JP7248922B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

空気調和装置に関する。
利用ユニット内に設けられた利用熱交換器を2つの熱交換部に分け、一方の熱交換部を凝縮器として機能させるとともに、他方の熱交換部を蒸発器として機能させることで、再熱除湿運転を実行する空気調和装置が知られている。
特許文献1(特開平6-159856号公報)は、利用ユニット内に利用熱交換器と、再熱器及び第2の電子膨張弁を設けた、再熱除湿運転(特許文献1ではドライ運転)を実行可能な空気調和装置を開示している。第2の電子膨張弁は、利用熱交換器と再熱器との間に設けられる。特許文献1の空気調和装置は、再熱除湿運転時に第2の電子膨張弁の開度を負荷に応じて増減される。
再熱除湿運転を実行可能な空気調和装置において、利用熱交換器を構成する2つの熱交換部の間に設けた膨張弁の開度制御には改善の余地がある。
本開示は、再熱除湿運転時において高い精度での除湿ができる空気調和装置を提案する。
第1観点の空気調和装置は、空調運転を実行する空気調和装置であって、冷媒回路と、制御部とを備える。冷媒回路は、圧縮機、熱源熱交換器、第1利用熱交換部、利用膨張弁、第2利用熱交換部が環状に接続され形成される。制御部は、冷媒回路を制御して、第1利用熱交換部を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部312を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する。制御部は、再熱除湿運転において、冷媒流量が最大流量の50%以下となる開度範囲で利用膨張弁を制御する。当該開度範囲における利用膨張弁に対する単位操作量での流量の平均変化量が1.84L/min.よりも小さい。
本開示に係る空気調和装置では、制御部は、再熱除湿運転において、利用膨張弁の単位操作量に対する流量の変化が小さい小流量制御域を主に用いる。これにより、制御部は、第2利用熱交換部へ流入する冷媒の流量を細かく制御して、再熱除湿運転における除湿量をきめ細かく制御することができる。したがって、空気調和装置によれば、流量特性全体にわたって膨張弁の開度を制御する場合と比べて、再熱除湿運転時において高い精度での除湿ができる。
第2観点の空気調和装置は、第1観点の空気調和装置であって、制御部は、再熱除湿運転において、除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行する。第1運転における利用膨張弁の開度は、第2運転における利用膨張弁の開度よりも小さい。
制御部は、再熱除湿運転において必要となる除湿能力に応じて、利用膨張弁の開度が異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行できる。第2運転では、第2利用熱交換部の全体で冷媒を蒸発させるために、圧縮機のモータの回転数を高くする必要があることから、第1運転と比べて空気調和装置全体での消費電力が多くなり易い。空気調和装置によれば、再熱除湿運転において第1運転と第2運転とを切り換えて実行するため、常に第2利用熱交換部全体を蒸発器として機能させる場合と比べて消費電力を抑制できる。
第3観点の空気調和装置は、第2観点の空気調和装置であって、制御部は、対象空間における除湿負荷に基づいて第1運転と第2運転とを切り換える。
空気調和装置によれば、対象空間における除湿負荷に基づいて除湿能力が自動で切り替わるため、快適性と消費電力の抑制とを両立される。
第4観点の空気調和装置は、第3観点の空気調和装置であって、制御部は、除湿負荷が第1閾値以下であれば第1運転を実行し、除湿負荷が前記第1閾値を超えると第2運転を実行する。
第5観点の空気調和装置は、第4観点の空気調和装置であって、制御部は、再熱除湿運転と冷房運転とを切り換え、冷房運転において、冷媒回路を制御して、第1利用熱交換部及び第2利用熱交換部を蒸発器として機能させる。
本空気調和装置によれば、再熱除湿運転と冷房運転とが自動で切り替わるため、快適性が向上する。
第6観点の空気調和装置は、第5観点の空気調和装置であって、制御部は、除湿負荷が第1閾値よりも大きい第2閾値を超えると冷房運転を行う。
第7観点の空気調和装置は、第2観点の空気調和装置であって、リモコンをさらに備える。制御部は、リモコンの指示に基づいて第1運転と前記第2運転とを切り換える。
本空気調和装置によれば、再熱除湿運転において、ユーザーが除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを任意に切り換えることができるため、利便性及び快適性が向上する。
第8観点の空気調和装置は、第7観点の空気調和装置であって、リモコンは、表示部を有する。表示部は、制御部が前記第1運転及び前記第2運転のいずれを実行中であるかを表示する。
本空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、ユーザーは、除湿能力の異なる第1運転及び第2運転のいずれが実行されているのかを認識できるため、利便性が向上する。
第9観点の空気調和装置は、第2観点から第8観点のいずれかの空気調和装置であって、第1運転における圧縮機の容量は、第2運転における圧縮機の容量より小さい。
本空気調和装置によれば、制御部は、再熱除湿運転において、除湿負荷に応じて圧縮機の容量、言い換えると、モータの回転数を変更するため、空気調和装置全体での消費電力が抑制される。
本開示の一実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。 制御部6の制御ブロック図である。 利用膨張弁32の概略断面図である。 利用膨張弁32の開度(=駆動パルス)と利用膨張弁32を流れる冷媒の流量との関係(流量特性)を示すグラフである。 再熱除湿運転において、制御部6が実行する制御フローのフローチャートである。 再熱除湿運転において、変形例Cに係る空気調和装置1の制御部6が実行する制御フローのフローチャートである。
(1)全体構成
図1は、本開示の一実施形態に係る空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷媒サイクルによって、対象空間である建物等の室内(図示省略)の空調を行う。空気調和装置1は、主として、熱源ユニット2と、利用ユニット3と、液冷媒連絡管4と、ガス冷媒連絡管5と、制御部6と、リモコン7と、を有している。液冷媒連絡管4、および、ガス冷媒連絡管5は、熱源ユニット2と利用ユニット3とを接続する。熱源ユニット2と、利用ユニット3と、液冷媒連絡管4と、ガス冷媒連絡管5と、は冷媒配管により環状に接続されて、冷媒回路100を構成する。冷媒回路100は、内部に冷媒が封入されている。
詳細は後述するが、空気調和装置1では、制御部6が、冷媒回路100を制御して冷媒サイクルを実現することにより、暖房運転、冷房運転、再熱除湿運転等の空調運転を実行する。
(2)詳細構成
(2-1)熱源ユニット
熱源ユニット2は、室外(建物の屋上や建物の外壁面近傍等)に設置されている。熱源ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源熱交換器24と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、を有している。
(2-1-1)圧縮機
圧縮機21は、冷媒回路100において、低圧の冷媒を吸入側21aから吸入して、高圧になるまで圧縮した後、吐出側21bから吐出する。ここでは、圧縮機21として、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(不図示)がモータ22によって回転駆動される密閉式構造の圧縮機が使用されている。また、モータ22は、インバータ等を介して、制御部6により回転数が制御される。圧縮機21の容量は、制御部6がモータ22の回転数を変えることにより制御される。
(2-1-2)四路切換弁
四路切換弁23は、冷媒回路100において、冷媒の流れの方向を切り換える。四路切換弁23は、第1ポートP1と、第2ポートP2と、第3ポートP3と、第4ポートP4と、を有する。四路切換弁23は、制御部6により、第1ポートP1と第4ポートP4が互いに連通して第2ポートP2と第3ポートP3が互いに連通する第1状態(図1の破線で示す状態)と、第1ポートP1と第2ポートP2が互いに連通して第3ポートP3と第4ポートP4が互いに連通する第2状態(図1の実線で示す状態)との間で切り換えられる。
第1ポートP1は、圧縮機21の吐出側21bに接続されている。第2ポートP2は、熱源熱交換器24に接続されている。第3ポートP3は、圧縮機21の吸入側21aに接続されている。第4ポートP4は、ガス冷媒連絡管5に接続されている。
(2-1-3)熱源熱交換器
熱源熱交換器24は、冷媒回路100において、冷媒と室外の空気との熱交換を行う熱交換器である。熱源熱交換器24の一端は、熱源膨張弁25に接続されている。熱源熱交換器24の他端は、四路切換弁23の第2ポートP2に接続されている。
(2-1-4)熱源膨張弁
熱源膨張弁25は、冷媒回路100において、冷媒を減圧する膨張機構である。熱源膨張弁25は、液冷媒連絡管4と、熱源熱交換器24の液側24aと、の間に設けられる。熱源膨張弁25は、開度制御が可能な電動膨張弁である。熱源膨張弁25の開度は、制御部6により制御される。
(2-1-5)熱源ファン
熱源ファン26は、気流を生成し、室外の空気を熱源熱交換器24に供給する。熱源ファン26が室外の空気を熱源熱交換器24に供給することにより、熱源熱交換器24内の冷媒と室外の空気との熱交換が促される。熱源ファン26は、熱源ファンモータ26aによって回転駆動される。熱源ファン26の風量は、制御部6が熱源ファンモータ26aの回転数を変えることにより制御される。
(2-2)利用ユニット
利用ユニット3は、対象空間である室内に設置されている。利用ユニット3は、主として、利用熱交換器31と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、室内温度センサ34と、室内湿度センサ35と、吐出管温度センサ36とを有している。
(2-2-1)利用熱交換器
利用熱交換器31は、冷媒回路100において、冷媒と室内の空気との熱交換を行う。利用熱交換器31は、第1利用熱交換部311と、第2利用熱交換部312と、を有する。
第1利用熱交換部311の一端は、液冷媒連絡管4に接続されている。第1利用熱交換部311の他端は、利用膨張弁32に接続されている。
第2利用熱交換部312の一端は、利用膨張弁32に接続されている。第2利用熱交換部312の他端は、ガス冷媒連絡管5に接続されている。
第1利用熱交換部311及び第2利用熱交換部312は、利用ファン33が生成する気流の流路に配置される。第1利用熱交換部311は、利用ファン33が生成する気流の進行方向において、第2利用熱交換部312よりも下流側に配置される。
(2-2-2)利用膨張弁
利用膨張弁32は、第1利用熱交換部311と、第2利用熱交換部312と、の間において冷媒を減圧する膨張弁である。利用膨張弁32は、開度制御が可能な電動膨張弁である。利用膨張弁32の開度は、制御部6により制御される。利用膨張弁32は、膨張弁の一例である。
図3は、利用膨張弁32の概略断面図である。利用膨張弁32は、主に、弁室321と、主弁体322と、副弁体323と、駆動部324とを備える。
弁室321は、内部に主弁体322を収容する、概略円筒状の部材である。弁室321は、側面に流体入口321aが形成され、一端に流体の出口である主弁ポート321bが形成されている。
主弁体322は、弁室321の内部で、主弁ポート321bの開度を変更する円筒状の部材である。主弁体322は、一端に流体の出口である副弁ポート322aが形成されている。主弁体322は、他端にリング状のリテーナ322bが取り付けられている。主弁体322は、側面に流体の入口である連通孔322cが形成されている。
副弁体323は、副弁ポート322aの開度を変更するとともに、主弁体322を持ち上げるニードル状の部材である。副弁体323は、リテーナ322bの開口から主弁体322の内部に、一部が挿入されている。副弁体323は、主弁体322に挿入された側の端部にテーパ形状323aが形成され、テーパ形状323aとは反対側の端部が駆動部324に固定されている。副弁体323は、主弁体322に挿入された状態で、リテーナ322bよりもテーパ形状323a側の側面に鍔状の突起323bが形成されている。
駆動部324は、主弁体322及び副弁体323を軸方向に駆動する。駆動部324は、制御部6が出力する制御信号である出力パルスにより駆動量が制御される。言い換えると、利用膨張弁32の開度は、制御部6によって制御される。利用膨張弁32に対する単位操作量は1パルスであり、制御部6が出力する駆動パルスの増加とともに開度が増加する。
図4は、利用膨張弁32の開度(=駆動パルス)と利用膨張弁32を流れる冷媒の流量との関係である流量特性を示すグラフである。図4に示されるように、利用膨張弁32は、流量特性の中に、単位操作量(=単位駆動パルス)に対する流量の変化が小さい小流量制御域と、単位操作量に対する流量の変化が大きい大流量制御域との2つの流量制御域を有する。詳細は後述するが、空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、この流量特性のうち小流量制御域の一部を用いる。なお、利用膨張弁32の開度(%)とは、利用膨張弁32を全開にするために制御部6が出力する駆動パルス(空気調和装置1では500パルス)に対する、駆動パルスの百分率である。
(2-2-3)利用ファン
利用ファン33は、気流を生成し、室内の空気を利用熱交換器31に通過させる。室内の空気が利用熱交換器31を通過することにより、利用熱交換器31の冷媒と室外の空気との熱交換が促される。
利用ファン33は、利用ファンモータ33aによって回転駆動される。利用ファン33の風量は、制御部6により利用ファンモータ33aの回転数を変えることにより制御される。
(2-2-4)センサ
室内温度センサ34は、利用ユニット3のケーシング(図示省略)の空気の吸入口に設けられる。室内温度センサ34は、利用ユニット3のケーシングに流入する室内の空気の温度(室内温度Tr)を検出する。
室内湿度センサ35は、利用ユニット3のケーシング(図示省略)の空気の吸入口に設けられる。室内湿度センサ35は、利用ユニット3のケーシングに流入する室内の空気の湿度(室内湿度Hr)を検出する。
吐出管温度センサ36は、圧縮機21の吐出側21bと四路切換弁23の第1ポートP1とを接続する冷媒配管に設けられる。吐出管温度センサ36は、圧縮機21から吐出される冷媒の温度(吐出管温度Td)を検出する。
(2-3)制御部
図2は、制御部6の制御ブロック図である。制御部6は、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、リモコン7とのそれぞれに、制御信号を送受信可能に接続されている。また、制御部6は、室内温度センサ34と、室内湿度センサ35とのそれぞれに検出信号を受信可能に接続されている。
詳細は後述するが、制御部6は、圧縮機21と、四路切換弁23と、熱源膨張弁25と、熱源ファン26と、利用膨張弁32と、利用ファン33と、をそれぞれ運転制御することで冷媒回路100を制御する。
制御部6は、典型的には、制御演算装置と、記憶装置と(いずれも図示省略)、を備えるコンピュータにより実現される。制御演算装置は、CPU又はGPUといったプロセッサである。制御演算装置は、記憶装置に記憶されている制御プログラムを読み出し、この制御プログラムに従って運転制御を行う。さらに、制御演算装置は、制御プログラムに従って、演算結果を記憶装置に書き込んだり、記憶装置に記憶されている情報を読み出したりすることができる。
なお、図1は概略図であって、制御部6は、互いに制御信号を送受信可能な通信線で接続された、熱源ユニット2の内部に設けられた室外制御部と、利用ユニット3の内部に設けられた室内制御部と、により構成されてもよい。
(2-4)リモコン
リモコン7は、ユーザーから暖房運転、冷房運転、および、再熱除湿運転のいずれかの実行指示、目標温度Tt、目標湿度Ht等を受け付け、受け付けた結果を制御信号として制御部6に送信する。制御部6は、制御信号を受信すると記憶装置に記録する。
リモコン7は、表示部71を有する。表示部71は、実行中の空調運転、目標温度Tt、目標湿度Ht、室内湿度Hrを表示する。
(3)動作
(3-1)利用膨張弁の動作
利用膨張弁32では、制御部6が出力する駆動パルスがゼロの状態では、主弁体322が弁室321に着座し、副弁体323が副弁ポート322aを閉じた状態となる。この際、利用膨張弁32の開度は0%(=(0パルス/500パルス)×100)であり、冷媒の流量は2.86L/min.である。利用膨張弁32では、主弁体322と主弁ポートとの間にはわずかな隙間(図示省略)が形成されているため、開度が0%であっても、微小な流量が生じている。
駆動パルスがゼロから増加をすると、駆動部324は、副弁体323を軸方向に沿って副弁ポート322aから遠ざかるように駆動する。駆動パルスが150パルスに達するまでは、主弁体322は弁室321に着座し、副弁体323だけが駆動して副弁ポート322aの開度を変更する。副弁ポート322aが開くと、冷媒は、弁室321の流体入口321a、主弁体322の連通孔、副弁ポート322a、及び主弁ポート321bにより形成される流路を通って流出する。駆動パルスが150パルスに達した際の、利用膨張弁32の開度は30%(=(150パルス/500パルス)×100)であり、冷媒の流量は10.7L/min.である。利用膨張弁32では、駆動パルスがゼロから150パルスに変化して、副弁体323により副弁ポート322aの開度が変更される範囲が小流量制御域となる。言い換えると、利用膨張弁32の開度が0%以上30%以下の範囲が小流量制御域である。
駆動パルスが150パルスから増加をすると、副弁体323の突起が主弁体322のリテーナに接触するため、副弁体323は、主弁体322を持ち上げる。言い換えると、副弁体323が軸方向に沿って副弁ポート322aから遠ざかるように駆動するのにともなって、主弁体322も、主弁ポート321bから遠ざかるように駆動する。この結果、駆動パルスが150パルスを超えると、副弁ポート322aは、全開の状態となり、主弁体322が主弁ポート321bの開度を変更する。主弁ポート321bが開くと、冷媒は、上述した、流体入口321a、連通孔、副弁ポート322a、及び主弁ポート321bにより形成される流路に加えて、弁室321の流体入口321aから直接、主弁ポート321bへ流れる流路を通って流出する。
制御部6は、駆動パルスは500パルスまで増加させることができる。駆動パルスが500パルスに達した際の、利用膨張弁32の開度は100%であり、流量は551L/min.である。この際、主弁ポート321b及び副弁ポート322aは、どちらも全開の状態となる。利用膨張弁32では、駆動パルスが150パルスから500パルスに変化して、主弁体322により主弁ポート321bの開度が変更される範囲が大流量制御域となる。言い換えると、利用膨張弁32の開度が30%より大きく100%以下の範囲が大流量制御域である。
空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、冷媒流量が最大流量の50%以下となる開度範囲で利用膨張弁32を制御する。当該開度範囲における利用膨張弁32に対する単位操作量(=駆動パルス)での流量の平均変化量は、1.84L/min.(=(551L/min.×0.5)/150パルス)よりも小さい。
(3-2)空調運転
次に、制御部6が実行する空調運転である、暖房運転、冷房運転、および、再熱除湿運転について説明する。
(3-2-1)暖房運転
制御部6は、リモコン7から暖房運転の開始についての制御信号を受信すると暖房運転を開始する。暖房運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第1状態へ切り換える(図1の破線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を、リモコン7から受信した目標温度Ttに対応する開度とし、利用膨張弁32を全開、または、全開に近い開度とし、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24が冷媒の蒸発器として機能し、かつ、利用熱交換器31が冷媒の凝縮器として機能する。
暖房運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、利用熱交換器31で、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して凝縮する。これにより、室内の空気は、加熱され、調和空気として室内に排出される。凝縮した冷媒は、熱源膨張弁25を通過して減圧された後、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して蒸発する。熱源熱交換器24を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-2-2)冷房運転
制御部6は、リモコン7から冷房運転の開始についての制御信号を受信すると冷房運転を開始する。冷房運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第2状態へ切り換える(図1の実線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を、リモコン7から受信した目標温度Ttに対応する開度とし、利用膨張弁32を全開、または、全開に近い開度とし、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24が冷媒の凝縮器として機能し、かつ、利用熱交換器31が(言い換えると、第1利用熱交換部311と第2利用熱交換部312とが)冷媒の蒸発器として機能する。
冷房運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して凝縮する。凝縮した冷媒は、熱源膨張弁25を通過して減圧された後、利用熱交換器31で、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して蒸発する。これにより、室内の空気は冷却され、調和空気として室内に排出される。利用熱交換器31を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-2-3)再熱除湿運転
再熱除湿運転は、利用熱交換器31の一部で除湿を行い、利用熱交換器31の残りの一部で除湿した空気を加熱する空調運転である。
制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転の開始についての制御信号を受信すると再熱除湿運転を開始する。再熱除湿運転に際して、制御部6は、四路切換弁23を第2状態へ切り換える(図1の実線参照)。さらに、制御部6は、熱源膨張弁25を全開、または、全開に近い開度とし、利用膨張弁32を、リモコン7から受信した目標湿度Htに基づく除湿負荷Hlに対応する開度とし、圧縮機21を運転する。これにより、熱源熱交換器24および第1利用熱交換部311が冷媒の凝縮器として機能し、かつ、第2利用熱交換部312の少なくとも一部が冷媒の蒸発器として機能する。制御部6による利用膨張弁32の制御の詳細については、後述する。
再熱除湿運転の間、冷媒回路100は、次のように機能する。圧縮機21から吐出された高圧の冷媒は、熱源熱交換器24で、熱源ファン26によって供給される室外の空気と熱交換して凝縮する。熱源熱交換器24を通過した冷媒は、熱源膨張弁25を通過した後、第1利用熱交換部311でも、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して凝縮する。第1利用熱交換部311で凝縮した冷媒は、利用膨張弁32を通過して減圧された後、第2利用熱交換部312に流入して、利用ファン33によって供給される室内の空気と熱交換して蒸発する。これにより、室内の空気は、第2利用熱交換部312で除湿された後、第1利用熱交換部311で加熱されることで、除湿されながらも温度低下の抑制された空気が調和空気として室内に排出される。利用熱交換器31を通過した冷媒は、圧縮機21へ吸入されて圧縮される。
(3-2-3-1)再熱除湿運転における利用側膨張弁の制御の詳細
制御部6は、再熱除湿運転において、冷媒流量が最大流量の50%以下となる開度範囲で利用膨張弁32を制御する。当該開度範囲における利用膨張弁32に対する単位操作量での流量の平均変化量が1.84L/min.よりも小さい。
制御部6は、再熱除湿運転において、除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行する。第1運転の除湿能力は、第2運転の除湿能力よりも低い。
第1運転における利用膨張弁32の開度(以下、第1開度という)は、第2運転における利用膨張弁32の開度(以下、第2開度という)よりも小さい。具体的には、第1開度は、利用膨張弁32を通過して第2利用熱交換部312に流入した冷媒の多くが、第2利用熱交換部312内の利用膨張弁32近傍で蒸発する流量となる開度に設定される。これに対して、第2開度は、利用膨張弁32を通過して第2利用熱交換部312に流入した冷媒が、第2利用熱交換部312の全体で蒸発する流量となる開度に設定される。これにより、利用膨張弁32が第1開度にある場合と比べて、第2開度にある場合の再熱除湿運転の方が、利用膨張弁32を通過して第2利用熱交換部312に流入する冷媒の流量が多いため、第2利用熱交換部312が蒸発器として機能する領域が広くなり、高い除湿能力を発揮する。
制御部6は、再熱除湿運転において、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1以下であれば第1運転を実行し、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1を超えると第2運転を実行する。空気調和装置1では、除湿負荷Hlの指標として室内湿度Hrと目標湿度Htとの差を用いる。より具体的には、制御部6は、室内湿度センサ35が取得した室内湿度Hrとリモコン7から受信した目標湿度Htとの比較により除湿負荷Hlを求める。第1閾値湿度Hs1は、第1閾値の一例である。
次に、制御部6が、再熱除湿運転において、実行する制御フローを説明する。図5は、制御部6が、再熱除湿運転において、実行する制御フローのフローチャートである。制御部6は、リモコン7からの再熱除湿運転の実行指示に基づいて本制御フローを開始する。
ステップS100において、制御部6は、第1運転を開始して、ステップS110に進む。制御部6は、第1運転を開始すると、あらかじめ設定された第1開度とするための制御信号を利用膨張弁32へ出力する。空気調和装置1では、制御部6は、第1運転において、利用膨張弁32へ30パルス(開度6%=(30パルス/500パルス)×100))の駆動パルスを出力する。第1運転は、第2運転が開始される(第2運転に切り換わる)まで、又は本制御フローの終了等により他の空調運転が開始されるまで継続する。
ステップS110において、制御部6は、圧縮機21のモータ22の回転数を第1回転数R1に設定して、ステップS120に進む。第1回転数R1は、後述する第1運転が実行される際のモータ22の回転数である第2回転数R2よりも低い回転数に設定される。第1回転数R1は、制御部6の記憶装置にあらかじめ記録されている。
ステップS120において、制御部6は、室内湿度センサ35から室内湿度Hrを取得して、ステップS130に進む。
ステップS130において、制御部6は、室内湿度Hrと目標湿度Htとの差分に基づいて除湿負荷Hlを求めて(Hr-Ht→Hl)、ステップS140に進む。
ステップS140において、制御部6は、ステップS130で求めた除湿負荷Hlが、あらかじめ設定された第1閾値湿度Hs1より大きいか否かを判断し(Hl>Hs1?)、その結果に応じてステップS120又はステップS150に進む。具体的には、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きいと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS150に進む。除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きくない(以下である)と判断すると(No)、制御部6は、ステップS120に進む。第1閾値湿度Hs1は、除湿能力が低い第1運転でも除湿の効果が得られる、比較的低い湿度負荷に設定される。
ステップS150において、制御部6は、圧縮機21のモータ22の回転数を第2回転数R2に設定して、ステップS160に進む。第2回転数R2は、第1回転数R1よりも高回転数に設定される。制御部6の記憶装置にあらかじめ記録されている。
ステップS160において、制御部6は、吐出管温度センサ36から吐出管温度Tdを取得して、ステップS170に進む。
ステップS170において、制御部6は、ステップS160で取得した吐出管温度Tdが、あらかじめ設定された閾値温度Tthより大きいか否かを判断し(Td>Tth?)、その結果に応じてステップS160又はステップS180に進む。具体的には、吐出管温度Tdが閾値温度Tthより大きいと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS180に進む。吐出管温度Tdが閾値温度Tthより大きくない(以下である)と判断すると(No)、制御部6は、ステップS160に進む。
ステップS180において、制御部6は、第2運転を開始して、ステップS190に進む。制御部6は、第2運転を開始すると、あらかじめ設定された第2開度とするための制御信号を利用膨張弁32へ出力する。空気調和装置1では、制御部6は、第2運転において、利用膨張弁32へ150パルス(開度30%=(150パルス/500パルス)×100)の駆動パルスを出力する。第2運転は、第1運転が開始される(第1運転に切り換わる)まで、又は本制御フローの終了等により他の空調運転が開始されるまで継続する。
ステップS190において、制御部6は、室内湿度センサ35から室内湿度Hrを取得して、ステップS200に進む。
ステップS200において、制御部6は、室内湿度Hrと目標湿度Htとの差分に基づいて除湿負荷Hlを求めて(Hr-Ht→Hl)、ステップS210に進む。
ステップS210において、制御部6は、ステップS200で求めた除湿負荷Hlが、あらかじめ設定された第1閾値湿度Hs1より大きいか否かを判断し(Hl>Hs1?)、その結果に応じてステップS100又はステップS190に進む。具体的には、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きいと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS190に進む。除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きくない(以下である)と判断すると(No)、制御部6は、ステップS100に進む。
制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転以外の空調運転の実行指示又は空気調和装置1の運転停止指示を受信すると本制御フローを終了して、再熱除湿運転を終了する。
(4)特徴
(4-1)
空気調和装置1は、空調運転を実行する空気調和装置であって、冷媒回路100と、制御部6とを備える。冷媒回路100は、圧縮機21、熱源熱交換器24、第1利用熱交換部311、利用膨張弁32、第2利用熱交換部312が環状に接続され形成される。制御部6は、冷媒回路100を制御して、第1利用熱交換部311を凝縮器として機能させ、かつ、第2利用熱交換部312を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する。制御部6は、再熱除湿運転において、冷媒流量が最大流量の50%以下となる開度範囲で利用膨張弁32を制御する。当該開度範囲における利用膨張弁32に対する単位操作量での流量の平均変化量が1.84L/min.よりも小さい。
空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、利用膨張弁32の単位操作量に対する流量の変化が小さい小流量制御域を主に用いる。これにより、制御部6は、第2利用熱交換部312へ流入する冷媒の流量を細かく制御して、再熱除湿運転における除湿量をきめ細かく制御することができる。したがって、空気調和装置1によれば、流量特性全体にわたって膨張弁の開度を制御する場合と比べて、再熱除湿運転時において高い精度での除湿ができる。
(4-2)
制御部6は、再熱除湿運転において、除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行する。第1運転における利用膨張弁32の開度(6%)は、第2運転における利用膨張弁32の開度(30%)よりも小さい。
制御部6は、再熱除湿運転において必要となる除湿能力に応じて、利用膨張弁32の開度が異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行できる。第2運転では、第2利用熱交換部312の全体で冷媒を蒸発させるために、圧縮機21のモータ22の回転数を高くする必要があることから、第1運転と比べて空気調和装置1全体での消費電力が多くなり易い。空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において第1運転と第2運転とを切り換えて実行するため、常に第2利用熱交換部312全体を蒸発器として機能させる場合と比べて消費電力を抑制できる。
(4-3)
制御部6は、対象空間における除湿負荷Hlに基づいて第1運転と第2運転とを切り換える。
空気調和装置1によれば、対象空間における除湿負荷Hlに基づいて除湿能力が自動で切り替わることで、快適性と消費電力の抑制とが両立される。
(4-4)
制御部6は、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1以下であれば第1運転を実行し、除湿負荷Hlが前記第1閾値湿度Hs1を超えると第2運転を実行する。
(4-5)
第1運転における圧縮機21のモータ22の回転数は、第2運転における圧縮機21のモータ22の回転数より小さい。
空気調和装置1によれば、制御部6は、再熱除湿運転において、除湿負荷Hlに応じて圧縮機21のモータ22の回転数を変更するため、空気調和装置1全体での消費電力が抑制される。
(5)変形例
(5-1)変形例A
上述の実施形態に係る空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、除湿負荷Hlに基づいて第1運転と第2運転とを切り換えたが、第1運転と第2運転とを切り換えるトリガーはこれに限定されない。
制御部6は、再熱除湿運転において、リモコン7からの実行指示に基づいて第1運転と第2運転とを切り換えてもよい。
具体的には、変形例Aに係る空気調和装置1では、制御部6は、リモコン7から再熱除湿運転の開始についての制御信号を受信すると再熱除湿運転を開始する。リモコン7は、再熱除湿運転の実行中にユーザーから第1運転と第2運転との切り換えを受け付け、受け付けた結果を制御信号として制御部6に送信する。第1運転と第2運転との切り換えについての制御信号を受信した制御部6は、受信した制御信号に基づいて第1運転と第2運転とを切り換える。
変形例Aに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、ユーザーが除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを任意に切り換わるため、利便性及び快適性が向上する。
(5-2)変形例B
リモコン7は、表示部71に、制御部6が第1運転及び第2運転のいずれを実行中であるかを表示してもよい。
変形例Bに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転において、ユーザーは、除湿能力の異なる第1運転及び第2運転のいずれが実行されているのかを認識できるため、利便性が向上する。
(5-3)変形例C
制御部6は、再熱除湿運転と冷房運転とを切り換えて実行してもよい。
具体的には、変形例Cに係る空気調和装置1では、制御部6は、除湿負荷Hlを第1閾値湿度Hs1及び第2閾値湿度Hs2の2つの閾値湿度と比較して、第1運転及び第2運転を含む再熱除湿運転と、冷房運転とを切り換える。第2閾値湿度Hs2は、第2閾値の一例である。
図6は、変形例Cに係る空気調和装置1の制御部6が、再熱除湿運転において、実行する制御フローのフローチャートである。図5に示された制御フローと、図6に示された制御フローとの相違点は、図6に示された制御フローが、ステップS210に替えてステップS211を有している点と、ステップS220及びステップS230が追加された点である。以下では、相違点を中心に説明をする。
ステップS200において、制御部6は、室内湿度Hrと目標湿度Htとの差分に基づいて除湿負荷Hlを求めて(Hr-Ht→Hl)、ステップS211に進む。
ステップS211において、制御部6は、ステップS200で求めた除湿負荷Hlが、あらかじめ設定された第1閾値湿度Hs1より大きいか否かを判断し(Hl>Hs1?)、その結果に応じてステップS100又はステップS220に進む。具体的には、除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きいと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS220に進む。除湿負荷Hlが第1閾値湿度Hs1より大きくない(以下である)と判断すると(No)、制御部6は、ステップS100に進む。
ステップS220において、制御部6は、ステップS200で求めた除湿負荷Hlが、あらかじめ設定された第2閾値湿度Hs2より大きいか否かを判断し(Hl>Hs2?)、その結果に応じてステップS190又はステップS230に進む。具体的には、除湿負荷Hlが第2閾値湿度Hs2より大きいと判断すると(Yes)、制御部6は、ステップS230に進む。除湿負荷Hlが第2閾値湿度Hs2より大きくない(以下である)と判断すると(No)、制御部6は、ステップS190に進む。第2閾値湿度Hs2は、第1閾値湿度Hs1よりも高い湿度負荷に設定される。第2閾値湿度Hs2は、除湿能力が高い第2運転でも除湿の効果が十分に得られないような、高い湿度負荷に設定される。
ステップS230において、制御部6は、冷房運転を開始して、ステップS190に進む。制御部6は、冷房運転を開始すると、熱源膨張弁25を、リモコン7から受信した目標温度Ttに対応する開度とし、利用膨張弁32を全開とし、圧縮機21を運転する。冷房運転は、第1運転又は第2運転が開始されるまで、又は本制御フローの終了等により他の空調運転が開始されるまで継続する。
変形例Cに係る空気調和装置1によれば、再熱除湿運転と冷房運転とが自動で切り替わるため、快適性が向上する。
(5-4)変形例D
上述の実施形態に係る空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行した。しかし、上述した開度範囲で利用膨張弁32を制御するのであれば、制御部6が、再熱除湿運転において、切り換えることができる運転の数は、2つに限定されず3つ以上であってもよい。
(5-5)変形例E
上述の実施形態に係る空気調和装置1では、制御部6は、再熱除湿運転において、第1運転及び第2運転のそれぞれに対応して、圧縮機21の容量、言い換えると、モータ22の回転数を制御したが、利用膨張弁32の制御により十分な除湿能力が得られれば、モータ22の回転数制御は省略してもよい。
(5-6)変形例F
上述の実施形態に係る空気調和装置1では、再熱除湿運転において制御部6は、室内湿度Hrと目標湿度Htとの差分に基づいて算出された除湿負荷Hlと、あらかじめ設定された閾値湿度Hsとを比較して、第1運転と第2運転との切り換え可否を判断したが、第1運転と第2運転との切り換え可否の判断方法はこれに限定されない。
たとえば、制御部6の記憶装置に、除湿負荷Hlの値に応じて第1運転及び第2運転のいずれを実行するのかを定めたテーブルを記録しておき、制御部6は、除湿負荷Hlを当該テーブルに照らし合わせて、第1運転と第2運転との切り換え可否を判断してもよい。
(5-7)変形例G
上述の実施形態に係る空気調和装置1では、再熱除湿運転を開始した直後に第1運転を開始したが、制御部6は、再熱除湿運転を開始した直後に第1運転及び第2運転のいずれを実行するかを判断してもよい。
たとえば、制御部6は、再熱除湿運転を終了する際に、第1運転及び第2運転のいずれが実行されていたのかについての情報を記憶装置に記録して、次回の再熱除湿運転を開始する際には、当該情報を参照して、再熱除湿運転を開始した直後に第1運転及び第2運転のいずれを実行するかを判断してもよい。
また、一日の時間帯ごとに、第1運転及び第2運転のいずれを一般的に実行するのかについての情報を記憶装置に記録し、制御部6は、再熱除湿運転を開始する際に当該情報を参照して、再熱除湿運転を開始した直後に第1運転及び第2運転のいずれを実行するかを判断してもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
1 空気調和装置
100 冷媒回路
2 熱源ユニット
21 圧縮機
23 四路切換弁
24 熱源熱交換器
25 熱源膨張弁
26 熱源ファン
3 利用ユニット
31 利用熱交換器
311 第1利用熱交換部
312 第2利用熱交換部
32 利用膨張弁(膨張弁)
33 利用ファン
4 液冷媒連絡管
5 ガス冷媒連絡管
6 制御部
7 リモコン
特開平6-159856号公報

Claims (9)

  1. 対象空間における空調運転を実行する空気調和装置(1)であって、
    圧縮機(21)、熱源熱交換器(24)、第1利用熱交換部(311)、膨張弁(32)、第2利用熱交換部(312)が環状に接続された冷媒回路(100)と、
    前記冷媒回路を制御して、前記第1利用熱交換部を凝縮器として機能させ、かつ、前記第2利用熱交換部を蒸発器として機能させる再熱除湿運転を実行する制御部(6)と
    を備え、
    前記膨張弁は、
    流量特性に、小流量制御域と、単位操作量に対する流量の変化が前記小流量制御域よりも大きい大流量制御域とを含み、
    前記制御部は、
    前記再熱除湿運転において、冷媒流量が最大流量の50%以下となる開度範囲に含まれる前記小流量制御域で前記膨張弁を制御し、
    前記小流量制御域における前記膨張弁に対する前記単位操作量での流量の平均変化量は、
    1.84L/min.よりも小さい、
    空気調和装置。
  2. 前記制御部は、
    前記再熱除湿運転において、除湿能力の異なる第1運転と第2運転とを切り換えて実行し、
    前記第1運転における前記膨張弁の開度は、
    前記第2運転における前記膨張弁の開度よりも小さい、
    請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記制御部は、
    前記対象空間における除湿負荷(Hl)に基づいて前記第1運転と前記第2運転とを切り換える、
    請求項2に記載の空気調和装置。
  4. 前記制御部は、
    前記除湿負荷が第1閾値(Hs1)以下であれば前記第1運転を実行し、前記除湿負荷が前記第1閾値を超えると前記第2運転を実行する、
    請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 前記制御部は、
    前記再熱除湿運転と冷房運転とを切り換え、
    前記冷房運転において、前記冷媒回路を制御して、前記第1利用熱交換部及び前記第2利用熱交換部を蒸発器として機能させる、
    請求項4に記載の空気調和装置。
  6. 前記制御部は、
    前記除湿負荷が前記第1閾値よりも大きい第2閾値(Hs2)を超えると前記冷房運転を行う、
    請求項5に記載の空気調和装置。
  7. リモコン(7)をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記リモコンの指示に基づいて前記第1運転と前記第2運転とを切り換える、
    請求項2に記載の空気調和装置。
  8. 前記リモコンは、
    表示部(71)を有し、
    前記表示部は、
    前記制御部が前記第1運転及び前記第2運転のいずれを実行中であるかを表示する、
    請求項7に記載の空気調和装置。
  9. 前記第1運転における前記圧縮機の容量は、前記第2運転における前記圧縮機の容量より小さい、
    請求項2から請求項8のいずれかに記載の空気調和装置。
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