用熱交換器である第2室内熱交換器3bの冷媒
の流れ方向は風向に対して並行流としているため、再熱
用熱交換器、除湿用熱交換器ともに入口から出口まで全
領域で冷媒と空気の温度差を確保することが可能となり
効率の良い熱交換を行うことができる。
【0036】実施の形態3.図8は、本発明の実施の形
態3に係る空気調和機に用いられる室内熱交換器の再熱
除湿運転時の構成図であり、白抜き矢印は風の流れ方
向、黒矢印は冷媒の流れ方向を示す。本実施の形態の室
内熱交換器も実施の形態1の室内熱交換器3の具体的な
別の構成例を示す。図8において、室内熱交換器は列方
向で2分割されており、風下側の第1室内熱交換器3a
は再熱用熱交換器、風上側の第2室内熱交換器3bは除
湿用熱交換器として用いられている。
【0037】以上のように、室内熱交換器は列方向で2
分割され、風下側の第1室内熱交換器3aは再熱用熱交
換器、風上側の第2室内熱交換器3bは除湿用熱交換器
となるように用いられるため、除湿用熱交換器3bにお
いて空気が通過する前面面積を広く取ることが可能とな
り、効率良く除湿することができる。また、除湿用熱交
換器を通過し、冷却除湿された空気をすべて再熱用熱交
換器へ通すことができるため、室内熱交換器出口空気の
温度を一様とすることができる。
【0038】実施の形態4.図9は、本発明の実施の形
態4に係る空気調和機の構成図である。本空気調和機
は、実施の形態1の空気調和機の具体的な構成例を示し
ている。図において、40aは第1室外機、40bは第
2室外機、41a、41bは第1室外機40aおよび第
2室外機40bと室内ユニット50内の第1室内熱交換
器3aおよび第2室内熱交換器3bを接続する冷媒配
管、51は室内ユニット50内に配設され吸込み口52
より室内空気を吸込み、室内ユニット吹出し口に接続さ
れたダクト53より空気を吹出すための送風機である。
【0039】以上のように、実施の形態4によれば、室
内ユニット50は内部に第1室内熱交換器3aおよび第
2室内熱交換器3bおよび送風機51を有し、例えば再
熱除湿運転時は吸込み口52より吸込んだ室内空気を第
1室内熱交換器3aにて加熱、第2室内熱交換器3bに
て冷却除湿し、第1室内熱交換器3aおよび第2室内熱
交換器3bをそれぞれ通過した空気を送風機51で吸込
みながら混合し、室内ユニット50の吹出し口に接続さ
れたダクト53より室内側へ空気を送るダクト式室内ユ
ニットであるため、第1室内熱交換器3aにて加熱され
た空気と第2室内熱交換器3bにて冷却除湿された空気
を均一に混合した状態で室内側へ送風することが可能と
なり、使用者に対して吹出し空気温度むらによる不快性
を与えることを防止できると共に、吹出し空気温度むら
による露付きなども防止することができる。
【0040】実施の形態5.本発明の実施の形態5にお
いては、実施の形態1〜4の空気調和機に使用する冷凍
機油として冷媒に対して弱溶解性の油であるアルキルベ
ンゼン油を用いたものである。また、冷媒として、HF
C冷媒またはHC冷媒を用いたものである。
【0041】例えば、冷媒に対して弱溶解性の油である
アルキルベンゼン油は、非常に安定性が高い油として知
られており、水分などの異物が混入しても分解すること
なくスラッジの発生により冷媒回路が閉塞したりする危
険性が小さい。
【0042】以上のように、本実施例の空気調和機は、
冷凍機油として非常に安定性が高い弱溶解性油であるア
ルキルベンゼン油を用いているため、設置工事などの
際、異物が混入してもシステムに故障を起こす危険性が
少なく高い信頼性を確保することができる。
【0043】また、空気調和機に使用する冷媒として、
例えばR32、R134a、R410A,R407C、
R407E、R404AなどのHFC冷媒、または例え
ばR290、R600aなどのHC冷媒を用いているた
め、オゾン層破壊など地球環境に悪影響を与えない空気
調和機を提供することができる。そこで、冷媒としてH
FC冷媒又はHC冷媒を使用し、冷凍機油としてこれら
に弱溶解性であるアルキルベンゼン油を使用することに
より、安定性が高く、地球環境に悪影響を与えない空気
調和機を提供することができる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
空気調和機は、圧縮機、室外熱交換器、絞り装置及び室
内熱交換器を備えた空気調和機であって、室内熱交換器
は、第1室内熱交換器及び第2室内熱交換器から一体構
成され、第1室内熱交換器は、第1圧縮機、第1室外熱
交換器及び第1絞り装置とともに第1冷凍サイクルを構
成し、第2室内熱交換器は、第2圧縮機、第2室外熱交
換器及び第2絞り装置とともに第2冷凍サイクルを構成
し、第1冷凍サイクルで暖房運転を行い、同時に第2冷
凍サイクルで冷房運転を行うものである。そこで、加熱
運転と冷却運転を組合せた運転を行うことによって、再
熱除湿運転はもとより、室内熱交換器出口の温度、湿度
等の空気状態を自由に調整することができる。
【0045】また、本発明の請求項2に係る空気調和機
は、請求項1記載の空気調和機において、第1室内熱交
換器を再熱用熱交換器とし、第2室内熱交換器を除湿用
熱交換器とするものである。そこで、除湿量と吹出し温
度を調整することが可能な再熱除湿運転を実現すること
ができる。
【0046】また、本発明の請求項3に係る空気調和機
は、請求項1または請求項2記載の空気調和機におい
て、第1圧縮機及び第2圧縮機は、容量制御装置を備え
たものである。そこで、除湿量と吹出し温度を広範囲に
調整することが可能となり、さらに吹出し空気温度を吸
込み空気温度よりも高くすることも可能となる。
【0047】また、本発明の請求項4に係る空気調和機
は、請求項3の空気調和機において、除湿量は第2圧縮
機の容量制御装置で調節し、空気温度は第1圧縮機の容
量制御装置で調整するものである。そこで、除湿用熱交
換器の蒸発温度や再熱用熱交換器の凝縮温度を自由に制
御できるため、除湿量と吹出し空気温度を広範囲の中で
任意に設定することが可能となり、使用者の要求にあっ
た空気状態を作り出し快適感を与えることができるま
た、中間期冬期など室温が低い時も除湿運転が可能とな
るため、窓への結露防止など新しい機能を提供すること
ができる。
【0048】また、本発明の請求項5に係る空気調和機
は、請求項1〜4のいずれかの空気調和機において、室
内熱交換器は、上段側を第1室内熱交換器とし、下段側
を第2室内熱交換器としたものである。そこで、再熱用
熱交換器と除湿用熱交換器の接触部の面積が小さく、再
熱用熱交換器と除湿用熱交換器の間の熱ロスを小さくす
ることが可能となり、効率の良い再熱除湿運転をするこ
とができる。また、除湿用熱交換器を再熱用熱交換器の
下側に位置することにより、除湿用熱交換器の表面に結
露した露が再熱用熱交換器に触れることを防ぎ、結露水
の再蒸発を防止することができる。
【0049】また、本発明の請求項6に係る空気調和機
は、請求項5の空気調和機において、第1室内熱交換器
の冷媒の流れ方向は、風向に対して対向流とし、第2室
内熱交換器の冷媒の流れ方向は、風向に対して並行流と
したものである。そこで、再熱用熱交換器、除湿用熱交
換器ともに入口から出口まで全領域で冷媒と空気の温度
差を確保することが可能となり効率の良い熱交換を行う
ことができる。
【0050】また、本発明の請求項7に係る空気調和機
は、請求項1〜4のいずれかにの空気調和機において、
室内熱交換器を風上側に第2室内熱交換器、風下側に第
1熱交換器の配置としたものである。そこで、除湿用熱
交換器3bにおいて空気が通過する前面面積を広く取る
ことが可能となり、効率良く除湿することができる。ま
た、除湿用熱交換器を通過し、冷却除湿された空気をす
べて再熱用熱交換器へ通すことができるため、室内熱交
換器出口空気の温度を一様とすることができる。
【0051】また、本発明の請求項8に係る空気調和機
は、請求項1〜7の空気調和機において、箱体の中に室
内熱交換器、送風機を収納して室内ユニットを構成し、
室内熱交換器で熱交換した空気を室内ユニットに接続さ
れたダクトから室内へ送風するダクト式室内ユニットを
備えたものである。そこで、室内熱交換器の第1室内熱
交換器にて加熱された空気と第2室内熱交換器にて冷却
除湿された空気を均一に混合した状態で室内側へ送風す
ることが可能となり、使用者に対して吹出し空気温度む
らによる不快性を与えることを防止できると共に、吹出
し空気温度むらによる露付きなども防止することができ
る。
【0052】また、本発明の請求項9に係る空気調和機
は、請求項1〜8のいずれかの空気調和機において、第
1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクル共に冷房運転する
か、またはどちらか一方で冷房運転し、他方は運転停止
とするものである。そこで、本冷凍サイクルには従来の
除湿用絞り装置など通常冷房運転時に効率を悪化させる
部品を用いていないため、通常冷房運転時においても本
来の冷凍サイクルにおける効率にて運転することができ
る。
【0053】また、本発明の請求項10に係る空気調和
機は、請求項1〜9のいずれかの空気調和機において、
圧縮機の冷凍機油として、冷媒に弱溶解性の冷凍機油を
用いたものである。そこで、設置工事などの際、異物が
混入してもシステムに故障を起こす危険性が少なく高い
信頼性を確保することができる。
【0054】また、本発明の請求項11に係る空気調和
機は、請求項1〜10のいずれかの空気調和機におい
て、冷凍サイクルに使用する冷媒として、HFC冷媒ま
たはHC冷媒を用いたものである。そこで、空気調和機
において、HFC冷媒またはHC冷媒を用いているた
め、オゾン層破壊や地球温暖化など地球環境に悪影響を
与えない空気調和機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷
凍サイクルを示す冷媒回路図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の冷
凍サイクルを示す別の冷媒回路図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の再
熱除湿運転の制御フローチャートである。
【図4】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の再
熱除湿運転の別の制御フローチャートである。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る空気調和機に用
いられる室内熱交換器の構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る空気調和機に用
いられる室内熱交換器の再熱用熱交換器内の冷媒と空気
の温度変化を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係る空気調和機に用
いられる室内熱交換器の除湿用熱交換器内の冷媒と空気
の温度変化を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る空気調和機に用
いられる室内熱交換器の構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の構
成図である。
【図10】 従来の空気調和機の冷凍サイクルを示す冷
媒回路図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、1a 第1圧縮機、1b 第2圧縮機、3
室内熱交換器、3a第1室内熱交換器、 3b 第2
室内熱交換器、5 絞り装置、5a 第1絞り装置、5
b 第2絞り装置、6 室外熱交換器、6a 第1室外
熱交換器、6b 第2室外熱交換器、10a 第1冷凍
サイクル、10b 第2冷凍サイクル、50 室内ユニ
ット、51 送風機、53 ダクト、60 容量制御装
置。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月1日(2001.11.
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 空気調和機 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年2月3日(2003.2.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 前記室内熱交換器は、上段側を第1室内
熱交換器とし、下段側を第2室内熱交換器としたことを
特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気調和
機。
【請求項10】 第1室内熱交換器の冷媒の流れ方向
は、風向に対して対向流とし、第2室内熱交換器の冷媒
の流れ方向は、風向に対して並行流としたことを特徴と
する請求項記載の空気調和機。
【請求項11】 前記室内熱交換器を風上側に第2室内
熱交換器、風下側に第1熱交換器の配置としたことを特
徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気調和機。
【請求項12】 箱体の中に前記室内熱交換器、送風機
を収納して室内ユニットを構成し、前記室内熱交換器で
熱交換した空気を前記室内ユニットに接続されたダクト
から室内へ送風するダクト式室内ユニットを備えたこと
を特徴とする請求項1〜請求項11のいずれかに記載の
空気調和機。
【請求項13】 前記第1冷凍サイクル及び第2冷凍サ
イクル共に冷房運転するか、またはどちらか一方で冷房
運転し、他方は運転停止とすることを特徴とする請求項
1〜12のいずれかに記載の空気調和機。
【請求項14】 前記圧縮機の冷凍機油として、冷媒に
弱溶解性の冷凍機油を用いたことを特徴とする請求項1
13のいずれかに記載の空気調和機。
【請求項15】 前記冷凍サイクルに使用する冷媒とし
て、HFC冷媒またはHC冷媒を用いたことを特徴とす
る請求項1〜14のいずれかに記載の空気調和機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明の請求項4〜請求項8に係る
空気調和機は、それぞれ、除湿量を第2圧縮機の容量制
御装置で調節し、空気温度を第1圧縮機の容量制御装置
で調整するものであり、再熱除湿運転により、再熱用熱
交換器の検出凝縮温度が目標凝縮温度に近づくように第
1圧縮機の運転周波数を制御するものであり、再熱除湿
運転により、除湿用熱交換器の蒸発温度が目標蒸発温度
に近づくように第2圧縮機の運転周波数を制御するもの
であり、再熱除湿運転により、再熱用熱交換器の検出吸
込み空気温度が目標空気温度となるように第1圧縮機の
運転周波数を制御するものであり、また、再熱除湿運転
により、除湿用熱交換器の吸込み空気湿度が目標空気湿
度となるように第2圧縮機の運転周波数を制御するもの
である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、本発明の請求項に係る空気調和機
、室内熱交換器、上段側を第1室内熱交換器とし、
下段側を第2室内熱交換器としたものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、本発明の請求項10に係る空気調和
機は、第1室内熱交換器の冷媒の流れ方向、風向に対
して対向流とし、第2室内熱交換器の冷媒の流れ方向
、風向に対して並行流としたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】また、本発明の請求項11に係る空気調和
機は、室内熱交換器を風上側に第2室内熱交換器、風下
側に第1熱交換器の配置としたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、本発明の請求項12に係る空気調和
機は、箱体の中に室内熱交換器、送風機を収納して室内
ユニットを構成し、室内熱交換器で熱交換した空気を室
内ユニットに接続されたダクトから室内へ送風するダク
ト式室内ユニットを備えたものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】また、本発明の請求項13に係る空気調和
機は、第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクル共に冷房
運転するか、またはどちらか一方で冷房運転し、他方は
運転停止とするものである。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】本発明の請求項14に係る空気調和機は
縮機の冷凍機油として、冷媒に弱溶解性の冷凍機油を
用いたものである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】本発明の請求項15に係る空気調和機は
凍サイクルに使用する冷媒として、HFC冷媒または
HC冷媒を用いたものである。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】また、本発明の請求項4〜請求項8に係る
空気調和機は、それぞれ、除湿量を第2圧縮機の容量制
御装置で調節し、空気温度を第1圧縮機の容量制御装置
で調整するものであり、再熱除湿運転により、再熱用熱
交換器の検出凝縮温度が目標凝縮温度に近づくように第
1圧縮機の運転周波数を制御するものであり、再熱除湿
運転により、除湿用熱交換器の蒸発温度が目標蒸発温度
に近づくように第2圧縮機の運転周波数を制御するもの
であり、再熱除湿運転により、再熱用熱交換器の検出吸
込み空気温度が目標空気温度となるように第1圧縮機の
運転周波数を制御するものであり、また、再熱除湿運転
により、除湿用熱交換器の吸込み空気湿度が目標空気湿
度となるように第2圧縮機の運転周波数を制御するもの
である。そこで、除湿用熱交換器の蒸発温度や再熱用熱
交換器の凝縮温度を自由に制御できるため、除湿量と吹
出し空気温度を広範囲の中で任意に設定することが可能
となり、使用者の要求にあった空気状態を作り出し快適
感を与えることができるまた、中間期冬期など室温が低
い時も除湿運転が可能となるため、窓への結露防止など
新しい機能を提供することができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】また、本発明の請求項に係る空気調和機
、室内熱交換器、上段側を第1室内熱交換器とし、
下段側を第2室内熱交換器としたものである。そこで、
再熱用熱交換器と除湿用熱交換器の接触部の面積が小さ
く、再熱用熱交換器と除湿用熱交換器の間の熱ロスを小
さくすることが可能となり、効率の良い再熱除湿運転を
することができる。また、除湿用熱交換器を再熱用熱交
換器の下側に位置することにより、除湿用熱交換器の表
面に結露した露が再熱用熱交換器に触れることを防ぎ、
結露水の再蒸発を防止することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】また、本発明の請求項10に係る空気調和
機は、第1室内熱交換器の冷媒の流れ方向、風向に対
して対向流とし、第2室内熱交換器の冷媒の流れ方向
、風向に対して並行流としたものである。そこで、再
熱用熱交換器、除湿用熱交換器ともに入口から出口まで
全領域で冷媒と空気の温度差を確保することが可能とな
り効率の良い熱交換を行うことができる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】また、本発明の請求項11に係る空気調和
機は、室内熱交換器を風上側に第2室内熱交換器、風下
側に第1熱交換器の配置としたものである。そこで、除
湿用熱交換器において空気が通過する前面面積を広く取
ることが可能となり、効率良く除湿することができる。
また、除湿用熱交換器を通過し、冷却除湿された空気を
すべて再熱用熱交換器へ通すことができるため、室内熱
交換器出口空気の温度を一様とすることができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】また、本発明の請求項12に係る空気調和
機は、箱体の中に室内熱交換器、送風機を収納して室内
ユニットを構成し、室内熱交換器で熱交換した空気を室
内ユニットに接続されたダクトから室内へ送風するダク
ト式室内ユニットを備えたものである。そこで、室内熱
交換器の第1室内熱交換器にて加熱された空気と第2室
内熱交換器にて冷却除湿された空気を均一に混合した状
態で室内側へ送風することが可能となり、使用者に対し
て吹出し空気温度むらによる不快性を与えることを防止
できると共に、吹出し空気温度むらによる露付きなども
防止することができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】また、本発明の請求項13に係る空気調和
機は、第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイクル共に冷房
運転するか、またはどちらか一方で冷房運転し、他方は
運転停止とするものである。そこで、本冷凍サイクルに
は従来の除湿用絞り装置など通常冷房運転時に効率を悪
化させる部品を用いていないため、通常冷房運転時にお
いても本来の冷凍サイクルにおける効率にて運転するこ
とができる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】本発明の請求項14に係る空気調和機は
縮機の冷凍機油として、冷媒に弱溶解性の冷凍機油を
用いたものである。そこで、設置工事などの際、異物が
混入してもシステムに故障を起こす危険性が少なく高い
信頼性を確保することができる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】また、本発明の請求項15に係る空気調和
機は、冷凍サイクルに使用する冷媒として、HFC冷媒
またはHC冷媒を用いたものである。そこで、空気調和
機において、HFC冷媒またはHC冷媒を用いているた
め、オゾン層破壊や地球温暖化など地球環境に悪影響を
与えない空気調和機を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 13/30 F24F 1/00 391A (72)発明者 横山 博 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BE05 BG06 BJ03 BJ10 3L060 AA06 DD02 EE02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、絞り装置及び室
    内熱交換器を備えた空気調和機であって、 前記室内熱交換器は、第1室内熱交換器及び第2室内熱
    交換器から一体構成され、 前記第1室内熱交換器は、第1圧縮機、第1室外熱交換
    器及び第1絞り装置とともに第1冷凍サイクルを構成
    し、 前記第2室内熱交換器は、第2圧縮機、第2室外熱交換
    器及び第2絞り装置とともに第2冷凍サイクルを構成
    し、 前記第1冷凍サイクルで暖房運転を行い、同時に前記第
    2冷凍サイクルで冷房運転を行うことを特徴とする空気
    調和機。
  2. 【請求項2】 前記第1室内熱交換器を再熱用熱交換器
    とし、前記第2室内熱交換器を除湿用熱交換器とするこ
    とを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記第1圧縮機及び前記第2圧縮機は、
    容量制御装置を備えたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 除湿量は第2圧縮機の容量制御装置で調
    節し、空気温度は第1圧縮機の容量制御装置で調整する
    ことを特徴とする請求項3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記室内熱交換器は、上段側を第1室内
    熱交換器とし、下段側を第2室内熱交換器としたことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和
    機。
  6. 【請求項6】 第1室内熱交換器の冷媒の流れ方向は、
    風向に対して対向流とし、第2室内熱交換器の冷媒の流
    れ方向は、風向に対して並行流としたことを特徴とする
    請求項5記載の空気調和機。
  7. 【請求項7】 前記室内熱交換器を風上側に第2室内熱
    交換器、風下側に第1熱交換器の配置としたことを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の空気調和機。
  8. 【請求項8】 箱体の中に前記室内熱交換器、送風機を
    収納して室内ユニットを構成し、前記室内熱交換器で熱
    交換した空気を前記室内ユニットに接続されたダクトか
    ら室内へ送風するダクト式室内ユニットを備えたことを
    特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の空気
    調和機。
  9. 【請求項9】 前記第1冷凍サイクル及び第2冷凍サイ
    クル共に冷房運転するか、またはどちらか一方で冷房運
    転し、他方は運転停止とすることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかに記載の空気調和機。
  10. 【請求項10】 前記圧縮機の冷凍機油として、冷媒に
    弱溶解性の冷凍機油を用いたことを特徴とする請求項1
    〜9のいずれかに記載の空気調和機。
  11. 【請求項11】 前記冷凍サイクルに使用する冷媒とし
    て、HFC冷媒またはHC冷媒を用いたことを特徴とす
    る請求項1〜10のいずれかに記載の空気調和機。
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